SF小説一覧
彼女の脳を取り戻すため、俺は自分の脳兵器に詰め込む
「苦しいんです。ここから出たいんです。この狭い宇宙服の中から」
ケイスがドキリとする。生体材料とチタン、炭素繊維のハイブリッドに詰め込まれた脳と人工の内臓と筋肉。
ゴーグル型の瞳から見える世界。人工の心肺での呼吸。ケイスにとっては潜水服に詰め込まれた感覚。
「苦しいんです」
メイサが無造作に奪ったグロッグをへこんだこめかみの辺りに当てる。躊躇なく引き金を引いた。
ゴキンと痛々しい金属音。首が左に吹き飛ばされるが、上体は崩れていない。首を再び戻すと、もう一度引き金を引いた。
再度、重々しい金属音。ピシャリと何かが飛び散った。
あまりの光景にレイチェルが手で顔を覆う。
損傷した頭部から、青い液体が流れ出す。
「安定液が・・・」
ヴァレティナが口を手で覆った。
頭部を覆っているチタン製の槽が壊れ、内部の安定液、青色の液体が流れ出している。
メイサの上体がガクガクと震え左に傾いだ。それでもまだ、グロックを持った腕がゆっくりと上がっていく。
※小説家になろうをはじめ、複数のサイトへ作品を投稿しています。
※TW: @kulokulo_net
文字数 100,103
最終更新日 2019.11.09
登録日 2019.09.30
人生が終わると言う都市伝説のあるVRゲームを購入した坂田糀はその真相を知るべく、H.E.A.V.E.N.と呼ばれるゲームを始める。
しかし、そのゲームは思いもよらない代物であった。
陰猫(改)が送る実験的な小説第……何弾だっけ?
今回はリアル過ぎたVRを私なりに書いて見ました。
今回もなろうから持って来ました。
ジャンル別にVRがないのでキャラ文芸と言う形でお送りしますーーって、なんか、SF扱いになってる!
Σ(; ゚Д゚)!?
文字数 38,406
最終更新日 2020.02.17
登録日 2020.02.17
アプリの利用規定はちゃんと守りましょう……。
まぁ、そんな便利なモノは、大概、便利さと危険性が裏表な訳で……。
文字数 349
最終更新日 2020.05.15
登録日 2020.05.15
惑星オストメニアの北部に位置する冬国、ルンテシュタット王国。
中世時代では北方騎馬民族として北オストメニア大陸を駆け回り、遂には大国を築いた。
それから約1000年。
世界は技術革新に勤しみ、空は航空機が、陸は戦車が、海は戦艦や空母が発明され戦闘に投じられた。
時は南暦1936年。
ルンテ王国貴族であるアンカー・ラインは25歳の若さで第2艦隊の司令を務めていた。
彼は生粋の貴族でありながら貴族らしさを嫌い、ルンテ王国の伝統である奴隷制を忌み嫌っていた。
いつかは彼らを解放することがアンカーの野心だった。
文字数 134,879
最終更新日 2021.08.22
登録日 2020.08.13
「お前……一体全体……この『東京』に『何』を連れて来た?」
「なぁ……兄弟(きょうでえ)……長生きはするもんだな……。俺も、この齢になるまで散々『正義の名を騙る小悪党』は見てきたが……初めてだぜ……『悪鬼の名を騙る正義』なんてのはよぉ……」
現実の地球に似ているが、様々な「特異能力者」が存在する2020年代後半の平行世界。
「関東難民」が暮す人工島「Neo Tokyo」の1つ……壱岐・対馬間にある「Site04」こと通称「台東区」の自警団「入谷七福神」のメンバーである関口 陽(ひなた)は、少し前に知り合った福岡県久留米市在住の「御当地ヒーロー見習い」のコードネーム「羅刹女(ニルリティ)」こと高木 瀾(らん)に、ある依頼をするのだが……。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。(pixivとGALLERIAは掲載が後になります)
文字数 90,168
最終更新日 2022.02.15
登録日 2021.05.15
2030年、人間社会は完全なる自動車主義社会へと変貌を遂げた。
政府は、『完全なる車社会』への意向を固めた。
徒歩、自転車、飛行機、フェリー、自動車以外の交通機関の撤廃とそれに付随する線路等の撤去、車道の舗装が各地でそれも性急に進められた。
工事を請け負った数多の企業は儲けに儲け、潤いを得た。
反対に、撤廃対象となってしまった交通機関の従業員達は、好条件で自動車関係の職への転職を余儀なくされた。
元の職が好きという訳で仕事をしてなかった者達は、これ幸いと古巣を離れていった。
だが、元の職が好きだった誇りだった者達にとっては絶望的状況だった。
それを切欠として失職者となる者達が東京を中心とした都心部に溢れた。
有名な広場、公園などは失職したホームレスで溢れかえり辺りは異臭を放っていた。
最早、日本という国からはバス、電車といった産物は関連性のあるモノまで捨てられた。
東風園修一(こちぞのしゅういち)も政府が決めた方針によって家庭崩壊してしまった犠牲者だ。
これは、一人の青年が復讐の炎を滾らせ、報復を誓った復讐劇。
---読む者に聞きます。
この青年は善ですか? それとも悪ですか?
文字数 231
最終更新日 2019.03.26
登録日 2019.02.12
original style onlineはダンジョン攻略をメインとしたVR MMO。タックは運良く、ユニークジョブ【スペランカー・バーサーカー】に当選する。
低確率での当選だったので適当に職を選んだタックだったが、【スペランカー・バーサーカー】は最弱で最強の職だった。
HP・防御は1のくらったら終わりのクソ仕様。しかし、他のステータス、スキルは最強という極端な性能だったのだ。
タックは【スペランカー・バーサーカー】の個性を使いこなし、最強のプレイヤーへと駆け上がる。
連載候補です。
文字数 10,108
最終更新日 2019.12.30
登録日 2019.12.30
遠くフランスの地で行われていた人工ブラックホールの生成実験がもたらしたものは。
それは異世界とを繋ぐ”穴”の出現だった。
"穴”は飛び火するかのごとく、世界のあちこちに出現する。
そして、”穴”の向こう側からやって来る異形の者たち。
彼らは人間を捕食しながらも人類が記憶する生物の概念を完全に無視した存在であった。
もはや彼らとは共存できない。
そこで人類が選択したのは彼らとの全面戦争であった。
彼らに対し、かろうじて強力な火器で対抗できるも、その出現場所は様々で、戦車や装甲車が立ち入れない場所から出現されたら被害は甚大なものとなるのは必至。
政府は厳しい選択を迫られ、やむなく名古屋工科大学で研究が進められていた人工筋肉を流用した特殊車両、険しい山岳地帯でも踏破可能な人型戦闘車両の開発に乗り出す。
ロックキャリバーと名付けられたその車両を何としてでも実用化させるべく、研究員の湊・楓と国防陸上隊士の寝住・岳たちの奮闘が始まる。
文字数 50,046
最終更新日 2020.03.03
登録日 2020.02.09
人がいいだけのお人よしの僕が、どういうわけか神様に言われて、人形を背中に背負いながら、滅びたという世界で、自分以外の願いを叶えて歩くことになったそんなお話。
文字数 7,982
最終更新日 2020.03.17
登録日 2020.03.13
世界は私達が数年前に開発した電子知能、EI(Electronic Intelligence)で溢れていた。電子世界、主にインターネット上の住人であるEIは株式の買い付けから、会社の会議、カスタマーサービスに至るまで、瞬く間に活躍の場を広げていった。EIを搭載したコンピューターは従来に比べてオーダーを超える演算スピードと人間と同様の柔軟な思考能力を有し、さらに高性能で礼儀正しく(一部不良っぽいEIも中にはいるが)、人間のようなヒューマンエラーを起こさない。彼らは産業構造を変えるには十分すぎるほどのポテンシャルを持っていた。
現代よりも少し先、EIと人間が共存するようになった世界。EIの発明によって世界は大きく変わった。EIの登場は産業革命以上の変化を世界中に与えたのだった。勿論トラブルも多かった。
これはEIを開発した4人のうち1人、Dという名の女性にまつわる物語。
文字数 29,056
最終更新日 2015.10.03
登録日 2015.08.17
柏木狛彦のバイトは猟人。
異形の怪物、赤目を駆除する職業だ。
偶然から出会ったのは、同業他社の美少女猟人である一之瀬鷲。
そして、その先には強大な怪物が待ち構えていた。
異形の怪物と戦う赤目シリーズ第二弾。
文字数 40,567
最終更新日 2020.03.03
登録日 2020.02.26
西暦2420年。
人類の発展は遂に最高潮に達した。
人工食物で食糧危機は回避され、医療機械が病を駆逐した。
ただし、それは『富裕国』だけの話だ。
人類は発展を極めてもなお、貧富の差を埋めることは叶わなかった。いや、埋めようとすらしていないのかもしれない。
『理想郷』の裏側、『貧困国』の青年達は死に臨み何を想うか……。
文字数 2,171
最終更新日 2020.04.04
登録日 2020.04.04
男子高校生である悠斗はある日から何かに守られている。
その力は一体何なのか....
街の異変を暴き止めろ!!
※この作品は「ガーディアン」の続編である第二部に当たります。
一部を読まなくても話は繋がりますが良ければ読んでみてください!!
文字数 14,686
最終更新日 2020.06.23
登録日 2020.06.03
文字数 5,672
最終更新日 2020.01.25
登録日 2018.01.21
ヒキニートの静谷 福助(しずや ふくすけ)はどうしようもないクズのヒキニート。
ある日ゲームをプレイしていると一筋の落雷により即死。
死後、ある男に出会うことでチートスキルで異世界転生……できなかった。
チートスキルで現実世界でただただヒキニートが人々を救う。
そんな青年というよりは中年の情けないヒーロー戦記である。
異世界じゃなくてごめんなさい……。
文字数 6,196
最終更新日 2022.04.16
登録日 2020.12.25
「くっくっく、ようやく透明人間の薬が完成したぞ!」
男は苦節20年の時をかけて試行錯誤を繰り返しながら、透明人間の薬を完成させるが……。ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 383
最終更新日 2022.11.30
登録日 2022.11.30
アルコノエルシンドローム
という病気の患者を診察したことがある。医師たちは、この病気は死に至ることもあると警告したが、彼はその病名さえ知らなかった。
「あなたがたは、わたしのことをご存じないのです」
と、彼はいった。
「しかし、わたしはあなたがたがだれであるかを知っています。あなたがたは、この惑星の住民ではありませんね?」
「そうだ」
と、グライムズ大佐は答えた。
「そうでしょうなあ」
と、相手はいった。
「しかし、われわれも、あなたがたについて何も知りませんよ。わたしには、何が何やらさっぱりわかりません。わたしは、あなたのおっしゃることにうなずきますよ。ただ、わたしはあなたがたがだれで、どこからやってきたかを知っているだけです……」
5 第一歩 その朝早く……いやもうほとんど昼前だった……〈エクスペンダブルズ〉の一人は目をさまし──もう一人は眠りこんだままだ──朝食をとった(食事中ずっとソファによりかかって眠っていたあの男はいなかった)。そして昼食が終わると、彼らは出発の準備をはじめた。グラジオラスとマーシャルは、それぞれ荷物を持ちあげた……といって別に珍しいことでもないのだ! ただそれがちょっと多すぎただけなのだ。グラジオラスは大股で部屋の中を行ったり来たりしたあげく、「よし!」といった。
それから三人は外に出て──例の男がドアのすぐそばにいたのだが──車に向かった。
グラジオラスが運転席についたとたん車が動きはじめた。運転手は、また眠りこんでいた……が三分の一マイルほど行くうちやっと眼が覚めたらしくて、あたりを見まわして驚きの声をあげた。グラジオのほうを振り向いてみると、まだ彼がハンドルを握っているではないか! そこであわてて車を停めてしまった。グラジオラスはニヤリとした。
「どうしたんです、少佐? はやく行かなきゃなりませんぜ」
運転手はいささかどぎまぎしながらいった。
「おい、今すぐに車をスタートさせろってのか? よし。ところでお前さん誰なんだ?」
彼女はシートにもたれかかりながら肩越しにふりかえって彼を見たが、その時はじめて気がついたように自分の顔の傷あとに手をあてると、
「あら、失礼。わたくしめの名はミス・グレイブルグというのです」
文字数 30,735
最終更新日 2023.05.05
登録日 2023.03.23
答が出ないのなら、問いがおかしいとしか考えられません。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
文字数 944
最終更新日 2023.06.08
登録日 2023.06.08
月へ潜ル、
西暦2036年
人類は時間を支配できるようになった…
だがそれが滅びの始まりだった
世界各地に現れる石盤
そこに記されていたのは
4年後に迫る人類滅亡のシナリオだった
だが希望は残されていた
それこそが…ムーンダイバー
世界を巡り絶望の鎖を砕け
文字数 591
最終更新日 2017.06.25
登録日 2017.06.25
文字数 970
最終更新日 2020.03.15
登録日 2020.03.15
vrゲームの中に閉じ込められた男がいた。
男はバグを用いれば一度きりのチュートリアルでステータスをカンストさせることができることに気づいてしまう。
男がチュートリアルでステータスをカンストさせる短編ストーリー。
途中まで日記形式で進みます。チート無双系ではありません。
文字数 10,687
最終更新日 2020.06.10
登録日 2020.06.10
現実と似た歴史を辿りながら、片方は国家と云うシステムが崩れつつ有る世界、もう一方は全体主義的な「世界政府」が地球の約半分を支配する世界。
その2つの平行世界の片方の反体制側が、もう片方から1人の「戦士」を呼び出したのだが……しかし、呼び出された戦士は呼び出した者達の予想と微妙に違っており……。
「なろう」「カクヨム」「pixiv」にも同じものを投稿しています。
同じ作者の「世界を護る者達/第一部:御当地ヒーローはじめました」と同じ世界観の約10年後の話になります。
注:
作中で「検察が警察を監視し、警察に行き過ぎが有れば、これを抑制する。裁判所が検察や警察を監視し、警察・検察にに行き過ぎが有れば、これを抑制する」と云う現実の刑事司法の有り方を否定的に描いていると解釈可能な場面が有りますが、あくまで、「現在の社会で『正しい』とされている仕組み・制度が、その『正しさ』を保証する前提が失なわれ形骸化した状態で存続したなら」と云う描写だと御理解下さい。
文字数 156,838
最終更新日 2020.07.26
登録日 2020.07.10
国際刑事機構ICPOのサイバー空間脅威対策の中枢を担うICGIに努めるセノフォンテ・コルデロ。彼はとある世界な大量虐殺を引き起こした驚異の生命体<ヴァンプール>を拿捕するためにヴァンプール発祥の地である驚異の孤島プログ・S島への派遣任務にあたることになった。世界規模の陰謀・策略・暴力・殺戮が繰り広げられるまさに地獄足りえる異界の地で彼らは世界を巻き込んだ戦いに挑むこととなる。
文字数 156,301
最終更新日 2021.10.24
登録日 2021.07.29
文字数 1,850
最終更新日 2022.07.19
登録日 2022.07.19
嬉しい、悲しい、楽しい、つまらない、好き、嫌い、様々なものがある
「感情」
人の思い、感情の強さは時さえ超える。
そして最も強く、美しく、輝きを放つ感情は…そう
「愛」である。
文字数 8,979
最終更新日 2019.06.18
登録日 2019.05.24
青年はささやく。現存世界に再現できないものは無いと。
男性は戦慄する。再現がもたらす悪夢のような未来図に。
この作品はノベルアップplus様、カクヨム様にも
投稿しています。
文字数 4,485
最終更新日 2020.10.30
登録日 2020.10.30
「華陽 相真(カヨウ ソウマ)」21歳、彼は都内の情報系大学に籍を置いている。
不景気によるバイトの解雇、親からの仕送りの減額により、早急にバイトを探さなければ生活が維持出来なくなってしまう。
そんな折、1通のメールが届いた。内容は「高待遇バイトへのスカウト」
詐欺か何かと疑ってはみたものの、記載内容の文言(仕事はIT系、バイト報酬は高額)そして、求人元の会社がかなり有名なIT会社であった為、指定された面接日・場所に出向く事にする。
面接会場には他に2名(女子大性、女子高生)が参加しており、話そこそこで採用が決まってしまう。
そこで初めて説明を受けたバイト内容が「仮想空間でのデバック作業」というものであった。
文字数 10,188
最終更新日 2021.11.03
登録日 2021.08.30
人類という種はその従者たるトランサーを作り出し、戦乱によって姿を消した。
残されたトランサーは文明社会を維持しつつ、人類を探していた。
文字数 21,523
最終更新日 2015.11.05
登録日 2015.02.25
地球空洞説。
あなたは信じますか?
実は地球内部のマントルがあるとされる部分は空洞で
そこには地上よりも発展した都市と人が存在するという概念を。
事実、最下層まで約6400kmある地球の
660km程度の地層しか発掘出来ておらずその先を地上人は知らない。
そこはシャンバラやアガルタと呼ばれ
あのヒトラーも探究したと言われる。
そんな仮説を体験した13人のお話。
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ある日僕は死んだ。ーーーハズだった。
気付いたらそこは地球の“中”
俗にいう地獄だった。
実は地球空洞説は本当にあって
それが迷信化し地獄だとかシャングリラだとか
呼ばれているのだそうだ。
しかも生き返るためには9つの世界を巡り能力者と契約しなくてはならない。
僕以外に12人の死んだハズの人達。
僕らは何故地球の中に呼ばれたのか?
そして彼らから託された運命に
僕らは立ち向かえるのか?
僕が死んだ世界で僕はもう一度生きたい。
そう思うようになったんだ。
文字数 8,010
最終更新日 2017.09.13
登録日 2017.09.13
これは魂の壮大な物語
人々の意識に覆われた無知と呼ばれるカーテン未知なる世界の幕があがる時
見えなかった壮大な冒険が待っていた!!
『ブラインドワールド』の続編
本編をより深く読むには
『文太と真堂丸』が深く関わっているので、そちらも是非読んでみて下さい。
現在、アマゾンキンドル 読み放題にて検索して頂けると、読めるようになっておりますので、そちらからよろしくお願いします。
文字数 282,885
最終更新日 2021.09.26
登録日 2017.11.14