「しろ」の検索結果
全体で3,269件見つかりました。
アムラーが世を席巻する1997年。東京で生まれ育った都倉真咲は、家庭の事情で突如母の郷里に引っ越す。転校先で出会ったのは、のちにかけがえのない仲間となる美少年(複数)や眼鏡男子。つまらないと思っていたはずの田舎での高校生活が、ほのかな恋によって輝きだして……!? 胸焦がす恋情、一度っきりの青春。苦しくて切なくて流した涙も必ず糧となる日が来る。改訂前verはコチラから→<http://nanos.jp/sunnysunday/novel/8/>
文字数 546,921
最終更新日 2020.05.13
登録日 2020.04.02
黒竜の花嫁に選ばれる事は、この国ではとても誉れ高い事である。
けれど、その条件は決まっていた。
白い髪をしている事、青い瞳である事。そして前世の事を覚えている事。
伯爵令嬢であるレイシスは白い髪と青い目をしていた為に、物心つく頃に黒竜の花嫁の話を聞かされて育った。
(もしかしたら黒竜様の花嫁になれるかも)
そうして内心期待をしていたのだけれど、もう一つの条件だけはどうしても満たせなかった。
昔の事を全く思い出せないのだ。
前世の記憶など欠片も浮かばないまま、初めて黒竜と対面することになった。
けれど懐かしい気持ちも思い出も湧き上がらない。
唯一思い浮かべられたのは「黒竜の赤い瞳が好物の果物にそっくり」という事だけ。
なのに何故か黒竜はレイシスに求婚した。
前世の記憶がないと伝えても、「その内に思い出す」と言われてしまい、そのままレイシスは婚約者として迎え入れられた。
黒竜は優しく、レイシスをとても大事にしてくれる。
嬉しさと共に罪悪感が募る。
(本当に私が花嫁なの?)
一向に記憶は戻らず、けれど胸には愛しさが芽生え続ける。気づけば結婚の日となった。
彼と一緒になれる嬉しさと、彼を騙していないかという不安がぐるぐるしている中、一人の女性が現れた。
白い髪と、青い目を持つ美しい女性は、黒竜とレイシスの前に立ってこう言った。
「私が本当のあなたの花嫁です」
ハピエン、両片思い、ご都合主義大好きな作者によるお話です(*´ω`*)
カクヨムさん、小説家になろうさんにも投稿しています、よろしくお願いします☆
表紙絵は猫絵師さんに描いて頂きました!
文字数 9,958
最終更新日 2026.07.25
登録日 2026.07.20
貧弱雑魚な魔王の俺。
ある日、人間の国との小競り合いを止めるため、重鎮たちは「姫を人質にしろ」と言い出す。
仕方なく人間の城へ向かった俺だったが、当の姫は気絶寸前のか弱さ。
代わりに名乗り出たのは、姫を守る一人の騎士さまだった。
「俺ならば耐えられる」
人間は弱いはずなのに、なぜか目が離せない。
結局俺は、姫ではなく騎士さまを人質として魔王城へ連れ帰る。
魔王さまの責任で面倒見て下さい。
そんな言葉から始まる、貧弱雑魚魔王と最強騎士の妙な同居生活――
「……じゃあさ、騎士さまが付けてよ。俺の名前、今じゃなくていいから」
「……俺は独占欲が強いので、俺にしか呼ばせませんよ」
文字数 18,366
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.03.16
親を魔物に食われた金髪の少年が、盗賊に拾われて勇者を目指す英雄成長譚。
優しい騎士の少年リンデルと、彼を支えたい小柄な従者と、褐色肌の元盗賊のお話。
R18にはタイトルの最後に*が、R18未満には(*)が付いてます。
本作はこれまでの囚われの勇者のリンデル側のお話を集めて整えたものです。
単話投稿しているものの再収録の他、新規書下ろしもそこそこあります。
本作はとにかく『何でも許せる方向け』です。
ショタ受け、無理矢理、モブレ、媚薬、リバ、3Pと色々あります。
表現としてあまりグロくは書きませんが、痛い描写は多いです。
夢オチで触手もあったり、時に飯テロもあります。
個人的に苦手なシチュがある方は、
これまでに投稿している単話版をご覧いただくと安心です。
(各作品ごとに登場する注意要素が書いてありますので……)
大丈夫! 何でもおいしく食べられるよ!
むしろ痛いのは心も体も大好物だよ! という方は
どうぞ存分にお楽しみくださいね。
■登場人物 ※【囚勇02】開始時点
・主人公(勇者)→リンデル(17)♂
勇者に憧れて田舎から王都に出て、騎士になった心優しい少年
優しい麦穂色の金髪に蜂蜜のような金眼・爽やか短髪 173cm
・勇者の護衛兼教育係(従者)→ロッソ(28)♂
23歳から5年間前勇者に仕えていた生真面目青年
サラツヤ直毛黒髪に童顔黒目がちな黒眼・超ロング1つ括り 151cm
・主人公のいる隊の中隊長→ルストック(36)♂
主人公の所属する九番隊の隊長、温厚実直な男性
茶色がかった黒髪に三白眼気味の黒眼・オールバック 180cm
・別の隊の中隊長→レインズ(36)♂
ルストックの為なら死ねるタイプの激重感情持ち親友
鮮やかな金髪に宝石のような青い瞳・一つ括り かなり美形 178cm
・主人公の姉→エレノーラ(22)♀
主人公の実姉で唯一の肉親
榛色の髪と瞳・肩下ふんわりセミロング 可愛い系美人 165cm
中隊長の二人、ルストックとレインズの
スピンオフなお話はこちらにまとめています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/547033129/684597576
文字数 343,017
最終更新日 2026.04.28
登録日 2026.01.03
「これは恋だ」──1匹の猫が、皇帝陛下を骨抜きにしてしまった。皇帝は孤独だったのだ。あのふわふわが余を魅了する。猫ちゃんのためなら、余は帝国中の猫玩具を買い占めよう……
「誰か、皇帝陛下をお止めしろ!!!」
※猫ちゃんと皇帝は結婚しません
※猫ちゃんは本当にただの猫です
※ヒロインはやさぐれている上に性格と口が悪いです
文字数 27,369
最終更新日 2025.01.10
登録日 2024.12.28
─作者より─
最新話を更新しました。引き続き鈍いリリーとエランの想い、バッカスはちらり独占欲を滲ませます。
一話を1500字前後にして短時間で読みやすくを心掛けています。
お気に入り登録に♡もありがとうございます。しばらくは更新頻度が落ちるかもしれませんが、地道にコツコツ書いていきます。応援よろしくお願いします。
─あらすじ─
前世は学校にも行けないヤングケアラーだったけど、ロレンス大公爵家の令嬢リリーに転生。豪華で何不自由ない暮らしに将来有望な婚約者のランスがいて、通う学園では妹のローズと共に羨望の眼差しを浴びていた。
前世で苦労した分、今世は幸せでもいいよね……そう思っていたのに妹に婚約者を奪われ突然の婚約破棄。
なぜか犯罪者のように追放、隣国に供物として捧げられて人質になり、政略結婚。夫婦となったローズ&ランスとの因縁や王位争いに心を傷めながらも冷酷なはずの第四皇子バッカスに溺愛されて、最後にして最幸の転生を目指しています。
文字数 130,236
最終更新日 2026.07.26
登録日 2025.12.08
辺境伯令嬢バルバラ・ザクセットは、第一王子セインの誕生パーティの場で婚約破棄を言い渡された。
だがその途端周囲がざわめき、空気が変わる。
父王も王妃も絶望にへたりこみ、セインの母第三側妃は彼の頬を打ち叱責した後、毒をもって自害する。
そしてバルバラは皇帝の代理人として、パーティ自体をチェイルト王家自体に対する裁判の場に変えるのだった。
番外編1……裁判となった事件の裏側を、その首謀者三人のうちの一人カイシャル・セルーメ視点であちこち移動しながら30年くらいのスパンで描いています。シリアス。
番外編2……マリウラ視点のその後。もう絶対に関わりにならないと思っていたはずの人々が何故か自分のところに相談しにやってくるという。お気楽話。
番外編3……辺境伯令嬢バルバラの動きを、彼女の本当の婚約者で護衛騎士のシェイデンの視点から見た話。番外1の少し後の部分も入ってます。
*カテゴリが恋愛にしてありますが本編においては恋愛要素は薄いです。
*むしろ恋愛は番外編の方に集中しました。
3/31
番外の番外「円盤太陽杯優勝者の供述」短期連載です。
恋愛大賞にひっかからなかったこともあり、カテゴリを変更しました。
文字数 203,681
最終更新日 2022.04.01
登録日 2022.01.23
伯爵令嬢であるネセリアは、家でひどい扱いを受けてきた。
継母と腹違いの妹は、彼女のことをひどく疎んでおり、二人から苛烈に虐め抜かれていたのである。
実の父親は、継母と妹の味方であった。彼はネセリアのことを見向きもせず、継母と妹に愛を向けていたのだ。
そんなネセリアに、ある時婚約の話が持ち上がった。
しかしその婚約者に彼女の妹が惚れてしまい、婚約者を変えることになったのだ。
だが、ネセリアとの婚約を望んでいた先方はそれを良しとしなかったが、彼らは婚約そのものを破棄して、なかったことにしたのだ。
それ妹達は、癇癪を起した。
何故、婚約破棄されたのか、彼らには理解できなかったのだ。
しかしネセリアには、その理由がわかっていた。それ告げた所、彼女は伯爵家から追い出されることになったのだった。
だがネセリアにとって、それは別段苦しいことという訳でもなかった。むしろ伯爵家の呪縛から解放されて、明るくなったくらいだ。
それからネセリアは、知人の助けを借りて新たな生活を歩むことにした。かつてのことを忘れて気ままに暮らすことに、彼女は幸せを覚えていた。
そんな生活をしている中で、ネセリアは伯爵家の噂を耳にした。伯爵家は度重なる身勝手により、没落しようとしていたのだ。
文字数 27,416
最終更新日 2024.09.11
登録日 2024.09.03
無自覚イケメン小動物カフェ店員×女アレルギー幹部補佐ロシアンブルー系ホストwith保護猫マンチカンとのぽかぽかライフ
渋谷にある小動物カフェ・ミルキーウェイで、「うさぎ部門」を担当している菊伏 綾人(26)は、1年前に彼女と別れて以来マッチングアプリで新しい出会いを探していた。
しかし、連絡を取り続けてさあ会おうとなっても女から音信不通のドタキャンをされ、恋に億劫になっていた。
「チンチラ部門」の柚音先輩(彼女と同棲中結婚間近)から励ましをもらうも、なかなか恋愛に踏み出せない日々を送っていた。
そんなある日、趣味の夜散歩をしていたところ、河原の草むらで白い赤ちゃん猫を発見。そしてなぜか、その隣に落ちている男性。猫は保護しようと決めたが、男が猫を人質に「俺も保護しろ!」と命令し、家に1匹の保護猫と1人の保護人を連れ帰り世話をするというぽかぽかライフスタートです。
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2026/3/7 タイトル変更しました
旧) 「保護猫おもちの縁結び」
新)「子猫を拾ったらイケメン幹部補佐ホストもおまけでついてきました」
※この物語はフィクションです。
18シーンには※をタイトルに入れています。
文字数 31,427
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.06.01
気付けば魔王に転生してたけど、ぶっちゃけ俺バリネコだから美女とか興味ないんだけど?ハーレム?むしろガチムチに組み敷かれたいですが何か?
え?魔王様にそんなこと無理?何それ?この際もう誰でもいいから俺を抱いてッ!!
淫乱受けが健気攻めと幸せになるまでのアレコレ。
ギャグから唐突にシリアスになるのでご注意ください。ハッピーエンドです。本編完結済。全5話+番外編6話。
受けが攻め以外との性行為をする描写がありますのでお気をつけください。
設定は適当なので雰囲気で読んでください。
ムーンライトノベルズでも公開しております。
文字数 64,714
最終更新日 2023.11.29
登録日 2023.11.19
SIベンダーに就職して六年目のわたしは、忙しくも充実した日々を送っている。
ただ、悩ましいのが一点。
毎回、『ここまで終わったら教えてください』と伝えるにも関わらず、暴走する二名のBPさんについて。特に、早馬さんが、厄介で、かみ砕いて話すのにまったく言うことを聞いてくれない。
苦悩するわたしに、職場の先輩である黒神さんがある提案をする。
「――さお。偽装、職場恋愛しないか。おれと……」
■性描写を含む話には『*』マークをつけています。
文字数 93,928
最終更新日 2020.03.03
登録日 2020.02.01
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
文字数 127,466
最終更新日 2023.01.08
登録日 2022.07.02
創業百年になる、老舗洋食店・グリーンバンブーで修業中の緑竹伊織(みどりたけいおり)、二十四歳。父に習い、一人前の料理人になるために修行を重ねる日々。
平和な日常を送る伊織に、ある日突然不幸が訪れた。
人の好いのんびり屋の母、緑竹美佐江(みどりたけみさえ)が友人の借金連帯保証人になり、よくある話、その友人がトんでしまった(つまり失踪)。
三代目グリーンバンブーの店主、緑竹一平(みどりたけいっぺい)は一千万円の借金返済の為に店を手放す事を決意。
そんな時、伊織の幼馴染である高慢眼鏡男――三成一矢(みつなりいちや)が現れた。
「私が助けてやってもいいぞ」
相変わらず偉そうな男!
「ただし、条件がある」
幼馴染の一矢は、上流階級のお坊ちゃま。本家(実家)が裕福なのは勿論のこと、自身が創業したコンサルティング会社も大ヒット。メディアへの露出もあり、結婚したい男ランキングは有名人と肩を並べるほどで、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの大成功者で時のスター。
「伊織、私の専用になれ」
専用って何よ?
「――つまり、嫁になれという事だ。私と結婚すればいい。お前の借金は、私が肩代わりしてやる」
よ、嫁!? 結婚!? 話が急すぎて、ついて行けない!
「安心しろ。結婚と言っても、偽装だ。ぎ・そ・う。どうしようもなくモテる私に、縁談が毎日押し寄せて困っているのだ。幼馴染のよしみで伊織、お前が助けろ。その代わり私がお前の窮地を助けてやろうじゃないか。どうだ? ナイスアイディアだろう。流石私だ」
ドヤ顔で言われた。ふっ、ふざけるなあっ!
「大丈夫だ。調査によればこれは今流行りの契約婚というやつで、何も問題は無い」
知らなかった! 契約婚って流行っているの!?
なんだかんだと一矢に上手く言いくるめられた上に両親の大賛成も手伝い、背に腹は代えられず彼の申し出を受ける伊織。
しかし、ひとつ問題があった。
それは彼が有名人だからとか、お金持ちだからとか、俺様で性格難アリとか、そういう類の問題ではない。
彼女は幼い頃から、一矢の事が大好きだったのだ!
一矢のお嫁さんなんて・・・・ずっとなりたかったわよぉおおぉ――!
それなのに契約婚=いずれ離婚が決定なんて、拗れまくった初恋に未来ナシじゃないのよぉおぉ――――!!
でも、いざニセ嫁を始めてみると、一矢の溺愛は止まらなくて・・・・!?
ジーザス! 私の恋の行方は、一体どうなっちゃうの!?
ラブコメを書かせたら最強無敵、大魔神さぶれが贈る、溺愛系ラブコメ見参!
とくとご賞味あれ☆彡
表紙絵・紗蔵蒼様
文字数 120,423
最終更新日 2023.06.30
登録日 2020.08.01
体格もよく強面のタキはDomSubバーで一人飲みをしていた。
いつも暴力的な奴だと誤解を受けてしまうDomのタキだったが、暴力など振るったことはないし、むしろ甘やかしたい欲が強い。
そんなタキの前に現れたのは、可愛らしいSubのミツル。まだお互いのことを何も知らないのにミツルはタキにパートナーになってほしいと言う。
タキはミツルの提案を受け入れる。しかしミツルが求めていたのはハードプレイだった。
戸惑いながらも、どうにかミツルの期待に応えたいと奮闘するタキと、タキの優しさに戸惑うミツルのすれ違いストーリー
・DomSubユニバースの設定をお借りしています(独自設定あり)
・軽い暴力行為が含まれますので苦手な方はご注意ください
・DomSubを知らない方でも読めるよう説明が時々出てきます
・ハードな躾はありません。基本甘々です
@Dom/Subユニバース
この世界には男女の性の他にダイナミクスと呼ばれる第二の性が存在している。
DomはSubを支配し庇護したい欲があり、SubはDomに支配されて従いたい欲がある。
DomとSubの他に、Normalと呼ばれるDomでもSubでもない者やSwitchと呼ばれるDomとSubの両方を持っている者もいる。
DomがSubに指示を与えて従わせるプレイはCommandを使って行われる。
文字数 36,867
最終更新日 2024.09.18
登録日 2024.09.15
今度こそ勇者たちを懲らしめてやるんだから!
私の決意とは裏腹に私は失敗ばかり……。
そしていつも勇者たちにお仕置きで好き放題犯される。
悔し〜〜〜〜(怒)
誰が性女よ!(怒)
真面目に魔王を倒しに行かず、むしろ裏でつながってあくどい方法でお金儲けしてる勇者を、絶対に懲らしめてやるんだから!!!
「おい……(怒)」
「えっ、いや……あっ、あん、あぁ……」
パンパンパンパンパンパンパンパンパン
文字数 6,494
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.06.14
三年間、書けていない。
売れている。重版がかかる。読者からの手紙が来る。
なのに書けない。
書いては消して、書いては消して、
今夜も原稿は白いままだ。
それを知っているのは、たった一人。
担当編集の朝倉だけが、知っている。
「なぜ消すんですか」
「お前には関係ない」
「関係あります」
「なんで」
「あなたの言葉を、俺が一番好きだからです」
登場人物
藤代 律(ふじしろ りつ・30歳)
小説家。デビュー七年、受賞歴あり。三年前から本当の意味では書けなくなった。出版されているのは過去作のシリーズ続編と、短編集の寄せ集め。長編の新作は三年間、一度も完成させていない。それを誰にも言えないまま、今日も原稿を消す。煙草を一日に何本吸うか、自分でも数えていない。言葉を扱うことが職業なのに、言葉が信用できない。
朝倉 光一(あさくら こういち・34歳)
編集者。大手文芸誌の副編集長。担当作家を六人見送った。三人は筆を折り、二人は出版社を移り、一人は死んだ。だから近づかない。感情の距離を保てば、見送るときの痛みが少ないと思ってきた。藤代の担当になって、その距離が少しずつ崩れている。崩れているとわかっていて、止められない。
南 晴子(みなみ はるこ・28歳)
藤代の元担当編集者。純粋に藤代の作品が好きだったが、「書けない」という事実に気づいたとき、どうすることもできなかった。朝倉に担当を引き継いだ本人。今も藤代のことを心配しているが、近づけない。
文字数 12,810
最終更新日 2026.06.25
登録日 2026.06.16
白蛇の花嫁
レンタル有り戦乱の世。領主の娘として生まれた睡蓮は、戦で瀕死の重傷を負った兄を助けるため、白蛇の嫁になると誓う。おかげで兄の命は助かったものの、睡蓮は異形の姿となってしまった。そんな睡蓮を家族は疎み、迫害する。唯一、睡蓮を変わらず可愛がっている兄は、彼女を心配して狼の妖を護りにつけてくれた。狼とひっそりと暮らす睡蓮だが、日照りが続いたある日、生贄に選ばれてしまう。兄と狼に説得されて逃げ出すが、次々と危険な目に遭い、その度に悲しい目をした狼鬼が現れ、彼女を助けてくれて……
文字数 133,622
最終更新日 2023.03.15
登録日 2023.03.15
森の中を歩いていて、ばったり会ったが最後、魔法で追い払う乱暴な伯爵。そんな伯爵に、頼み事をしたい冒険者の僕。もちろん成功したことはないけど、一度くらいは話してみたい。
だけどなかなか話し出せないでいたら、ある日、パーティのリーダーに、「お前がしているのは邪魔だけだ!」と言われてしまった。パーティは国にその名を知らしめ、貴族たちにも一目置かれるパーティだったけど、普段から馬鹿にされてたし、未練なんかない。
追い出されたのを機に、これまで苦しいのに耐えてやっていたこと、全部しなくて良くなったことに気づいた僕。だったらこれまでずっと我慢してきた、やりたかったことをやってやる!
そして、目的を達成するため、伯爵様の屋敷に押しかけて、その部隊に同行することになる。
だけど、その時僕は、すでに優秀なパーティの邪魔ばかりしていたと噂になっていたし、僕を不本意ながら連れて行くことになってしまった伯爵様は、激怒してしまったみたい。
「連れて行ってやる代わりに、貴様が目当てのものを手に入れられなかったら、貴様はパーティの奴隷だ。夜は全員に奉仕しろ!」と言い出した。
そんなの、あんまりだ!
カッとなった僕は、「いいですよ! 代わりに僕が手に入れたら伯爵様が奴隷です!!」と、怒鳴り返してしまう。
こうして僕らは冒険に出かけた。そしてあっさり賭けに負けた! なんでこんなことになるんだ……って泣きたいけど、どうやらもう遅いらしい……諦める僕。
……だけど伯爵様……なんだかいつも、僕に優しくないか?
愛が重いのに素直になれないツンデレ伯爵×自由になりたい鈍感冒険者
文字数 50,571
最終更新日 2025.08.21
登録日 2025.08.11