「サイン」の検索結果
全体で225件見つかりました。
運命の断罪劇、まさかの「事務処理」で解決!?
公爵令嬢メティアは、ある日、第一王子ジュリアスが自分との婚約を破棄しようとしていることを悟ります。普通なら絶望する場面ですが、超合理的で数字に強い彼女は違いました。「悲しむ時間は非生産的」と断じ、即座に高額な慰謝料を盛り込んだ合意書を作成。断罪の夜会では、泣き崩れるどころか持参したサンドイッチを頬張りながら、驚愕する王子にサインを強要し、爆速で自由の身を手に入れます。
自由を手に入れた令嬢と、有能すぎる「定数」の騎士
別荘での優雅な「独身貴族」生活を始めたメティア。しかし、彼女が去った後の王宮は大混乱。無能な王子に代わって全ての公務を処理していたメティアの不在により、国家財政はパンク寸前に。
文字数 57,024
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
「ロゼッタ。結婚したら、その奴隷紋を解除してあげる」
それがロゼッタにとっての唯一の希望だった。
商家の次女ロゼッタは天才魔導具技師だったが、その才能にいち早く気付いた長女スザンヌはロゼッタを奴隷紋で縛り付けてこき使う。
「ロゼッタ、ホテル経営が回復してきたがまだまだ人手が足りない。……わかってくれ」
両親からもホテルの事務や雑務を押しつけられてきた。そんな生活も婚約者のフォビオと結婚することで抜け出せると思っていた矢先、末妹アデーレに婚約者を横取りされてしまう。
「ごめん、ロゼッタ。婚約を解消してほしい」
「私のせいなの。ごめんなさい、ロゼッタ姉さん」
「──っ」
頑張っていれば、結婚すれば、この生活から抜け出せる。そう思っていたロゼッタは婚約解消という言葉に、何かがブツンと切れて、何もかも道連れに死を選ぼうとする。
心から死を望んだその時、前世の記憶を取り戻し反撃開始!
「それでは私は婚約解消にサインをしましたので、近いうちに家を出て行きますね」
家を出るため国に助けを求め準備を整えていると、長女のスザンヌが急ぎの依頼を持って来た。早々に家を出ようとするも依頼された魔導具に興味持ち、隣国の依頼主ジルベールを自分の復讐に巻き込む。
そのジルベールはロゼッタの想像よりも身分が高い大物だったようで、その才能を買われて隣国シュプゼーレ聖魔法国に『婚約者』としてこないかと誘われ、またロゼッタの才能に気付いた自国クライフェルゼ王国の王太子リベリオ殿下から側室の打診が入り──!?
文字数 80,150
最終更新日 2025.11.14
登録日 2025.10.22
突然、婚約破棄を突き付けられたアンリエッタ。彼女は、公爵家の長男ランドリックとの結婚を間近に控えていた。
結婚日も決まっていた直前になって、婚約者のランドリックが婚約を破棄したいと言い出した。そんな彼は、本気で愛する相手が居ることを明かした。
婚約相手だったアンリエッタではなく、本気で愛している女性レイティアと一緒になりたいと口にする。
お前など愛していなかった、だから婚約を破棄するんだ。傲慢な態度で煽ってくるランドリック。その展開は、アンリエッタの予想通りだと気付かないまま。
婚約を破棄した後、愛する女性と必ず結婚することを誓う。そんな内容の契約書にサインを求めるアンリエッタ。内容をよく確認しないまま、ランドリックはサインをした。
こうして、婚約関係だった2人は簡単に取り消すことの出来ない、精霊の力を用いた特殊な契約を成立させるのだった。
※本作品は、少し前に連載していた試作の完成版です。大まかな展開や設定は、ほぼ変わりません。加筆修正して、完成版として連載します。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
文字数 35,706
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.26
引きこもりの僕、麻倉 渚(あさくら なぎさ)と、人気アイドルの弟、麻倉 潮(あさくら うしお)
同じ双子だというのに、なぜこんなにも違ってしまったのだろう。
時々ふとそんな事を考えてしまうけど、それでも僕は、理解のある家族に恵まれ充実した引きこもり生活をエンジョイしていた。
僕は極度の人見知りであがり症だ。いつからこんなふうになってしまったのか、よく覚えていない。
本音を言うなら、弟のように表舞台に立ってみたいと思うこともある。けれどそんなのは無理に決まっている。
だから、安全な自宅という城の中で、僕は今の生活をエンジョイするんだ。高望みは一切しない。
なのに、弟がある日突然変なことを言い出した。
「今度の月曜日、俺の代わりに学校へ行ってくれないか?」
ありえない頼み事だから断ろうとしたのに、弟は僕の弱みに付け込んできた。
僕の推しは俳優の、葛城 結斗(かつらぎ ゆうと)くんだ。
その結斗くんのスペシャルグッズとサイン、というエサを目の前にちらつかせたんだ。
悔しいけど、僕は推しのサインにつられて首を縦に振ってしまった。
え?葛城くんが目の前に!?
どうしよう、人生最大のピンチだ!!
✤✤
「推し」「高校生BL」をテーマに書いたお話です。
全年齢向けの作品となっています。
一度短編として完結した作品ですが、既存部分の改稿と、新規エピソードを追加しました。
✤✤
文字数 73,469
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.03.28
■監禁生活が嫌なら「婚姻届け」にサインしろ!ベッドに連行され、政権トップであり息子の父親でもある『事実上の夫』の夜の相手。初夜は甘々らぶえっちだった幼馴染、大学の後輩が出産後に豹変。超高層階の私邸に幽閉され、子供の将来を勝手に決められ、次の子を産めと、ああ、仕事も辞めさせられ『夫』の横に立つ女になれと脅される。結婚して正妻になるまで、私のお部屋は独房。
■
夫婦愛/子育て/女性の社会進出を『SM拘束プレイ』描写に変換して描く。
ヤンデレ気味な『独裁者』束縛夫は、妻と子を愛せるのか――妊娠できないなどの大問題も乗り切り、ほのぼの恋人気分の童貞・処女でハッピーエンドを信じて疑わなかったあの日に二人は戻れるのか?突然のコメディ回もあり!年下×年上、無理矢理が多い。
高学歴・高収入・社会的地位あり男性と結婚し、タワーマンション最上階が自宅なら、女は、仕事や自分の考えを捨てられる……いえ、気分はいつも牢獄の中?
■
結婚せず独立した女性として生きていきたい気持ち、仕事を続けたいのに結婚したら子供はまだかと望まれる複雑な気持ち、旦那と育児ですれ違う気持ち……恋を縁遠く感じる環境になったからこそほしい激しく熱いロマンチックな夜の物語としてお届けできていたら幸いです(+軍服(軍人)男性が相手の物語が少ないから自分で執筆。事実婚カップルや夫婦別姓をテーマとして扱ってみました)
■
■【!】江戸川乱歩や室生犀星の作品も残る『(文学)対話体小説』、会話のみで『情景描写』や心の動きを描き、気軽な読みものを目指しています。
■【※】性描写ばかりですが、一部、社18禁要素含みます(章タイトル、各話タイトルを駆使して、話の特徴を書きます)。
■【※】章単位でオムニバス読書もできます。雰囲気とストーリー重視のエロです。
■【※】他サイトで未完結作品の改稿+未発表原稿の掲載版です([結婚前夜(妄想)][機械姦(オチつき)][私は息子を護れるか~][ラブホテル後半][To break the world]は完全初出)
■【!】『対話体小説』の読みにくさを軽減させる為、独自の「改行/句点ルール」を使っています
■
ガイドラインに対する表記:過激な性表現がありますが、夫婦問題・子育て問題・反戦をストーリーの軸にしています。江戸川乱歩、室生犀星などの作品も残る「対話体小説」を使い、『地の文』がないと読者に伝わりにくい『性描写』を『セリフのみ』で様々な形の表現に挑戦した作品です。法律・条文、社会的問題を確認し、『文芸書籍』であれば成人指定を受けずに販路に頒布できる範囲にとどめて公開しています。女性を幸せにする形で、社会規範に準じたハッピーエンドを描いて完結させました
■
【2019年4月末に本編完結】2020年6月・番外編『初夜の翌朝』投稿しました
文字数 147,160
最終更新日 2020.06.27
登録日 2019.01.26
「結婚してやる」
目の前の男がなにを言っているのか理解できなかった。
酔い潰れていたところを襲い、その責任で結婚など。
しかも彼は我が社の御曹司で婚約者がいるうえに、女性にも甘い。
そんな人と結婚ですか?
でも、彼は本気だったらしく、婚姻届にサインさせられ、その日のうちに入籍。
まあね、自分の理想の男と結婚させたい親バカ父には困っていたし。
そもそも、酔い潰れたのもそのせいで。
だからまあ、父から離れなれるならいいかと思ったんだけど。
「この結婚は誰にも秘密だ。
親にもな」
それって全然、意味ないんですけど―!
美月翠
26歳
大手百貨店三和総務部総務課勤務
一見、お嬢様風
でも中身はしっかり者
親バカな父とシスコンの兄に溺愛されて育ってきた、苦労人
×
蔭木紘太朗
32歳
菱井三和ホールディングスMD戦略推進室企画・開発担当課長
さらに御曹司
態度のでかい、俺様
女性関係がお盛んとの噂
婚約者あり
はじまった極秘結婚生活、なんでこんなに愛されてるんですか……?
*****
7:00、12:10、20:10の1日3回更新
文字数 120,943
最終更新日 2020.06.26
登録日 2020.06.15
伯爵令嬢マリアーナ・ベイリーは婚約者が居るのに、使用人カルロと恋人同士になってしまった。
しかし、カルロは婚約者ジークライト・カンザック男爵子息とマリアーナの父親が差し向けた罠だった。
義理の妹リンダの誕生日パーティーの日。マリアーナはカルロにそそのかされて婚約解消の書類にサインし、駆け落ちをした。
これからカルロとの愛に溢れた未来を夢見ていた。
王都から出た森の中にある小屋で、駆け落ちを記念にプレゼントがあると言われた。結婚指輪だと思って言われるままに目をつむると、ナイフが胸に突き刺さっていた。
カルロは嘲笑いながら全て嘘だったと告げた。父親、婚約者が仕掛けた罠だったと…。
信じていた恋人に裏切られ、マリアーナはーーー。
全14話です。
執筆は終わっているので、1日2話ずつ更新していきます。
楽しんでいただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【閲覧注意】
ダークラブストーリーです。
残酷描写が多いので、苦手な方はご注意下さい。
残酷描写が描かれた話には【残酷描写有り】と記載します。
文字数 32,735
最終更新日 2021.01.13
登録日 2021.01.09
悪妻なので離縁を所望したけど、旦那様が離してくれません。
レンタル有り旧題:悪妻なので離縁を所望したのに、旦那様が離してくれません。
悪女と呼ばれて、結婚すれば悪妻と呼ばれたロレッタは、ある日毒殺されそうになる。
一命を取り留めたが、その時に前世が日本人だったことを思い出した。
夫は、アルフレート・クロイツ公爵様。無理矢理、婚約者になるはずだったエリス・シャムロック男爵令嬢と彼を引き裂き、何者かに毒殺されそうになってまで、アルフレート様と結婚を続ける意味がにないと悟り、離縁を申し出ると夫のアルフレート様の様子がおかしくなってしまい……。
「アルフレート様。離縁を所望します。軽くサインをしてくださいませ」
「絶対にお断りだ!!」
「でしたら、毒殺事件の犯人を見つけてください。期限は一ヶ月ですわ」
そう約束を交わし、夫との残り一ヶ月の生活が始まった。
文字数 287,541
最終更新日 2026.03.27
登録日 2023.03.09
レーナは、婚約者であるアーベルと妹のマイリスから書類にサインを求められていた。
その書類は見る限り婚約解消と罪の自白が目的に見える。
ただの婚約解消ならばまだしも、後者は意味がわからない。覚えもないし、やってもいない。
しかし彼らは「名前すら書けないわけじゃないだろう?」とおちょくってくる。
それを今までは当然のこととして受け入れていたが、レーナはこうして歳を重ねて変わった。
彼らに馬鹿にされていることもちゃんとわかる。しかし、変わったということを示す方法がわからないので、一般貴族に解放されている図書館に向かうことにしたのだった。
文字数 104,994
最終更新日 2025.03.04
登録日 2025.02.21
成績優秀な男爵令嬢のハリィメルは、ある日、同じクラスの公爵令息とその友人達の会話を聞いてしまう。
どうやら彼らはハリィメルに嘘告をするつもりらしい。
「俺とつきあってくれ!」
嘘告されたハリィメルが口にした返事は――
「では、こちらにサインをお願いします」
果たして嘘告の顛末は?
文字数 71,339
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.01
「どうして分かってくれないのですか…」
最近婚約者に恋人がいるとよくない噂がたっており、気をつけてほしいと注意したガーネット。しかし婚約者のアベールは
「友人と仲良くするのが何が悪い!
いちいち口うるさいお前とはやっていけない!婚約破棄だ!」
「わかりました」
「え…」
スッと婚約破棄の書類を出してきたガーネット。
アベールは自分が言った手前断れる雰囲気ではなくサインしてしまった。
勢いでガーネットと婚約破棄してしまったアベール。
本当は、愛していたのに…
文字数 17,524
最終更新日 2023.01.15
登録日 2022.12.08
王命により、グレンディール・アルザイド辺境伯に嫁いだ聖女シェリル。彼には病気持ちのニーナと言う大事な人がいた。彼から提示された白い結婚を盛り込んだ契約書にサインをしたシェリルは伯爵夫人という形に囚われることなく自分の趣味の薬作りを満喫してながら、ギルドに売っていく。ある日病気で苦しむニーナの病気を治した事でシェリルの運命は変わっていく。グレンディールがなにかと近づくようになったのだ。そんな彼女はとある秘密を抱えていた・・・。
文字数 191,231
最終更新日 2022.09.15
登録日 2022.06.08
階段から落ちて前世の記憶を思い出した公爵令嬢エリシアは、自分が"悪役令嬢"であることを自覚する。婚約相手の第一王子は、お約束にも男爵令嬢と恋仲で。
「待って、このままじゃ私、断罪されちゃうの?」
追放は嫌、逃亡も愚策。私は新しい道を見つけたい。
エリシアが選んだ道は、円満な婚約解消と安泰な結婚生活。──自国でいい相手を見つけて、そっちとくっつけばいい!!
「では、半年後に円満な婚約解消をいたしましょう。殿下、ここにサインを」
王子相手に契約を交わし、夫探しを手伝ってもらうことにしたけれど、肝心の王子はやる気なし。
おまけに男爵令嬢を呪ったという嫌疑まで掛けられて、さらに公爵家ごと逮捕命令が?!
エリシアに素敵な結婚相手は見つかるの? 契約を守る気のない王子の真意は?
エリシアの未来をかけた奮闘。ご注目あれ! ハッピーエンドです。
番外編「声無し聖女は、自由を望む。」も後半に収録しています。
※この小説は他サイト「小説家になろう」「エブリスタ」にも掲載しています。
※表紙イラスト:汐の音様
文字数 16,685
最終更新日 2025.01.31
登録日 2025.01.30
結婚宣誓書にサインをしたその瞬間、俺は気付いた。ここは前世で読んだ小説に酷似した世界で、俺は夫の断罪に巻き込まれる憐れな辺境伯夫君(後夫)ということに……!
どうにか夫の死を回避して、俺は気楽な貴族の後夫ライフを手に入れてみせる!
文字数 178,267
最終更新日 2026.03.14
登録日 2024.10.31
夜会の中心で、第一王子から身に覚えのない罪を着せられ、婚約破棄を言い渡された公爵令嬢ラジーナ。しかし、彼女は悲しむどころか「承知いたしました」と秒速で合意書にサインする。
超合理的・超効率主義な彼女にとって、不採算部門(王子)との縁切りは「最高の内政改善」でしかなかった!
文字数 59,277
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.12
主人公、公爵令嬢のシャーロット・ブロンデはマーク・プリスコット王子と婚約していた。
しかしマークはいつも深く考えずに行動するので、たしなめるためにシャーロットはいつもマークについていなければならなかった。
そして学園の入学式のパーティー。
マークはマナーを逸脱したところをシャーロットに注意され不機嫌になる。
そしてついに長年の不満が爆発し、シャーロットへと暴言をあびせたあと「お前とは婚約破棄する!」と言った。
するとシャーロットは途端にその言葉に目を輝かせ、マークへと詰め寄る。
「婚約破棄してくれるって本当ですか!?」
シャーロットも長年早く婚約破棄したいと思っていたのだ。
しかし王子との婚約なので自分から解消することもできない。
マークのお守りから解放されはシャーロットは自分の好きなままに生きていく。
文字数 12,283
最終更新日 2021.12.26
登録日 2021.07.24
「婚約を破棄して欲しい。」
そう告げたのは、婚約者のハロルド様だ。
ハロルド様はハーヴィ伯爵家の嫡男だ。
私の婚約者のはずがどうやら妹と結婚したいらしい。
いつも人のものを欲しがる妹はわざわざ私の婚約者まで欲しかったようだ。
「ラケルが俺のことが好きなのはわかるが、妹のメイベルを好きになってしまったんだ。」
「お姉様、ごめんなさい。」
いやいや、好きだったことはないですよ。
ハロルド様と私は政略結婚ですよね?
そして、婚約破棄の書面にサインをした。
その日から、ハロルド様は妹に会いにしょっちゅう邸に来る。
はっきり言って居心地が悪い!
私は邸の庭の平屋に移り、邸の生活から出ていた。
平屋は快適だった。
そして、街に出た時、花屋さんが困っていたので店番を少しの時間だけした時に男前の騎士様が花屋にやってきた。
滞りなく接客をしただけが、翌日私を訪ねてきた。
そして、「俺の彼女のフリをして欲しい。」と頼まれた。
困っているようだし、どうせ暇だし、あまりの真剣さに、彼女のフリを受け入れることになったが…。
小説家になろう様でも投稿しています!
4/11、小説家になろう様にて日間ランキング5位になりました。
→4/12日間ランキング3位→2位→1位
文字数 53,395
最終更新日 2021.04.09
登録日 2021.03.05
「かっこいい……あのボディ。かわいい……そのお尻」ため息を漏らすその視線の先に何がある?
たまたま居合わせたイベント会場で空を仰ぐと、白い煙がお花を描いた。見上げた全員が歓声をあげる。それが自衛隊のイベントとは知らず、気づくとサイン会に巻き込まれて並んでいた。
ひょんな事がきっかけで、カメラにはまる女の子がファインダー越しに見つけた世界。なぜかいつもそこに貴方がいた。恋愛に鈍感でも被写体には敏感です。恋愛よりもカメラが大事! そんか彼女を気長に粘り強く自分のテリトリーに引き込みたい陸上自衛隊員との恋のお話?
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
※もちろん、フィクションです。
文字数 120,492
最終更新日 2021.01.10
登録日 2018.02.09
長年連れ添った長い髪と、絡みつく過去の自分に別れを告げるため、女性は町の床屋の扉を開けた。華やかな美容院ではなく、男性客ばかりの昔ながらの「タケシ理容室」を選んだのは、半端な変化では満足できなかったから。
腰まであった豊かな黒髪が、ベテラン理容師の手によって、躊躇なく、そして丁寧に刈り上げられていく。ハサミの音、バリカンの振動、床に積もる髪の感触。鏡に映る自分のシルエットがみるみるうちに変わり果てていく様を見つめながら、彼女の心にも劇的な変化が訪れる。
失恋か、転職か、それとも──。具体的な理由は語られないまま、髪が短くなるにつれて剥き出しになっていくのは、髪に隠されていた頭の形だけではない。社会的な役割や、「女性らしさ」という鎧を脱ぎ捨て、ありのままの自分と向き合う過程が、五感を刺激する詳細な描写と内面の吐露と共に描かれる。
髪と共に過去を床に落とし、新しい自分としてサインポールの下から一歩踏み出す女性の、解放と再生の物語。
文字数 11,155
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.29
ハルクレスト王国には、ある曰く付きの川がある。
王都と国領の間にあるセレーヌ河は、時間帯によって様々な顔を見せることから、「虹の河」と呼ばれ、多くの観光客を呼び寄せていた。
しかし、昨今この川は「忘却の河」と呼ばれている。
10数年前に恋人に裏切られた若い女性がこの川に身を投げた所、奇跡的に命が助かった。助けられた女性は恋人のことを全て忘れて、自分を助けてくれた男性と恋に落ちて幸せになった。
その事実に尾ひれはひれがついて、川に飛び込めば嫌な事を忘れる事が出来ると噂になってしまい、多くの民衆が川に飛び込もうとして、怪我人が続出する始末。
そこで国は、川に沿って飛び込み防止の柵を作った。結果、景観の美しい川縁は囚人の鉄格子の如く殺伐としたものに変わってしまった。
当然、観光業にも大打撃を与えてしまっている。そこで、国は川に大きな眼鏡橋を架け、川の色の変化を楽しめるようにした。
2年ほど前に、この眼鏡橋にいた年若い恋人たちのおかげで眼鏡橋には「恋を成就する運命橋」と密かに巷で囁かれる様になったのだが……。
その話には大きな真実が隠されていた。
主人公となるルナリア・ジャンヌ・ロマネスク公爵夫人は、1週間程高熱で生死を彷徨っていた。
彼女には、記憶が無い。
2年前、眼鏡橋で、現夫であるジェラール・エイダン・ロマネスク公爵を暴漢から身を呈して助けて、川に落ちてしまったのである。
その際に頭を打ったらしく、一月意識不明になっていた。目が覚めると自分の名前すらも分からない状態になっており、両親や兄から事情を説明しされても首を傾げることしかできなかった。
新聞でも「健気な深窓の伯爵令嬢。初恋の公爵閣下を庇って意識不明の重体!!」と大きく取り上げられていた。その二人が結婚したとなれば、皆が恋を成就させれる橋と騒ぐのも理解できる。
橋の近くのカフェや飲食店、ホテルはこの話に便乗し、恋が実る為のケーキや飲み物、ハンカチやブーケおまけに怪しげな人形なども販売し始め、国を挙げての観光事業にまで発展した。
ところが、2年経った今、ルナリアはある事がきっかけで全ての記憶を取り戻してしまったのだ。
そして、「今のこの場所は、本来別の人間のもので、私はここにいるべきではない」という結論に至った。
その後、ルナリアは夫ジェラールが王宮に勤務している間、使用人達に別れを告げて、デルメット伯爵領にいる兄ルーベンスの元に馬車を走らせた。
理由は簡単…この国では女性からの離縁の申し出には、実家の許可が必要で、ルナリアは当主となった兄に離縁状のサインをもらう為に公爵家を旅立った。
文字数 3,622
最終更新日 2024.03.08
登録日 2024.03.07
