「なか」の検索結果
全体で25,821件見つかりました。
パッと見は冴えないブロスカキ公爵家の令嬢ディアセーラ。
そんなディアセーラの事が本当は病むほどに好きな王太子のベネディクトだが、ディアセーラの気をひきたいがために執務を丸投げし「今月の恋人」と呼ばれる令嬢を月替わりで隣に侍らせる。
色事と怠慢の度が過ぎるベネディクトとディアセーラが言い争うのは日常茶飯事だった。
出来の悪い王太子に王宮で働く者達も辟易していたある日、ベネディクトはディアセーラを突き飛ばし婚約破棄を告げてしまった。
「しかと承りました」と応えたディアセーラ。
婚約破棄を告げる場面で突き飛ばされたディアセーラを受け止める形で一緒に転がってしまったペルセス。偶然居合わせ、とばっちりで巻き込まれただけのリーフ子爵家のペルセスだが婚約破棄の上、下賜するとも取れる発言をこれ幸いとブロスカキ公爵からディアセーラとの婚姻を打診されてしまう。
中央ではなく自然豊かな地方で開拓から始めたい夢を持っていたディアセーラ。当初は困惑するがペルセスもそれまで「氷の令嬢」と呼ばれ次期王妃と言われていたディアセーラの知らなかった一面に段々と惹かれていく。
一方ベネディクトは本当に登城しなくなったディアセーラに会うため公爵家に行くが門前払いされ、手紙すら受け取って貰えなくなった。焦り始めたベネディクトはペルセスを罪人として投獄してしまうが…。
シリアスっぽく見える気がしますが、コメディに近いです。
痛い記述があるのでR指定しました。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
文字数 84,428
最終更新日 2022.12.02
登録日 2022.11.29
一に身分、二に強さ。それが人間の価値を決める世界で、主人公<グラン>は最低価値しか持たない人間だ。 親に捨てられ、理不尽な扱いをされ続けたグランの生き延びるための特技は、ズバリ《媚びる事》! そんなグランはいつしか自分がされてきた嫌な事を、全部奴隷にやってやろうと目論み、奴隷<サン>を手に入れるが、何だかんだで悪い事ができずに中々それを果たせなかった。 そんな中、ある事がキッカケで1000年後の未来にタイムスリップしたグランだったが、そこはたった一人の<神王>と呼ばれる人物が人類を支配している未来だった。────が……? あれ??どういう事??? 【精神ぶっ壊れヤンデレ王 ✕ 悪い事ができない不憫平凡おっさん】です。 ヤンデレ要素満載 & 奴隷などの良くない設定や行動などなどダークチックな場面が結構あるので、不快に感じてしまった方がいたらすみません_○/|_ 土下座!
文字数 156,459
最終更新日 2024.11.26
登録日 2024.10.26
目覚めると、そこは知らない天井だった。
そして、見知らぬ黒髪の男に強く抱き締められた。
「リーヴェ……あぁ、よかった……!
あなたがいなかったら、俺は……」
涙をこぼし、必死に縋ってくる彼――オルフェは、自分の“夫”だという。
だが主人公・リーヴェには、彼との記憶が一切なかった。
「記憶などどうでも良い。
貴方が健やかに生きてくれれば俺はそれだけで良い」
溺愛、過保護、甘やかし――
夫・オルフェに沢山の愛を注がれながら過ごす幸せな日々。
けれど、失われた記憶の先には、
オルフェの語ろうとしない“過去”が隠されていて――。
記憶喪失から始まる、
甘くて切ない再恋物語。
スパダリ黒髪眼鏡攻め × 金髪美少年受け。
文字数 25,419
最終更新日 2025.12.31
登録日 2025.12.25
「子供達をお願い」 そう言い残して、私はこの世を去った。愛する夫が子供達に私の分も愛情を注いでくれると信じていたから、不安はなかった。けれど死後の世界から見ている夫は下の娘ばかりをかわいがり、上の娘をないがしろにしている。許せない。そんな時、私に不思議な声が呼びかけてきて……。
文字数 9,203
最終更新日 2021.04.16
登録日 2021.04.07
外交先で妻の突然の訃報を聞いたジュリアン・カレイジャス公爵。
急ぎ帰国した彼が目にしたのは、淡々と葬儀の支度をし弔問客たちの対応をする子どもらの姿だった。
「おまえたちは母親の死を悲しいとは思わないのか⁈」
ジュリアンは知らなかった。
愛妻クリスティアナと子どもたちがどのように生活していたのか。
多忙のジュリアンは気がついていなかったし、見ようともしなかったのだ……。
そしてクリスティアナの本心は——。
※全十二話。
※作者独自のなんちゃってご都合主義異世界だとご了承ください
※時代考証とか野暮は言わないお約束
※『愚かな夫とそれを見限る妻』というコンセプトで書いた第三弾。
第一弾『妻の死を人伝てに聞きました。』
第二弾『そういうとこだぞ』
第四弾『五年目の浮気、七年目の破局。その後のわたし。』
それぞれ因果関係のない独立したお話です。合わせてお楽しみくださると一興かと。
※この話は小説家になろうにも投稿しています。
文字数 44,187
最終更新日 2023.12.23
登録日 2023.10.11
第二王子のアンドリュー・メルト殿下の婚約者であるリーン・ネルコム侯爵令嬢は、3年間の期間を己に課して努力した。
しかし、アンドリュー殿下の浮気性は直らない。これは、もうだめだ。結婚してもお互い幸せになれない。
婚約破棄を申し入れたところ、「やっとか」という言葉と共にアンドリュー殿下はニヤリと笑った。私からの婚約破棄の申し入れを待っていたらしい。そうすれば、申し入れた方が慰謝料を支払わなければならないからだ。
この先の人生をこの男に捧げるくらいなら安いものだと思ったが、果たしてそれは、周囲が許すはずもなく……?
調子に乗りすぎた婚約者は、どうやら私の周囲には嫌われていたようです。皆さまお手柔らかにお願いします……ね……?
※幾つか同じ感想を頂いていますが、リーンは『話を聞いてすら貰えないので』努力したのであって、リーンが無理に進言をして彼女に手をあげたら(リーンは自分に自信はなくとも実家に力があるのを知っているので)アンドリュー殿下が一発で廃嫡ルートとなります。リーンはそれは避けるべきだと向き合う為に3年間頑張っています。リーンなりの忠誠心ですので、その点ご理解の程よろしくお願いします。
※HOT1位ありがとうございます!(01/10 21:00)
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも別名義で掲載予定です。
文字数 30,300
最終更新日 2021.01.17
登録日 2021.01.09
帝国の第3皇子である私アーサーと、幼い頃からの婚約者であるオリヴィエは、留学先のバッハルト公国であり得ないものを見せつけられた。
公子であるエドワードによる婚約破棄に伴う『真実の愛』騒動。
あと1年足らずで留学を終え、結婚する予定だった私たちの関係を根本から覆すことになるとは夢にも思っていなかった。
歴史上様々な困難がつきまとうバッハルト公国で何が起きているのか。
オリヴィエが何を知り、何を隠しているのか、その時の私は知る由もなく。
真実の愛の何たるかを、深く考えることもなかった。
だから私は、選ぶ。
守るために婚約を解消し、最も残酷で、最も合理的な選択を。
これは、国を救うために離れた二人が、最後に選び直す“真実の愛”の物語。
全18話。毎日1話、朝6時に投稿。2月11日完結予定です。
文字数 42,633
最終更新日 2026.02.11
登録日 2026.01.27
【R18】現代BL。SNSで出会い、関東と関西という遠距離ながらセックスフレンドになった、イケメンリーマン「冬」と、社畜系リーマンの「花火」。二人が、ホテル後におなかがすいてごはんを食べたりする話。
現代BL。サラリーマン同士。ラブコメ。
年下敬語甘えん坊気味の攻✕年上社畜卑屈こじらせ受。
R18は(※)をつけます。
ごはんはB級グルメ寄り。
三万字程度の中編ハピエン
※現在、不定期更新です
▶登場人物
受 柊 花火(ひいらぎ はなび) 33歳 170cm/60kg
攻 一木 冬人(いちき ふゆと) 23歳 180cm/62kg
文字数 37,804
最終更新日 2025.12.10
登録日 2024.05.02
滅亡寸前の聖王国が、起死回生を賭けて召喚したのは、偉大なる魔王ルシア。
その目的は、彼女の強大な魔力がこもった「愛液」を搾り取り、最終兵器・魔導爆弾を完成させること。
人類の存亡を賭けた、魔王への陵辱が、今、始まる――。
だが、人間たちは知らなかった。
魔王ルシアの千年越しの悲願が、「女の子にハードに襲われること」だということを。
「こんな辱めを…!」と涙ながらに訴える彼女は、内心(もっとやれ!)と大興奮。
これは、悲劇のヒロイン(外面)とドエロなサキュバス(内面)の強烈なギャップが生み出す、勘違い異世界コメディ。
純粋な少女たちの罪悪感は、最高の媚薬。さあ、今宵も、気高き魔王(を演じる私)へのご奉仕を始めましょう?
※全話にエッチなシーンが入ります
※男性との性描写はありません
文字数 122,430
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.06.29
『貴女との婚約は今夜を持って破棄させて貰おう!』
学園卒業祝いの夜会の場に、凛と響いた王太子殿下の一声。
その瞬間、私は全てを思い出した。
私が前世ではただの手芸とゲームが好きなインドア派女子大生だったこと。そして、ゲーム世界に転生して尚も趣味は変わらず、ライバルキャラですらないモブになってしまっていたことを。
幼い頃に一度出会ったきりの初恋の彼と学園で再会出来たらなぁ、なんて淡い期待を抱いて通っていたのに、道理で卒業式までなんにも起きなかったわけだ。
ーーなんて、ひとり納得していたら。
何故だが私が悪役令嬢の断罪イベントの目撃者として名指しされ、一気に渦中の人物に!?
更に、王太子以外の男性陣は皆様悪役令嬢に骨抜き。なので自然と私には、彼女の潔白に繋がる証言が求められる。
しかしながら、私は肝心の事件の日の記憶が訳あって曖昧だったので、致し方なく記憶を呼び覚ます治療を受けさせられる羽目に。
タイムリミットは1年間。
その1年間の私への護衛につけられたのは、悪役令嬢に心奪われた初恋の彼でした。
文字数 470,030
最終更新日 2026.03.29
登録日 2019.11.30
国際刑事警察機構の本部に勤務する若槻は、常に相棒である犬養の行動に突っ込みを入れている。
今日も今日とてリヨンやパリの町を走り回りつつ、相棒に突っ込みを入れていた。
本来は国外逃亡被疑者や行方不明者、盗難美術品などの発見、身元不明死体の身元確認などに努める「国際手配制度」や、国際犯罪および国際犯罪者に関する情報のデータベース化とフィードバックをするのが仕事のはずが、なぜか銀行強盗や宝石泥棒、麻薬のバイヤーを追いかけるなどの事件に巻き込まれ、警察官と変わらない働きをしている。
もちろん、本来の仕事もこなしてもいる。
フランスも悪くはないが、本部勤務になってかれこれ五年。そろそろ日本に帰国したい。日本食を食べたい。のだが、移動許可申請をしてもなかなか許可が出ない。
そんなある日、日本に帰国できることになった。が、それと同時になぜか護衛依頼が発生。
「それ、僕たちの仕事じゃないよね?」
いつもはボケまくる相棒が、珍しく突っ込みを入れる。
とはいえ、護衛対象はお偉いさんの娘だか孫だかで、理由は不明ながらも犯罪組織に狙われている。
彼女を無事に日本に送り届けることができるのか!?
ドラーズコンビと呼ばれる若槻 龍太郎(ドラゴン)と、犬養 翔馬(ペガーズ)の、巻き込まれ系日常話である。
★三人称を練習するための習作です。読みにくいかと思いますが、ご理解ください。
★フランス語 → 『 』、英語 → < >、日本語 → 「 」で表現。
★この物語はフィクションです。実在の団体、地名及び登場人物とは一切関係ありません。
文字数 18,673
最終更新日 2023.05.20
登録日 2023.04.22
勇者パーティから「役立たず」として追放されたリナは、地図の端に小さく記された禁足地に流れ着いた。
獣道すら存在しない最果て——しかしそこは、神々がまだ遊んでいる庭だった。
精霊と会話し、四季の移ろいの中でひとり生きること七年。
リナはいつしか、「帰りたい」という気持ちを忘れていた。
そして七年後、都の人間たちは気づく。その秘境が持つ途方もない価値に。
彼らがリナを迎えに来た時——彼女はもう、別の世界の住人になっていた。
文字数 5,756
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.24
「公爵令嬢、アイリス・ウィステリア! この限りを持ってお前との婚約を破棄する!」と、貴族学園の卒業パーティーで婚約者から糾弾されたアイリスは、この世界がWeb小説であることを思い出しながら、実際はこんなにも滑稽で気味が悪いと内心で悪態をつく。でもさすがに毒盃飲んで死亡エンドなんて嫌なので婚約破棄を受け入れようとしたが、そこに現れたのは物語では婚約者の回想でしか登場しなかった第二王子のハイドランジアだった。
物語と違う展開に困惑したものの、窮地を救ってくれたハイドランジアに感謝しつつ、彼の淹れたお茶を飲んだ途端異変が起こる。
三十代社畜OLの記憶を持つ悪役令嬢が、物語では名前だけしか出てこなかった人物の執着によってドロドロになるお話。
他サイトでも掲載中
文字数 10,901
最終更新日 2024.07.06
登録日 2024.07.06
かつては栄華を誇っていたルーマニアの貴族の娘、ナタリアとマリアは美しい双子だった。
外見はそっくりだが性格はまるで違った。ナタリアは精神不安定で亡くなった母親に似ており、明るいマリアを嫌悪しつつもその存在に救われていた。吸血症を患っているナタリアは『ドラキュラ伯』とあだ名をつけられ、いつもコンプレックスに苛まれていた。
王政が廃止され屋敷を追い出された双子は兄と共に危険を伴う政府の“仕事”を請け負うこととなる。しかし、二人の異常な関係に気づいた兄はナタリアを“密告”する。
「西ドイツに亡命すれば自由な世界が広がっている」マリアの言葉を信じ、ナタリアは船に乗る。
文字数 19,857
最終更新日 2024.12.19
登録日 2024.12.15
18歳までにお漏らしが治らなかったら収容施設に収容される世界があったら?!
文字数 7,117
最終更新日 2025.02.17
登録日 2025.01.09
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
文字数 120,523
最終更新日 2023.12.03
登録日 2023.06.26
日本の高校二年生の龍男は、恵まれすぎた体格と強面なせいでみんなから遠巻きにされていた。しかし龍男の趣味は可愛いものを愛でることだ。それを理解してくれるのは歳の離れた可愛い妹だけ。好きなものを好きと言えない苦しみを抱えて生きてた。
そんな妹と一緒に買い物に出かけた龍男は事故に遭ってしまう。
目覚めると魔法がある世界だった。前世の記憶が蘇った龍男はフロリアンとして生きていくことに。
可愛く転生した今世では、可愛いものに囲まれて平穏な人生を送りたいと思うが、騎士学校に強制的に入れられ、騎士団長の王子様からは「俺のものになれ」と迫られてしまう。
・じれじれ展開あり
・軽いシリアスあり
・軽い変態注意
・他サイトにも掲載中
文字数 102,615
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.05.20
運び屋(ポーター)のルカ・ブライオンは、冒険者パーティーを追放された。ーーが、正直痛くも痒くもなかった。何故なら仕方なく同行していただけだから。
ルカの魔法適正は、運び屋(ポーター)に適した収納系魔法のみ。
攻撃系魔法の適正は皆無だけれど、なんなら独りで魔窟(ダンジョン)にだって潜れる、ちょっと底無しで少し底知れない運び屋(ポーター)。
そんなルカの日常と、ときどき魔窟(ダンジョン)と周囲の人達のお話。
※タグの「恋愛要素あり」は年の差恋愛です。
※ごくまれに残酷描写を含みます。
※【小説家になろう】様にも掲載しています。
文字数 310,426
最終更新日 2026.03.01
登録日 2025.09.29
産まれてすぐ婚約は結ばれた。
互いの母親が親友で、子同士を結婚させたいと産み落とされる前に結んだ婚約。
兄妹のように共に過ごしたせいで、恋するような感情は湧かなかったけれど、家族愛ならあったつもりだった。
母親の望む政略結婚ではあったけれど、お互いに尊重しあえる夫婦になれると思っていたのはヴィビラーシエだけだったようだ。
好きになった娘が出来た。
だから彼女を第二夫人として迎え入れたいと、婚約者は言い始めた。
たしかに、この国では家を守るため第二夫人までなら婚姻を法的に認められている。
しかし実際、第二夫人を持っているのは彼の父親世代までの事だ。
ここ二十年で状況は変わった。
今は第二夫人を持っている家など全く無い。それは王族も然り。
「そうですか。
ならば、その娘を妻に娶って私との婚約は解消してくださって結構です」
婚約解消、または破棄は傷物だなんて、このご時世でなにをおっしゃっているのやら。
文字数 5,711
最終更新日 2022.06.14
登録日 2022.06.03
「キサマとはやっていけない。婚約破棄だ。俺が愛してるのは、このマリアルナだ!」
婚約者である王子が開いたパーティ会場で。妹、マリアルナを伴って現れた王子。てっきり結婚の日取りなどを発表するのかと思っていたリューリアは、突然の婚約破棄、妹への婚約変更に驚き戸惑う。
「姉から妹への婚約変更。外聞も悪い。お前も噂に晒されて辛かろう。修道院で余生を過ごせ」
リューリアを慰めたり、憤慨することもない父。マリアルナが王子妃になることを手放しで喜んだ母。
二人は、これまでのリューリアの人生を振り回しただけでなく、これからの未来も勝手に決めて命じる。
四つ違いの妹。母によく似たかわいらしい妹が生まれ、母は姉であ、リューリアの育児を放棄した。
そんなリューリアを不憫に思ったのか、ただの厄介払いだったのか。田舎で暮らしていた祖母の元に預けられて育った。
両親から離れたことは寂しかったけれど、祖母は大切にしてくれたし、祖母の家のお隣、幼なじみのシオンと仲良く遊んで、それなりに楽しい幼少期だったのだけど。
「第二王子と結婚せよ」
十年前、またも家族の都合に振り回され、故郷となった町を離れ、祖母ともシオンとも別れ、未来の王子妃として厳しい教育を受けることになった。
好きになれそうにない相手だったけれど、未来の夫となる王子のために、王子に代わって政務をこなしていた。王子が遊び呆けていても、「男の人はそういうものだ」と文句すら言わせてもらえなかった。
そして、20歳のこの日。またも周囲の都合によって振り回され、周囲の都合によって未来まで決定されてしまった。
冗談じゃないわ。どれだけ人を振り回したら気が済むのよ、この人たち。
腹が立つけれど、どうしたらいいのかわからずに、従う道しか選べなかったリューリア。
せめて。せめて修道女として生きるなら、故郷で生きたい。
自分を大事にしてくれた祖母もいない、思い出だけが残る町。けど、そこで幼なじみのシオンに再会する。
シオンは、結婚していたけれど、奥さんが「真実の愛を見つけた」とかで、行方をくらましていて、最近ようやく離婚が成立したのだという。
真実の愛って、そんなゴロゴロ転がってるものなのかしら。そして、誰かを不幸に、悲しませないと得られないものなのかしら。
というか。真実もニセモノも、愛に真贋なんてあるのかしら。
捨てられた者同士。傷ついたもの同士。
いっしょにいて、いっしょに楽しんで。昔を思い出して。
傷を舐めあってるんじゃない。今を楽しみ、愛を、想いを育んでいるの。だって、わたしも彼も、幼い頃から相手が好きだったってこと、思い出したんだもの。
だから。
わたしたちの見つけた「真実の愛(笑)」、邪魔をしないでくださいな♡
文字数 111,304
最終更新日 2025.10.31
登録日 2025.10.01