「ら」の検索結果
全体で177,572件見つかりました。
フィービーの婚約者ミゲルには大切な幼馴染がいる。病弱な幼馴染をいつも優先するミゲルや母が亡くなって以降溝が出来てしまった父と兄との関係にフィービーは疲れていた。
デートの約束をしてもいつも直前になって幼馴染を理由にキャンセルされ、幼馴染にしか感情を見せないミゲルを、フィービーを見ようとしない父や兄を捨てる決心をしたフィービーは侍女や執事の手を借りて家出を決行した。
自分を誰も知らない遠い場所へ行ったフィービーは、新しい人生の幕開けに期待に胸を躍らせた。
※なろうさんにも公開しています。
文字数 124,727
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.02.24
モンフォール公爵家の嫡女アデルは、王宮で王妃クシェという名誉職を務めていた。
王妃の就寝の儀礼で寝間着を差し出す――ただそれだけの役目。
しかしそれは、王妃の私室に入ることを許された宮廷で最も名誉ある地位の一つだった。
かつてアデルは王太子の婚約者だったが、側室の娘である義妹カミーユが甘い言葉で王太子を誘惑。
婚約は奪われ、アデルは宮廷で静かにクシェの役目を続けることになる。
だがある日、義妹は新たに与えられた王妃の朝の儀礼――ルヴェを聞いて嘲笑した。
「王妃の着替え係?そんなのメイドの仕事でしょう」
その一言で宮廷は凍りつく。
ルヴェとクシェは、王や王妃の私室に入ることを許された最高の名誉職。
それを侮辱することは、王妃そのものを侮辱することと同じだった。
結果――
義妹は婚約破棄。
王太子は儀礼軽視を理由に廃太子。
そして義妹は宮廷から追放される。
すべてを失った義妹は、やがて姉の地位を奪おうと画策するが――。
一方、王妃の最側近として静かに宮廷に立つアデル。
クシェという「王妃に最も近い名誉職」が、やがて王国の運命を動かしていく。
これは、宮廷儀礼を知らなかった者が転落し、
その意味を理解していた者が静かに勝つ物語。
文字数 45,051
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.19
本編完結済。番外編(後日談)を連載中。【両片思いの『愛され公爵令息×健気受け』王国ファンタジーBL】
ガーラント公爵家嫡男ルシフェルは、宮廷の舞踏会で前世の記憶を取り戻した。
目の前では義弟のウリエルが第二王子から婚約破棄を言い渡されている。
第二王子の隣に立つ男爵令嬢は転生者をうかがわせる不穏な発言をしているし、令嬢の養父ブロフト男爵は賭博場の誘致をもくろんでキナ臭い動きをしている。
ルシフェルは、義弟の名誉回復と男爵の断罪にむけて奔走する。
民を守るため、やるときはやる王太子。
ルシフェルへの忠誠心をこじらせて萌えている側近レガルト。
どうやら自分自身も乙女ゲームの攻略対象者であるらしいルシフェル。
気づけば攻略対象者の半数を自分が攻略していたルシフェルが、最後に選ぶのは誰だ!? (もちろん悪役令息です)
「兄上、さぶしなりお、とは何でしょうか?」
「……ウリエル、この世界には、知らない方がいいこともあるんだよ」
文字数 131,890
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.03.29
【ハイファンタジーの皮を被った、最高に愛おしいホームドラマです】
王都のギルド【白銀の翼】で、意思を持たぬ「人形」として戦わされていたSランク冒険者・アルデリア。
幼少期に刻まれた「従属の印」に縛られていた彼女だったが、魔力の限界突破(リミットブレイク)により呪縛を打ち砕き、ついに自由を手にする。
「これからは、誰にも邪魔されず『お一人様』を満喫するんだ!」
過去を捨て、名前を『アル』と変えて最果ての街マローへ。
経歴をリセットし、ピカピカのEランク新人としてスローライフ(?)を始めようとした彼女を待っていたのは……
■理不尽の化身: 規格外すぎるSSSランクの師匠(※パンケーキも焼ける)
■苦労人の極み: 常に胃薬を手放せない仲間
■笑顔の策士: 全てを裏で操る(?)親友
本人は普通に過ごしているつもりなのに、隠しきれない実力のせいで、やる事なす事がわちゃわちゃになっていく。
天然無自覚な最強少女が、賑やかな仲間たちに振り回され(振り回し)ながら、本当の自由と居場所を見つける勘違いと爆笑の冒険ファンタジー、開幕!
【毎日二話更新 6:00 18:00 *多少時間前後あり】
作者の相棒は、iPhone 7(現役)
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載中
■他サイト様にて累計20万PV突破!■
応援ありがとうございます。アルファポリスでもお楽しみいただければ幸いです!
文字数 73,901
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.10
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
文字数 35,421
最終更新日 2026.04.18
登録日 2026.01.19
政略結婚で獣人国家ウルバリスに嫁いだ王女クリスティ。
だが夫となったルシアン国王は“番”に心酔し、彼女に破ることのできない魔法契約を突きつける。
一つ、ルシアンとの間に愛を求めないこと
一つ、ルシアンとの間に子を望まないこと
一つ、ルシアンの1メートル以内に近づかないこと
全ての契約をのみ城から離れて暮らすクリスティだったが、やがて彼女には“番衝動を鎮める力”があることが明らかになる。
一方番であると言われ溺愛されるリリィは、擬態能力を使った偽りの番で──?
文字数 41,477
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.04.13
[イヌネコ]
「奥様、旦那様がお見えです」
「はい?」
ベッドの上でゴロゴロしながら猫と戯れていると、侍女が部屋を訪れて告げたことだった。
文字数 42,686
最終更新日 2026.03.11
登録日 2026.02.12
『論破の嫁
—お義母様、その理屈は通用しません—』
湯のみの縁に
指の温度が残る
その向こうで
「常識」という名の声が落ちる
遅い
気が利かない
嫁とはそういうもの
言葉は
繰り返されるほど
事実の顔をする
私はうなずかなかった
ただ
数を並べる
時間
費用
結果
「手伝いではなく
成果で判断を」
静かに置いたその一行で
空気がずれる
---
冷蔵庫の中を覗く手
勝手に開かれる境界
不潔だと指さす声
私は
写真を一枚差し出す
去年の日付
乾いた食材
「基準を、揃えませんか」
言葉は短いほど
逃げ場を失う
---
お金の話になると
声は強くなる
家族だから
当然だから
私は
数字を開く
積み重ねた記録は
誰の味方もしない
ただ
嘘を許さない
---
作法
伝統
しきたり
覚えているふりの手元
私は
一度だけ頭を下げてから言う
「基本に戻りましょうか」
形が崩れる音が
静かに広がる
---
「孫はまだか」
その言葉は
場を凍らせるには十分だった
私は
凍らなかった
確率
統計
原因
「事実は、こちらです」
沈黙は
初めて味方になる
---
見えない場所で
作られる物語
かわいそうな姑
冷たい嫁
私は
何も言わなかった
ただ
記録を並べる
言葉ではなく
現実で
---
裏切りは
声を伴わない
ただ
積み上がる
「家族だから」
その言葉が
一番深く切る
私は
その構造ごと
切り離す
---
「老後は頼むわね」
予約のように
差し出される未来
私は
紙を置く
記録された言葉
積み重なった否定
「関係が成立していません」
それだけで足りる
---
最後の日
涙は
遅れてやってくる
「ごめんなさい」
「許して」
その言葉を
私は測らない
ただ
一つだけ返す
「その前提、誤りです」
---
窓の外
風が動く
何も支配しない空気
私は歩く
勝ったのではない
離れただけ
それだけで
十分だった
文字数 19,432
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.19
アニメ化決定! 2026年4月より放送中(TOKYO MX、BS朝日)
気が付いたら異世界にいた男子高校生「真名部響生(まなべひびき)」。草原にいた彼は自身に『鑑定』というスキルがあることに気が付く。 そして職業は『鑑定士(仮)』だった。(仮)って……。 エルフのエマリアの案内で冒険者となった響生は、元最強勇者の獣人クロード、未来の最強賢者少女リリアン、白ネコ聖獣のヴェネを仲間にして少しずつ強くなりながら元の世界に帰る方法を探す。……が、巻き込まれ系主人公は自分の意思とは関係ないところで面倒ごとに関わっていろいろ大変です。 4人の勇者、7人の賢者、8人の魔王、そして11人の神様がいる異世界から、彼は無事に元の世界に帰還できるのか? あと、タイトル通り最強になる日は来るのか!? 【注意】 この作品はBLではありませんが、一部BL風味な表現があります。一時的に主人公が女体化する予定があります。 これらの表現を絶対に読みたくない! という方はご注意ください。
文字数 1,305,268
最終更新日 2026.04.18
登録日 2016.08.31
断頭台に上がった公爵令嬢フレイアが最期に聞いた言葉は最愛の婚約者の残忍な言葉だった。
「さっさと死んでくれ」
フレイアを断頭台へと導いたのは最愛の婚約者だった。
愛していると言ってくれたのは嘘だったのね。
嘘つきな貴方なんて、要らない。
※投稿してから、誤字脱字などの修正やわかりにくい部分の補足をすることがあります。(話の筋は変わらないのでご安心ください。)
11/27HOTランキング5位ありがとうございます。
※短編と長編の狭間のような長さになりそうなので、短編にするかもしれません。
1/2累計ポイント100万突破、ありがとうございます。
完結小説ランキング恋愛部門8位ありがとうございます。
文字数 52,723
最終更新日 2026.01.01
登録日 2025.11.21
断頭台の上で、自分の終わりを見た。
公爵令嬢セラフィーナ・エーデルベルク。傲慢で冷酷、嫉妬深い悪女として断罪され、婚約者である王太子に見放され、社交界の嘲笑の中で処刑された女。
けれど次に目を開けた時、彼女はまだ十七歳の春に戻っていた。
処刑まで残された時間は、三年。
もう誰も愛さない。
誰にも期待しない。
誰も傷つけず、誰にも傷つけられず、静かに生きる。
そう決めて、彼女は人との距離を置きはじめる。
婚約者にも、原作の“主人公”にも、騎士にも、侍女にも、未来で自分を断罪するはずの人々すべてに。
けれど、少しだけ優しくした。
少しだけ、相手の話を聞いた。
少しだけ、誤解を解く努力をした。
たったそれだけのことで、なぜか彼らのほうが先に彼女へ心を寄せ始める。
「……あなたは、こんな人だったのですか」
「もう少し、私を頼ってください」
「君が誰も愛さないつもりでも、俺は君を放っておけない」
「ずっと、怖かっただけなんでしょう」
悪女として死んだはずの令嬢が、二度目の人生で手に入れるのは名誉か、友情か、それとも恋か。
これは、誤解に殺された少女が、静かに息を吹き返していく物語。
文字数 363,519
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.09
クライスラー侯爵家のクリストフ様に婿入りすることが決まっていたエリアス・フェデラーは、兄を好きすぎるクリストフ様の妹、リリア嬢の罠にハマって婚約破棄されることになった。
婚約破棄されるくらいならまだよかったんだけど、それだけでは終わらなかった。
リリア嬢を階段から突き落とした容疑がかけられたんだ。まったく身に覚えがない。
「僕はやっていません」
エリアスの声は誰にも届かなかった。
──夢も希望も失い全てを諦めたエリアスは、辺境の地で居場所を見つけた。
※シリアスあり
※10万字ちょっと超えるくらいの作品です
※他サイトにも掲載中
文字数 117,671
最終更新日 2026.04.15
登録日 2026.03.29
――突如として、キアラは「キアラ」を取り戻した。
八年もの間、キアラは肉体を「別の意思」に乗っ取られていた。
けれど自分を取り戻した時にはすっかり「悪妻」のレッテルが定着していて、夫との関係は離縁寸前にまで追い込まれていた。
離縁を言い渡した夫アベルと別居する事となり、キアラは二年の結婚生活を送ったタウンハウスを後にする。
一方、悪妻を追い出したアベルだったが、彼女があっさりと家を出て行った事に拍子抜けし、胸中複雑であった。
本来の自分として歩き出したキアラと、別居中の妻を気にするアベルの想いの行方は――――。
※不定期連載につき留意。
※体を乗っ取られていた薄幸ヒロインと、もだもだするヒーロー。
■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。
文字数 32,416
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.15
男爵令嬢のマーシャリーはある日突然、デイヴィスとの婚約が解消され、王命で公爵のフィリップとの結婚が決まってしまった。
実は、光の魔力保持者の減少が懸念され始め、マーシャリーとフィリップの間に子供ができると光の魔力を持つ可能性が高いとわかったからだった。
マーシャリーたちと同じような王命結婚が10組決まっており、マーシャリーは愛するデイヴィスと結婚できないことに泣き叫ぶ。
フィリップは、子供を二人産めば離婚すると約束し、デイヴィスもマーシャリーを待っていると言ってくれた。
しかも、フィリップはマーシャリーを抱くことなく医療行為による妊娠を試み、やがてマーシャリーは妊娠・出産する。
そして産まれた子供が可愛くて、次第にデイヴィスより子供と一緒にいたいと思うようになるというお話です。
文字数 18,562
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.14
『女神の刻印は裏切りを許さない』
白い誓いは
花ではなく
鎖として結ばれた
触れぬ約束
生まれぬ未来
名だけの夫婦
神の御前で
誰もがそれを
“都合”と呼んだ
沈黙する女神を
無力だと笑いながら
けれど
祈りは消えていなかった
ただ 記録されていただけだ
指先の震えも
飲み込んだ言葉も
夜ごと砕けた心も
すべて
見られていた
やがて朝が来る
祝福ではなく
刻印として
肌に浮かぶ黒
触れれば裂ける痛み
それは呪いではない
赦されなかった約束のかたち
「愛しただけだ」と言うなら
なぜ神の名を借りたのか
「国のためだ」と言うなら
なぜ誓いを踏みにじったのか
答えはすでに
刻まれている
消えぬ痛みとして
白い契りは
終わらない
破った者を縛り続ける
静かに
確実に
そして最後に残るのは
涙でも
叫びでもなく
ただ一つの真実
——女神は、忘れない
そして
裏切りは、許されない
文字数 26,370
最終更新日 2026.04.18
登録日 2026.04.18
傷を癒やすたび、自分が同じ傷を負う――そんな代償つきの治癒魔法を持つ伯爵夫人セレフィナは、夫を救い続けた末に裏切られ、罪を着せられて処刑される。
しかし死の直前、「もう二度と、あなたの傷は引き受けない」と誓った瞬間、彼女は夫の凱旋祝賀会の日へ死に戻っていた。
今度こそ搾取されるだけの人生を捨てると決めたセレフィナは、夫との治癒契約を破棄し、離縁を宣言。そんな彼女に手を差し伸べたのは、“冷血公爵”と恐れられるディートハルトだった。
彼が求めたのは命を削る奇跡ではなく、治癒師としての知識と才能。北辺境で広がる奇病を調査する中で、セレフィナは研究者として認められ、本当の居場所と誠実な愛を見つけていく。
搾取の愛を捨てた治癒師伯爵夫人が、自分の人生を取り戻し、冷血公爵の最愛になる死に戻り逆転ロマンス。
文字数 13,193
最終更新日 2026.04.15
登録日 2026.04.15
2025年に纏わるさまざまな都市伝説、予言、社会問題などを考察を加えて紹介します。
【予言系】
・私が見た未来
・ホピ族の予言
・日月神示の預言
・インド占星術の予言
など
【経済・社会的課題】
・2025年問題
・2025年の崖
・海外展開行動計画2025
など
【災害予測】
・大規模太陽フレア
・南海トラフ巨大地震
など
※運営様にカテゴリーや内容について確認して頂きました所、内容に関して特に問題はないが、カテゴリーが違うとの事のでホラー・ミステリーから「エッセイ・ノンフィクション」へカテゴリー変更しました。
文字数 110,957
最終更新日 2025.02.15
登録日 2023.12.06
「陰で支えてくれた人」?いいえ違います――6年分、全部返してもらいます
拍手の中で
私は名前を失った
「陰で支えてくれた人」
その言葉はやさしくて
残酷だった
光の隣で
私はずっと影を演じていた
あなたが立つための
見えない台として
笑っていた
頷いていた
黙って差し出していた
時間も
言葉も
未来さえも
それをあなたは
“支え”と呼んだ
違う
私は支えてなんかいない
——作っていた
あなたの言葉を
あなたの評価を
あなたの居場所を
すべて
ここにあるこの手で
それでも私は
何も求めなかった
愛だと思っていたから
でもあなたは
それを“都合”に変えた
だから、終わりにする
返してもらいます
拍手の分だけ
笑顔の分だけ
沈黙の分だけ
六年分
あなたが踏みつけた時間を
あなたが奪った名前を
全部
私は影じゃない
あなたが
私の上に立っていただけ
その場所を
今、引き抜く
崩れる音がする
それは終わりじゃない
私が
私に戻る音だ
文字数 25,481
最終更新日 2026.04.16
登録日 2026.04.16
※1〜4巻 書籍化しております!
1巻文庫化しました。
コミカライズ連載中!
アリア・エランダル辺境伯令嬢(十才)は家族に疎まれ、使用人以下の暮らしに追いやられていた。
高熱を出して粗末な部屋で寝込んでいた時、唐突に思い出す。
自分が異世界に転生した、元日本人OLであったことを。
魂の管理人から授かったスキルを使い、思い入れも全くない、むしろ憎しみしか覚えない実家を出奔することを固く心に誓った。
この最強の『無限収納EX』スキルを使って、元々は私のものだった財産を根こそぎ奪ってやる!
外見だけは可憐な少女は逞しく異世界をサバイバルする。
文字数 1,406,150
最終更新日 2026.04.13
登録日 2021.08.30
『帰宅したら風呂で不倫中→そのまま両家を呼んで公開処刑しました』
湯気の向こうで
笑い声が弾けていた
私の知らない
私の家で
見慣れない靴が
玄関に転がり
胸の奥の何かが
静かに割れた
――ああ、そうなんだ
怒りは
叫びにはならず
ただ、冷たく澄んでいく
スマホを握る手だけが
やけに正直で
現実を
逃がさないように閉じ込める
「ねえ、みんな来て」
たったそれだけで
舞台は整った
扉を開けた瞬間
湯気が晴れて
真実が裸になる
崩れる人
怒鳴る人
言い訳を探す人
でも私は
ただ見ていた
全部
見える場所で
逃げ場なんて
最初からなかったでしょう?
その夜
終わったのは
関係じゃなくて
嘘だった
そして朝
静かな浴室に
新しい水音が響く
もう誰にも汚されない
私だけの時間の中で
ようやく
息ができた
文字数 26,143
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.11
