「透」の検索結果
全体で1,851件見つかりました。
「この雨が上がったら、私は「私」を満たしにいく」
鳴り響く雨音の中、世界は急にモノクロになった――。
彼から突然の別れを告げられた帰り道、主人公の「私」は商店街のコインランドリーで雨宿りを余儀なくされる。
涙さえ出ないほどの大きな喪失感を抱える彼女の手元にあるのは、彼と共有した記憶の断片である、一本のペットボトルだけ。
過去の甘い約束と、目の前にある無色の水。その境界線である雨宿りの軒下で、彼女は自分の心と静かに向き合い始める。
激しい雨が洗い流したのは、悲しみか、それとも――。
透明感あふれる情景描写で描かれる、美しく切ない、ある「終わりの始まり」の記録。
文字数 1,052
最終更新日 2026.05.24
登録日 2026.05.24
両手を前倣えの形で広げてみてください。
おそらくは30センチ程の幅があると思いますが、それがこの物語の芋虫のサイズです。触角もきっと可愛いでしょう。
これは今よりほんの少し未来の話。
地球温暖化が進みすぎた人類は環境改善の一環である巨大樹計画を実行。巨大樹の木陰は全てを癒し、伐採され、枯れた緑は次々復活の兆しを見せていました。
計画から20数年。
虫はかつての姿よりはるかに悍ましく恐ろしい、巨大な姿へ進化。虫同士の縄張り争いや共食いはより強力な個体の誕生を助長し、人類の生活圏を脅かし、人に寄生をはじめます。
そんな世界で白いツナギの人類種生存環境保護局。通称、「白服」は虫を駆除して人類を守っているのです。
此れは、虫に寄生され。虫を駆除する少年のお話。
文字数 92,620
最終更新日 2021.12.24
登録日 2021.09.28
アイスとフローズン。それは近代に発見された、遺伝子異常というなの疾患通称名だ。
彼こと日比谷 透(ひびや とおる)は「フローズン」。ドナーである「アイス」の人々に会うものの、中々人としての相性が合わずいまだに相棒的存在は居ない。
そんな中、とある日の帰り道に彼は出逢った。途端に始まった指先の冷たさに、彼は知る。
症状が、発現したのだと。
*フローズンバースの認知がされ始めた頃を想定しています
文字数 6,163
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.05.10
チュウカナ大陸の見た目は、地球でいう極東アジアが忠実に摸倣された地域である。
解り易く言うなら、日本まで描かれている中国の地図を想像してもらえればいい。
シミュレーションゲームが好きなら、三國志を題材にしたゲームの画面といえば解り易いだろう。
そして、ゲーム画面のように東西南北が透明な壁によって仕切られている。
透明なケースに入れられて再現された情景模型のような世界だ。
もっとも東は海、西は砂漠、北は氷土、南は堅牢な山脈。
過酷な自然の脅威によってその先へ行くことを阻んでいるので壁の存在はあまり知られてはいない。
いま、チュウカナ大陸に戦争の影が忍び寄っていた
この物語は後にソウキ王朝を打ち建てた初代皇帝ソウキ・リュウイチの傍らにあって、常に戦地を駆けた一人のエルフの女傑、菜緒虎の物語である。
文字数 125,256
最終更新日 2019.04.21
登録日 2017.02.01
文字数 61,144
最終更新日 2023.02.17
登録日 2022.10.29
赤い月がのぼるとき、魔法師のためだけのすばらしい夜が幕をあける!
「さあ、ポインセチア。
いつものように、お前の大好きな昔話をしてあげよう。
赤い満月の夜に行われる、魔法師のための祭典。
そのはじまりの物語を」
赤い月が笑う夜。
魔法師たちのための、一夜のみの大魔法戦争がはじまる。
黄金の月は、非魔法師のための月。
赤い月こそ、魔法師のための月。
大魔法戦争が行われる一夜には、ふたつの月が空に浮かぶ。
誰が赤い月を、いつ浮かべたのかはわからない。
赤い月には魔力がある。
月は、魔法師たちを見守っているのだ、といわれている。
月が、悪い魔法師をやっつけてくれているともいわれている。
ポインセチア・プリンガレットは、月光に透ける銀色のセミロングに、夏の海を映したような瞳を持ち、まるで、セルロイド人形のような見た目だといわれる。
まあ、最後にいつも、よけいな一言をつけくわえられるのだけれど。
「プリンガレットの跡取りはしゃべらなければ、とても美しい娘なのになあ」
だが、そんなものは、ポインセチアのつややかな心に、一太刀もいれることなどできない。
ポインセチアには今、その心をしめてならないものがあるだから。
ついに、はじまったのだ。
「大魔法戦争!!!!!
きたのだな! ついに!
この、ポインセチア・プリンガレットの時代が!」
ポインセチアは、貴族風のよそおいを着こんだ上から、紺色のローブを羽織った。
プリンガレット家に由緒正しく伝わる、伝統の衣装。
これぞ、魔法師基本のよそおい。
「大魔法戦争で、蜜の紋章を勝ち取るのは、この私だ!」
この大魔法戦争に勝ち残った魔法師は、「願いごとをひとつだけ叶えられる」。
ポインセチアには、ぜったいに叶えたい願いがあった。
それは、「宇宙一の魔法師になって、歴史上にポインセチア・プリンガレットの名を刻み、魔法史学の教科書に載ること」!
「うちのおじいさまなんかよりもすごい魔法師になるんだ。
高みを目指すものに、運命はほほ笑む。
私は、歴史に名を残す大魔法師になる!」
今ここに、
ポインセチア・プリンガレット最強魔法師物語がはじまろうとしていた!
表紙イラスト ノーコピーライトガールさま
文字数 67,506
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.07.01
幼馴染でもあり親友でもある透子に、好きな人が出来たという。
彼女の初恋を、私は応援したい。
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小説家になろうでも投稿しております。
一話完結です。
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このお話の続編にあたるお話を公開しております。
もしよろしければ、こちらもどうぞ。
「台風が来たので、今日で親友をおわりにします」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/723460888/514205801
文字数 3,964
最終更新日 2018.09.04
登録日 2018.09.04
一ノ瀬一二三(いちのせ ひふみ)はフリーのライターだ。
取材対象は怪談、都市伝説、奇妙な事件。どんなに不可解な話でも、彼にとっては「興味深いネタ」にすぎない。
彼にはひとつ、不思議な力がある。
――写真の中に入ることができるのだ。
しかし、それがどういう理屈で起こるのか、なぜ自分だけに起こるのか、一二三自身にもわからない。
写真の中の世界は静かで、時に歪んでいる。
本来いるはずのない者たちが蠢いていることもある。
そして時折、そこに足を踏み入れたことで現実の世界に「何か」を持ち帰ってしまうことも……。
だが、一二三は考える。
「どれだけ異常な現象でも、理屈を突き詰めれば理解できるはずだ」と。
「この世に説明のつかないものなんて、きっとない」と。
そうして彼は今日も取材に向かう。
影のない女、消せない落書き、異能の子、透明な魚、8番目の曜日――。
それらの裏に隠された真実を、カメラのレンズ越しに探るために。
だが彼の知らぬところで、世界の歪みは広がっている。
写真の中で見たものは、果たして現実と無関係なのか?
彼が足を踏み入れることで、何かが目覚めてしまったのではないか?
怪異に魅入られた者の末路を、彼はまだ知らない。
文字数 16,750
最終更新日 2025.02.26
登録日 2025.02.18
そのアパートの前に、一台の真新しい自動販売機が設置された。夏の猛暑の中、いつでも飲み物が買える便利な存在。そう、最初は思っていた。
しかし、その自販機には奇妙な「故障」があった。どのボタンを押しても、出てくるのは決まって一本の「水」。些細な異常は、やがて俺の日常を静かに侵食し始める。
文字数 2,368
最終更新日 2025.07.26
登録日 2025.07.26
彼女の見た目はほとんど王子様。
彼女の髪はサラサラのブロンド
彼女の仕草はまんまに王子様
彼女の声は透き通ったガラスのよう
そんな、彼女にも悩みはある。
彼女は王子様という性格に少々コンプレックスを抱えながら今を生きていたのだ。
文字数 18,495
最終更新日 2018.06.21
登録日 2018.06.20
目が覚めたら綺麗な花壇にいた私
そこで出会ったイケメン男子
見覚えがあるような、ないようなイケメン男子遭遇し
違和感を覚える
えっ!ちょっと、待ってっ!
嘘でしょっ!
透ける体
浮いている足元
…まさか…私……
幽霊少女と出会った、イケメン男子
その出会いは偶然か?
謎多き、秘められた物語(ストーリー)が始まった
文字数 173,489
最終更新日 2024.04.07
登録日 2019.01.05
◆「囚人の見る夢」シリーズ二作目◆
一作目「紅蓮と黝」、につぐ二作目です。
三部作の中盤になります。
前世から続く魂の罪を清算すべく、善行の積み重ねを強いられた綾人。
その途中で過去の友人であったイトを祓い、大きな節目を超えました。
そして、ここから先にも大きな敵に出会う可能性があるため、
注意して霊力を高めていくように貴人様に言われます。
その必要性には納得していても、これから先の自分の人生がそのためだけにある事には納得しきれず、
タカトと共に最後の日まで楽しむことを決めました。
二人で暮らしながら、二人で便利屋のバイトを始め、日々を丁寧に生きようとしていたところ、
タカトの父との接触が徐々に増えていきます。
タカトとその父の雅貴の間にある軋轢。
その理由は、過去にありました。
出会いの全てが、過去とその罪に繋がり、その絡まりを解いていく。
二人の成長を描いた第二弾です。
文字数 121,615
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.05.06