「さざ波」の検索結果

全体で14件見つかりました。
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 世界三大名家の一つ・不死の家門アンブロシア家。  その八男として生を受けたリオン・アンブロシア。  卓越した剣才。膨大な魔力。強靭な肉体。  それらを兼ね備えたリオンはアンブロシア家の麒麟児として脚光を浴びていた。  しかし、八歳の誕生日。リオンはアンブロシア家を最強たらしめる儀式――不死鳥契約に失敗する。  その日を境に、リオンは全てを失った。 『どうすりゃあんな簡単な儀式で失敗なんかできんだよ、ゴミ屑が』 『全く、汚らわしいわ。鳳凰の一族に鴉が紛れ込んでいたなんて』 『次俺の視界に入れば殺す。去ね』  兄弟からは蔑まれ、家族も従者も失い、ついには路頭を彷徨った。  終末を迎えた世界で、リオンは悔恨と無力を噛みしめながら惨めな最後を遂げる。  ――そのはずだった。 『フム、若き雛鳥にしてはよくやった部類だろう』  最後の最後にもう一度、不死鳥との契約に挑んだリオンの前に現れたのは『運命の不死鳥ジファ』だった。 『しかと覚えよ。これはまだ、運命のさざ波にすぎぬのだと』  運命の不死鳥の力により、リオンは再びアンブロシアで目覚める。 『あのクソったれな未来を変える。そのために私は――アンブロシア家の当主になる』  これは、世界でただ一人運命の波に飲まれることができず、もがき足搔く少年の物語。  これは、無能だと追放され、それでももう一度頂点を目指す少年の物語。
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小説 4,244 位 / 185,338件 ファンタジー 698 位 / 42,575件
文字数 71,623 最終更新日 2024.05.26 登録日 2024.05.10
恋愛 完結 短編 R15
αの涼風(すずか)は高校生にして既に天(そら)というΩの“つがい”がいる。“つがい”であることは、高校の同級生たちには秘密。そのきっかけは天にとってはやむにやまれぬ事情であり、そして涼風にとっては公にしたくない心情が絡んでいるからだ。しかし涼風と天の小学校時代のクラスメイトがふたりが通う高校に転校してきたことにより、その不安定な関係にさざ波が立ち……? ※異性間オメガバース。この作品における「オメガバース」のざっくりとした設定は1話目冒頭にあります。 ※18歳未満の登場人物の性交渉をにおわせる表現があります。
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小説 36,780 位 / 185,338件 恋愛 16,386 位 / 56,296件
文字数 17,646 最終更新日 2021.09.13 登録日 2021.08.30
「わたしは生きるの」――そう宣言した彼女の笑顔は、凍った湖面のような彼の心にさざ波を立てた。 ::私立霞谷病院に勤める瀧清一郎《たき せいいちろう》は、腕は良いが冷血人間と名高い循環器内科医だ。 理性的で合理的、医者の本分は患者を治す為に力を尽くすこと。 患者を診るのに余計な感情は必要ない。 それを信条とする清一郎は、ある日屋上で一人の少女と出会った。 彼女の名前は雨宮キラ。 心疾患で、幼い頃から入退院を繰り返している少女だった。 彼女は無愛想な清一郎に屈託なく笑いかける。 ただの患者にしか過ぎなかった少女は、やがて彼の中でかけがえのない存在となっていく。 ※他サイトとの重複投稿です。
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小説 36,745 位 / 185,338件 恋愛 16,409 位 / 56,296件
文字数 167,941 最終更新日 2021.01.02 登録日 2018.12.21
の世は不条理で出来ている。 奴隷として生まれ、奴隷のまま死んでいく者達。 高貴な身分に生まれ、貴族として死んでいく者。 しかし、不思議なことにその均衡さはいつ、どの時代においても変わらない。 ただ、一人の人間が行動を起こせばどうだろう。 そのさざ波は周囲のものに刺激を与え、やがて大きな波となる。 それが、どんな形であっても・・・。 これは、一つの命を犠牲にした、でも人間臭い物語。
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小説 21,296 位 / 21,296件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2022.04.29
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小説 185,338 位 / 185,338件 現代文学 7,936 位 / 7,936件
文字数 306 最終更新日 2022.07.31 登録日 2022.07.31
邪教の集団が千年の眠りから甦らせた邪神。少年ソウタが出会った邪神さまは…ただの少女?本当に邪神さま? だが少女は確かに異能の持ち主で、人々の心にさざ波を広げてゆく。 少女はソウタと一緒に泣いて笑って、そして……。 あまりファンタジーっぽくない、ほっこりまったり中編です。
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小説 185,338 位 / 185,338件 ファンタジー 42,575 位 / 42,575件
文字数 31,253 最終更新日 2016.12.17 登録日 2016.11.27
SF 完結 長編 R15
白い砂。穏やかなさざ波の音。 これは天使が自殺する話。  「天使」「人魚」「ケンタウロス」「D-4.4」「11次元感覚器」「ヨークルスアゥルロゥン湖」「真祖鳥」「顔認証」「飛行」「ツァイ・ジェン」「鶏と卵」「君に恋した記憶」
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小説 185,338 位 / 185,338件 SF 5,123 位 / 5,123件
文字数 39,395 最終更新日 2023.05.03 登録日 2023.05.03
こどもの頃、お気に入りの本を何度も何度も読み返すのが好きでした。 寄せては返す波の様に思い出しては想像して脳内で何度も咀嚼し、味わい続けたように思います。 そんな私が新しく出会った本、思い出した本、大人になってから良さに気づいた本。 それらをつたないながらも紹介したいと思います。 ※ブログ『太陽の東、それから月の西』の過去記事をエッセイ用に修正してお届けします。  他サイトにも掲載中。
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小説 185,338 位 / 185,338件 エッセイ・ノンフィクション 7,832 位 / 7,832件
文字数 26,219 最終更新日 2023.12.02 登録日 2022.01.17
ある夏の日、14歳の菫は幼なじみの海里と行ったキャンプ場で崖から転落してしまう。そして目覚めると大正時代の小豆島へとタイムスリップしてしまっていた。 父親を自分のせいで亡くしてしまっていた菫は家族と上手くいってなく、このままこの時代から帰れなければいいのにと思いながら日々を過ごす。けれどそこで出会った伊織という青年の優しさに、菫のかたく閉ざされた心は少しずつ解きほぐされていった。父親への想い、残してきた母と妹への想いを抱えながらも、菫は伊織に轢かれていく。 次第にお互いを想い合い、そして気持ちを伝えた二人に待ち受けていたのは――。 これは時空を越えた、切ない青春ラブストーリー。 GW中は 7時30分・12時30分・16時30分・20時30分の1日4回更新です。 5月6日完結予定です。 どうぞよろしくお願いします。
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小説 185,338 位 / 185,338件 ライト文芸 7,562 位 / 7,562件
文字数 98,903 最終更新日 2020.05.06 登録日 2020.04.23
「海に向かって」 ――この言葉の続きは、旅の終わりに待っている。 高校三年生の夏、澤島昇は、中学の同級生四人と、自転車で海に向かう旅を計画する。しかし、そこにはなぜかもう一人、犬猿の仲で幼馴染の芹沢桜の姿があった。 思いがけない参加者に、動揺を隠せない昇と、この旅に一つの決意を抱いてきた桜。旅の中で、さざ波のように変化していく二人の関係だったが、その波は次第に周りも巻き込んでいく・・・ 多くの少年,少女たちが思い描いた夏の想い出を、自転車と共に駆け抜けていく。 海×自転車×夏の物語。
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小説 185,338 位 / 185,338件 青春 6,545 位 / 6,545件
文字数 276,998 最終更新日 2021.08.21 登録日 2021.07.21
 かつて、世界最高の人形技師と呼ばれたシュリル・エンゲルは世界の平和を願って10体の自立型思考人形を創った。  しかし、悲しきものかな、各国はこの10体のオートマタの覇権をめぐって争い、ついには世界大戦にまで発展させてしまった。このことがきっかけでシュリルは人類に絶望し、この10体のテンリエル・オートマタを各国の秘境に隠し、優しい人間が発見してくれることを願い、自分の研究室で自殺をした。  シュリルが自殺し、世界大戦が勃発してからはや100年。  人類はまた平穏を取り戻したかに思われたが......  「いったい、いつになったらマスターは私を発見してくれるのでしょうか?」  古き森の泉の中心にある遺跡でボソリと呟く。  その人形の声は、まるで打ち寄せるさざ波のように美しくも寂しげであったという。
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小説 185,338 位 / 185,338件 ファンタジー 42,575 位 / 42,575件
文字数 10,557 最終更新日 2019.06.23 登録日 2019.04.21
「詩人会議」2021年3月号に掲載された作品です。
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小説 185,338 位 / 185,338件 現代文学 7,936 位 / 7,936件
文字数 416 最終更新日 2021.09.15 登録日 2021.09.15
現代文学 連載中 ショートショート
『記憶力』 キラキラが目に痛いから、 逃れるように眠ろうとしたのですが、 まぶたがないのを忘れていました。 水面を見上げると、 醜い犬がのぞいていました。 ついでにさざ波がおさまり、 醜くなくなりました。 肺呼吸がうらやましいなと思い、 やわらかな毛もいいなと羨みました。 肌がうろこで硬い。 歯も舌もなくて味がしない。 セックスができない。 たくさん愚痴が思い浮かんだけど、 気づいたら皿にのり、 身体が刺身にされていました。 ぼくはまだ生きています。 楽しそうな誰かと誰かの声のなかで、 ぼくはしずかに目を閉じようとして、 まぶたがなかったのを思い出しました。
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小説 185,338 位 / 185,338件 現代文学 7,936 位 / 7,936件
文字数 92 最終更新日 2022.07.09 登録日 2021.04.13
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