「たこ」の検索結果
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<第32回岐阜県文芸祭佳作受賞作品>
そのさほど大きくない私鉄の駅を降りて駅前の商店街を歩くこと数分、そろそろ商店街も尽きようかという少し寂しい場所に、その写真館は建っている。正面入口の上には福野写真館という看板がかかり、看板の下には昔は誰でもお世話になったカラーフィルムのロゴが今も残っている。
入口の左右のウインドウに所狭しと飾られているのは、七五三や入学記念、成人式といった家族の記念写真。もう使われなくなったのか、二眼レフのカメラも置かれている。
どこにでもある写真館、いや、どこにでもあった写真館と言った方が正しいか。
デジタルカメラ、そしてスマートフォンの普及により、写真は誰でも、いつでも、いくらでも撮れる、誰にとってもごくごく身近なものとなった。一方、フィルムで写真を撮り、写真館に現像や引き延ばしを頼むことは、趣味的なものとしては残ってはいるが、当たり前のものではなくなっている。
人生の節目節目に写真館で記念写真を撮って、引き延ばした写真を自宅に飾るということは根強く残っているものの、写真館として厳しい時代となったことは否めない。
それでも、この福野写真館はひっそりではあるが、三十年以上変わらず営業を続けている。店主は白髪交じりの小柄な男性。常に穏やかな笑顔を浮かべており、その確かな撮影技術とともに、客の評判はよい。ただ、この写真館に客が来るのはそれだけ故ではない。
この写真館は客の間で密かにこう呼ばれている。「想い出写真館」と。
文字数 25,182
最終更新日 2026.05.03
登録日 2024.06.29
大学の階段教室でたまたま隣の席になったことから関係が始まった二人。
大学生活で親しくしていく中でお互いにだんだんと恋心が芽生えてくる。
「……好きです。俺と付き合ってください。」
恋人として普通の大学生活を送るはずだった二人はそれぞれ秘密を抱えていた。
その秘密が二人の関係をかえ、そして大きな秘密によって二人だけでなく、周囲の人生を大きく変えていく……。
――――――――――――――――
基本的に恋人二人がいちゃラブでハッピーな日常を展開する物語です。途中、シリアスになってかなりの胸糞展開もありますが最終的にざまぁ確約です。ただ、NTR展開やハーレム展開はないです。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※この物語は、その展開上、法律・法令に反する行為が表現されておりますが、そうした行為を容認・推奨するものではありません。
登録日 2025.09.21
公爵家の長女クラリスは、妹の影武者として利用され、用のない時は屋敷に閉じ込められていた。
だが18歳の誕生日、前世が悪役レスラー(享年35歳 男)だった記憶がよみがえる。
目覚めた本能で妹の暴力を制圧し、父親にはドロップキック。
その日からクラリスによる“腐った家族の更生”が始まるのだった。
文字数 3,879
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.11.29
夏休み最後の日、高校三年生の水瀬陸は恋人の七海を海に連れて行こうと半年かけて準備してきた。バイト代を貯めてバイクを買い、免許を取り、今日こそペアリングを渡して「いつか結婚しよう」と伝えるつもりだった。一年半前、図書館で『ノルウェイの森』を同時に手に取ったことで始まった二人の関係は、水族館、映画館、クリスマス、花見、誕生日と重ねてきた思い出に彩られていた。しかし高速道路で対向車のトラックと衝突し、0.03秒という引き延ばされた時間の中で二人は叶わなかった未来を語り合い、手を繋いで衝撃を迎えた。
三日後、七海は病院で目を覚ます。しかし驚くべき事実が明らかになる。ドライブレコーダーの映像には、バイクを一人で運転する七海の姿しか映っていなかった。陸くんは存在しなかった。図書館の防犯カメラにも、一人で誰もいない空席に向かって話しかける七海の姿が残っていた。精神科医の田中医師から、七海は一年半前から統合失調症と診断されて通院していたことを告げられる。陸は幻覚だったのだ。
さらに衝撃的な真実が明らかになる。封筒から取り出した出生届には、水瀬陸と水瀬七海、二人の名前が並んでいた。陸は七海の双子の兄だったのだ。しかも十年前、七歳のとき、七海が道路に飛び出したのを庇って交通事故で亡くなっていた。辛すぎる記憶を封印した七海の脳は、兄の存在を完全に消去し、やがて幻覚として呼び戻し、さらに恋人として作り変えていたのだった。
病院の屋上で、七海は最後の幻覚として現れた陸に別れを告げる。陸は「いつか本当の恋をしてほしい」と言い残し、星空に溶けるように消えていった。
退院後、七海は写真立ての中で笑う七歳の陸と自分の姿を見つめ、お墓参りで前を向くことを誓い、事故があった公園で最後のお別れを言う。そして一歩ずつ現実を生き始める。
一年後の春、七海は大学の文学部に入学していた。美波という友人ができ、幻覚は完全に消えていた。ある夜、レポートを書き終えた七海は窓を開けて星空を見上げる。「お兄ちゃん、ちゃんと生きてるよ」と呟くと、小さな風がカーテンを揺らした。七海はそっと微笑んで、窓を閉じた。
文字数 68,844
最終更新日 2026.04.30
登録日 2026.04.30
その日、ベイタン王国が異世界召喚の儀式を行った。
言い伝えでは『高校生』と呼ばれる者が来るはずだったのに……召喚したのは、盲目の男だった。
高校生でもなく、盲目である男が、勇者であるはずがない。
そうして盲目の男、刀夜はベイタン王国を追い出された。
しかし――刀夜は盲目にして、戦国時代最強の剣士であった。
見えていないはずなのに周りの状況を音や匂いで把握し、敵を打倒できる。
それは異世界に来ても、遺憾無く発揮される。
追い出したベイタン王国は、後々に後悔することになる。
この世界でもすぐに名を轟かせる刀夜は、本来なら自分達の国が召喚した者だったのに。
しかも……ベイタン王国は、最大の敵を、自分達で召喚してしまったのだった。
「ふむ、某をこのような未知の世界で、そして剣の道を極めるのに最適な世界に誘ってくれたことは礼を言おう。だが、今更戻れと言われても遅い。某は、この世界で剣を極め、弱き者を助けるのだ」
文字数 10,230
最終更新日 2020.11.08
登録日 2020.11.08
イルアナ・フォルアドは、怠惰な聖女の代わりに業務を行っていた。
ある日、気まぐれで聖女が国を守る結界を張ると言い出した。
長らく業務にあたっていない聖女に、そんなことができるのか。そういう心配をしていたイルアナの不安は的中し、聖女は業務に失敗してしまった。
聖女は、失敗の責任をイルアナに被せてきた。
公爵家の令嬢でもある彼女はその権力を使い、イルアナに罪を被せてきたのだ。
国を守る結界を一時的に消失させる。その重大な過失と、罪を認めなかったことにより、イルアナは国外追放を言い渡されてしまった。
国外に追放されたイルアナだったが、なんとか隣国まで辿り着いた。
そこで暮らすようになった彼女が聞いたのは、祖国の結界が維持できなくなったという知らせだった。
どうやら、イルアナが追放されたため、国が崩壊してしまったようである。
文字数 45,891
最終更新日 2021.06.04
登録日 2021.04.27
吃音の高校生が実体験を書きました。
正直自分に生きている価値があるのかと日々思いながらもやっぱり生きていたいと思える理由を日々見つけてる、この私だから体験出来たこと。
文字数 1,124
最終更新日 2021.10.04
登録日 2021.10.04
旧題:「須応さんの諸事情。」
二組のカップルが、過去と向き合ったりトラウマを乗り越えたりするお話です。ハッピーエンドになるはず…!
「須応さんと斑目くんの場合。」
素顔を見せたくない朗らか図書館司書と、恋愛を諦めた寡黙な大学生のお話。
「貞光さんと磯貝くんの場合。」
訳ありなクール系御曹司と笑顔に陰のある快活青年のお話。
※作者は司書さんの仕事について詳しいわけではないので、実際とは違うところがあると思います。また、恋愛物はあまり書いたことがないので、暖かく見守ってください。
2023年11月1日より、第二部「貞光さんと磯貝くんの場合。」を毎日更新します。お待たせしました…!
2023年12月1日以降は、不定期になりますが、ネタが降りてきたらおまけの方に書いていこうと思います。
文字数 136,632
最終更新日 2024.04.30
登録日 2022.10.31
幼なじみのグレンが勇者に選ばれた日のことを私は一生忘れることはないだろう。
物心つかない頃から一緒に過ごしてきたあいつとはきっと結婚するだろうと思っていた。それがこの村では当たり前のことだったから、不満に思うこともなかった。あいつだってそう思っていたはずだ。けれどあいつは勇者に選ばれてしまった。あいつを迎えにきた一行の1人である聖女様は「あなたこそこの国を救う勇者。一緒に戦いましょう」と言って白い手をあいつに向けた。水仕事をしたことなどない美しい手。重い荷物など抱えたことのないだろう腕。あいつの顔は真っ赤に染まっていた。
人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。
前世を思い出したのもその時だった。
これは私が知っているゲームの世界だと気付いてしまった。聖女は勇者を選ぶのだろうか?
まあどっちにしても同じこと。勇者になったあいつと私が結ばれることはない。
あいつは私に一言もなく、聖女に連れられて魔王退治に行ってしまった。
残された私は皆から憐れみの目で見られることになった。
情けないけど、前世を思い出したからといって私には何もなかった。ゲームの世界だとしても、なんの力も持っていない私がこの村から出ることなどできないのだから。
文字数 8,066
最終更新日 2025.09.20
登録日 2022.11.15
ニーニャは【バフ】と呼ばれる支援スキルしか持ってなかった。
おかげで戦闘には一切参加できない無能。
それがクラン内でのニーニャの評価だった。
最終的にクランはニーニャを使い物にならないと判断し、追放することに決めた。
ニーニャをダンジョン内に放置したまま、クランメンバーたちは去っていく。
戦えないニーニャはダンジョン内で生き残ることは不可能と誰もが思っていた。
そして、ニーニャ自身魔物を前にして、生きるのを諦めたとき――
『スキル【バフ】がレベル99になりました。カンストしましたので、スキルが進化します』
天の声が聞こえたのである。
そして、ニーニャを追放したクランは後に崩壊することとなった。
そう誰も気がついていなかった。
ニーニャがクラン全員を常に【バフ】していたことに。
最初だけ暗いですが、基本ほのぼのです。
文字数 106,784
最終更新日 2023.03.09
登録日 2023.02.14
悪役貴族であるルイス・ヴァレンタイン。彼にはある目的がある。
それは、永遠の眠りにつくこと。
ルイスはこれまで何度も死に戻りをしていた。
死因は様々だが、一つだけ変わらないことがあるとすれば、死ねば決まった年齢に戻るということ。
何度も生きては死んでを繰り返したルイスは、いつしか生きるのではなく死ぬことを目的として生きるようになった。
そして、一つ前の人生で、彼は何となくした自殺。
期待はしていなかったが、案の定ルイスはいつものように死に戻りをする。
「自殺もだめか。ならいつもみたいに好きなことやって死のう」
いつものように好きなことだけをやって死ぬことに決めたルイスだったが、何故か新たな人生はこれまでと違った。
婚約者を含めたルイスにとっての死神たちが、何故か彼のことを構ってくる。
「なんかおかしくね?」
これは、自殺したことでこれまでのストーリーから外れ、ルイスのことを気にかけてくる人たちと、永遠の死を手に入れるために生きる少年の物語。
☆第16回ファンタジー小説大賞に応募しました!応援していただけると嬉しいです!!
カクヨムにて、270万PV達成!
文字数 897,852
最終更新日 2025.06.29
登録日 2023.07.28
突如、小さな村へ引っ越すことになった高校生の君島涼貴。不安な思いとは裏腹に村の同級生とすぐに親しくなるが、君島は村に来てから常に何とも言えない違和感を覚えていた。そんな中、既に廃屋と化した家に足を踏み入れたことで不可解な出来事に遭遇することになり、この村の重大な秘密を知ることに……。
文字数 51,237
最終更新日 2016.09.13
登録日 2016.08.19
藤田一葉(ふじたかずは)は持病の頚椎症と職場の人間関係に疲れ、五年働いた会社を退職した。その後、偶然街で出会ったのは誰に言うことも無かったけれど憧れていた会社に営業マンとして時々来ていた牛島榛(うしじましん)だった。その時になんと彼も一葉の事が好きだったと告白され、恋人同士になった。
彼に会ったことで引きこもり気味だった一葉の生活は一転し、優しさに心が癒されていき、最後はハッピーエンドのお話です。
関連作品として、猫が繋ぐ縁
括りはスイーツ男子-猫が繋ぐ縁-
栞~猫が繋ぐ縁~
だって、コンプレックスなんですっ!
があります。宜しければこちらもどうぞ。
文字数 33,393
最終更新日 2016.12.03
登録日 2016.09.09
可愛い妹に嵌められて婚約者を奪われ、死刑判決を受けたカミル。
しかし彼女は吸血鬼を母に持つ半人半妖だった。
何とか屋敷を逃げ出したカミルは屋敷から遠く離れたのどかな村、ユースリアに辿り着く。
カミルはそこで、リクという村の青年の血を吸ったことから吸血"姫"としてのんびりスローライフを始めるのだった。
※乙女ゲー風糖度高めの恋愛小説です
※流血表現多いので苦手な方は注意してください
※男前女主人公が攻めまくる話が書きたくて始めた作品です
文字数 35,029
最終更新日 2019.07.23
登録日 2019.07.06
オンラインゲームにのめり込む四歳の少女と、それを止めさせたい父親
フォートナイトやったことある人なら楽しめると思います。ないひとには、解り辛いものになったかも…ごめんなさい
文字数 5,651
最終更新日 2020.04.30
登録日 2020.04.28
獣人グレンはそれなりに名の通ったAランク冒険者だ。顔もよく腕も立ち稼ぎもいい。そんなグレンには毎月会う同じ獣人の女騎士アリエルに求婚することにした。お互いにただ欲求を満たすだけの関係だったはずが、気がつけばどっぷりとアリエルにハマっていた。運命の番だとか、そんなものは信じちゃいないがアリエルとなら上手くやっていけると思ったが、あっさり断られ、しかもアリエルには既に番が居てグレンとはもう会わないと言って出ていってしまった。
抜け殻のようになったグレンはだんだん腹が立ってくる。しかもアリエルとは偽名だったことも分かる。
「番がいんのに何で俺と寝た!?」
番がいるアリエルに恋をしたグレンと、決して結ばれない相手に恋をしたアリエル。
グレンはアリエルを捕まえることが出来るのか。
ツッコミどころ満載につき、優しい目で見て頂けると嬉しいです。
*タグは順次追加していきます。
文字数 172,606
最終更新日 2021.03.02
登録日 2020.10.01
高校一年生の宇仁 宙(うに そら)は名前を読み間違えられたことからウチュウジンというあだ名で呼ばれている。宙はずっとクラスの輪に馴染めずにいた。祖父の骨董品屋で大好きなフランス人形を眺め、認知症の祖父を世話する日々。
そこに転校生の綺羅星きららがやってくる。きららは憧れのフランス人形そっくりだった。きららは「ウチュウジン」と呼ばれる宙に「宇宙人なの?」と真剣に聞いてきた。変わり者の転校生は宙の隣の席になる。毎日一緒に帰るうちに宙はきららが隣にいることに慣れていった。
ある時、宙は祖父を亡くして消沈する。「祖父は宇宙に行った」と言うと、きららは「宇宙に行きたいか」と尋ねた。大切なフランス人形を捨てられ絶望した宙は「宇宙に行きたい」ときららに伝えた。
文字数 11,437
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.09.11
アリシアとルカは、春休みを利用して<江域>へと旅行に出かける。だがそこでアシェル、アシェラという兄妹と知り合い、二人の秘密を知ったことで野望と愛憎入り交じる戦いに巻き込まれてゆく……。
人口2000万を超える巨大都市<ガロンガラージュ>を舞台にしたSF無国籍アクション!
◇
前作『ガロンガラージュ正衝傳(https://www.alphapolis.co.jp/novel/283100776/657681082)』とは同一世界観であり一部登場人物、設定も続投していますが物語的な繋がりはありません。そのため新規タイトルとしてUPしています
文字数 68,669
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.22
