現代文学 小説一覧
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筋肉をつけるきっかけ、彼の人生の最後の決断から始まった、僕の物語。
あの時、なにもできなかった自分が嫌だったんだ!
僕は友達のために何かができたはずと、自分で自分を責めるようにして筋トレを始めた。
変わっていく自分の見た目と周りの反応と心の中と。
そんなちょっとした物語。
誰かの迷いが変わるきっかけになれたら。
そんな想いを込めて。
文字数 6,309
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.19
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洋菓子店を経営する澪は、仕事も順調、職場の人間関係も良好、と充実した毎日を送っていた。
ただひとつ、恋愛観を除いては。
彼氏の満也とは円満に交際していて、本来なら不満などない筈だった。しかし、彼との将来は何故か想像が出来ない。
そんな日常に、時折友人の沙彩が波風を立てに来店する。
彼氏の蓮との仲を自慢する為だ。
大企業の御曹司であり、その上イケメンな彼氏を持つ沙彩は、澪にマウントを取るのが日常茶飯事。
しかしその蓮氏に、澪はどことなく心乱される。
何故彼に惹かれるのか。
何故満也ではダメなのか。
交通事故で記憶が抜け落ちている人生の中で、澪は自分の人生を取り戻して行く。
文字数 2,914
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.11.18
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『桜の名のもとにⅡ ― 春を忘れない』
別れから二年。
結衣と尚吾は、もう戻らない春の道に再び立つ。
光を試すつもりで結衣が切った一枚の写真――
そこに映っていたのは、かつての恋人・尚吾の笑顔だった。
偶然の再会ではない。
止まっていた時間の続きを、ふたりは静かに歩き始める。
春を忘れないとは、何を守り、何を手放すことなのか。
やわらかな痛みと再生の光を描く物語。
ResonantVerse(RV)シリーズは、
“音楽と物語が共鳴する世界”を紡ぐ連作プロジェクト。
主題曲《春を忘れない》を中心に、
《Afterlight》《Daylight Brunch》へと連なる
“再生の三部作”の第一章。
――夜を抜けて、朝が訪れる。
ふたりの春が、もう一度咲く。
特設サイト:https://luminaria.love/ukon/
文字数 61,051
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.10.17
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砂浜から日本兵の『穴の空いた鉄帽』が出てきた。
俺(日下勇作・クサカ ユウサク)は陸軍士官学校を経て、出身地の「第2師団仙台若松歩兵第29連隊」にて編制された。
階級は「陸軍少尉」である。
ジャワ島からの乗船時、「目的地」は知らされていなかった。
数日の航海の後、他の輸送船と合流、更に船は赤道近くを東進して行く。
船は急に敵の潜水艦から身を守る為、蛇行運航に入る。
暫くして突然、拡声器から、
「この船は、これからソロモン諸島ガダルカナル島に向かう」
の発令があった。
第一次総攻撃に於ける川口支隊の壊滅を経(へ)た、『ガ島奪還の第二陣』である。
俺は入隊当初から「死」は当然、覚悟していた。
暫くして拡声器から、
「総員、甲板に集合~!」
の号礼がかかる。
兵装を整え、急いで甲板に集合する兵士達。
全兵の士気は上がっていた。
第2師団長「丸山政男中将」の力強い訓示が始まる。
「これより、ガダルカナルの奪還作戦を開始する。七度(タビ)人として生まれ変わり、朝敵を誅(コロ)して国(天皇)に報(ムク)いんの例(タト)えあり。死しても百鬼(幽霊)と成り目的を敢行すべし!」
佐伯陸軍少佐の悲鳴の様な号礼が掛かる。
「全兵、皇居に向かって、奉げ~銃(ツツ)!」
揚陸後、突撃開始。
数十分、いや数分?
猛突進後、胸と頭に貫通銃創を受け、俺は『鉄帽の魂』と変わった。
この作品は戦後八十年、幽霊兵と再生した兵士達がこの小さな島で如何に戦い、『一万一千名もの兵士の撤収』を支えたかを『若松歩兵第29連隊日下勇作少尉(享年二二歳)の魂』を通して描く小説です。
参 考
死者19,200人
内、戦闘による死者8,500人
*餓死・戦病死10,700人
転進兵(撤退兵)10,652人
※この作品は、著作権を放棄したものではありません。
文字数 42,877
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.02
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文字数 1,610
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.18
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文字数 58,718
最終更新日 2025.11.17
登録日 2023.08.01
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小高森昭恵は着実に野心を実現していた。
三流私大ではあったがミス・キャンパスにも選ばれ、その美貌と色仕掛けによりキャスターになり、遂に民自党の幹事長にまでのし上がった「女政治屋」であった。
もちろん彼女の目標は日本初の女性総理大臣になることであった。
果たして昭恵は内閣総理大臣の椅子に座ることが出来るのであろうか?
尚、この作品はフィクションであり、登場人物はすべて架空の人物であることをここに申し伝えます。
文字数 4,193
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.11.13
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東京でひとり暮らす38歳の編集者・藤崎創。 結婚に失敗し、家族とも距離を置き、会社では当たり障りなく日々をやり過ごす。 そんな彼の唯一の習慣は、通勤途中にふと見上げる“一つの灯り”。 それは誰かが暮らしている小さな部屋の窓明かりだった。 その灯りが、ある日を境に点かなくなった…
文字数 12,193
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.16
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刑事おやる 新田 竜彦 にいだ たつひこ は 大きな犯罪組織 アヴラカ ハダヴラ に潜入 そこで見たものとは...
文字数 181
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.16
229
*BEEP
"Hello?"
――おう、なんだ、久しぶりだな。
聞いて欲しい話? もちろんいいよ。
ああ……だったらウチでどうだ。
はは、良いから言ってるに決まってンだろ。
来週は? うん、その日なら空いてる。
別に何時でも。 ああ、うん。
わかった、じゃあまた。
2025.11.15
文字数 8,906
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.15
230
綾小路竜之助はロクに働きもせず、女の家を転々として女に生活の面倒をみてもらっているヒモ男だった。
だが彼は言う「自分に正直に生きているだけだ」と。
価値観の多様化する現代社会の流れに漂いながら、周囲からポンコツ、クズ、ゲス、ロクデナシと罵られながらも自由に生きる竜之助。
そんな男の夢のような(?)お話です。軽蔑しながらお読み下さい。
純文学か、ただのエロ小説か? 私も悩むところです。
文字数 23,382
最終更新日 2025.11.16
登録日 2020.12.24
231
文字数 34,832
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.11.15
232
過去に縛られている少年・蔦森善吉は、
罰ゲームの一環で、少女に告白した。
名前は――恋仲ひな緒。
声を持たず、喋ることができない少女だった。
冗談のつもりだった。
だが返ってきたのは、一頁のノートと、一発のビンタ――
沈黙のまま、彼女は拒絶を叩きつけた。
それで終わるはずだった。
しかし、SNS、いじめ、家庭の影、心の傷――
現実の光と影が、舞台の観客のように彼らを照らし出す。
現代を生きる高校生たちは、
さまざまな「声」をぶつけ合い、
必死に、届くことを信じて手を伸ばし続ける。
これは、過去を赦し、誰かを壊し、
そして自分さえ疑いながら、再び立ち上がろうとする群像劇。
声がなくても。
それでも届くものは、きっとある――そう信じて。
――――――
◆もし何か心に残るものがありましたら、
ご評価やご感想をいただければ励みになります。
宜しくお願いいたします!
文字数 105,365
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.10.14
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私が、本格的に書いた、初めての小説です。ストーリーは、誠、改め、マコたんが、作業所「ハトさん」で、起こす、日常の出来事です。難しい漢字が出てくるので、15禁にします。
文字数 28,482
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.11.15
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「それ、どういう意味?」
彼女の声が鋭く跳ねた。
僕はとっさに言葉を飲み込んだが、もう遅かった。
いつものように、部屋で映画を観て、少しお酒を飲んで。くだらない話をしていたはずなのに。
たしか僕は言ったのだ。「最近、あのバンド、ちょっと飽きてきたかも」って。
それだけのことだったはずだ。
「・・・ふざけんな」
彼女の低い声。急に鋭くなった眼光。
次の瞬間、僕は頬に鋭い痛みを感じた。
一瞬のことで何が起きたか分からなかった。
驚く間もなく僕の髪は彼女の手によって乱暴に掴まれ、激しく何度も振り下ろされていた。
「やめてくれ!」
僕は防戦するしかなかった。立ち上がっても、彼女は後ろから体当たりしてくる。
足元のCDケースが飛び、ゲームのコントローラーが壁に当たって割れた。
彼女は泣きながら喚いていた。「信じてたのに・・・」
(やばい)
僕はスマホを取り出し、110番した。それを見た彼女は目を見開いて、叫んだ。
「何やってんだよ!!」
十分も経たないうちに、インターホンが鳴った。
警官は二人。僕と彼女は別々の部屋に案内され、それぞれ事情を聴かれることになった。
文字数 1,196
最終更新日 2025.11.14
登録日 2025.11.14
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