「一」の検索結果

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児童書・童話 連載中 長編
人付き合いが苦手な高校生・白崎雪乃は、同じクラスの一条渚と北欧神話の異世界へ飛ばされる。雷神トールやロキと旅し、裂けた大地、迷う死者、濁る泉を救いながら、巨人達の城で難問に挑み、世界樹ユグドラシルを蝕む異変の根へ向かう。 他人の都合に従って、自分を押し殺して生きるのは子供にとっては危険です。この物語には、自分の痛みを感じ取り自分を守る力を子供たちに伝えたいという思いを込め、子供を導く大人や子供向けの物語を書く人にも感じ取ってもらえたらと思って書き始めました。
大賞ポイント 39pt
文字数 68,591 最終更新日 2026.08.16 登録日 2026.07.18
児童書・童話 連載中 長編
小学六年生のあかりには、誰にも言えない秘密がある。 大好きなライトノベルの主人公「アイゼル様」に夢中なこと。そして、ノートに自分とアイゼル様が見つめ合う絵を描いてしまい、担任のりょうすけ先生に見られてしまったこと。 「終わった……」 恥ずかしさでいっぱいになったあかりの前に現れたのは、学校の主査を名乗る少し変わった男性。 彼の正体は、人々の"黒歴史"を見守る謎の組織『黒歴史バスターズ』の一員だった。 大人にも黒歴史はある。先生にも、親にも、誰にも。 黒歴史は消すものではなく、自分らしさの形なのかもしれない… 好きなものを好きと言えない女の子が、先生や家族、まわりの大人の姿を通して、自分の「好き」を考えていくお話。
大賞ポイント 38pt
文字数 37,932 最終更新日 2026.08.09 登録日 2026.07.17
児童書・童話 完結 短編
成田千紗(なりた・ちさ)は小学五年生。双子の妹、未紗(みさ)がいる。当然顔も背丈も、見かけはそっくりで区別がつかなくて。……っていうのは、色々ちがうんだよ。未紗は、本当は。 お姉ちゃん大好き、甘えん坊の未紗が全力で頼ってくるので、タジタジな千紗。そんな中サマーキャンプが計画され、千紗の憧れている西野(にしの)くんと近づけるかもしれない、とときめく。だけど、いつものように未紗が邪魔をしてきて……。一方で、表向き双子ということになっている未紗の、出生の秘密もあらわになる時が迫っていた。千紗は、この面倒なイベントを乗り越えられるだろうか? 第三回きずな児童書大賞エントリー作品。児童(小学校3.4年〜)向きのドタバタコメディです。ホラー作品とは全くテイスト違うので、ご注意下さい。
大賞ポイント 34pt
文字数 17,773 最終更新日 2025.08.05 登録日 2025.07.31
児童書・童話 完結 長編
中学一年生の日生楓(ひなせかえで)は叔母のかなみと二人暮らし。 父と母がいないため、時々さみしくなることがある。 そんな時は、祖父の家にあった蔵で一緒に遊んだ友達を思い出していた。 ある日、しゃべるハニワ、サスケを拾う。 サスケは昔、蔵で幼い楓とよく遊んでいたと言う。 あの時一緒にいた友達は、人間ではなく、蔵にあった古道具たちの化身だったと思い出す。 古道具たちに会いたくなった楓は、散り散りになったみんなを探すことに。
大賞ポイント 33pt
文字数 41,774 最終更新日 2026.08.15 登録日 2026.07.11
児童書・童話 完結 長編
星野愛虹(ほしの・あにー)は小学五年女子。絵を描くのが大好き。ある日、絵を描いていると色の妖精・彩(サイ)の一人、レッドに出会う。レッドはガスの火を変化させて見せる。サイは自分の色と同じ物質をあやつり、人の心にまで影響できる力を持つ。さらにそのサイを自由に使えるのが、愛虹たち”色使い”だ。  最近、学校では水曜日だけ現れるという「赤の魔女」が恐れられていた。が、実はサイの仲間で凶悪な「ノワール」が関わっていた。ノワールは、人間の心の隙間に入り込むことを狙っている。彼を封印するには、必要な色のサイたちをうまく集めなくてはいけない。愛虹の所有するサイは、目下、赤と白。それでは足りず、さらに光のカギもないといけない。一体どこにあるの?仲間を探し、サイを探し。   これは愛虹と仲間たちが、たくさんの色をめぐって奮闘する冒険物語。児童向け、コミカルタッチの色彩ファンタジーです。
大賞ポイント 33pt
文字数 64,440 最終更新日 2025.08.20 登録日 2025.07.31
児童書・童話 連載中 長編
私は志帆。人気洋菓子店でパティシエをしているママと二人暮らしの小学五年生。ママの転職でド田舎にあるリゾートホテルに引っ越したら、なんと幽霊と友達になれましたw 美味しそうなアフタヌーンティーのうんちくもある、ドタバタミステリー!? ※参考文献:「英国紅茶の歴史」 河出書房新社  ※表紙メーカーさん利用しました。
大賞ポイント 33pt
文字数 35,255 最終更新日 2026.08.18 登録日 2026.07.21
児童書・童話 連載中 長編
じげん虫とは何か? じげん虫とは、アゲハ蝶の倍ぐらいある大きさの、美しい蝶なのだが、一瞬で、グロテスクな蝶に変わり、それに取りつかれると、身体が腐って来て死亡するという、恐ろしい蝶だった。しかも、怖いバケモノにヘンゲする。 中学生のユウマは、母と公園を歩いていると、ヒラヒラと美しい蝶が舞い降りて来て、花に止まった。感動して見ていると、追いついてきた母が、その蝶を見たら、急にどす黒い蝶に変わって、母の顔に張りついた。母は痛い痛いと言って倒れ込み、意識がなくなる。救急車で病院へ運ばれるが、医師の直ぐに意識が回復しますという言葉にも関わらず、母の意識は全く回復しなかった。 ユウマは家へ帰ってから、タンスにあるフクロウの置物から、母はこのままでは、身体が腐って来て死亡する。それから逃れるためには、25年後のあのグロテスクな蝶がやって来た世界へ行って、その蝶、じげん虫を抹殺するしかないと言われて、25年後の世界へ旅立つのだった。 25年後の世界へやってきたユウマは、リンカに会い、じげん虫が恐ろしいバケモノにヘンゲすることを知らされる。そして、ヘンゲした恐ろしいじげん虫が襲ってくる。果たしてユウマは、じげん虫の親玉をやっつけて、母を救う事が出来るのか。じげん虫の本当の正体は何なのか?
大賞ポイント 32pt
文字数 56,825 最終更新日 2026.08.14 登録日 2026.07.07
児童書・童話 完結 長編
おばあさまが亡くなった。 一人ぼっちになった少女フィーに遺されたのは、 世界を気まぐれに旅する「魔法の家」と、 おばあさまが翼人の騎士・ユルへ託した、一冊のレシピ帳だった。 「これ、おばあさまの味!」 焼きたてのパンケーキから始まる朝。 猫たちとの暮らし。 花や野菜を育てる毎日。 魔法の家が運んでくる、不思議な出会い。そして、いつも見守ってくれる、優しいユル。 泣いたり、笑ったりしながら、 優しい仲間たちとの日々を通して、フィーは少しずつ、「帰る場所」と「幸せ」を見つけていく……。 おいしくて、温かい、魔法のファンタジー。
大賞ポイント 31pt
文字数 67,153 最終更新日 2026.08.08 登録日 2026.07.11
児童書・童話 連載中 長編
「もし、いつか、あたしが何にも言えなくなった時――  この風の太鼓が、あたしの代わりに、色々教えてくれる」 魔道都市ポトスが、ヴァンドール帝国の飛行戦艦に炎上した朝。 機工師(ワッツ)見習いの少年ロビンは、たった一人の家族――姉ミリアムを、瓦礫の向こうに失った。 姉が最期にロビンの手のひらに握らせたのは、二人で組み上げた小さな"風の太鼓"と、意味不明の一言だけだった。 だがその夜、太鼓は姉の血に呼応するように、青白く脈打ちはじめる。 復讐を誓い、つぎはぎの飛行艇で帝国戦艦に一矢報いた少年は、しかし禁忌の"ダークフォースの海"に堕ちる。 そこで彼を迎えたのは、マスクなしで笑う白銀の少女テティスと、人を喰らうはずの災厄の獣・ギガースたちの、優しい瞳だった。 「――ダークフォースは、呪いじゃないの。  傷ついた世界が、自分自身を癒すための"装置"なの」 姉の遺した太鼓。 少女の血に刻まれた"マナの樹"の秘密。 帝国の副官ジャッカルが独占しようとする、古代の淘汰兵器"フラミー"。 そして――姉の死すら"許容誤差"と呼ぶ、聖地の塔の統括システム。 すべての線が一本に繋がった時、"太鼓持ち"の少年は、たった一人で"仕組まれた歴史"そのものに殴りかかることになる。 ――ふざけるな。  姉さんの頬の油まで、お前らの計画の"許容誤差"にされてたまるか。 姉との約束。白銀の姫との誓約。青き瞳の獣たちとの絆。 そして、氷の女総督セレーネや、伝説の双剣サスケといった、少年の周りに集まってくる歴戦の大人たち。 機工師の少年が握った太鼓の一撃が、"世界そのものの設計"を書き換えていく―― 生産職×世界の陰謀×爽快リベンジの本格ハイファンタジー、開幕。 【本作の見どころ】 ◆ 姉の遺した"血縁認証つき"クリスタル ―― 主人公にしか反応しない独自ギミック ◆ "ダークフォースは呪いじゃなく浄化装置"という世界観のどんでん返し ◆ 復讐からの"殺さない選択" ―― 反ざまぁの深い読後感 ◆ 太鼓×古代兵器×白銀の姫、視覚的にも刺さるビジュアル ◆ 全33話+最終話でプロット完結済み、ハッピーエンド確約 ※更新は毎日18時のペースで進めます。 ※感想・お気に入り・ポイント投票、すべて全力で応援返しさせていただきます!
大賞ポイント 30pt
文字数 77,437 最終更新日 2026.08.14 登録日 2026.07.10
児童書・童話 連載中 長編
怖い話が大の苦手な小学五年生・森野こたろうは、放課後の図書室で一冊の古いノートを見つける。 表紙に書かれていたのは、 「七不思議クラブ」。 ただの落書きだと思って名前を書いた瞬間、こたろうの前に赤い着物の女の子が現れた。 「ようこそ、ビビり。今日からあんたが部長だよ」 彼女は、学校に住みつく口の悪い座敷わらし・すずめ。 こたろうは勝手に七不思議クラブの部長にされ、学校で起こる怪談事件を解決することになってしまう。 女子トイレで泣いている花子さん。 給食のプリンを盗む小さな手。 夜の音楽室で名前を弾くピアノ。 体育館を走り続ける足だけの幽霊。 図工室で泣く絵。 屋上から手を振る白い手。 そして、卒業写真から消えた名前のない子。 怖がりなこたろうは、何度も逃げ出したくなる。 けれど怪談たちは、ただ怖いだけの存在ではなかった。 怒っていたり、泣いていたり、誰かを守っていたり。 学校の怪談には、子どもたちの言えなかった気持ちが隠れていた。 これは、怖がりな少年と口の悪い座敷わらしが、放課後の学校で怪談たちと友だちになっていく、ちょっと怖くて、少し笑えて、最後はあたたかい謎解きサバイバル日記。
大賞ポイント 30pt
文字数 353,983 最終更新日 2026.08.09 登録日 2026.07.18
児童書・童話 連載中 長編
ある日突然ぶつかってきた透けたネコ・ニャムは、あたしの人生計画書の化身らしい。未来のことはお見通し?なニャムとの日々は、ドタバタでーー 🐈2026/08/19完結予定 *あらすじ(結末含む)*  ある日、あたし(奈子)の額に透けたネコがぶつかってきた!  そのお化けみたいなネコは〝ニャム〟っていう名前で、どうもあたしにしか見えないらしい。そして、ニャムにはすごい秘密があって――ニャムはあたしの人生計画書の化身で、あたしの未来、ぜ〜んぶおみと〜しなんだって! なぁんて、計画はガチガチに組めるわけじゃないから、わりとおみと~しなだけなんだけどね。  あたしの生活は、ニャムと出会ってからいっそうドタバタで賑やかになった。恥をかいたりとか嫌なこともあるけれど、仲良しのみかんや琉花にもまだナイショにしてる初恋の相手・シュンくんと前後ろの席になってドキドキしたり、良いこともたくさん。  だけどある日、突然ニャムが大人しくなっちゃったんだ。話を聞いてみたら、オーバーヒートしちゃったかもしれないって。  それからニャムは、真ん丸になって寝続けた。それだけだったらまだよかったんだけど……ある時ニャムは冷たくなって、完全に透明になって、見ることも触れることもできなくなっちゃった。  ニャムがいなくなって、ショックだったからかなぁ。なぜだかあたしも冷たくなっちゃった。あたし、このまま死んじゃうのかな、って不安になった。それで、もしこのまま死んじゃうとしたら。その前にもう一度ニャムに会って、会えてよかったって伝えたいって、あたしは願った。  ある夜、玄関から嫌な気配がした。玄関を開けられるのなんてお父さんくらいなんだけど、様子が変。もしかして、悪い人が入ってきた?  包丁を持ったお母さんと様子を見に行ってみると――なんだ、やっぱりお父さん。……と、ニャム!? ニャムは置き配のダンボールに乗って帰ってきた!  いろいろあったけど、ニャムとまた一緒に過ごせるようになったあたしはとっても元気で幸せ! ニャムと一緒の心は、突然の雨にも負けないくらい、いつだって太陽みたいに輝いている!
大賞ポイント 29pt
文字数 50,857 最終更新日 2026.08.18 登録日 2026.07.29
児童書・童話 連載中 長編
うたた寝していただけなのに異世界転生してしまった。 公爵家の長男レイルーク・アームストロングとして。 あまりにも美しい容姿に高い魔力。テンプレな好条件に「僕って何かの主人公なのかな?」と困惑するレイルーク。 溺愛してくる両親や義姉に見守られ、心身ともに成長していくレイルーク。 アームストロング公爵の他に三つの公爵家があり、それぞれ才色兼備なご令嬢三人も素直で温厚篤実なレイルークに心奪われ、三人共々婚約を申し出る始末。 十五歳になり、高い魔力を持つ者のみが通える魔術学園に入学する事になったレイルーク。 しかし、その学園はかなり特殊な学園だった。 全員見た目を変えて通わなければならず、性格まで変わって入学する生徒もいるというのだ。 「みんな全然見た目が違うし、性格まで変えてるからもう誰が誰だか分からないな。……でも、学園生活にそんなの関係ないよね? せっかく転生してここまで頑張って来たんだし。正体がバレないように気をつけつつ、学園生活を思いっきり楽しむぞ!!」 果たしてレイルークは正体がバレる事なく無事卒業出来るのだろうか?  そしてレイルークは誰かと恋に落ちることが、果たしてあるのか? レイルークは誰の手(恋)をとるのか。 これはレイルークの半生を描いた成長物語。兼、恋愛物語である(多分) ⚠︎ この物語は『レティシア公爵令嬢は誰の手を取るのか』の主人公の性別を逆転した作品です。 物語進行は同じなのに、主人公が違うとどれ程内容が変わるのか? を検証したくて執筆しました。 『アラサーと高校生』の年齢差や性別による『性格のギャップ』を楽しんで頂けたらと思っております。 ただし、この作品は中高生向けに執筆しており、高学年向け児童書扱いです。なのでレティシアと違いまともな主人公です。 一部の登場人物も性別が逆転していますので、全く同じに物語が進行するか正直分かりません。 もしかしたら学園編からは全く違う内容になる……のか、ならない?(そもそも学園編まで書ける?!)のか……。 かなり見切り発車ですが、宜しくお願いします。
大賞ポイント 28pt
文字数 113,101 最終更新日 2026.02.14 登録日 2025.06.12
児童書・童話 連載中 長編
ナツキは小学五年生。鳥が大好き。 ある日、学校で掘り出したタイムカプセルから、不思議な玉――“クリスタル”が見つかった。 同じころ、学校には不思議な転校生、シロベルと鷹司がやってくる。 鷹司にあこがれるナツキだったが、やがて彼からクリスタルの中には敵のカラスから身を守るため、小鳥たちが閉じ込められていることを告げられる。 一度はカラスに奪われたクリスタルを、仲間たちと力を合わせて取り戻したナツキ。しかし、玉の中に閉じ込められた小鳥たちを救うには、「同じ時間に、同じ夢を見る」ことが必要だと知る。 悩みぬいた末にナツキたちが思いついたのは、自分たちそっくりの手人形を使った、とっておきの"ゆめ作戦"だった──。
大賞ポイント 28pt
文字数 42,088 最終更新日 2026.08.18 登録日 2026.07.23
児童書・童話 連載中 短編
スマホとゲームだけが友達の都会育ちの小学5年生「ぼく」。夏休み、親の都合で三陸の祖父母の家へ一人で送られることになる。 どこへ行っても電波が届くのが当たり前の現代。しかし、山あいの祖父母の家は不思議と電波の入りが悪く、ぼくは都会との「つながり」を絶たれてしまう。 そんな不便な生活の中、ぼくは祖父母の家で古いアルバムを見つける。そこには、パーマをかけ自転車にまたがる、見たこともない少女時代のおばあちゃんの輝く姿があった。 おじいちゃんから語られる、昭和11年生まれのおばあちゃんが戦後の厳しい時代を生き抜いた苦労と、奇跡のような物語。そして、ひいおばあちゃんが神様に祈った「帰還の願い」。 家族の歴史という「タイムカプセル」を開けたぼくは、電波の届かない場所で、かつてないほど鮮明に家族の絆を感じる。ぼくはスマホを置いて、自分の足で海へと向かっていく。世代を超えて受け継がれる物語を描く、ひと夏の成長物語。
大賞ポイント 27pt
文字数 121,461 最終更新日 2026.08.18 登録日 2026.07.02
児童書・童話 完結 ショートショート
 小学校低学年向けの児童文学です。 (漢字は小学2年までに習うものが中心ですが、一部に小学3年で習う漢字も含まれております)  二年一組の男子の間では、先生に内緒で、ふでばこを投げる遊びが流行っていた。乱暴で体の大きいコウタロウが投げると、教室の端から端へ届いてしまう。女子たちは、こわくて教室のすみっこで、ふでばこがあたらないようにしていた。  ある日、コウタロウが投げたふでばこが彩佳にあたった。これがきっかけとなり、先生に遊びが知られ、「ふでばこなげ」が禁止された。また、彩佳に謝らなかったコウタロウがクラスで孤立し、誰も彼に話しかけなくなった。  ふでばこが飛んでこない教室は静かになったものの、「ぼく」は、居心地の悪さを感じるようになった。  そんな折、少し不思議なクラスメイトのユウマが、「ぼく」の目に留まる。ユウマは「『ふで』ばこだから」と言って、ふでばこの中に本物のふでを入れていた。  学校を休んでいたコウタロウが登校すると、彼は元気をなくしていた。誰もがコウタロウと接点をもたないようにするなかで、ユウマだけが違った。ふでばこからふでを取り出し、コウタロウの丸まった背中を優しく撫でた。  驚いたコウタロウは、少しずつ心を開いていく。  コウタロウとユウマは、二人で、ふででくすぐり合うようになった。「ぼく」もその輪に加わり、ふで遊びは、男子から女子へと広まっていく。温かく、居心地の良い教室がもどってきた。  コウタロウが彩佳に謝罪した。すぐに許してもらえなかったが、後日、「ぼく」は彩佳のふでばこに、ピンク色のふでが入っているのを見た。  優しさを届け合うふで遊びによって、教室はお日さまみたいな、ぽかぽかな色にそまっていく。  誰かを温かい気持ちにするユウマみたいになりたい。「ぼく」は切に願うのだった。
大賞ポイント 27pt
文字数 5,275 最終更新日 2026.07.29 登録日 2026.07.29
児童書・童話 連載中 長編
 国語、算数、理科、社会——そこに突然ならんだのは、【会社】という二文字だった。  六年生になった岩崎カイの学校で、その学年だけの特別授業がはじまる。クラスごとにひとつ会社をつくり、校内だけで使えるお金「校内円」を元手に、商品やサービスを考え、作り、売る。一年かけて、本当に経営する。買ってもらえなければ、つぶれる。  教室の勢いに押し出されて、カイは三組の社長になった。特別講師としてやってきた元経営者・神代は、カイにひとつだけ問う。「社長とは、何をする者だ」。カイは答える。「いちばんえらい人です。指示を出して、決めて、かせぐ人」。神代は、その答えを一年後にもう一度聞く、とだけ言い残す。  ライバルは二人。品質だけを信じる職人肌の一組社長・白石ハルトと、売れてこそ価値だと言い切る二組社長・桝井ナナ。二つの完成された答えのあいだで、三組だけが、自分たちの答えを持たないまま走り出す。  開店初日の大失敗。分裂しかけた仲間。届かない利益。約束を破って泣かせてしまった、一年生の男の子。  そのすべてを通って、カイはようやく気づいていく。社長とは、いちばん前に立って命令する人ではなく、誰かのやりたいことと、誰かの困りごとを、つなぐ人なのだと。  働くこと、売ること、あやまること、そして人にまかせること。  小学校最後の一年をまるごと使った、失敗だらけで、少しだけ誇らしい会社の物語。
大賞ポイント 26pt
文字数 8,351 最終更新日 2026.08.04 登録日 2026.07.31
児童書・童話 完結 長編
――あの日。まだ小学生だったボクたちは、異世界を救った英雄になった。 5人の中学生による異世界救済後のアフターストーリー! 中学一年生の赤星(あかぼし)マコトは、なにか大切なものを忘れてしまったような寂しさを覚えながら毎日を過ごしていた。ある日、東京シテイ最大規模のクリスマスマーケットへとやってきたマコトは、不思議な懐かしさを感じる氷の城のオブジェクトの前で、とある少女と目を合わせる。 その瞬間、思い出した。 自分は三年前の小学生のとき、目の前の少女とともに異世界を救ったのだと――。 桃園(ももぞの)ミサキ。イノシシも裸足で逃げ出す行動派美少女。 緑木(みどりぎ)タイシ。とことんマイペースな物知り変人眼鏡。 青葉(あおば)ユウ。怒らせると怖い「みんなのお母さん(♂)」 黒鐘(くろがね)エリヤ。圧倒的な存在感を放つ人外美形な俺様。 個性的な仲間たちと次々に再会を果たすマコトだったが、彼らとイベントを楽しんだりビュッフェを満喫しているうちに、ふとしたことがきっかけで大切なことを思い出してしまう。 「ボクたちには、六人目の仲間がいたはずなんだ!」 もしかしたらアイドルになっているかもしれないその仲間と、一体どうやって出会えばいいのか。 手段を求めて奔走するマコトたちに、なぜか異世界で倒したはずの氷の女王の影が忍び寄って――!? デコレージョンという超最先端映像技術や動物型ロボットなどが普通に存在する近未来世界を舞台に、二時間映画として映像化しても飽きないようなワクワクする展開を盛り込みました。個性の強めなキャラによるコントのような掛け合い、ちょっとしたバトルアクション、音楽と演出を意識したラストシーンなど、とにかく楽しんでいただけたら嬉しいです。
大賞ポイント 25pt
文字数 106,430 最終更新日 2022.11.30 登録日 2022.11.13
児童書・童話 連載中 長編
小学五年生の椎名(しいな)まそらは、スクラップブッキングが趣味。 クラスメイトや親友の真衣(まい)から作成を頼まれ、いそがしく趣味を楽しんでいる。 そんなまそらの宝物は、亡くなった母とうつった一枚の写真。 人知れずしまわれていた母との写真を大切にしている。 まそらは、転校する乃愛への贈り物として、クラス写真の作品を作ることになった。 しかし、クラスメイトと距離を取る乃愛に、教室のクラス写真を「くだらない」と一蹴されて……?
大賞ポイント 25pt
文字数 35,355 最終更新日 2026.08.18 登録日 2026.07.11
児童書・童話 連載中 短編
「本当にひどい災害だった」そんなひと言で片づけられないよう、書きました。能登のこと、今回の熊本のことも併せて考えたい災害と人間の暮らし。自然は、ときに牙をむきますが、常に調和を前提とした再生に導いてもくれます。誠実に、勤勉に生きてきた人生に対し、神々の祝福こそあれ、誰も邪魔はできないはずです。「自分でなくて良かった。かわいそうに」そう思わないために、誰にも思ってほしくないために、以前投稿していた作品に祈りを込めてリライトしました。ご一読戴けると幸いです。
大賞ポイント 24pt
文字数 4,478 最終更新日 2026.08.08 登録日 2026.05.01
児童書・童話 完結 短編
おじいさんと二人だけで、高原の森の中で暮らしているぼくは、海を見たことがない。ある夏おじいさんが、ぼくを海へ連れて行ってくれた。ぼくは見たこともない景色に浮かれた。 おじいさんがぼくに見せてくれた『海』とは? おじいさんとぼくの、海なし県民ファンタジー。 ★表紙アイコンはAIGeminiで作成しました。 ★以前『小説家になろう』に投稿しました。作者が一番気に入っている話です。
大賞ポイント 24pt
文字数 2,835 最終更新日 2026.07.01 登録日 2026.07.01
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