「引き上げる」の検索結果
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足切村(あしきりむら)。
厩戸見市の南に位置する村のことだった。平成の市町村合併により村はなくなり、今は厩戸見市の一部になっている。
旧・足切村は、イルマやエミリの家がある土地だった。
厩戸見市は、情報過多の都会での生活に疲れた両親が、ふたりを連れてデジタルデトックスのために度々訪れていた街だった。駅前近くはそれなりに栄えてはいるが、田んぼや金魚池に囲まれた何もない土地だ。
その中でも旧・足切村は特に両親のお気に入りだった。
両親が何故そこまで旧・足切村を気に入ったかといえば、「足切様(あしきりさま)」というおかしな土地神を奉った神社と祭りがあったからだった。
旧・足切村だけでなく、厩戸見市の大半が、江戸時代にT藩によって作られた埋め立て地であった。
当時の藩主である出井素雲(でい そうん)は、罪人の首を切ることを嫌い、罪人は首ではなく足を切り落とされたという。
罪人を殺さず、簡単には逃げられなくした上で旧・足切村に集め、強制労働をさせていたと伝えられている。
また、罪人とはいえその首を切れば、たとえ自分が直接命を下していなかったとしても、極楽浄土に行けないと考えたからという説や、藩主の座を息子である出井素雲に早々に明け渡し出家した父がそうするよう指示したという説もある。
300年以上も前のことであるため、真相はわからないが、旧・足切村に神社が作られ、足切様が奉られるようになったのは、江戸時代の中期かららしい。
罪人たちは、失った足を取り戻したかったのもしれなかった。
国や地方自治体が、田舎への移住者に支援金を出す政策を始めたのは2017年のことだった。
厩戸見市は、そのタイミングで保育士や看護士といった人々の賃金が倍に跳ね上がる条例を可決し、同時に市内の最低賃金を東京よりも引き上げることを決めた。
税金を使いきるためだけに毎年行っていた無駄な道路工事をやめ、市内で働く人の賃金の一部として税金をまわし、何もない街を市民が裕福になるようにしたのだ。
それだけでなく、厩戸見市に早期に移住した村戸家には、空き家をリノベーションした古民家が無償で与えられてもいた。
文字数 150,316
最終更新日 2025.12.18
登録日 2025.10.20
しがないサラリーマンをしていたユウリは、勇者として異世界に召喚された。
そんなユウリに対し、召喚元の国王はこう言ったのだ――『ニセ勇者』と。
召喚された勇者は通常、大いなる力を持つとされている。
だが、ユウリが所持していたスキルは初級魔法である【ファイアボール】、そして、【勇者覚醒】という効果の分からないスキルのみだった。
多大な準備を費やして召喚した勇者が役立たずだったことに大きく憤慨した国王は、ユウリを殺処分しようとする。
それを知ったユウリは逃亡。
しかし、追手に見つかり殺されそうになってしまう。
そのとき、【勇者覚醒】の効果が発動した。
【勇者覚醒】の効果は、全てのステータスを極限レベルまで引き上げるという、とんでもないチートスキルだった。
チートスキルによって追手を処理したユウリは、他国へ潜伏。
その地で、冒険者として生きていくことを決めたのだった。
※TS要素があります(主人公)
文字数 100,926
最終更新日 2024.09.22
登録日 2024.08.31
ちょっと過激な性描写もあるのでR18指定しましたが、ちゃんとした異世界ファンタジー小説です。
女神に我儘を言い、ボーナスというチート加護を貰って異世界転生を果たした健斗だったが、レベル1で能力値も前世のままの無能で、魔法も必殺技スキルもない。また虐められるのかと絶望したが、それでも生活していくために冒険者になる。だが、レベル1なので簡単にレベルアップでき、レベルアップする度に、レアな魔法や、レアスキルを貰え、どんどん強くなっていく。ボーナス加護には、ランクアップ時に、能力値を大幅に引き上げるという効果もあったのだ。
レベル10に到達した時には、独りでレベル30以上の魔物を狩れるまでなっていた。だが、仲間を惨殺し、命の恩人を恥辱した鬼畜共に報復するまでの力はない。
人里離れた奥地にて、命の恩人の美女と二人で隠れ住み、魔界の森にて、修行する日々を送った。
その目標レベルに到達する前に、恩人の女性が、奴らの手に掛かり、恥辱の限りを尽くされて殺された。
健斗は復讐の鬼と化し、その冒険者たちを壊滅させ復讐を果たすが、指名手配され、人間から追い回される事になった。人が来ない筈の魔界の森にすら探しにきた。
しかたなく、レベル90の魔物が沢山生息する区域に逃げ込み、そこで、魚人や獣人の世話になり、彼らを困らせていた魔物討伐して、彼らを助けることになった。すると、皆から守り神になって欲しいと崇められるようになる。
調子に乗って、凶悪魔物を狩り続けていると、獣人たちの仲間の守り神の配下まで殺してしまう。
その守り神は、魔王軍元幹部の最強魔物で、その化け物と戦うことに。互角に戦い惜勝したことで、その最強魔物に気にいられる。
その後、人族との戦争や、魔族との戦争をして、ついには亜人領の国王の人神として崇められることに。
彼は、その国の平和を守ろうと、人族、魔人族と和平条約を締結して、戦争が起きない環境を作り出す。
だが、その世界は人間が魔王を滅ぼすために作られたゲーム世界だった。何も戦いの起きない世界はゲームとして、成り立たない。
彼の努力の所為で、大切な全てを失い、再び独りぼっちの何もない絶望におちるのだった
文字数 248,945
最終更新日 2024.06.09
登録日 2024.05.10
人類の魂を養分とする“ヴィジランテ“という「種族」は、『原始のスープ』と呼ばれるオリュンポスの海底に数千年も前から住んでいた。
彼らは人間を“製造”し、種族として成長させ、生物の肉体の元となる「魂=精神エネルギー」のレベルを引き上げることを目的としていた。
成長させた人間たちの遺伝情報を集め、「生物種」としての成長を遂げるため、『魂の器』と呼ばれる“ドライバー”を製造、育成していた。
全ては、“星の運命”に抗うための、壮大な計画の一部だった。
ドライバーと呼ばれる者たちは人間と同じような姿形をしているが、そのままでは「自我」を持たず、「魂」を持たない。
そのかわりエネルギーを入れるための容量が他の生物たちとは異なっており、その能力も人間たちとは一線を画す。
しかし、無数のドライバーを製造する過程で、突然変異種と呼ばれる「アンチ・ドライバー」が生まれたのは、オリュンポスの12柱の1人、『クロノス』の想定していなかった出来事だった。
クロノスはドライバーの「肉体」を作る役目を担っていたが、アンチ・ドライバーの生まれた原因を突き止めることができず、一時製造の中止を余儀なくされてしまう。
アンチ・ドライバーは人間と同じように自我を持ち、「自由意志」と呼ばれる反乱因子を持つ”失敗作”だった。
アンチ・ドライバーとして生まれた“ニッキー・ヴェストフェルト”は、自らの存在が消されることを恐れ、オリュンポスから逃げ出していた。
反逆者として人間界に紛れる傍ら、王国の騎士たちがこよなく愛する酒場、『フリーダム』の2代目の店主として、「人」として生きていくための生計を立てていた。
彼女の住む西の大国、サンシティに、とある危機が迫っていることも知らずに。
文字数 480
最終更新日 2024.08.16
登録日 2024.08.16
橋の上を渡っていたクマさん。ふと橋の下の川に目をやるとそこには大きな宝箱が!
はたしてクマさんは宝箱を引き上げる事ができるのか?
文字数 802
最終更新日 2023.07.18
登録日 2023.07.18
町娘のリズは体の丈夫さと力持ちが自慢。ある日川に洗濯に行くと仕立ての良い服に綺麗なペンダントを身に着けた美青年が流れてきた。
慌てて引き上げると、腹部に刺し傷が。意識が戻ったが記憶が曖昧な彼の身元を探すリズ。また、怪しい男が彼の事を探していてーー。
こんな導入ですが意外とシリアスです。架空のヨーロッパ風の町を舞台にした物語。魔法などは出てきません。
文字数 10,329
最終更新日 2020.01.18
登録日 2020.01.14
バラバラだったものを一つに出来そうなのでやってみました。
加筆再構成してあります。
かぶっている短編は引き上げる予定です。
文字数 24,736
最終更新日 2024.08.16
登録日 2024.08.16
この地球は、誰かの、何かの犠牲によって成り立っている。
同じ地球に立っている人間なのに、
何故、格差が出来てしまうのだろう。
政府のせい?
親のせい?
格差が出来るからこそ、心が死んでしまう人が出来る。
人間関係。
自己犠牲。
我慢。
あぁ、数えだしたらキリがない。
何一つ犠牲にしていない幸福な人間は、
何かと理由をつけて人を貶す。
貶すのは強者。貶されるのが弱者。
自分は恵まれているのだという事に気付きすらせず、呑気に貶す。
まるで息をするかのように、当たり前に。
そうやって優越感を得る。
そしてこう言うんだ。
「そっちが輪に入って来ないのが悪い。」
それに対して弱者はこう言う。
「輪に入れないのは、あなた達のせい。」
強者と弱者。より意見が通りやすいのはどちらだろう。
そんなの誰でも分かるだろう。
そもそも巻き込める人間の数が違うのだ。
弱者は、下を向きたいのではない。
下を向くしか無いのだ。
上を向ける強者を羨ましく思いながら、
見えない何かに圧力をかけられ、
下へ下へと沈んでいく。
強者が、みんながみんな、そんなような奴だとは限らない。
弱者に手を差し伸べ、引き上げる勇者も居るだろう。
だが、そんな勇者も、いずれか強者の目につき、弱者に飲み込まれていく。
ごく1部の強者が悪目立ちする事で、強者という言葉の全体評価が下がる。
さぁ、あなたはどう生きる。
神の両手からこぼれ落ちた雫が、
きらきらと輝く星になる世界で。
空を見上げてみよう。
沢山の人が残した、生きた証を。
文字数 3,150
最終更新日 2021.12.12
登録日 2021.12.09
「感情は、完璧な魔法を阻害するノイズ」――そう信じる王国最強の“氷の女大魔術師”セラフィーナ。政敵の嫌がらせで、彼女は「魔力なし」と蔑まれる没落貴族の生き残り、レオとの不本意な政略結婚を強いられる。
研究の邪魔者としてレオを無視するセラフィーナだったが、ある魔法の暴走事故をきっかけに、彼が持つとんでもない秘密に気づいてしまう。レオは、他者の魔力を数倍に増幅・安定させる超希少体質『魔力共鳴』の持ち主だったのだ。
「無能な夫」は、彼女の魔法を神の領域へと引き上げる、唯一無二の最高のパートナーだった。彼の隠された能力に気づいたセラフィーナは、彼の一族を陥れた真の敵への「論理的な復讐」に協力することを決意する。
これは、氷の心を溶かしていく最強の女主人公と、彼女に見出された心優しき騎士が、手を取り合って運命に立ち向かう、愛と逆転の物語。
GEMINIを使用しています。
文字数 10,212
最終更新日 2025.07.20
登録日 2025.07.20
恋をして、焦がれれば焦がれる程に、離れなければならない。
どうかあなたがずっと、僕の想いに気付きませんように。
ようやく辿り着いた居場所に、突然現れた。
邪魔だと思った。妬ましいと思った。憎いとさえ思った。
これを恋と呼ぶには、劣情が過ぎる。
「……僕が、あなたを嫌いだということを、言わないでください。誰にも」
江戸時代後期、試衛館。幕府最後の砦である新選組の中核を成す男達が、その運命も知らず集う。後の新選組副長・土方歳三もその一人だ。バラガキと呼ばれた彼だが、近藤勇の最も信頼する同志として友として存在を大きくしていく。穏やかでしかし溌剌とした日々は過ぎ、やがて時代が、彼らを表舞台に引き上げる時が来る。
文字数 133,545
最終更新日 2025.07.25
登録日 2025.07.25
勇者とは。
味方の能力を引き上げる力を持つ?
弱い魔物は近寄らない?
武器装備が手入れしなくとも常に新品同様になる?
…って事はつまり支援魔法で能力を引き上げ、認識阻害で魔物を寄せ付けず、武器装備の手入れをしてくれてるタカトが勇者って事だよね!
…っと、何故かそんな風に解釈した天才となんとかは紙一重系ちょっと?残念勇者アースベルと、そんな彼に勇者と勘違いされた異世界転移者の末裔なタカトのお話
※ この物語は悪までも架空の物語です。
また、作者による、作者だけの世界の物語です。
故にこの物語は作者本人のモノですので、無断転載等はご遠慮下さい。
また、なろうさんにも投稿していますが、更新は同様にする予定です。
気にいる、いらない。は千差万別ですが、心に何か響いて頂ければ幸いです。
誤字脱字等ありましたら教えていただけると大変有り難いです。
また感想をいただけたら咽び泣く程嬉しいです。
文字数 11,871
最終更新日 2023.08.24
登録日 2023.08.24
non-title
私、今はまだ何者にもなれていない。
けどさ、目的はあるんだよ。
それは神さまの意思に基づき、
地球を引き上げること。
こちらの地球を3次元から5次元へ。
そして、向こう側の地球と融合し、
8次元の地球を完成させること。
300年の時をかけて「地球8次元化作戦」
プラン・オペレーションアースを遂行する。
さぁ、その礎を築こうか。それがお役目だよ?
そらはどこにでもいる、普通の人間。
常に劣等感を持っている、普通の人間。
ある日、神さまはそらにヘタレな勇者を届けてくださいました。
初めて文章を書いてみるので、拙い表現が多いですが、お楽しみいただけますと幸いです。
文字数 6,479
最終更新日 2025.12.10
登録日 2023.08.15
ブッザス・アーリティはFランクの能力しか無いが、冒険者になるのが夢だった。なんとか冒険者になろうと村を1人飛び出したのだ。そしてこんな彼を優しく迎えてくれたパーティがあった。
彼は迎え入れてくれたパーティの為に自分のできる仕事頑張ってこなした。ブッザスが加入した頃からこのパーティはメキメキと力をつけ始め、パーティランクを大きく上げることができた。
そのおかげで報酬も増える……そうなってくるとこの低能力者で何もできないブッザスがウザくなってくる。全く役たたずなブッザスの存在が……
そしてパーティはブッザスを追放することとしたこのクズ!!と罵って……
しかしパーティが実力をつけたのには理由があった。それはブッザスの【触媒体質】のおかげだったのだ。
その触媒体質とはブッザス自体の能力は変化しない、しかしブッザスをパーティに加えることによって、パーティメンバーの能力を大きく引き上げるというものだった……
そして新たなパーティを作ることとなったブッザス。ブッザスを追放したパーティは能力を出すことができずに、落ちぶれていく。そしてブッザスが新しく作ったパーティは最強のパーティと人々から羨望の目で見られるようなるのであった。
※小説家になろうにも投稿しています
文字数 35,947
最終更新日 2020.06.11
登録日 2020.06.08
吸血鬼が支配する世界でハチは人間にしては恵まれている。主たる老吸血鬼ヴェスパタインの手足として働くハチは、しかし一度もヴェスパタインから吸血されたことはない。ハロウィンの夜、ヴェスパタインの供として彼の友人の吸血パーティーへ足を運ぶ。そこではヴェスパタインが作った、人間を酩酊させるアロマキャンドルが使われていたが、自らが生み出したそれへ関心を持たないヴェスパタインは早々に客室へと引き上げる。ふたりきりの部屋で、ハチはヴェスパタインにひとつのアロマキャンドルを見せる。それはハチが作ったもので、人間のみならず吸血鬼をも酩酊させるキャンドルだった――。
※性的表現あり。
※他投稿サイトにも掲載。
文字数 6,926
最終更新日 2023.10.31
登録日 2023.10.31
ブラック企業で過労死した主人公・天城颯太(あまぎ そうた)は、神の手違いで異世界に転生することに。しかも「転生ボーナス」として、チート級のスキル《ギルドマスター》を授かる。
このスキルの効果は、「自分が認めた仲間の能力を数倍に引き上げる」というとんでもないものだった!
だが、転生先は魔物が跋扈する未開の地。命からがら逃げ回る中、颯太は個性豊かな仲間たちと出会う。元勇者の少女、ツンデレエルフ、ドジっ子ドラゴン娘、そして冷静沈着な魔法使い──彼らと共に、最強ギルド《アストラ》を結成することに!
「目指すは、異世界最高のギルドだ!」
戦闘・冒険・交易・街づくり!?
ギルドマスターとして仲間を強化しながら、世界に名を轟かせる異世界ファンタジーが始まる──!
文字数 45,705
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.03.26
王国直属の騎士団に就職したはずが待っていたのは駒のように使われる地獄の日々。
国のために命を懸けて戦ったラムダは戦場で致命傷を負い早すぎる死を悟る。
そこに自分を神だと名乗る不思議な少年が現れる。
「わが名はマルーク! 治癒の神なり!」
(何言ってんだこいつ……。)
治癒の神マル-クから生きる代償として【治癒神の器】という不思議な能力を授かったラムダは壮絶な神々の戦いに巻き込まれることとなる。
しかし、マル-クから与えられた【治癒神の器】は回復しかできない欠陥だらけの力だった。
ラムダが元々使えた魔法は【身体強化魔法ライズ】のみ。
その効果は身体能力の限界を倍に引き上げる能力。
「待てよ倍?」
限界を引き上げるライズの弱点、それは引き上げた力に耐えきれず体が壊れてしまうことだった。
その不可能を【治癒神の器】が可能にする。
【治癒神の器】と【身体強化魔法ライズ】、欠陥だらけの力同士が科学反応を起こし限界を超越した力で迫りくる困難をぶち壊す。
――これは、騎士団を辞職した一般兵が希望をかかげ世界の理不尽な不条理へと立ち向かっていく、そんな物語である?
文字数 37,095
最終更新日 2021.03.28
登録日 2019.12.09
勇者パーティーの雑用係としてこき使われていた青年・ユウマ。
戦闘にも参加できず、荷物持ちと掃除ばかりの日々。
「お前なんか報酬の無駄だ!」
そう言われ、ついには追放されてしまう。
だが――誰も知らなかった。
ユウマが持つスキル《パワーブースター》は、
仲間の能力・ステータス・スキル効果を“通常の3倍”に引き上げる最強支援スキルだったのだ。
ユウマが去った直後、勇者パーティーの実力は急激に低下。
SランクからBランクまで転落し、チームの内紛が絶えなくなる。
一方、放浪していたユウマは、美少女だけで構成されたAランクパーティー《ルミナス・ウィング》に拾われる。
「あなたの力が欲しい」
そう言われて加入したユウマのスキルにより、彼女たちは一気にS++ランクへと昇りつめる!
しかし、その頃、勇者レオンの一行は――
「おい、誰が荷物を持つ!?」「報酬の計算がわからねぇ!」
と、些細なことで崩壊寸前。
ユウマの存在こそが、彼らを“英雄”にしていたことに、誰一人気づけないまま……。
やがて迫る王国の危機。
「俺はもう、荷物持ちじゃない。仲間を支える、パーティーの心臓だ。」
――これは、“お荷物扱い”された男が、
真の英雄へと成り上がる、逆転の物語である。
文字数 39,833
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.11.07
脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。
その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清なのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。
その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。
そして紛争の火種は地球へ。
その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。
近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。
第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。
ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。
第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。
ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
文字数 158,566
最終更新日 2024.08.30
登録日 2024.08.10
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