「祭」の検索結果
全体で2,510件見つかりました。
高校二年の亮太は、父を亡くしてから、家の空気が荒れそうになるたび軽口でその場をつないできた。亮太の同級生で学級委員の早紀は、止まった話をその日のうちに少しでも前へ進めずにいられない。兄の良篤は屋台の整備に長ける一方、父の代わりを背負わされた痛みを抱え、妹の夏好は古びた焼きそば屋台を友達に見られたくないと思いながらも、売上や常連の笑顔を手帳に書き留めている。母は亡き夫の味を守ろうとして言葉をのみ込み、叔父の靖央と従姉のたばさも、それぞれの距離から家族を支えている。
四月、亮太の下駄箱に「本当は嫌いなんだよね」とだけ書かれた紙が入る。折しも家では、父が遺した焼きそば屋台を畳むかどうかで空気が張りつめていた。そこへ夏祭りの出店依頼が入り、家族はいやおうなく同じ鉄板の前へ引き戻される。出店準備の衝突、父の留守電、六月の夕立、七月の夏祭りを経て、家族が嫌っていたのは屋台そのものではなく、父の不在を突きつけられる痛みだったとわかっていく。
守るべきものは古い車体ではなく、同じ鉄板を囲んで声を掛け合う時間だった。
文字数 10,508
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.04.05
春の七草を操る七人の七草巫女。
少女達は春祭りの創成者・四季の為に司る力を使い、七草粥を完成させようと奮闘する。
果たして、無事に七草粥は完成するのか?
セリ
ナズナ
ゴギョウ
ハコベラ
ホトケノザ
スズナ
スズシロ
七人の七草巫女は今日も楽しげに、そして自由奔放に過ごすのだ。
文字数 4,393
最終更新日 2017.03.19
登録日 2017.03.19
「君たち、今日から“性格分析研究会”のメンバーだ。」
突然の廃部危機を救うため、性格心理学をテーマにした謎の部活に集められた16人の生徒たち。共通点はただひとつ――全員MBTIのタイプがバラバラということ。
理論派で完璧主義のINTJ・氷室レイは「非論理的な連中」との交流に最初は反発するが、熱血で人情派のESFP・火野タケルや、神出鬼没のENTP・月見リナ、内気で本好きなINFP・静野ことりなど、個性の大爆発に次第に巻き込まれていく。
活動内容は「性格傾向を活かして学園の問題を解決する」という、なんとも胡散臭いもの。遅刻常習犯のENFPが学園長の説教を詩で丸め込んだり、ISTJが文化祭の予算管理でカツカツになったり、ISFPが恋に悩む相談者のために即興でバンドを組んだり……。
性格の違いはときに衝突を生み、ときに奇跡を起こす。
青春と心理学が交錯する学園で、16人は“自分らしさ”をぶつけ合いながら、バラバラなままの絆を育んでいく――。
これは、「性格の違い」が世界を面白くするということを証明する、カオスで笑えてちょっぴり切ない青春群像劇。
文字数 8,414
最終更新日 2025.04.17
登録日 2025.04.15
「キリク、おまえを除名する」
ダンジョン「破滅の塔」を攻略した帰り道、勇者が突然言い出した。
「は?」
いきなりのことに驚くキリク。
だが、他のメンバーはただ、にやにや笑って、驚くキリクを眺めるばかり。キリクは、除名がパーティの総意であることを、遅まきながら悟っていた。
キリクはすべての装備を剥ぎ取られ、魔物の出る危険な街道筋に、身体一つで投げ出される。離脱のための話し合いもなしの、一方的で屈辱的な除名だった。
だが、キリクが何より許せなかったのはべつのことだ。勇者とその仲間たちは、キリクが肌身離さず持っていたペンダントを、これ見よがしに踏みにじっていったのだ。そのペンダントは、魔王に殺された家族の、かけがえのない形見の品だった。
キリクの真価を知らない勇者たちは、キリクが野垂れ死ぬことを確信していた。だが、特殊なスキルを持つキリクが、この程度で死ぬようなことはない。
怒りを抱えさまようキリクの前に、盗賊の群れが現れた。盗賊どもは誰かを取り囲んでいる。
キリクはうめいた。破滅の塔のボスだった魔族の女。キリクたちとの戦いで深手を負っていた彼女は、本来ならば歯牙にもかけないはずの盗賊どもになぶりものにされようとしていた。
「気に入らねえ」
魔王は憎い。
だが、人間だってクソばかりだ。
気づけばキリクは、怒りの迸るままに盗賊どもを殲滅し、人間の敵であるはずの魔族の女を助けていた。
目を覚ました魔族の女とキリクは、すぐに互いの状況を察し合う。ともに破滅の瀬戸際にあった二人は、自嘲まじりにそれぞれの事情を打ち明けあう。
だが、自棄(やけ)になりかけていたキリクとはちがい、魔族の女は、まだ望みを捨ててはいなかった。
魔族の女――ダーナは言う。
「魔王を弑(しい)してその地位を奪う。それでも世界がくだらなければ、世界そのものを滅ぼしてやる」
思わず息を呑んだキリクに、ダーナは力を貸してほしいと頼み込む。ダーナは、敵として戦った経験から、キリクの真価を勇者以上に理解していた。キリクもまた、破滅の塔を攻略したことで、ダーナが型破りな魔族であることを知っている。
かくして、二人は誓い合う。身勝手な勇者どもを血祭りに上げ、その功績で魔王軍の中をのし上がり、最後には魔王をも殺してその地位を奪おうと。
そのための武器は――魔物固有のぶっ壊れスキル!?
文字数 145,555
最終更新日 2019.12.29
登録日 2019.11.21
月神を信仰する村に、ココウという若い狩人がいた。
神に人間を捧げる祭儀に、柱として選ばれた妹に代わり、ココウは月神の使者に自分を連れて行くよう懇願した。
ココウは神域で、男だが妻、つまり男神の慰みとして月神ミツルヅキに迎えられたことを知る。
男としての尊厳を捨てられないココウは、妻という立場に悩みながらもミツルヅキのお世話をしようするのだが、なぜかミツルヅキの方が甲斐甲斐しく世話をしてくる始末。
しかも、ミツルヅキはココウが望まない限り抱かないと言って……?
健気な狩人と、美しく寡黙な武神が閉じた世界で愛し合う、和風ファンタジーラブ!
※毎日3話更新(19:00)
※ムーンライトノベルズさんでも掲載している作品です。
文字数 29,806
最終更新日 2025.01.04
登録日 2025.01.02
学年3位の論理学オタク・桜井こころは、人気者の山本優也からの告白を「根拠を示してください」と分析開始! 恋愛を実験として扱う彼女と、それを面白がる彼。
優也の優しさは計算か、それとも天然か? 元カノの登場で初めて知る嫉妬の感情。嘘の倫理学、学園祭での偽装カップル演技、そして感情の制御不能状態。こころは論理の限界に直面し、感情の重要性を知っていく。
「完璧な論理なんて、人間には無理なんです」
しかし、優也はこころの「不完璧な愛」を全て受け入れ、二人は「愛に正解はない。でも、私たちの恋愛は、私たちにとって完璧だ」という結論にたどり着く。
これは、論理と感情の間で揺れながら、最終的に両方を大切にすることを学んだ二人の物語。
「愛とは、完璧でない最終定理のいたずらである」――知的でほっこり、そして感動的な、理系女子×文系男子の恋愛実験、開幕!
文字数 42,168
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.11.17
まだ花も恥じらう乙女だったころ、私は村の人から『歌うたいの巫女』なんて名前で呼ばれていた。故郷の村は自然豊かなことだけが誇りの場所で、まともな娯楽らしいものとも縁がない。そこで私の歌は重宝され、目を付けた村長にさまざまな制限をかけられるようになる。冠婚葬祭をはじめとした節目ではみんなのために歌をうたい、言われるがまま生きていた私に、とうとう山神様の元へ行くように命が下された。事実上の生贄と分かりつつも、なすすべのない私。最後に少しでも悪あがきをしようとしたところ、運命の出会いが訪れた。
文字数 10,603
最終更新日 2023.02.19
登録日 2023.02.19
「夏の灼熱に揺れる恋」は、内気な大学生の葵が海辺の町で開催される夏祭りに参加し、そこで出会った同じく内気な学生の悠斗との恋を描いた物語です。彼らは夏祭りの賑やかな雰囲気の中で引かれ合い、初めての恋心を抱きます。喧騒の中での屋台での食事や花火を見上げる場面を通じて、彼らの距離は次第に近づいていきます。
文字数 633
最終更新日 2023.06.20
登録日 2023.06.20
青空学園生徒会長の白鳥 はやめが
青空の下発表会や青空祭、修学旅行など
さまざまなハプニングを生徒会で乗り越える
ドキドキ ハラハラストーリー
文字数 712
最終更新日 2021.08.19
登録日 2021.08.19
私の名は橋本桧浬(かいり)。いきなり異世界に飛ばされたかと思えば、聖女だなんだと祭り上げられる。城にある意味幽閉され、自由を奪われ籠の中の鳥として暮らし続けるも、すぐにその生活にも飽きてしまう。
そんな折、突如侵入してきた男にプロポーズされてしまい...
文字数 2,620
最終更新日 2019.07.22
登録日 2019.05.30
「できちゃったみたい。」そう照れ臭く私は彼に言った。貴族の3男の彼は、男爵家なんて貴族の末端は、貴族にはいらないんだってよ!と腐っていたけど、最近は少し落ち着いている。
最近手伝っているという仕事のせいか、笑顔も増えそに変化を嬉しく思っていた。
祭の日も一緒に過ごし、明確な告白はないもののそのうち結婚に至ると思っていたら、私の体調不良。
え、もしかして?浮かれて話し始めた結末とは…
文字数 1,144
最終更新日 2021.06.10
登録日 2021.06.10
知里は夫の実篤に溺愛される日々を過ごしている。唯一の悩みは結婚して3年経つも一向に子供が出来ないことだった。
そんなある日、本家で行われた節分の祭りで知里は実篤が抱える秘密を知るることになる。その本性に彼女は……。
文字数 45,540
最終更新日 2017.05.18
登録日 2017.01.31
竈門 颯太はLVの限界を壊してLV99999に達したことを除いて、村人であり、普通の村人です。今、彼は別の世界から8人のヒーローを集めて颯太のLVを与えた神に会うために、かわいいLV10司祭である斎木 恵を手伝っています
文字数 161,623
最終更新日 2019.02.21
登録日 2018.08.23
若き医師・伊織は、古びた手紙に導かれ、人里離れた山奥に存在する狐憑きの村へと足を踏み入れる。村は異様な静けさに包まれ、村人たちの視線は冷たく伊織を射抜く。村長と呼ばれる老人は、伊織を歓迎するも、その笑顔はどこか歪んでいた。
村では、奇妙な祭りが執り行われていた。狐の面を被った村人たちが、異様な踊りを奉納する。その光景は、伊織の心をざわつかせた。祭りの夜、伊織は村の奥にある祠へと導かれる。そこで見たものは、想像を絶する光景だった。
村で少女が失踪する事件が発生する。村人たちは、それを「狐の仕業」と口を揃える。伊織は、事件の真相を探るため、村を調べ始める。そこで見つけたのは、少女のものと思われる血の付いた髪飾りだった。
伊織は、村の歴史を調べるうちに、忌まわしい過去を知る。過去に村で起きた凄惨な事件。それは、現在の村の異様さと深く繋がっているようだった。伊織の心に、狂気の影が忍び寄る。
文字数 848
最終更新日 2025.03.22
登録日 2025.03.22