「館」の検索結果
全体で2,972件見つかりました。
埼玉県北西部の町・橙ヶ丘町。地上商店街の端で時計修理店を営む四十七歳の拓磨は、閉館寸前の山頂水族館レオを残すため、赤い時計型の募金箱を修理していた。口は悪いが、壊れた機械と交わした約束だけは放っておけない男である。
地域紙記者の柚希は、噂を拾う足が早く、拓磨の一個下の幼なじみに近い存在。彼の疑いを晴らすため、喫茶店店主の璃心、元設計士の玲英、町営バス運転士の泰梧、絵描きの菜泉、ケーブルカー整備員のまなぶ、観光協会事務担当の菜央香を巻き込み、町に残された小さな違和感を集めていく。
寄付金締切日の夜、赤い時計型募金箱から山頂水族館の改修寄付金が消えた。防犯映像に映っていたのは、拓磨と同じ橙色の作業着を着た男。さらに二十年前、拓磨がケーブルカー保守費の不正をめぐって町を去った過去まで掘り返される。
拓磨は本当に地上にいたのか。それとも、山頂で泳げない魚レオの水槽ポンプを直していたのか。赤い時計に残った橙色の粉、半音だけ高い発車ベル、熱で浮かぶ古い階段道、旅人の写真、寄付金台帳の削除履歴。町の人々が一度は飲み込んだ言葉を持ち寄るとき、無実の罪と、二十年前から続く沈黙がほどけていく。
文字数 127,204
最終更新日 2026.07.25
登録日 2026.05.25
図書館で寝落ちしたら異世界に召喚されてました。
「聖女召喚の儀式??ってことは俺聖女なの?」
え…なるはずだったって??なんじゃそりゃ?
しかも俺男だし。
文字数 6,079
最終更新日 2023.09.24
登録日 2022.08.13
水族館の飼育員である『斑鳩 蓮』、彼はイルカをメインに飼育をしていた。
しかしある日、水族館が台風に見舞われた。
亮はいけすに居たイルカを解放しようと外に出た際、強風により海に投げ出されてしまう。
イルカは海原へ出ることができたが、漣はそのまま海の藻屑となってしまうのだった。
だが、死んだと思われたその時――
『オレはイルカの神だ。仲間を助けてくれたことに敬意を表し、別世界で生きれるように手配してやる』
――妙に渋い声をした王冠とマントを羽織ったイルカにそんなことを言われた。
胡散臭い。
そう思ったが、次に目が覚めた時には地球とは違う場所で生まれ変わっていた。
『よう、レン。俺がお供についてやるぜ』
そして生前、自分が飼育していたイルカの『フリンク』が転生特典とやらでついてきた。
やはり、渋い声で喋りながら。
かくして、異世界で過ごすことになったレンは青年となり村で静かに暮らすことになる。
喋るイルカとの生活はどうなってしまうのか?
◆ ◇ ◆
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文字数 241,675
最終更新日 2024.08.22
登録日 2024.04.26
朝いちばんの魔法図書館。
木と古い紙の匂いが満ちるその場所にいる時間が、リナは好きだった。
毎朝のように複雑に入り組む書棚で迷子になりながらも、彼女にはどうしても探さなければならない本があった。
それは、三週間前に突然姿を消した師匠が残した、たった一枚の走り書き――「〈灯台文庫〉参照」。
ある朝、いつものように迷子になったリナの前に、毎朝見かけていた不愛想な見習い魔法使いの少年・アレンが現れる。
「大丈夫、俺がついてる」――そう言って差し伸べられた彼の手をきっかけに、止まっていたリナの運命が静かに動き出す。
師匠の失踪の謎、一冊きりの禁書〈灯台文庫〉、そしてアレンが密かに追う、生涯の伴侶となる相手との間にのみ現れる伝説の魔法の印――【番紋(つがいもん)】。
迷子の少女と見習い魔法使い。二人の出会いが、図書館に眠る大いなる封印の扉を開く――。
静謐な魔法図書館を舞台に紡がれる、魔導書の謎と初恋の物語。
文字数 24,076
最終更新日 2026.06.02
登録日 2026.05.30
皇太子殿下の誕生日パーティーで身に覚えのない毒殺容疑で追放された少女、ジェニファー。
追放された先で寝床に困っていると幸運にも古い洋館を発見し、そこで一晩を過ごすことになる。
しかし、実はその洋館は人を喰う化け物が住むと言われている恐ろしい”魔王”の館だった。
文字数 2,679
最終更新日 2024.10.02
登録日 2024.10.02
水は天敵のロボットと水族館で働く少年のBL小話です。診断メーカーさんで出た【「早朝の水族館」で登場人物が「抱きしめる」、「魚」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927 #rendai】をもとに書きました。
文字数 365
最終更新日 2019.10.16
登録日 2019.10.16
『とある皇女の憂鬱』
「彼を死なせたりしない!」
男装の麗人マーキュリー殿下が、まだ皇女であった幼少期のお話。
アデル皇国離宮裏で、日々魔法の特訓をしていた皇女マーキュリー姫。ある日のこと、放った大火が離宮へ延焼して、激しい炎に包まれた。急いで離宮に残された人々を救出するため、たまたまアデル皇国に滞在していたランドット王国ナユタ公爵令息レオ・ナユタとともに、離宮の奥へと入り込んでいく。そして、燃え盛る炎と視界を遮る煙の中に、一人の少年を見つけるのであった。
◇ ◇ ◇
『国外追放された魔法使いの不思議な館』
「あなたの願い、叶えましょう。」
アデル皇国とトルネード王国との国境沿いにて起こった爆弾事件(極秘)には、一般人の被害者がいた!
その日たまたま二国間の国境沿いを移動していたダグラス一家は、いきなり暴発した新型爆弾の熱風と爆風をもろに受け、一家離散する。両親と生き別れになったリオナ・ダグラスは、偶然にも近くを通り掛かっていた謎の魔法使いレオ・ナユタに拾われて、とある館へと連れられていく。
その館では、魔法使いレオが、訪れた人々の願いを聞いていて……。
『リオナ、今日から君を僕の助手兼弟子に任命する! 大いに期待しているよ♡』
「な、何故そうなるのですかーーっ⁉︎」
母国から追放された魔法使いと、天涯孤独な少女が、館へとやってくる人々の難題をズバズバ解決していくお話。
文字数 10,733
最終更新日 2024.01.20
登録日 2023.08.26
市民文化会館のロビーに、涼やかな風が吹き込む。劇団四季の『Cats』を観るため、隆介は菜緒子を誘った。妻を亡くして十五年、女性と二人で出かけるのは久しぶりだった。彼女の髪の香りや笑顔に、心が穏やかになるのを感じる。「どうだった?」と尋ねる菜緒子に、「ミストフェリーズがすごかった」と答えると、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
二人が会話を弾ませながら階段を下りていく姿を、照江は静かに見つめていた。彼女は亡き三津子の親友であり、かつて密かに隆介に想いを寄せていた。「再婚したの?」と冗談混じりに隆介へメッセージを送ると、「ただの常連客だよ」と返ってきた。しかし、彼の言葉の奥に、十五年間閉ざされていた心の扉が、少しずつ開き始めている気配を感じ取った。
後日、菜緒子と喫茶店で待ち合わせた隆介は、彼女の若い頃の写真を見て驚いた。「これは…本当に美人だね」。思わず漏れた言葉に、菜緒子は照れくさそうに笑った。「でもね、歳を重ねるのも悪くないの」。その穏やかな言葉に、隆介はふと気づく。今の菜緒子も、年月を重ねたからこそ美しく、魅力的なのだと。
人生の最終コーナーを迎えつつある自分に、こんな温かい時間が訪れるとは思わなかった。「幸せになっていいんだよ」。照江の言葉が胸に響く。劇場の幕が開くように、新しい物語が静かに始まろうとしていた。
文字数 5,582
最終更新日 2025.02.25
登録日 2025.02.25
下請けプログラマーであり名うてのクラッカーでもある須藤 達也は、渋谷の映画館で最早風化したであろう、過去に一つの重大事件を起こした映画が上映されている事を目にする。
その映画の名は、セルフ・ディフェンス・フォース ─自衛隊─ 。
そのあまりの過激さ故に放映自粛されていたその映画を鑑賞した者には、何らかの災いが訪れるという噂がネット上でまことしやかに囁かれていた。その事件を且つて追っていた須藤達也は、遂にその映画の上映を目前にする。
主演男優である不破 樹(ふわ いつき)の失踪、観客達に訪れる運命、何故失踪したのか、その全てを解明するべく、須藤達也は映画と相対する事を決意する。
登録日 2019.04.23
【あらすじ】
エルナは男娼だ。28歳というのは男娼としては薹が立っているけれど、12歳のときに娼館に売られて以来、もうずっとここで体を売って生きている。
だってエルナは体を売ること以外で生きる術を知らない。外の世界も知らない。エルナはこれからも体をお金に換えて生きていく。心はとうに疲れ果てて、夢も希望もないままに。
ただ一つだけ、仲良しだった従弟のジェロッドのことは今も夢に見る。もう一度会えたら、どんなにいいだろうと、小さな絶望を抱えて生きている。
——これは、心を失くした男娼エルナが、幸せを掴むまでの物語。
【CP】
・大きな夢を持った若き商人の従弟(24)×人生に絶望している男娼(28)
【注意/その他】
・残酷描写アリとしていますが、人が死ぬことはありません。暴力表現も過度なものはありません。
・受けの職業柄(男娼)、攻め以外とのR18シーンがあります。
・ファンタジーとしていますが、魔法も魔獣も出てきません。
・R18シーンがある話にはサブタイトルに * がつきます。
・ムーンライトノベルスさんにも投稿しています。
文字数 64,467
最終更新日 2024.02.04
登録日 2024.02.03
学校の図書館の片隅に、
読んではいけない童話がある。
その童話を一つ開くと、
僕たちは、知らない世界に紛れ込む。
不思議なこと、奇妙なこと、
それは、
怖い童話⋯⋯かもしれない。
文字数 7,100
最終更新日 2025.02.04
登録日 2025.01.18
「……佐藤様。なけなしの予算と有給を、ご自身の『欲望の解脱』のために日本全国で使い果たす……。その不格好な覚悟、私のデータバンクに刻ませていただきます」
都内のIT企業で魂を削り、普段は「もやし生活」で命を繋ぐ極貧社畜・佐藤。
彼が手に入れたのは、数日間の休暇(有給含む)と、スマホに棲まう超・毒舌コンシェルジュAI**『冷子(れいこ)』**だった。
「その支出、もやし何袋分ですか?」
1円単位の無駄も許さないAIの罵倒を浴びながら、佐藤は日本各地の「聖地」を目指して爆走する。
だが、この旅には致命的なシステムエラーが紛れ込んでいた。
毎回、バグというゲストを?お迎えし佐藤の巡礼はカオスな全国ツアーへと進化していく!
【現在進行中の行軍フェーズ】
【Phase 1:北海道1,800km横断・星の城編】
知床の極寒、十勝の泥、そして函館の五稜郭へ。ラッキーピエロの「チャイチキ」に完敗した土方副長と共に、LCCの7kg制限という「関所」に挑む。
【Phase 2:中京・関西・古都の戦火編】(予定)
名古屋の「重すぎる」食文化に悶絶し、京都の池田屋跡地で副長が刀を抜きかけ、冷子が古都の物価にキレる。
【Phase 3:聖地の本営・沼津&秋葉原編】(予定)
ついに辿り着く「約束の地」。スクールアイドルの輝きの前で、幕末の志士は何を想うのか。
格安深夜バス、LCCの重ね着作戦、そして「もやし」への祈り。
有給を使い果たした先に、佐藤が手にするのは明日への活力か、それとも破産か。
これは、職場という戦場から一時脱走した男と、彼を見捨てるに忍びないAIと英雄の、日本全国・散財記録である。
文字数 50,128
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.03.23
小野 美鈴 23歳。夫 小野 駿一 23歳。
夫婦2年目。幸せに暮らしてきた。
ただ一つ心残りがあったけど。
そんなある日、想像もしない事が起きる・・・。
星野さん、アネット、笑花お嬢様、海斗お坊ちゃま、望さん、雫さん。
皆との出会いは、私の人生を変えた。
文字数 350
最終更新日 2017.11.24
登録日 2017.11.24
この世界では、職業が全て。
勇者「俺が魔王を倒す!」
魔法使い「魔法で援護する!」
剣士「剣で切り刻んでやる!」
そんな中、主人公である館山陸人(たてやまりくと)の職業は……
執事「何なりとお申し付けください」
予想とは裏腹に、万能な執事という職業で、陸人は強くなっていき、勇者をも超える存在に!?
投稿ペースは不定期ですが、投稿する時は20時に投稿します!
2作目になります。前作と繋がっているところはほとんどありませんので、気にせず読んでもらって結構です。
前作も良ければ読んで頂くと、かなり後の展開をより楽しめると思います。
誤字脱字の報告や感想はいつでもお待ちしております!
Twitterもやりますので、感想を書くのが恥ずかしいとかある場合はそちらに是非!質問もある程度はお答えします!
ヒロ @hi_rosyumi
文字数 317,332
最終更新日 2020.08.10
登録日 2018.01.28
海が見えるどこかの町で起こる、少し不思議な、ひととひとの想いの物語。
夏休みに入った7月のある日、小学生の夏実は、引っ越してきたばかりという若い男性と知り合う。
誠広と名乗った、優しくハンサムな、それでいて少し寂しげな青年が、夏実は気になり……
(第1話:~波のうた~)
事情があって急な里帰りをした映見子は、顔見知りの少女に再会する。
今年12歳になるはずの陽南。だがどう見てもその姿は、小学校低学年ぐらいだった。慕っていた兄を亡くしてから外見が変わらないのだという……
(第2話:~風のこえ~)
職場でのストレスから鬱病になり、実家に戻った良行。
通院帰りに立ち寄った図書館で、中学の同級生だった繭子と再会する。もうすぐ結婚するという彼女は見るからに幸せそうだ。
しかし、会話する二人を見つめる周囲の目は、なにか妙な雰囲気をはらんでいて……
(第3話:~空のおと~)
文字数 42,498
最終更新日 2022.06.23
登録日 2022.06.17
音楽を捨て放浪する音大生「想」は冬の函館にフリーターとして身を置いていた。想は行きつけの居酒屋「冨久屋」で働く年上の従業員、すがちゃんに心温まるものを感じていた。
そんな中、駅に置かれているピアノを見つけた想。動揺しながらも、そこでとある女性が奏でるショパンの夜想曲第19番の表現力に激しい衝撃を受ける。それに挑発されるように、音楽を捨てたはずの想もまたベートーベンの月光ソナタ第三楽章を叩きつけるように弾く。すると夜想曲を奏でていた女性が、想の演奏を気に入った、と話しかけてきた。彼女の名は「藍」。
想はすがちゃんや藍たちとの交流を経て絶望的に深い挫折と新しい道の選択を迫られる。そしてついにはある重大な決断をすべき時がやってきた。
音楽に魅入られた人々の生きざまを描いた長編小説。
些か読みにくいのですが、登場人物たちは自分としてはそれなりに魅力的だと思っています。
男性向けか女性向けかというと、消去法的に女性向け、と言えなくもないでしょう……
文字数 186,060
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.04.01