現代文学 物語小説一覧
人は誰しも、どこかに「偽りの自分」を持っていて、本当の自分を覆い隠しながら生きている。
それはさながらハロウィンのよう。
これは、ハロウィンの夜、「偽りの自分」で仮装したとある二人の物語。
あなたも自分に正直に、そして自分のために生きてみませんか?
文字数 12,129
最終更新日 2022.11.04
登録日 2022.11.04
「はよう、摘み」襦袢のすそから差しだされた素脚には梅が咲きこぼれていた……
それは、病というには美しすぎた。
幼くして日本舞踊の華と称えられた娘・雛牡丹は病に倒れ、日舞の道を閉ざされる。
それは、才能があるものだけが罹患する《才咲き》という奇病であった。この病に侵されると、身体の一部に植物が根づき、花を咲かせる。それは桜や梅であったり、芭蕉であったりする。だが花が咲けば咲くほどに患者は衰えていき、やがては命を落とすのだ。
故に患者は、その花が咲かぬうちに莟を摘まねばならない。
雛牡丹の邸の下働きだった《僕》は、彼女の花を摘むことになる。
脚から梅のこぼれるその病を「美しい」といったことから、《僕》は雛牡丹に気にいられ、側務めに択ばれるが――――
これは驕慢に華であり続けた娘と、華に惚れた《僕》の物語である。
谷崎潤一郎さまの《春琴抄》のオマージュです。著作権保護期間が2016年に終了しているため、二次創作のタグはつけておりません。
素晴らしい小説に敬意を捧げて。
《春琴抄》をご存知ではない御方にもお楽しみいただけるように書かせていただきました。なにとぞ、広い御心にてお読みいただけますよう、よろしくお願いいたします。
* こちらはカクヨムさまにも投稿しています
文字数 8,848
最終更新日 2022.10.10
登録日 2022.10.10
ある視点から捉えた世界。あなたから見てそれがなんなのか想像してみて欲しい。
どんな人や物にだって、時間は流れていく。そんな少ない時間をどう過ごしていくのかが大事なことなのだ。
文字数 1,687
最終更新日 2022.10.08
登録日 2022.10.08
「あいつに関わると、人生が狂わされる」
「密室で二人きりになるのが禁止になった」
「関わった人みんな好きになる…」
こんな伝説を残した男が、ある中学にいた。
見知らぬ小グレ集団、警察官、幼馴染の年上、担任教師、部活の後輩に顧問まで……
関わる人すべてを夢中にさせ、頭の中を自分のことで支配させてしまう。
無意識に人を惹き込むその少年を、人は魔性の男と呼ぶ。
そんな彼に関わった人たちがどのように人生を壊していくのか……
地位や年齢、性別は関係ない。
抱える悩みや劣等感を少し刺激されるだけで、人の人生は呆気なく崩れていく。
色んな人物が、ある一人の男によって人生をジワジワと壊していく様子をリアルに描いた物語。
嫉妬、自己顕示欲、愛情不足、孤立、虚言……
現代に溢れる人間の醜い部分を自覚する者と自覚せずに目を背ける者…。
彼らの運命は、主人公・醍醐隼に翻弄される中で確実に分かれていく。
※なお、筆者の拙作『あんなに堅物だった俺を、解してくれたお前の腕が』に出てくる人物たちがこの作品でもメインになります。ご興味があれば、そちらも是非!
※長い作品ですが、1話が300〜1500字程度です。少しずつ読んで頂くことも可能です!
文字数 184,723
最終更新日 2022.10.01
登録日 2022.09.21
現代に突如もたらされた異世界の文学たち。異世界言語翻訳の仕事をする青年の話。
※※※もしも異世界の本が現代にもたらされたら? ……というわくわくする設定で書いてみました。※※※
文字数 3,154
最終更新日 2022.08.30
登録日 2022.08.30
時代は現代、一枚の一万円札として生を受けた福沢諭吉。
一万円が様々な人々の手に渡っていく中で、その人間模様が福沢諭吉の視点で語られていく。
文字数 15,252
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.06.29
文字数 1,242
最終更新日 2022.03.23
登録日 2022.03.23
文字数 1,739
最終更新日 2022.03.13
登録日 2022.03.13
毎度ながら、タイトルは良いのが思いつかないのでとりあえずこのタイトルにしておきます。
私のどの作品にも共通して言えることなのですが、見返して修正したくなることが多々あるので投稿後も作品編集するかもしれません。
文字数 1,159
最終更新日 2022.02.13
登録日 2022.02.13
生きている意味を探しながら高校生活を送る 主人公・秋原 朔久(あきはら さく)
生きていくことに疑問を持つ大学生
田端 秋人(たばた しゅうと)
この2人の出会いから2人の人生の考え方が大きく揺れ動く物語。
「」と君は云うから僕はほんの少しこの世界から駆け出すのが億劫になった…。
文字数 1,382
最終更新日 2022.02.06
登録日 2022.02.06
少し不思議で短いお話を幾つか。
未知との遭遇、運命的出会い、一期一会……人の因果と縁とは不思議なもので、出会い、別れを繰り返し、傷付き、癒されながら続いていきます。ここではそう言った不可思議な出会いや合縁奇縁の間柄にまつわるお話を、少しずつまとめていこうと思います。
過去作の再掲、新作の投稿とごちゃ混ぜになってしまうかもしれませんが、楽しんでいただければ幸いです。
『天津風アンノウン』
ひと夏の、決して忘れられない一刹那。幼馴染の男女にふいた一脈の風の話。
『Candy Rain』
胸に秘めた想い、言葉にしていない願いが伝わることって不思議と多いんですよね。そんな、雨にまつわるお話。
『関係屋』
SNSをテーマに書いた少し長めのお話です。関係なんて意外とあっさり切れたり繋がったりしますよね。そして、自分の事に夢中になっていると、相手の事まで頭が回らないことも多々……気を付けたいものです。
文字数 10,505
最終更新日 2021.12.18
登録日 2021.12.16
文字数 30,054
最終更新日 2021.12.13
登録日 2021.06.08
消し去りたい過去
忘れたくない過去
それは全て人の記憶にあり積み上げられた歴史
残酷にやってくる未来
希望に溢れた未来
それは全ての人に与えられた見えない迷路
人の心が動く時
ただその瞬間だけを求めて贈りたい
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短編小説集
家族 恋愛 人間 夢 過去 未来 記憶……
人に語る事のない孤独と優しさ
誰もが躓くはずの人生をただ緩やかに
文字数 1,522
最終更新日 2021.10.14
登録日 2021.10.14
どうして過去は私を苦しめるのだろう。
どうして過ぎ去った時間は、私に孤独を強制するのだろう。
過去はそのままにして、私は生きてしまいたいのに。
文字数 39,265
最終更新日 2021.10.09
登録日 2021.10.09
短編を書く力を練習するために、ランダムな単語三つを使って、短い時間で物語を考える、というのを自ら課してみました。
ここはその練習作品の置き場所です。お気に入りの作品がございましたら、参考までに教えていただけると嬉しいです。
不定期に連載していこうと思います。
※小説家になろう様でも同名で掲載しております。
文字数 3,999
最終更新日 2021.10.09
登録日 2021.07.29
変わらない日常を愛する真奈は、平凡な幸せを享受していた。あの少年が現れるまでは――。「もしかして、気づいてないのか、お前。この世界が現実じゃないってことに」。この世界が現実じゃない? そんなはずはない。信じない真奈だったが、少年の言葉を聞いてから、自分の日常に不穏な空気が漂う。真奈の周りでも、上手くいっていた日常の歯車が徐々に狂っていき……。
文字数 58,511
最終更新日 2021.10.03
登録日 2021.09.27
ある夏の日、佐原水穂は友人の村崎栞から、奇妙な話を聞かされる。――「私は罪を告白する」。それは、彼女の抱えた過去の記憶。ひと夏だけ存在した兄への嫉妬と愛。それに影響されてか、水穂の姉に対する感情にも変化が……。
文字数 20,239
最終更新日 2021.09.30
登録日 2021.09.26
ある日、私は夢を見た。薄い青の地に、黄色の水玉模様のワンピースを着た少女は、何を意味する? 少しずつ思い出す自分の気持ち。
文字数 3,059
最終更新日 2021.09.27
登録日 2021.09.27
余命一ヶ月だと宣告された男。
自分には何もないから、と死ぬことを恐れていなかった彼。
そんな彼の前に現れたのは自分の娘だと名乗る女の子だった。
女の子と一緒に母親を探すことになった男。
自分の思い出と向き合い、女の子と話し、次第に自分には何もないなんてことはないと気付いていく。
その旅の果てに待っているものは何か。
ぜひその目で確かめてください。
文字数 10,137
最終更新日 2021.09.02
登録日 2021.09.02
大学生の僕は、周囲の人たちと溶け込む事ができない存在に気がつき、何と無く四国の遍路を歩いた。素敵な女性と会話をするうちに、僕の心には何かが訪れた。
文字数 3,966
最終更新日 2021.08.12
登録日 2021.08.12
文字数 40,225
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.08.11
文字数 2,592
最終更新日 2021.03.05
登録日 2021.03.05
小さな街の階段を登った上にある小さな寂れた公園に二人の男女が隣合って座っていた。
彼らは「もし、今日を繰り返しているとしたら」という会話をしていた。
※エブリスタにも掲載しています。
文字数 1,737
最終更新日 2021.02.01
登録日 2021.02.01
あたしは自分を失ってしまった。あたしがあたしをあたしとして認められる、根っこの部分を。あたしには最早何もない。ただあなたにそれを知ってほしくて、あなたにはいつまでも自分自身でいてほしい。ただそれだけ。
文字数 7,447
最終更新日 2021.01.29
登録日 2020.11.02
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