「盆」の検索結果

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 侯爵令息のミルトは長期入院中の病院で、婚約者となるミュゲと出会う。同じような状況だからと退院目前の2人はあっという間に仲良くなった。  しかし退院すると、ミルトの妹が具合が悪いと言って邪魔をしてくるようになった。婚約者であるミュゲはそれが気に食わない。そんなある日、些細なことで妹よりミュゲを優先してきたミルト。それでミュゲは気が付いた。優しい彼は、より具合が悪い方を優先してくれるのだと。  ミルトをめぐってどちらが具合が悪いのかを競いだすようになる妹と婚約者。待っていたのは意外な結末だった。  本当の情弱は誰?
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文字数 6,114 最終更新日 2021.10.21 登録日 2021.10.19
恋愛 完結 短編 R15
「カレーナル・エンギリー侯爵令嬢、『婚約破棄』などという、はしたないスキルを持つ君は王太子である僕の婚約者にふさわしくない。君との婚約は破棄し、ここにいるキャリー・アイストック伯爵令嬢を新たな婚約者とする」 (ああ、またなの……)  侯爵令嬢のカレーナルは『婚約破棄』のスキル持ち。嫌われスキルのせいで過去2回ほど婚約破棄をされている。そして卒業パーティーで王太子から断罪され、婚約破棄は3度目に。  カレーナルはまだ、一度もスキルを使っていないのに。 「良かった……! それならば、私と婚約をしていただけませんか。ずっと、探していたのです。『婚約破棄』のスキルを持つ貴方を」  そんな中、他国の王子がカレーナルに婚約を申し込んできた。彼の国には『冥婚』という制度があるらしく……。 ※この作品を気に入ってくださった方は、よろしければ作者ページから『冥婚悲恋歌』へどうぞ☆ 本編では深く語られなかった王子や悪役令嬢達の悲劇を集めた短編集です。
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文字数 39,286 最終更新日 2021.07.02 登録日 2021.06.23
恋愛 連載中 短編
純粋すぎた第一王子、アルティアス。 その婚約者、完璧令嬢レティシエリーゼ。 2人の最悪な出会いから始まってしまった、アルティアスにとっては可哀想なお話。 けれど、レティシエリーゼからすれば『被害者ぶるな』と鼻で笑い飛ばしたくなるお話。 立ち回りを間違えてしまった結果、可哀想な結果にしかならなかったお話。
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文字数 29,504 最終更新日 2022.08.08 登録日 2021.11.19
恋愛 完結 短編 R15
「貴女にはその姿がお似合いだわ。殿下の隣に相応しいのはこの私よ」 「ありがとうございます! ありがとうございます! 意地悪してくださって……っ!!」  王家主催の夜会が始まるや否や。僕がエスコートをしてきた相手にワインがかけられた。ワインをかけられた女はかけてきた女のドレスの裾に縋りつきながら感謝の言葉を口にする。  頭からワインを垂らしながら。自慢の可愛らしい顔をくしゃくしゃにして相手を見上げる笑顔は酷く醜い。僕は信じられない気持ちで縋りつかれている女性を見た。  どうして。せっかく解放されたのに、なんで今更……! ――――第一歌より。  因習に囚われ、国の発展と引き換えに死者との婚姻を繰り返してきたメーコン王国。肉体を持たぬ冥妃に代わって王家の血脈を繋いできたのは愛されない悪役令嬢たち。死者も参加すると言われている夏の夜会に吹く風が、歴史に埋もれた悲恋を次々と奏でていく――。  歪な発展を遂げる国、メーコンの長い歴史の中で、国を守るために命を散らしていった悪役令嬢と、非情な運命を背負った王子達の短編集。 ※以前に書いた「悪役令嬢と冥婚の国」の世界観でのお話ですが、そちらを読まなくても楽しめます。本編では深く語られなかった王子や悪役令嬢達の悲劇をどうぞ。
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文字数 21,395 最終更新日 2022.02.26 登録日 2022.02.10
第6回ほっこり・じんわり大賞奨励賞受賞しました! 応援ありがとうございました……!  深町(ふかまち)菜穂子(なおこ)は大学三年生。東京の大学に通っていたところに「祖母危篤」の連絡が届くも、京都に向かう新幹線の中で最後の瞬間に間に合わなかったことを知らされる。 祖父・毅市(きいち)と結婚するまでは、小学校の先生だったと言う祖母・志緒(しお)。 祖母の旧姓は高辻(たかつじ)。 葬儀にはそんな「高辻先生」を慕っていたと言う教え子も何人か来ていた。 そんな志緒の初盆。 旧暦七月、今で言う八月に行われる先祖供養の行事・盂蘭盆会(うらぼんえ)。 亡くなった人の御魂(みたま)を迎えるための風習である「六道(ろくどう)まいり」のために菜穂子も帰省をすることになった。 宗派を超えた京都の古式ゆかしい習慣。 祖母の御魂(みたま)も冥土から一時こちら側に戻って来ると信じられているからだ。 水塔婆に戒名を書いて貰って供養をする傍ら、祖先を迎えるための鐘を撞いた、その日の夜。菜穂子は不思議な現象に遭遇した。 「高辻先生の教え子・八瀬(やせ)彰(あきら)」を名乗る青年に、「高辻先生にどうしても、死後裁判を待つ子供たちの先生になって貰いたい。生前の夫である毅市さん、つまり君のおじいさんを説得して貰えないだろうか」と、どう考えても夢の中の出来事、荒唐無稽と思える懇願を受けたのだ。 元々は親が決めた許婚同士だった祖父と祖母。終戦と共に結婚はしたものの、内心では教師を続けたかった祖母は、彰の話に前向きなのだと言う。だが、祖母を閻魔庁、つまり死後裁判の場で成仏を拒んでずっと待っていた祖父がそれに反対、早々に極楽浄土に向かうことを主張しているのだと。 にわかには信じられない話だった。 更に生者である菜穂子が祖父と祖母の話し合いに参加出来るのは、お盆の前の「迎え鐘」で御魂(みたま)を迎えてから「京都五山送り火」で再び御魂(みたま)を送り出すまでの十日間だけだとも聞かされる。 祖父母に再び会えた喜びもつかの間。菜穂子はどちらの肩を持つべきなのか悩むことになるのだった。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ イラストは無料イラスト「Illust AC」から、お絵描き太郎様の「お盆休暇中の女性」をお借りしています。
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文字数 121,933 最終更新日 2023.09.05 登録日 2023.06.30
恋愛 完結 短編 R15
「はいはい、魅了持ちが通りますよー」  休憩時間、トイレからの帰り道。教室の入り口にたむろしている男子生徒に一声かけてから前を通る。手の平をぴんと伸ばし上下に揺らしながら周囲に警戒を促すのも忘れない。 「あはは、押すなよー。あ、うわっ!」  トン☆  それでも。ここまで注意しても事故は起こる。話に夢中になっていたクラスメイトの一人がよろけて私にぶつかってしまった。 「悪ぃ、悪ぃ……げっ! アイリーンじゃん! 気を付けろよなー、俺、まだ婚約すらしてないのに」 「あれれ? 惚れちゃった? んじゃ、特別サービス『魅了ウイ~ンク☆』! ……どう? 魅了されちゃった??」 「されるかっ! サングラスで瞬きすら見えねえっつうの! サングラスにマスクの不審者令嬢なんかに魅了なんてされねーよ!!」  ド……っとクラスに笑いが起きる。  よし! 私の防御は今日も完璧のようだ。  私は強度の魅了持ち。面倒ごとに巻き込まれないようにとサングラスにマスクで魅了スキルを打ち消して自衛しているのに、不審者好きの王子が熱烈に告白してくるようになった。いや、どうすんだこれ……。
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小説 4,634 位 / 185,511件 恋愛 2,264 位 / 56,287件
文字数 16,186 最終更新日 2022.01.27 登録日 2022.01.21
恋愛 完結 短編 R15
 私、アイノー・ザルゲージは国にただ一人の王国認定魔女。先日亡くなった先代の魔女である祖母から王国認定魔女の地位と魔法書を譲られたばかり。  魔法書を完全に理解するためにはどれか一つでいいから魔法を発動させてみなくてはならない。しかし、代々王国の盾となり、剣となり、国防を担ってきた魔女の魔法書には、とんでもない破壊力を秘めた魔法ばかりがずらりと並ぶ。  その中でただ一つ。害のなさそうな魔法があった。 『好き好き魔法♡初級編』  うん。これは魅了魔法系だね。これなら酷い事にはならないかな。そう思った私は第二王子に魅了魔法をかけることにした。胡散臭いほど身綺麗で常に正しく、教科書通りの行動しかとらない王子の中の王子と呼ばれた彼ならば、魔法を試す試金石としても向いていると思ったからだ。  彼ならば変化は一目で分かるだろう。すぐに解除すれば問題ない――そんな風に軽く考えていた。  魅了魔法をかけた後。 「キャ――――――♡」  と言いながら両手で顔を覆い全速力で私の目の前から逃げ出す第二王子殿下を見るまでは。
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小説 4,977 位 / 185,511件 恋愛 2,416 位 / 56,287件
文字数 16,664 最終更新日 2022.04.29 登録日 2022.04.23
恋愛 完結 長編 R15
――悪役令嬢様、悪役令嬢様。いらっしゃいましたら階段の所までお越しください――  転生者が多く通う学園でいつの間にか広まった遊び『悪役令嬢様』。『こっくりさん』や『○○様』といったいわゆる降霊術を異世界仕様にしたものである。婚約者を持つ者がやると悪役令嬢様が現れて、恋のアドバイスをしてくれるという。  伯爵令嬢のメリーは婚約者の浮気で悩んでいたが1人では怖くてできなかった。オカルト研究会部長のエーサンは興味はあったが婚約者がいないためできなかった。そんな2人で儀式をやったら悪役令嬢様が帰ってくれなくなっちゃって……!? 『わ・い・ん・か・け・ろ』 『き・ょ・う・か・し・ょ・か・く・せ』 『の・ー・と・や・ぶ・れ』  悪役令嬢様の指示は絶対だ。達成しないと帰ってもらえない。でも、メリーには他の転生者とは違うある事情があって……。
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文字数 97,626 最終更新日 2021.11.16 登録日 2021.10.29
 大学入学後。一人暮らしを始めてすぐにゲームにはまってしまい、大学以外は家に引きこもるようになった。そして、あっという間に100キロ超え。もともと少しぽっちゃりはしていたが、ここまでくると動くのもつらい。さすがにこのままじゃまずいと、なけなしの生活費を削ってスポーツクラブに通うことにした。そこで見つけたのが……。 「『魔王討伐コース』……?」  異世界で魔物を倒しながらの運動らしい。最初は弱い魔物から。徐々に強い魔物へとランクを上げていき、最終的に魔王討伐を目指すそうだ。なるほど。あれほどハマったRPGゲームと似たような状況での運動なら、飽きっぽい俺でも続けられるかもしれない。  よし、始めよう! 魔王討伐ダイエット!
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小説 5,994 位 / 185,511件 ファンタジー 956 位 / 42,652件
文字数 54,528 最終更新日 2024.04.20 登録日 2023.08.26
恋愛 完結 短編 R15
 モモリー・アイドール公爵令嬢は転生者。 前世、高度成長期の日本に育った彼女はアイドルが大好きだった。ブラウン管の中の微笑みに夢中だった。  モモリーは卒業パーティーで婚約者だった王太子に婚約破棄をされてしまう。それはいい。しかし、王子に引っ付くヒロインの、中途半端なぶりっこだけは許せないっ! (高位貴族男子にのみ愛想を振りまくその態度。ぶりっこの風上にも置けないわ。やるなら、徹底的に、老若男女問わず、全方位にやるべきよ)  婚約を破棄され、自由になった公爵令嬢は、王太子妃にはふさわしくないと封印していたアイドルごっこを解き放つ。卒業パーティー、自らを断罪するこの場所で、最高のパフォーマンスを見せて差し上げましょう。  伝説の舞台が、今、始まる――!  ※本編は一話のみで完結しています。影さん視点の番外編があります。影さん視点で本編前・本編裏・本編後が分かります。
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文字数 57,812 最終更新日 2021.07.27 登録日 2021.06.21
恋愛 完結 短編 R15
 前世、叶えられなかった体育教師の夢を異世界で叶えた僕。大好きな水泳の授業を取り入れたのはいいけれど、女生徒は恥ずかしがって、理由をつけては休むから出席率は低い。  そんな中。とある男爵令嬢が「魅了の持病があるので今日の水泳の授業はお休みします」……とか言ってきた。  何だそれ。そんな欠席理由は認められません!  授業に出席させたのはいいけれど、それがあんなことになるなんて。  ごめんなさい。先生、正直、魅了スキル舐めてました……。
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小説 6,955 位 / 185,511件 恋愛 3,285 位 / 56,287件
文字数 4,926 最終更新日 2022.07.14 登録日 2022.07.12
恋愛 連載中 長編
伯爵令嬢のレミーラは公爵閣下と婚約をしていた。 しかし、公爵閣下は幼馴染に夢中になっている……。 レミーラが注意をしても、公爵は幼馴染との関係性を見直す気はないようだ。 それならば婚約解消をしましょうと、レミーラは公爵閣下と別れることにする。 しかし、女々しい公爵はレミーラに縋りよって来る。 レミーラは王子殿下との新たな恋に忙しいので、邪魔しないでもらえますか? と元婚約者を冷たく突き放すのだった。覆水盆に返らず、ここに極まれり……。
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小説 7,326 位 / 185,511件 恋愛 3,504 位 / 56,287件
文字数 72,265 最終更新日 2021.10.12 登録日 2021.05.09
 前世、俺はいわゆるアル中だった。色んな言い訳はあるが、ただ単に俺の心が弱かった。酒に逃げた。朝も昼も夜も酒を飲み、周囲や家族に迷惑をかけた。だから。転生した俺は決意した。今世では決して酒は飲まない、と。  それなのに、まさか無実の罪で毒杯を賜るなんて。
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小説 9,931 位 / 185,511件 ファンタジー 1,411 位 / 42,652件
文字数 4,145 最終更新日 2021.10.06 登録日 2021.10.05
 俺の母親は凝り性だ。お友達と楽しくお昼を過ごせるように、と高校に入ってから毎日、細部までこだわった見事なキャラ弁を作ってくれる。  しかしいじめられっ子な上、ぼっち属性が強い俺は、高校に入学してからずっと一人でソレを食べ続けた。  そんな今日のお弁当は、ファンタジー雑誌に載っていた願いを叶える魔法陣を模した海苔弁当。  ソレはあまりにも精度が高すぎて、日頃から現実逃避している俺は異世界召喚をされてしまう。
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小説 9,931 位 / 185,511件 ファンタジー 1,411 位 / 42,652件
文字数 4,592 最終更新日 2022.01.21 登録日 2022.01.18
SF 連載中 長編
今野誠はサウジアラビアのリヤド郊外で隠居生活を送っていた。『メッカを浮かせた男』として名を馳せ、エルサレムとメッカを月のエイトケン盆地へ浮かせて飛ばすという壮大な計画のキーマンだった彼は、大仕事を終えてひっそりと暮らす。 しかし、そんな誠のもとに、極大太陽フレア発生予報が伝わってきた。 ※長編の予定です。のんびりお待ちください。
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小説 11,941 位 / 185,511件 SF 73 位 / 5,135件
文字数 14,077 最終更新日 2024.03.24 登録日 2024.03.23
BL 完結 ショートショート R18
1週遅れのお盆休み前日、コンビニに突如現れた露出狂の全裸メス男子と深夜勤のコンビニバイト店員が、即ハメドスケベするだけの話。導入以外は受け視点。 フィクションとしてお楽しみください。 pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。 なにかありましたら(web拍手)  http://bit.ly/38kXFb0 Twitter垢・拍手返信はこちらにて  https://twitter.com/show1write
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小説 13,525 位 / 185,511件 BL 3,316 位 / 24,082件
文字数 4,783 最終更新日 2022.08.17 登録日 2022.08.17
錬金術師のウィンリー・トレートは宮廷錬金術師として仕えていたが、王子の婚約者が錬金術師として大成したので、必要ないとして解雇されてしまった。孤児出身であるウィンリーとしては悲しい結末である。 しかし、隣国の王太子殿下によりウィンリーは救済されることになる。以前からウィンリーの実力を知っていた 王太子殿下の計らいで隣国へと招かれ、彼女はその能力を存分に振るうのだった。 そして、その成果はやがて王太子殿下との婚約話にまで発展することに。 さて、ウィンリーを解雇した王国はどうなったかというと……彼女の抜けた穴はとても補填出来ていなかった。 だからといって、戻って来てくれと言われてももう遅い……覆水盆にかえらず。
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小説 18,302 位 / 185,511件 ファンタジー 2,487 位 / 42,652件
文字数 54,933 最終更新日 2021.03.29 登録日 2021.01.01
晴天の空に高くそびえたつ富士の山。多くの者を魅了する富士の山の麓には、美しくもありどこかたくましさを感じる河口湖。御坂の峠を越えれば、県民を見守る甲府盆地に囲まれた街々が顔をのぞかせる。自然・生命・感動の三拍子がそろっている甲斐の国山梨県。並行して進化を遂げているのが凶悪犯罪の数々。これは八十万人の平和と安心をまもる警察官の話である。
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小説 18,302 位 / 185,511件 ミステリー 121 位 / 4,156件
文字数 3,399 最終更新日 2024.02.26 登録日 2024.02.26
変死体と一報があり私は出動した。被害者は病院用のベッドで食事をする姿勢で死んでいました。ベッドの脇には車椅子がありました。箸は握ったままです。料理は手の込んだ和風です。妻は旅行中、家政婦は盆休みでした。被害者が一人で支度をしてわざわざ厨房から運んだのでしょうか。
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小説 18,302 位 / 185,511件 ミステリー 121 位 / 4,156件
文字数 30,598 最終更新日 2022.09.20 登録日 2022.09.15
「――で、なんでオークになろうと思ったの?」 「はっ、はい! その、種族の連帯感と言いますか、主たる目的を達成するためには手段を選ばず助け合う生物としての強さに感銘を受けたと言いますか」 「あー、うん。そういうのはいいからさ。ぶっちゃけちゃうと、種族の特性上、どうしても人間の女攫ったり、無理矢理繁殖行動を取る必要があるんだよね。まー、人間側からしたら鬼畜の所業ってやつ。意思を無視して無理矢理孕まされるんだから。元人間の君がオークに転生したとして、同じ人間相手にそんな酷い事出来るの?」  淡々と。やや高圧的に面接を続けていたのだが。緊張で固くなっていた転生希望者が、その質問で表情を変えた。  満面の笑みだった。  生物の特性上、常に討伐対象となってしまうオーク。どんどん増やさないと絶滅してしまう。だから足りない魂を、他種族からの転生で賄っている。  ここはオーク異種族間転生認可局。今日も俺は種族の為に転生希望者への圧迫面接を続けている。  ……命が尽きるその時まで。
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小説 20,727 位 / 185,511件 ファンタジー 2,746 位 / 42,652件
文字数 5,358 最終更新日 2022.03.04 登録日 2022.03.01
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