文芸 小説一覧

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結婚式後夜

僕は彼女が、可愛くて愛おしくて仕方がない。/結婚式の後、一次会、二次会と続き……最後は二人だけになってしまったものの、朝倉は親友の多田に付き合い四軒目の店に入る。「俺らのマドンナが結婚してしまった」と悔しがる多田に、朝倉は呆れていたが、友人達がこうして付き合ってくれたのは、酒を飲むためだけではなくて――僕は「俺らのマドンナが結婚してしまった」と悔しがる多田に小さく苦笑して、「素晴らしい結婚式だった」と思い返して……。 そんな僕の、結婚式後夜の話だ。 ※「小説家になろう」「カクヨム」等にも掲載しています。
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浮帽子

保育園で起きた独女と幼女の幽霊奇談。 子どもが苦手な保育園の事務の「私」は、子どもの幽霊「ゆう」の存在に気付く。 四季を通して、徐々に距離を縮める二人。けれどそれぞれに抱える秘密があって―― 中篇。ラストはホラーかハッピーか。どうぞ、確かめてやってください。全12回
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ベアりんぐ文章精製群

 生きる間に何が残せる?来るべき未来に何が見える?過ぎ去った時間の狭間にどう一瞥する? そう考えていると、ある書庫のような、脳のようなものと出会う。 ーベアりんぐ文章群ー 手に取り、少なく表現し難い文章を読む。解釈も情景も思惑も、全て違っていい。  ただ、今を生きる人への思考誘導剤となれば、それでいい。  : 開かれた、純粋を求めし青年の手記        @ 短編やショートショートよりも、恐らくさらに短い文章を集めた物です。以前上げた作品や、これからの作品も上がります。 少しでも純粋に、楽しめるよう書いた作品群を、是非純粋さを求めて読んで下さい!
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余命1年の僕が、君と恋をした

小説の主人公がある日難病が診察されたこと、医師の口から余命1年と言われて。その後、宮下陽菜という人物に出会って、彼は残り少ない人生をすべて塗り替える「恋」の始る
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わたしは今日死んで明日生きる

都市の上に新たな都市を築き重ねる世界。 その世界で人類は激しく衰退していた。 現在、最も価値あるものは過去の資料や道具だ。 それを求め、危険を承知で下層都市へと潜ることを生業とする人々が少なくともいた。 「アドルフ・アーリア」 彼もまたその一人だった。 彼の所有する小さなビルには十七の少女がいる。 「優希」 彼女は赤ん坊を抱いて朝から夜にかけて居着いている。 いつも目を伏せて揺れる彼女は命と向き合っていた。 くすんだ空の下で鈍く光る都市。 ここは普遍的に空気も人の心もよどんでいる。 ゆえに今朝もそこらのビルの下では適当な清掃が行われている。 そんな日常の中で二人は毎日を生きている。 生きることは死ぬことと同じくらい辛い。 死ぬことは生きることと同じくらい難しい。 その狭間で揺れながらも幸福を願い生きてゆく。 Goodbye to Love...
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鍋奉行に必要な、たったひとつのこと

鍋奉行が家に来た。 私の食生活を請け負うと、わけの分からん言い分を述べて。 自分を鍋師だと豪語する。とびきりおいしいご飯を作る。生活費も出してくれる。ただその男は、自然消滅したはずの元彼で。 鍋師などという聞いた事もない職も、相手が大学時代に付き合っていた元彼だということにも、多少は目をつぶってもいいと思ってしまっている自分に少し腹が立つ。 ただ、社会に出て数年もすれば、それなりに働き方というものも分かってくる。 代わりに、私はそれなりに色々なものを犠牲にしたと思う。三十路に片足突っ込んだような年齢になっても彼氏の一人いないし、余暇を楽しむほど何かに熱中している訳でもない。 ほどほどのお金を得て、ほどほどの暮らしを送っていることに、ちょっとした寂しさはあるけれど、大きく不満はない。そんな生活。 四月になって、今年も代り映えの無い年度が始まるかと思っていたが、そうではなかった。 何年も前に分かれたはずの元彼が、旅行鞄いっぱいの大金を持って私の目の前に現れたのだ。 彼は言った。 「俺に毎日、お前の飯を作らせてくれ」と。 鍋師、という職業があると彼は言う。 鍋と共に歩み、鍋の深遠に到達するために生涯を捧げる者。それが鍋師であり、そのための作法を鍋道と呼ぶのだと。師範の位を持つものに与えられる、鍋奉行という称号を得るために、日夜修行に励んでいるのだとも。 鍋師として半人前である彼が一人前と認められるためには、三ヶ月間、他人の食事を賄わなければならないのだと言う。そこで白羽の矢を立てたのが私だったのだ。 私は強く思った。 なんだその荒唐無稽なデタラメは、と。
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なんでもないただのひよこの話

きりんの踏切やぞうの噴水など、あらゆるものが動物たちでできている世界に生きる、なんでもないひよこが自分の仕事を探して歩くお話です。
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【戦国策】孝成王と李伯

古代中国の書「戦国策」の一編を小説化してみました。 主役は趙の孝成王。 宿将・廉頗を更迭し、弁の立つ若い趙括を派遣して「長平の戦い」で惨敗したためバカ殿扱いされることも多い人ですが、こういう面もあります。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 歴史小説家では宮城谷昌光さんや司馬遼太郎さんが好きです。 歴史上の人物のことを知るにはやっぱり物語がある方が覚えやすい。 上記のお二人の他にもいろんな作家さんや、大和和紀さんの「あさきゆめみし」に代表される漫画家さんにぼくもたくさんお世話になりました。 ぼくは特に古代中国史が好きなので題材はそこに求めることが多いですが、その恩返しの気持ちも込めて、自分もいろんな人に、あまり詳しく知られていない歴史上の人物について物語を通して伝えてゆきたい。 そんな風に思いながら書いています。
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最初じゃなくて、最後に選んで

時田 久遠(ときた くおん)と今別 刹那(いまべつ せつな)は幼稚園の頃より幼馴染である。家も近所で、同じ、幼稚園、小学校、中学校、高等学校を共にした。現在、高校2年生で同じクラス。相変わらず恋愛より友情だよねと話しており、恋愛には縁がないものと思っていたら、二年のクラスにて、慣れがでてくる6月のある日、刹那からクラスメイトの青木 良樹(あおき よしき)が彼氏になったからと突然告げられ、昼食や放課後の遊び、登下校など全て彼氏優先にされてしまう。今まで、過ごした時間の長さなんて関係ないかのように、全てが彼氏で埋め尽くされている刹那。久遠は、遠目から、クラスメイトの男子といちゃつく刹那を見ることしかできない。たまに、久遠のところに来たかと思えば、ひたすら惚気話をされる。久遠の話を聞かず一方的に彼氏の話を垂れ流す刹那。自分の幸せは久遠も共感してくれるとばかり遠慮なしに。それをただ、愛想笑いをしながらうなずいて聞く久遠。惚気話しか聞かないから彼氏と上手くやっているのだろう。幼馴染の幸せを願わなくては。大好きだった刹那と過ごせる時間が減っていく中、いずれ、高校卒業したらさすがに、会わなくなるのではないかと思った。進路が違う。久遠は大学進学希望。刹那は専門学校希望。それに、もしかしたら、刹那はこのまま結婚する未来だってあり得るのだ。彼女の未来の可能性を潰したくない。しかし、この鬱屈する気持ちが抑えられない。幼馴染への気持ちに苛まれる最中、冬休みが明けた後、久遠のところへ戻ってくる刹那。彼氏にひどいことをされたといって。相談に乗るうちに久遠の刹那に抱く気持ちの正体が蠢き這いより、浸食してくるのであった。 pixiv第2回百合文芸小説コンテストの作品をアルファポリスでも公開!!
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死の憂鬱

掌編です。2分で読めます。
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◯◯の気持ち

人に心があるように、モノにも心はある……かもしれない。 モノになったことがないから分からないだけで、実際はいろいろなことを思って存在しているかもしれない、ということです。 どうでしょうかね?(笑) ここでは、いろいろなモノの気持ちを人間の気持ちと重ねてます。 順番に見る必要はなく、気になったものだけ見ていただければ大丈夫です。 誰かひとりでも心に届けば嬉しいです。 ◆こちらは2023年9月10日〜2024年11月28日までカクヨムにて連載していた詩です。
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