「東京」の検索結果
全体で2,158件見つかりました。
「敵は怪異か人間か――戦争の闇に堕とされた力が今、目覚める」
焼け落ちた帝都、ままならぬ復興。占領された極東の島国で怪しく蠢く怪異の影。国際霊会組織『神聖同盟』にヘッドハントされたウラベを待っていたものは、強大な怪異と戦争が生んだ人間の闇だった……。
ナチスドイツ、大日本帝国が残した遺産を求める組織、国、そして怪異――。欲望と思惑が複雑に錯綜し、硝煙と陰謀が渦巻く中、不可能を超える壮絶な戦いが今、始まる。
※本作は「小説家になろう」にも連載しております
※時代考証にガバはありますが、ファンタジーです。(頑張ってますが)大目に見てやってつかぁさい。
※本作の表紙画像やキャラはstable diffusion(model:ageless_v2)で出力し、加工編集しています。TIPSの画像は筆者作成です。
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。
文字数 348,987
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.03.13
階段から落ちた俺は異世界を救う勇者として異世界に転生したのだが、転生してすぐに俺が身につけた能力は、伸びしろがありすぎるチート能力と、異世界と元の世界を行き来する能力だった。
文字数 32,235
最終更新日 2019.09.20
登録日 2019.07.28
父子家庭で育った俺、風間悠斗。全国を親父に付いて転勤引越し生活してたが、高校の途中で再び転勤の話が出た「インドだと!?冗談じゃない」という事で俺は拒否した
東京で遠い親戚に預けられる事に成ったが、とてもいい家族だった。暫く平凡なバイト三昧の高校生活を楽しんだが、ある日、変なガキと絡んだ事から、俺の人生が大反転した。「何だこれ?!俺のスマホギャルゲがいきなり仕様変更!?」
だが、それは「相手のパラメーターが見れる」という正に神ゲーだった
文字数 121,767
最終更新日 2024.06.12
登録日 2024.05.25
東京都内に佇む古びた喫茶店「月灯り」。そこでアルバイトする高校2年生・七瀬結月は、ある雨の夜、閉店直前に突然現れた黒い傘をさした美少年・黒羽零と出会う。冷たい声で「熱いコーヒーを」と頼む彼だが、目には不思議な優しさが宿っていた。結月が手作りの看板コーヒー「ひかりの滴」を出すと、零は唐突に「俺は死神。この店は死にたい人が集まる場所で、お前のコーヒーが彼らの最後の願いを叶える鍵になる」と告げ、手から光る黒い「死のカード」を取り出す——。
それから毎晩、零が「月灯り」に訪れるようになる。結月は彼と共に、心を閉ざした人々の話を聞き、「最後のコーヒー」を作り続ける。最初のゲストは友達と喧嘩した同級生・沢田美羽で、「最後に謝りたい」という願いを伝える。コーヒーを飲んだ美羽は友達と和解し、後には店の常連客として結月を支えるようになる。だが死神には「人間に感情を持ってはいけない」という掟があり、零は結月への思いを抑えられながらも、「感情を持つと罰が降る」と警告する。
中盤になると、新しい設定「死神の期限」が明かされる——人間との絆が深まるほど、死神の存在が薄れていくのだ。結月が勉強のために塾に通うようになると、零は夜遅くまで店で待ってくれ、二人の距離は徐々に近づく。だが赤い髪と赤いドレスの死神・紅葉が現れ、「掟を破れば二人共滅びる」と脅す。さらに仕事に疲れた会社員・白鳥莉子が「生きる意味を教えて」と結月自身に願いを伝え、結月は自分自身の迷いに直面する。やがて零が結月を守るために一時的に姿を消し、その隙に結月は「零がいないと店がつまらない」と、自分の思いに気づく。二人が初めて手を握る瞬間、零の体が半透明になり——罰が始まった。
終盤では紅葉が零の生前の記憶を結月に見せ、彼が結月の祖母の友人だった事実が明かされる。結月は「零と一緒に生きたい」と願いを込めて、自分用の「最後のコーヒー」を作る。その時、死神の世界の管理者が現れ、「願いを叶える代わりに、結月が死神になるか、零が人間に戻るか選ぶ」と迫る。零は「自分が人間に戻ると、結月の記憶が消える」と知り苦しむが、結月は「記憶が消えても必ずまた会える」と信じ、零に「人間に戻って」と選ぶ。数ヶ月後、新しい転校生として零が結月のクラスに現れ、「コーヒー、熱いのを作ってくれる?」と微笑む——二人の新しい始まりが幕を開ける。
文字数 30,706
最終更新日 2026.03.28
登録日 2025.12.07
依然暦は太陽暦でありながら、その世界は統一して「人類復興」からの時を数え始めた。
この世界は異常であると言われるには世界の進化はあまりにも主観的すぎ、さまざまな人間が力や技術、能力を持ち、それを活かし活かせず暮らしている。その中でかなりよろしくない秘密を持った少年が東京某所の高校に入学。彼は自分の持つ能力の本質がなんであるかをまだ知らないでいる。
:なろうの自分の作品を外部リンク登録させていただきました。
登録日 2020.06.07
質屋の息子として生まれた速水和義は、そろばんを習い計算力をつけさせられた。幼いころから株取引の現場を見せられた。しかし、大学に入ると地球温暖化について興味を持った。その後、株取引をしながら、地球温暖化のため環境が良く、便利な場所に住もうと考えた。月日が、経ち、東京を出ようと考え、質屋の土地を売却し三島からゴルフ場のある高原の途中に理想的な分譲地を見つけ、引っ越した。その後、株で、儲けた
お金を使い、地球温暖化、対策になる新事業を大手銀行、不動産会社と組んで、実行に移す物語である。
NOVELDAYSに重複投稿しています。
文字数 67,940
最終更新日 2021.10.19
登録日 2021.09.20
東京都内に佇む楽器練習スタジオ”タルタロス”は、多くのバンドやプレイヤーが練習できるスタジオがあり、日中は多くのプレイヤーが利用する。
そのスタジオの支配人である零崎 優喜は、実は閻魔王を始めとする十王の家臣であり、週に1回だけ死者を観客としたライブビューイングを行っている人物であった。
これは、音楽を通じて触れ合う生きとし生けるものと死者の物語。
各章ではロックやジャズなどあらゆるプレイヤーがスタジオで演奏し、そのジャンルに関して書いたりもするローファンタジー作品。※こちらは、投稿サイト「カクヨム」版です
登録日 2018.11.07
桜木花道、彼は一流の数学者でありながら、巧妙な経済犯罪を次々と成功させる知能犯。その天才的な頭脳と冷静な判断力を駆使し、数々の大企業や銀行を欺き、多額の利益を手にしてきた。しかし、その裏には孤独と葛藤が潜んでいた。彼のスリリングな人生は、常に法の境界線を行き来するものだった。
本作『完全犯罪経済小説』は、桜木花道の幼少期から始まる。小さな田舎町で育った花道は、異常なまでの数学の才能を持ち、早くからその名を轟かせていた。やがて東京に移り住み、一流大学でさらにその才能を磨く中で、彼は友人の田中雄二と出会う。雄二は花道にインターネットの闇の世界を紹介し、二人は共にハッキング行為にのめり込んでいく。
大学を卒業した花道は、経済犯罪の道に進むことを決意する。彼は巧妙な手口で銀行のシステムに侵入し、不正取引を行う計画を練り上げ、次々と成功を収めていく。しかし、その一方で心の中には深い葛藤が芽生え始める。「こんなことを続けていて、本当に幸せになれるのか?」という疑念が彼を苦しめる。
そんな中、彼の人生に大きな転機が訪れる。大学時代の友人であり、現在はエリート法人監査官として活躍する高嶋玲子が再び彼の前に現れる。玲子は花道の過去を知り、彼を追い詰めるために捜査を開始する。二人の間で繰り広げられる知能戦は、次第に激化していく。
玲子の追及が厳しくなる中で、花道は新たな計画を立てる。彼は証券会社の内部情報を入手し、不正取引を行うことで莫大な利益を得ようとする。しかし、玲子の捜査は彼の一歩先を行き、花道は次第に追い詰められていく。仲間の裏切り、計画の露見、そして玲子との知恵比べ。花道は自らの才能を駆使し、幾度も危機を乗り越えていくが、心の中の葛藤は深まるばかりだ。
最終的に花道は、彼の全ての知識と経験を結集させた大きな計画に挑む。成功すれば莫大な利益を得るが、失敗すれば全てを失うリスクを伴う。この最後の勝負に臨む花道は、自らの行為を正当化し続けるのか、それとも新たな道を見つけるのか。玲子との対決を通じて、彼は自身の未来を見据え、過去の犯罪を清算し、新たな生き方を模索することを決意する。
本作は、桜木花道という一人の天才知能犯の成長と葛藤を描き出し、その内面の変化や倫理観との戦いを通じて、読者に深い感情移入を促す。花道と玲子の緊迫感あふれる知恵比べや心理戦は、最後まで目が離せない展開となっている。読者は彼らの物語を通じて、人間の本質や正義と悪の狭間に揺れる心情を深く感じ取ることができるだろう。
『完全犯罪経済小説』は、知能犯としての桜木花道のサクセスストーリーであり、彼とエリート監査官高嶋玲子とのスリリングな駆け引きが見どころの長編巨編小説。都会の闇と光の中で繰り広げられる緻密なストーリーを、ぜひお楽しみください。
文字数 19,771
最終更新日 2024.11.12
登録日 2024.05.21
第1話「遺された鍵」父の葬儀を終えた粟井義道は、一通の手紙と古びた鍵を受け取る。そこには、門外不出の製法が存在するという家族の秘密が綴られていた。大東酒造の神谷が現れ、不穏な言葉を残していく。
第2話「蔵の奥の秘密」深夜、粟井義道は秘密の蔵へ足を踏み入れる。そこで見つけたのは、江戸時代から伝わる「神酒」の製法と、百六十年前に醸造された酒。番人の田所から、粟井家が守り続けてきた使命を聞かされる。
第3話「東京への帰還」東京に戻った粟井義道だが、心は故郷から離れられない。恋人の美咲に相談する中、大東酒造からの脅迫状が届く。田所が襲撃されたという知らせを受け、粟井義道は再び岡山へ向かう。
第4話「決断の時」田所の回復を見届けた粟井義道は、会社を辞めて酒蔵を継ぐ決意を固める。美咲も共に岡山へ移住することを決める。駅で待ち受けていた神谷の提案を毅然と断り、戦いの幕が上がる。
第5話「蔵人修行」杜氏の源蔵のもとで、粟井義道は酒造りの修行を始める。掃除から学び、技術と心を磨いていく。一方、大東酒造からの妨害が激化。粟井義道は広告業界での経験を活かし、反撃の戦略を練り始める。
第6話「新たな仲間」東京時代の後輩・木村健太が加わり、SNSマーケティングが本格始動。粟井醸造の知名度は急上昇するが、ネット上での誹謗中傷にも直面する。誠実な対応で危機を乗り越え、粟井義道は神酒復活を決意する。
第7話「神酒への挑戦」秋分の日、粟井義道は山奥の水源地から「神水」を汲む。百六十年前の麹菌を培養し、古文書の指示に従って仕込みを開始。三日三晩の作業を経て、神酒の醪が誕生する。
第8話「妨害と覚悟」神酒の発酵が進む中、大東酒造の妨害は最高潮に達する。蔵への侵入未遂、そして会長・神谷総一郎からの直接交渉。粟井義道は美咲の言葉で迷いを断ち切り、製法を守り抜く覚悟を固める。
第9話「完成の時」冬、ついに神酒が完成する。関係者だけの祝宴で味わったその酒は、誰もが経験したことのない感動を与えた。しかし翌朝、報道陣が殺到し、情報漏洩が発覚。新たな危機が迫る。
第10話「最後の攻防」大東酒造が訴訟を起こす。偽造文書を証拠として製法の所有権を主張するが、粟井義道は科学分析で反論。裁判は全面勝訴に終わり、神谷総一郎は非礼を詫びて和解。長い戦いに終止符が打たれる。
第11話「新たな旅立ち」春、神酒は限定百本として世に出る。美咲の妊娠が判明し、二人は結婚。秋には男児が誕生し、粟井義道は息子に自分と同じ名前を授ける。三代目・粟井義道の誕生。
第12話「継承」二十年後。成長した三代目が蔵を継ぐ決意を表明する。粟井義道は父から受け継いだ鍵を息子に渡し、酒造りで最も大切なのは「心」だと伝える。粟井家の道は、次の世代へと受け継がれていく。
文字数 10,228
最終更新日 2026.05.19
登録日 2026.02.10
この前、
職場の先輩がわらび餅をみんなにと
買ってきてくれた。
有名なお店のわらび餅だったが
私はいつの通り忙しく
休憩もとれなく、仕事がおわると
そのわらび餅はなくなっていた。
いつものことだった。
「秋元さん、このわらび餅超おいしかったー!!」と先輩が楽しそうに話している。
この職場、仲は決して悪くない。
だがいじめもない。ただただ
欠落した性格の上司、
自覚があるのかなくてやってしまっているのかわからないが、
人間力のない人間が多い。
どこの会社もこんなものかと
思い働き続けて3年目。
給料もまあまあ。
ただかなり下っ端としていいように働かされてる、アリみてえだなあ。
毎日思っている。
決して仕事が遅いわけでもない、
むしろできるほう。
できないことはない。
やりすぎてしまうのが原因かと思いやらないでいても誰もやってくれない。
だから私がやるしかないのだ。これ、いつになったら終わりがくるのか。
「だいたい仕事に楽しさなんて求めるのがおかしい」
同期は淡々としている。
この同期がいなかったら私は辞めていただろう。性格は全く違うがだからこそ私が落ち込んでも一緒に落ちるわけでもなく
うまく協力してやっていけている。それだけで幸せかもしれないが
同期がいなかったらもっと早く転職もできていたかもしれないとも思う。
ただ、この仕事内容は自分にあっていると思う。手に職をつけて、ここでキャリアアップしたいと思っている。
人間関係ってここまで難しいものか。就職するまでの20年間、嫌な人とは関わらないでも生きてこれた。あ、中学の女バスはめんどくさいやつばっかで最悪だったな笑。
トラブってめんどくさかったけど同い年だから言いたいことは言えたし、対等に喧嘩して仲直りもできた。
職場は歴も上の人しかいない環境で、
言いたいことを言えないのが1番苦しい。私が人の気持ちを考えすぎる分、わかってもらえないのが意味不明で、
こちらが折れるばかり。話になんねえなといつも思う。
こんな人間にはなりたくない。そう思う人間しかいない組織で働いている私。気持ち悪い。
自分から毒素でまくってる気がしてる。
いつも朝礼で顔を見ると吐き気がしてるよ。性格が悪い上に、ブスだと、ブスだ。と改めて思って今日も笑顔で朝礼の進行もこなす。
これは嫌いな人間のなかで働いて、強くなっていく女の話ではない。
私は変わらない。さっさと先輩が辞めていくのを待つだけだ。その日記でしかない。共感する人はいるのだろうか?
自分の思いを書けることは嬉しい。
誰も変わってくれないし
私も変わらない
なんだこの世の中くそだな
と思いながら私は今日も営業している。笑顔で、いっらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。
もちろんだけどお客様は私の本性は知らない。
私は東京ではたらく大手企業のエステティシャンです。
文字数 1
最終更新日 2019.08.27
登録日 2019.08.27
天童 ヒカル 18歳
東京の大学に通うピチピチの大学一年生
大学デビューに失敗し、大学も行かずに暇を持て余す。
やることといえば毎日「オ○ニー」ばっかり。
今回は自己新記録である32回目の「オ○ニー」に挑戦するが、ポックリ行ってしまう。
神様に「賢者タイム」の能力を貰い、転生した。
転生先の世界は日本とほぼ変わらない世界だが、一つだけ大きく違う点がある。
それは「男がいないこと」それに加え、この世界の女はもう一つおかしな点があった。
文字数 10,892
最終更新日 2020.12.02
登録日 2020.12.01
高校生・小林大気は、自宅の戸棚の中に見知らぬ幼女が横たわっているのを発見する。ほどなく、部屋に侵入した謎の少女に襲われた大気は、アリスと名乗った幼女の導きにより、有り得ない方法で東京へと逃れる。奇妙な出来事が頻発する東京の街を観光する二人だったが、やがて思わぬ事態に巻き込まれることとなる。
文字数 75,240
最終更新日 2019.01.03
登録日 2018.12.21
ある夏、お隣は中国の重慶にて、奇妙な出来事が続いていた。
――“人が消える”。
そのような、神隠しのような噂とともに、得体の知れぬ人間消失とも言うべき現象が1、2か月ほど続いており、男女の刑事コンビのパンとハンの二人も蒸し暑い重慶の夜の中、その捜査に頭を悩ませていた。
そんな折、日本は東京の、妖狐・神楽坂文の率いる神楽坂怪奇探偵コンサルタント事務所にて、綾羅木定祐と上市理可のダメ人間コンビが冷房の効いた部屋でダラダラ過ごしていたところ、中国は重慶から依頼が参りこんできて……
■■ 主な登場人物 ■■
● 神楽坂文(かぐらざか・ふみ)
神楽坂怪奇探偵コンサルタント事務所副所長の肩書を持つ妖狐。
北川景子似の美女の外見にして、性格はクズでキモキャラ。声色は子安武人似。
チートクラスの力を持つも、その妖力はリボ払い式。
● 綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ)
事務所所長の中年男。
人間嫌いで仕事嫌いのダメ人間。
● 上市理可(かみいち・りか)
事務所助手。
武田玲奈似の20代女子
● パン・フェイワン(龐・飛王)
重慶の刑事。中年体系のパンダ。
● ハン・ジェイヒ(氾・結姫)
重慶の女刑事。パンの相方。
● デオ
重慶の富二代の青年。イタズラ系の動画を撮るインフルエンサー。
● ザオ
重慶の富二代の青年。デオの相棒。
文字数 8,397
最終更新日 2022.05.02
登録日 2022.04.29
2027年8月5日、東京。度重なる不正と汚職により、ついに財務省が解体された。国民は歓喜し、新時代の到来を信じた。しかし、その期待は、やがて絶望へと変わっていく。
青年記者・佐藤健一は、上司の命令で財務省解体の真相を追うことになる。元職員からの内部告発、裏帳簿、そして組織的な腐敗の証拠。調査を進めるほどに、財務省の闇の深さが明らかになっていく。だが、それは序章に過ぎなかった。
財務省に代わって設立された「国家財政最高審議会」。各省庁の大臣による合議制で、透明性と公正性を謳った新組織は、国民の希望の象徴だった。しかし健一が掴んだ証拠は、新組織がさらなる腐敗の温床となっていることを示していた。専門知識を持つ官僚組織を失った結果、予算編成は大幅に遅れ、社会保障費の支払いが滞る。年金を受け取れない高齢者、医療費が払えない病人——国民生活は崩壊の危機に瀕していた。
そして、新組織のトップたちは、大企業からの巨額の賄賂を受け取り、国民の利益を犠牲にして私腹を肥やしていた。財務省時代を遥かに超える規模の汚職。責任の所在が曖昧な合議制は、むしろ不正を助長していたのだ。
健一は真実を報道し、国家財政最高審議会も解体に追い込まれる。そして誕生したのは、「国家財政管理庁」——財務省と酷似した、第二の財務省とも言える組織だった。
結局、何も変わらなかったのか?
いや、変わったものがある。それは、「無知の代償」を知った国民の意識だ。
財務省を批判するのは簡単だ。だが、その機能を本当に理解していたのか? 専門的な予算管理の重要性を知っていたのか? 知らないまま批判し、知らないまま解体を叫んだ結果が、この混乱ではなかったのか?
本作は、組織の腐敗と改革の狭間で揺れる現代日本を描いた社会派ミステリーである。緻密な取材と、リアルな描写で展開される物語は、読者に重い問いを投げかける。
財務省は、本当に悪だったのか? それとも、私たちが知らなかっただけで、必要悪だったのか?
無知であることの危険性。知らないまま批判することの罪。そして、真実を求め続けることの重要性——。
この物語は、すべての国民への警告である。
文字数 7,835
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.12
東京上空で、巨大なアメリカの爆撃機に、小さな日本の戦闘機が体当たりする。
地上では大勢の人たちが声援を送っている。
幼馴染の「かのん」も、息を殺し、見守っていた。
皇居を守る府中の244戦闘隊である。
アメリカの爆撃機はB・29、日本の戦闘機は飛燕(ひえん)。
特攻隊員のなかには、十代の少年飛行兵士もたくさんいた。
この物語は、18歳の特攻兵「どんぐり」君と幼馴染の少女、「かのん」のお話です。
かのんは、いつまでも、いつまでも、どんぐり君のことを忘れません。
そして、約束どおりその日──。
男女むけの物語です。
文字数 78,909
最終更新日 2024.03.13
登録日 2024.03.13
わたしの名前は東京都。
とうきょうみやこと読む。
父は東京砂漠。
母は東京京子。結婚前の名前は京都京子。
名前に狂い、名前に呪われた一族に生まれた。
この名前のために、わたしの人生は狂わされた……。
人生に絶望した女性の世界放浪記。
文字数 42,531
最終更新日 2024.09.29
登録日 2024.09.01
女性の間で時代を超えて、いつまでも輝きを失わない文学作品と云えば「源氏物語」でしょう。作者は紫式部。生前その紫式部の生まれ変わりではないかとまで云われた作家が樋口一葉です。こちらも式部同様、単に女性のみならず性別と世代を超えて、我々日本人に愛され続ける作家と云えましょう。彼女の作品がと云うよりは一葉自身が好かれているのだと思います。でもそれはいったいなぜだと思いますか?かくお尋ねする私自身が一葉の大ファンでして、実はその理由を模索するためにこの小説執筆を思い立ったのです。模索する上でいちばん手っ取り早い方法は一葉本人に会って、暫しの交誼をお願いするのがベストだと思います。そこで、私は一葉をいっとき平成の御世(この4月で終りますがね)にワープさせて、その上で私と対談してもらうことを思い立ったのです。場所はなぜか大森、東京都大田区の大森です。実はその大森で、就中区内の某公園でこの構想を思い立ったがゆえのことなのですが、その事と次第は小説内で私自身(小説内では‘俺’と云ってますが)に述べさせることとしましょう。さあ、では論より‘小説’、さっそくあなたも樋口一葉に会ってみてください。夜の公園へと…私がエスコートいたしましょう。
おっと、これでは筆足らずでした。一葉との現代における邂逅のあと、実はこんどは私が明治の世へと一葉を訪ねてまいります。やはり往時の彼女を確認しませんと模索になりませんからね。でも訪ねるとは云ってもある特殊な媒体(と云っては失礼なのですが)を通じてのことで、私自身が小説内に登場することは次の明治編ではありません。彼女の男の友人たちという媒体の中に私は潜もうと思っているのです。斉藤緑雨とか平田禿木とかの中にですね。
こうした時代を跨いでの模索の末に彼女の実像というか、本懐を描き得ましたらば作家冥利に尽きるというものです。現紙幣になるような国民的作家というよりは、我々日本人に愛され続けて止まない樋口一葉の実体を、私は皆様の前でまつぶさにしてみたい…。
文字数 21,851
最終更新日 2020.07.19
登録日 2020.07.19
