「走」の検索結果
全体で5,653件見つかりました。
『あなたを待っています。って意味なんだよ』
都心から少し離れた静かな場所にあるアンティーク調の店の前で
エプロン姿に髪を後ろに束ねた女性が少女に話す。
少女はへぇーと頷く。
『この花はね。お姉さんにとってすごく大事な花なの。
だからね、ここのお店の名前も花の名前なんだよ』
『ここってお花屋さんなの?』
『うぅん、違うよ。美味しいものを食べるところ。
今度パパとママと一緒に食べにきてね』
うん。と少女は女性に手を振って笑顔で何処かへ走っていく。
そしてその女性はエプロンのポケットから小さいメモ帳を取り出す。
そこには今日の予約の名簿らしき名前が書かれていた。
——したい事が何も見つからない日々。
そんな日々を変えたくて求人誌でお洒落そうなレストランにバイトで働きたいと電話した。
落ち着いた優しい男性が電話に出て
『学生のかたですか?』
『はい、大学に通っている二年の吉岡《よしおか》ユイというものです』
『よければ今日履歴書を持って面接にこれますか?』とのことだったので学校帰りにバイトの面接を受けにいつもより早めに準備を済ませて電車に乗って面接へ向かった。
帰宅時間って事もあって車内の中は割と混んでいて騒がしかった。
ユイは入り口付近の吊革に掴まって奥の方へ目をやると
そこには老人が立っていて、そしてそのすぐ前にはヘッドホンで音楽を聴きながら目を瞑っている青年がいた。
私と同じくらいかな。
老人は沢山荷物を持って辛そうにしていたのを見てユイは堪らなくなってその青年に近付いた。
『ちょっと!すみません!』
席を譲らないかと注意しようとするが
ヘッドホンで私の声が聞こえなかったのか無反応の青年。
ちょっとムッたしたユイは青年のヘッドホンを両手で広げ
『おじいちゃんに席譲ってあげたらどうですか?』と声を荒げて言った。
そんなユイをなだめる老人。
『この男の子がさっき席を譲ろうとしてくれたんだが、私は次で降りるから大丈夫だよ。と断ったんだよ』
そして、電車が次の駅で停車すると老人がありがとう。と言ってすぐ降りてしまう。
『お節介なヤツ……』
青年はズレたヘッドホンを元に戻しながら呟く。
何も言い返せないユイは顔を赤くしながら、逃げるようにして移動した。
てか、お節介なヤツって何!?と独り言を言いながら隣の車両の小窓からヘッドホンをつけた青年を睨んだ。
今思うとここが私のいわゆる人生のターニングポイントだったんじゃないかな?と思う。
でもそれは偶然。とかじゃなくきっと初めからそうなることがもう決まっていたかのような気がしていたんだ。
とっても辛くて、とっても切なくて。
沢山泣いて。
でもきっともう一度やり直せることができるとしても
私はまたこの道をきっと選ぶ。きっとあなたを選ぶ。
文字数 27,333
最終更新日 2021.08.09
登録日 2021.08.09
港町・横浜に生まれた少女、伊藤真帆。
父と観戦した横浜ベイスターズの「背番号25」に憧れ、少年野球チームに飛び込んだ日から、彼女の野球人生が始まる。
少年たちの中で泥にまみれ、中学で壁にぶつかり、高校ではスランプの渦中で「髪を坊主にする」決断を下す。
鏡の前で髪を落とした夜、彼女は初めて“自分のために野球をする”覚悟を得る。
やがて、大学で青いユニフォームに袖を通し、女子プロ野球「横浜ベイレディーズ」で伝説の背番号25を継承。
そして、日本代表として横浜スタジアムの舞台に立つ。
あの日の風と、あの青の中で、彼女は白球を打ち上げる。
これは、髪を断つことで「迷い」を捨て、風を受けて走り出した一人の女性アスリートの物語。
「努力」と「継承」、そして「風」をテーマに描く、横浜発・青春スポーツ叙事詩。
文字数 35,084
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.10.13
起きた時自分が寝てたその部屋は何かがおかしいことにきずく、まず息の仕方がいつもよりすごく心地が良い、だけど少しだけ体が重い、
「ゴボッゴボッ」っという音が聞こえた
瞬間ここは水の中なのだとわかった。
とにかくおれはパニックになった足をバタつかせ体を動かし分けがわらくなった、
しばらくその状態が続いた。
なぜ息ができるのかと思いながら水のないところを探しにドアを開けたが廊下も全て水中になっているようだ。
水は透き通っており歩くようになぜか泳ぐ事ができるリビングに行くと母がいるので、
どうなっているか聞くと何がと聞き返してきた
まず水の中で言葉が喋れることと母が平然としている事にされに驚いた玄関のドアを開けると全て水中になっておりとても綺麗で幻想的なきもちになった。
その後父、兄、弟、妹と話をしたがみんな何をいってるのかわからない様子で生まれて時から、この生活をしているという。
皿やコップなど物は自分の思った通りに動くようだ、食べ物や飲み物は水の玉のような物に入っていた。
兄が仕事に行くと言いだしついて行くことにした水上バイクを未来かしたようなものに2人で乗り1時間ほどは走っただろうか仕事場にたどり着いた兄がおれの手を握り行くぞっと言いながら地面を強く蹴り上げ上へ上へとグングンと向かっていく
おれは怖さに怯えながら楽しさも感じていた10分ぐらいが、たち兄が着いたぞといった瞬間そこは宇宙のような世界になっていた話に聞いたメーダが、あったとても綺麗だなと見惚れていると兄が突然メーダの裏側はどーなっているを聞いてきた
兄言わくだれも知らないらしい
兄はゆっくりメーダに近づきだしたゆっくりと吸い寄せられていくがそのスピードがだんだん上がって行き急いで手を引っ張り、つれもどそうとするが
2人ともメーダに吸い寄せられていく、つぎの瞬間強い光に飲み込まれた兄が起きろと言って目を覚ますと
そこはおれが元いた現代であったその瞬間頭をよぎった文字は人類差別化計画だった実は政府が知力の高い人間を避け、
水の世界でも生きていけるウィルスを飲ませ知力の高い人間を水の世界イノセントワールドに追いやったやったのだった。
文字数 891
最終更新日 2017.12.01
登録日 2017.12.01
羽田空港の展望デッキに飛行機の写真を撮りに来ていた婚活のサラリーマンであった柴田は、撮影に夢中になり近くにいた女性と肩がぶつかってしまう。
その女性(冬美)と知り合った柴田はいつしか彼女に惹かれ、結婚をした。
柴田は百貨店で靴の販売員をしていたが、子供の頃から憧れていた探偵の仕事へと転職する。
しかし現実は浮気の調査が多く、海外に転勤しているサラリーマンの調査を多く手がける会社でもあった。
台湾への転勤を命じられた柴田は冬美と共に台湾へと移住する。
ビギナー探偵が新たな人生で奔走する、少しだけハードボイルドなストーリー(婚活のサラリーマン続編)
(探偵業に関します詳細な部分は、想像の世界の為、現実とは多分に異なります。ご了承の程、お願い申し上げます。)
(この小説はカクヨムにも掲載させていただいています。)
文字数 18,367
最終更新日 2025.03.02
登録日 2021.09.08
タイムリープ、パラレルワールド、SF要素。学園、百合、メイド、ラブコメ要素。伏線、謎解き、ミステリー要素。異能力、アンドロイド、ファンタジー要素。1話140文字にすべて盛り込んだ全678話。ノンストップで毎日毎時投稿。25周年カップ開催期間で完結。この内容紹介も140文字でした。
文字数 94,920
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.11.01
名門侯爵家の嫡男との婚約を発表するはずだった夜会で、子爵令嬢エリシア・ローヴェルは、婚約者から突然の破棄を告げられます。彼は、別の女性と浮気。社交界の嘲笑と、家の名誉が踏みにじられた事実に、エリシアの心は深く傷つきます。絶望して逃げ込んだ侯爵家の裏庭で、彼女が出会ったのは、煤まみれの制服を着た一人の青年。彼は、なんと侯爵家の三男坊ライナルトで、「鉄道の未来」を無邪気に語る、熱狂的な鉄道オタクでした。
文字数 13,527
最終更新日 2025.10.09
登録日 2025.10.04
今より少し未来の世界で、21歳女子が天才青年を通して自分を見つめ直す話です。
五十年前、人間に代わる労働力として、人型ロボット、アンドロイドが完成した。従来の機械とは違い、ロイドは『定義』を書き込まれることで起動する。安全で高性能の機械人形は、人間から絶対の信頼を集めた。人口が減少していたこともあり、わずか五十年で、ロイドは一般家庭にまで普及した。
しかし、ロイドが殺人を犯したことで、ロイドの医師『アンドロイド技師』が、ロイドの暴走を止める役割を担うことになった。技師制度が導入されて五年。ロイド暴走事件は、世界中でまだ三件しか起きていなかった。
女アンドロイド技師ルージュが遭遇したロイド暴走事件で、ロイドを『説得』できる青年、空也と出会う。ルージュは空也と一緒にいることで、ロイド暴走事件の真相、クローンの真実を知っていく。
文字数 89,662
最終更新日 2021.05.11
登録日 2021.04.24
『リマ王国』にある、あまり裕福とはいえないフィリーライツ子爵家。
アドリアナは、その子爵家の一人娘。
父親のライアンが泥酔して詐欺にあい、アドリアナは成人を目前にして『娼館へ売られる』という危機的状況に陥っていた。
我が身を守るために迷わず家出をしたアドリアナは、ある冒険者と出会う…。
♢
子爵令嬢アドリアナの家出に巻き込まれたのは、ただ…静かに暮らしていきたい冒険者。
─ 単純な家出だったらよかったのに ─
冒険者のリュウは、令嬢を救うために奔走し…巻き起こる事件に次第に深く関わることになってしまう。
※ご都合主義となっております。ご了承下さいませ。
※全70話(閑話あり)です。
9/25完結致しました。ありがとうございました。
※素人が初めて書いた作品のため、どうかあたたかい目でご覧下さい。よろしくお願い致します。
文字数 134,484
最終更新日 2022.09.25
登録日 2022.08.10
田舎から上京して進学したものの、大学デビューに失敗した主人公、牛田剣星は突如異世界へ迷い込んでしまう。
そこは嘗て憧れた巨大な人型機動兵器が存在する世界だった。
装甲機人と呼ばれる人型機動兵器に捕まって鉱山で働いていたが、パイロットの素質があること理由に脱走に誘われる。
人を殺してしまうかもしれないし、逆に殺されてしまうかもしれない。
それでも己の欲望に素直になって、装甲機人に乗ることを決意。
戦いを経て脱走に成功した剣星は、聖女と呼ばれる少女アルフィナと出会い、彼女から最高の装甲機人である聖王機エスタシュリオに乗って欲しいと頼まれた。
完結まで毎日投稿。
文字数 231,730
最終更新日 2023.09.09
登録日 2023.08.16
黒歴史、勝手気ままに暴走中――
「物語の続きを書いてくれ!」
かつての親友、南雲との7年ぶりの再会……から逃げだした限界社畜・夏木。そんな彼が次に出会ったのは、中学生の頃書いていたオリジナルの物語に登場するキャラクター・レオだった。冒険の仲間・ソウを救うため、夏木に未完の物語の続きを書かせようと逆異世界トリップをしてきたレオ。
でも、痛い青春と苦い恋心の思い出を呼び覚ます……「黒歴史」の最たる象徴であるその物語のつづきなんて、書ける気がしなくて――あの頃の「一番大好き」が全部黒歴史になった男の話。
「だから、もう……いい加減、あいつのこと好きなのやめたいんだってば」
――
過去主人公の夢を折ったポンコツヒーロー×元ドリーマーな限界リーマン
文字数 15,580
最終更新日 2023.11.20
登録日 2023.10.31
リディアは王国魔法師団の下っ端として、毎日書類整理や小さな魔法の補助に明け暮れていた。
幼い頃、同じ村で一緒に走り回っていたカイルは、今や「英雄様」と呼ばれる存在。
魔物討伐の武勇が王都中に広まり、貴族たちの間でも憧れの的となっている。
そんな彼が任務帰りに気さくに声をかけてくれるたび、リディアの胸は高鳴り、同時に「身分が違いすぎる」と切なさでいっぱいになるのだった――。
文字数 11,562
最終更新日 2025.09.26
登録日 2025.09.21
連合・枢軸両の共倒れにより、WWⅡが停戦状態のままで百年が経過した大日本帝国。世界を走る魔力の道・龍脈の集う地である帝都・新宿の裏側では、今宵もまたろくでなし共が闇を闊歩する。刀で魔術師を殺す女子高生と“聖杯”を守護する吸血鬼の青年。億を生き情報屋を営む鵺。花街を牛耳る傾国の美女。花を守る茨の少女。『飛龍』を継ぐ青年に、身に“龍”を継ぐ魔術師と嗜虐を好む拷問屋。――――この物語は、人間と人外によるそんな愛憎と闘争の物語である。
登録日 2016.04.08
「世は冒険時代である!!」
英雄冒険家ヘルトの言葉だ。
かつて人間と魔族で起こった古代戦争。
現代にまで残り続ける遺跡群は、いつしかダンジョンと呼ばれるようになった。
失われた叡智と宝物が眠るダンジョンに人も魔族も「夢」を見た。
やがて、命を賭して戦い続ける夢の旅人たちを世界はこう呼んだ。
『冒険者』と。
そして、イーストフィールズ領の小さな田舎町『カントリー・タウン』にそれは在った。
木造平屋建て、三角屋根の小さな酒場。
人ひとりが通れる狭い入り口脇に立て掛けられた看板には、店名"MOON&SUN"の文字が掘られている。
一見すればお洒落なバーかと思うが、扉を開けばお世辞にも綺麗とはいえないテーブル席と、狭いカウンター席。
……オマケに床はギシギシ軋む。
だが店内を見渡せば、賑わっている様子。
対応に追われる可愛い女子店員がホールを忙しそうに走り、カウンター席では主人と思わしき男が馴染みの客に料理を振るう。
ふと、馴染みの客と主人の会話に耳を傾けてみる。
「マスター、この店もいい感じになってきたんじゃないですか」
「まだ開店して一か月だぞ。まだまだ良い店も何もあったもんじゃないさ」
どうやらこの店はオープンして間もないらしい。
馴染みの客は一欠けらのチョコレートをウィスキーで流し込んだ後、笑いながら言った。
「いえいえ、それでも噂にはなってますよ」
「何がだ」
「世界を斡旋する冒険団の『元エース』が開いた冒険者のための憩いの場……ってね」
……それ故に。
この酒場は開店一か月して、既に冒険者たちの間では話題となっていた。
"MOON&SUN"という店名など露知らず。
冒険酒場と、呼ばれて―――。
登録日 2018.03.18
私は2年前に競馬で走るサラブレッドが生まれる牧場に勤めた実話をもとに書いてみました
文字数 1,066
最終更新日 2021.07.11
登録日 2021.07.11
登場人物
1. リリアーヌ(主人公)
伯爵家の長女。両親の死後に前世の記憶が戻り、孤立無援の恐怖から「この家で愛されなければ死ぬ」という覚悟を決めました。叔父ヴィクトールには「理想の姪」、叔母イザベラには「思慮深い娘」、エミリには「導き手」を完璧に演じ分けています。金髪碧眼の祖母似の美貌を持ちますが、中身は冷静な転生者。経理担当だった。しかし、自分を巡る男たちの執着が、自分の「演技」のせいなのか、本人の魅力のせいなのか分からず、恋愛面では迷走しています。
2. サリヴァン(リリアーヌの従者)
リリアーヌの専属従者であり、彼女が最も心を許す唯一の理解者。リリアーヌが「愛されるための演技」を始めた当初から彼女の側にあり、彼女の口から語られる「前世の知識」や「奇妙な独り言」をすべて受け止めてきました。有能で冷静沈着ですが、リリアーヌを「演技」という孤独な戦いから救いたいと願っています。ジュリアンやアルフレッドが彼女に近づく際、最も高い壁として立ちはだかる「守護者」でもあります。
3. ヴィクトール(叔父・侯爵)
リリアーヌの父の弟で、侯爵家の入り婿。かつて自分を蔑んだ兄への意地からリリアーヌに冷たくしていましたが、彼女の献身的な慕い方に絆され、現在は狂気的なまでに彼女を溺愛しています。リリアーヌが自分のために「兄の要素」を削ぎ落としたことを「自分への愛」だと解釈しており、彼女を離さないために侯爵の権力を振るいます。
文字数 21,603
最終更新日 2026.05.04
登録日 2026.04.29