ひとひらの花弁 〜大正時代に夫婦だった私達ですが、転生したら夫が小学生でした〜

時代は大正初期。
「来世こそ一緒に生きよう──必ず見つけ出すから待っていて、愛しい人」
心から慕っていたその人は、桜が舞い落ちる日に息を引き取った。
もしこの世に神が居るのなら私も一緒に連れて行って。何度願ったのか分からない。


時は過ぎ去り、20××年。ひらり、はらりと桜が舞う日。
今世、烏丸葵として転生した。
高校2年に進級したある日。桜の樹の下で出会った少年は前世の夫───あれ、小さい?
聞けば今の名は八坂麗というらしく、この春から小学生だという。
葵と麗の温かくも|愛《かな》しい物語が、ここから始まる。

現代と過去を行き来する物語
主人公の過去からお送りします。


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*章ごとに視点が切り替わります。基本的に葵、麗の二人でたまに第三者。これらが大丈夫な方のみお進みください*

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