「農村」の検索結果
全体で123件見つかりました。
アラン・フルーリーは兵士になった。
軍服を着たいと思ったことなどなかったが、それが、彼の暮らす国、イリス=オリヴィエ連合王国での[義務]なのだから、仕方がない。
マグナ・テラ大陸の南側に突き出た半島部と、そこに連なる島々を国土として有する王国は、[連邦]と[帝国]という二大勢力に挟まれた永世中立国だった。
王国に暮らす人々には、誰かに押しつけたい思想も、誇示したい権威もない。
ただ、自分たちのありのままの姿で、平穏に暮らせればそれでよかった。
だから中立という立場を選び、連邦と帝国が度々、[大陸戦争]と呼ばれる大戦を引き起こしても、関わろうとはしなかった。
だが、一口に[中立]と言っても、それを維持することは簡単ではない。
連邦、あるいは帝国から、「我々に味方しないのであれば、お前も攻撃するぞ! 」と脅迫された時に、その恫喝を跳ねのけるだけの力が無ければならない。
だから、王国は国民皆兵を国是とし、徴兵制を施行している。
そこに暮らす人々はそれを、仕方のないことだと受け入れていた。
国力で圧倒的に勝る二大勢力に挟まれたこの国が中立を保ち、争いに巻き込まれないようにして平和を維持するためには、背伸びをしてでも干渉を拒否できるだけの備えを持たなければならなかったからだ。
アランは故郷での暮らしが好きだった。
牧歌的で、自然豊かな農村での暮らし。
家族と、愉快で愛らしい牧場の動物たち。
そこでの日々が性に合っていた。
軍隊生活は堅苦しくて、教官役の軍曹はしょっちゅう怒鳴り散らすし、早く元の生活に戻りたくて仕方がなかった。
だが、これも義務で、故郷の平穏を守るためなのだからと、受け入れた。
幸い、新しく配属になった分隊は悪くなかった。
そこの軍曹はおおらかな性格であまり怒鳴らなかったし、仲間たちもいい奴らだ。
この調子なら、後一年残っている兵役も無事に終えられるに違いない。
誕歴3698年、5月22日。
アランは、家に帰ったら母親が焼いてくれることになっているターキーの味わいを楽しみにしながら、兵役が終わる日を待ちわびていた。
これから王国と自身が直面することになる運命など、なにも知らないままに……。
※本作の本編、「イリス=オリヴィエ戦記」は、カクヨム、小説家になろうにて掲載中です。長編であるためこちらに転載する予定は今のところありません。
文字数 119,744
最終更新日 2024.08.23
登録日 2024.04.27
登録日 2016.06.25
邪神を殺した男がいた。
その男は最強の名を欲しいがままにしていたが気を抜いて打ち所が悪くてなんか死んでしまった!
生まれ変わった男は農村で生まれ、15歳のときに行われる「寵愛の儀」にて職業とスキルが与えられるはずだったが男には何も与えられなかった。
しかし男は「逆にレアでラッキー感あるよ!」と能天気なこと言って外の世界を知らずに過ごしているうちに無自覚に強敵を倒していき、注目を集め、性格に棘がある冒険者パーティができてしまいハチャメチャな日々を送ることに。
文字数 63,953
最終更新日 2024.08.11
登録日 2024.04.26
ソラリア王国では、王妃の選択は貴族に限られていなかった。伝説的な「王室選抜」を通じて、どんな若い娘でも──たとえ農村の娘であっても──王座へと上り詰めることができた。 その中には、幼い頃から知恵と慈愛、そして勇気で村人たちの尊敬を集めてきた、白銀の髪を持つ素朴な少女マリアがいた。
家族を襲った悲劇の後、ある公爵に養子として迎えられたマリアは、華やかでありながら試練に満ちた世界へと放り込まれる。 厳しい授業、軽蔑の視線、そして貴族社会の孤独──それでも彼女は、自らの出自を決して忘れないという誓いを胸に抱き続けた。
そして今、王室選抜への参加を命じられたマリアは、自らの価値を示すだけでなく、一人の農村娘の運命が本当に星々へ──そして王座へ──届き得るのかを証明しなければならなかった。
文字数 6,502
最終更新日 2025.09.30
登録日 2025.09.27
生まれてからずっと、人のサポートをするのが好きな青年サボ。農村の次男坊として生まれた彼は、同じ村で成人を迎えた仲間と共に街に出て冒険者をしていたが、リーダーから「サボ、お前はクビだ!」と言われてパーティーを脱退。村を出てから1年は経っていたので、1回は帰郷してみるかと思い立ち――
パーティー脱退から始まる話ですが、サボ自身は恨んでいるわけではありませんので「ざまぁ」な展開にはなりません。
またサボやサポート受けた者達自身も、自ら「ざまぁ」をする予定も一応ありません。
ただその姿を見て、周りや自分自身で「ざまあない」状況、評価に凹んでもらう話です。
思いついたから書き始めるので、これも不定期更新となります。
サポートした人達
・農奴として売られていた女の子達→いくつものスキルを覚えた初心者冒険者
・生活困難になっていた女性達→文武両道な主婦メイド(?)
・うだつの上がらない若手教授←今ココ
文字数 141,568
最終更新日 2021.06.13
登録日 2021.01.25
「君の平穏を奪いに来たよ――私の花嫁――」
龍華国の首都・花都からみて西にある貧しい農村に住む占術士・蘭花(らんふぁ)。
近頃親を亡くし、一人でぼろ小屋に住んでいた彼女は、借金のかたに、白豚のような地方領主に嫁になるように迫られていた。
そんな蘭花の前に、言動のおかしな行き倒れた髭面の男が現れる。髭をそったら綺麗な顔をした美丈夫の名は天狼(てんろう)と名乗った。
最近の彼女の悩みである「満月が近づくと身体が火照って疼く」体質の解決方法を、自己陶酔の激しい(ナルシストな)天狼なら知っているという。
地方領主の求婚と自身の体質をどうにかしたい蘭花は、天狼を小屋の中に招きいれる。
彼の瞳を見ていると、逆らえない蘭花。
幼い頃から彼女のことを知っているらしい彼の正体はいったい――?(タイトルに書いてます)
人外版ありの残念なイケメン龍帝(ナルシストな幼馴染)に、ちょっと気の強い美人主人公が花嫁として後宮に連れて行かれるまでの物語。
※R18には※、人外(龍)との性描写の際は☆
※3万字程度の短いお話。全体30話+閑話。
※2020年ムーンライトノベルズ様に投稿の完結作品に加筆修正しています。
文字数 34,422
最終更新日 2022.03.06
登録日 2022.02.26
寂れた農村にただ一人の医者として何も知らずにやって来た橘翼は、ある夜、キツネの魔法使いに言われる。
この村の風習である村長選びの御子として選ばれた。次の村長は、御子と肉体関係を結んだ者。
御子である事を一カ月隠し通さなければ、村中の村長希望者から体を狙われる事になると言われて――。
橘×キツネの魔法使い になる軽ーいお話です。供養掲載。結構昔に書いたお話です。よかったら。
文字数 81,121
最終更新日 2020.12.20
登録日 2020.09.16
如月刀利は、生まれも育ちも山奥の農村。そして高校二年生の彼の学校はバスで一時間以上。
ある日の学校帰り、バス停に向かっていた刀利は村で唯一──とまではいかないけど、数個しかない貴重な交差点に侵入する白いイタチを見かける。そこへ迫る大型トラック。トラックの運転手はナビ画面でも見ているのか、小さなイタチには気付かない。刀利は家でフェレットを飼っている為、その手の生物が目の前で死ぬ姿を見たくなかった。そして、無謀にも車道へ飛び出す。響き渡るブレーキ音。宙を舞う鞄。
気付くと真っ白な空間に浮いていた刀利。
創造神と出会い、刀利が助けたイタチは神の使い魔である事を知る。助けてくれた御礼を刀利にしたいと言い出すが、彼は既に死亡した事になっていた。ちなみに神の前で目覚めるまでに一ヶ月以上経過。刀利が途方にくれるも、異世界でならその姿で再構築可能だという。見ず知らずの世界にただ独り存在を許されてもと、刀利は更に絶望感にうちひしがれた。そこで前世の創造神の使い魔であった白いイタチは、助けれくれた感謝にと刀利と共に異世界へ来てくれると言う。そして一人と一匹の異世界転生となった。
その世界は精霊が崇め奉られる世界。精霊に好かれた者だけが人権を得る。魔法も精霊の契約者とならなければ使えず、途中でも精霊に嫌われれば全てを失う。
そんな世界で、創造神の加護で『自然に好かれる』というスキルを与えられたトーリは、ウハウハなハッピーライフを送る。
文字数 114,378
最終更新日 2025.05.18
登録日 2023.04.28
かつて現代のどん底を這いつくばっていた男・大湯。借金、ギャンブル、無職、自己愛――すべてを兼ね備えたクズが、ある日ぽっくり死んだ。
だが彼が目覚めた先は、幻想と泥に包まれた農耕国家**「モルドーニャ王国」**。しかも、ジャガイモとして。
モルドーニャでは「神聖芋農暦」により、ジャガイモは貴族の食卓から宗教儀式にまで用いられる国家的作物。
生まれ変わった大湯は、地中で「俺、神に近い存在じゃね?」と勘違いし始める。
しかし現実は過酷。芋は収穫されれば即焼かれ、茹でられ、潰される運命。
喋れず、動けず、ただ地中で腐ることすらできない孤独な時間の中で、大湯はひとつのスキルに目覚める。
その名も――「菌糸思考転送(ファンガル・トランスミッション)」。
地中に自身の思想をばらまき、他の芋たちの思考を“汚染”していくスキルである。
やがて芽生える信仰、「ポテト教」。
「芽を出すな、食われるぞ」――その言葉は、やがて農村にまで届き、モルドーニャ王国を揺るがす事態に。
大湯は喰われずに世界を支配できるのか?
それとも、美味な芋として神の食卓に捧げられるのか?
土の中から始まる、最低で最高のポテト黙示録。
文字数 10,054
最終更新日 2025.05.16
登録日 2025.05.14
La lune froide(ラ・リュヌ・フロワード)。
剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、二つの国の争いに翻弄される人々を一人の少年を基軸に描く幻想戦記。
イラストつき登場人物紹介・世界観説明(INTRODUCTION)を追加しました。
今後の登場人物は、ある程度イラストが描き溜まったら追加していきます。
尚、この作品は小説家になろう(http://syosetu.com/user/top/)でも連載・掲載しております。
●●物語●●
『かつて、世界は広大な虚無であった。
その果ての無い漆黒の中にたった一人、神と呼ばれたものが在った。
神は二振りの剣を持って、虚無を四つに切り裂いた。
虚無の欠片は海となり、空となり、大地となり、そして星となった。
神は新たな世界へ生まれ落ちた人間達に、剣を授けた――』
***
イヴェール皇国南東部に、エーレルという名の小さな農村がある。
そこに、一人の少年の姿が在った。
少年の名は、リュヌ。
村の一大行事である豊穣祭を控え、村人達はいつになく陽気な気配に包まれている。
穏やかで平和な村の暮し、それが永久に続き、繰り返されるのだと誰もが思っていた。
夕刻、思いも寄らぬ悲劇が訪れるまでは。
●●備考●●
同名のフリーゲームを原作とした、原作者によるノベライズ版です。
オリジナル(ゲーム版)から一部構成を変更してお送りします。
ゲームをプレイ済の方には、物語がどんな風に補完されるのかをお楽しみに。
ゲームを未プレイの方には、是非、まっさらな気持ちで見守って頂ければと存じます。
文字数 98,663
最終更新日 2017.09.30
登録日 2017.06.07
金に苦労した人生の最後に望んだものは叶ったけれど・・・。
借金まみれで過労死した男が手にしたファンタジー的世界での転生人生。平凡ながら暖かな農村での暮らし、独立の旅立ちにポケットの中には金貨が一枚。
しかし、普通の人生はそこまで、翌日、気付けば金貨が二枚、更に次の日金貨が四枚・・・。
金に押しつぶされて死亡する悪夢を避けるため、必死に無い知恵絞って金を使う。
魔法無し、武力無し、前世関連以外の知識無し、知恵普通な少年が、前世の日本人的もったいない精神と戦いながら、無駄に金を使いまくる散財ファンタジー開幕!
登録日 2015.03.17
『彼の人が注いだ万斛(ばんこく)の涙が、この世界の始まりだった』
始まりの書。この世界を記す歴史書に、その一節が刻まれている。
“時”の魔術師によって支配された世界を救った男が、平和の為に流した涙だという。
歴史的英雄、レイソルト。魔術師と同じ“時”の力を有した彼の手により、人々の未来が取り戻された。
セイスはそんな歴史の英雄譚に憧れる、16歳を迎えたばかりの少年である。
安全だけが保証される小さな農村で外の世界に憧れを抱きながら、彼は毎日変わり映えのない空を仰いでいた。
そんな彼の村に迷い込んだ一人の少女ミルフィとの出会いで、セイスの人生は大きく流転する。
憧れだった筈の世界の歴史、時を巡る世界の英雄。
セイスは他の時代を生きる人々と出会い、“時”というものの偉大さと残酷さを知る。
その果てに知ることになる、信じて疑いもしなかった歴史の真実を知った時。
少年は、一体何を思うのだろうか。
〈そんな少年セイスが歩む、長い長い冒険譚の始まり〉
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文字数 300,798
最終更新日 2021.06.21
登録日 2019.10.04
昭和の初期に起こった日本中を揺るがす大事件が起こった。それを2.26事件という。
その頃、徳川幕府が滅亡し、新しい政府が出来た。
しかし、まだ日本は過渡期であり、多くの様々な問題を抱え、政治は熟成していない。
その為に多くの農村達は疲弊しており、それに見かねた皇道派に属する青年将校達は立ち上がり、
政府の要人達を殺害しようと試みていた。
政局は統制派と皇道派とで覇権を争っていた。
その中でも、将校と令嬢との儚い恋が芽生えたのである。
しかし……日増しに強くなってくる政情不安、青年将校の運命はどうなっていくのか……
文字数 16,481
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.03.05
【銃と剣と陰謀と。大司教の《特殊部隊》が城塞都市を駆けぬける】
十七世紀、神聖ローマ帝国北部。
後に三十年戦争と呼ばれる、国土を荒廃に追い込んだ長い戦乱の最中である。
都市も農村も自衛を講じるしかない世の中。
ここに一人の若者が居た。「平穏に暮らしたい」「前向きに」が口癖の地味青年・ヴェルツだ。
その日、ヴェルツは友人であるロックにあるモノを見せられていた。
こんな田舎の村で目にしたことのない「銃」という代物だ。
撃ってみようとしたその時だ。彼が住むリーウッドの村が野盗団に襲われたのは。
からくも難を逃れたヴェルツは、荒廃した村を救うために姉とともに都市へ向かうことに。
聖書を売りつけようとする生臭坊主・マナーワン。
大量の武器を抱えてご満悦な様子の弾丸小僧・レオン、甘党の大男・モリガン──ヴェルツが城塞都市マクデブルクの大聖堂で出会ったのは、胡散臭い三人組である。
彼らは大司祭付きの特殊戦闘部隊EDEと名乗った。
近代的な武器の数々。
街を巻き込んだ恐るべき作戦。
おりしも都市はカトリックの大軍に包囲されていた。
都市の防護壁崩壊事件に巻き込まれ、求める平穏からどんどん遠ざかっていく事をヴェルツは自覚する。
文字数 115,707
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.03.27
ひょんなことから異世界に転生した男、ルディ。
貴族に生まれて順風満帆というわけではなく、農村にある一家に生まれた彼は、致し方ない事情があって冒険者として生活をすることになった。
幸いにも、彼には戦闘の才能が有り、様々な『スキル』と周囲には公言していない『ギフト』を持っている。
なので、十等級から一等級まである冒険者等級の中で、ルディは二十一歳という若さにして三等級という高さまで上り詰めていた。
そしてある日、いつも通り迷宮から帰りを急いでいるとえらく身なりが綺麗な少女が倒れているのを見つけた。一応ルディは善人であるため、助けようと思い声を掛けて安否を確認する。
だが、声を掛けてから気が付いた。
質素だと思った服はよく見ればとても良い生地で作られていて、髪の毛が冒険者と思えないほどにサラサラで綺麗なのだ。
明らかにどこぞの貴族の娘であることが分かった。
ルディは絶対に面倒ごとが起こると思ってその場から逃げようとする。
が、目を覚ました少女に気づかれて呼び止められてしまった。それでもルディは逃走を図るが不覚を取って捕まってしまった。
仕方なく話を聞いてみたら、貴族の娘どころか王の娘、つまり王女だったのだ。
これは転生した冒険者が王女に付きまとわれ振り回される話である。
文字数 13,854
最終更新日 2023.05.07
登録日 2023.05.04