「元」の検索結果
全体で24,373件見つかりました。
「地方の道楽だろ」と笑った連中が、名刺を持って戻ってくる。
「地方の道楽ですよね」
そう言って金を出さずに帰った人間が、何人もいた。
観客一五〇〇人、空席は七割。斜陽の港町の弱小バスケクラブ〈潮見ブルーホエールズ〉は、来季の開幕を待たずに消えかけていた。宝くじで七億円を当てた要実(かなめみのる)は、その金でこのクラブを買い取る。だが金で買えたのは、たった一年の猶予だけ。
派手なスター補強も、魔法もない。武器はひとつ――誰も値段をつけていない価値を見抜く目。戦力外寸前の選手、点を取らないセンター、焼き鳥の屋台、誰も読まなかった地元紙。安く見積もられていたものを、一つずつ数え直していく。
やがて、あの人間たちが、名刺を持って戻ってくる。
数字しか見えない男が、誰も数えなかったものだけで、町ごと黒字にしていく話。
文字数 287,503
最終更新日 2026.10.27
登録日 2026.09.02
理不尽に王子から婚約破棄を言い渡された公爵家の三男、ミア。その上、王子に無礼な態度を働いた罰として、血みどろの騎士として恐れられている騎士団長、アルフレッドの元へ嫁がされることに。
しかし、アルフレッドはミアの初恋の人で...。
この恋は一方通行、きっと愛してはもらえない。それでも好きな人のそばにいられるならそれでいい。そんな気持ちで嫁いだミアだったが、アルフレッドは、ミアをどうやら溺愛してくれているようで_?
「…お前は、本当に愛らしいな」
「や、やめてください…! 心臓が持たないです…!」
復縁を迫られたり、恋敵が現れたりと、時々波乱もありつつもラブラブおしどり夫婦(夫夫)の日常。
―――――
以前連載していたものを一部設定を変更しての再連載となります。
文字数 19,234
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.02
大好きだった旦那様
それでもあなたは私ではなく他の人を選んだ
「初めまして旦那様、お元気でしたか?」
「お前は……」
文字数 22,594
最終更新日 2026.10.26
登録日 2026.08.27
「地味で華がないおばさん。隣にいるだけで恥ずかしいんだよ」
7年間、看板タレントの「影武者(スタンドイン)」として酷使され、
人気俳優の元カレには毎晩のように演技のゴースト指導をしてきた長谷川しほ(26歳)。
しかし元カレは看板タレントと浮気し、しほをゴミ箱へ合鍵ごと投げ捨てた。
事務所の社長からも「違約金を払いたくないから」と、一切の権利を放棄する合意書を突きつけられ即日解雇。
すべてを失ったしほが最後に受けたのは、
国際的鬼才・黒木慶悟監督の極秘オーディションだった。
化粧気のない地味な女が、カメラの前に立った瞬間——室内の空気が凍りつく。
そこにいたのは、他者の魂を毛穴単位で憑依させる「本物の怪物」だった。
「見つけた……! 俺の映画を完成させる最後のピースだ」
世界三大映画祭のレッドカーペットへ瞬く間に駆け上がっていくしほ。
一方、しほという「本物の土台」を失った元カレと看板タレントは、現場でボロを出して大炎上。事務所は倒産の危機に瀕する。
血相を変えて「やり直そう」「育てた恩を返せ」と縋り付いてくる元カレと社長。
けれど、世界に羽ばたいたしほは、冷ややかな瞳で静かに小首をかしげるだけ。
「……失礼ですが。どちら様でしたっけ?」
文字数 77,571
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.25
「高卒は人生終了w」と笑われた俺が、4年後に資産1億円を築くまで。
高校3年の夏。偏差値でも、成績でも、将来への夢でも負けていなかったはずの俺・倉科湊は、突然、大学進学を諦めることになった。
原因は、両親が必死に積み立ててきた学資保険の大損失と、家計を圧迫するローン。大学へ行く金は、もう一円も残っていなかった。
「……わかった。俺、就職するよ」
そうして進学を断念した俺を待っていたのは、低賃金の工場勤務と、周囲からの嘲笑だった。
「高卒の男なんてあり得ない」
幼馴染の彼女にまで見捨てられ、同級生たちが華やかな大学生活を送る一方、俺は社会の底辺へと突き落とされた――はずだった。
そんな絶望の夏、俺は公園で胸を押さえて倒れる老人を救う。
その老人の正体は、数百億円の資産を一代で築いた伝説の個人投資家・九条源蔵。
「『無知』は罪じゃねえ。だがな坊主、資本主義の戦場じゃ『無知』ってだけで身ぐるみ剥がされるんだよ」
老人との出会いが、俺の人生を変えた。
金を稼ぐ者と搾取される者。その違いは、学歴でも、才能でもない。資本主義のルールを知っているかどうかだった。
投資、複利、事業経営、資産形成――源蔵から叩き込まれる、学校では教えてくれない金の真実。
そして4年後。
同級生たちが就職活動に奔走する頃、俺の総資産は1億円を突破していた。
かつて俺を見下した元同級生。俺を捨てた元カノ。そして、俺に頭を下げる大企業の社長。
これは、何も持たなかった高卒の青年が、金と知識を武器に人生を逆転させる物語。
学歴がなくても、金がなくても、人生は終わらない。
さあ、資本主義の本当のルールを学ぼう。
文字数 211,421
最終更新日 2026.10.27
登録日 2026.10.22
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
文字数 92,471
最終更新日 2024.04.18
登録日 2023.08.08
体格差×異種族婚×所有欲。
冷酷な竜に嫁いだ不憫な生贄花嫁が、やがて執着されて逃がしてもらえなくなる新婚BL。
※完結確約
【あらすじ】
人間のシロは、竜族との和平のため、冷酷と恐れられる竜族グラディオの花嫁として差し出された。
婚姻の目的は、竜族との間に子をもうけること。
婚姻の杯を飲まされ、身体には彼の伴侶である証まで刻まれる。
ところが肝心のグラディオは、突然押しつけられた人間の花嫁にまるで興味がない様子。
言葉も通じない。
身体の大きさもまるで違う。
それでも早く役目を果たして元の家へ帰るため、シロは花嫁指南書を頼りに、良い伴侶になろうと必死に振る舞う。
そして迎えた初夜。
覚悟を決めて寝台へ上がったシロだったが、いざ目の前にした夫のあまりの大きさに、思わず震えてしまい――。
* * *
第14回BL大賞応募作品。
応援していただけると嬉しいですっ!
※無断転載・AI朗読禁止※
本作は吉野らんまるが執筆したオリジナル小説です。著者の許可なく、動画・AI朗読・朗読・その他の媒体へ転載、複製、公開することを禁じます。無断転載を発見された方は、掲載先への通報、または著者・吉野らんまるまでご一報いただけますと幸いです。
文字数 85,879
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.02
病弱な義妹の身代わりとして、冷酷無比と恐れられるギスベルト伯爵のもとへ「二年限定の契約妻」として嫁いだエメランツァ。
屋敷にはギスベルトが寵愛する幼馴染の令嬢ユスティーナが同居しており、エメランツァは「ただの飾り妻」として家政の激務を押し付けられ、徹底的に冷遇されていた。
だが、エメランツァは絶望などしていなかった。
生家に伝わる伝統染織の技術を活かし、離縁後の完全な経済的自立を果たすための準備を、二年間ひそかに進めていたのだ。
そして約束の二年が満ちた朝。
エメランツァは署名捺印済みの離縁届を机に残し、晴れやかな笑顔で屋敷を去る。
エメランツァが消えた伯爵邸は、それまで彼女が一人で支えていた家政と領地運営が破綻し、大混乱に陥る。
さらに、かつてギスベルトを救った数々の功績が、ユスティーナではなくエメランツァのものだったという真実が次々と明るみに出る。
血眼になって元妻を追うギスベルト。
しかし時すでに遅く、エメランツァは高貴なパトロンである王弟レアンダー公爵の後援を受け、国中を熱狂させる染織工房の若き主として輝かしい自立を果たしていた。
「今さら愛していると言われても、私たちはただの赤の他人です」
後悔に狂う元夫と、自らの腕と才覚で最高の幸せを掴み取る元妻の爽快リバースストーリー。
文字数 77,926
最終更新日 2026.10.20
登録日 2026.10.20
魔力値の高い伯爵家に待望の長男として生まれたアルシエは、赤子よりも低い魔力値とその能力により家族から出来損ないと虐げられていた。
そんなある日、四つ上の姉セレーナに筆頭貴族である公爵家当主ルディウスから縁談が申し込まれたのだが、ルディウスの恐ろしい噂を信じたセレーナは挙式一週間前に姿を消してしまう。
首が飛ぶ事を恐れたアルシエの父はルディウスに、セレーナが戻ってくるまでアルシエを身代わりとして嫁がせるという恐ろしい提案をするが、どうしてもセレーナを手に入れたいルディウスはそれを了承し、逆らえないアルシエは縁繋ぎの為だけに望まれない花嫁になる事に。
公爵家の誰からも受け入れて貰えない中、動物や植物との対話に支えられていたアルシエの元に、療養を終えた執事長オルウェンが訪れる。
オルウェンの優しさに戸惑いつつも心を開いていくアルシエだったが、ある日をきっかけにルディウスとも少しずつ話すようになり⋯⋯。
冷徹公爵×伯爵令息
※印は性的描写あり
文字数 332,223
最終更新日 2026.01.29
登録日 2025.09.18
「………あのさぁ、それ意味分かって言ってる? ひまりは隙がありすぎんだよ…」
彼氏に振られた傷を忘れるようにゼミの飲み会で酔い潰れてしまったひまり。男子学生に強引に絡まれているところを助けて家まで送り届けてくれたのは、デカくて怖くて大学内で誰もが恐れる一匹狼の先輩、獅堂 雄牙だった。
「先輩、今夜は一人でいたくないです…」
一人になる寂しさから家の前で思わず雄牙を引き留めてしまったひまり。しかし、その一言が、密かにひまりに執着していた雄牙の理性を壊してしまう。
「もう我慢しないから…」
雄牙はそう言ってひまりをベッドへ押し倒してきてーー
元彼との苦い記憶から行為に苦手意識を持っていたはずなのに、雄牙の甘く丁寧な愛撫に、ひまりの身体は拒絶とは裏腹に熱く溶かされていく。
(元彼の時と全然ちがう……なんでそんなに愛おしそうな顔で私を見るの……?)
強引なのに溢れんばかりの執着と情熱を向けてくる雄牙。
実は何年も前からひまりに執着していたゼミの先輩に、体格差で押さえつけられながら、イッてもイッても終わらない溺愛えっちをされてしまう話です。ハッピーエンドです。
◯無料部分
乳首責め クリ責め
◯有料部分
指入れ 潮吹き 本番あり(ゴムあり)
文字数 10,068
最終更新日 2026.10.24
登録日 2026.10.24
婚約者ルークに突然の婚約破棄を告げられたロゼリア。
隣には妹のリリアが寄り添い、二人はすでに新しい未来に酔っていた。
けれどロゼリアは怒りも悲しみも見せず、婚約者も、屋敷も、そしてアルドレイン家に伝わる“家宝の首飾り”までも妹に譲って、ひとり隣国へ旅立つ。
温泉街ヴェルタで始まった新生活は、驚くほど穏やかだった。
美味しいスープ、星読みにスケッチ、親切な人々。
ようやく手に入れた「自分の人生」を、ロゼリアは静かに楽しみ始める。
一方その頃——
家宝の首飾りを手に入れた妹と元婚約者は、少しずつ“何か”がおかしくなり始めていて……?
これは全部を手放した令嬢が、隣国で幸せを掴むまでのお話。🌹
文字数 8,560
最終更新日 2026.05.23
登録日 2026.05.19
結婚して1年。
元・貴族令嬢エヴェリナは、平民商人の夫にこき使われ、自分の時間すら奪われていた。
久しぶりの自由時間を楽しんで帰宅すると、門番が立ち塞がり──
「ここより先には立ち入れません」
夫が勝手に離婚届を偽造し、彼女を家から追放した。
さらに「不貞の証拠」として、エヴェリナのサインを悪用した偽装契約書まで作成。
名誉を守るため裁判へ挑むが、そこで明らかになったのは──
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。ご都合主義です。
文字数 8,255
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
「君はもう宰相ではない」
政争に敗れ、職を失ったセヴラン、三十八歳。
今度こそ休もうと、自分の蓄えで田舎の宿に長期滞在することにした。
ところが、何もせずに過ごすのは難しい。
宿の手伝いを探し、人の用事を引き受けようとしては、また自分から仕事を増やしかけてしまう。
そんな彼を河原へ誘ったのは、三つ年下の村長ラウルだった。
用件は、夕焼けを眺めながら菓子を食べること。
明朗で率直なこの男といると、どうにも調子が狂う。
二人で作った凧はちっとも飛ばず、格好をつけようとすれば笑われる。
それなのに、宿へ帰る頃には、もう次に会う日を考えている。
人の頼みを断れない元宰相と、自分もつい責任を抱え込む村長。
不器用な二人の間に育つのは、会いたい、触れたい、もう少し一緒にいたいという、仕事には使い道のない望みだった。
そこへ王都から、セヴランを追い落とした政敵の使者が訪れる。
要求は、現宰相の後始末と、同意した覚えのない方針への署名。
――もう、自分の時間を差し出すつもりはない。
年下の村長×休息も恋も下手な年上元宰相。
肩書を離れた男が、自分から甘え、望み、恋を選ぶ異世界BL。
文字数 64,146
最終更新日 2026.10.26
登録日 2026.10.26
仕事に追われる毎日を送っていた二十六歳の会社員・秋元莉央。
ある日、仕事帰りに突然まばゆい光に包まれ――気がつけば、真っ白な空間で女神様に謝られていた。
なんと、女神様の手違いで神獣の降下地点に設定され、莉央は神獣に潰されて死んでしまったらしい。
「神獣の降下地点にされて死亡って、そんな死に方ありなの!?」
お詫びとして、健康な身体と強大な魔力、召喚魔法、治癒の力、そして女神の加護を授かり、異世界で新しい人生を送ることになった莉央――リオ。
前世では、仕事と節約に追われて「いつか行きたい」と思うだけで終わった場所がたくさんあった。
だから今度こそ。
「私、自由に世界を旅してみたいです!」
転生先のエルフの里で三年間を過ごしたリオは、十八歳になったある日、ついに世界を巡る旅へ出る。
そこで出会ったのは、個性豊かな四人のA級冒険者。
頼れるリーダーの剣士・カイル。
明るく豪快な槍使い・アーサー。
冷静で少し口の悪い魔法使い・ルド。
優しく世話焼きな弓使い・グウェン。
一緒に冒険して、ご飯を食べて、家まで買って。
海を見たり、異世界で懐かしい味を探したり、ときには前世の知識から新しい料理や道具を考えたり。
気づけばリオの「一人で自由に旅をする」という夢は、「大切な仲間たちと一緒に世界を見て回りたい」という夢へ少しずつ変わっていく。
一方、大陸では以前から確認されていた謎の“黒い魔石”に異変が起き始めていた。
辺境に限られていたはずの黒い魔石が、なぜか大陸中央部でも発見されるようになり――。
これは、二度目の人生では自由に生きると決めた少女が、四人の仲間と旅をして、美味しいものを食べ、たくさんの人と出会い、やがて恋を知っていく物語。
――ところで皆さん、最近ちょっと過保護じゃありませんか?
文字数 251,530
最終更新日 2026.10.27
登録日 2026.09.02
祖父が創立した大商会で、跡継ぎとして働いている私。
けれど婚約者は、私より幼馴染を選びました。
それなら構いません。
婚約という契約を守れない相手と、これ以上関係を続けるつもりはありませんから。
祖父の商会は隣国と新たな取引を始めることになりました。
――その途端、なぜか元婚約者が謝罪に来るようになりましたが、もう遅いです。
文字数 8,649
最終更新日 2026.03.15
登録日 2026.03.13
異世界に集団召喚された朝倉透。勇者のスキルも魔法もなく、城を追い出された。
けれど彼だけが、ステータス画面の隅の「設定」に気づいていた。
難易度:ハード → イージーに変更。経験値10倍、受けるダメージは10分の1。
好感度表示:OFF → ON。
その瞬間から、全員の頭の上に数字が見えるようになった。
最初から「72」の同級生。
規約を盾に守ってくれる、ギルドの受付嬢。
助けた瞬間「90」まで跳ね上がった、狼の獣人の少女。
「0」から一つずつしか上がらない、元騎士団の女騎士。
そして数字が「???」のまま揺れる、三百年を生きるエルフ。
数字が100に届いたら、その先は本人の言葉で。
全員ハードの異世界で、俺だけイージー。好感度も、もう隠せない。
文字数 179,492
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.10.10
侯爵家の箱入り令息であるレヴィエラは、幼馴染みであり二つ年上の伯爵令息、ローディスに密かな想いを寄せていた。
同じ気持ちになれなくても傍にいられればいい。
そう思っていたある日、まさかのローディスからプロポーズされ、レヴィエラは一も二もなく頷いた。
晴れて迎えた結婚式。これからは正式にローディスと一緒にいられると幸せな気持ちで伯爵家に赴いたレヴィエラは、ローディスの恋人と名乗る者に追い出され、敷地の隅にある小屋に押し込まれる。
悲しみを抱きながらも、持ち前の明るさと前向きさでどうにか生活していくことにしたレヴィエラだったが、ある日小屋の裏で怪我をした騎士を見つけ介抱することに。
手探りではありつつも、自分に出来る精一杯で手当てをし、ただただ元気になって欲しいと寝る間も惜しんで看病をした。
それが自分の運命を大きく変えることになるとも知らず―――。
怪我を負った美形騎士(攻)×頑張り屋の箱入り令息(受)
※印は性的描写あり
文字数 231,369
最終更新日 2026.10.04
登録日 2026.07.06
オルセー侯爵家の正妻オリアンヌは、冷酷な夫ヴァレリアンから三年間にわたり白い結婚のまま冷遇され続けていた。
夫は領地経営や屋敷の差配をすべてオリアンヌに押しつけ、自らは亡き親友の未亡人と称する美女ネヴェアを屋敷に引き入れて正妻同然に寵愛する。
ネヴェアの卑劣な狂言と夫からの理不尽な暴言を受け、オリアンヌの忍耐は限界を迎えた。
彼女は感情的に騒ぐことなく、淡々と完璧な離縁の準備を整え、親族が集まる晩餐会の席で離縁状を叩きつけて屋敷を去る。
オリアンヌが去った後、侯爵領は急速に破綻へと向かう。
名産品の出荷停止、取引先の契約破棄、莫大な使途不明金――夫が自らの手柄だと思い込んでいた栄華は、すべてオリアンヌの才覚と実家からの援助によって辛うじて保たれていたものだった。
一方、自由の身となったオリアンヌを迎え入れたのは、「氷の皇弟」と恐れられる北方公爵エルデリック。
長年オリアンヌの高潔な人柄と手腕に敬意を抱き、密かに想いを寄せていたエルデリックは、彼女を自領の最高顧問として迎え、惜しみない敬意と過保護なほどの溺愛を注ぐ。
破滅寸前となった元夫が復縁を迫る中、帝都の慈善大夜会でネヴェアの恐るべき真実と、侯爵家を揺るがす裏切りが白日の下に晒される。
文字数 81,585
最終更新日 2026.10.19
登録日 2026.10.19
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
文字数 20,233
最終更新日 2025.05.14
登録日 2025.05.14