「文学」の検索結果

全体で846件見つかりました。
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S大学の古典文学研究室・立花准教授の講義は人気があった。また、講義後の研究室での裏話も。助手の雪乃やゼミの学生たちと繰り広げる古典文学のお話。
大賞ポイント 1,583pt
文字数 17,944 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.04.27
 トンネル内の暗闇の中でハンマーの音が響く。打音検査だ。トンネルの保守点検に勤しむ佐藤の前に浮かび上がる白い影。暗黒天女は指さし嘲笑する。社会の闇に潜む歪とそれがもたらす災害を。それは重層的に折り重なって構築された都市の終焉の断片。(この作品は一九九〇年代に執筆したものです。現在とは一部異なる表記をしております)参考資料 小林一輔著 コンクリートが危ない
大賞ポイント 610pt
文字数 6,564 最終更新日 2024.05.02 登録日 2024.04.30
 暮れなずむ街に彼女は舞い降りた。滅びゆく街の片隅で、彼女は死にゆく野良猫を拾い上げた。一人と一匹が高架橋から眺める風景。狂騒と諧謔と破滅と逆説とが泡沫のごとく浮かび上がり、やがては忍び寄る夕闇の中へ飲み込まれてゆく。暗黒天女、それは死の御使い。あるいは未来への希望。
大賞ポイント 586pt
文字数 7,937 最終更新日 2022.11.10 登録日 2022.11.08
人生について考え過ぎた人の、過去への寄り道。 考え過ぎた人が出した、ただ前に行く為の人生。 【第7回 ライト文学賞 エントリー作品】
大賞ポイント 543pt
文字数 29,989 最終更新日 2024.05.23 登録日 2024.02.09
狐人小説。短編連作。1話完結。ひきこもり文学。僕の、過去と現在と、そして未来と――。【第1話】僕は一人暮らしをしている、六畳の安い1Rマンションにひきこもっている、哀れな鶏の物語を書いている、恋をしている…【第2話】我は如何様にして鶏肉となり、如何様にして食されるべきか。
大賞ポイント 125pt
登録日 2016.12.21
※2023年、ポプラ社ズッコケ文学新人賞の最終選考に残った「船は空に、思い出は花に。」を、修正加筆したものです。 《あらすじ》 絵って何だろう。   以前なら、ただのひまつぶしだった。 退屈な時間、 なじめない場所、 人との隙間、 いろんなところにぽっかりと空いた穴をうめるものだった。 だけど、今は違う。 晴空が、私にある言葉をかけてくれたからーー。 主人公南海音(みなみみお)は、自閉スペクトラム症(ASD)の少女。 自閉スペクトラム症は、 コミュニケーション、対人関係の困難とともに、 強いこだわり、限られた興味をもつという特徴がある発達障害。 なぜか、クラスにうまくなじめない。 なぜか、生きづらい。 そんな悩みを抱えていた海音は中学校三年生の春に転校し、夏川晴空(なつかわはるく)という少年に出会う。 晴空は発達障害の姉を持つ。 発達障害に理解がある晴空は、海音の存在をうことめ、少しずつ心の距離を縮めていく。 海音は、晴空との出会いを通して、人とつながることを学んでいく。また、スクールカウンセラーからの支援にも、晴空の助言をきっかけにつながることになる。 五月。運動会が開かれる予定となる。絵がうまかった海音は、クラスの目標を文字と絵で表現したフラグの制作を任されることとなる。 その過程で同じクラス生徒たちとの距離感が微妙に変化していく。   海音は、フラグに、 クラスの生徒全員をのせた空飛ぶ船と、 大地を埋め尽くす赤い花を描く。 その絵の意図とは? また、絵の制作過程を通じて、変化していく海音と晴空の関係性は、どうなっていくのか?   発達障害の悩みを抱えた少女の生き様と、淡く純真な恋を描いた物語。  
大賞ポイント 83pt
文字数 69,963 最終更新日 2024.04.29 登録日 2024.04.13
体は男性、心は女性の主人公【狐】。取り巻く環境と向かう人生は苛烈か易しさか。 迎えうつのは性別違和、いじめ、不登校、就職難、精神障害などの荒波。 それでも狐が信じてやまないのは自身の理想かそれとも他者か。 あなたの心に何かを残す現代文学の物語へようこそ。
大賞ポイント 10pt
文字数 50,777 最終更新日 2023.12.30 登録日 2023.12.12
『笑い』と『人間』を書いたコント文学32編を収録した『コントな文学集』 『芥川賞作家なのに親近感』 『人生200年時代』 『今日も世界で誰かが虚しくなっている。一人娘編』 『Z世代からの提言』 『ファーストキス』 『地獄すぎる』 『ベーブ・ルースや軽自動車の所有者のように』 『もったいないおばけとFカップ』 『話が入ってこなかった』 『あたたかい世界へ』 『佐倉莉子(Fカップ)と密室殺人事件』 『憧れのスーパースター』 『SM倶楽部100人の女王様』 『心が泣いている』 『宇宙人にドMを理解させなさい』 『憧れていたプロポーズ』 『キラーフレーズ一発で僕は』 『もったいないおばけと新人記者』 『金持ち喧嘩せずみたいな事?』 『停止(フリーズ)刑事・国分寺卓郎』 『今日も世界で誰かが虚しくなっている。卒業式編』 『パンチラ』 『日本一のサッカー選手の秘密の夢』 『ADさん、俺って口臭いですか?』 『心配性inサンポートホール高松』 『ギャップに弱い女マリコ①』 『ギャップに弱い女マリコ②』 『ギャップに弱い女マリコ③』 『ギャップに弱い女マリコ④』 『もったいないおばけと贅沢な時間』 『生きる』
大賞ポイント 10pt
文字数 17,010 最終更新日 2024.04.26 登録日 2024.04.26
女子大生と大学教授の心の交流を描いた純文学作品です。絵を描くことが好きだった未咲は、挫折の末に抑えで受験した大学に入学する。居心地の悪さを感じながら無為な日々を過ごす彼女は、自身を『愚者』と呼ぶ藤代に出逢い、親交を深めていくのだった。あなたにはどんな世界が視えるだろうか。 表紙イラスト制作:ウバクロネさん。
大賞ポイント 10pt
文字数 10,780 最終更新日 2024.04.27 登録日 2024.04.27
日本と米国による太平洋戦争が始まった。米国海軍は大急ぎで優秀な若者を集め、日本語を読解できる兵士の大量育成を開始する。後の日本文化研究・日本文学研究の世界的権威ドナルド・キーンも、その時アメリカ海軍日本語学校に志願して合格した19歳の若者だった。ドナルドの冒険が始まる。
大賞ポイント 7pt
文字数 82,226 最終更新日 2024.04.13 登録日 2024.04.07
青春 連載中 長編
近未来の新球技「文芸バレーボール」を描いた、 前代未聞のエンタメ小説! 順位が決定する、全国大会二日目。 3月中旬。小野マトペ達の引退試合でもある日。 全3巻の、最終巻です。 どうか最後まで見届けてください! 小題「★」は幕間のまんがコーナーです。 文/絵/デザイン他:宇野片み緒 ※2020年に出した紙本(絶版)の電子版です。
大賞ポイント 5pt
文字数 54,567 最終更新日 2024.04.14 登録日 2024.01.10
現代文学 完結 ショートショート R15
渡良瀬一歩は死が見える。 すべての人の頭の上には数字があって、それは余命を表すものだった。 多くの人は六桁。年数と、日数。 そして、渡良瀬の父の余命は、すでに10年を切っていた。 父を救うため、少年は余命が目前に迫ったクラスメイトに接触する。 余命の改変のために―― 死を見える少年は、余命という運命にあらがうためにもがき続ける。
大賞ポイント 4pt
文字数 20,273 最終更新日 2024.02.11 登録日 2024.02.11
『魔法のiらんど大賞第1回:2007年度ジャンル賞:純文学』受賞作品。2010年には、読売新聞地方版でも紹介されました。 命とは? 生きるとは? 家猫・健太と野良猫・クロが織り成す、幸せとは何かを探す、命の物語。 『お前、幸せか?』
大賞ポイント 3pt
文字数 72,077 最終更新日 2023.08.11 登録日 2023.06.17
断言しよう、この暗号は誰にも解けないと。 ロンドンにある図書館の館長ジョン・フォスターは、自分を変えた約束の人との思い出を回想する。 2000年代始め。当時は毒舌な批評家として知られ、ある児童文学を批判して不評を買っていた彼は、アーサー王伝説を題材にした映画撮影の協力で訪れたグラストンベリーで、王と同名にして高名なオカルティストの友人アーサーと出会う。 知的な遊びが好きなアーサーは、まだ誰にも解かれていない暗号を発見したとして解読に挑戦してみないかとジョンを誘うのだった。 それが彼を開放するものになろうとは、まだジョンは知らなかった。
大賞ポイント 2pt
文字数 13,898 最終更新日 2023.05.06 登録日 2023.04.07
長い冬が到来し、雪に閉ざされた北方の街。 戦場で死に、蘇ったのち北方を彷徨い続ける「第4種遺体」である主人公はある時、廃墟の上で一人の少女と出会う……
大賞ポイント 2pt
文字数 4,464 最終更新日 2024.04.07 登録日 2024.04.07
 人間は仮面をかぶって生きている。常に冷静な優等生、優しい美人の母、頭脳明晰で苦労人の親友。皆、その裏側に残虐な醜い本性を隠し持っているものだ。  優等生の菊池祐介は、義母麗子に喜んで貰うため、蝶を引きちぎって踏みつぶし、菊池麗子は弱き者が強者に蹂躙されるのを見るのが至極の喜び。祐介の親友だった川村は、菊池一族の異常性に気づき、彼らに天罰を下そうとするのだが……。  人間の持つ二面性を描き、人はどう生きるべきかを問いかける純文学作品。
大賞ポイント 2pt
文字数 20,798 最終更新日 2022.10.07 登録日 2022.10.06
青春 連載中 長編
初恋ってのはガチャを引くようなものだ。何が起こるかわからない。 主人公である「僕」は文学に情熱を注ぐ高校二年生。 平穏な春休みを送っていたが、妹の友人である山中亜紀との出会いによって日常が一変する。 亜紀からの突然の告白を受け、彼は戸惑いつつも、その感情を受け入れる。これが彼にとっての初恋の始まりであった。 ところが「僕」の家族がアメリカに移住することを決める。一緒に行くべきかどうか。亜紀への想いを胸にしながらも、新たな人生のステップを踏み出す可能性に思いを馳せる。 しかし、亜紀との関係ははやくも順調とはいえない複雑さをみせていて、お互いの感情のすれ違いも生じ……。
大賞ポイント 2pt
文字数 13,285 最終更新日 2024.04.16 登録日 2024.04.13
女性の間で時代を超えて、いつまでも輝きを失わない文学作品と云えば「源氏物語」でしょう。作者は紫式部。生前その紫式部の生まれ変わりではないかとまで云われた作家が樋口一葉です。こちらも式部同様、単に女性のみならず性別と世代を超えて、我々日本人に愛され続ける作家と云えましょう。彼女の作品がと云うよりは一葉自身が好かれているのだと思います。でもそれはいったいなぜだと思いますか?かくお尋ねする私自身が一葉の大ファンでして、実はその理由を模索するためにこの小説執筆を思い立ったのです。模索する上でいちばん手っ取り早い方法は一葉本人に会って、暫しの交誼をお願いするのがベストだと思います。そこで、私は一葉をいっとき平成の御世(この4月で終りますがね)にワープさせて、その上で私と対談してもらうことを思い立ったのです。場所はなぜか大森、東京都大田区の大森です。実はその大森で、就中区内の某公園でこの構想を思い立ったがゆえのことなのですが、その事と次第は小説内で私自身(小説内では‘俺’と云ってますが)に述べさせることとしましょう。さあ、では論より‘小説’、さっそくあなたも樋口一葉に会ってみてください。夜の公園へと…私がエスコートいたしましょう。  おっと、これでは筆足らずでした。一葉との現代における邂逅のあと、実はこんどは私が明治の世へと一葉を訪ねてまいります。やはり往時の彼女を確認しませんと模索になりませんからね。でも訪ねるとは云ってもある特殊な媒体(と云っては失礼なのですが)を通じてのことで、私自身が小説内に登場することは次の明治編ではありません。彼女の男の友人たちという媒体の中に私は潜もうと思っているのです。斉藤緑雨とか平田禿木とかの中にですね。  こうした時代を跨いでの模索の末に彼女の実像というか、本懐を描き得ましたらば作家冥利に尽きるというものです。現紙幣になるような国民的作家というよりは、我々日本人に愛され続けて止まない樋口一葉の実体を、私は皆様の前でまつぶさにしてみたい…。
大賞ポイント 0pt
文字数 21,851 最終更新日 2020.07.19 登録日 2020.07.19
ライト文芸 連載中 ショートショート
村人たちは領主の圧政に苦しんでいた。領主に婚約者を奪われたジャンは一人立ち上がる。
大賞ポイント 0pt
文字数 3,564 最終更新日 2024.04.20 登録日 2024.04.20
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