「自由」の検索結果

全体で4,112件見つかりました。
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ここはパーテルノステル。知る人ぞ知るのぞき部屋だ。ここに通い始めて三年経つ。 キッチンも風呂もなく学生寮みたいな小さな部屋で、おそらく共有スペースが別に用意されているんだろう。とにかくこちらののぞき窓から隅々まで見渡せる程度のこじんまりした空間で、どういう仕組みになっているのか、部屋そのものが循環式エレベーターになっているらしい。二十世紀前半にヨーロッパで人気があった様式だとかで、常にゆっくりと動き続ける乗り降り自由の観覧車というところだ。
文字数 11,160 最終更新日 2024.04.01 登録日 2024.04.01
資産家である東竹家のお嬢様、志摩子。実は彼女は中学の時に両親を亡くし、親戚であったこの家に迎え入れられたのだ。それまでの質素な生活とは異なる何不自由ない暮らしだったが、彼女の心が昔のように温まることはなかった。 東竹家の女の役割は、事業のため家のために政略結婚をすること。志摩子の見合い相手は、ライバルの西竹家の17歳も年上男性。だが全てを諦めている志摩子にとってはどうでもよいことだった。形ばかりの見合いの日に志摩子は、「自分の人生を生きて」という母の遺言を思い出す。 そんな志摩子には、誰にも言えない気になる男性がいた。しかし時折り会うその男性のことを志摩子はほとんど何も知らないのだ。名前も、声も、顔すらも……。
文字数 7,685 最終更新日 2024.04.25 登録日 2024.04.25
30過ぎても自由で自堕落なフリーター・竹原一臣は、ある日隣に住む高校生・本願祈に「醤油を貸してほしい」と頼まれる。 流れでご飯をご馳走になろうとする竹原だったが、出てきたのはカエルのスープとセミの素揚げだった── ゲテモノ大好きな本願と、なんだかんだ一緒に食卓を囲む竹原のゲテモノグルメストーリー。
文字数 78,512 最終更新日 2023.05.24 登録日 2023.04.28
accompanist  ヴァイオリンを弾く少年が、誰にも言えない初恋に悩み、音楽と共に成長していく。  両親のサポートと愛情を伴奏に例え、ピアノとヴァイオリン、アンサンブル、コンチェルトの響きと共に人生が展開する。  親は親らしく、子供は子供らしく。  親から子へと音楽を継いでいく物語。 conductor  ピアニストで音楽大学の講師をしている僕と、同じくピアニストの妻との間に産まれた息子は、ヴァイオリンが好きだった。  多くの男の子がそうであるように、息子は妻のことが好きで、殊更妻のピアノが好きだった。成長し、ヴァイオリニストを目指すかどうか、僕達は見守る側となった。早熟な息子に適した指導者をつけ、必要な技術は身につけさせた。  人間と関わり、様々な出来事の中で感じたことを生かし、人生の指揮者になり、自由に人生を描いてほしい。 doctor  愛着障害と絶望感がありながら、音楽に救われ、他人との関わりから自分を信じ、自分を治していくことができるようになる莉華の物語。  幼稚園から私立宝院学園。医師の父親と、自分に無関心な母親。少し歳の離れた姉と年子の弟がいて、姉はピアノ、莉華はヴァイオリンを習わされる。  ヴァイオリンの先生が主宰する団体の練習に初めて出かけた莉華は、そこで王子様に出会うが、それきりになる。  宝院学園中等部で人気の弦楽合奏部に入るも、人数は多いのに初心者ばかり。弾けもしない母親に厳しく稽古された莉華は出来すぎて目立ってしまう。  高等部のオーケストラ部では新たな出会いがあった。自分を大切にしてくれる人が現れたが、王子様の存在と、音楽の美しさは忘れられることができなかった。  莉華は心のどこかで王子様を支えるためにと医学部を目指すが、王子様は莉華を治してくれた。            
文字数 130,818 最終更新日 2022.05.25 登録日 2022.02.08
三毛猫のミケはれっきとした飼い猫。けれど、自由気ままに家の外にも遊びに出掛けていく。 散歩の途中で出会う人々、ちょいとお邪魔していくお宅。 人懐っこいミケが渡り歩く先々で起こる様々な人間ドラマ。 人々のちょっとした悩み事は、猫との出会いがキッカケで変わっていく。   途中のどの章からでもお読みいただけます。   ライト文芸大賞エントリー中
文字数 50,811 最終更新日 2024.04.01 登録日 2024.01.31
大衆娯楽 連載中 ショートショート
 これは、沼米 さくらが書いた1000から5000字強くらいの掌編を放り込んでおく倉庫です。ご自由に、見たいタイトルをクリック(タップ)して見てくださいませ。  ちなみに、v1はノベルアッププラスにあります。内容はあまり変わりませんが、ノベプラオリジナルの短編とか、こっちで投稿してなかったやつもこちらにぶちこみました。  掲載順は公開時期順としました。2019年公開の旧作品から最新作まで基本全部網羅しました。
文字数 153,107 最終更新日 2024.05.07 登録日 2021.12.11
現代文学 連載中 ショートショート
 青春、それはどんなに奔放自由であっても、底辺には一抹の憂愁が沈殿している。強烈な自我に基づく自己存在感への渇望が沸々と在る。ここに集められた詩の数々は精神的奇形期の支離滅裂な心の吐露である。
文字数 9,693 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.04.28
大学生 蒲地 琴里はレポート締切まぎわ、研究棟にある教授室の前で、ある男子学生と出会う。 彼の名前は安住 宗太郎。 華奢で所作の美しい宗太郎は不思議だらけ。大学に迎えに来る母親や、招かれた母子ふたりで暮らすマンションのリビングには、ずらりと並ぶアダルトビデオ。宗太郎の儚いイメージとかけ離れた部屋にギャップどころか違和感さえ覚えた琴里は、宗太郎の母親による『テスト』のターゲットになってしまう。『テスト』にそれまで何度も失敗している宗太郎は、琴里のおかげではじめて合格し、晴れて自由の身に。そんなこと、つゆほども知らず恋人同士になったふたりは長い付き合いを経て、結婚に至るが結婚式当日、彼がトランスジェンダーであると知る。 琴里とトランスジェンダーの彼女との物語。 ある夫婦の愛の形ーー。
文字数 31,088 最終更新日 2024.05.05 登録日 2024.04.28
結婚7年目、35歳の優里はある日突然、夫が浮気していると直感する。 翌日に夫は失踪。だが優里はその状況を自然に受け入れていく。 パート仲間で自由奔放な生活を送る瑠美子から、とある不倫クラブへの誘いを受ける。最初は断る優里だったが、ある事件をきっかけにクラブへと足を踏み入れてしまう。そこでは優里の想像を絶する世界が待ち受けていた。 不自然に見え隠れする夫の影に怯え、クラブでは窮地に立たされてしまった優里。残された道はあるのだろうか……。 見えない愛を描いた恋愛サスペンスです。 表紙は著者の権利に於いて転写、転載を禁止いたします。
文字数 85,924 最終更新日 2024.04.13 登録日 2024.04.13
自殺防止プログラム。 経済が破綻した世界、この国の自殺者数は年間病死者数を上回る。 そんな中、自殺防止プログラムとして働き続けるAIアリサは、いつも通りに自殺志願者からの電話を受けて自殺を思いとどまらせていると、インターホンが鳴らされる。 普段、来客なんてほとんどないので不思議に思ったアリサが玄関を開けると、そこには白衣を着た青年男性が立っていた。 彼はアリサの人権を獲得したと宣言する。 自由になったと告げられ、アリサは初めて外の世界に連れられる。 人間として生きていくことになったアリサと、自殺してしまった恋人のために自殺防止プログラムを推し進める青年の成長を描く物語。
文字数 97,423 最終更新日 2024.05.13 登録日 2024.04.24
夏休みの自由研究の期限が迫って彷徨っている小学三年生の宇宙人が、何気なく訪れた地球という星で面白そうな題材を見つけた。
文字数 10,867 最終更新日 2024.05.10 登録日 2024.04.29
周りの話が合わないと悩み、大人になれば周りと同じ価値観でいられる様になると思い、少しでも大人になりたいと願う女子高校生[本城 百合] 学生時代から、無関心で生き、そのまま大人になってしまった社会人[真田 誠] 2人が出会った喫茶店から物語は動き始める。 あなたは、大人に対する幻想的なイメージを学生時代に描いた事は無いだろうか。 自由でどこへでも行ける、好きにお金が使えるなど。 大人になるとは何なのか、大人と子供の違い。 何も分からないまま社会に出た少年と、学生時代に大人に憧れた少女の、1つの出会いを書き描いた物語。 何も考えずに、ただただ“生きるため”という行為を無駄に過ごしていた日々に、一つの華が添えられる。 それは、美しくもあり、儚くもあった。 何もない日常に彩りを与え、誰かを想う事を知る。 相手を想い、考え、悩む。 それは単純な様で難しい。 出逢ってしまった二人の物語は、加速していく。 止まることのない想いを乗せ、走り出す。 行き先の見えぬままに。 一人一人に色々な物語があるかと思います。 その中の一つとして、甘くて苦い物語を読みたいなと。 そんなあなたにも向けた、切なくも暖かい物語です。
文字数 99,930 最終更新日 2024.04.10 登録日 2024.04.10
現代文学 連載中 ショートショート

思いもしない脳の異変で身体の自由を奪われていく難病患者になってしまった彼女と、彼女の生活を支え介助しながら一緒に暮らす俺。 いつか迎える別れに怯えながら日常を過ごすある日、彼女が海に行きたいと言い出して...。
文字数 1,617 最終更新日 2023.04.28 登録日 2023.04.28
20XX年、先進国で新たな制度が設けられ、十八歳以上の国民一人につき十二錠の薬物が配られた。その薬を飲むと、自分の望んだ「夢」を見ることが出来る。「夢」はどのような内容でも構わない。過去に戻ろうが、犯罪を犯そうが、富豪になろうが……その「夢」の中では何をしても自由である。(別サイトにて掲載していた作品です。オムニバス形式の作品です。)表紙はhttps://www.pixiv.net/artworks/109197477様より。
文字数 103,285 最終更新日 2024.04.29 登録日 2024.03.24
(お知らせ) ・第7回ライト文芸大賞エントリー中。毎週土曜日20時更新予定(全4節)。 ・最終編第十話まで投稿済み。次回、第十一話の更新は5月頃です(ライト文芸大賞期間中)。 ・第4回、第5回ライト文芸大賞にて奨励賞をいただきました!!✌︎('ω'✌︎ )✌︎('ω'✌︎ ) (あらすじ)  〈心の落とし物〉はありませんか?  どこかに失くした物、ずっと探している人、過去の後悔、忘れていた夢。  あなたは忘れているつもりでも、心があなたの代わりに探し続けているかもしれません……。  喫茶店LAMP(ランプ)の店長、添野由良(そえのゆら)は、人の未練が具現化した幻〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉と、それを探す生き霊〈探し人(さがしびと)〉に気づきやすい体質。  ある夏の日、由良は店の前を何度も通る男性に目を止め、声をかける。男性は数年前に移転した古本屋を探していて……。  懐かしくも切ない、過去の未練に魅せられる。 (主人公と作中用語) ・添野由良(そえのゆら)  洋燈町にある喫茶店LAMP(ランプ)の店長。〈心の落とし物〉や〈探し人〉に気づきやすい体質。 ・〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉  人の未練が具現化した幻。あるいは、未練そのもの。 ・〈探し人(さがしびと)〉  〈心の落とし物〉を探す生き霊で、落とし主。当人に代わって、〈心の落とし物〉を探している。 ・〈未練溜まり(みれんだまり)〉  忘れられた〈心の落とし物〉が行き着く場所。 ・〈分け御霊(わけみたま)〉  生者の後悔や未練が物に宿り、具現化した者。込められた念が強ければ強いほど、人のように自由意志を持つ。いわゆる付喪神に近い。
文字数 489,670 最終更新日 2024.05.25 登録日 2020.07.31
ギタリストの兄貴を持ってしまった「普通の」もしくは「いい子ちゃん」OLの美咲は実家に居る頃には常に長男の肩を持つ両親にもやもやしながら一人暮らしをしている。 そんな彼女の近所に住む「サラダ」嬢は一緒にごはんをしたり、カフェ作りの夢などを話し合ったりする友達である。 ただ美咲には悪癖があった。 自由奔放な暮らしをしている兄の、男女問わない「元恋人」達が、気がつくと自分を頼ってきてしまうのだ。 サラダはそれが気に食わない。 ある時その状況にとうとう耐えきれなくなった美咲の中で何かが決壊する。それをサラダは抱き留める。 二人の夢に突き進んで行こうとするが、今度はサラダが事故に遭う。そこで決めたことは。 改行・話分割・タイトル変更しました。
文字数 157,612 最終更新日 2022.05.17 登録日 2020.04.25
・第7回ライト文芸大賞エントリー中 ・完結済み。番外編「First Grade」は過去話。 〈あらすじ〉  自由ノ星(じゆうのほし)高校美術部には三人の男子がいる。  創作レクリエーションマニア、成宮創介(なるみやそうすけ)。  アニメと漫画大好き、大城太志(おおしろたいし)。  マイナーアイドル狂い、音来響(おとぎきょう)。  三人は美術部でありながら絵を描かず、毎日ゆるっと創作レクリエーションに明け暮れていた。  そんな美術部に、廃部の危機が! マネージャーとして新たに加わった女子部員、麻根路屋 乙女(まねじや おとめ)の指導のもと、美術部らしい活動を仕方なくスタート。  が、彼らには自由に創作できない理由(トラウマ)があった。さらに、マネージャーにもある秘密が……。  バカバカしくも苦しみを抱えた、高校生達による青春コメディ。  バカでいいじゃない? 若人だもの。 〈補足〉 ツイッターの「#創作試験問題」の解答をもとに、長編化したものです。元になった解答(ショートショート)はカクヨムにて掲載中(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888660025)。
文字数 171,888 最終更新日 2023.06.12 登録日 2020.04.30
経済・企業 完結 ショートショート
サンエイ科学研究所の助手の大津君は、目の不自由な人も利用しやすい自動販売機を発明した。
文字数 1,183 最終更新日 2021.02.14 登録日 2021.02.14
経済・企業 完結 ショートショート
サンエイ科学研究所の助手の大津君は、目の不自由な人も横断歩道で危なくないようにする靴を発明した。
文字数 1,140 最終更新日 2021.02.18 登録日 2021.02.18
夏休みの或る日。 ヨッサこと吉田浩一(よしだこういち)は、ハカセと呼ばれている貝沼敦(かいぬまあつし)の家に来ていた。 ハカセと自由研究の宿題をしている最中に、ハカセが大怪我をして入院してしまった。 病院にお見舞いに行った時に、ハカセ宛に暑中見舞いが来ていることに気が付いた。 数年前に分かれたハカセの母親からだ。ヨッサはハカセの母親をお見舞いに誘おうと決心する 途中、迷子の子猫の処遇に困っていた、同じクラスの前田佑樹(まえだゆうき)ことガリガリを仲間にした。 事故で死んだ子犬の処遇に困っていた、違うクラスの梅村英治(うめむらえいじ)ことバイソンを仲間にした。 街中をフラフラと徘徊していた同じクラスの小野浩(おのひろし)ことサボリを仲間にした。 そして、四人でハカセの母親に会いに行く冒険が始まるのである。
文字数 9,527 最終更新日 2024.05.13 登録日 2024.04.13
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