「kon」の検索結果
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設定編はこちらで:https://www.alphapolis.co.jp/novel/712272090/177810011
その男は暗く黒くどこまでも深く染め上げられた外套に身体をすっぽり隠していた。
頭巾から見え隠れする双眸の瞳もやはり黒曜石のように黒く、左腕の鱗籠手は黒鋼で背中の両手剣の刀身、柄、全てが黒鋼だ。
幾重もの剣戟のなか白刃を受け流し叩き返してきた籠手。その傷跡は死合う相手に幾度も死を呼び込んだことを伺わせた。槍襖を食い破るよりも多く首を跳ねたであろう黒鋼の大剣は切先から柄まで鋭く、黒光の珠が滑り落ちた。
世界はあまりにも曖昧で境界線が朧げとなった。
リードランを放浪するアッシュ・グラントは空を眺めそんなことを考えた。
今日この日を迎えるまでの出来事がそう思わせたのだ。それは昨日のことでもあったし、気が遠くなるほど昔の話でもあった。アッシュ・グラントの名を含む英雄譚は幾つかあったが、その始まりは百年以上も前になる。だから決定的にコレがといえる譚はなかった。いやどちらかと云えば、それを考えることが面倒だったのかもしれない。ただ漠然と曖昧さと朧げさを頭の片隅に置いておければ良かった。
今は行方をくらました友を探しダフロイトへ到着をしたばかりだ。
そちらに力を注ぐべきなのだ。
だから息を大きく吸い込み、アッシュ・グラントはダフロイトの南大門を静かにくぐった。
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※本編は文字数が多いので本当にお時間あるときに是非。
※本作は、残酷描写|暴力描写|性描写 がございます。
これらが苦手な方はお気をつけください。
登録日 2023.12.09
幼稚園の頃から、毎朝一緒に坂を登ってきた。
それが当たり前だった晃次と小夜子。
高校三年の春、文化祭の準備が始まり、二人の距離にわずかな変化が生まれる。
実行委員として走り回る小夜子。
裏方に回る晃次。
帰り道がずれる日。
歩幅が合わない階段。
視線だけが交わる瞬間。
言葉にしないまま、関係は少しずつ形を変えていく。
「兄貴みたいな顔で隣にいるの、やめる」
「じゃあどうするの?」
告白はしない。
それでも位置は変わる。
坂のむこうで、二人は並ぶ。
幼馴染が“ただの幼馴染”でいられなくなるまでを描く、
静かな高校生恋愛小説。
文字数 5,135
最終更新日 2026.02.16
登録日 2026.02.16
王太子妃という未来から逃れるため、自ら断罪を選び偽装死で亡命しようとした公爵令嬢リュシエル。
しかし彼女の計画は、王家直属諜報部統括カイエルに見抜かれ、湖畔の別邸に軟禁されてしまう。何度逃げても捕まり、そのたびに激甘に甘やかされる日々。
やがて彼の執着の奥にある真実の想いを知ったとき、リュシエルは気づく。
この檻は支配ではなく、選び取った居場所なのだと。
少し修正しました
文字数 5,268
最終更新日 2026.02.26
登録日 2026.02.26
『龍馬を生んだ男たち ― 反司馬史観譚 ―』
主題歌《名の風 ― Birth of the Name ―》公開中
歴史の影に埋もれた“名”の誕生を、
和楽器オーケストラと祈音の透明な高音が描き出す一曲。
作品の主題と完全に呼応する「名の風」は
物語の核心——“龍馬という名は誰が生んだのか”を
音楽としてもう一度問い直すために作られています。
🔗 主題歌はこちらで公開中
https://luminaria.love/ukon/
作品の世界観をそのまま音に変換したこの曲を、
小説と合わせてぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。
文字数 21,855
最終更新日 2025.12.24
登録日 2025.12.07
林の中の廃屋に、一人の少年が住んでいた。
太平洋戦争当時、戦時下に周囲の目から隠されて、そこにいるのは何故なのか。
出逢った少年は、交流を重ね心を触れ合わせてゆくうち、世間の理不尽に気づき、守ってやりたいと考えるようになる。
ただ一人、生きるために死ぬより辛い目に遭いながらも、生きる選択をしたのは何故だったのか。
***
どんなことがあっても希望を失わず「生きる」大切さを感じていただけたらと思っております。
登録日 2017.04.20
宗教法人を巡る不透明な資金の流れ。
寄付、土地取得、政治との距離――
表向きは清廉に見える教団の内側で、
帳簿に残らない数字が静かに積み上がっていく。
刑事・瑠惺は、ある経理担当者の証言をきっかけに、
教団と周辺人物の関係を追い始める。
だが調査を進めるほど、
事件は「違法かどうか」ではなく、
「なぜ沈黙が選ばれてきたのか」という問いへと姿を変えていく。
誰が嘘をついているのか。
誰が何も語らないのか。
そして、記録されなかった事実とは何なのか。
これは、
正義が声を失っていく過程を描いた物語であり、
沈黙がどのように作られるのかを追うミステリである。
文字数 56,526
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.11
反逆者として処刑された女剣士。
最期に願ったのは、“彼”を守ること。
目を覚ますと数年前に戻っていた。
今度こそ、大切な人を守るため最強を目指す。
しかしその“彼”——未来では彼女を殺す側に立つ男で——
文字数 17,054
最終更新日 2026.05.06
登録日 2026.05.06
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文字数 8,415
最終更新日 2023.01.24
登録日 2023.01.24
本作は〈影咒記(EIJUKI)〉の江戸咒譚 第二篇 ― 紫陽花庵夢死帳(あじさいあんむしちょう) ―です。
江戸の闇に息づく恋と祈りの記録を描きます。
――影は祈りを映し、咒は恋を刻む。
江戸の夜に咲いた十の物語、それを人は『影咒記』と呼ぶ。
恋が祈りに変わり、祈りが呪いとなる。
紫陽花の香に導かれた、夢と死の江戸幻想譚。
六月、湯島の裏手に咲き誇る紫陽花の庵――。
髪を結うだけで「恋が叶う」と噂されるその場所で、ある日、娘が眠ったまま息を引き取った。
南町奉行所同心・榊原新右衛門は、かつて心を通わせた霊・おせんとともに、再び怪異の気配を追う。
枕元に残されていたのは、一通の艶書。
“あなたの夢に、今夜も私は参ります――”
それは恋文に見えて、実は死を誘う呪いの文だった。
死者の髪を混ぜた墨。
血の香を帯びた筆致。
そして「夢導文」と呼ばれる、人の意識を夢の中で操る禁呪。
庵の女主人・お貞、夢占師の咲弥、そしてかつてお貞が愛した男・弥一郎――。
過去に果たされなかった恋が、いまなお夢を介して現世を蝕んでいく。
「夢で逢えぬなら、死して添い遂げる」
紫陽花の香とともに、女たちは静かに命を落としていった。
おせんの霊視が見抜いたのは、恋と祈りの境にある“執念”そのもの。
愛が祈りを超えたとき、それは呪いへと変わる。
弥一郎の墓に供えられた紫陽花。
そこに封じられていたのは、男の髪と未練。
そして、その“念のこり”が艶書の墨となり、娘たちを夢の中で呼び寄せていた――。
榊原新右衛門は、おせんとともに夢の界へ踏み込む。
愛と怨が交錯する夢の底、弥一郎の霊が語る真実とは。
そして、恋の記録「夢の記(ゆめのしるし)」に記された最期の文の意味とは。
『江戸咒譚 弐 ― 紫陽花庵夢死帳 ―』
恋慕が祈りに変わり、祈りが呪いに転じるとき――
その想いを斬るのは、人か、霊か、それとも愛そのものか。
江戸を舞台に、人の情と死の境を描く、和風幻想捕物長編。
雨と紫陽花、そして香のように残る恋の記録。
静かな余韻とともに、江戸の夜が花開く。
『影咒記』連作はこちら → 明神恋咒変/紫陽花庵夢死帳/湯煙鬼火奇譚
※毎晩21時頃更新予定。
江戸に残る“祈りと咒”の記録を、どうぞゆるやかにお読みください。
文字数 47,132
最終更新日 2025.11.06
登録日 2025.10.18
■婚約も記憶も消えた。悪役令嬢は秘密を抱え、神の家を目指す■
男爵令嬢ファイエットの画策で、公爵令嬢ベルティーユは予想していないタイミングで王太子から婚約破棄を突きつけられた。
気絶してその場を逃れようとして失敗。頭を強打して記憶喪失に。
記憶の多くを失ったベルティーユは家族や周囲と新たな人間関係を結び始めるが、将来修道院へ行くことを強く希望する。
【注意事項】
※最低限のキーワードしか入れていません。
※地雷のない、なんでも大丈夫な方向け(それ以外の方は読まないほうが無難)
※終わりの方までテンプレストーリーとして読めるかもしれない。
※性描写はほんの一部のみ:過去の戦時中回想シーンがあり、モブが敵から凌辱行為を受けたと匂わせる表現があります
※他サイトにも掲載中です
文字数 17,148
最終更新日 2020.08.16
登録日 2020.08.16
不吉な瞳を持つという迷信のために捨てられた魔女が、王太子に愛されて幸せになる話。
※他サイトにも投稿しています
★作中のイラストはコンノさん(Twitter→@hasunorenkon )に頂きました!
文字数 13,104
最終更新日 2022.03.20
登録日 2022.03.20