「ば」の検索結果
全体で59,281件見つかりました。
とある国に、食べることが大好きな皇女がいた。
その皇女は竜人族の末っ子皇女として、とても可愛がられながら育ち、王宮で美味しい料理に舌鼓を打っていた。
そんなある日、父親である皇帝陛下がこう言った。
『そんなに食べることが好きなのなら、いろんな国を巡ってみてはどうだ?』
――と。
皇女は目を輝かせて、外の世界に旅をすることに決めた。
これは竜人族の末っ子皇女が旅をして、美味しいものを食べる物語である!
「姫さま……それはただの食べ歩きになるのでは」
「良いじゃろ、別に。さあ、今日も美味しいものを探しに行くぞ、リーズ!」
「……まぁ、楽しそうでなによりです、シュエさま」
……ついでに言えば、護衛の苦労談でもあるかもしれない?
※設定はふわっとしています。
※中華風~西洋風の国を旅します。
文字数 149,214
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.01.10
「観音菩薩……か?」
「違いますよ。死なないでください」
普通のOLだった私の部屋に現れた、泥まみれで返り血を浴びた武士。やつれているのに彼の姿は品があって美しかった。
「マゲを結っていないし、幕末ぐらいの人かなあ」
弱りきった男を放っておけず、椿(つばき)は彼の面倒を見ることになる。
上手くいかない事も多く、椿は彼に振り回される日々。
それでも少しずつ彼と心を打ち解けて来て……
「褒美をくれないか」
「私がご褒美ですか?」
「ああ、ずっと欲しかった」
一見ぶっきらぼうでそっけないんだけど、心を許すと実は……な彼です。
☟Twitter
https://twitter.com/Kuzyoichi
文字数 91,171
最終更新日 2021.12.17
登録日 2021.12.08
貧乏伯爵家の令嬢セレスティナは、ある日侯爵家の次男ジェイクにある理由から婚約者になって欲しいと持ち掛けられる。
伯爵家への資金援助をしてもらう事を条件に、ジェイクとの婚約を了承したセレスティナ。
始めは期間限定の婚約者役をすればいいだけ、と気軽に考えていたがジェイクと過ごす内に彼の優しい人柄に惹かれて行く。
だが、偽物の婚約者な自分は時期が来たら婚約者ではなくなる、ジェイクとは結ばれる事はないのだ、とセレスティナは後ろ髪を惹かれつつも偽物の婚約者の役割を終える事になる。
***********
本編完結、番外編更新のため連載中に戻します
文字数 117,428
最終更新日 2022.12.23
登録日 2022.10.02
交通事故にあった主人公は異世界の神様による転生の儀式で無事に異世界の世界に転生する。
神様からどのような能力を転生の特典で得るかを選択されたが主人公は
そのようなものはいらないと断る。
穏やかな日常生活と農業とかやれればそれで良いと言ったのだ。
だが、神様は密かに
農業の能力を相手に知らせずに授けていたのだった。
異世界の世界なのに
何故か
トラックもある
馬車もあって
なんかどうやら
パソコンやら電話やらもあるらしい!?
そうここは実は、中世と近代が合体した世界だったのだ。
文字数 327,386
最終更新日 2026.05.13
登録日 2024.11.03
神の子でありながら「魔王」と呼ばれるマティアスはある使命を果たすためにとある国々を滅ぼしていた。
神の加護を持つ彼に勝つ術を持つ物は居なかった。
おぞましい呪いを持つ、人の姿をした獣ブレイドが現れるまでは。
ブレイドに敗北したマティアスはある条件を出される──
文字数 106,700
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.01.23
親に捨てられた私は一人で生きるべく知識を得るために、図書館通いをしていると“じぃ”と名乗る老人に攫われてしまった。
どうも老人の孫と友達になって欲しいという胡散臭い話だ。それもそのはず、皇帝の第一子というじゃないか。
これは友達というより、生贄だね。
そんな出会いから始まる。皇帝と私の攻防。
そして、帝国を取り巻く情勢は戦争へと傾き、戦乱の中で私は救済を掲げた。
君がその道を選ぶなら、私は治療師の道を選ぼう。
*不快な表現があれば、そのままそっと閉じてください。
*主人公は口が悪うございます。
*R15指定をしておりますのでお気を付けてください(エロではない)
*作者の目は節穴ですので誤字脱字はあります。ご了承ください。
文字数 110,405
最終更新日 2024.01.27
登録日 2024.01.19
ユーニスはブチ切れていた。外で婚外子ばかり作る夫に呆れ、怒り、もうその顔も見たくないと離縁状を突き付ける。泣いてすがる夫に三行半を付け、晴れて自由の身となったユーニスは、酒場で思いっきり羽目を外した。そこに、婚約解消をして落ちこむ紫の瞳の男が。ユーニスは、その辛気臭い男に絡み、酔っぱらい、勢いのままその男と宿で一晩を明かしてしまった。
互いにそれを無かったことにして宿を出るが、ユーニスはその見知らぬ男の子どもを宿してしまう… ※先に投稿した短編作品の長編版になります 主にざまぁの追加がメインです※
文字数 101,043
最終更新日 2026.05.14
登録日 2026.04.22
ジェリーは魔法使いだ。実家での扱いが原因で気が弱く、自己肯定感がとにかく低い。ある日、師匠であるアクセルにとある仕事を任せられることになる。
それは――勇者に同行し、魔物退治をするというものだった。
正直気乗りはしないが、自分を救ってくれた師匠のため……と、その仕事を受けることにしたジェリー。
勇者キリアンとの関係も、初めはぎこちないものだった。でも、『とある出来事』からキリアンの態度は百八十度変わってしまって……?
「俺の愛を受け取ってくれなきゃ、世界なんて救わないから」
「本当のことを言えば、ジェリー以外いらない」
重すぎる愛情を向ける最強勇者さん×気弱で自己肯定感底辺の魔法使い。
――この関係は、運命ですか?
――
■第13回BL小説大賞応募作品です。
■hotランキング 34位ありがとうございます♡
■表紙イラストはたちばなさまに有償にて描いていただきました。保存転載等は一切禁止になります。
■掲載先→アルファポリス(先行公開)、ムーンライトノベルズ、エブリスタ、ピクシブ
文字数 116,760
最終更新日 2026.01.12
登録日 2024.09.18
伯爵令息であるルキノはガーデンパーティーの主催を行った日に、学生時代に勝手にライバル心を抱いていたオライオンと再会する。パーティーの途中心無い噂話を浴びせられ苛立っていたルキノは、ついオライオンへと本音をぶつけてしまう。
天才と呼ばれるオライオンが羨ましく、なんでも持っていると捻くれたことを考えていた。しかしオライオンが幼い頃に病のせいで耳が聴こえなくなってしまったことを知ってしまう。
彼と関わるうちに助けてあげたいと思うようになったルキノは、自身の得意な薬草学の知識を活用し病を治すための特効薬を調合しようと試みる。
しかし、ルキノには公爵家の嫡男であり魔法騎士団団長のエイリークとの婚約話が出ており──
耳の聞こえない天才魔法使い
×
努力家の報われない受け
が紡ぐ、努力と涙とすれ違いを経て成長するファンタジーBL
「結局全部諦めきれないんです。我儘ですよね」
※専門的な表現が含まれますが、作者は専門家ではないため間違った表記がある場合があります
タイトル変更しました
文字数 58,255
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.08.17
「おぎゃーーおにゃーーー!!!」
終戦間際と噂される、きな臭いご時世。
そろそろ追い出されそうな婚約者の家で居候生活を送っていたエミリアの前に、ある日突然――赤ちゃんが空から降ってきた。
しかもその正体は、前世で読んだ小説に登場する未来の冷血皇帝・ラファエル・アウレリウス。
現在戦争中の敵国の皇帝であり、将来この国を滅ぼす存在。
――つまりこれは、拾ってはいけない赤ちゃんだった。
だが、まだ十四歳にして行き場のないモブ令嬢エミリアは、赤ちゃんという名の時限爆弾を抱え、秘密(?)だらけの子育て生活を始めることになる。
婚約破棄予定の婚約者
次期婚約者の座を狙う侯爵令嬢
将来豪商になる商人の息子
突然変異のフリをしたフェレット
コピックを作る公爵令嬢
癖者の参戦に、少年少女達はどう未来を変えるのかーー
育児×転生×敵国皇帝(赤ちゃん)ファンタジー
設定はゆるめです。
※時々シリアス、基本はほのぼの寄りです
♢♢♢
宣伝
アルファポリス様にて連載中の『消滅した悪役令嬢』コミック一巻が2月27日にコミックシーモア様にて配信予定です💐
よろしければ見てくださると嬉しいです。
久しぶりの新作ですので、こちら執筆の練習中です。
物語を楽しんでくださる方がいらっしゃると嬉しいです。
文字数 70,625
最終更新日 2026.02.04
登録日 2026.01.23
「責任?とってくださらなくて結構です」
没落伯爵家の令嬢セシリア・ノードはたまたま助けた少年から、責任を取って君と結婚する、と言われる。が。責任を取ってもらうほどの怪我でもなく、そもそも望んでいないのに責任とか、嫌がらせ、としか思えない。長年、家族から醜い容貌だと言われ続けたセシリアにしてみれば、とにかくそっとしておいて欲しくてすっぱりと断るが、すると相手の少年が絶望的な顔をする。
「わたしの容貌で責任と言われても、嫌悪感を与えるよな。すまない」
と、どこからどう見ても物語から出てきたような美しい容貌の人に謝罪されても意味がわからない。
それが、あまり表に出てこない第一王子とわかり、厳しく叱責を受けたセシリアは、そのまま家から追い出される。
一つだけ、持って出ることを許そうと言われ、ずっと近くにいてくれた侍従のアダンだけを連れて。
セシリアに仕えるばかりに、このまま家に残すことに危惧を覚えたから。アダンは喜ぶけれど、少しだけ顔を曇らせる。
「シア様がわたしだけ連れて出たと聞けば、兄上が烈火の如く荒れそうですが」
「お兄様は…そうね。でも、いつお耳に入ることか」
厄介払いを終えた伯爵家に、責任ではなく、感謝も伝えたいからと訪れた使者に「我が家への気遣いをいただけるのであれば、末娘が殿下に恋心を抱いております。どうか受け入れていただければ」と、伯爵は溺愛する娘を差し出そうとする。
そのことで、伯爵家が不興を買ったことは、もう関係のないことなので無責任と言われようと、知りません。
厄介な家からようやく解放された令嬢は、自由に生きたい。のだけど。「アダンも、わたしのことは放っておいて自由に生きていいのよ?」といえば、なぜか叱られ。
そっとしておいてくれない人たちを追い払ってくれるから。本当は、アダンがいてくれて、よかったのだけれど。
そうして今日も、セシリアはささやかな自由を満喫…したい。
文字数 41,632
最終更新日 2020.09.05
登録日 2020.07.27
「異世界転生」の裏には、勇者候補をトラックで轢き続ける社畜の存在があった。
異世界転生管理局の運送部で激務をこなすドライバー・轟 駆(とどろき かける)。
しかし、過酷なノルマを達成した直後、上司のクソ女神から理不尽な不当解雇(魔界行き)を言い渡されてしまう。
「ふざけるな。俺の残業代を返せ」
ブチギレた駆は、愛車の2tトラックで女神を物理的に轢き飛ばし、そのまま異世界へとダイブした!
行き着いた剣と魔法の世界。駆はひょんなことから借金まみれの獣人少女・ミオを「専属カーナビ」として雇い、異世界で気ままな運送業を始めることに。
しかし、電気水道完備の異空間荷台を持ち、どんな悪路(崖)も走破する駆のトラックは、ファンタジー世界では規格外のチート兵器だった!
襲い来る野盗も、立ちはだかるドラゴンも、果ては女神が差し向けたチート勇者でさえも――
「邪魔だ。納期に遅れる」
ただの時速60km(法定速度)と無敵の装甲の前には、すべてが紙くずのように吹き飛んでいく。
「そこ崖ですってばああああ!」
「納期まであと3分。飛ぶぞ」
助手席でがめつい獣人娘が絶叫する中、死んだ魚の目をした最強の社畜ドライバーは、今日もファンタジーの常識を容赦なく轢き潰す!
理不尽な世界に交通安全(物理)を叩き込む、痛快・異世界ドライブ・コメディ開幕!
文字数 128,572
最終更新日 2026.05.12
登録日 2026.04.18
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
文字数 338,128
最終更新日 2024.07.22
登録日 2023.06.28
コーリング伯爵家の長女ジュリアは、十八歳のある日突然、前世でトラウマとなった言葉を思い出し、それが原因で結婚を目前に控えた婚約者ヴィクターを怒らせ婚約破棄されてしまう。
そのトラウマのせいで、今世でも一人にならなければ眠れなくなってしまったジュリア。
こんな状態では結婚なんて無理だと、独身のまま領地のために尽くしていこうと決意した矢先、思わぬ相手から結婚を申し込まれる。
それは王弟でもある、ウィリアム・オルコット公爵からの申し出だった。
「公爵夫人として最低限のことをしてくれればいい。あとは自由にしてもらって構わない。」
彼のその言葉に、自分はお飾りの妻として必要とされているのだと納得出来たジュリア。
『寝室は別々にして欲しい』という願いも聞き入れてもらい、彼女はお飾りの妻の役割を果たすつもりで結婚したのだが……。
「あ、あの!寝室は、別々のはずですよね!?」
ジュリアの新婚生活は、想像とは全く違っていて……!?
* 世界観はあくまで創作です。
* この作品は『ムーンライトノベルズ』様でもR18版を掲載しています。
* 書き直し再掲載です。
文字数 70,069
最終更新日 2023.10.02
登録日 2023.09.03
異世界召喚されちゃったあたし、梅木里子(28)。
その場には王子らしき人も居たけれど、その他大勢と共にもう一人の召喚者ばかりに話し掛け、あたしの事は無視。
どうしろっていうのよ……とか考えていたら、あたしに気付いた王子らしき人は、あたしの事を鼻で笑い。
「おまけのババアは引っ込んでろ」
そんな暴言と共に足蹴にされ、あたしは切れた。
その途端、響く悲鳴。
突然、年寄りになった王子らしき人。
そして気付く。
あれ、あたし……おばあちゃんになってない!?
ちょっと待ってよ! あたし、28歳だよ!?
魔法というものがあり、魔力が最も充実している年齢で老化が一時的に止まるという、謎な法則のある世界。
召喚の魔法陣に、『最も力――魔力――が充実している年齢の姿』で召喚されるという呪が込められていた事から、おばあちゃんな姿で召喚されてしまった。
普通の人間は、年を取ると力が弱くなるのに、里子は逆。年を重ねれば重ねるほど力が強大になっていくチートだった――けど、本人は知らず。
自分を召喚した国が酷かったものだからとっとと出て行き(迷惑料をしっかり頂く)
元の姿に戻る為、元の世界に帰る為。
外見・おばあちゃんな性格のよろしくない最強主人公が自由気ままに旅をする。
※気分で書いているので、1話1話の長短がバラバラです。
※基本的に主人公、性格よくないです。言葉遣いも余りよろしくないです。(これ重要)
※いつか恋愛もさせたいけど、主人公が「え? 熟女萌え? というか、ババ專!?」とか考えちゃうので進まない様な気もします。
※こちらは、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
文字数 297,280
最終更新日 2019.04.14
登録日 2017.07.23
京都を舞台にした、なんと、全編京都弁による官能小説連作短編、二編です。ドロドロ設定でありながらハートウォーミング。風変わりな性賛歌あふれる短編小説です。 老舗和菓子店の孫娘である高校生の小雪が、大旦那である実の祖父と関係を持ってしまうところから始まる物語。「雪景色」では、美大生に成長した小雪と祖父が織りなす、雪の降り積もる一夜のできごとを。「蝉しぐれ」では、それから七ヶ月後の、人里離れた隠れ料亭での、複数交えての乱痴気騒ぎの情景を面白おかしく描いています。「雪景色」「蝉しぐれ」の順でお読みいただければと思いますが、いずれか単体でも単独で読めるよう、人物設定の説明は施してます。 物語はすべて、小雪の京言葉による口述で描きました。一読されると「~はる」の語尾の多さにもしや驚かれるかもしれませんが、実際にこのくらいがリアルなところでしょう。関西人は相手さんの「~はる」の語尾を聞き当て「京都のひとやな」と常々識別しているくらいです。ただ、日本全国の方々の期待に応えるべく、かなり盛ってはいます。かいらしい小雪の京言葉にひととき、萌えていただけたら、そんな気持ちで執筆しました。
文字数 36,466
最終更新日 2020.04.16
登録日 2020.04.16
『王冠の乙女』と呼ばれる存在、彼女に愛された者は国の頂点に立つ。
インカラナータ王国の王子アーサーに囲われたフェリーチェは
何も知らないまま政治の道具として理不尽に生きることを強いられる。
しかしフェリーチェが全てを知ったとき彼女を利用した者たちは報いを受ける。
フェリーチェが幸せになるまでのお話。
※ 残酷な描写があります
※ Sideで少しだけBL表現があります
★誤字脱字は見つけ次第、修正していますので申し分ございません。
人物設定がぶれていましたので手直作業をしています。
文字数 165,605
最終更新日 2025.12.15
登録日 2025.09.19
モズワール大陸は四つの国に分けられており、その中でもアルモド王国では昔から半獣と人間が共存し、特に争いもなく暮らしていた。
数ある貴族の中でも、色々な意味で注目されているタンティーニ侯爵家の次男エヴァ・アレグリアは銀狼の半獣と人間の混血であり、自身に流れる獣の血は極僅かで耳も尻尾も生えていなかった。
だが、慈悲の心を込めて流す涙が〝癒しの花〟に変わるという希少な異能を持って生まれたせいで子供の頃は誘拐されることが多く、その度にラズハルト公爵家がエヴァを救出していた――。
あまりにも誘拐に遭うため、このままでは危険だと考えた両家の祖父同士は無条件でエヴァの救出に乗り出せるようにするため、ラズハルト家の子息であるロベリオ・グランデとエヴァを婚約させた。
半獣の混血であるなら性別は特に意味を持たないこともあり、すんなり婚約が受理されたが、ただ、強制的に婚約を結ぶことになったせいで、仲が良かった子供の頃とは違い、歳を重ねるごとにロベリオはエヴァを避けるようになった。
本来ならば十八歳を迎えると同時に結婚する予定だったが、毎年、理由を付けてはロベリオから結婚の延期を提示され続け、ついに今年二十歳を迎えるエヴァは、堪忍袋の緒が切れた祖父から「婚約を破棄しろ」と命令を受けてロベリオへ破談状を送ったが事態は一変する――。
※こちらの作品は花番も花食みも存在しておりません。
文字数 115,817
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.03.25
――一九XX年、K県。
最凶レディース《夜叉姫》初代総長、姫乃樹アリスは、抗争の最中、仲間を庇って命を落とした。
その直後、彼女が出会ったのは、絶望の中で生きることを諦めた一人の少女――貴族令嬢アリス。
継母と義姉妹に虐げられ、屋敷では奴隷同然。
社交界でもいじめ抜かれ、誰にも救われることなく命を絶った少女だった。
「アンタの無念、アタシが全部晴らしてやる」
その約束とともに、最凶総長は令嬢の身体へと転生する。
目を覚ました先は、食事すら与えられない地獄のような屋敷。
だが――中身は数百人を従えた支配者。
「舐めてんじゃねぇぞ」
差し出されたのは石のように硬いパン。
ならばと、自ら食堂へ乗り込み、特権を貪る連中の席に堂々と座る。
それは単なる食事ではない――序列の奪取。
使用人、令嬢、貴族社会。
この世界の歪んだ上下関係を、力と覚悟でねじ伏せていく。
これは、最弱と蔑まれた令嬢に転生した最凶総長が、自分を踏みにじったすべてを叩き潰し、頂点に立つまでの物語。
文字数 1,855
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.03.28