「9」の検索結果
全体で9,835件見つかりました。
顕は、プレイ中に、Subパートナーだった朋志をドロップアウトさせてしまった過去をもつDom。パートナーと別れることになった顕だが、後悔あり、未練もたらたら。Domとしての自信も失っていた。
そんなときに出会ったのは、年下のSub肆矢桜己だった。彼は、中性的な見た目でバリタチ。朋志とは全く違うタイプで、酔った顕に、「させてあげてもいいけど?」と、プレイを持ちかけてきた。
※本編は、転じて桜己くん視点です。
※最初は桜己×顕っぽい表現がありますが、顕×桜己です。
※もしかしたら、こんな感じの名前をどこかで見たことがあるかな?と感じる方がいらっしゃるかも知れませんが、この作品単体でお楽しみいただけますのでご安心を。
※全5話。完結しました。
よろしくお願いします。
※R-18/Dom/Subユニバース/お仕置き/Sub優位/コマンドコントロール
文字数 13,780
最終更新日 2025.03.23
登録日 2025.02.16
弱小出版社に勤める25歳社畜雑誌ライターの熊野桃の趣味は推し活。
応援しているアイドルグループ『Cielo』のメンバーであるコウくんの大ファンである。
しかし参加したライブでメンバーの1人であるシオンのエグいファンサを受けて心が揺らぐ。
そしてある日出かけた先で財布を拾う。それはグループメンバーのシオンの財布でここから桃とシオンの縁が生まれた。
シオンに恋人になって欲しいと告げられた桃。
実は人気少女漫画の実写化ドラマの主演が決まったシオンだが恋愛をしたことがなかった。役作りのために信頼できる女性と恋人ごっこをしたいと桃に申し出たのだ。
桃は悩むが推しであるコウとの縁ができる事とシオンの押しに負けて付き合う事を決意する。
現役高校生とは思えないほどのシオンのスパダリっぷりに桃はときめくと同時に9歳年下の男の子と付き合う事に罪悪感を感じていた。ついに桃はシオンに別れを告げるがシオンは絶対に嫌だと言い張り、所有するタワマンの最上階の1室に桃を誘拐する。
「俺、桃さんのことずーっと好きだったよ。また俺から離れようとするなんて酷い人。今度こそ一緒にいようね。たっぷり愛してあげる」
ミステリアスなヤンデレ美少年アイドル×限界ドルオタOLのコメディ時々ファンタジーホラーなヤンデレラブストーリーです。
※のついているタイトルは性描写表現があります。
BADルートはシオンの過去編終了から分岐してます。
ハッピールートは桃の思い出からそのままお読みください。BADエンドルートはこれから更新していきます
ムーンライトノベルスにも同じものを連載しています。
文字数 108,924
最終更新日 2024.08.12
登録日 2023.08.02
同名の小説「軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/176458335/571869563)のキャラ紹介だけを纏めたものです。
小説全体に散らばっていて見返しづらくなっていたので、別に独立させることにしました。内容は全く同じです。本編の内容自体に触れることは少ないので大してネタバレにはなりませんが、誰が登場するかを楽しみにしておきたい方はブラウザバックしてください。
なお挿絵は全てAI加筆なので雰囲気程度です。
文字数 124,854
最終更新日 2025.11.07
登録日 2025.01.19
俳優として人気になってきたばかりの成悟は突然異世界に迷い込んでしまう。外見には自信があるから楽に生きていけると思ったのに、平均身長のバカでかいこの世界では全く通用しない。
ままならない生活にくさくさ働いていた成悟は、神子の召喚成功というニュースに妬みを抱く。しかしその神子は知り合い……どころか、成悟を高校からずっと粘着質に応援していたガチファンの後輩だった。
成悟は神子と王宮で暮らすことになるが、さっそく軟禁されて……?
ナルシストで口の悪いちっちゃな美形芸能人が、無駄にでかいガチ恋系エリートオタク(黙ってればイケメン)に絆される話。
高篠 想(たかじょう そう)197cm 22歳 × 小藤 成悟(ことう せいご)172cm 23歳
※受けの口が悪いです。レイプ(未遂)があります。
※いつも通り明るいラブコメです。Hは同意ありです。
文字数 23,004
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.07.20
9月末までの期間限定で公開しています。
クズな男の子が異世界で女の子に転生した国は一夫多妻のとこだった。
前世のことは棚に上げ、一夫一妻のところへ嫁ぎたい!と意思を持つがそれは問屋は卸さない。
王子や貴族にロックオンされてしまい逃げ惑う物語。
勢いで書いてます。
処女作になります。
稚拙だったり誤字脱字が多いと思いますが広い心で読んでいただけだらと思います。
※本編完結済み。たまに番外編を投稿する予定です。
不定期投稿。
こちらの作品は、なろう様にも全く同じ内容を投稿しております。
文字数 247,446
最終更新日 2017.03.21
登録日 2017.01.23
公爵家嫡男と婚約中の公爵令嬢オフィーリア・ノーリッシュ。学園の卒業パーティーで婚約破棄を言い渡される。そこに助け舟が現れ……。
初投稿なので、おかしい所があったら、(打たれ弱いので)優しく教えてください。よろしくお願いします。
※本編はR15ではありません。番外編の中でR15になるものに★を付けています。
番外編でBLっぽい表現があるものにはタイトルに表示していますので、苦手な方は回避してください。
BL色の強い番外編はこれとは別に独立させています。
「婚約破棄したら隊長(♂)に愛をささやかれました」
(https://www.alphapolis.co.jp/novel/221439569/974304595)
※表現や内容を修正中です。予告なく、若干内容が変わっていくことがあります。(大筋は変わっていません。)
※完結済にした後も読んでいただいてありがとうございます。
完結後もお気に入り登録をして頂けて嬉しいです。(増える度に小躍りしてしまいます←小物感出てますが……)
※小説家になろう様でも公開中です。
文字数 21,245
最終更新日 2019.09.21
登録日 2019.07.08
ある朝突然目覚めたら源氏物語の登場人物 薫大将の君の正室・女二の宮の体に憑依していた29歳のOL・葉宮織羽は決心する。
この世界に来た理由も、元の体に戻る方法もわからないのなら____この世界の理(ことわり)や思惑など、知ったことか。
この男(薫)がこれ以上女性を不幸にしないよう矯正してやろう、と。
美少女な外見に中身はアラサー現代女性の主人公、誠実じゃない美形の夫貴公子、織羽の正体に勘付く夫の同僚に、彼に付き従う影のある青年、白い頭巾で顔を覆った金の髪に青い瞳の青年__謎だらけの物語の中で、織羽は生き抜き、やがて新たな物語が動き出す。
*16部分「だって私は知っている」一部追加・改稿いたしました。
*本作は源氏物語ではありません。タイトル通りの内容ではありますが古典の源氏物語とはまるで別物です。詳しい時代考証などは行っておりません。
重ねて言いますが、歴史小説でも、時代小説でも、ヒューマンドラマでもありません、何でもありのエンタメ小説です。
*平安時代の美人の定義や生活の不便さ等は忘れてお読みください。
*作者は源氏物語を読破しておりません。
*第一部完結、2023/1/1 第二部開始
!ウイルスにやられてダウンしていた為予定通りのストックが出来ませんでした。できる範囲で更新していきます。
文字数 75,101
最終更新日 2023.01.29
登録日 2021.05.01
いいねや感想くれると励みになります!
豪雪で孤立したスキーロッジに閉じ込められた二人の男。
氷河は蒼真を「奴隷」として支配し、絶対的な主従関係を築いていた。しかし、氷河が大切にしていた鍵を失くしたことから、二人の関係に亀裂が生じ始める。冷静な思考を持ちながらも怠け者な蒼真は、その鍵を密かに手にしていた。
鍵を巡る心理的駆け引きの中で、力関係は徐々に逆転していく。薪小屋での屈辱、露天風呂での羞恥、そして賭けの夜――。支配と服従が入れ混じる激しい行為を通じて、二人は互いの本心と向き合うことになる。
涙の中の笑み、敗北の先にある解放。閉ざされた雪山という極限状態が、二人の関係を主従から対等な愛へと変えていく。
作品の魅力・見どころ・特色
主従関係の逆転という王道展開を、心理描写と肉体描写の両面から丁寧に描写。雪山ロッジという閉鎖空間が生み出す緊張感と、失われた鍵を巡る駆け引きが物語に深みを与えます。各話ごとに異なるシチュエーション(暖炉前・露天風呂・薪小屋・個室・賭けの夜)で、飽きのこない多様なエロティックシーンを展開。
主要登場人物
蒼真(28歳):元「奴隷」の立場。思考は冷静だが怠け者という矛盾した性格。状況を分析する能力に長け、徐々に主導権を握っていく。
氷河(32歳):元「主人」の立場。支配的で完璧主義だが、大切な鍵を失くしたことで心が揺らぎ始める。実は蒼真への愛情を抱いていた。
ストーリー展開
第1話:豪雪で孤立したロッジで、主従関係が明示される。氷河が鍵を失くしたことに蒼真が気づく。
第2話:鍵を巡る駆け引きが始まり、氷河が弱みを見せ始める。力の均衡が揺らぎ始める。
第3話:薪小屋で完全に立場が逆転。蒼真が主導権を握り、氷河を責める。
第4話:対等な関係への移行。互いに感じ合う新しい関係性の確立。
第5話:賭けの夜。互いに本気でぶつかり合い、引き分けに終わる。
第6話:救助隊到来。別れと再会。敗北と解放を経て、二人は新しい未来へ。
読者が期待できる要素
主従逆転の心理的快感:支配される側が支配する側へと変わっていく過程を、段階的に描写。
多様なエロティックシーン:暖炉前・露天風呂・薪小屋・個室など、場所ごとに異なる興奮を提供。手コキ・フェラ・アナルセックス・69体位など、バリエーション豊かな描写。
心理描写の深さ:単なる肉体関係ではなく、葛藤・屈辱・解放といった複雑な感情の動きを丁寧に描写。
涙と笑みの情緒:激しい行為の中にある、切なさや優しさ。感情の起伏が読者の心を揺さぶります。
閉鎖空間の緊張感:雪山ロッジという逃げ場のない状況が、二人の関係を加速させる。
対等な愛への昇華:最終的には支配も服従もない、真に対等な関係へと到達するハッピーエンド。
文字数 30,672
最終更新日 2025.10.06
登録日 2025.10.01
アラサー狩りガールが、異世界転移した模様。
神様にも、仏様にも会ってないけど。
テンプレなのか、何なのか、身体は若返って嬉しいな。
でも、初っぱなから魔獣に襲われるのは、マジ勘弁。
異世界の獣にも、猟銃は使えるようです。威力がわやになってる気がするけど。
一緒に転移した後輩(男)を守りながら、頑張って生き抜いてみようと思います。
※ 一章はどちらかというと、設定話です。異世界に行ってからを読みたい方は、二章からどうぞ。
*******
一応保険でR-15
主人公、女性ですが、口もガラも悪めです。主人公の話し方は基本的に方言丸出し気味。男言葉も混ざります。気にしないで下さい。
最初、若干の鬱展開ありますが、ご容赦を。
狩猟や解体に絡み、一部スプラッタ表現に近いものがありますので、気をつけて。
微エロ風味というか、下ネタトークありますので、苦手な方は回避を。
たまに試される大地ネタ挟みます。ツッコミ大歓迎。
誤字脱字は発見次第駆除中です。ご連絡感謝。
ファンタジーか、恋愛か、迷走中。
初投稿です。よろしくお願いします。
*********************
第12回ファンタジー小説大賞 投票結果は80位でした。(応募総数 2,937作品)
皆さま、ありがとうございました〜(*´꒳`*)
文字数 940,203
最終更新日 2022.09.28
登録日 2018.02.24
現代日本在住。
幼馴染みから恋人になったイチャラブカップル椎娜と年下男子桜太の甘々日常物語。
【本編抜粋】
「ねぇ、何余計なこと考えてるの?」
見下ろす瞳は熱を帯びている。
あぁ、食べられる前の獲物はこんな気持ちなのか・・・。
「桜太と私は・・・幼馴染みなのに・・・」
瞳を合わせたまま桜太は、迷いなく答える。
「でも、男と女だ」
唇が降りてくる。
重なり、どちらともなく、開いた唇の隙間から舌を絡める。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
関係を変える為の桜太の決意。
愛する事が生きる理由。
巡り逢い、愛する為に生まれてきた、運命に導かれた恋。
戸惑いながらも椎娜は愛されることを受け入れ、
2人は幼馴染みから1人の男と女へ。
官能的な愛し合い、仲良し、イチャラブは2人にとって当たり前にあるべき姿。
甘々男子桜太と、愛され女子椎娜のお話です。
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〖登場人物〗*順次追加します。
・香月 椎梛(かつき しいな)(27)♀
誕生日 12/24
身長 149cm(大体ヒール➕6cm)
・時永 桜太(ときなが おうた)(24)♂
誕生日 2/14
身長 185cm
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・椎梛大好きな桜太が、やらしさ全開でイチャラブです。
・かなり過激内容です、ご注意下さい(五夜以降『中出し』表現あります)
・イチャえろ、甘えろがかなりあります。
・桜太は椎娜を求めるのが生きる理由で本能です。
*それぞれsideのページがあります。
*公開後の誤字脱字修正、加筆修正があります。
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*更新に関して:7/6変更しました。
執筆状況の為更新不定期なるかもしれないです。
1日1回は更新したい。
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*他社投稿サイトに掲載中。
・pixiv:緋月 十彩(といろ)
(pixivFANBOXにてスピンオフやサイドストーリーも公開中)
・小説家になろう(ムーンライトノベルズ):ほむら はる
文字数 454,712
最終更新日 2021.09.26
登録日 2021.03.07
国一番の金持ちの伯爵家の三姉妹。
長女は、母に似て綺麗で、誰もがお近づきになりたいと思うほど。
三女も母に似て可愛い。
次女は、父に似て、不細工と言われて育った。
その三姉妹は、結婚して、それぞれの道を歩く。
みんな幸せになれるのでしょうか?
文字数 58,039
最終更新日 2024.01.10
登録日 2023.12.22
1600年9月
後に天下人となる予定だった徳川家康は焦っていた。
ーーこんなはずちゃうやろ?
それもそのはず、ある人物が生きていたことで時代は大きく変わるのであった。
果たして、この世界でも家康の天下となるのか!?
そして、豊臣家は生き残ることができるのか!?
文字数 57,886
最終更新日 2025.04.16
登録日 2024.06.14
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
文字数 32,483
最終更新日 2022.12.19
登録日 2022.12.13
齋藤優太郎 サラリーマン 29歳 帰り道に大きな穴に落ち異世界へと転生してしまう。
イケメン(攻)との出会いが待つ中で優太郎はどうするのか。
ヤンデレや二輪挿し、R18表現があります。複数(溺愛)×強気押し弱サラリーマンのBL小説になってます。
投稿頻度が遅いですが何卒よろしくお願いいたします。
文字数 289
最終更新日 2022.04.25
登録日 2021.07.18
受け持ちクラスの子で、甥っ子の少年。
彼は天使のような容貌と、悪魔の嗜虐性をもったナチュラル・ボーン・サディストのショタだった。
年下の甥っ子に調教され、奴隷と化し、被虐の中に悦びを見つけ出す担任教師。
肉奴隷、犬調教、魔性の少年に逆らえず、堕ちていく……
「先生、いい声で啼くね」
少年は蕩けるような悪魔の笑みを浮かべ、彼を調教するのだった。
R18作品ですので、18歳未満の方は絶対に読まないでください。
イラストは、イーデスブックスで多くの表紙を描いていただいている、ちは様です。
https://twitter.com/hachi_ru59
文字数 16,642
最終更新日 2021.03.19
登録日 2019.07.04
「ソフィアの魔法なんてもういらないわよ。離脱していただけないかしら?」
幼馴染で婚約者でもあるダルムと冒険者パーティーを組んでいたところにミーンとマインが加入した。
だが、彼女たちは私の魔法は不要だとクビにさせようとしてきた。
ダルムに助けを求めたが……。
「俺もいつかお前を解雇しようと思っていた」
どうやら彼は、両親同士で決めていた婚約よりも、同じパーティーのミーンとマインに夢中らしい。
更に、私の回復魔法はなくとも、ミーンの回復魔法があれば問題ないという。
だが、ミーンの魔法が使えるようになったのは、私が毎回魔力をミーンに与えているからである。
それが定番化したのでミーンも自分自身で発動できるようになったと思い込んでいるようだ。
ダルムとマインは魔法が使えないのでこのことを理解していない。
一方的にクビにされた上、婚約も勝手に破棄されたので、このパーティーがどうなろうと知りません。
一方、私は婚約者がいなくなったことで、新たな恋をしようかと思っていた。
──冒険者として活動しながら素敵な王子様を探したい。
だが、王子様を探そうとギルドへ行くと、地位的な王子様で尚且つ国の中では伝説の冒険者でもあるライムハルト第3王子殿下からのスカウトがあったのだ。
私は故郷を離れ、王都へと向かう。
そして、ここで人生が大きく変わる。
※当作品では、数字表記は漢数字ではなく半角入力(1234567890)で書いてます。
文字数 32,881
最終更新日 2022.01.31
登録日 2022.01.06
聖女リューリラ(19)は、ネイサン王太子(19)に婚約破棄を突き付けられた。
『慈悲の微笑の聖女様』と呼ばれるリューリラは、信者や患者にしか、微笑みを向けない。
婚約者の王太子には、スンとした無表情を見せるばかりか、嫌っているような態度まで見せる。
『慈悲の聖女』に嫌われていると、陰で笑われていると知った王太子は、我慢の限界だと婚約破棄を突き付けた。
(やったぁ!! 待ってました!!)
思惑通り、婚約破棄をしてもらえたことに、内心満面の笑みを浮かべていたリューリラだったのだが。
王太子は、聖女の座を奪った挙句、「オレが慈悲をくれてやる!!」と皮肉たっぷりに、次の縁談を突き付けたのだった。
(クソが!! また嫌われるために、画策しないといけないじゃないか!!)
内心で荒れ狂うリューリラの新しい婚約者は、王太子の従弟にして若くして公爵になったばかりのヘーヴァル(17)。
「爵位を受け継いだばかりで、私のような元聖女である元婚約者を押し付けらるなんて、よほど殿下に嫌われてしまっているのですか?」
「うわあ。治療するわけでもないのに、リューリラ様が、微笑んでくださった! 早速あなたの笑顔が見れて、嬉しいです!」
憐れんで微笑んだだけなのに、無邪気に大喜びされて、これは嫌われることが難しいな、と悟ったリューリラ。
年下ワンコのような公爵の溺愛を受けても、リューリラには婚約破棄をしてもらいたい秘密を抱えていた。
(『小説家になろう』サイトにも掲載)
文字数 24,216
最終更新日 2023.10.13
登録日 2023.10.13
