「鳥居」の検索結果
全体で80件見つかりました。
咲崎雷牙…芸名みたいだけど、本名です。
昨日まで児童福祉施設で暮らしてたんだけど、十八歳になったから施設から出て行かないといけなくなったんだよね。一応バイトはしてたから、貯金はそこそこあるんだけど、一人暮らしをするには少し厳しい。そんな時、施設の院長先生が住み込みのバイト先を紹介してくれた。バイト先は神社。地元じゃ少しは名の知れた櫻井神社。お花見の季節になると必ず行っていた。今年も綺麗に咲いているなぁ。そんな事を思いながら鳥居をくぐろうとしたら、何処からともなく女の子の声が聞こえて来た。「お兄ちゃん。来てくれたんだ。嬉しい!」そう言って僕に抱きついて来たのは、この神社で良く見かける女の子で、名前を夢子ちゃんと言う。僕の事を小さい頃から「お兄ちゃん」と呼んで慕ってくれているんだけど、五歳の頃から全く変わってないんだよね。十三年間も小さい女の子のままなんだ。僕も十歳くらいの頃には少し薄気味悪いと感じてたんだけど、それを知った夢子ちゃん…ゆーちゃんが大泣きしちゃったから可哀想になって「ごめんね」って謝ったら、正体を明かしてくれた。何とゆーちゃんは櫻井神社の御神木の分身なのだとか。びっくりしたけど、納得しちゃったんだよね。以来、十三年間も「妹のゆーちゃん」として接して来た。可愛い妹なんだ。「あのね、ゆーちゃん。僕ね、今日からこの神社に住む事になったから、これまで以上に一緒にいられるよ」「うん、知ってる」「…何で?」「だって、お兄ちゃんの産まれた家なんだから」「はい? 僕の産まれた家?」「そうだよ!」僕は呆然としちゃった。この櫻井神社が僕の実家? じゃあ、神主のオジさんとオバさんは…「やあ、おかえり、雷牙」「らいちゃん。おかえりなさい」神主の信晴オジさんと奥さんの桜オジさんが僕の事を「おかえりなさい」と抱きしめようとしたけど、僕はそれをするりと躱した。その時の僕の顔は、ゆーちゃん曰く、途轍もなく怖かったらしい。感情の一切が消え去っていて、妖怪の総大将である「ぬらりひょん」でさえも裸足で逃げ出すんじゃないかって思えるくらいだったらしい。僕はこの日から信晴オジさんと桜オバさんを「パパ」と「ママ」と呼ばなくちゃいけなくなったんだけど、僕は絶対に呼ばなかった。その代わりに「パルさん」と「サーちゃん」て呼ぶ事にした。それが僕にできる精一杯の感情の譲渡だったからだ。で、次の日。何故か僕は衣冠帯束を身に纏い、皇居で天皇、皇后、両陛下に謁見して、従五位下下総守の位を賜った。給料(禄高?)は月に三百万円(僕の貯金の三倍の額)。給料や除霊、妖怪の調伏等に支払われる依頼料は全て所得税免除。身分的には警視総監よりも少しだけ上なんだって。凄いね、陰陽師!
文字数 6,379
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.20
平凡大学生、葉崎理久は悩みを抱えていた。人が大好きな理久は人との距離が近く、うざいくらい人懐っこい。かつて、友人にうざいと言われ距離を置かれてから、人との距離を気にするようになった。
けど、今の友人とはもっと一緒にいたいし甘えたい。だけど、距離を置かれたくない!と我慢を続ける日々。
本当はもっと甘えたいけど...
ある夏の日、友人と日帰りで旅行に行くことになった。
旅行に行った帰り道、理久はある鳥居をくぐることになる。
理久が鳥居をくぐると、今までとは違った世界が理久の瞳にうつる。
理久は、その世界である一人の獣人に出会う。
今まで自分がいた世界とは違い混乱する理久。戻りたくても戻れない。
そんな理久にその獣人は寄り添う。
少しずつ惹かれていく獣人同士のラブストーリー。
1章では二人の出会いから付き合うまでを
2章では二人のいちゃいちゃが見られるかも。
文字数 14,229
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.05.04
天正3年(1575年)、足軽の鳥居 強右衛門 勝商(とりい すねえもん かつあき)は、三河国 長篠城の城主・奥平信昌の家臣で、日頃から他の家臣やその家族から「無駄飯喰らい」と笑われていた。強右衛門の息子にして嫡男の松千代は、そんな父親に大いに不満を持っていたが、強右衛門は全く意に介さない様子で、いつも笑顔を絶やさなかった。
同年5月、長篠城は武田勝頼が率いる1万5千もの大軍に攻囲された。城内の食料は底を尽き、奥平軍は絶体絶命の危機に。
その時、一人の足軽兵が起ち上がった。鳥居 強右衛門だった・・・・
忠義を貫いた伝説の武将とその息子の感動の物語。
文字数 9,059
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.05.03
裕福な家庭に生まれた雛菊は、親に酷く抑圧され、自分の意志を持てないまま日々を過ごしていた。将来は家のため親が用意した相手と結婚するものだと思っていたが、あることがきっかけで一家が離散してしまう。外に放り出された雛菊は必死に働くがうまくいかない。追い詰められた彼女は、訪れた者を幸せにしてくれるという神社を訪れるが、鳥居の前で深い大穴に落ちてしまう。死を覚悟した雛菊だが、目を覚ますと驚くほど美しい「麻呂」に抱かれていた。
ちょっと変わったおじゃる口調のヤンデレエルフと、ちょっと変わった姫カットお嬢様のハート飛び散るラブストーリー。
※不定期更新でおじゃる。
※えっちな回には「♥」をつけているでおじゃる。
※この作品は他サイトにも掲載しているでおじゃる。
※表紙画像は「かんたん表紙メーカー」様にて作成したでおじゃる。
文字数 98,366
最終更新日 2023.07.24
登録日 2023.07.16
【クール土地神×健気童顔生贄】
神社の次男として生まれた会社員・小見山 周(こみやま あまね)は、ある満月の夜中に鳥居をくぐり、気がつけば異世界に投げ出されていた。
塔の中に幽閉され、自分が土地神の生贄にされようとしていることを知る。暗く冷たい塔の中、満足に食事を与えられず体力も尽き憔悴の一途を辿る彼は、ある一匹の犬と友情を育む。
——童顔日本人青年が、土地神の伴侶となり溺愛される物語——
※R-18表現のあるエピソードにはタイトルに「※」を挿入しております。
文字数 103,130
最終更新日 2023.11.04
登録日 2023.10.20
都会に通う男子大学生の藤原 学は、夏の時期、田舎にある父方の実家に滞在することとなる。
付近に、コンビニが一軒ある程度の寂れた土地であるため、退屈していた彼は、周囲を散歩することに決めた。
散策をしている途中、石造りの鳥居を見つけ、興味を惹かれた彼は奥を目指し、歩を進める。
辿り着いた先には、信仰が薄れ、寂れてしまった社。
その社には、金色の狐耳と九本のフサフサとした尻尾を持つ、小柄で胸の大きいケモミミ少女がいた。
これは、人ならざるケモミミ少女と、大学生の交流を描いた物語――。
―――
※成人男性向けの美少女小説です。この物語に登場する人物は18歳以上です。
『ケモミミ少女』をお題に書いた作品です。
文字数 30,721
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.02.25
私、三浦由衣二十五歳。
付き合っていた筈の会社の先輩が、突然結婚発表をして大ショック。
不本意ながら、そのお祝いの会に出席した帰り、家の近くの神社に立ち寄ったの。
お稲荷様の赤い鳥居を何本も通って、お参りした後に向かった先は小さな狐さんの像。
狛犬さんの様な大きな二体の狐の像の近くに、ひっそりと鎮座している小さな狐の像に愚痴を聞いてもらった私は、うっかりそこで眠ってしまったみたい。
気がついたら知らない場所で二つ折りした座蒲団を枕に眠ってた。
慌てて飛び起きたら、袴姿の男の人がアツアツのうどんの丼を差し出してきた。
え、食べていいの?
おいしい、これ、おいしいよ。
泣きながら食べて、熱燗も頂いて。
満足したらまた眠っちゃった。
神社の管理として、夜にだけここに居るという紺さんに、またいらっしゃいと見送られ帰った私は、家の前に立つ人影に首を傾げた。
文字数 84,757
最終更新日 2024.05.12
登録日 2019.12.30
ちょっと怖い入院生活を母に相談したら、窓から見える鳥居越しの神社にお願いしなさいって……教えて貰った通りにやったお願いで来たのは、可愛い狐っ娘でした。
文字数 75,123
最終更新日 2019.03.19
登録日 2018.11.04
高校三年間、ずっと一人の女の子に片思いをしていた主人公・汐見颯太は、高校卒業を目前にして片思いの相手である同級生の神戸花音に二回目の告白をする。しかし、花音の答えは二年前と同じく「ごめんなさい」。
今回の告白もうまくいかなかったら今度こそ花音のことを諦めるつもりだった颯太は、今度こそ彼女に対する未練を完全に断ち切ることにする。
そして数か月後、大学生になった颯太は人生初のアルバイトもはじめ、充実した毎日を過ごしていた。そんな彼はアルバイト先で出会った常連客の大鳥居彩華と少しずつ仲良くなり、いつの間にか九歳も年上の彩華を恋愛対象として意識し始めていた。
自分なんかを相手にしてくれるはずがないと思いながらもダメ元で彩華をデートに誘ってみた颯太は、意外にもあっさりとOKの返事をもらって嬉しさに舞い上がる。
楽しかった彩華との初デートが終わり、いよいよ彩華への正式な告白のタイミングを検討しはじめた颯太のところに、予想外の人物からのメッセージが届いていた。メッセージの送り主は颯太と同じ大学に進学したものの、ほとんど顔を合わせることもなくなっていた花音だった。
文字数 61,790
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.01.26
道を歩いていたらなんとなく異世界転移してしまった!と思っていたら、旦那と娘だと言い張る二人が現れ、この世界こそ自分のいた世界で、日向 真白(ひむかい ましろ)という人間として暮らしていた18年間の方が異世界転生していたのだという。
そしてオレが行方不明になってからの18年間、鳥居に探させていたらしい。
──鳥居に?
しかも。オレってば人間じゃなくて兎のあやかしなんだって。
思い出せば力も戻る、って言われても、こちらの世界の記憶など欠片もないのだが。
そもそも男だよオレ。旦那って何?同性結婚ありだとしたって、オレ、女の子が好きなんだけど。娘はもっと有りえん。体の構造上産めないよね、男としては。
あ、あやかしだから大丈夫って?
と、とにかく!オレは元の世界に帰りたいんだ!
オレを抱っこするな!
文字数 55,006
最終更新日 2024.05.15
登録日 2023.10.21
山神様と妖怪に育てられた俺は… ある日、こっそり山を下りた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
山神の杜に住む妖怪と山神に育てられた俺は人でもなく、純粋な妖怪でもない… 半端な存在。
ーーまだ物心がついたばかりの頃、
幼い俺は母に雇われた男達に追われ追われて、地元の人間からは山神の杜と呼ばれているこの山に逃げ込み、崖から落ちても怪我した足を引きずり幾つも連なる朱い鳥居をくぐり冷たい雪路を肌足で進む…
真白の雪が降り積もる中、俺の足も寒さと怪我で動けなくなり…
短い一生を終えようとしたときーー
山神様が俺に新しい生命を吹き込んでくれた。
文字数 35,533
最終更新日 2017.08.09
登録日 2017.02.15
長く長く続く鳥居をくぐり、やって来てしまったのは俗に言う異世界という奴で。
職も家も何もかも失ってしまった私は、その異世界で生きることを決意する。
不定期連載です。
文字数 627
最終更新日 2023.10.10
登録日 2023.10.10
幼い頃、同居していた祖母から言われたことがあった。
もしも嫌なことがあったなら、電話の下の棚から髪飾りを取り出して持っていって、近所の神社の鳥居を両足でくぐりなさい――。
◆
十七歳になった真琴は、ある日母に理不尽に当たり散らされたことで家出した。
彼女が向かったのは神社。
その鳥居をくぐると――?
文字数 56,047
最終更新日 2022.07.15
登録日 2022.07.11
仕事疲れを癒やす為に京都伏見にやって来たOL美裕(みひろ)の私。美味しくお酒を飲んだり、伏見稲荷大社で千本鳥居などを見て回る予定だった。
まさか妖狐と出会うなんて。そして見た目は幼女で可愛い葉子(ようこ)ちゃんと、綺麗な楓さんなんて。
そんな彼女たちと私、美裕のほのぼのストーリー。
え? 自分でほのぼのストーリーなんて言うなって? いいじゃない! 葉子ちゃんは可愛いのよ!
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小説家になろうとカクヨムにも同じ物を投稿しています。
文字数 22,954
最終更新日 2018.12.10
登録日 2018.10.27
ひょんなことから通常とは違う異世界転生をすることになってしまった俺、斎藤隆志、36歳独身。
女神に与えられた体は完璧な外見と共に万能無双。
しかしそれがバレたら俺の魂もろとも消滅してしまうというのだ。
バレなければいい。見られてなければ何でもできる。
最重要事項は力を持つことを誰にも知られてはいけないことなのだ。
「お前、今何かしなかったか?」
「何もしてません」
「ほんとは無茶苦茶強かったりするんじゃないか?」
「いいえ、最弱です」
「ところで職業なんだっけ?」
「無職です」
「結局のところお前は一体なんなんだ?」
「無職無能の荷物持ちですが何か問題でも?」
これは、
無自覚系主人公最強話ではなく
超自覚系主人公最弱話(?)である。
文字数 24,587
最終更新日 2018.09.02
登録日 2018.08.25