「調和」の検索結果
全体で156件見つかりました。
足音、車のエンジン音、カラスの鳴き声。草の匂い、魚の焼けた匂い、香水の香り。
体を包む熱、服がこすれ合う感触、肌を撫でる風。電柱を照り付ける夕日、長く伸びた影、
闇に染まっていく空。そのすべてが調和したこの平凡な世界に、自分という人間は存在する。
今日も何事も無く、家へ帰り、風呂に入って、飯を食べて、寝るのだろう。
それは、もう決まりきったことだ。だから、今日という日が何か特別な意味を持っているというわけではない。たぶん明日だって、明後日だって、一か月後だって、一年後、三年後だって、自分を取り囲む環境や状況は変わったとしても、本質は変わることは無いと思う。それが良いことなのか、悪いことなのかは分からない。ただ、この世界が、そういう風に出来ているだけのことだ。そんなこと、当たり前で、何気ない普通の出来事だと、そう思っていた。
はずだった。
気が付くと、そこは森の中。何故か記憶喪失となって目覚めたユウトは、どこか見覚えのある仲間と共に、自分は剣士として行動していた。わけも分からず付いて行くと、未知の化物と遭遇し、ユウトたちは危機に瀕してしまう。なんとか切り抜けることができたものの、ユウトは気を失ってしまった。
次に目が覚めた時は、いつもの教室。何事も無く笑い合う仲間を前に、ユウトは違和感を覚えるが…?
それは、これから始まる物語の、序章にすぎなかった。
これは、二つの世界が交錯する、たった一人の少女を救うための異世界ファンタジー。
文字数 236,455
最終更新日 2022.05.08
登録日 2021.12.05
桐ノ宮市。
春の朝、白バイに跨るひとりの女性警察官――西條美由紀。
彼女は警察庁からのキャリアとして本来は机上にいるはずだった。
だが兄を事故で失った過去から、現場に身を投じ、交通機動隊に志願する。
初出動で出会った原付の少年。
その後に続く飲酒運転、隠蔽された死亡事故、そして組織ぐるみの圧力――。
「現場は嘘をつかない」という信念を胸に、美由紀は権力と闘い続ける。
市民の命を守るか、組織の“調和”を守るか。
その選択の果てに、彼女が見た赤色灯の光とは――。
硬派なリアリズムと人情が交錯する、交通警察ドラマの決定版。
真実を追い求める者に捧ぐ、渾身の警察小説。
文字数 26,772
最終更新日 2025.09.24
登録日 2025.09.24
光と影が交錯する世界で、希望と調和を求めて進む冒険者たちの物語
会社員として平凡な日々を送っていた七樹陽介は、神様のミスによって突然の死を迎える。そして異世界で新たな人生を送ることを提案された彼は、万能アイテムボックスという特別な力を手に冒険を始める。 平穏な村で新たな絆を築きながら、自分の居場所を見つける陽介。しかし、彼の前には隠された力や使命、そして未知なる冒険が待ち受ける! 「万能ボックス」の謎と仲間たちとの絆が交差するこの物語は、笑いあり、感動ありの異世界スローライフファンタジー。陽介が紡ぐ第二の人生、その行く先には何が待っているのか——?
文字数 106,713
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.05.01
残された最後のフロンティア、電子の海「コスモス」。
そこは、僕たちが「本当の自分」になれる場所。
輝かしい未来。人類の叡智は、空と海、大地の果てまで到達していた。
だが、世界にはまだ、空白の地図が残されている。
電子の海の深淵に発見された、未知なる電脳世界
――人々はそれを、畏敬を込めて「コスモス」と呼んだ。
そこは、いつ、誰が作ったのかもわからない、美しくも危険なもう一つの宇宙。
現実とは異なる時間が流れ、失われた大自然と、空想上の生物たちが息づく場所。
そして、手に入れれば現実世界を変えるほどの力を持つ「未知の叡智(ロスト・ロジック)」が眠る場所。
世界中に突如として現れる「ゲート」をくぐり、その大地に挑むのは、勇気ある若き冒険者(アドベンチャラー)たち。
彼らは、現実世界での学びや努力を「力」に変え、剣と魔法のアバターを纏い、道なき道を切り拓いていく。
これは、特定の英雄だけの物語ではない。
無数のチーム、無数の少年少女たちが、互いに信じ合い、手を取り合って奏でる、希望と調和(ハーモニー)の記録。
さあ、顔を上げて。
次のゲートが開くのは、君の目の前かもしれない。
――君の青春という名の冒険が、いま、はじまる!
文字数 72,942
最終更新日 2026.01.11
登録日 2025.12.31
経済成長の終焉を象徴するように、半世紀続いたスーパー戦隊ヒーローシリーズの放送終了が決定した。インフレと円安が国民生活を直撃し、日本社会が予測困難な未来への不安に包まれる中、シリーズ最後の「レッド」を務めたスーツアクター、|(サカキバラ)・ケンジ(35)は職を失う。彼は、かつてヒーローショーの帰りに遭遇した三つの出来事──ショッピングモールで倒れた中年男性、不良に絡まれる優等生、小学生に虐待される子犬──を「傍観者」として見過ごした過去に、深い後悔と自己嫌悪を抱えていた。「レッドのスーツは臆病さを隠す鎧だった」と彼は自嘲する。
失業し、貯金が減っていく現実(経済不安)に直面したケンジは、撮影所時代の後輩から、社会への不満を持つ者が匿名で戦う地下のファイトクラブ「UNDERGROUND HEROES」を紹介される。生活のため、ケンジは「レッド」という記号だけを背負い、顔を隠すマスクをつけてリングに上がる。
対戦相手は「増税」という名の男。ケンジは、過去の後悔を|(しょくざい)するかのように、ガードもせず一方的に殴られる。本物の痛みの中で、彼が見過ごした人々の苦痛を追体験したケンジは、後悔が臨界点に達し、内臓から絞り出すような雄たけびを上げる。その姿は、予定調和を嫌い「本物の痛み」を求める観客たちを熱狂させた。ケンジの痛みと叫びは、見えない敵(社会不安)に殴られ続ける観客たちの感情と共鳴したのだ。
ケンジは地下リングの英雄となり、彼の戦う動画はSNSで拡散され、「新しいヒーロー像」として祭り上げられる。ファイトマネーで生活は潤うが、ケンジの心は虚無感に包まれていた。彼は、自分の行動が「後悔の切り売り」であり、観客の熱狂が「痛みのエンタメ消費」に過ぎないと気づいていた。それは、倒れた男性をスマホで撮影していた群衆となんら変わらない構造だった。
「これじゃない」。ケンジは、控室に置き忘れていた撮影用の傷だらけの「レッド」のヘルメットを手に取る。後悔が再び沸騰するが、その熱は明確な目的を持っていた。彼は、見世物ではない、本当の戦場──かつて自分が逃げ出した「日常」──へ戻ることを決意する。
ケンジは地下リングを降り、アパートを引き払う。彼は、自分が傍観者だった場所(ショッピングモール、路地裏、公園)を巡礼し、後悔を羅針盤とする。
その夜、住宅街で女性の悲鳴を聞く。男が女性にナイフを突きつけ襲っていた。ケンジの血が沸騰する。「もう逃げない」。彼は路地裏で、あの傷だらけの撮影用スーツを纏い、ヘルメットを被る。恐怖に足がすくむが、三つの後悔が彼を突き動かす。
「うおおおおっ!」。雄たけびを上げ突進し、ナイフで腕を切り裂かれながらも男を制圧する。彼は女性に警察を呼ぶよう告げると、血を流しながらその場を去る。
テレビからヒーローは消え、社会不安も解決して
文字数 10,440
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.18
この書籍は、日本の歴史と文化の根源である縄文時代に焦点を当てた魅力的なガイドです。
縄文時代は、約1万年前から紀元前3世紀までの長い期間にわたり、日本列島に住んだ人々が自然と共に築いた文化の精華が凝縮されています。
本書では、縄文時代の人々が暮らし、狩猟、農耕、陶芸などの技術を発展させ、自然と共存しながらどのように社会を築いていったのかについて詳しく探求します。
縄文時代の土器や彫刻、洞窟の壁画など、多彩なアーティファクトが、その時代の生活や信仰を物語っています。
さらに、縄文時代の文化が現代日本に与えた影響や、その環境への感謝と共感の大切さについても触れられています。
縄文時代は持続可能な生活の模範とも言え、その哲学は今日の環境問題や文化にも示唆を与えています。
この本は、日本の歴史と文化に興味を持つ読者、また自然との共感と調和を求める人々にとって、縄文時代の神秘的な世界への旅へと誘う一冊です。
文字数 6,646
最終更新日 2023.10.12
登録日 2023.10.12
「ガイル・キーシスは、アルフィリエーヌ侯爵家がレイシア・アルフィリエーヌ嬢との婚約を破棄することをここに表明する!」 こうして、婚礼披露となるはずの場で、私は妹分のメイドのミランダに婚約者を奪われた。ただそれも予定調和。私、レイシア・アルフィリエーヌ16歳は、前世を笠木玲愛という。どん底の人生から1児の母となり幸福の最中、夫も息子も自分の命も、理不尽に奪われた。転生した私は、同じくこの世界に転生した2人を見つけ出す。たとえ悪女と罵られようと、その全てを以って。そして、失われた家族の愛を取り戻す!
文字数 41,943
最終更新日 2017.11.11
登録日 2017.10.01
エリシア王国で水の神殿に仕える巫女ミリアは、穏やかな日々を愛する心優しい少女。彼女の操る水の力は、村々に恵みの雨を降らせ、傷ついた者を癒す――争いとは無縁の聖なるものだった。だが、隣国カルディアの侵攻が王国を脅かし、平和は脆くも崩れ去る。そんな中、炎を纏う騎士団長ダリウスが神殿に現れ、冷たい瞳で告げる。「お前の力が必要だ。俺と戦え」と。
家族を火事で失い、炎しか信じない孤独な騎士ダリウス。ミリアは彼の傲慢さに反発しながらも、その瞳の奥に隠れた深い傷に心を揺さぶられる。戦場で彼の炎が暴走するたび、彼女は水でそれを抑え、二人の力は思いがけず調和する。共に村を守るうち、ミリアは彼の強さに惹かれ、ダリウスは彼女の優しさに癒されていく。
しかし、カルディア軍の総攻撃が迫り、ダリウスは敵の罠に落ちて命の危機に。ミリアは自分を犠牲にしてでも彼を庇い、傷ついた身体で囁く。「あなたが大事だから」。その瞬間、ダリウスの凍てついた心が溶け、彼は初めて彼女を抱きしめる。「君が必要だ」と。
戦いが終わり、王国に平和が訪れた夜、二人は水の神殿で星空の下に寄り添う。炎と水、相反する二つの力が重なり合い、新たな愛が生まれた。冷酷な騎士と優しい巫女が織りなす、切なくも温かいファンタジーロマンス。
文字数 7,928
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.03.01
「……復讐する。あの全員を必ず、地に堕とす……!!」
罠により迷宮最下層の更に下へと落ちていく青年ルクス。
死を待つだけの絶望の中、ルクスの目の前にあったのは漆黒の剣。
『選ばれし者よ。汝の怒りは如何ほどか』
衝動のままに剣を握ると、大罪スキル《憤怒》を継承した。
これは、裏切られた者にだけ与えられる対価。
選ばれし者のみが許される、世界を自由に生きるための力。
《嫉妬》の少女との出会いがルクスの覚悟を導き、支え、最終的には共依存の共犯者関係となっていく。
「……そうだな。俺達は、運命共同体だ」
憤怒の祖エレボスが残した《憤怒》や他の《大罪》について情報を集めながら、世界を調和せんとする者らと戦う事になる。
それが《大罪》の因果であり、世界の理への反逆である。
復讐はやがて到達点ではなく過程となる。
もう負ける事が無いように、ルクスは強さを求める。
――二度と、何も奪われないために。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+、ハーメルンでも掲載しています。
文字数 138,086
最終更新日 2026.03.27
登録日 2025.06.16
魔法が科学的に証明された世界
最初に魔法を使ったのは歴史に名を遺すレージー
優しくほんわかした世界観 ほのぼの系ファンタジー
魔法が科学的に証明されたことにより、魔法ありきの科学が発展
魔法が争いに使えないことから世界は平和になる
魔法がある以外は今のルールとなる
田舎は自然と科学が調和した雰囲気
都会の街並みもギラギラしてなく魔法エネルギーのため優しい光
魔法使いは特別扱いすると魔法が使えなくなっていくので
なるべく普通に接することのルールがある
魔法使いの人数:市レベルに5〜10人(中規模)程度
登録日 2026.04.07
異世界はかつて、魔法の力によって繁栄していました。エルフの森(シルヴァーナの森)には神秘的な精霊たちと共にエルフ族が暮らし、ドラゴンの山脈(ドラゴナス山脈)には強大なドラゴン族が住み、神聖な遺跡(アウロラの遺跡)は古代の神々の聖地として崇められていました。魔法が支配するこの世界は調和と平和に満ちていました。
しかし、数世代前に「魔法の崩壊」と呼ばれる大事件が発生します。突然、魔法が消失し、世界の自然のバランスが崩れました。エルフの森は荒れ果て、ドラゴンの山脈は魔物たちの巣窟と化し、神聖な遺跡も長い間忘れ去られてしまいました。社会は混乱し、都市や村は荒廃し、異世界全体が危機的な状態に陥っています。
文字数 24,928
最終更新日 2024.07.21
登録日 2024.07.21
主人公の火鳥 煉(かとり れん)は、交通事故で死にかけていたところを化け物の天狗によって救われる。
その際に潰れた左目にはさとりの眼を、千切れた右腕には鳳凰の脚を取り付けられる。また失った血の代わりに天狗の血を補ったことにより、煉は一命を取り留めたものの、ひとでありながら人でない者(化け物)になってしまう。
突然、人から化け物になった煉に対し、畏怖の念を持った数々の流浪の化け物と呼ばれる者達が襲い迫る。天狗から煉の護衛を任された妖狐の氷花をはじめ、煉が出会った仲間達と共に、流浪の化け物達との戦いが始まる。
人と化け物のハイブリッドとして、2種族が共に生きる世界を夢見て生きていく少年の冒険譚。
文字数 109,835
最終更新日 2024.09.29
登録日 2024.08.28
本作は同列で連載中作品「意味が分かったとしても意味のない話」のスピンオフ作品に当たるため、一部本編の内容を含むものがございます。
ですが、スピンオフ内オリジナルキャラクターと、pixivで投稿していた自作品とのクロスオーバーも含んでいるため、本作から読み始めてもお楽しみいただけます。
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意味が分かったとしても意味のない話────。
噂観測課極地第2課、工作偵察担当 燈火。
彼女が挑む数々の怪異──、怪奇現象──、情報操作──、その素性を知る者はいない。
これは、そんな彼女の身に起きた奇跡と冒険の物語り...ではない!?
燈火と旦那の家小路を中心に繰り広げられる、非日常的な日常を描いた物語なのである。
・メインストーリーな話
突如現れた、不死身の集団アンディレフリード。
尋常ではない再生力を持ちながら、怪異の撲滅を掲げる存在として造られた彼らが、噂観測課と人怪調和監査局に牙を剥く。
その目的とは一体────。
・ハズレな話
メインストーリーとは関係のない。
燈火を中心に描いた、日常系(?)ほのぼのなお話。
・世にも無意味な物語
サングラスをかけた《トモシビ》さんがストーリーテラーを勤める、大人気番組!?読めば読む程、その意味のなさに引き込まれていくストーリーをお楽しみください。
・クロスオーバーな話
韋虹姫 響華ワールドが崩壊してしまったのか、
他作品のキャラクターが現れてしまうワームホールの怪異が出現!?
何やら、あの人やあのキャラのそっくりさんまで居るみたいです。
ワームホールを開けた張本人は、自称天才錬金術師を名乗り妙な言葉遣いで話すAI搭載アシストアンドロイドを引き連れて現れた少女。彼女の目的は一体────。
※表紙イラストは、依頼して作成いただいた画像を使用しております。
文字数 351,325
最終更新日 2025.04.06
登録日 2024.09.01
*時折、修正をしています。
あらすじ 地球が人間を使い、宇宙からの侵略者に対抗しようとするお話です。
登場人物
月見里 一心 やまなし いっしん(?つ葉)
朝波 朔 あさなみ さく (?つ葉)
江里原 翔太 えりはら しょうた (?つ葉)
野岸 絢斗 のぎし あやと (?つ葉)
天草 大地 あまくさ だいち (?つ葉)
佐藤 雄介 さとう ゆうすけ (?つ葉)
佐藤 エマ (?つ葉)
残咲 才牙 ざんざき さいが (?つ葉)
クローバーの葉の数に対する能力など(参考→クローバーの花言葉)
一つ葉→はじまり。特殊武器が使用できる。
二つ葉→人間同士の調和をはかる役割。
三つ葉→地球生命体をひきつける餌の役割。
四つ葉→特殊武器の材料になれる。
五つ葉→財運がつく。
六つ葉→傷の完治が早くなり、また、傷つきにくい体になる。
七ツ葉→無限の幸福を司る。
八ツ葉→子孫繁栄の役割。性別関係なく。
九つ葉→神の運を持つ。引き寄せ。
十葉→未来予測。身体の負担は大きい。
文字数 184,533
最終更新日 2024.11.10
登録日 2020.10.05
島で暮らす生活を毎日記録中
『ちっちゃな孤島 島暮らし日記』は、自然豊かな小さな島での生活を綴った日記形式の物語です。主人公は、島の静かな環境で自給自足に近い暮らしを送りながら、日々の出来事を記録しています。
物語は、四季折々の自然の美しさや畑で育つ野菜の成長、そして収穫の喜びが描かれています。また、島の住民たちとの温かい交流も重要なテーマとなっており、彼らと協力して行う清掃活動やボランティア、伝統的な技術を学ぶワークショップなど、さまざまなイベントを通じて絆が深まっていきます。
主人公は、島の歴史や文化に触れながら、新しい発見や学びの喜びを日々感じています。また、地元の食材を使った料理や友人との心温まる食事会も頻繁に登場し、豊かな食生活が描かれます。
この日記は、自然の恵みや人々の温かさに感謝しながら、心の平和と調和を求める主人公の姿を描いた、癒しと学びに満ちた物語です。
文字数 17,384
最終更新日 2024.11.12
登録日 2024.05.24
妻の『桂花(ケイカ)』は毎年、夫の『紫苑(シオン)』と一緒に御嶽山に登山に出かけるのが楽しみだった。しかし、桂花が妊娠したことにより、今年は紫苑ひとりで登ることになった。
2014年9月27日。この日、御嶽山の大噴火が発生する。
紫苑は行方不明になり、桂花の元へは帰って来なかった……。しかし、紫苑のお墓で出会ったお坊さんから、不思議なことを言われる。
桂花は、果たして紫苑を救い出すことができたのか……?
あの御嶽山の大噴火から救い出せたのか……?
大どんでん返しの結末がそこに待っていた……。
愛し合う夫婦の思い出の場所を舞台にした『御嶽山大噴火』をめぐる恋愛タイムスリップ・サスペンス。
もし、あなたが過去に戻って、大好きな人を救い出せるとしたら、歴史が変わったとしても戻りますか……。
【登場人物:花の名前(花言葉)】
・桂花(ケイカ):キンモクセイ(初恋)
・紫苑(シオン):シオン(君を忘れない)
・秋桜(コスモ):コスモス(調和)
※全て9月の花
【表紙】
・表紙画像:anncapicturesさんご提供のフリー画像。ありがとうございます。
・文字入れ/装飾:miraii♪
私の祖父の家が、御嶽山の麓の長野県大滝村にあり、この噴火で家が壊れてしまいました。私自身もこの御嶽山には小さい頃に8回ほど登っていて、一度、濃い霧で道が全く見えなくなり、崖から落ちてキズだらけ、血だらけになり、服もビリビリに破れ、完全に登山ルートから外れてしまいました。道に完全に迷い、気や草を掻き分けてとにかく下へ降りて行くと、偶然にも日が落ちる少し前に登山ルートにぶつかり、登山客に助けられました経験があります。自然の恐ろしさをこの時、身を持って体験しました。
最後にこの御嶽の噴火災害で亡くなられた方、まだ行方不明の方、そして、そのご家族、ご親戚、ご友人の方におかれましては、心からお悔やみ申し上げます。
私たち日本人は、幾多の大災害にもめげずに、何度も立ち上がり、何度も助け合い、復興して来た歴史と、その絆を持つ素晴らしい血が流れています。今後、このようなことがないことを祈りつつ、語り継いで行ければと思います。(*ˊ˘ˋ*)
文字数 8,233
最終更新日 2022.02.22
登録日 2022.02.21
「見てくれ父上!俺の立派な炎魔法!」
「お母様、私の氷魔法。綺麗でしょ?」
「僕らのも見てくださいよ〜」
「ほら、鮮やかな風と雷の調和です」
『それに比べて"キョウ・お兄さん"は…』
代々から強い魔力の血筋だと恐れられていたクライス家の五兄弟。
兄と姉、そして二人の弟は立派な魔道士になれたというのに、次男のキョウだけは魔法が一切使えなかった。
家族に蔑まれる毎日
与えられるストレスとプレッシャー
そして遂に…
「これが…俺の…能力…素晴らしい!」
悲劇を生んだあの日。
俺は力を理解した。
9/12作品名それっぽく変更
前作品名『亡骸からの餞戦士』
文字数 131,395
最終更新日 2022.02.19
登録日 2021.09.05