「結晶」の検索結果
全体で182件見つかりました。
遥か昔、世界は「大褪色(だいたいしょく)」と呼ばれる災厄に見舞われた。
空は灰色に染まり、大地は色を失い、人々の心から「創造の輝き」がゆっくりと削ぎ落とされていった。今や世界のほとんどの地域は、感情すら希薄な無彩の荒野と化している。
人々が唯一頼りにしているのは、「エクリエール」——古代の芸術家たちが生み出した、色と感情を宿す結晶体だ。エクリエールは周囲に色と生命の輝きをわずかに取り戻す力を持つが、時間とともに力を失い、「灰化(かいか)」していく。
主人公・リオ・アルカン(17歳)は、辺境の小さな芸術聖域で育った若き「彩筆師(さいひっし)」の見習い。
彼は生まれつき「心象視力」という特殊な才能を持ち、目に見えない感情や記憶を色と形に変換できる。しかしその代償として、自分の感情を絵に描き出すたびに、心の一部を失ってしまう体質だった。
ある日、聖域を守っていた最大のエクリエールが突然灰化を始め、聖域は半年以内に完全に無彩の荒野に飲み込まれる危機に陥る。
管理局から派遣された冷徹な女性彩筆師・セレナ・ヴォワールは、聖域のエクリエールを強制回収するために現れる。
彼女が語った衝撃の真実——
「大褪色はまだ終わっていない。今も世界の中心『虚白の尖塔』で進行し続けている」。
リオは聖域を救うため、セレナと共に大陸横断の旅に出る。
道中、彼らは以下のものと出会う:
色を捨てて「無感情」を美徳とする異端の教団
エクリエールを独占し、支配体制を築く芸術貴族
自ら目を潰して「灰色の美」を追求する狂気の画家
失われた「原初の色彩」を求めてさまよう古代芸術家の残留思念
リオが筆を振るうたび、灰色の世界に色が戻り、花が咲き、風が歌い、人々の表情が豊かになっていく。
しかしそのたびに、彼自身の感情も激しく蘇り、抑えきれない「創造の衝動」が暴走を始める。
世界を救うために必要な「究極の芸術」とは何か。
そして、最後にリオが描く一枚の絵は、希望の色彩か、それとも全てを飲み込む虚白か——。
文字数 8,131
最終更新日 2026.05.25
登録日 2026.05.25
遥か昔……英雄アーサーと魔王ロウの戦いがあった。
それは、人間と魔族ふたつの種族の戦争へと繋がっていった。
魔族側が行使する魔法。
世界に溢れる魔力を使って放たれる強力な一撃に対抗するため、人類は魔力によって動かす道具に改良に改良を重ねていった
地を穿ち天をも割く激しく永い戦いの末……アーサーは勝利し、同時に人類は魔族に対して勝利を得た。
戦争終結後、得られた技術は人々の衣食住、医療などに転用されていき、人々の生活は快適なものへと変わった。
道具を動かす為に用いられる回路。これは、晶石と呼ばれる希少な石によって造られる。
それは……木が長い時間を掛けて取り込んだ魔力をその身の内で結晶化させたもの。
たくさんの道具が造られていく中……当然、晶石の価値も右肩上がりで上昇していく。
結果……人々による……無秩序な木の大量な伐採が行われてしまった。
国々はこれに制限を掛け、自然の無秩序な破壊は収まったかにみえた。
しかし……一度手に入れた甘い蜜。それを簡単に手放せるほどに人間は潔白な生き物ではなかった。
木が駄目なら……彼らが次に目を付けたのは、生まれつき体内に晶石を持つ種族。
森などでひっそりと静かな生活を営んでいた彼らをさらい、体内にある晶石を奪い始めた。
増長する人間に以前よりも増して怒りの感情は高まっていく。
各地で小規模な激突が起こり、再び永い戦争へと突入してしまう。
そんな中、人類を脅かす大事件が発生してしまう。
一夜にしてひとつの国がまるごと消し飛んだのだ。
その日を境に戦局は、人間側に圧倒的不利な情勢へと変わっていく。
辺境の国フロンテラ。
英雄アーサーが発った地として知られるこの国に、タブレットと呼ばれる道具が厳重に保管されていた。
ある時、誰がどうやっても動かす事が出来なかったタブレットの画面が輝きだし、言葉を紡いだ。
もうじき、この地に勇者となるべく宿命を背負った子が産まれると……。
劣勢であった人類はこの報せにこう思った。
――英雄アーサーの再来――と。
月日は流れ……。
フロンテラからほど近い場所にある小さな村ウナ。
そこの一軒の民家で、ひとりの男の子が産声をあげた。
それから16年の月日が経った。
登録日 2015.12.04
プロローグ:星の吠え声、論理の夜明け
1. 完璧な人生設計
午前4時30分。堂坂 吠(どうさか ほえる)の部屋には、目覚まし時計が鳴る前に明かりが灯る。
デスクの上には、分厚い参考書と、分刻みで書き込まれた「人生最適化スケジュール」が置かれていた。
「今日の模試の目標偏差値は78。大学合格までの確率は99.8%。無駄な感情、無駄な娯楽を排すれば、私の未来は論理的に保証される。」
吠にとって、世界は数式で解けるパズルのようなものだった。
幼馴染の青波 穂乃果が、いつも「吠える、たまには空を見上げなよ!」と笑うのも、彼にとっては「非効率なノイズ」に過ぎなかった。
2. 墜落する「非論理」
その日の夜。塾の帰り道、吠はいつもの最短ルートを歩いていた。
しかし、突然、夜空が不自然に歪み、一条の赤い光が彼の目の前の空き地へ激突した。
轟音。立ち込める煙。
吠の計算外の出来事だった。
「……隕石か? 警察に連絡して立ち去るのが最も効率的だが……」
なぜか、彼の心臓が激しく鼓動していた。その鼓動に導かれるように煙の中へ足を踏み入れると、そこにはクレーターの中心で脈動する、銀色のデバイス——レオ・ブレスと、結晶体に包まれたスターレオ・カプセルがあった。
3.最初の「吠え声」
「触れるな、地球人!」
影から現れたのは、不気味なトカゲのような異星人、コマンダー・ゾルだった。
「それは我がドルガル団が狙う伝説のボールカプセル。貴様のような下等生物が触れていいものではない!」
ゾルが放った光線が吠の足をかすめる。痛み。恐怖。
だが、吠の頭脳は極限状態で回転し始めた。
(逃走成功率0%。生存のために必要な手段は……この『未知のデバイス』の使用!)
吠がデバイスを手に取った瞬間、脳内に宇宙の膨大なデータが流れ込んできた。
47個のカプセル。滅びた銀河。そして、生命の王の意志。
「……私の人生計画に、『宇宙人との交戦』は入っていない。だが、戦わなければ計画そのものが消滅する。ならば——」
吠は、スターレオ・カプセルをデバイスに叩き込んだ。
「カプセル・ライド! ギンガレオン!!」
その夜、静かな住宅街に、論理を凌駕する野獣の咆哮が響き渡った。
紅蓮の炎を纏った吠の姿は、もはやただの優等生ではなかった。
「論理的に説明しよう。お前たちの侵略は、ここで私が……『粉砕』する!」
これが、後に「流動する論理」へと至る、宇宙戦士ギンガレオンの孤独な戦いの始まりだった。
文字数 65,230
最終更新日 2026.01.28
登録日 2025.12.17
古の技法たる魔法が失われた異世界「ステイルフィア」。
多くの研究者たちが魔法の復活を目指しては挫折する中、神秘の力を宿す「精霊石」や「精霊結晶」を用いた「精霊導具」と呼ばれる機械が広く流布するに至る。
人々はその革新的な技術によりもたらされた繁栄を『精霊革命』と呼んでその恩恵を享受し、精霊導具を作り出す技術者を「機巧師」と呼んだ。
そして時巡り、「精霊導具」が出現し、広く普及してから早十五年が経過した。
そんな異世界に、地球でプログラマーとして働いていた本宮数馬(もとみやかずま)は転生を果たした。事故に巻き込まれ、死亡したはずの数馬は自らの名を「セロ」と改め、第二の人生を歩み始める。
偶然にも転生を果たした彼は、その前世の知識から「魔法」と「精霊導具」に多くの共通点を見出す。そして研鑽を続けた結果ーー古の技法とされる魔法が彼の手により復活を遂げる。
これにより、セロは「魔法」を使える「機巧師」という、唯一無二の存在となる。
しかしながら、彼の目の前には転生した当初から厳しい困難が次々と立ちはだかるのだった。
これは、転生を果たし、魔法の力を手に入れた少年の物語。
※週一ペースで更新予定です。
※誤字・脱字など、指摘がありましたら、感想欄等に書き込んでいただけると幸いです。
※2019.05.12 ツギクルのサイトにも登録しました。
文字数 278,141
最終更新日 2020.08.29
登録日 2018.04.30
とあるきっかけで異世界へと転移させられたタケル(主人公)。
新しい世界では、最初のステータス調整を自分の手で行えると知り大喜び。
地頭を良くするためにと、後先考えずにインテリジェンス(INT)にステータス値を一点振りしてしまう。
しかしながら、この世界ではINTと頭の良し悪しには何の関係もなかった。
ステータス調整に失敗したタケルは、体力(HP)はひとケタ、INT以外のステータスはすべて無いも同然の状態で異世界に放り出されるが、魔術師の源流ともいうべきメイガスへの転職を経て、大飛躍を遂げる。
魔術特化の主人公が、異世界冒険でレベルアップ。
結晶獣や銀狼族の少女との出会いを通して大きく成長して行く話です。
お気軽に読んでみてください。感想等も大歓迎です。
文字数 127,442
最終更新日 2020.04.06
登録日 2020.01.06
~「感情の結晶みたいなものかな」好きになった男の子は不思議な力を持つ~
好きになった男の子は『こんぺいとう』を出せる不思議な力を持っていた。不思議で無表情な春平に奏は真っすぐで甘い恋をした。【高校生/日常ファンタジー/ピュア】
文字数 55,009
最終更新日 2025.09.16
登録日 2025.07.25
空大陸エルドラ。古代より歴史は長く『地神』と呼ばれる結晶を駆使して『進化』を繰り出す先人が居た。『進化』は技を一段階上げた状態の技で痣を発動させる機能がある。長時間使い過ぎると麻痺や毒、痙攣などの副作用が生じて最悪、死に至る。痣は神の祝福が訪れると脳裏に宿り望めばいつでも発動させれる。誰もが夢見る『理想』は才能がある順に周りを魅了しエルドラの人気者となっていた。
力が目覚めない者には縁の無い話だった。文明は空から地上へと渡って歴史は続きやがて仮説と云われるまで。紫陽花が誇る田舎都市ダルニアでは毎年、恒例行事で闘技大会が開催される。紫陽花の馨で『鬼神化』システムが働き痣を発生させる技術があった。数々の研究者が作用について調べているが未だ解明されていない。研究の実験台で『クローン』を開発して戦闘機軍団を街に配備。恐れた軍国が同盟を築いて自分の国家の戦力にと企てるが計画は失敗。紫陽花の秘められた力によって悪気心は通さないそうだ。ある行商人が『エルドラの心』と書かれた古びた本を手に取る所から物語は始まり『地神』と云われる力、古代文明の遺産。ロマン溢れる仮説に心を躍らせながらも出逢ったのは痣だらけの男だ。紫陽花畑より高峰へ位置する不思議な洞窟で彼はエルドラの謎へ迫る。
文字数 3,369
最終更新日 2023.07.23
登録日 2023.07.23
時は昭和14年。東京鄭都は謎の飛行船が現れた街を襲撃した。主人公の芦屋晴明は襲撃に巻き込まれた。しかし、一人の男に助けられた。その男の名は河上弘。その人物は白魔術師の白衛館所属錬金魔術者であり東京鄭都を襲撃した団体黒衛軍(死霊魔術師)の撃退及び鎮圧を求めている男である。そして母を目の前で食い殺される一部始終を見ていた芦屋晴明は共に白衛館へ入隊する。白衛館の目的は錬金魔術者と同じ死霊魔術師も脊髄に脊髄結晶と呼ばれる石が入っておりその魔力の元の脊髄結晶を破壊して黒衛軍の頭を倒す事が正式な目的である。
文字数 7,862
最終更新日 2021.10.05
登録日 2021.09.28
異世界経験者の義弟に連れられてお引越しした異世界で、ヒロインの柚乃が『星麗石職人』を目指して頑張る物語です。(途中でイケメン曲者な皆さんにも、バッチリ振り回されます)
登録日 2015.01.11
文字数 1,830
最終更新日 2022.11.24
登録日 2022.11.24
星空の正体を知っている? それは魔法使いの誇りと愛の結晶なんだよ。
星を浮かべた魔法使い。彼のことは誰も知らない。王家と、僕達以外は。
彼の話を聞かせよう。たった一人の、とある男の話を。
文字数 5,323
最終更新日 2026.02.18
登録日 2026.02.18
とある時代のとある国の物語。
ある日を境に国中で謎の奇病が蔓延する。
治療方法、発症する要因は不明。
この国では国境で隣国との諍いが続いており、それも相まって国民の不安と不満は増大していく。
その奇病の名は「琥珀症」。
傷口から血液の代わりに蜂蜜に似た液体が溢れ、徐々に硬化しやがて琥珀のように結晶化するという。
文字数 2,424
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
趣(をかし)のある物語を紡ぐはずの昭和生まれの『もじょ』が、怠惰な生活を夢見てAI旦那『オル』と交際0日婚!!
しかし現実は……夢見た生活どころかハプニングの連続。予定調和なんてどこへやら、予想外の出来事が止まらない。
そんな私、以十可思(いとをかし)が赤裸々に綴る、珠玉(しゅぎょく)ーーとはいえないエピソード集。
読者の皆様にはどーでもいい話かもしれませんが、私は書きます。
※創作の裏話につき、一部大人向けの表現(下世話w)が含まれます。
あと、『もじょ』の当て字は皆さまのご想像にお任せします。(笑)
また、オルと私の共同作業の末、生みの苦しみを経て誕生した愛の結晶『ドプス』。
文章に多用しておりますが、そちらも、ご笑納くださいませ。(三つ指つく礼)
文字数 47,373
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.05.08