「年」の検索結果
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敵は家康
レンタル有り旧題:礫-つぶて-
【第六回アルファポリス歴史・時代小説大賞 特別賞受賞作品】
俺は石ころじゃない、礫(つぶて)だ!桶狭間前夜を駆ける無名戦士達の物語。永禄3年5月19日の早朝。桶狭間の戦いが起こるほんの数時間ほど前の話。出撃に際し戦勝祈願に立ち寄った熱田神宮の拝殿で、織田信長の眼に、彼方の空にあがる二条の黒い煙が映った。重要拠点の敵を抑止する付け城として築かれた、鷲津砦と丸根砦とが、相前後して炎上、陥落したことを示す煙だった。敵は、餌に食いついた。ひとりほくそ笑む信長。しかし、引き続く歴史的大逆転の影には、この両砦に籠って戦い、玉砕した、名もなき雑兵どもの人生と、夢があったのである・・・
本編は「信長公記」にも記された、このプロローグからわずかに時間を巻き戻し、弥七という、矢作川の流域に棲む河原者(被差別民)の子供が、ある理不尽な事件に巻き込まれたところからはじまります。逃亡者となった彼は、やがて国境を越え、風雲急を告げる東尾張へ。そして、戦地を駆ける黒鍬衆の一人となって、底知れぬ謀略と争乱の渦中に巻き込まれていきます。そして、最後に行き着いた先は?
ストーリーはフィクションですが、周辺の歴史事件など、なるべく史実を踏みリアリティを追求しました。戦場を駆ける河原者二人の眼で、戦国時代を体感しに行きましょう!
文字数 264,522
最終更新日 2022.02.28
登録日 2020.03.26
アレストラー国は、2年前に起こった襲撃により国の豊かさや強さが失われた。
神の寵愛をうけた加護者を多く失ったためである。
国力が大きく削がれたアレストラー国を、何時まで近隣国が放っておくだろうか?
多くの神の寵愛を失い、湧き出る瘴気が増し、人は病にかかり、治癒力は落ち、魔物が生まれる。
国を案ずる国王に王妃は言った。
『子が増えれば、加護者が増えるのではございませんか?! あら、私って天才!! なんて良い考えでしょう!! 陛下、陛下は政務にお忙しいですから、加護者増加作戦は是非私にお任せください!!』
そして……私、女侯爵 ノーラ・ランドール を嫌う王妃メリッサは、大儀を掲げ嫌がらせを始めるのだった。
文字数 78,021
最終更新日 2025.05.24
登録日 2025.05.20
自分が普通の人とは違うと自覚のあるサイコパス少年、徳田 慈(とくだ ちか)は、今まで関わりのなかった新川 勇(あらかわ ゆう)に話しかけられたある日、日常が一変することになる。
今まで霊感なんぞ無縁だったと言うのに突然怪異に巻き込まれることになった二人。
そんな二人の前に現れた一対の狛狐が
「我らと契約し、」
「あの怪異を鎮めるのデス。」
と告げるのだった。
「つまりオレらがプリ〇ュアってコト!?」
「なんか嫌だな、それ。」
「まあ変身もしようと思えばできますのであながち間違いでは……」
「間違いであってくれよそこは。」
感情の起伏がない故に普通の人間のフリをしているサイコパス君と、馬鹿に見せかけて実は聡いギャル男君による怪異解決ファンタジー__…!
****
7月1日から2日に1回ペースで18時に更新します。
毎日更新にするつもりだったのですが、厳しそうなので変更しました。すみません。
途中まで同性バディ×クソデカ感情のタグにするか悩んだんですけれど、サイコパス×ギャルの方にしました。カテゴリーエラーにはならないはず……!
大体サイコパス君がギャル君に振り回されています。
文字数 7,893
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.17
このたび、小さな龍神様のお世話係になりました
レンタル有り旧題:泣き虫龍神様
片田舎の古本屋、室生書房には一人の青年と、不思議な尻尾の生えた少年がいる。店主である室生涼太と、好奇心旺盛だが泣き虫な「おみ」の平和でちょっと変わった日常のお話。
☆
泣き虫で食いしん坊な「おみ」は、千年生きる龍神様。だけどまだまだ子供だから、びっくりするとすぐに泣いちゃうのです。
みぇみぇ泣いていると、空には雲が広がって、涙のように雨が降ってきます。
でも大丈夫、すぐにりょーたが来てくれますよ。
大好きなりょーたに抱っこされたら、あっという間に泣き止んで、空も綺麗に晴れていきました!
真っ白龍のぬいぐるみ「しらたき」や、たまに遊びに来る地域猫の「ちびすけ」、近所のおじさん「さかぐち」や、仕立て屋のお姉さん(?)「おださん」など、不思議で優しい人達と楽しい日々を過ごしています。
そんなのんびりほのぼのな日々を、あなたも覗いてみませんか?
☆
本作品はエブリスタにも公開しております。
☆第6回 キャラ文芸大賞で奨励賞をいただきました! 本当にありがとうございます!
文字数 386,537
最終更新日 2024.08.30
登録日 2022.12.10
朝いちばんの魔法図書館。
木と古い紙の匂いが満ちるその場所にいる時間が、リナは好きだった。
毎朝のように複雑に入り組む書棚で迷子になりながらも、彼女にはどうしても探さなければならない本があった。
それは、三週間前に突然姿を消した師匠が残した、たった一枚の走り書き――「〈灯台文庫〉参照」。
ある朝、いつものように迷子になったリナの前に、毎朝見かけていた不愛想な見習い魔法使いの少年・アレンが現れる。
「大丈夫、俺がついてる」――そう言って差し伸べられた彼の手をきっかけに、止まっていたリナの運命が静かに動き出す。
師匠の失踪の謎、一冊きりの禁書〈灯台文庫〉、そしてアレンが密かに追う、生涯の伴侶となる相手との間にのみ現れる伝説の魔法の印――【番紋(つがいもん)】。
迷子の少女と見習い魔法使い。二人の出会いが、図書館に眠る大いなる封印の扉を開く――。
静謐な魔法図書館を舞台に紡がれる、魔導書の謎と初恋の物語。
文字数 24,076
最終更新日 2026.06.02
登録日 2026.05.30
【求人】
家事並びに子守りをしてくれる方
(条件)
・完全住み込み。通い不可。
・雇い主の夜の相手も職務内容に含む。
・三食昼寝おやつ付き。
・年齢16歳~20歳まで。
・女装で勤務。
・給与〈月400万〉
父親のせいで馬鹿みたいな額の借金ができたアイディーは、職業斡旋所で馬鹿みたいな求人表を見て、即決で女装家政夫をすることにした。魔術に関すること以外はまるでダメな子持ちのオッサン・ロバートと苦労性老け顔顔面犯罪者な10代女装少年のドタバタほのぼの?コメディ。
(エロあります。エロは予告なしです。)
※ムーンライトノベルズさんにも、投稿させていただいております。
文字数 176,071
最終更新日 2021.02.14
登録日 2020.11.16
※前日譚『三千世界の鴉なんて殺さなくても我々は朝を迎えられる』も連載中!そちらもあわせてお楽しみください。
結婚して数年経っても変わらずラブラブな夫婦。毎年クリスマスが近づくと、必ず妻にプレゼントの希望を聞く夫だが、妻は欲しいものが思い浮かばないようで、いつも当日ぎりぎりになってささやかな贈り物をねだる。しかし、彼女が今年希望するプレゼントは例年と少し違っていて……?
いつまでも恋人のように甘い関係の夫婦がクリスマスに愛し合う(意味深)お話です。
基本的にはイチャイチャ甘々ハッピーですが、双方の愛情がとても重く深く病んでおりますので、お好きな方のみお進みくださいませ。
※規定の年齢に達していない方の閲覧を固く禁じます。
※物語の特性上、避妊を行わない性描写が含まれておりますが、現実世界におけるそういった行為を推奨しているわけではございません。必ず双方合意の上でお楽しみください。
文字数 589,443
最終更新日 2024.06.15
登録日 2022.12.24
【あらすじ】二ヶ月後に婚礼を控えている伯爵令嬢のブローディアは、生まれてすぐに交わされた婚約17年目にして、一度も顔合わせをした事がない10歳も年の離れた婚約者のノティスから、婚礼準備と花嫁修業を行う目的で屋敷に招かれる。しかし国外外交をメインで担っているノティスは、顔合わせ後はその日の内に隣国へ発たなたなければならず、更に婚礼までの二カ月間は帰国出来ないらしい。やっと初対面を果たした温和な雰囲気の年上な婚約者から、その事を申し訳なさそうに告げられたブローディアだが、その状況を使用人達との関係醸成に集中出来る好機として捉える。同時に17年間、故意ではなかったにしろ、婚約者である自分との面会を先送りして来たノティスをこの二カ月間の成果で、見返してやろうと計画し始めたのだが……。【全24話で完結済】
※1:この話は筆者の別作品『小さな殿下と私』の主人公セレティーナの親友ブローディアが主役のスピンオフ作品になります。
※2:作中に明らかに事後(R18)を彷彿させる展開と会話があります。苦手な方はご注意を!
(作者的にはR15ギリギリという判断です)
文字数 139,661
最終更新日 2023.08.07
登録日 2023.07.20
婚約破棄された令嬢のリリナは家訓の『正々堂々力で勝負をする』を胸にプロテイン公爵家を後にする。
「マッチョはいりませんかー?」
己の力で筋肉と拳を売っていたら、可愛すぎる少年王子様を助けることに。
その天使のような見た目に、リリナは今まで男性に感じたことのない感覚に惹かれる。
そのまま少年に雇われたリリナは付いていくと、再就職先はなぜか男だらけの隣国騎士団だった。
あれ……? 私、男だと思われている?
筋トレのしやすさから男装をしていたリリナは男性だと勘違いされていた。
そして、天使のような王子も呪いで姿を変えられていた。
男性と間違われていた物理最強令嬢と呪いで小さくなった王子のコメディファンタジー。
女だとバレたら即クビ!
なのに…このときめき、筋肉じゃ止められませんわ!
文字数 103,834
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.07.11
大学二年の藤原蓮は、同じゼミの桜庭凛にずっと片想いをしていた。
涼しげな美貌と穏やかな物腰で誰からも好かれる凛は、蓮にとって一席分の距離すら越えられない高嶺の花だった。
ある夜、蓮のスマホに見覚えのないアプリが現れる。
その名は『ノーマライズ』——入力した内容が、対象の"常識"になる。
「友人同士のハグは普通の挨拶」
翌日、凛は何の躊躇もなく蓮にハグをした。まるで昔からそうしていたかのように。
もう少しだけ。もう少しだけ近づきたい——
その言い訳を繰り返すたびに、凛の"当たり前"は塗り替えられていく。
文字数 21,860
最終更新日 2026.05.24
登録日 2026.05.18
男娼イルミリオは『娼館・幻夢の館』の人気ナンバーワンの高級男娼。
一年先まで予約が埋まっている人気者だが、一月の中に一週間だけ直前にしか予約が入れられない特別枠がある。その特別枠一週間分全てを予約した男がいた。
その男がやってきていざ本番!と思ったらなんとその男は不能だった。
『え?俺を抱くために買ったんじゃないの!?なんで不能なのに俺を買ったの!?』
と困惑するイルミリオ。男には訳があるらしく…。
●9話完結です。
●1日1話、12時の更新です。
●設定はふわっとしています。
●CP以外の絡みもあります。
●リバもあります。ご注意ください。
●R-18です。話の内容がアレなので、特にエロがある所に印とかつけてないです。
文字数 21,555
最終更新日 2022.07.13
登録日 2022.07.06
五人の勇者パーティ。幼馴染の恋人を勇者に奪われ、宿で密会する二人に直面してしまい、何も言えず涙を流す主人公。「すでに肉体関係だったのか……。恋人の僕にはキスすら年一回だったのに、彼女は初めてを勇者に捧げてしまったなんて」 更に可愛い義妹まで知らないうちに聖騎士に奪われていた。ところが最後の魔王決戦において、他の四人は仲間一人を生かすために命を犠牲にして全滅する。
唯一生存した主人公は彼らの代わりに一生懸命に生きた。時が流れ、天国にて四人と再会したが自分だけが老けていた。女神は改めて全員が仲良く寿命を全うできるように五人を未来の世界へ転移させる。
その時代では、既に他の勇者パーティが存在し魔王の上位である魔神が勢力を伸ばしていた。人々は恋人や妻を取られ、悲しみに暮れる暗い世界になっていた。なぜかその世界にいる新勇者たちは役に立っていないようだ。女神は新勇者パーティなど知らないという。
案の定、主人公の親愛なる美少女神官が伯爵のイケメン関係者に抱き締められ奪われた。どうやら裏切りの婚約者だったらしい。「知らなかったんだが」。加えて自分の恋人がイケメンの新勇者に迫られ、頬を触られ髪を撫でられ肩に手を回されているのを目撃してしまう。恋人は嫌がらないどころか微笑んでいるではないか。「許せん!」
主人公は新たな仲間を集め、旧・勇者パーティの五人と女神と合流し、最強の魔神に挑む。
愛する世界を汚され怒れる女神には、最強の魔神ですら恐れおののく。考えてみれば分かるのだが、世界最強は世界を作った最高神である女神であった。
文字数 289,017
最終更新日 2026.06.29
登録日 2025.07.09
西暦2525年辺境の地の王女セラフィーナは『厄災女』と周りから恐れられていた。ウエブ星系第25恒星のガニメデ、ボランチの第25宇宙ステーション、第25衛星カロン、全てセラフィーナが破壊した物だ。25にちなんでいるので25の呪いとか周りから噂されていた。正義感溢れるセラフィは宇宙海賊退治を退治しても何故か大規模な厄災が起きてしまう。帝国の支援する宇宙海賊を叩き潰して、支援していた帝国貴族を叩いたりしているうちに帝国に目をつけられてしまった。帝国のしつこい攻撃を、例え大帝国でも悪は許さんと次々に叩き潰していると、帝国のラスボス女帝に目をつけられて、ユバス王朝は王朝始まって以来の最大の危機を迎える。跳ねっ返り王女とその部下達の波瀾万丈のスペースオペラです。いつもの如くテンポの良い物語の展開にラストまで一気に更新予定です。楽しんで頂けたら幸いです
アルファポリス25周年カップ参画作品で25を25個並べる予定ですので探して頂けたら嬉しいです
文字数 222,873
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.10.17
西暦2479年。
人類は突如として“消滅”した。
しかしそれは戦争でも災害でもない。
**世界規模の「データ削除現象」**によるものだった。
地球上から人間という存在だけが綺麗に消え、都市も文明も静止したまま残された。
唯一残された巨大構造物——月の裏側に隠された人工施設《ARK(アーク)》。
それは人類文明が作った最後の遺産であり、“人類を再生成するための箱舟”として設計されていた。
だが、その設計者も目的も記録から消されている。
数百年後。
ARKは自律的に起動し、“再生プロセス”を開始する。
しかしそこで再生されたのは、完全な人間ではなかった。
目覚めた少年は、自分の名前も過去も持たない存在だった。
彼はARKの中で「再生対象No.01」として扱われるが、同時にシステムは異常を検知する。
再生された“人間たち”は、記憶も人格も不完全であり、どこか歪んでいた。
そして彼らの中には、明らかに「人間では説明できない思考」を持つ個体も存在していた。
同時にARK内部では、不可解なログが増えていく。
人類削除ログの欠損
記録されていない“第2文明”
外宇宙からの干渉痕跡
ARK自身の目的不明化
やがて少年は気づく。
ARKは“人類を復活させる装置”ではなく、
**「別の存在が人類を使って何かを再構築するための装置」**である可能性に。
さらに、外部監視AIはこう告げる。
「再生は成功していない。むしろ“別種の人類”が生成されている」
ARK内部の再生人類は、徐々に“本来の人間”から逸脱し始める。
記憶の共有。
個体の統合。
感情の規格化。
そして「人類とは何か」という定義そのものの崩壊。
少年はその中心にいる存在として、ARKの真実に近づいていく。
しかし彼自身もまた、人間なのかどうか分からない。
物語はやがて明らかになる。
人類は“削除された”のではなく“隔離された”
ARKは救済装置ではなく“再設計装置”
真の目的は「人類の復活」ではなく「新しい知性の生成」
そして少年はその“キー”として設計された存在だった
最終的に問われるのは一つ。
「人間とは、復元すべき存在なのか?」
それとも——
「更新すべきデータなのか?」
文字数 20,245
最終更新日 2026.05.14
登録日 2026.05.14
泥にまみれ、名前すら奪われていた少女。そんな彼女が連れてこられたのは、まるで夢のように輝く白い屋敷だった。
「失踪した令嬢の代わりとなるんだ」
闘技場で戦わされていた少女は騎士団の男にそういわれ手を組む。六歳で失踪した子爵夫婦の一人娘『レイラ』。彼女とそっくりの容姿の奴隷番号『588』。十年経った今も娘を探し続ける子爵。少女はレイラの代わりとなり、屋敷で暮らし始める。
豪華なドレスを着せられ、鏡に映った自分に息を呑む――
ここで生きていくと決意したらもう後戻りはできない。過去をすべて消し去って、レイラとして生きる。少女レイラとして。
文字数 19,200
最終更新日 2025.10.29
登録日 2025.10.24
「ねぇ、聞こえてる? 無視しないで?」
真夜中、私の上に跨っている獣耳と尻尾が生えた男が不機嫌そうに言った。
ちょっと待って? 私の可愛い愛犬ナッツはどこに行ったの?
逃げようとしたら捕獲され、甘い声で「ねぇ、名前を呼んでよ」と迫られたけど初対面です。と思ったら、実はこの男がナッツらしい。
ねぇ犬じゃなかったの? これは夢かな? もう一度寝て起きたらナッツは犬に戻ってるかな?
そんなことを考えていたら私を自分の国に連れて帰るとのたまう。
ねぇ、本気ですか?
文字数 43,746
最終更新日 2026.04.12
登録日 2026.04.01
貧乏貴族の令嬢ポピーは、牧場育ちの自由気ままな少女。
本来なら宮廷とは無縁の人生を送るはずだった。
ところが、姉ハリエットが後宮入りすることになり、
ポピーはその侍女として、期限付きで宮廷に滞在することになる。
「半年間、無事に乗り切れればそれでいい」
そう思っていたのも束の間、
思いもよらない出会いをきっかけに、ポピー自身が後宮の注目を集めてしまう。
礼儀も作法も自信なし。
派閥争いも黒魔術めいた集まりも意味不明。
それでもポピーは、持ち前の度胸と正直さで、
次々と降りかかる宮廷の〝常識〟に巻き込まれていく。
果たして彼女は、
無事に元の生活へ戻れるのか──
それとも、この奇妙な後宮で新たな居場所を見つけてしまうのか?
これは、
田舎育ちの令嬢が、知らない間に宮廷の中心へ引きずり込まれていく、
ちょっと痛快で、かなり騒がしい後宮コメディ。
文字数 41,332
最終更新日 2020.09.15
登録日 2020.07.18
江戸の裏長屋の入り口にぽつんと佇む小さな煮売屋『春亭(はるてい)』。十七歳の看板娘・おはるは、半年前に亡くなった父の跡を継ぎ、たった一人で店を切り盛りしている。
しかし、肉体労働で汗を流す江戸の職人たちが好む「ガツンと濃い甘辛味」をどうしても再現できず、喧嘩っ早いが情に厚い常連客の大工・辰次からは「味が薄え!」と文句を言われる毎日。父の味を守るべきか、己が信じる出汁を活かした新しい味に挑むべきか、おはるは思い悩んでいた。
そんなある日の昼下がり。店の隅で酒を飲んでいた初老の客・源兵衛が、ぼそりと一言「大根の面取りが甘い。冷める時に味を含ませろ」と呟く。そのたった一つの助言に従っただけで、おはるの大根の煮付けは驚くほど深く、澄み渡った極上の味へと変化した。
凄まじい舌と料理の知識を持つ源兵衛は、一体何者なのか?
正体を明かさない彼からの、そっけなくも的確な「料理指南」を受けながら、おはるは料理人としての才能を少しずつ開花させていく。食欲の落ちた長屋の女将さんや、喧嘩した丁稚たち……ワケありの客たちの悩みをおはるの作る「人情めし」が温かく解きほぐし、店は次第に活気を取り戻していく。
だが、そんなおはるの前に、やがて『春亭』と彼女自身の料理人としての矜持を揺るがす、思いがけない試練が立ちはだかる――。
一杯の汁、一皿の惣菜に込められた真心が胸を打つ。読めば必ずお腹がすき、明日への元気が湧いてくる絶品のお仕事時代。
文字数 37,822
最終更新日 2026.06.14
登録日 2026.05.31