「電話」の検索結果
全体で962件見つかりました。
2018年、大分市。
事務職として孤独な日々を送る水澤塔子の元に、ある夜、一本の電話がかかってくる。 相手は、佐藤昭子。
彼女は、まだ「スマホ」も「平成」も存在しない1979年の世界から、未来の雑誌に載った塔子のプロフィールを見て電話をかけてきたのだ。
時代を超えて深まる二人の友情。
しかし、塔子たちは過去の記録から、昭子が住むアパートが間もなく全焼するという残酷な事実を知ってしまう。
断絶する回線、迫り来る炎。
39年の時を隔てた二人の約束は、果たして守られるのか――。
久保田早紀の『異邦人』が流れる秋、切なくも温かい奇跡が動き出す。
文字数 13,608
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.03.30
この体は、全ての細胞を使って『暑い』という感覚を激しく知らせる。
テレビの天気予報も『暑い』と言い切る。
この4畳半のアパートも暑さにきしんでいる。
風鈴を手にとり、耳元でうるさく鳴らせる。
鳴らせた後、投げ壊し、目の前にあるそうめんを食べることにする。
わさびを入れようとあたりを探す。
新旧入り混じった雑誌の間。
投げ飛ばしたタオルケットの下。
留守電のランプがちかちかしている腹立だしい電話の後ろ。
机の下。スーパーの袋の中。洗濯ものの間。
壊したばかりの風鈴の残骸周辺。
無い。無い。無い。
あった!
と思ったら、からしだった。
テレビの天気予報も『そうめんにはわさびを入れましょう』と言い切る。
でも、無い。無いものは無い。ここには無い。
どうしようかともう一度テーブルの上に眼をやる。
そうめんではない。
サンドウィッチがてんこ盛り皿にある。
そうめんじゃなかったのか。だったら、からしでいいわ。
白い手でサンドウィッチをつかむ。
思っていたより重くてあわてて両手で持つ。
別の小さな皿にひとまず置いて、中にからしをたくさん塗りこむ。
口からよだれを1滴落としてから、サンドウィッチを入れる。
パクッ、モグモグ。
腕が2倍に膨らんだ。
凄いカロリーなのだな。
運動をしなくては。
家を出てジムに向かった。
しかし、今日は定休日だったので山に登ることにした。
道は無い。これは何という山なのか。
木の枝に何度も突っつかれる。
やめてくれよ~、と、一人でじゃれてみた。
寂しくて泣ける。
『なはははは~』
と大笑いしてみた。
声が木霊する。
『なはははは~』
新旧入り混じった悲しさと不安で泣ける。
突然、雪が降り始めた。
思わず楽しくて笑顔になる。
泣いた後の笑顔。鼻水と苦しさの混じる顔。
寒くて寒くて、歯をガチガチいわせる。
その音に酔う。
あの時、そうめんを食べなかったから急に冬がきてしまったのだな、と思う。
ふもとに下りると、夕日がいた。
あっ、夕日だ!っていう感じに夕日がいた。
ノースリーブに着替えなおし、家に帰った。
ドアを開けると、電話が鳴っている。
新旧入り混じった雑誌がある。
スーパーの袋が風でティッシュの箱に覆い被さっている。
壊した風鈴はそのまま。そのまま壊れている。
ここが自分の居る場所なのだな、と思う。
ここに居ながら生きなきゃいけないのだな、と思う。
テレビの天気予報が『夏にそうめんを食べない人は罰する』と言っている。
電話は鳴り続ける。
わさびは無くともそうめんだ、と思い、なべに水を入れ、火をつける。
風鈴が壊れたまま少し鳴った。
電話にでてみようかと受話器をもつと直前で切れた。
行き場の無い右手。行き場の無い虚しさ。
台所に戻る。麺つゆが無い。
台所から部屋を振り返る。
夕日は沈む。
わさびと麺つゆを買いに行こう、と思った。
文字数 1,209
最終更新日 2020.07.12
登録日 2020.07.12
☆第8回ホラー・ミステリー小説大賞に参加してします!☆
3月中に完結させますので、投票よろしくお願いします!!
畑野優里(猫)は、元華族の高木家の長男、道長(チーター)と見合いをし、直後に訪れた彼の実家で道長の叔母に当たる三千代(ミミズク)が自室で亡くなっているのを高木家の面々と共に発見する。三千代の腹にはナイフが刺さっており、電話機の子機を握ったままの遺体の側には、姉の正子(フクロウ)のことだと思われる、「まさこ にくい」という血文字が残されていた。優里は、偶然出会った中学時代の同級生の吉岡たすく(イーグル)と、この事件の真相を究明することにーー。
※AI学習禁止・無断転載禁止・無断翻訳禁止・無断朗読禁止
文字数 120,145
最終更新日 2025.03.18
登録日 2025.02.28
ニートの如月舞菜香は現実逃避で異世界に行くための研究をする日々。
社畜の父、如月敬は毎日の終電の中で、会社を辞める夢想に耽る日々。
プロレスラーの姉、如月早樹は悪役レスラーを引退したいと願う日々。
専業主婦の母、如月真莉子は毎日に刺激が欲しいとゲームをする日々。
飼い猫のニャオは、何を考えているのだろう……?
そんな五人家族はある日の深夜、大きな爆発音で目を覚ます。
家を飛び出ると大きな穴が庭にできていた。
母は消防に電話をしようとしたが、何を思ったのか父がニャオを抱えたままその穴にダイブしてしまう。
つられるように舞菜香、早樹、真莉子も穴に落ちる。
そして気づくと、舞菜香は異世界に転生していた……。
文字数 1,158
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.12.20
郊外の小さな一軒家に引っ越して一ヶ月。新しい生活は穏やかだったが、リビングに置かれた古い黒電話が気になっていた。コードは繋がっていないのに、前の住人が「置物として」と置いていったらしい。真夜中にその電話が、ほのかに光っているように見えることがあった。埃をかぶった受話器が、なぜか妙に冷たい。
文字数 1,274
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.05.19
「午前零時、誰もいない公衆電話から自分の名前を呼ばれたら、絶対に振り返ってはいけない」
日本各地で語り継がれる都市伝説。
赤い服の女、存在しないはずの駅、そして死者から電話がかかってくるという黒電話。
それらは単なる作り話だと思われていた。
しかし、都市伝説を調査していた青年・黒瀬怜司は、怪異の目撃者たちが次々と不可解な死を遂げていることに気づく。
事件現場に残されていたのは、どの事件にも共通する謎の言葉。
「次は、お前の番だ」
怜司は都市伝説の裏に隠された真実を追い始める。だが、調査を進めるほど、怪異よりも恐ろしい存在が人間の中に潜んでいることを知っていく。
一方、他人の恐怖や絶望を観察することに異常な関心を持つ男・神崎零は、不可解な事件に興味を示していた。
常識的な倫理観から逸脱した価値観を持つ彼は、人間の心を弄びながら、事件の裏側へと近づいていく。
そして、連続殺人事件を追う刑事・東堂真尋は、被害者たちの共通点を探るうち、事件が都市伝説の内容と奇妙なほど一致していることを発見する。
犯人は都市伝説を再現しているのか。
それとも、都市伝説そのものが殺人を引き起こしているのか。
さらに、事件の陰では、独自の歪んだ思想に従って殺人を繰り返す謎の殺人鬼・御影朔が暗躍していた。
彼は自らを怪物とも悪魔とも呼ばない。
ただ、人間の本性を暴くために殺すのだという。
都市伝説を追う青年。
人間の心を弄ぶサイコパス。
真実を求める刑事。
そして、独自の思想で殺人を繰り返す殺人鬼。
四人の運命が交差したとき、街に広がる怪異と殺人事件は、誰も想像しなかった恐ろしい真実へとつながっていく。
怪異を演出しているのは人間なのか。それとも、人間こそが怪異に操られているのか。
本当に恐ろしいのは、都市伝説の怪物なのか。
それとも、怪物を必要とする人間なのか。
今夜も午前零時、あの電話が鳴る。
文字数 4,599
最終更新日 2026.10.24
登録日 2026.10.24
レナトは富、地位、そして形だけの結婚、すべてを手に入れていた。しかし、無残な襲撃を受け、暗い路上で血を流していた時、彼は自分の人生が欺瞞に満ちていたことを知る。妻は愛人とのディナーを優先して電話を切り、仮面の暗殺者が彼から最後の息を奪った。だが、死は終わりではなかった。目を覚ますと、そこは二年前の過去、ワールドカップ開幕の日の自室。あの結末が妄想ではないという唯一の証拠は、胸に刻まれた五つの深い傷跡。未来の記憶と、肌に刻まれた裏切りの痛みを武器に、彼は生存と復讐を賭けた完璧な逆転劇を開始する。
文字数 93,603
最終更新日 2026.06.20
登録日 2026.05.19
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
司法局実働部隊の隊員神前誠(しんぜんまこと)曹長は自称『許婚』の日野かえで少佐の火遊びのせいで『未婚の父』という奇妙な状況に置かれることになる。
それをからかう上司の西園寺かなめだが、彼女の電話に彼女の望まないある人物からの電話が入った。
翌日、明らかに様子のおかしいかなめを見ながら出勤した誠を待っていたのは『特別監査官』というよくわからない偉い人を一日中体を連れまわせという命令だった。
『特別監査官』田安麗子中佐はかなめの母国甲武国建国の父の直系の子孫で、徳川家の嫡流である『将軍様』だった。
そのあまりの世間知らずぶりに振り回される誠達。
ただ、彼女が『特殊な部隊』を訪れたことはかなめと誠の運命を大きく変えることになった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
登録日 2025.10.25
いつも否定ばかりする母。
ゲームはダメだ。
勉強しろ。
立派な人になれ。
そんな母が大嫌いだった。
そんな僕の元に最近母からの電話がずっとくる。
それを無視した先にあったのは母が危篤になったという連絡でした。
文字数 1,919
最終更新日 2021.05.09
登録日 2021.05.09
『あなたを待っています。って意味なんだよ』
都心から少し離れた静かな場所にあるアンティーク調の店の前で
エプロン姿に髪を後ろに束ねた女性が少女に話す。
少女はへぇーと頷く。
『この花はね。お姉さんにとってすごく大事な花なの。
だからね、ここのお店の名前も花の名前なんだよ』
『ここってお花屋さんなの?』
『うぅん、違うよ。美味しいものを食べるところ。
今度パパとママと一緒に食べにきてね』
うん。と少女は女性に手を振って笑顔で何処かへ走っていく。
そしてその女性はエプロンのポケットから小さいメモ帳を取り出す。
そこには今日の予約の名簿らしき名前が書かれていた。
——したい事が何も見つからない日々。
そんな日々を変えたくて求人誌でお洒落そうなレストランにバイトで働きたいと電話した。
落ち着いた優しい男性が電話に出て
『学生のかたですか?』
『はい、大学に通っている二年の吉岡《よしおか》ユイというものです』
『よければ今日履歴書を持って面接にこれますか?』とのことだったので学校帰りにバイトの面接を受けにいつもより早めに準備を済ませて電車に乗って面接へ向かった。
帰宅時間って事もあって車内の中は割と混んでいて騒がしかった。
ユイは入り口付近の吊革に掴まって奥の方へ目をやると
そこには老人が立っていて、そしてそのすぐ前にはヘッドホンで音楽を聴きながら目を瞑っている青年がいた。
私と同じくらいかな。
老人は沢山荷物を持って辛そうにしていたのを見てユイは堪らなくなってその青年に近付いた。
『ちょっと!すみません!』
席を譲らないかと注意しようとするが
ヘッドホンで私の声が聞こえなかったのか無反応の青年。
ちょっとムッたしたユイは青年のヘッドホンを両手で広げ
『おじいちゃんに席譲ってあげたらどうですか?』と声を荒げて言った。
そんなユイをなだめる老人。
『この男の子がさっき席を譲ろうとしてくれたんだが、私は次で降りるから大丈夫だよ。と断ったんだよ』
そして、電車が次の駅で停車すると老人がありがとう。と言ってすぐ降りてしまう。
『お節介なヤツ……』
青年はズレたヘッドホンを元に戻しながら呟く。
何も言い返せないユイは顔を赤くしながら、逃げるようにして移動した。
てか、お節介なヤツって何!?と独り言を言いながら隣の車両の小窓からヘッドホンをつけた青年を睨んだ。
今思うとここが私のいわゆる人生のターニングポイントだったんじゃないかな?と思う。
でもそれは偶然。とかじゃなくきっと初めからそうなることがもう決まっていたかのような気がしていたんだ。
とっても辛くて、とっても切なくて。
沢山泣いて。
でもきっともう一度やり直せることができるとしても
私はまたこの道をきっと選ぶ。きっとあなたを選ぶ。
文字数 27,333
最終更新日 2021.08.09
登録日 2021.08.09
初めて書いたミステリーです。
途中で犯人が誰かわかるように書いてます。
犯人がわかった方は是非コメントしてください。
文字数 5,145
最終更新日 2021.03.20
登録日 2021.03.20
治英に、結婚相談所から電話があった、5年前のパンフレットには、入会の条件として65歳以下ということだったが、65歳以上でも入会できることになったという。
文字数 1,041
最終更新日 2021.03.03
登録日 2021.03.03
主人公は、美貌、才能、幸運の全てを持つ完璧な親友・美咲に対し、強烈な嫉妬心を抱いていた。その憎悪は、美咲が主人公の想い人まで手に入れたことで頂点に達する。
主人公は、美咲の幸福を奪い、自分に移し替えるという黒魔術の儀式を実行。狙い通り、美咲は声や美貌を失い、不幸のどん底に落ちていく。その一方で、主人公は自分が美しくなっていく倒錯した喜びに浸っていた。
しかし、呪いは一転して主人公自身に跳ね返り始める。美咲と同じ不幸が次々と彼女を襲い、罪悪感は黒い粘液の幻影となって彼女を精神的に追い詰めていく。破滅の寸前、彼女を救ったのは、何も知らないはずの美咲本人からの、純粋な友情に基づいた一本の電話だった。
文字数 3,089
最終更新日 2025.12.11
登録日 2025.12.09
はじめに
この作品は、「小説家になろう」にも投稿しています。
「小説家になろう」を本拠地として活動しているので、コメントを頂いても、読むのが遅れる可能性があります。
「小説家になろう」の方では、数話先まで投稿されているので、時間があれば、是非。
この作品の更新日時は、毎週日曜日と木曜日の午後三時の予定です。
あらすじ
五人のティーンエイジャーが謎の男につれられて、異世界、ファンタジア レルムを冒険する物語。
地球人の女の子、ルナ・エリア(主人公)は、実は伝説の力を持っていて――?
始まりは、一通の通知だった。
――ピロン
「⋯⋯通知?」
魔術師募集中!
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〇〇〇 ✕✕✕ △△△
「なんだこれ……」
文字数 13,107
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.11.27