「元」の検索結果
全体で24,380件見つかりました。
ザルビオーネの皇帝、セドリックの第二婿になったフィト。
正婿はベータ男性。オメガのフィトを娶るのは世継ぎを産ませるためなのだという。
生まれた子は皇帝と正婿で育てる。正婿に配慮して番にもならない。
その望みどおりフィトは皇帝に愛を求めず、正婿との衝突を避けながら世継ぎを産んだ。
しかし皇帝と我が子が部屋を離れた隙をついて、フィトは正婿に暗殺されてしまった……はずだった。
世界樹に巻き戻されたフィトの人生。
しかもフィトはなぜか、一度目の人生の記憶を持っていた。
元々は正婿ダミアンの双子、アイヴァンが皇帝の番だったこと。フィト暗殺の間際、事故で番を失った皇帝の悲しみを利用して正婿の座をまんまと手に入れたのだとダミアンが笑っていたことも。
せっかく巻き戻った人生。今度こそ皇帝に幸せになってほしい。
フィトが行動する度に大きく変わる未来。
しかしフィトにはひとつだけ、変わってほしくない未来があって……
番を失った訳ありα皇帝 × 今度こそ皇帝を幸せにしたい死に戻りΩ婿のお話です。
✦R-18回にはサブタイトルの前に◆をつけます
✦全話で8万字程度を予定
次回の更新は最新話のサブタイトルでお知らせします
※苦手な方はご注意ください※
・主人公の暗殺、登場人物の処刑に関するR-15(残酷描写)を含みます
・妊娠、出産に関するセンシティブなお話を含みます
この小説はファンタジー作品で、男性妊娠がある世界観のお話です
実在する人物、団体、出来事とは一切関係ありません
文字数 17,742
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.22
実家で「無能の厄介者」と虐げられていたフィオレリナ。ある日、完璧で美しかった姉のゼノヴィアが、冷酷なヴァルフレード伯爵から「妻からの離縁」を突きつけて戻ってくる。ヴァルフレードは「妹のフィオレリナが俺を誘惑しようとしたからだ」と嘘を吐き、激怒した父によってフィオレリナは家を追い出され、国を捨てることになる。
命からがら隣国へと亡命したフィオレリナは、行き倒れたところを寡黙な公爵ルチアーノに救われる。彼の屋敷で暮らすうち、フィオレリナが持つ独特の美しい刺繍の才能が開花し、ルチアーノは彼女の優しさと健気さに深く惹かれていく。
一方、フィオレリナを追い出した実家と元義兄は、急速に没落の一途をたどっていた。そして迎えたクライマックス、姉の離縁に隠された「驚愕の真実」が明らかになる
文字数 46,668
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.07.02
「そんなに忠誠を誓うなら、俺のために死んでよ」
乙女ゲームの最悪な悪役令息・シロエに転生した俺(24歳・元社会人)。
目覚めた瞬間、目の前には専属騎士のクロノが自分の首に剣を宛がっていた。
目の前でスプラッタとか勘弁してよ!鼻血でさえ卒倒するんだからな俺!!
慌てて「命だいじに!」と命じ「俺に縛られず自由になりなよ」と優しく諭した……はずだったのに。
「……殿下は私を捨てるおつもりですか」
なぜかクロノは「他の男に乗り換えた」と大誤解。
忠実だったはずの騎士様は剥き出しの獣に変貌し、逃げる間もなく壁ドンディープキス&身体を弄ってきて――!?
待って!ここ、外ですけど!?
「嫌われて生きていくくらいなら、死ねとお命じください」
処刑エンド回避に奔走する暇もなく、執着騎士の激重愛に流されていく。
【悪徳皇子(中身は苦労人社会人)×激重ヤンデレ専属騎士】
※露骨な性描写のある回にはタイトルに【R18】がついていますが、それ以外でも際どい描写が含まれることがあります。
文字数 169,638
最終更新日 2026.10.27
登録日 2026.09.18
「お前のような無能は、龍神様への生贄にでもなるがいい」
白華家で虐げられてきた少女・咲良は、生贄として恐れられる龍神・蒼雲の元へ投げ出される。
凍える吹雪の中、死を覚悟した咲良だったが――冷酷と恐れられる龍神に抱き上げられ、待っていたのは予想外の「過保護すぎる極上溺愛」だった。
文字数 21,464
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.21
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
文字数 829,777
最終更新日 2026.10.28
登録日 2025.01.19
女子だけが魔法の才能を持つ近未来。
清蓮学院のお荷物、魔法科の生徒、大埜メグミが召喚実習で呼び出したのは…… えっ? 異世界の大賢者、ダグラス・マグナマル??
元の世界に戻る手段のないダグラスは、なぜか魔法科の副担任を引き受ける。 しかも、魔法競技会で優勝できなければ「魔法科は廃止&ダグラスは即解雇」という無茶な約束を勝手にしてしまうのだった!
「一勝もしたことないのに、絶対ムリだから!」
口ばかり達者で、やる気を見せない生徒たちをダグラスは異世界の圧倒的魔法レベルで黙らせる。
「安心しろ、オレがオマエらを優勝させてやる」
最強賢者と落ちこぼれ女子高生たちの、学園存亡をかけた下剋上が今、始まる。
*全85話
【第16回GA文庫大賞第二次選考通過作品】
【カクヨムコンテスト11長編部門中間選考通過作品】
文字数 100,154
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.14
没落子爵家の娘、イリーナ・スペンサーは教育院を卒業した後の進路に、困っていた。
縁談は決まらず、家庭教師の面接はけんもほろろに追い返される。
魅惑的で賢い女性、それが彼女の足を引っ張った。
そんな彼女に一つの縁談が舞い降りる。
ローレンス・ペンドルトン。
三〇年戦争で前線を駆けた、「紅蓮の狂犬」と呼ばれる彼は、病没した先妻との間にお子様もいらっしゃる。
戦果で賜った辺境を開拓していると言う彼のもとに、たった一日で嫁ぐ事になった。
帰る家はない。
選ぶ事はできない。
イリーナは旦那様の元へと、文字通り飛んで行く。
長く続く戦争の果て、時代に翻弄され、家族に翻弄され、傷ついた二人の新しい家族の物語。
※R15は念のため指定。他よりは割と、R15です。
※1686年にフランスに実在したサン=シール王立女子学校を元ネタに使用していますが、実際とは異なります。
文字数 8,563
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.28
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
文字数 70,116
最終更新日 2022.06.17
登録日 2022.05.22
闇堕ちド執着ヤンデレ(ワンコ)義弟×転生者義兄
「...コレは今日からお前の弟になる。お前のスペアとして育てる。どんな風に使ってもいいが、殺すなよ」
殺す、という言葉に今にも泣き出しそうに震えた翡翠の瞳を、柔らかそうな濡羽の髪を見てまるで脳天を撃ち抜かれたように記憶が蘇った。
潤んだ瞳でこちらを見つめる男の子は前世、日本人であった俺の大好きな推し、ジルバード・ハミルトン。
この先の未来で、義兄であるレイリア・ハミルトンや使用人に虐め抜かれた果てに闇堕ちし自害、という結末を辿ることになる。
しかも俺はその元凶の義兄に転生したらしい。よし、この俺がジルバードを幸せにするべく、立ち上がろうじゃないか。
初投稿作品です!ムーンライトノベルズ様でも同時に投稿しております。
最後の方はR18になる予定ですのでご了承くださいませ。(本当に最後の方までR-18シーンがありません。)
文字数 177,439
最終更新日 2025.07.17
登録日 2025.02.01
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
文字数 114,353
最終更新日 2021.09.09
登録日 2021.08.06
6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分
レンタル有り幼馴染のド怖モテ攻めに長年片想いしているド真面目平凡受け。
☆第11回BL小説大賞現代BL賞受賞しました。ありがとうございます!
☆1/14書籍発売。書籍版とweb版は少し違うところがあります。書籍版はより改稿されてますので、是非ご覧いただけると嬉しいです。
地味でド真面目くんと呼ばれる幸平は、子供の頃から幼馴染の陽太に恋をしている。
陽太は幸平とは真逆の人間だ。美人で人気者で恐れられていて尚好意を抱かれる煌びやかな人。中学の半ばまでは陽太と仲良く過ごしていた幸平だが、途中から彼に無視されるようになる。刺青やピアスが陽太の身体に刻まれて、すっかり悪い噂が流れるようになった陽太。高校もたまたま同じ学校へ進学したが、陽太は恐れを受けながらもにこやかな態度から、常にセフレが5人いるなど異次元のモテを発揮していた。
幸平とは世界が違いすぎて話しをする機会は滅多にない。それでも幸平は、陽太に片想いし続けていた。
大学は進路が分かれている。卒業式に思い切って告白を決意した幸平は、幸運にも6人目のセフレへと昇格した。
少しでも面倒に思われないよう『経験はある』と嘘をつき、陽太と関係をもつ。しかしセックスの後陽太に渡されたのは、一万円札だった。
虚しい思いに涙を滲ませながらも、その後もセフレを続ける幸平だが——……
すれ違い幼馴染の片思いBLです。
微エロもエロも※付けてます
一言でも感想いただけると、嬉しいですし、励みになります!
文字数 235,714
最終更新日 2025.02.08
登録日 2023.10.06
グランディエネ・フラントールはかつてないほど怒っていた。理由は目の前で繰り広げられている、この国の第3王女による従兄への婚約破棄。
蒼氷の魔女と噂されるグランディエネの足元からピキピキと音を立てて豪奢な王宮の夜会会場が凍りついていく。
王家の夜会で繰り広げられた、婚約破棄の傍観者のカップルの会話です。主人公が婚約破棄に関わることはありません。
文字数 3,042
最終更新日 2024.03.22
登録日 2024.03.22
誕生祝賀会で第一王子から突きつけられた、理不尽な婚約破棄。
王子は胸を張って言った。「真実の愛は何よりも優先される!」と。
だが、公爵令嬢も、その父である宰相も、そして偶然(?)その場に居合わせた隣国の第二王子も、全員が内心でガッツポーズを決めていた。
「あの王子なら、必ず考えなしな計画を実行する。それに関しては信頼していた」
愚行を完璧に計算に入れて動いていた公爵家による、おそろしくスピーディーな王権強奪(セルフ自滅)の記録。
※全4話+番外編1話のサクッと読める短編です。凄惨な不幸描写はありません。後味爽快な論破劇をお楽しみください。
※2026/07/28 関連作品に接続するために若干修整した「スピンオフルート」を追加しました。
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【「ですよね!シリーズ」について】
本作は「ですよね!シリーズ」の第1作目です。
◆ シリーズラインナップ
・1作目:『真実の愛は何よりも優先される』と婚約破棄した王子、「ですよね!」と言われる。(※本作)
・2作目:『お姉様、そのネックレス素敵ね』と微笑んだ義妹は、何も欲しがっていない件について
・3作目:追放されない重戦士は、商人になりたかっただけなのに
・4作目:婚約破棄で返り討ちにされた元王子、「真実の愛」で世界を救う?
文字数 7,804
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.20
公爵令嬢のマリアンヌは婚約者である王太子殿下から婚約解消を言い渡されてしまった。
マリアンヌの義妹リリーと恋仲になったせいで。
父と再婚した義母の連れ子であるリリーは、公爵家の養女でもある。つまり、実子並みの権利を持っているのだ。そのため、王家と公爵家との縁組を考えればどちらの令嬢と結婚しても同じこと。
元婚約者がいては何かと都合が悪いからと、マリアンヌは自ら母国を去る。行先は、亡き実母の祖国。祖父や伯父たちはマリアンヌの移住を喜んで受け入れる。
彼女を皇女に!と思うも、本人に拒否されてしまい、仕方なく「女公爵」に。
マリアンヌとしては小国の公爵令嬢が、大国の皇女殿下になる訳にはいかなかった。優しい伯父たち(大国の王族)のため、「女公爵」として、新しい母国のために奮闘してゆく。王太子妃としての教育がこのような形で活かされていく。
一方、元婚約者の王太子殿下には暗雲が立ち込めていた。
彼は王太子位を剥奪され一介の王子になっていたのだ。妻のリリーは、妃として落第点を押される程の不出来さ。
リリーは高位貴族の教育さえ受けていなかったことを元婚約者は知らなかったよう。彼女の母親は下位貴族出身。当然、その娘であるリリーも下位貴族の教育しか受けていない。
内政も外交も上手くいかない。
経済さえも危うくなってきた。
彼らの未来はどうなるのか???
他サイトにも公開中。
文字数 7,744
最終更新日 2022.04.21
登録日 2022.04.17
ベルティオール伯爵家へ嫁ぎ、三年間、無給の家政婦兼領地管理人として尽くしてきたエルゼヴィア。
しかし夫のベルティオールは、没落した初恋の令嬢メルティカを屋敷に迎え入れ、エルゼヴィアを「飾り物の妻」と嘲笑して離れへと追いやる。義母オディリアもメルティカを溺愛し、エルゼヴィアを召使い同然に扱った。
港町で香草療養院を開き、以前から彼女の才覚を認めていたカドヴェル公爵の協力を得て自立したエルゼヴィア。
一方、屋敷に残された元夫たちは、エルゼヴィアが一人で背負っていた膨大な仕事を誰もこなせず、借金と混乱で破滅の道を転がり落ちていく。
焦り狂ったベルティオールは復縁を求めてエルゼヴィアのもとへ押し掛けるが、そこで明かされたのは、彼が一生を狂わせるほど残酷で驚愕の真実だった。
怒り狂って取り乱すこともなく、エルゼヴィアは静かに心を閉ざす。彼女は水面下で家計と領地運営の引き継ぎを全て止め、自身の私財を回収。夜会の場でベルティオールがメルティカを正妻のようにエスコートした瞬間、署名済みの離縁状と鍵束を叩きつけて屋敷から姿を消した。
文字数 81,297
最終更新日 2026.10.07
登録日 2026.10.07
侯爵家へ嫁いで三年。セザリーヌは夫であるベルトランから「愛せるわけがない」と冷遇され、愛人のオランプからは陰湿な嫌がらせを受ける日々を送っていた。しかし、セザリーヌは決して屈しなかった。なぜなら、この婚姻は「三年経っても愛せなければ離縁する」という約束のもと結ばれたものだったからだ。
三年目の朝、セザリーヌは完璧に整えられた離縁状を置いて、未練なく屋敷を去る。
身一つで国境の美しい村へ向かった彼女は、身分を隠した隣国の若き大公ジスランと運命的な出会いを果たす。セザリーヌの傷ついた心は、ジスランの情熱的で甘い溺愛によって少しずつ溶かされていく。
一方、有能な妻を失ったベルトランの侯爵家は、それまでセザリーヌが陰で支えていた雑務や領地管理がすべて滞り、崩壊の一途をたどる。やがて王宮の夜会で再会したとき、すべてを失った元夫は愕然とする。セザリーヌこそが、かつて自分の命を救ってくれた「初恋の少女」であり、自分を陰から支え続けてくれた唯一無二の存在だったと知るが、時すでに遅し。彼女の隣には、世界で一番彼女を大切にする極上の旦那様が寄り添っていた。
文字数 57,170
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.07.01
荒れ果てた国は聖女の力によって、元の緑溢れる大地になった。そして活躍した聖女は、元の世界へと帰っていった──
それを見送るのは宮廷魔術師、アウローラだ。母親譲りの整った顔、そしてエルフであるがゆえに並外れた魔術。何よりも儚げな美貌の持ち主として広く知られている。
しかしアウローラは世界を救う最中、数々の悪名を轟かせていた(天然がゆえ無自覚にそう思っているだけ)。それが原因で、アウローラはΩに落とされてしまう。
すべてを失ったアウローラに残されたのはαで皇子な幼馴染み、ルークだった。このままでは転落していく一方で、それを阻止するためには媚びるしかない。ルークが、初恋相手ということを隠しながら。
その矢先、なぜかルークに甘やかされては溺愛されていく日々が始まってしまう。
いったいこれは、どういうことなのか!?この皇子は何を考えているのか!?
アウローラと皇子。この二人がアタックされ、拒否するというドタバタを繰り広げる異世界ほのぼのコミカル作品。
文字数 13,295
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.25
夫の若い秘書が、社内チャットに一枚の自撮り写真を誤って投稿した。本当は若手社員だけで作った私的なLINEグループに送るつもりだったのだろう。けれど彼女は、うっかり会社のLINE WORKSの雑談チャンネルに投稿してしまった。写真の背景は、私と怜司の寝室だった。彼女は私のシルクのナイトウェアを着て、私が使っていたドレッサーの前に立っている。胸元は大きく開いていた。
添えられていた言葉は、たった二行だった。
【怜司さんが、奥さんは今いないって】
【今夜、この寝室は私のもの】
チャンネルは数秒だけ静まり返り、それから既読の数が一気に増えていった。誰かが意味ありげなスタンプを送り、別の誰かが冗談めかして、とうとう奥さんの座に収まったのかと聞いた。彼女が着ているナイトウェアが高価なものだと気づき、もう高梨家の主寝室に入り込んだのかと茶化す者もいた。
桐谷莉奈は、すぐにもう一言付け加えた。
【怜司さん、今夜はずいぶん元気。でもずっと寒いって言ってて、私を抱いて離してくれない】
私は黙って、そのメッセージが一つずつ浮かび上がるのを見ていた。怜司が寒がるのは当然だった。だって、私はずっと彼の背中に張りついているのだから。私の遺体は、彼によって主寝室のウォークインクローゼットの奥に作られた壁の中へ封じ込められて、もう三ヶ月になる。
そこは、世田谷区にあるリフォーム済みの一戸建てだった。結婚後、怜司が購入した家だ。ここなら静かで、人目も少なく、私たちはやり直せる。そう言っていた。隣家とは塀と庭を挟んでいて、主寝室は二階にある。深夜の作業音も、水漏れの修繕だと言えば、誰も深くは聞かなかった。だから彼は私を殺したあと、ウォークインクローゼットの奥を石膏ボードで塞ぎ、継ぎ目をパテで埋め、その上から新しい壁紙を貼った。
壁紙の糊とパテの匂いは、まだ完全には抜けていない。壁の内側は冷たく、息苦しい。私は毎晩、彼の首筋にぴたりと貼りついて息を吹きかけていた。寒くないはずがなかった。
文字数 14,928
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.07.13
ある日突然、恋愛小説に登場する悪役「タリア」に憑依してしまった。
自分が置かれている環境とタリアの置かれている環境が酷似していたため、感情移入して読んでいたが……最終的にタリアは悪役として処刑台に立たされ、それ以降読めていない作品だった。
元の世界に戻る条件は、一年後の処刑日までに五体満足で生きていること。
生きて脱出するために奔走するタリア。
一方、様子が変わったタリアに、彼女を毛嫌いしていた周囲は次第に惹かれていくのだが……。
文字数 24,074
最終更新日 2026.10.18
登録日 2026.10.06