「哀」の検索結果
全体で1,684件見つかりました。
これは私がまだ子供の頃、おばあちゃんがよく話してくれた伝説だ。
この世界には、絶対的な超越者"神"が存在する。人やこの世の域を凌駕した存在であり、仮に"神"という言葉で表しているのみで、或いはそれをも超越した、理解すら及ばぬ"何か"なのかもしれない。
神は、まず人を創り、そして秩序と安寧を創った。だがそれは、故に平等なものであり、人とはそれを良しとするほど、平穏な心を持ち合わせてはいなかった。だからこそ人は醜き争いを生み、人も世界をも傷つけ歪め、貶めた。すると、それを快く思わぬ神は憤慨した。神は、秩序と安寧の他に、裁きを世界の理に組み込んだ。人々は神を恐れたという。その裁きはあまりにも残酷すぎたからだ。そしてその裁きは、神の天秤により有無が決定される。神は因果律をそう創ったのだ。こうして神の天秤により多くの者が裁きを受け、残された善良な人々は平穏に暮らした。人と世界は、神の裁きによって救済されたのだった。
だが、神に定められたその因果律は、果たして救済と呼べるのか?神による縮図に象られた理に則って、人は生まれ、死んでいく。果たしてそれは神の玩具と何が違うものか?
理に抗い、裁きを下された人は、曰く枷が解かれ、人でない何かに変貌するという。それは故に、神という絶対的存在の釣り糸から逃れた証なのかもしれない。
――やがて人は、裁きに歪んだその何かを"黒きもの"と呼んだ。
夢のような異世界転生、数多くの可愛らしいヒロイン、チート能力、無双展開など一切無し。
泥沼のようにどす黒く濁った、情け容赦の無い暗黒世界。
そんな地獄の底の中に、救いに打ち捨てられた二人がいた。
一人は、最愛の妹を穢し殺められ、血反吐を吐きながら復讐に燃える騎士。
一人は、大切な者を失い、いまだ悲しみを引きずるか弱き少女。
これはそんな二人の哀れで愚かな物語。
哀れなほど冷たくて、愚かなほど温かい物語。
文字数 42,495
最終更新日 2019.06.09
登録日 2019.06.09
泡沫夢幻。それは、まるで、泡のように消えてしまう恋だった。
竜族、それはこの国に古くから存在する、人とは違う種族のこと。天候を操り、炎を操り、自然を操る超常的な存在である彼らは、この国において神と同等の存在だった。
そんな竜族は、長く人々の生活を見守り、寄り添いながら、人を導いてきた。人々が幸福で、笑顔の絶えない日々を送れるように、と。
これは、そんな国において、至極真面目に人々を守ってきた一柱の龍と、人には極力干渉しないと選択した一柱の竜による、切なく哀しい恋の物語。
前作『竜族取締機関出動中』の数百年以上も前のお話。世界線が同じというだけなので、こちら単体でお楽しみいただけます。
文字数 7,308
最終更新日 2023.10.05
登録日 2023.10.01
文字数 2,917
最終更新日 2020.06.11
登録日 2020.06.09
主人公が色々あって公爵令嬢として生活していたら、王太子から婚約破棄されたお話です。
王太子は過剰な制裁を受けます。可哀想です。
一方で主人公はめちゃくちゃ幸せな日々になります。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 2,452
最終更新日 2023.06.09
登録日 2023.06.09
私は人の成れの果てである
私には小知恵があり、あぁ言えばこぉいぅ人間である。しかもタチが悪いのは、コミュニケーション能力が長けていて誰とでもすぐ打ち解ける(場は控えてる)。他者に対して、喜ばせ、怒らせ、哀しませ、楽しませる。
この能力はコントロールしなければならない
この能力は火だ!人に焚き付け、悶える様をゲラゲラ笑っていた。
誰かが言っていた。多過ぎる火は何も生まない、火は森を1日にして、焼いてしまう。
水、風は100年かけて森を作る。
私はとんでもない人間だ。家族を燃やし、友人を燃やし、地域を燃やした。
あとは、自分も含め心さえも燃えてしまった。残ったのは荒野であり、後片付けだ。
しかし、私は生きている。私のリソースで生き抜けるか。考えている
私は考え事ばかりだ。よく、飯より野球が好き。と言う人がいたが、私の場合、飯より思考する事が大好きだ。だからヒョロヒョロになってしまう。
私はゲームをやるが、いかに難しい解き方をすることにも長けている。
これはくたびれる。しかし、その達成感たるや、思わずガッツポーズしてしまう。
少しゲームの話をしよう。
とにかく不利な解き方をするので、例えば、魔法使いと僧侶のあいのこ的職業を使うが、評判が悪い、呪文の習得、中々L vの上がりも良くない、そのゲーム内にはあるアイテムをうかつに使うと全員その職業になってしまう。わかったわかった、それで解いてやるよ。てな感じである
話は変わるが、甥姪を面倒みさせてもらう。私は道化を演じるのが得意で、お子ちゃまを良く笑かせる。しかし所詮パクリだ。知る者と知らない者の落差で笑わす。
最後にこの様な表現(?)の場が与えられることに感謝します
文字数 1,086
最終更新日 2023.04.24
登録日 2021.04.09
文字数 15,664
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.03.14
乙女ゲーム『僕の心の扉を叩いて』通称『ここたた』に転生したものの、恋愛下手過ぎて、攻略が一番簡単なはずのメインヒーロージョヴァンニに話しかけることさえ出来ない。
「無理! 私にはリアル乙女ゲームなんて、本当に無理!」
絶対無理と攻略を諦めかけた私の前に、最高難易度攻略者レオナルドが現れ、可哀想だからと同情されて、彼がジョヴァンニ相手の恋愛指導してくれることになった……んだけど!?
乙女ゲーム転生ヒロインがどうしようと困っていたら、雨降って地が固まって大好きな攻略対象者と結ばれる話。
文字数 28,975
最終更新日 2024.09.28
登録日 2024.09.22
小さな小さな寂れたお堂にいた、傷ついた小さな細い、黒い小蛇。
人の手によって傷を負わされた小蛇を哀れんだ芦奏汰(あし かなた)は、せめてもの慰めとして、アルバイトをしていたコンビニの廃棄弁当のおかずである、唐揚げを差し出してやったのだが・・・、しかしその唐揚げは、あまりにも凄まじい威力を持ってしまった。
ある朝、鶴の恩返しをパワーアップさせて、尚且つ、新ヴァージョンにしたかのような事態が発生し・・・、廃棄弁当の唐揚げぐらいでは到底、受け入れられない現実は、刻一刻と混迷を極めていき・・・。
登録日 2016.11.14
文字数 5,449
最終更新日 2024.10.26
登録日 2022.10.29
65歳で消防士を定年退職した高野健司、彼は『ざまぁ』系のネット小説を好み、特に『不細工で太っている補助魔法士の華麗な成り上がり』と云う作品を愛読していた。主人公アランの痛快な逆転劇、哀れ『ざまぁ』された元勇者のグレンは絶望のあまり…。そして、85歳で天寿を全うした健司は…死後知らない世界へと。やがて自身が、あのグレンとなっていることに気付いた。国外追放を受けている彼は名を変えて、違う大陸を目指して旅立ち、最初に寄った国の冒険者ギルドにて女性職員から「貴方に、ある事情を抱えている女性たちの救世主になってもらいたいのです」という依頼を受けるのであった。そして、そのある事情こそ、消防士である高野健司が唯一現場で泣いた事案そのものだったのである。
文字数 110,892
最終更新日 2021.05.17
登録日 2021.04.24
「お姉さま、これ、もういらないからあげるわ」
そう言って微笑む妹セレーネ。けれど、その言葉の裏にはいつも毒が潜んでいる。
「お古を押し付けられてばかりの可哀想な姉」――そんな噂が学院で流れているのは、もちろん妹の仕業だった。
クラリッサは苦笑しながらも、黙って贈り物を受け取った。だって断れば「姉は冷たい」なんて言われてしまうから。
けれど彼女には、誰にも言えない秘密がある。それは、押し付けられたドレスや装飾品を完璧にリメイクし、商会で販売していること――。
しかし、そんな静かな日常は、妹の一言で大きく崩れ去る。
「お姉さま、私、隣国の王子様に恋しちゃったの。だから、私の婚約者は……お姉さまにあげるわ」
文字数 17,821
最終更新日 2025.09.20
登録日 2025.09.09
黒田武(くろだたけし)。
ブラック企業に勤めていた彼は三十六歳という若さで過労死する。
彼が最後に残した言葉は――
「早く……会社に行かないと……部長に……怒られる」
だった。
正に社畜の最期に相応しい言葉だ。
そんな生き様を哀れに感じた神は、彼を異世界へと転生させてくれる。
「もうあんな余裕のない人生は嫌なので、次の人生はだらだらスローライフ的に過ごしたいです」
そう言った彼の希望が通り、転生チートは控えめなチート職業のみ。
しかも周囲からは底辺クラスの市民に見える様な偽装までして貰い、黒田武は異世界ファーレスへと転生する。
――第二の人生で穏やかなスローライフを送る為に。
が、何故か彼の隣の家では同い年の勇者が誕生し。
しかも勇者はチートの鑑定で、神様の偽装を見抜いてしまう。
「アドル!魔王討伐しよ!」
これはスローライフの為に転生した男が、隣の家の勇者に能力がバレて鬼の猛特訓と魔王退治を強制される物語である。
「やだやだやだやだ!俺はスローライフがしたいんだ!」
『ブラック労働死した俺は転生先でスローライフを望む~だが幼馴染の勇者が転生チートを見抜いてしまう。え?一緒に魔王を倒そう?マジ勘弁してくれ~黒』と、13話までは全く同じ内容となっております。
別の話になるのは14話以降で、少し違ったテイストの物語になっています。
文字数 100,379
最終更新日 2023.07.01
登録日 2023.04.21
幽霊でもない、魂でもない。
世界にこびりついた、誰かの残滓。
それを拾い集める男、柚木治。
ほぼ無意味な生業、言霊拾いの哀愁譚。
文字数 1,149
最終更新日 2017.11.30
登録日 2017.11.30
10歳からの10年間、魔女に体を乗っ取られていたサマンサ・ベル・カートライト。彼女は20歳の誕生日に、稀代の魔女から体を解放された。
「もう死亡フラグしかないから、あんたに体返すわ。ちょっと可哀想だし、楽しませてくれたお礼ってことであんたにリセット魔法をかけてあげるわね。指を鳴らせば1日3回、朝からリセットできるわ。ついでに処女に戻しておいてあげる。いや〜皇女として遊べるなんて、最高の10年だったわ。ありがとね。じゃあバイバ〜イ」
カートライト帝国の皇女であるサマンサは、魔女の好き勝手な行いにより帝国中から【悪女】と呼ばれていた。
死亡フラグしかない彼女は、果たして生き残れるのか?!そして、魔女のせいで悪女となった彼女は幸せになれるのかーー?!
哀れな皇女様のお話、はじまりです☆
11/7完結しました^^
文字数 278,248
最終更新日 2021.11.07
登録日 2021.06.13