「誓った 意味」の検索結果

全体で15件見つかりました。
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恋愛 完結 短編 R18
王太子アリオスには愛する妻レイチェルがいる。 しかし、結婚5年を過ぎても子供はいなかったため、側妃を娶ることになる。 この側妃シェリーナが子を産み、更に二人目を望まれたことからレイチェルが豹変した。 浮気者だと罵り、苦労して結婚したのに許せない、と。 その苦労の意味がわからず、調べていくうちにレイチェルの昔の所業が明らかになる。 側妃を娶っても愛するのはレイチェルだと誓っていた王太子の愛の温度が下がっていくお話です。
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小説 7,092 位 / 185,573件 恋愛 3,360 位 / 56,303件
文字数 28,312 最終更新日 2023.07.25 登録日 2023.07.18
「サリアン。彼女と一緒に暮らすよ。この館に住まわせる。子供が出来たんだ。」 一生の愛を誓った私の夫はそう言って私を別宅へ住むよう提案した。 貴方に私を側に置く意味はもう無いのね? じゃあ.........別れてあげる。 貴方からは何も貰わないわ。さよならリグ。私、貴方より幸せになってみせる。 夫婦の決別から始まるお互いに大切な人を失った2人の再生の物語。 夫婦ファンタジー第一弾。 ★ノベルアップ+さんでも投稿しています。
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小説 25,615 位 / 185,573件 恋愛 11,534 位 / 56,303件
文字数 24,617 最終更新日 2020.07.05 登録日 2020.07.03
BL 完結 長編 R18
年下攻め×男前受け ■大学生の鹿島千樫は、剣道部に所属していたが結果が出ないことから嫌がらせを受けていた。そんな矢先に事故に遭い、異世界に転生する。転生した先は七機の悪魔が人に侵攻し、滅亡の危機が待っている世界だった。千樫はそこで単身で悪魔を倒せる人類最強の英雄・ディヒトバイに助けられる。しかし、ディヒトバイは悪魔にΩに作り変えられ、精液がないと生きられない体にされていたのだった。どんな仕打ちを受けても立ち上がるディヒトバイを見て、千樫は彼を守ると誓った。果たして世界は救えるのか。ディヒトバイが英雄を目指す意味とは。千樫は戦いの中で生きる意味を勝ち取っていく。 ■オメガバース・モブレ・欠損ネタあり ■1/6全話公開
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小説 30,358 位 / 185,573件 BL 7,252 位 / 24,088件
文字数 136,797 最終更新日 2024.01.06 登録日 2024.01.01
今日はお気に入りの場所に愛する人、律樹とともに来ている。私が育った街の、小さな観光地である灯台。それから灯台の見える展望台。海辺の街ならではの海鮮丼が出てくる居酒屋。 だってこれは誓ったことだから。 最後まで読んで意味が分かるとぞっとする、恋愛短編になっています。
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小説 36,841 位 / 185,573件 恋愛 16,683 位 / 56,303件
文字数 10,056 最終更新日 2024.04.15 登録日 2024.04.15
ファタジーゲームが大好きな主人公 西木 十夜(にしき じゅうや 高校二年生)だがファタジーゲームで使うキャラはいつも勇者以外。小学生時代好きだったファタジーゲームで勇者を使っていたが友達に馬鹿にされそれ以来自分には合わない自分は使ってはいけないと思い込んで高校二年生を迎えた。 学校帰り十夜が家に帰ろうと横断歩道を渡ろうとした時事故に巻き込まれてそのまま 異世界転生してしまった! そこで魔王と出会い魔王からこの異世界で生きる意味をもらい 自分の世界に帰るため魔王を倒すため勇者になることを誓った 異世界転生物語です。
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小説 185,573 位 / 185,573件 ファンタジー 42,670 位 / 42,670件
文字数 77,138 最終更新日 2020.10.08 登録日 2020.07.28
SF 連載中 長編
中三の少年、田舎産は、友達に誘われて新作のVRゲーム、『Another Head』のプレイを始める。新しいVRマシンを使った、痛覚をのぞき現実そのままの感覚でプレイできるそのゲームは、『自分の好きなように異能を創り出せる』ことを売りにした、対戦アクションバトルRPGだった。 最初のイベントで出てきた美少女キャラに惚れこみ、『Another Head』で世界最強を目指すことを誓った産は、楽しみながら、日々の学園生活もなんとかこなしながら、少しずつ腕前を進歩させていく。――それが真の意味で『世界を超える』道筋であることなど、想像すらしないままに。 異能VR対戦RPGが紡ぐ、十組の男女の回帰譚。
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小説 21,314 位 / 21,314件 SF 1,119 位 / 1,119件
登録日 2023.04.14
BL 完結 長編 R15
見覚えがあるのは、橋と、古びたいくつかの建物だけ。だが、川とこの臭いだけは何も変わらない。 村上遼一は三十歳を過ぎて、二度と足を踏み入れることはないと誓った、故郷の街へと戻ってきた。川辺の遊歩道を歩いていると、子供たちの声を耳にする。数人に囲まれ暴力を振るわれている子供を助けてやると、その子供は――。 悟と名乗ったその少年は、ガラス玉のように透き通った瞳をしていた。思い出すこともなくなって久しい、過去の亡霊が遼一の脳裏に蘇る。 望みを絶たれること。生きる意味が見つからないこと。 温もりに有頂天になること。誰かのために生きること。 絶望と隣り合わせの何かを、北国を舞台に描き出します。 ※運営ガイドラインに沿って「R15」表示しておりますが、性的表現は少なめかつ控えめです。
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小説 185,573 位 / 185,573件 BL 24,088 位 / 24,088件
文字数 146,053 最終更新日 2022.01.09 登録日 2021.11.28
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」 魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。 彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。 遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。 歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか? 己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。 そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。 そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。 例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。 過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る! 異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕! ――なろう・カクヨムでも連載中――
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小説 185,573 位 / 185,573件 ファンタジー 42,670 位 / 42,670件
文字数 892,714 最終更新日 2020.10.25 登録日 2019.07.28
恋愛 連載中 短編 R18
blue moonの続編 奇跡の月の下で愛を誓った2人 ブルームーンにはもうひとつの意味がある。 2人の愛はどのように形を作っていくのだろう… blue moon(ブルームーン)「奇跡の満月」の空の下で愛を誓いあった2人のその後のお話  
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小説 185,573 位 / 185,573件 恋愛 56,303 位 / 56,303件
文字数 19,989 最終更新日 2020.09.04 登録日 2020.08.14
現代文学 完結 ショートショート
何か悪い事、ついてないことがあると自分の日頃の行いせいかと考えてしまう主人公。 高校を卒業したけど、やりたいもの、なりたいものが見つからず、周りの同年代は着実にやりたいことに向かってスキルアップしているのに、自分はつまらないこだわりがに縛られ、前に進めてない感覚がつきまとう。 自分が昔から続けてきたことをやめるのが怖いからただ惰性で続ける日々。 面白いのか、楽しいのか、よくわからない人生。 人には馬鹿にされたくないし、あいつは無力だと見抜かれたくもないから、虚勢をはり、体裁だけは保とうとする。 なめられたくないとばかり考えるから、人間関係がしんどい。 自分がどう見られているのかばかり気にするから、自分の考え方、世界観がはっきりと出来ていないから、自分にイマイチ自信が持てない。 何でもない自分が酷く不安なのである。 そのくせ、心とは真逆に人になめられるような行動をしばしばとってしまう自分にイラつく。 変わることを恐れ、努力も中途半端。 周りの人間からしたら、こんなネガティブで暗い人間は嫌われるだろうと半ば諦めている。 周りの人間はどんどん離れていって、底なしの真っ黒の穴に真っ逆さまに落っこちて、暗すぎて周りが見えないから、手探りすることすら諦めて、膝を抱えて丸くなって息を潜め、ゆっくりと生き絶えて誰にも気づかれず餓死していくような人生。 もう嫌だと思い切って、今の停滞したただ浪費するだけの、若さもそんなに言い訳として使えなくなった年頃。 しかし、今環境から抜け出して、思い切って、今まで経験したことがないことを知らない土地で一からやり直す。 チャレンジしようと決意し、実行に移す。 そして、かつてない経験をし、失敗も何度もし、やめようかと途中で何度も魔が指すが、やめたところで、帰ったところで、自分には居場所はもうないのだと言い聞かせ続け、何とか踏みとどまる。 そして、チャンスが巡ってきて掴み損ねるが、諦めず、ジタバタ足掻いていたら、道が拓けてきた。 そして、やっと念願の本当にやりたいと思えること、エネルギー全てそこに注ぎ込めれるものを見つける。 何にも特技も自慢できるものもなかったけど、それをひたすら追いかけることで邪な迷いや、ためらいや優柔不断な逡巡もなくなってきた。 もう誰の影響も受けない。 自分のやりたいことをまっすぐに追いかけ続け、追求しよう。 そう思えてきたから、自然とポジティブになれたし、冗談も何の気無しに言えたし、笑顔が増えた。 そして、同じような夢を追求する、仲間、同志も出来た。 彼らを第二の家族だと思い、この素敵な関係ができるだけ長く続くよう、自分は自分のできることを、不断の努力として続けていこうと誓ったのだった。
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小説 185,573 位 / 185,573件 現代文学 7,789 位 / 7,789件
文字数 1,108 最終更新日 2019.10.10 登録日 2019.10.10
 たまたま家が隣だったというだけの幼馴染。そんな幼馴染のおかげと言うべきなのかは分からないが俺の毎日は波乱万丈であった。  そして、明日から夏休みだという今日この日に相変わらずのめちゃくちゃな幼馴染に海に誘われる。それも、海に行こうと言った翌日に行くだなんて馬鹿げているとしか思えないが、その日が俺の人生において大きな意味を持つ日になることなど、この時の俺は知る由もなかったのだ。
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小説 185,573 位 / 185,573件 恋愛 56,303 位 / 56,303件
文字数 5,276 最終更新日 2020.08.19 登録日 2020.08.19
 侵略者――侵略の目的も何処から来たのかも不明な全てが謎な存在  《異形》  生命体かも謎な存在には、未だ不明な点が多い。  だが、1つだけ分かっている事は人類の敵だと言う事だ。  何百、何千年と異形と人類は戦いを繰り広げた。  しかし、人類が真の意味で負ける事は決してなかった。  人族を含めた。異種族の中でトップクラスの実力を持った。  《12の皇帝》と呼ばれる人間離れした存在が居たからだ。  そんな絶対的な力を有した皇帝と、異種族最古にして《災厄》と揶揄される強大な力を有した十体存在する。  異種族の王達がその地を守護していた。  遥か昔から存在する《異形》による大規模侵略から、数十年の時が経過する。  終わらない侵略と激しさを増す異形の脅威に、人々は休まらない恐怖に苦しめられた。  だが、ある異種族の家に双子の男女が産まれた。  竜の血を宿しながら、神に最も近き存在であり、神に祝福された竜人族の正当な血筋の双子。  そんな双子の一方は、いつの日か世界から認められ《帝》と呼ばれる称号を手にする。  しかし、その結果が必ずしも希望に満ちた道とは限らなかった。  苦悩と苦痛に染まった茨の道を少年は突き進む。  たった1つのかけがえのない者を守る筈の力は、少年から自身の命よりも大切な全てを目の前から奪い去った。  《最愛の女性》と《家族》と《友》  少年は、生きる意味と戦う目的を失った。  目的を失った時に、彼女との約束も同時に失ってしまう。  ――だが、皇帝は再び立ち上がった。  彼女と交わした――《約束》  家族の前で誓った――《願い》  友から託された――《想い》  この《願い》と《想い》を胸に秘め、たった1つの《約束》の為に、かの皇帝は再び戦場へと舞い戻る。  今度こそ、この手にある大切な物を守るために――  2度と目の前から奪われない為に、その全てを守り抜く。  この皇帝が死ぬ時があれば……それは、全てを守り通せた時だけだ。
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小説 185,573 位 / 185,573件 ファンタジー 42,670 位 / 42,670件
文字数 448,956 最終更新日 2024.06.09 登録日 2023.05.06
「――剣は、やめろ」 目の前の少女の唐突な発言に、アルスランは思わず眉をひそめた。 目の前にいるのは十二歳にして王国一の騎士から最年少で宝剣を授かった少女だ。同年代の少女と比べても小柄だが、その身に秘めた力はそこらの騎士をはるかに凌駕する。 アルスランが忠誠を誓った王の娘であり、この王国の正当な後継者でもある少女だった。 「何を急に……?」 アルスランは戸惑いながら聞き返した。 先ほどから剣の鍛錬をしていたので、それを見ていた少女が急に止めたことに疑問を覚えたのだ。 「だから、剣をやめろと言ったんだ」 「……それは命令でしょうか?」 「違う」 アルスランの言葉に少女は首を振った。だが、その表情にははっきりとした意志が込められていた。 命令ではないとしたら、それは何を意味するのか。 「……理由をお聞かせ頂いてもよろしいでしょうか?」 「そんなものは決まっているだろう」 アルスランが尋ねると、少女は力強く答えた。 「私がお前を鍛えるからだよ」 その発言に、アルスランは目を見開いた。それからゆっくりと首を振り、少女に対して笑顔を見せる。 「……いくら殿下と言えど、それは無理です。剣の鍛錬をやめろと言われてやめられるはずがありません」 冗談めかして言うと、少女が不満そうな表情を浮かべる。 「私は本気だ」 「本気なのは十分伝わっておりますよ」 アルスランは苦笑しながら言うと、剣を鞘にしまった。 「ですが、私の剣は殿下をお守りする為のものです。いくら殿下でも、それは譲れません」 そう伝えると、少女は眉根を寄せた。どこか寂しそうな表情を浮かべながら口を開く。 「それは分かっているが……しかしな……」 そのまま黙り込んでしまう少女を見て、アルスランは困ったように笑った。そして少女に向かって優しく話しかける。 「殿下、ご心配なさらずとも大丈夫です」 「……アルスラン?」 少女は不思議そうな顔をしながら彼を見た。彼は穏やかな笑みを浮かべながら続ける。 「殿下が私に剣を捨てろと仰るなら、私は喜んで捨てましょう。ですが、私が剣を捨てるのはあくまで『守るべきものがある時』です」 少女はじっとアルスランを見つめ、彼の言葉を聞いていた。そして静かに口を開いた。 「……そうか。それならいい」 少女のその答えに、アルスランは思わず安堵の息を漏らした。 「ありがとうございます、殿下」 アルスランが礼を言うと、少女は小さく頷いて踵を返した。そのまま歩き出す少女の背中に向かって声をかける。 「殿下?」 「……剣は好きか?」 少女が振り返って尋ねる。彼は微笑んだまま答えた。 「ええ、もちろんです」 その言葉を聞いて、少女は再び歩き出した。そのまま足を進めていくと、城の出入り口の前で立ち止まった。彼女は振り向くと、少しだけ寂しそうな表情を浮かべながら言った。 「……私も好きだぞ」
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小説 185,573 位 / 185,573件 恋愛 56,303 位 / 56,303件
文字数 1,328 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.12.29
現代文学 連載中 長編 R15
ボーロンには野望がある。それは、勿論!出版である!ネット小説に応募したボーロンは、遜り謙遜する作法は知ってはいるが、それは無意味だと考える男であった。ボーロンは変名であり本名は峰良也という。 峰良也には相当の社会的影響力があり、出版社に自分の「文学」作品を出版させ二万部程度であれば売り切れる程の知名度はある男であったのだ。右翼と呼ばれたりインテリ八九三と言われたりもしたが、彼が街頭に街宣車を走らせ演説をする時、警官たちが彼を護衛するかのように周りを固めて立つのだ。壇上に英雄のように立ち、演説する彼は「国家意志」と「天皇意志」を同一視して熱く語り、そしてその話は筋が通っており、多くの聴衆を魅了するのだ。彼は実際には真正の民主主義者であり自由主義者なのだ。共産党員でありながらもカトリック教徒である矛盾した美しい妻を持ち、「僕は女の魂の美しさを純粋に愛するのだ。君の姿は美しく光り輝いていて君の魂も美しい。次の世があれば次の世も、その次の世があれば、その次の世も、僕は君を愛し続ける事を誓おう」そう誓った彼はロマンチストでもあった。 君ねむるあはれ女の魂のなげいだされしうつくしさかな この前田夕暮の歌に自分の恋愛経験を重ね、深いシンパシーを感じる峰良也は、若いころ文学青年だった。だからこそ、自分の「文学」の実力でその価値を認めさせるために、ボーロンという変名でバッシャ船の物語をネットで書き続けていたのだ。 バッシャ船はバッシャブネと読み、峰良也の故郷の方言で、バッシャの語源は判らない。江戸末期のころから大正時代くらいまで、朝鮮沿岸、台湾、ルソン島あたりまで漁に出る七~八人乗りの漁船であったらしい。今はもう存在しない。 その峰良也がまさか異世界に転生するとは、未だ知る由もなかった。
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小説 185,573 位 / 185,573件 現代文学 7,789 位 / 7,789件
文字数 2,823 最終更新日 2019.04.06 登録日 2019.04.06
「みおね、みおはぁ、おねぇちゃんのこと……だいしゅき!」  妹、ミオが3歳の誕生日の時に言った言葉。その言葉だけでミア・ヴィストは救われた。  ──彼女が幸せなら、姉である自分も幸せ。  ──彼女が苦しんでいるのなら、姉として助けてあげよう。  まだ10歳だったミアは、天使のような笑顔を向けてくる妹にそう誓った。  しかし、ミアはすぐにエルフの里を旅立つことになる。ある時、己に潜む強大な力が暴走し何よりも大切な妹を傷付けてしまったのだ。このままでは自分が妹を殺してしまうと悟り。姉妹は別々の道を歩むことになる。  それから百年の時が経ち、ミアは世界最強の『英雄』となっていた。  任務の帰り道も遠く離れた地に居るであろう妹のことを思い浮かべるミア。そろそろ妹の温もりが恋しくなって来た。そう思っていた時、ミオから手紙が届いた。それはミアがホームにしている『シュバリエ王国』の学校に入学するので、近々王国に向かうとの内容で──── 「三年ほど休暇を貰うわ」  妹の行く『王立トルバラード学園』に入学することを決めたミアは、『英雄』としての責務をいとも容易く放棄した。  今更何も学ぶことがないミアが、どうして入学することを決意したのか? 「妹が居る。それだけで入学する意味はあるでしょう?」  極度のシスコンを発症している英雄様は、ついでに妹に集る羽虫や害虫を払いながら正体を隠して妹との学園生活を謳歌する。 「はぁーーーー可愛い。うちの子めっっちゃくちゃ可愛い。何なの? 私を殺しに来ているの? ああ、もうだめ。天使。私の妹まじ天使!」
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小説 185,573 位 / 185,573件 ファンタジー 42,670 位 / 42,670件
文字数 105,711 最終更新日 2019.05.13 登録日 2019.04.22
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