大人小説一覧
今日は4月23日。
私はこの日二十歳になった。
酒も飲める。煙草も吸える。
もう18になった時の「まだ大人じゃない」という言い訳が通用しない。
だから私は『子供』を捨てる。
その為の覚悟を記したたった一話だけの話。
文字数 1,674
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.04.23
悠(ゆう)には7歳年下の弟 涼太(りょうた)がいる
年が離れているからか
二人は喧嘩をするどころか一緒に遊ぶようなことも無かった
小さな頃から悠は涼太の保護者のようなしっかり者で
両親からも
よく面倒をみるように頼まれたりしてもいた
少し大きくなってからは
出来の良い優等生タイプの悠を
「姉ちゃんは真面目ちゃんだから・・・」
と涼太は大人ぶって茶化しながらも
尊敬してをしていた
そんなよくある年の離れた姉弟関係だが
悠には涼太に言えない秘密があった
それは
栞(しおり)との恋だった
栞は涼太の同級生で親友
悠は弟の友達と恋をしていた・・・
文字数 77,639
最終更新日 2021.02.07
登録日 2021.01.22
文字数 6,844
最終更新日 2019.07.01
登録日 2019.07.01
周りの話が合わないと悩み、大人になれば周りと同じ価値観でいられる様になると思い、少しでも大人になりたいと願う女子高校生[本城 百合]
学生時代から、無関心で生き、そのまま大人になってしまった社会人[真田 誠]
2人が出会った喫茶店から物語は動き始める。
あなたは、大人に対する幻想的なイメージを学生時代に描いた事は無いだろうか。
自由でどこへでも行ける、好きにお金が使えるなど。
大人になるとは何なのか、大人と子供の違い。
何も分からないまま社会に出た少年と、学生時代に大人に憧れた少女の、1つの出会いを書き描いた物語。
何も考えずに、ただただ“生きるため”という行為を無駄に過ごしていた日々に、一つの華が添えられる。
それは、美しくもあり、儚くもあった。
何もない日常に彩りを与え、誰かを想う事を知る。
相手を想い、考え、悩む。
それは単純な様で難しい。
出逢ってしまった二人の物語は、加速していく。
止まることのない想いを乗せ、走り出す。
行き先の見えぬままに。
一人一人に色々な物語があるかと思います。
その中の一つとして、甘くて苦い物語を読みたいなと。
そんなあなたにも向けた、切なくも暖かい物語です。
文字数 99,930
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.10
由緒正しい貴族の家柄に生まれたマージョリーは、まれにみる珍しい赤毛をしているせいで、貴族の令嬢らしからぬ不幸な人生を送ってきた。人々は彼女の赤毛を呪われた血の色だと決めつけ、わが身可愛さに彼女を否応なく遠ざけてきた。そんな境遇で育ったにもかかわらず、彼女は自分以外の人々、すなわち彼女の両親や家名を気にかけ、豊富な医療知識を生かして国王の住まう城で宮仕えを始める。城の中でも目立たぬ半地下の医務室で穏やかな日常を過ごしてきたマージョリーであったが、そんなあるとき、彼女は偶然にも城の主で、君主でもあるネス王に見初められ、彼の絶対的な権力にあらがう術も持たず、婚礼の儀を済ませて王妃となってしまった。控えめな彼女は、身分があまりにも違いすぎる点をはじめ、自身の赤毛が王の妃としては不名誉である点を理由に、ネスとの婚姻関係を解消するよう談判したが、ネスは聞く耳を持たないどころか固辞として彼女を求めた。彼女は生まれて初めて異性から慕われ、愛されることへの戸惑いを覚えつつも、ネスの寵愛を受け入れていく。そんなある日、彼女はネスとの婚礼を祝して開かれた武芸試合で、ある一人の優美な若者の存在に気が付く。若者は華麗な剣さばきで試合を勝ち抜き、王であるネスとの特典試合も交え、称えられた若者は、王妃であるマージョリーの手に接吻する権利を得た。彼女は兵士に似つかわしくない端正な顔立ちをした若者にひそかに胸を高鳴らせた。また別の日、マージョリーはネスから贈られたドレスを着て、同盟国のキンバリー公国が主催する舞踏会へネスとともに出席した。彼女の嫌な予感は的中し、周りの招待客たちに陰口をたたかれたが、愛するネスのためにも彼女は知らんふりした。しかし彼女の不幸は続き、ネスの従妹でキンバリー公国の王女であるイネスに、髪を整えてもらいがてら化粧室に閉じ込められてしまった。悲嘆にくれるマージョリーだったが、勇気を奮って何とか苦難を脱した。その勇気が功を奏したのか、彼女はみんなの前でキンバリー公国の皇后に認められ、彼女の名誉が回復した。そしてマージョリーはネスの妻となって一年が経ったが、一向に懐妊しないことに焦っていた。そんな中、不吉な赤毛の王妃を毛嫌いするネスの乳母、ミセス・ケイトが策を企て、ネスと彼女の仲を引き裂こうとする。しかしながら、王に次ぐ剣の使い手でもある若い兵士の助力もあり、ミセス・ケイトの計画は失敗し、マージョリーは幸運にもネスの子を身ごもる。そして紆余曲折を経て男児を出産したマージョリーは、親愛なる剣士の昇格を見届けると同時に、再び宿った新しい命の防護を彼に託したのだった。
文字数 39,364
最終更新日 2022.07.08
登録日 2022.07.08
文字数 3,187
最終更新日 2018.09.08
登録日 2018.09.08
小学生の頃の苦い恋の記憶を引きずったまま大人になった主人公。思い出は思い出、そう思って割り切っていたつもりだったのに。ある日、運命の悪戯か、初恋の人に出会い、初恋の記憶が鮮明に蘇る。
文字数 7,476
最終更新日 2022.05.30
登録日 2022.03.27