「木製」の検索結果

全体で19件見つかりました。
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 田沼意次の孫にあたる大塩門下生・意義は人斬りのカイに狙われる。カイの手腕に興味を持った意義は、大坂で私塾を開く大塩平八郎に引き会わせる。もと与力で正義漢の平八郎は、天保の大飢饉への幕府の対応に義憤を感じていた。大坂町奉行の跡部が飢餓対策どころか鴻池屋など豪商と結託して米の値段を吊り上げていたのだ。そればかりか、大坂のなけなしの蔵米が将軍へのご機嫌とりのため江戸に廻されることになる。実力行使もやむなしと蜂起の準備を進める大塩一党。カイも無学ながら平八郎の教えに感化されていく。一方平八郎の密命を受けた意義は、江戸相良藩邸へ向かい、幕府の役人でもある兄・意留に建議書を幕閣に届けるよう依頼していた。  大坂に決起の日が来た。計画は跡部の暗殺のち蜂起、のはずだったが脱走者からの密告によりあえなく暗殺は中止。準備不足のまま、木製の大砲を主戦力に据え大坂の豪商宅を次々と襲撃していく。最初は25名だった叛乱軍も、農民や大坂市民が追随していき三百名を超える集団へと膨張していく。その様は米を求めて突き進むネズミの大群。 ことは順調に進むかに見えたが、幕府側も面子をかけて実戦部隊と最新兵器を投入。物量作戦により大塩叛乱軍はわずか半日で鎮圧された。  地下に潜り、意義に託した建議書に望みをかけるも、それすら幕府内の権力争いの道具にされる。さらには、身内を捕縛され追い詰められた平八郎と養子の格之助は爆薬を使って自決する―というのが史実なのだが、実はこの自決こそが次なる叛乱への布石であった。
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小説 2,895 位 / 185,504件 歴史・時代 54 位 / 2,364件
文字数 32,899 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.31
「よーするに、俺のスキルは使い物にならないってことだろ!」 だんっ、と悠哉は飲み干して空になった木製のジョッキをテーブルに叩きつけるようにして置いた。
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小説 36,683 位 / 185,504件 ファンタジー 5,566 位 / 42,577件
文字数 4,867 最終更新日 2023.12.04 登録日 2023.12.01
BL 連載中 長編
 中学3年になると、新しい学年主任に松本先生が決まりました。ベテランの男の先生でした。校内でも信頼が厚かったので、受験を控えた大事な時期を松本先生が見ることになったようです。松本先生は理科を教えていました。恰幅のすごくいいどっしりした感じの先生でした。僕は当初、何も気に留めていませんでした。特に生徒に怖がられているわけでもなく、むしろ慕われているくらいで、特別厳しいという噂もありません。ただ生活指導には厳しく、本気で怒ると相当怖いとは誰かが言っていましたが。  初めての理科の授業も、何の波乱もなく終わりました。授業の最後に松本先生は言いました。 「次の授業では理科室で実験をする。必ず待ち針をひとり5本ずつ持ってこい。忘れるなよ」  僕はもともと忘れ物はしない方でした。ただだんだん中学の生活に慣れてきたせいか、だらけてきていたところはあったと思います。僕が忘れ物に気がついたのは二度目の理科の始業ベルが鳴った直後で、ほどなく松本先生が理科室に入ってきました。僕は、あ、いけないとは思いましたが、気楽に考えていました。どうせ忘れたのは大勢いるだろう。確かにその通りで、これでは実験ができないと、松本先生はとても不機嫌そうでした。忘れた生徒はその場に立つように言われ、先生は一人ずつえんま帳にメモしながら、生徒の席の間を歩いて回り始めました。そして僕の前に立った途端、松本先生は急に険しい表情になり、僕を怒鳴りつけました。 「なんだ、その態度は! 早くポケットから手を出せ!」  気が緩んでいたのか、それは僕の癖でもあったのですが、僕は何気なくズボンのポケットに両手を突っ込んでいたのでした。さらにまずいことに、僕は先生に怒鳴られてもポケットからすぐには手を出そうとしませんでした。忘れ物くらいでなぜこんなに怒られなきゃいけないんだろう。それは反抗心というのではなく、目の前の現実が他人事みたいな感じで、先生が何か言ったのも上の空で聞き過ごしてしまいました。すると松本先生はいよいよ怒ったように振り向いて、教卓の方に向かい歩き始めました。ますますまずい。先生はきっと僕がふてくされていると思ったに違いない。松本先生は何か思いついたように、教卓の上に載せてあった理科室の定規を手に取りました。それは実験のときに使う定規で、普通の定規よりずっと厚みがあり、幅も広いがっしりした木製の一メートル定規です。松本先生はその定規で軽く素振りをしてから、半ば独り言のようにつぶやいたのでした。「いまからこれでケツひっぱたくか……」。  
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小説 36,683 位 / 185,504件 BL 9,424 位 / 24,064件
文字数 1,051 最終更新日 2022.08.13 登録日 2022.08.13
 ドンドンと木製のガベルの音が裁判所いっぱいに響いた。 途端に所内は静けさに包まれた。 そして、裁判長は無慈悲にもその言葉を放つ。 その日、一人の男が死刑判決を受けた。
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小説 185,504 位 / 185,504件 大衆娯楽 5,565 位 / 5,565件
文字数 5,355 最終更新日 2024.04.01 登録日 2024.03.26
「あるじさま。エンゲージ」  エンゲージーーそれは魔石同士の結婚。 教会に濡れ衣を着せられたラクルス・カールメイクは処刑椅子と名高い木製椅子に座った男が惨殺される瞬間を見て、「次は俺の番だ」と覚悟を決めた。  わけもわからぬまま美少女に姿を変える木製椅子と婚姻(エンゲージ)してしまったラクルスは、聖騎士に成り代わり木製椅子と共に重罪人達を次々処刑していく。  木製椅子→美少女→魔樹木。三段変形する精霊(ヒロイン)。ウサギ、馬、人間。3つの血が混じり合う混血少女。魔力枯渇を起こした妹を救いたいと願う姉、神に従い善人で有り続けた結果虐められた兄の敵を討つと決意した妹。「教会の悪事を暴きたい」と行動する聖女やお嬢様。意味不明な供述をする偽聖女ーー道行く先々で様々な少女を誑かしながら、旅の途中で出会った同じ目的の仲間達と共に、教会に復讐しつつ自らの名前と生活を取り戻そうと行動する男が幸せになるまでの話。 *微エロ、PG12程度の残酷表現、暴力表現有 *後半サブキャラ登場人物に転生要素ありますが主人公は原住民です。 *第15回ファンタジー大賞エントリー作品 *2023年投稿予定作品の前日譚、あるいはスピンオフ。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ファンタジー 42,577 位 / 42,577件
文字数 113,330 最終更新日 2022.09.30 登録日 2022.08.28
テディは、テディベアの男の子。 ドイツの街の外れにある、小さなおもちゃ屋さんの屋根裏部屋に住んでいます。 おもちゃ屋さんには、6匹のテディベア兄妹たちも一緒に暮らしています。 テディは1番上のお兄さんベア。 6匹の弟妹ベアたちは、色とりどりのマカロン色をしたテディベアたちです。 皆、弟妹ベアたちのことをマカロンベアと呼びました。 ある出来事がきっかけで一番上のお兄さんテディベアのテディが、弟妹ベアたちのミルク代を稼ぐためにおもちゃ屋さんから遠く離れた島国にある、喫茶店で働くことになります。 ここの喫茶店は、なんといっても苦くてマズいコーヒーで、有名。 マズいコーヒーを出す喫茶店で働くのは辛いけど、これも可愛い、マカロンベア達のため。 1日の終わりには、テディの大好きなココアを飲んでホッとひと息。 テディの特技は、木製のおもちゃを作ること。 テディの悩みは、たまに猫に間違えられること。 テディベア兄妹の絆が、描かれた物語です。 お子様の読み聞せに、どうぞ。
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小説 185,504 位 / 185,504件 児童書・童話 3,212 位 / 3,212件
文字数 72,003 最終更新日 2024.03.10 登録日 2024.02.04
昔旅をして帰ってきたある船から木製の箱にはいった1冊の本が見つかった 人々はその本がなんなのか全く検討がつかなかった だがきっと大事なものだと思い大切に扱った その本の真意を知ることになるのはこの時から約10年後のことー ある1人の男が街にやったきた その男はこの本を見ると驚いたようにこう言った "おお!!これはすばらしい。生きている間に巡り会えたとはこの本はこの本こそが世界を変えることの出来る本だ!!"と 街の人々は次の日からこの本を今まで以上に丁重に扱った だがそれは儚くも散ってしまうのだった 世界を変えられる本があるし知った世界中の貴族達がこぞってこの本を買収しに来たのだった 街の人々はそれをお断りしたのだかある夜の日街が壊滅したのだった それがすべての始まりだった そんなことをしなければ"戦争"など起こらなかったかもしれない 数多の命が奪われたくさんの死者を出した戦争 のちに"魔法書戦線"と呼ばれることになる そして戦いの集結後本はいつの間にか消えていた それからの本の行方はわからずじまいである ただある少女を除いては・・・ 少女こそが本に選ばれた者 物語は動き始めた それが良いのか悪いのかはまだ誰にもわからないー
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小説 185,504 位 / 185,504件 ファンタジー 42,577 位 / 42,577件
文字数 5,537 最終更新日 2018.10.11 登録日 2018.09.30
高校二年生の坂井夏生は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。 「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海の素顔を見てやろう」 そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ライト文芸 7,574 位 / 7,574件
文字数 193,630 最終更新日 2022.01.09 登録日 2022.01.02
ある日目を覚ました主人公は見知らぬ天井を目にしこう言った。 『あ、うちの天井より綺麗』 その木製の天井は住んでいたボロアパートの天井より綺麗だったのだ。 この物語は主人公のモブが色んな王道場面を見たり関わったり聞いたりしていくストーリーです。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ファンタジー 42,577 位 / 42,577件
文字数 1,787 最終更新日 2023.11.13 登録日 2023.07.26
学生3人が、立ち入り禁止区域の深奥目指し、最凶と噂の高い心霊スポットの探検を敢行する。食肉植物が蔓延る草原を掻き分け、毒虫が群がり集まる窪地を迂回し、拗くれた樹木の鬱蒼と茂った森林地帯に分け入った先に、一部を地上に残して埋もれてしまった幽鬼漂う廃墟が現れる。遠目には、まるでこの世に恨みを残して死んだ何者かが、首から上を地上に晒したまま息絶えたかのようにも見える。怖いもの知らずが怯むほどの邪悪な波動が、廃墟の周辺を取り囲み別世界を形成している。数百年に亙り探検を試みた形跡が散在する中を、黙々と降下して行く彼らの辿り着いた先は、邪神を祀っていたと思しい祭壇のある大広間だった。其処には巨大な木製の椅子や、使途不明の器具あるいは武器が数多く散乱している。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ホラー 6,782 位 / 6,782件
文字数 29,474 最終更新日 2020.05.24 登録日 2020.05.24
小さな海辺の村に、釣りが大好きな少年・ハルトが住んでいました。 彼にとっての釣りは、ただの趣味を超えたもの。 海の青さ、波の音、そして魚の息吹を感じる瞬間が、彼の心を自由にし、いつも大きな夢を描かせてくれました。 ハルトのお気に入りの場所は、古くからの木製の桟橋。 その先端で彼は、父親から受け継いだ古い釣り竿を手に、夢中で魚を待ち続けます。 時には何も釣れない日もあれば、大漁の日もありましたが、釣果の大小に一喜一憂することなく、ハルトは常に釣りそのものに幸せを見出していました。 ある日のこと、ハルトは釣りをしている最中に、村の外から来た一人の老人と出会います。 その老人は、かつては名の知れた釣り師で、世界中の海を旅して様々な魚を釣って回ったと言います。老人はハルトの釣りに興味を持ち、彼に釣りの極意を教え始めます。釣り師から教わる技術と海への深い敬意は、ハルトの釣りに対する情熱を一層熱くしました。 物語は、ハルトがその技術を磨き、やがては村の伝説的な魚「アズライトブルー」と呼ばれる大きな魚を釣り上げることを目指す成長の旅を描きます。 しかし、ハルトにとって真の試練は、魚を釣ることそのものではなく、釣りを通じて自分自身と向き合い、自然との調和を学ぶことでした。 ハルトの冒険は、彼が海との繋がりを深め、友情、家族、そして自分自身の意味を見出す過程を追いながら展開します。 彼の釣り竿は小さいかもしれませんが、彼の夢と情熱は海のように広く、深いのです。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ファンタジー 42,577 位 / 42,577件
文字数 5,856 最終更新日 2023.11.11 登録日 2023.11.11
大衆娯楽 完結 ショートショート
火事に遭遇した松吉は、取り残された子猫を助けようと奮闘する。 ※古希(こき):七十歳 ※四方山話(よもやまばなし): 種々雑多な話。 世間話。 雑談。 ※鳶口(とびくち):長さ1.5m~2mほどの木製の棒の先に、鳥のくちばしのような形状をした鉄製の鉤(かぎ)が付いた道具。木材を引っかけて運搬したり、木造家屋を解体したりするために用いられる。 ※丸髷(まるまげ):結婚した婦人が結う、日本髪の型。頭上に楕円(だえん)形の、やや平たい髷(まげ)をつけたもの。 ※旧暦の春は一月~三月。 ※欣喜雀躍(きんきじゃくやく):大喜びで、小躍りすること。
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小説 185,504 位 / 185,504件 大衆娯楽 5,565 位 / 5,565件
文字数 2,720 最終更新日 2021.12.26 登録日 2021.12.26
テディは、テディベアの男の子。 ドイツの街の外れにある、小さなおもちゃ屋さんの屋根裏部屋に住んでいます。 おもちゃ屋さんには、6匹のテディベア兄妹たちも一緒に暮らしています。 テディは1番上のお兄さんベア。 6匹の弟妹ベアたちは、色とりどりのマカロン色をしたテディベアたちです。 皆、弟妹ベアたちのことをマカロンベアと呼びました。 ある出来事がきっかけで一番上のお兄さんテディベアのテディが、弟妹ベアたちのミルク代を稼ぐためにおもちゃ屋さんから遠く離れた島国にある、喫茶店で働くことになります。 ここの喫茶店は、なんといっても苦くてマズいコーヒーで、有名。 マズいコーヒーを出す喫茶店で働くのは辛いけど、これも可愛い、マカロンベア達のため。 1日の終わりには、テディの大好きなココアを飲んでホッとひと息。 テディの特技は、木製のおもちゃを作ること。 テディの悩みは、たまに猫に間違えられること。 テディベア兄妹の絆が、描かれた物語です。 お子様の読み聞せに、どうぞ。
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小説 21,299 位 / 21,299件 児童書・童話 476 位 / 476件
登録日 2022.06.04
小野悠介は父親の仕事の都合で、T県の三崎町へと引っ越してきた。 新居となる家のエアコンの調子が悪く、不動産会社へ連絡をするも業務を委託している会社が繁忙期の為、こちらに来れるのが一番早くて六日後になるという。 夏休み中の悠介は、涼める場所を探して町を散策することにした。だが町唯一の公共施設である図書館は八月下旬まで改修工事で閉館中。 仕方がないので山手を歩いていると、古びた木製の看板を見つける。どうやらこの先に池があるようだ。  好奇心と涼を求め、悠介は看板の指し示す道を進んで行くがーー。 現代の田舎を舞台にした、妖しくも美しいダークホラーです。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ホラー 6,782 位 / 6,782件
文字数 20,142 最終更新日 2023.09.15 登録日 2023.09.15
 肥前長崎丸山遊廓、梅木楼抱えの秋野は、外出の帰り道に廓近くの思案橋の上で、稲佐山のなだらかな稜線を眺めながら、その向こう側にある故郷の福田村を偲ぶのを常としていた。元治元年春の夕方、思案橋の上で、稲佐山が福田から見るのとは左右あべこべに見える、と背後から秋野の心情を代弁するように言ったのは、勝海舟の供で初めて長崎を訪れていた坂本龍馬だった。  翌慶応元年夏の夕方、同じく丸山遊郭の門前橋の上で、秋野は長崎に亀山社中を設立して程ない無一文の龍馬と再会する。揚げ代を自らの借金にし、梅木楼で時を過ごしながら、福田から丸山へ売られた身の上を龍馬に語る。  慶応二年初春、「亀山の白袴の大将」と呼ばれ長崎の町で噂の種になっていた龍馬は、梅木楼を訪れ、昨夏のお礼にと、木製の紅い簪を秋野に渡す。以後、馴染みの情人(シャンス)となった龍馬から、梅木楼に面白可笑しい手紙が届くようになる。  慶応三年春、亀山社中改め海援隊の蒸気船いろは丸が、航海中に紀州藩船と衝突し、沈没してしまう。龍馬と、三味線を手にした秋野は、ふたりでいろは丸の唄を節付けする。その唄は丸山遊廓だけでなく、海難談判の場となった長崎で大流行し、海援隊は町の世論を味方に付けることに成功する。  同年秋、龍馬は長崎を発つ前日に秋野を誘い、婦人用ブーツを履かせ、夕刻から晩にかけてデイトする。眼鏡橋を渡って中島川沿いの上野彦馬撮影局でふたりの立ち姿の写真を撮り、旧亀山社中からの夕景と風頭山からの夜景を眺め、感動を分かち合う。別れ際に、秋野は龍馬から脇差を渡される。  同年晩秋、龍馬暗殺の報が長崎に届く。程なく年季が明け、秋野は紅い簪を髷に差し、シャンスからの数々の手紙が入った風呂敷を持ち、三味線を背負ってブーツを履き、懐にふたりの写真と脇差を納め、丸山遊廓を後にする。思案橋の中程で立ち止まり、稲佐山を眺めながら、零れそうになる涙を懸命に堪える。  この作品は「ノベルデイズ」にも投稿掲載しています
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小説 185,504 位 / 185,504件 歴史・時代 2,364 位 / 2,364件
文字数 10,916 最終更新日 2021.04.05 登録日 2021.04.02
 日本人 朽木繁生(クッキー)は、ある日目が覚めたら異世界ミスマの世界樹候補に生まれ変わっていた。  生き抜くことに苦労しながら200年、なんとか自分(世界樹)を中心とした森を造りあげ、世界樹に憑依している高位樹木精霊(ハイドライアド)のアディ、森に住みついたエルフのユーリ、自称天才技術者ハーフドワーフのペッターと供に暮らしていた。  ある日旅商人から近くの王国にビキニアーマーがあると知らされる。興味を持ったクッキーは世界樹を素材とした木製人形(マリオネット)に憑依して、転生してはじめて人間の国に行く事にする。 そこで巻き込まれた思わぬ災難により、クッキーの異世界生活が大きく変わり始めたのだった。 第13回ファンタジー大賞にエントリー
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小説 185,504 位 / 185,504件 ファンタジー 42,577 位 / 42,577件
文字数 280,327 最終更新日 2024.05.12 登録日 2020.08.02
勤めていたが会社が倒産。 1ヶ月後には収入がなくなる上に家賃補助がなくなる事で家賃が今の倍に跳ね上がると訊いた近藤 里美 28歳。 道路に落ちていた求人情報誌の未経験者大歓迎!高収入!寮完備!水道光熱費込み!安心安全の工場勤務! の求人情報の連絡先に迷う事になく連絡を入れた。 すると学生時代の就職活動が嘘の様に勤務開始日までが、トントン拍子に決まった。  しかし、案内されたのは寮ではなく店舗兼住宅のオンボロ木造平屋建てだったのである。 寮は現在いっぱいで『待ち』という状態らしい。 仲介業者の社長宅の持ち家だから安心らしいのだが、とにかくボロい。 1年前まで子連れの親子が住んでいた為、荷物が一部が残った状態。 しかし最近まで生活していたため工事の必要な所はなく生活に必要な水道、電気、ガスは連絡を入れれば直ぐに使えるらしかった。 里美は、家の表に出て目に入った朽ち果てた木製の縁側を見た。 『御社で働いている間、好きにリフォームしながら住み続けてもいいでしょうか?』 里美の住むことに対する条件に仲介業者は直ぐに携帯電話で持ち主の了解を取ってくれた。 『オッケーだそうです』  このお話は『里美の縁側』を中心に始まる物語です。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ライト文芸 7,574 位 / 7,574件
文字数 23,486 最終更新日 2022.12.06 登録日 2022.11.23
2021/09/05追記 ※表紙を描いたので、若干編集しました。 ※変更点は表紙を付けたのと、読みやすいように話数を5つに分解しただけなので、内容に変わりはありません。 ==================================  平安時代のある日の夜中、下総国にある法堅寺(ほうけんじ)に一人の盗賊が逃げ込んだ。  盗賊の名は「半蔵」、この男は役人の罠に引っかかり、ほうぼうのていで法堅寺に逃げ込んだのだ。  半蔵は法堅寺に忍び込み、寝静まる僧を起こさないようにして隠れる場所を探す。そして、大きな仏像のある修行部屋にたどり着いた。  仏像は木製で、中は空洞。人っ子一人入れるような大きさ。これ幸いと半蔵は仏像の中に入り込み、役人が消えるまで隠れることにした。  外から、物音が聞こえる。半蔵は仏像の目に空いた隙間を覗き込み、外の様子を伺った。  ……そこから見えたのは役人ではなく「魔性の存在」たちだった。 ================================== ・怪談風のそこそこ長めのお話です。性癖を全面に出して書きました。R18は保険です。 ・小説初心者なので、色々指摘してくれると嬉しいです。 ・随時、イマイチな部分は修整していくつもりです。
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小説 185,504 位 / 185,504件 ホラー 6,782 位 / 6,782件
文字数 12,618 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.02.04
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