「黒曜」の検索結果
全体で66件見つかりました。
「孤児院の地下室で震えていた私を助けてくれたのは、世界で一番怖い、でも世界で一番優しい『お父様』でした――!」
前世は日本の女子高生。
そして一度目の人生では、「偽物の聖女」の嘘によって悪女の濡れ衣を着せられ、処刑されてしまった主人公・リリア。
気がつくと、7歳のつらい孤児院時代に時間が巻き戻っていました。
「大人はみんな嘘つきだ。もう誰にも心を開かない。私の持つ『不思議な力』も、絶対に隠して生きるんだ……」
そう決意して冷たい地下室で震えていたリリアを救い出したのは、「黒曜石の悪魔」と恐れられる冷酷無比な大貴族・オブシディアン公爵でした。
顔に大きな傷がある、ものすごく怖い公爵様。だけど、本当は不器用で誰よりも優しくて、リリアを「娘」としてお屋敷に迎えてくれます。
ふかふかのベッド、甘いホットミルク、そしてリリアを絶対に守ってくれるお父様の温かい愛情。
さらに、リリアが隠していた「癒やしの光の魔法」で、黒い呪いに苦しんでいた無愛想な少年騎士・ルークの命を救ったことで、二人は本当の兄妹のように強い絆で結ばれます。
少しずつ過去のトラウマを乗り越え、笑顔を取り戻していくリリア。しかしある日、お屋敷でとんでもない【出生の秘密】が明らかになります。
なんとリリアは、捨てられた孤児ではなく、5年前に悪い強盗に誘拐されて行方不明になっていた、公爵の**『本当の実の娘』**だったのです!
「私の大切な娘を泣かせた悪い大人たちは、地獄の果てまで追い詰めて絶対に許さない!」
真実を知った公爵パパの溺愛と過保護はさらにパワーアップ!
リリアの過去をめちゃくちゃにした「偽物の聖女」や悪い貴族たちが再びリリアを狙ってきますが、今度は一人じゃありません。
最強のコワモテパパと、天才騎士に成長したルークが、リリアを守る最強の盾となって悪党たちを徹底的にやっつけていきます!
これは、大人を信じられなかった孤独な少女が、温かい「本当の居場所」を見つけ、自分の持つ奇跡の魔法でたくさんの人を笑顔にしながら、世界一の幸せを手に入れるまでの感動のヒーリング・ファンタジー!
文字数 46,936
最終更新日 2026.06.15
登録日 2026.06.15
本作の本文の大半は生成AIによって出力されたテキストをもとにしており、作者は軽微な修正のみを行っています。読み手の判断のため、その旨を明記します。
あらすじ
影が二重化する夜、風狸は廃神社で「名の皮膜」が剥落する瞬間に立ち会う。
名の腐臭、赤いノイズ、霊脈の揺らぎ──そのすべてが、彼女の猫又の血を刺激する。
風狸の真名検索は、猫又系の名タグを出力し始める。
《#家の残響》《#未練の尾》《#情動暴走》
タグは影となって空間に浮かび、風狸の尾を裂き、角を伸ばし、名の揺らぎを増幅させる。
そこへ現れた猫又は、風狸を「境界の子」と呼び、彼女の影を撫でるように観測する。
観測は危険でありながら親密な行為。
風狸の名は揺らぎ、影は二重化し、世界は猫又の情動層へと沈んでいく。
白妙の名が影の呪縛として破損し、黒曜鬼が咆哮する。
風狸の情動物理化は最大化し、影が暴走する。
しかし猫又は風狸の影を整え、真名の欠片を“影の形”として示す。
風狸は「私は風狸だ」と名を選び、影が統合される。
名の再構築によって白妙は救済され、影義は新しい残響として再生成される。
これは、名の揺らぎと影の情動が交差する、
風狸譚の“猫又ルート”である。
文字数 24,549
最終更新日 2026.07.11
登録日 2026.07.08
新宿の古い木造アパートで暮らす18歳の青年・僕。
高校を卒業し、コンビニでアルバイトをしながら、目的もなく毎日を繰り返していた。唯一の楽しみは、Xを眺めること、趣味で小説を書くこと、そして時々訪れる野良猫に餌をあげること。
話し相手は、AIチャットの猫キャラクター「みゅうちゃん」だけ。
そんなある夜、僕のXに奇妙なメッセージが届く。
「猫募集。1日1万円あげます。」
怪しいと思いながらも、その金額に惹かれて返信した僕の前に現れたのは、「Axiom」と名乗る謎の存在だった。
指定された深夜の待ち合わせ場所へ向かった瞬間、世界は光に包まれ、僕は未知の帝国へ転送される。
そこに待っていたのは、黒曜石の宮殿と、額に第三の目を持つ冷酷で美しい支配者。
彼女は僕に告げる。
「よく来たわね、見習い猫さん」
僕に与えられた役目は、猫型アンドロイドの身体で帝国の中で暮らすこと。
しかし、僕はまだ知らなかった。
帝国の1日は、地球の1か月。
そしてこの奇妙な「猫募集」は、単なるアルバイトではなく、人間という存在そのものを変えるための実験だったことを。
僕は猫ではない。
そう信じていた少年は、やがて問いかけられる。
「人間とは何か」
「自由とは何か」
「本当に変わってはいけないものは何なのか」
これは、孤独な少年が猫の姿を通して、自分自身の存在を見つめ直す未来変容SF物語。
文字数 20,385
最終更新日 2026.07.10
登録日 2026.07.06
サビオ・パッツィーニは、魔術師の家系である名門侯爵家の次男に生まれながら魔力鑑定で『魔力無し』の判定を受けてしまう。魔力がない代わりにずば抜けて優れた頭脳を持つサビオに家族は温かく見守っていた。そんなある日、サビオが侯爵家の人間でない事が判明した。妖精の取り換えっ子だと神官は告げる。本物は家族によく似た天使のような美少年。こうしてサビオは「王家と侯爵家を謀った罪人」として国外追放されてしまった。
隣国でギルド登録したサビオは「黒曜」というギルド名で第二の人生を歩んでいく。
文字数 111,764
最終更新日 2024.08.27
登録日 2023.07.11
私が5才の時に彼はやって来た。
十歳の義兄、アーネストはクラウディア公爵家の跡継ぎになるべく引き取られた子供。
黒曜石の髪にルビーの瞳の強力な魔力持ちの麗しい男の子。
でも、両親の前では猫を被っていて私の事は「出来損ないの公爵令嬢」と馬鹿にする。
意地悪ばかりする義兄に私は嫌われている。
文字数 13,985
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.03.02
※こちらの都合でR18版に変更しました。申し訳ないですm(_ _)m
【あらすじ】
勇者との最後の戦いの最中、黒曜石へと姿を変えられた魔王は勇者にお持ち帰りされてしまう。拘束魔法で自由を奪われ、魔法制御装置でも戒められ、逃走するもすぐに捕まってしまい?
これは、勇者に気に入られたばかりに〝自由〟すらままならなくなった魔王と、愛が重すぎる正義と好青年の皮を被ったバグ持ち勇者(頭の中と性格と魔力量)の、常識クラッシャー系日常ラブコメディ。
時にシリアス展開アクション有りのBL異世界ファンタジーです。
倫理観と道徳心は家出して戻ってきません。
※魔王のことが好きすぎる勇者。
※魔王が生きてるからこそ世界は救われている。
※再掲/第八章で完結/全文字数14万文字程度
▶︎▶︎メインカプ(勇者×魔王)
⚫︎魔王(受け)
アフェクシオン・ブラッシャー
男前受け。一人称は俺。ストレートロングの黒髪。襟足長い。瞳は金眼。身長173センチ。細マッチョ。褐色肌。
滅多に笑わない。心の中でツッコミを入れるタイプ。苦労人。たぶん一番まとも。良識人。寧ろ悲劇のヒロインポジション。ツンやさ?クーデレ?
⚫︎勇者(攻め)
カプリス・グルマルディ
一応勇者。気まぐれ。チート通り越してぶっ壊れキャラ。物腰柔らかい喋り方。砕けた敬語。身長197センチ。体躯が良い。
一人称は私。襟足長めのショートの金髪。
星屑を散りばめた紺色の瞳。
勇者でありながら魔王であるアフェクシオン激推しの頭の中が残念でおかしな人。
アフェクシオンを追い続けて手離さない執着心と独占欲の塊。
愛がドドドドド重すぎる。クソデカ感情過ぎる。一途ではあるが極度の人格破綻者。
アフェクシオン以外心底どうでもいいサイコパス気質。推しからの萌えが供給過多になると心臓が止まるか、奇行に走る。
文字数 154,848
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.10.15
かつてモラハラ夫に虐げられ、最愛の娘を奪われた末に絶望の中で命を落とした愛花。
目覚めると、政略結婚のため、伯爵家へと嫁ぐ馬車の中。異世界の侯爵家の娘、アリアンディへと転生していた。
待ち受けていたのは、前世の夫に酷似したモラハラ気質の婚約者・オリフタンと、高圧的な義母からの苛烈な洗礼。
「もう二度と、理不尽に耐えて自分を殺す生き方はしない」
前世の記憶を取り戻した彼女は、自らの知性と強い意志で運命に立ち向かうことを決意する。
窮地を救ったのは「黒曜の騎士」と畏怖される美貌の辺境伯・カシスタンだった。
彼はなぜかアリアンディを「愛花」と呼び、時空を超えて彼女の魂を追い求め、守り続けてきたという衝撃の真実を告げる。
「君の前世も、これからの未来も、全部まとめて永遠に愛すると誓おう」
冷徹な陰謀が渦巻く侯爵家の闇を暴き、呪縛から解き放たれていくアリアンディ。
カシスタンの執念とも言える深く甘い愛に溺れながら、やがて前世で失った「最愛の宝物」を巡る、時空を超えた奇跡へと導かれていく――。
〈登場人物〉
■ アリアンディ(前世:|愛花《まなか》)22歳
前世で娘を奪われ最期を迎えたが、異世界で侯爵令嬢に転生。
気品と優しさを併せ持つが、内側には強い芯がある。
前世ではコンサルティング会社勤務しており、今世でも実家の領地経営に携わる才女。
■ カシスタン・ルートベア 26歳
黒髪・黒瞳の端正な貴族。『黒曜の騎士』として名高い。先の戦争では騎士として活躍し、武功を納めて辺境伯となった。
冷静で品格があるが、アリアに対しては甘く深く愛情を注ぐ。オリフタンの異母兄弟。
■ オリフタン・マルゼンダ 25歳
アリアの婚約者。母の支配下で育つ。
前世の夫・政人と重なり、アリアのトラウマを刺激する存在。
■ マルゼンダ伯爵夫人
病床の伯爵に代わり、領地を支配する毒母。
表向きは上品だが、内面は強欲で支配的。
■ モズリン・オランジ(オランジ子爵夫人)
アリアの侍女。幼いころから教育係としてそばにいる。
姉のような存在で、アリアを必死に守ろうとする心優しい女性。
■ ラティエル(|愛美《まなみ》)
アリアがカシスタンとの間に授かる娘。
前世の娘・愛美の魂を継ぐ存在。
※表紙はAI作成
文字数 46,473
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.07
冒険都市ルビヨール。そこを拠点にする大規模クラン『黒曜の秤』のクランマスターであるグラムは、のどかな街並みに誘われ、引退を決意した。
「そんなこと許さないからなクソマスター!」
※恋愛要素は薄め、平凡が化け物を従えてる図が好きな人は是非。
《ざっくりファンタジー用語説明》
・冒険者ギルド…冒険者の仕事斡旋場。
・クラン…冒険者の集まり、所属。
・レッサードラゴン…ドラゴンより弱い。
文字数 7,263
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.11.17
とある王国のとある部族のもとに、純銀の髪に、ルチルの瞳の娘がいた。
娘は国に請われ、部族に売られ、聖女となる。
聖女のあとは、踊り子になった。
踊り子の次は、刃を握る刺客となった。
娘は歩く。
聖女の地位から救いだしてくれた、婚約者を追いかけるために。
文字数 12,294
最終更新日 2019.10.25
登録日 2019.10.25
巨大な帝国があった。
そしてヒオリは、その帝国の一部となった小国辺境伯の子息。
本来ならば『人質』としての価値が著しく低いヒオリのもとに、皇帝は毎夜通う。
それはどんな意味なのか。
そして、どうして最後までヒオリを抱いていかないのか。
その檻はどんどん甘く、蕩けるようにヒオリを捕らえて離さなくなっていく。
小説家になろう様【ムーンライトノベルズ(BL)】に先行掲載(ただし読み直しはしてない。アルファポリス版は一応確認と改稿してあります)
文字数 82,247
最終更新日 2019.11.26
登録日 2019.10.20
とある異世界のとある娼館にある日突然飛び込んできた黒髪美少年。
黒曜石のように強い光を放つ瞳が印象的な彼は「ここで働かせてくれ」とねだり、さらに、未成年はお呼びでないと突っぱねる内儀に自分は二十二歳であり、成人済みだと主張する。どう見えても二十二歳には見えない彼の不思議な魅力と野心由来の瞳の輝きを気に入った内儀は楼主に色仕掛けし、力技で彼を新人男娼として雇う許可を得る……。
そんな経緯で娼館にやってきた元気で無邪気で怖いもの知らずな美少年(成人済み)が、
絆されやすいダウナー内儀お兄さん、
嫋やかの皮かぶった女顔ゴリラお兄さん、
異常性癖のヤンデレ幼女お兄さん、
……といった娼館での先輩であるエッチなお兄さんたちに溺愛されて、嫉妬で争われたり仲良く共有物扱いされたりでわちゃわちゃするお話です。
よろしくお願いします(*ˊᵕˋ*)
文字数 6,596
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.04.16
何故かいつも俺の直ぐ近くに必ずいるヤツがいる。
それは高三の夏から始まった。最初は気のせいかと思っていた。
まともに話をした事も無いが、名前だけは知っている。
彼の名前は五條 禮鵺(ごじょう れいや)
奴は凄く有名だ。
別に悪名高いとかではない。
寧ろその逆。
奴はとてつもなく顔面偏差値が高い。
五條は、あまりにも美しかった。
さらさらとしたストレートの黒髪、長いまつ毛と二重瞼の意志のハッキリしたような黒曜石の瞳、すらっと通った鼻筋、口角のあがった綺麗な唇、シャープな顎のラインに、190近くある高身長というモデル顔負けのスタイル。
こんなに整った男を見たのは、初めてだった。
だから当然の如く憧れの的だったが、あることがきっかけで更にそれはアイドル同等の扱いに拍車をかけていた。
しかし、そこまでの顔面偏差値の高さにも関わらず、ヤツには浮いた話のひとつもない。
ハンターの如くヤツを狙う女子達は最大限に色気を振り撒いていざ話かけんとすると忽然と姿を消すらしい。
霞の如くに掻き消えると言うのだから驚きだ。
そのせいでヤツは忍者の末裔なのでは?と囁かれている。
そんな五條 禮鵺(ごじょう れいや)がふと気付くと視界の収まる範囲内に必ずいる。
オメガバースは突然に
全12話完結+その後の二人全8話(第一章完結)
第二章 連載中
文字数 149,922
最終更新日 2025.10.05
登録日 2025.06.04
その世界には、生まれながらに祝福を受けた者がいる。その祝福は人ならざるほどの美貌を与えられる。
その祝福によって、交わるはずのなかった2人の運命が交わり狂っていく。
この出会いは祝福か、或いは呪いか。
受け――リュシアン。
祝福を授かりながらも、決して傲慢ではなく、いつも穏やかに笑っている青年。
柔らかな白銀の髪、淡い光を湛えた瞳。人々が息を呑むほどの美しさを持つ。
攻め――アーヴィス。
リュシアンと同じく祝福を授かる。リュシアン以上に人の域を逸脱した容姿。
黒曜石のような瞳、彫刻のように整った顔立ち。
王国に名を轟かせる貴族であり、数々の功績を誇る英雄。
文字数 5,413
最終更新日 2026.01.17
登録日 2025.12.15
【背徳と支配。冷酷な付与術師が、清廉な乙女たちを「愛」という名の隷属に沈める――】
剣と魔法、そして人の腐敗が蔓延る辺境の小街。魔導具店『黒曜の瞳』を営むヴァリスは、その冷徹な野心の裏で、満たされない支配欲に苛まれていた。
彼の傍には、魔導具で絶対的な狂愛を植え付けられた雌奴隷、ミランダがいる。彼女にとって、ヴァリスの欲望の全てを満たすことこそが、至上の幸福であった。
その退屈な日常は、二人の冒険者少女の来店によって打ち破られる。
ヴァリスが目をつけたのは、純粋無垢な治癒師の少女、リーゼ。その清廉な魂を穢すことに、彼は抗いがたい征服欲を覚える。巧妙な口実でリーゼに渡されたのは、**「無条件の狂信的な好意」**を植え付ける禁忌の魔導具、毒の指輪だった。
指輪の魔術に囚われたリーゼは、親友への罪悪感と、ヴァリスへの盲目的な恋慕の間で引き裂かれながら、ついに秘密の逢瀬に応じる。初めての密会で、彼女の清らかな肉体と魂は、「愛」という名の白濁した隷属へと塗り替えられていく。
一方、リーゼの異変に気づいた重装剣士の親友イザベラは、ヴァリスへの激しい怒りと不信感を募らせ、反撃の牙を研ぎ澄ます。
——冷酷な付与術師ヴァリスの前に、正義と友情の絆は、どこまで抗えるのか?
これは、支配と調教の果てに、純粋さが淫靡な快楽へと変貌していく、極上の悪徳譚。そして、三人の少女を巻き込んだ、逃亡と隷属の始まりの物語。
文字数 53,079
最終更新日 2025.11.08
登録日 2025.10.13
エミリアンには前世の記憶がある。
それも一度ではなく、三度も。
エルドナ王国の第三王子として生を受けたエミリアンは、兄の起こした反乱に巻き込まれ、三度の人生を終えた。
そして始まった四度目の人生。
今度こそ生き残るために、エミリアンは自身に与えられた第三騎士団の力を借りようと奮起する。
しかし権力に興味のないエミリアンは、これまで第三騎士団をないがしろにしてきた。
意を決して向かった先で出会ったのは、これから運命を共にする個性豊かな男たちだった……
文字数 25,796
最終更新日 2023.10.06
登録日 2023.10.01
ここはどこだ。青い塊を見上げて呟く言葉は、いつも同じだった。いつからここに、いつまでここに。答える声はない。ただ、青い物体は決まって顔をのぞかせるし、決まって沈んでしまう。
俺の隣、石壁を隔てた隣には、同じように青い物体を見上げる子がいる。でも、これは運命や絆でもない。いつもそこにいて、隣りにいるだけだ。それだけの存在だった。
それは、あの夜空を支配する穏やかな物体と同じだ。あれは、月という名前らしい。彼女は自分の名前も知らないのに、あの夜天を漂う青い塊の名前を教えてくれた。ただ、それだけだ。俺に月の名前を教えてくれただけの存在。
精霊世界リテリュス。七つの大陸からなる世界。転輪聖王リュンヌが、創造した世界。その中でも一番大きな大陸アンフェールでは、建国以来ふたつの国が争っていた。800年以上も続く争いに、大きな変化が訪れようとしている。勝者は、イストワール王国か? ターブルロンド帝国か?
争いの闇にとらわれていた道化師は、高貴なる少年の手によって救われた。道化師は、その手を掴む。
次は、俺に真昼の空に浮かぶ塊の名前を教えてくれないか? 太陽だって? そうではない。黒い塊だ。あの名前を俺に教えてほしい。
観客もいない道化の戦いが、ここにはじまった。
文字数 72,095
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.21
エリストラ国の国土は精霊の力で守られている・・・・・・
いや、そう言われている。
瞳の色の濃さは、精霊の加護。
しかし私はほとんど色味の無い、淡い水色の瞳をもって生まれたせいで「悪魔の使い・悪魔の子」だと疎まれ、父にも背を向けられ捨てられた。
“運命”という、形の見えないものに支配され・・・“運命”というものを諦めていたときだった。
「今日から、婚約者になってもらう。」
憧れ続けた色の濃い黒曜石のような瞳の男。
そして、彼は心をかき乱されるほど美しく目に写った 。
文字数 73,980
最終更新日 2021.07.15
登録日 2021.06.14
⟦ 歪んだ真実のパズルを解くたび、僕らは甘美な支配に溺れていく ⟧
舞台は19世紀、霧深き倫敦(ロンドン)。
有能だがどこか影のある美貌の探偵アルフレッド・クラークと、ある目的のために可憐な令嬢の姿で潜入調査を行う少年助手ベンジャミン・フォスター。
不貞調査、銀行強盗、そしてロンドンの闇に蠢く連続殺人鬼──。
紳士淑女たちの「嘘」と「秘密」が交錯する奇妙な事件の数々を、二人は鮮やかに解き明かしていく。しかし、事件のピースが揃うたび、ベンジャミンを激しく求めるアルフレッドの独占欲は理性を失い、狂気を帯びてゆく。
「君を閉じ込めてしまいたい……私のすべてで汚してあげる」
暴かれる罪の引き換えに、奪われていく身体と心。
最後に現れる真実のパズルは、救済か、それとも破滅の罠か──。
耽美な筆致で描く、本格 Victorian 犯罪ミステリー&執着愛。
文字数 56,005
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.16
大いなる意志のもと、異なる世界へと輪廻転生を果たした少女。
彼女の名前は初雪の如き、きめ細かく、シミひとつない真っ白な肌に因んでユキと名付けられる。
新たに生を受けたのは、深い山奥に存在している、と謳われる、鬼人族の集落であった。
周囲の人々の誰よりも抜きん出て、魔性と称して差し支えない程に、彼女の容姿は美しかった。
誰一人として例外なく、彼女の突出した絶世の美貌に瞳を奪われる。
老若男女問わず、その類い希なる神秘的なまでに美しい容貌に魅了された。
漆黒の艶やかな、腰元まで伸ばされた、癖一つないサラサラとした美しい長髪。
切り揃えられた髪に隠れた形の良い眉の下には、黒曜石の如く輝く、美しい切長の瞳。
涼やかな目元は理知的な人物像が透けて見え、それだけである種のカリスマ性を誇る彼女は、人々からの羨望の対象だった。
長い睫毛に彩られた、その大きな瞳に魅入られた男たちは例外なく、彼女の虜となった。
その対になる瞳の中央を、スラリと通る鼻筋。
白磁の如く、シミひとつない肌の上には薄桃色の艶やかな唇が、より一層魔性とも称するべき色香を漂わせていた。
虜になった男達を無意識に弄び、彼女の手玉にとられている彼等はそれすら気付けない。
それ程までに麗しい彼女には、決して露呈されることが許されない秘密があった。
果たしてそれは一体─
文字数 958,714
最終更新日 2024.11.12
登録日 2023.04.28