「広島」の検索結果

全体で64件見つかりました。
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青春 連載中 長編
東京から祖母の住む瀬戸内を望む尾道の高校へ進学した風花と、地元出身の美織、孝太の青春物語です。 風花には何やら誰にも言えない秘密があるようで。 頑なな風花の心。親友となった美織と孝太のおかげで、風花は再びスタートラインに立つ勇気を持ち始めます。 ※文中の本来の広島弁は、できるだけわかりやすい言葉に変換してます♪ 
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小説 185,816 位 / 185,816件 青春 6,577 位 / 6,577件
文字数 139,101 最終更新日 2023.04.05 登録日 2022.06.25
恋愛 連載中 長編
河北えり奈は、大学に入ると同時に広島でひとり暮らしを始める。 そのアパートのそばに古びた図書館を見つけ、大学の帰りに立ち寄ってみることにした。 その図書館で白髪の青年と出会い、えり奈はその青年の秘密を知ることになる。
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小説 185,816 位 / 185,816件 恋愛 56,367 位 / 56,367件
文字数 15,810 最終更新日 2023.11.06 登録日 2023.10.22
 大阪夏の陣で死ぬはずだった真田大助は、豊臣秀頼公から頂いた 『宝刀』を手に危機を脱し、芸州広島藩へと落ち延びていった。  そこで様々な思惑のある幕府に監視されながらも、村の繁栄のために生きてくのである。
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小説 185,816 位 / 185,816件 歴史・時代 2,384 位 / 2,384件
文字数 87,534 最終更新日 2020.06.06 登録日 2019.10.19
恋愛 連載中 ショートショート
今日、彼に会いに行く。 彼とはSNSで知り合った。 次第に私は彼に惹かれていったけれど……その彼に、恋人ができた。 さらには近々、プロポーズする予定なのだという。 だから私は、彼に会いに行こう思った。 会ってなにをするのかわからない。 ただとにかく、――彼に、会いたかった。 ****** 2月におこなわれた、文学フリマ広島へ参加する際、往復の新幹線で小説が書けるのか!?とチャレンジしたものになります。 なので、往路編・復路編と分かれております。 なお、当日はTwitterに投稿形式で書いておりました。 本作品はTwitterへ投稿したものを若干、文字等修正したものになります。 ****** 2019/06/22 公開
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小説 185,816 位 / 185,816件 恋愛 56,367 位 / 56,367件
文字数 3,531 最終更新日 2019.06.22 登録日 2019.06.21
現代文学 完結 ショートショート
 我文芸にあらず。灯火は消えんとす。我汝に問う。学業の神がいるならば、その神はきっと、不公平なのだろう。我文学にあらず。その打ちひしがれた心は抉られて、胸のうちで泣いている。達せられなかった思いとは、数知れず。それは星の数ほどになるだろう。囲炉裏が、宮中にて、舞いながら、上を行く。その姿を見てもなお、我の心はここにはなく、戦時中の足音に気圧されて、慄くばかりだ。足音は次第に大きくなりながら、我の心を疑心暗鬼とならせる。我思いを馳せる。故郷に残された、偉人たち。彼らは、今日もひねもす。その心は、掌までが、暗中模索にあり。消えかけた、月の欠片を眺めては、安らぎという名前の「安里」を思い返す。踵を返して立ち去ろうにも、焼けた野原にかつての国の栄華はない。栄枯盛衰の如しである。数々の試練を受けて、心が張り裂けんと泣いている。それでも時代のうねりとは、まごうことなき烈火となって、我の身を焼き尽くす。広島長崎に原爆が落ちた時。今の未来を誰が望んだであろうか。我の心は失墜した。ひらひらと掌を翳して、日本国へと思いを馳せる。馳せた思いは、空回りしながら、宙で回り続けた。それら回転木馬というべき、メリーゴーランドは、いつまでもいつまでも。我の心に「ぽかーん」と開き続ける空洞となる。ドーナツの穴のような開き切った傷跡に、埋めるものはなし。あるのは、時の経過という偽善であるかのようである。川は流れる。雨が「しとしと」と降り続けている。そう、こんな、五月雨の季節にこそ、我の心は洗われるかのようである。枯渇した安らぎの遠吠えは、今日か明日かには消えんとす。悲しみの色だけを残して、川は流れ続けている。色褪せない思いと故郷への思いだけが、我を「ふかい深い」海の藻屑へと安らぎを求めて彷徨う魂となる。ぼーっとする。ぼーっとする時だけが、心のケアになるかのようである。新陳代謝とでもいうべきか。今日は西へ東へと安らかな思いを求めて、彷徨う魂。我の思いとは何処へ……。そんな唸り声を上げているのである。その汽笛に似た、暴走列車は、今日もたゆみなく、運行し続けている。枯渇し切った故郷への思いと安らぎへの思い。思いとは、重なり合いながら、二重瞼の奥へと消えてゆく。自己憐憫とたしょうなりの「ユトリ」を残して……。安里は消えた。未だに、その心は、日本にはいないという。
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小説 185,816 位 / 185,816件 現代文学 7,794 位 / 7,794件
文字数 975 最終更新日 2024.06.05 登録日 2024.06.05
主人公の戸田彩月(とださつき)は、広島市に住む中学1年生。2045年、終戦から100年を迎えたこの年、広島市では毎年行う式典の他、平和を祝うイベントを行うことになった。彩月は英語が得意だったため、このイベントで英語のスピーチをすることになっていた。しかし、イベント前日の8月5日、彩月は不慮の事故で昏睡状態に陥ってしまう。 彩月が目を冷ますと、世の中は戦時中であった。
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小説 185,816 位 / 185,816件 現代文学 7,794 位 / 7,794件
文字数 561 最終更新日 2022.07.03 登録日 2022.07.02
佐治ケ江優は、酷いいじめを受けて大怪我を負ったことをきっかけに、 広島を離れておじのいる千葉で暮らすことになる。 いじめっ子はもういないというのに、優は人間不信をまったく払拭することが出来ない。 佐原南高校のフットサル部に入るが、相変わらずボール捌きは抜群に上手なのに、 人との勝負事になると、まるで動くことが出来ない佐治ケ江。 そんな中で迎えた関東高校生フットサル大会。 佐原南高校は、部員たちに怪我人が続出したことにより、 なんと役立たずのはずの優までが試合に出ることになってしまい……
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小説 185,816 位 / 185,816件 青春 6,577 位 / 6,577件
文字数 195,469 最終更新日 2020.02.17 登録日 2020.02.17
ちび、でぶ、ブスと三拍子揃った女。美形な幼馴染と一緒にいたら、色々と経験出来ました。田舎暮らし、一人娘、天涯孤独。それでも何かしら、良い事があります。
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小説 21,309 位 / 21,309件 現代文学 642 位 / 642件
登録日 2022.12.04
周防の山奥から都会への憧れを胸に広島へと移り住んだ、二十歳の橘川遥香(きっかわはるか)。 マリーナ近くのアウトレットモールの販売員として毎日を過ごす。 孤独な都会の暮らしに変化があったのは春から数えて17回目の休日。歩いて出かけた平和公園の橋の上で自筆のイラストを売っているシンキチと出会い、交流を深めてゆく。やがて路上ミュージシャンをやりながら全国を周るという三木祐亮(みつきゆうすけ)に出会ったことで、彼女の暮らしは小さく変化してゆく。 彼のためのスペアキー、灰皿。彼との仲を縮めたいと思いつつも、後輩の三浦紗恵(みうらさえ)に立場を奪われそうになり、複雑な気持ちで過ごす遥香。 三木の演奏仲間のひげGに出会い、少しずつ三木の人となりを理解し始め、自分は彼の旅の港になろうと決意する。 いくつかの夜を過ごし、彼に惹かれる理由もわからないまま、しかし事件は起きる。ある日彼女のアパートの部屋で紗恵が死んだ。一緒にいた三木は意識不明の重体。もどかしくも楽しかった彼女の暮らしは色を変えてゆく。
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小説 185,816 位 / 185,816件 青春 6,577 位 / 6,577件
文字数 104,432 最終更新日 2021.07.03 登録日 2021.05.25
ライト文芸 連載中 ショートショート
山の上の美術館に行くのは二回目だった。初めて行った時は雨が降っていた。玄関前に大きな水溜りができていて避けるのに大変だった記憶がある。今回は晴れていた。快晴とまではいかないが雲よりも青空が目立っている。今日この美術館に来ようと思ったのは全くの偶然だった。街を適当に歩いていてバス停の前を通った時、ひとつの広告が目に入った。美術館の企画展のものだったのだが、モノトーンな色彩に惹かれ、取り上げられている作家の名前も知らないけれど、きっと良い作品に出会えるに違いないと思った。そのままバス停でバスを待って、バスに揺られて山の真下まで辿り着いた。美術館は山の頂上にある。エレベーターなどはないから、自力で歩いていくしかない。山には猫がたくさん住んでいて、登り切るまで三匹の猫と遭遇した。どれも白い毛色をしていた。人間慣れしているようで、私が近づいても逃げもせず、一匹に限っては私の足首のあたりに体を擦り付けていった。山の中であるので緑が多い。目の保養になると思った。そういえば最近、自然に触れていない。見ているのはコンクリートや鉄骨やそれらから成形される人工物ばかりだ。もっとも、それらも元を辿れば自然物ではあるのだけれど。美術館は地下と地上の二階建てで、半年ほど前にリニューアル工事が完了して再オープンしたばかりである。一回目はリニューアル後間もない頃に行ったのだった。展示自体は改修してどのように美術館が生まれ変わったのかを説明すると共に、そこから派生して「以前と以後」をテーマとする作品群を並べるというもので、正直な感想としてはあまり面白くなかった。美術館がどのように生まれ変わったのか説明してくれるのは有難いが、それを企画展のテーマと無理やり結びつける必要はなかったし、無理やり結びつけたためか、展示されている作品の質はあまり高くないように感じた。リニューアルと全く無関係で良いから、一人の作家を深掘りするとか、集められる質の高い作品からテーマを設定するとかして欲しかったと思う。比べて、今回の企画展はかなり期待ができそうだった。外国のアーティストで国籍もわからないが、戦争や紛争をテーマにした作品を多く残しているみたいだった。
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小説 185,816 位 / 185,816件 ライト文芸 7,632 位 / 7,632件
文字数 3,398 最終更新日 2023.09.17 登録日 2023.09.17
🍁広島県H市の町外れにあるペンション兼喫茶店【ストロベリームーン】。 オーナーの娘、理子が幼馴染みの六(りく)とバイトのイケメンコンビ徳さんと満月、【オカルト研究同好会】の仲間と一緒にご町内で起こった不思議な事件を解決!! 時々、喫茶店にやって来る妖達に振り回されながら、理子はご町内の平和と喫茶店の為に頑張ります。 🍓ストロベリームーン】🌕 喫茶店・営業時間 AM 10時〜 PM7時まで 木曜定休 美味しい料理とコーヒーと手作りデザートをご用意してお待ちしています。 ☆この作品は、童話・児童書【豆狸の宿】の姉妹作です。 是非、そちらも読んでください。 キャラ文芸大賞93位になりました。 投票していただいた皆様、ありがとうございました😭 現在、体調不良につき不定期投稿中。 申し訳ありません。 この作品は、『なろう』『カクヨム』にも投稿しています。 12/17『カクヨム』にて新作短編【赤緑“まめ”合戦】を投稿しました。 赤緑“まめ”合戦 赤緑“まめ”合戦/砂月ちゃん - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816700429369763359/episodes/16816700429422473906
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小説 185,816 位 / 185,816件 キャラ文芸 4,336 位 / 4,336件
文字数 89,377 最終更新日 2023.03.10 登録日 2020.12.26
私、物書きEmi 松原、精神障害があり、今は物書きと主婦をしています。 パートナーはいっとくさん。透析患者であり、千葉から広島へお婿に来ました。 遠距離恋愛を得て結婚。年の差なんと19歳。 元コンビニ依存率99%、体を気にせず食べたいいっとくさんに、「いかに満足させて買い食いさせないと同時に血液検査の数値・体重(水分)コントロールを保つか」を理念に掲げご飯を作るのが好きになった私。 それでも起こる食卓戦争。 誕生日、クリスマス、バレンタイン、ホワイトデー、サプライズしたいのに何処かズレてたり。 笑って泣いて、怒って楽しむ。 夫婦間腎移植を目指して頑張る私と、私の体を傷つけたくないとまだごねているいっとくさん。 そんな二人の日々を綴っていけたら良いなと思います。 ※メインの物書きではないので不定期更新になります ※透析に関する内容、症状、治療法は様々です。あくまで我が家が病院と連携をとり行なっているものだということをご了承ください
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小説 185,816 位 / 185,816件 エッセイ・ノンフィクション 7,861 位 / 7,861件
文字数 71,700 最終更新日 2024.05.14 登録日 2021.07.10
順調に新社会人として仕事をしていたのに、年明け早々に部署を変えられてしまう。配属された先は、妖怪を元の住処へ送り返すという謎めいた部署。 妖怪返送担当――通称『怪し課』。 方言濃い目の先輩と二人っきりで、妖怪を送り返す仕事に奮闘中!? 不思議な組み合わせの、”オリジナル妖怪もの” 一つの話が10000文字前後の短編集です!
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小説 185,816 位 / 185,816件 キャラ文芸 4,336 位 / 4,336件
文字数 33,401 最終更新日 2022.12.12 登録日 2022.12.07
新人退魔師の土御門は初めての任務として、広島県の洋上に浮かぶ鐘和島を尋ねる。そこで待っていたのは鐘和島で慕われている古い妖怪、狐子。 狐子は二メートルを超える女性巫女の恰好をし、土御門を待ち構えるが……。  様々な思惑が絡む妖怪ストーリーをぜひお楽しみください
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小説 185,816 位 / 185,816件 現代文学 7,794 位 / 7,794件
文字数 23,579 最終更新日 2020.03.08 登録日 2020.02.21
 昭和18年、春。  瀬戸内海の小さな島で生まれ育った美春は、はじめてひとりで汽車に乗り、はじめて広島に降り立って、はじめて目にする大都会に圧倒された。 「新しく出来る家政女学校に通うんじゃけど、どこにあるんかね?」  駅前で案内してくれた千秋、路面電車に乗り合わせた夏子も同じ学校に通うらしい。 「勉強しながら働いて、お給金を貰えるなんて、夢のような学校じゃねぇ」  しかし入学式兼入社式で、美春は衝撃の事実を知らされる。 「うち、路面電車ちゅうのに乗るんかね!?」  ここは、広島電鉄家政女学校。  路面電車に乗って、少女たちの青春が走り出す。  楽しいことも、つらいことも、寂しい思いも分かち合い、淡い恋に心が躍る少女の日々は、たったひとつの爆弾が一瞬にして消し飛ばす。  何もかもが消えた広島で、少女は希望の光となった。  残酷描写のある話には※を付けます。
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小説 185,816 位 / 185,816件 歴史・時代 2,384 位 / 2,384件
文字数 182,052 最終更新日 2023.06.22 登録日 2023.04.20
大学で歴史の研究をしている 2回生の小篠凛(こしのりん)。 1996年7月6日に広島の原爆資料館を訪れた。 資料館を出た凛は、ふと原爆の子の像を見つめる。 「(何だろう…。何度も見ている像なのに違和感が…。)」 すると強い風が吹き、目を開けるとそこには…!? ◇◇◇ この物語は、ノベルアッププラスの 『年の差恋愛短編コンテスト』 に応募した作品です。
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小説 185,816 位 / 185,816件 恋愛 56,367 位 / 56,367件
文字数 3,645 最終更新日 2024.03.23 登録日 2024.03.23
 昭和時代末期、広島県の某高校野球部はどうせ一回戦も勝ち抜けないということで、ある約束事があった。漢字が違ってもいいからカープの四番打者「山本浩二」と同姓同名を入部させることだ。そしてポジションが違ってもいいから四番打者として先発出場させる事が唯一の目的だった。  そして「山本晃司」が入学してきたが、その生徒は身長が高いだけの野球のルールどころか興味もなかった。はたして入部させて試合にでてくるるようになるだろうか?
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小説 185,816 位 / 185,816件 ライト文芸 7,632 位 / 7,632件
文字数 5,622 最終更新日 2021.05.11 登録日 2020.04.04
旧三次藩で一ヶ月間続いた怪異。その内容をまとめた「稲生物怪録」には続きの話があった。自ら魔王を名乗る妖の親玉とした不可解な約束の本当の意味とは? 五十年後、魔王とした「約束の日」が近づくにつれ、広島藩に不穏な陰が漂いはじめた。老境を迎えた武太夫は、その怪異に立ち向かうため、かつての自分と同じ一六歳を迎えた平九郎と兄の実誠に解決を命じた。
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小説 185,816 位 / 185,816件 歴史・時代 2,384 位 / 2,384件
文字数 2,504 最終更新日 2020.06.01 登録日 2020.05.30
SF 連載中 ショートショート
2045年現在、米エネルギー省・執行事務局局員のナオヤ・ジ ョージ・ハリカエ・ワイズナーは、PPRS(過去事象再現シミュ ーレーター/パストフェノメノン・リプロデューション・シミュレ ーターの略)と呼ばれる最新式のMR(複合現実)機器を使い、被 爆体験シミュレーションを行おうとしていた。  自身の人格変換プログラムでの設定人格は、広島での広島に投下 されたウラニウム活性実弾のリトルボーイに被爆、その翌日薨去し た旧日本公族(朝鮮王族)の雲硯宮李公偶(うんけんきゅうりこう ぐう)であった。  一ヶ月前ナオヤはヴァルチュア( V u l t u r e/ハゲ鷹)と仇 名する上司のJ. R o b e r t J r. S m i t h. (ジェイ.ロバー ト. ジュニア.スミス)に命じられて雲硯宮李公偶が、日本軍に依 って無理矢理広島に本拠を置く第二総軍に配属、教育参謀として非 業の死を遂げた件について極秘に調査をすることと、それと併せて 第二総軍を原爆投下に依って殲滅させない限り、太平洋戦争を終結 することが出来なかったことの決定的証拠を手に入れよとの命令を 受けた。  それはマンハッタン計画国立歴史公園の民間払い下げ事業に際し て、原爆投下を正当化させる為の調査命令であった。  そこには原爆投下を間接的であっても日本のせいにして、韓国人 被爆者の遺族の矛先が米国に向かないようにと言う伏線もあった。  しかし調査結果は上司やその上の大統領官邸の目論んだ結果とは まったく逆であり、李偶公は自ら望んで第二総軍へ配属となったの であった。  彼には大韓帝國復辟と言う野望があったのだ。 ナオヤは真実の調査結果を伝えるべきだと決心し、真実を記した リポートを提出したが、とどのつまりその調査結果は闇に葬り去ら れることになる。  その後約一ヶ月の間ナオヤはヴァルチュアに従順な態度を示して きたが、今まさに真実を伝えると言う誓いを全うしようとしていた。 遂に被爆体験を終え決心を固くしたナオヤは、ネット上に真実の 情報を拡散させる。 やがてナオヤはホームセキュリティシステムの人工知能が作詞作 曲したアラーム音の、「エノラ・ゲイに伝えて」の旋律を聴く。 それは何者かがナビゲーションシステムで、ナオヤの自宅に行き 先を指定したと言う情報を伝えるアラーム音であった。  直後ナオヤは玄関前にフルオートドライブのEVワゴン車が停ま り、その黒塗りのワゴン車から降りて来たのだろう、黒いスーツの 男達が数人、雨の中傘もささずに玄関の方に向かってやって来るの を見る。 
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小説 185,816 位 / 185,816件 SF 5,159 位 / 5,159件
文字数 16,359 最終更新日 2019.12.27 登録日 2019.12.27
SF 完結 短編
文学フリマ広島6で配布する予定のSF小説です。1章と2章は常時公開ですが、3章と4章は期限が過ぎると非公開させていただきます。 この土地はいつでも闇が支配している。獣と鉄の悪魔に怯える人々は絶望の世界で死を待つのみであった。その中現れたのは火神 イグニスであった。イグニスは各村に神の箱と火を与えた。人々はイグニスの加護により獣と鉄の悪魔に抵抗し得る力を得たのである。 それから幾つかの月日が経った。少年ルフは変わらない日々に退屈していた。インノ祭に捧げる獣を探していると鉄の悪魔がルフを襲う。そんな中ケラー教を崇める異教徒アランがルフを助けた。アランのことをもっと知りたいと思ったルフは毎日会いに行く。 アランは知らないことをルフに教えてくれて次第に意気投合をする。そして、イグニス教では重要な神の箱を案内することになる。神の箱にある洞窟では緑髪をした神の使者と村の村長ベル・ウィークスがいた。ベルが引き返すようにいうと、壁一面が青くなり丸くて明るいものが浮かんでいる。 戸惑うを隠せない三人は何だとなっていると、神の使者が「太陽」だと答えた。太陽の神秘的な姿に衝撃を受けたルフ達はまだ見ぬ太陽を探しに冒険へと出るのである。 出会いと別れを繰り返し、夜だけの世界で彼らは何を得るのだろう。
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小説 185,816 位 / 185,816件 SF 5,159 位 / 5,159件
文字数 22,403 最終更新日 2023.12.13 登録日 2023.09.16
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