「破産」の検索結果
全体で107件見つかりました。
「餌やりと毛玉のブラッシングしか能がない寄生虫め、今すぐ出て行け!」
王都のSランクギルドで、狂暴なグリフォンやワイバーンの世話を一手に引き受けていたミア。
あの子たちが大人しく戦えていたのは、ミアが毎日毛並みを整え、魔力の詰まり(魔滓)を極上マッサージでほぐしていたから。
しかし、精神支配魔法を使う新入り美少女テイマーの加入により、ミアは理不尽に即日解雇されてしまう。
「ケアだけは毎日欠かさないで」と言い残し、処分寸前だった白いチビ毛玉を一匹引き取って辺境へ旅立った。
極寒の国境で倒れかけたミアを救ってくれたのは、人間嫌いで恐れられる竜騎士団長サイラス。
彼が手懐けられず苦しんでいた気性の荒い黒竜を、ミアがあっさりブラッシングとツボ押しでヘソ天(腹見せ)させてしまったことから、破格の待遇で専属竜管理官としてスカウトされることに!
不器用で過保護な団長様、毒舌な眼鏡魔導技師、人懐っこい後輩騎士、隣国の美形特使――。
イケメンたちとピカピカに磨かれた竜たちに囲まれ、ミアは幸せなモフモフ王国を築いていく。
さらには、拾った小さな白毛玉が、実は伝説の天災級神獣フェンリルで……!?
一方、ミアを追い出した元ギルドでは、日々のケアを怠り薬物で強制支配していた騎獣たちが限界を迎えていた。
重要クエストの最中、全騎獣が一斉に命令拒絶&ストライキを起こして戦線崩壊!
破産寸前になった元ギルドマスターが「戻って宥めろ!」と辺境へ押し掛けてくるけれど――
巨大な黒竜と神獣が牙を剥き、騎士団長様が冷ややかに剣を抜く。
「道具としてしか見ないあなたたちに従う魔獣は、もうこの世界中どこにもいませんよ」
文字数 123,494
最終更新日 2026.11.03
登録日 2026.10.10
「セラフィーナ。君との結婚を終わらせたい」
愛人を選んだ夫から離婚を告げられた公爵夫人セラフィーナ。
十年にわたり領地の財政を支えてきた彼女を待っていたのは、感謝ではなく、偽造された署名と夫が失敗した投資の責任だった。
罪まで着せられる前に公爵家を去ったセラフィーナは、ヴァルハルト辺境伯の財務官として再出発する。
ところが、渡された帳簿が示していたのは――兵士の給与が尽きるまで、あと三十七日という現実だった。
帳簿に載らない税金。焼かれた記録。消された承認頁。存在しない役職と、赤黒い蝋印。そして、何者かに奪われようとしている領地の通行権。
「数字は、人を責めるためではなく、守るために使うものです」
これは、不要だと捨てられた公爵夫人が、数字と証拠を武器に破産寸前の辺境領を救い、自分を正しく評価してくれる場所を手に入れる物語。
一方、彼女を追い出した元夫は、急激に悪化していく領地財政を前に、ようやく自分が捨てたものの価値に気づき始めていた――。
文字数 122,393
最終更新日 2026.10.14
登録日 2026.08.29
「君を愛するつもりはない」と言われ始まった白い結婚。しかし商才あふれる私は、水面下で離縁と援助金回収の準備を整えて颯爽と独立。
破産した前夫を他国の大富豪ヒーローと圧倒的財力で返り討ちにする逆転爽快劇!
文字数 11,011
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
3年間、婚約者の侯爵家のために事業手配や婚礼準備を裏で全てこなしてきたヒロイン・エリス。
しかし披露宴の直前、ルークは別の令嬢に席を奪い、「手配だけはそのままやれ」と暴言を吐く。
エリスは即座に婚約破棄を承諾し、自身の信用と特約のすべてを引っ提げてその場を去った。
行き場を失った彼女の手腕と人間性を正当に評価したのは、冷徹と噂されるランベルト公爵だった。
公爵のもとでエリスは圧倒的な手腕を発揮して新規事業を大成功させ、過保護に甘やかされて幸せの絶頂へ。
一方、エリスを失った元婚約者ルークは、次々と押し寄せる巨額の請求書と現場の不満爆発に追いつめられ、自業自得の破産寸前に追い詰められていき――!?
「代わりの花嫁がいるなら結構です」
文字数 39,033
最終更新日 2026.11.02
登録日 2026.10.18
【作品紹介文(あらすじ)】
「その婚約破棄、喜んでお引き受けいたしますわ! 維持費ばかりかかる不良債権を手放せて、最高の損切りです!」
超大手監査法人で粉飾決算を暴き続け、35歳で純資産1.5億円のFIRE(経済的自立・早期リタイア)を達成した敏腕公認会計士の私。
しかしリタイア初日、祝杯用ワインを買いに行く階段で転落死!
「配当金を一円も使わずに死ぬなんて嫌だぁぁぁ!」と叫んで目覚めたら――
なんと、破産寸前の悪役令嬢セシリア(18歳)に転生していた!?
見栄っ張りの父が作った公爵家の隠れ負債は、まさかの【50億円】。
息をしているだけで毎日140万円の利息がドブに消えていく超弩級の債務超過!?
配当金生活どころか、借金の奴隷としてタダ働きエンドなんて絶対に御免被りますわ!
生き延びる道はただ一つ。
前世の現代会計・金融知識チートをフル稼働させて、この歪んだ世界をハックすること!
「単式簿記(お小遣い帳)は前時代の遺物ですわ! 貸借対照表(BS)で隠れ負債を炙り出しなさい!」
まずは夜会の壇上で婚約破棄を突きつけてきたバカ王太子を「百害あって一利なしの不良債権」として即座に損切り!
過去の領収書を突きつけ、前払い持参金3億円を遅延損害金付きでキッチリ回収!
回収した資金で、悪徳商会に買い叩かれかけていた天才魔導工学者ノアを「超優良な割安放置株」としてエンジェル出資&経営権を確保。
「投資先が過労死したら大損ですから」と食事・睡眠・研究環境を徹底管理した結果――
自己肯定感ゼロだった彼が「俺の命も技術もすべてあなたの資産です」と重度溺愛の忠犬に覚醒!?
さらに、
・リボ払い(魔導ツケ払い)にハマって自滅していく男爵令嬢
・月利5%を謳う財務大臣の詐欺ファンド&粉飾決算を公開処刑
・世紀の「空売り」で悪徳商会から200億円を合法強奪!
借金50億から始まる、痛快無比な経済逆転劇!
打算100%の悪役令嬢が、世界一の不労所得(FIRE)と最高の愛を掴み取る!
※現代の読者も今日から役立つ【巻末付録:セシリアお嬢様の3行マネー講座】つき!
文字数 116,020
最終更新日 2026.10.29
登録日 2026.10.24
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
文字数 721,606
最終更新日 2026.10.06
登録日 2025.10.01
「今日からお前は別棟へ移れ。この屋敷にはロザリアを迎え入れる」
地味で無能と蔑まれ、五年間も夫・ギルバート侯爵に冷遇されてきたエルザ。
愛人を本邸に連れ込むと言われ、幼い息子レオと共に追い出される途中で、不運にも馬車事故に遭ってしまう。
だが、死にかけた衝撃で目覚めたのは――前世の記憶。
それは、徹夜続きの修羅場をいくつもくぐり抜けてきた、超有能な国家公務員「特級政務官」としての最強の社畜スキルだった!
「未練? 悲しみ? そんな生産性のない感情に割くリソースは一ミリもありません」
夫への未練が綺麗さっぱり消滅したエルザは、病室で目覚めるなり、完璧なビジネスマイルで離婚届を突きつける。
焦る元夫、マウントを取ろうとする愛人を、圧倒的なロジカルハラスメントと超効率的な事務処理能力で完全論破!
レオの親権と資産を最高効率でむしり取ると、ゴミのような元夫に見切りをつけ、さっさと国境を越えて隣国へ。
隣国では、エルザの規格外の有能さを見抜いた若き王太子・レイードに望まれ、国家の「特別政務官」に就任。
前世の知識を活かした新事業で隣国を大黒字に導き、天才的な才能を開花させた息子レオと共に、完全定時退社で極上のハイスペックスローライフを満喫することに。
一方、エルザという「真の頭脳」を失った元夫の侯爵家は、家計も領地運営も大炎上して完全破産。
今更「お前が必要だ、戻ってくれ!」と泥まみれで泣きついてきても、もう手遅れです。
業務の邪魔ですので、迅速に排除(タスク処理)させていただきます。
元社畜の有能夫人が、言葉ではなく「圧倒的な成果と完全無視」で元夫を地獄へ叩き落とす、最高にスカッとする逆転無双ファンタジー!
文字数 107,447
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.05.30
「お前のような地味な女、もう用済みだ」 夫である伯爵ユリウスにそう言い捨てられ、アデルは離縁を告げられた。商家上がりの平民の血。派手さも、社交界の華もない、ただ帳簿ばかりつけている地味な妻――誰もがそう嗤ってきた。
けれど、誰も知らない。破産寸前だったこの伯爵家を、五年かけて独り静かに立て直したのが、他ならぬ彼女だったことを。膨れ上がった借財を組み替え、荒れた領地の実りを取り戻し、傾いた家をここまで支えてきたのが、"地味な妻"のその手だったことを。
追い出されるように屋敷を去ったその翌日から、伯爵家の帳簿は、誰にも読めなくなった。
そして――王国の国庫すべてを統べる冷徹の"財務公"、ラインフェルト公爵が、彼女の前に現れる。かつて誰も解けなかった「奇跡の再建」の帳簿を握りしめて。
「この帳簿を書いたのは、あなたですね。――ずっと、あなたを探していた」
今さら夫が跪いて縋ってきても、もう遅いのです。だってわたくしは、正しく価値を見てくれる人に、見つけてもらえたのですから。
文字数 6,746
最終更新日 2026.10.12
登録日 2026.10.12
「本日をもって、僕はお前との婚姻関係を解消し、離縁することにした! この屋敷から出ていってもらう!」
「……離縁、ですか」
フェリシアの声には、動揺の一片すら含まれていなかった。
あまりにも平然とした反応に、エルネストは顔を真っ赤にして怒鳴り散らした。
「そうだ! 離縁だ! お前のような冷酷で、愛のない計算機のような女は、子爵夫人にふさわしくない! 僕は真実の愛に目覚めたのだ! マリアンヌこそが、僕の傷ついた心を癒やしてくれる真の伴侶なのだよ!」
「ええ、エルネスト様。私、エルネスト様とならどんな困難も乗り越えてみせますわ」
マリアンヌがうっとりとした表情でエルネストの胸に顔をうずめる。
「手切れ金として金貨五十枚を渡してやる。本来なら着の身着のままで追い出すところだが、僕の慈悲深さに感謝するんだな。この屋敷の財産、宝石、衣装はすべて没収だ。荷物をまとめたら一週間以内に出ていけ!」
金貨五十枚。そして一週間の立ち退き猶予。
三年間、破産寸前だった子爵領を再建し、彼が女たちと遊興に耽るための金まで捻出してやった対価が、これだった。
「……承知いたしました」
文字数 76,325
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.09.05
サンドリーヌは婚約者ドミニクに振り回されていた。
彼は病弱な遠縁の令嬢オナーを優先し続け、婚約者としての務めを果たそうとしない。
ついに一族が集まる重要なお茶会まですっぽかされたサンドリーヌは、婚約破棄を決意する。
意気揚々とオナーと結婚したドミニク。
しかしオナーには恐ろしい秘密があったのだ……。
文字数 7,083
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.07.03
婚約者と義妹に遺言書偽造の罪を着せられ、婚約破棄された下級貴族令嬢セラフィナ。
彼女は、手紙や遺言書に残された本心を読み取る【封蝋読み】の力を持っていた。
けれど貴族社会では、その力は「紙くずを読むだけの外れ職」と笑われていた。
実家から追放され、行き場を失ったセラフィナに届いたのは、呪われたヴァイス公爵家からの依頼。
「亡き先代公爵の遺言を開封してほしい」
冷徹公爵と恐れられるレオンハルト。
破産寸前の公爵家。
消えた使用人。
横領された孤児院と病院への支援金。
そして、封蝋に隠された先代公爵の本当の願い。
セラフィナが封蝋を読むたび、公爵家を蝕んでいた嘘が暴かれていく。
一方、彼女を捨てた元婚約者と義妹、そして実家は、偽造したはずの遺言書によって自滅を始める。
これは、紙くず令嬢と呼ばれた少女が、冷徹公爵に必要とされ、守られ、やがて唯一の妻として溺愛される物語。
文字数 288,021
最終更新日 2026.08.20
登録日 2026.07.25
※連載版にあたりタイトル変更しました。
旧タイトル「真実の愛を見つけた王太子殿下、婚約破棄の前に10年分の王家運営費1.5億枚を精算して頂けます? 支払えないなら王都の魔力と水を止めますわ。あ、その靴も公爵家の備品なので返してくださいね?」
「君との婚約を破棄する! 私は真実の愛を見つけたのだ!」
建国記念祭の夜、王太子から突然の不当解雇(婚約破棄)を言い渡された「氷の令嬢」こと、公爵令嬢エルゼ・フォン・ブラウベルト(18歳)。
しかし、彼女は悲しむどころか優雅に微笑んでみせた。
「左様ですか。では、過去10年分の融資金、金貨1億5800万枚を即時一括で返済していただきますね」
エルゼはただの冷たい令嬢ではない。持ち前の計算能力とビジネス手腕で、王国のインフラと財政を裏から一人で支えていた超・合理主義な「有能経営者」だったのだ!
対価を払わない無能な王太子と自称聖女から、文字通り身ぐるみ(特注品のドレスと靴)を剥がし、インフラを完全停止させたエルゼは、さっさと見切りをつけて隣国である超大国・アウグスト帝国へと「転職」する。
実力主義の帝国で、エルゼは冷酷でカリスマ的な皇帝・レオンハルトから直々の熱烈なスカウトを受け、瞬く間に『帝国財務卿』へと大抜擢。
最初の業務として、不良債権化していた引きこもりの天才第二皇子・ルカを容赦ないスパルタ指導で黒字化(覚醒)させるなど、水を得た魚のようにバリバリと仕事をこなしていく。
そんなエルゼの圧倒的な有能さとブレない姿勢に、皇帝と皇子からの評価(好感度)はストップ高!
「私の隣で、君のすべてを使わせてやろう」
「あなたの男として、僕に投資してください」
最高権力者である兄弟から、逃げ場のない激重な溺愛とアプローチを受けるエルゼ。
しかし、極度の恋愛ポンコツ(仕事脳)である彼女は——
「なるほど、これが噂に聞く超優良企業の『引き留め工作』! 素晴らしい福利厚生ですね!」
……と、兄弟からの甘い求婚すらもすべてビジネス用語に変換し、嬉々として日々の業務(処理)に邁進してしまうのだった。
一方その頃、エルゼという最大の支援者を失った祖国は、魔法の光が消え、物流が止まり、文字通り「破産寸前」に陥っていた。
今更になって慌ててエルゼを連れ戻そう(金の無心をしよう)と元婚約者たちが帝国へやってくるが、彼女を溺愛する最高権力者たちがそれを許すはずもなく——。
これは、数字と利益を愛する有能令嬢が、最強のビジネスパートナー(過保護な皇帝兄弟)と共に帝国を豊かにしつつ、無自覚なまま最高に甘い「終身雇用(プロポーズ)」の契約を結ぶまでの、痛快・お仕事ラブコメディ!
文字数 169,368
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.02.16
仕事に追われる毎日を送っていた佐藤任三郎は、女子高生の鈴木すずとともに、突然異世界へ放り出される。
二人を迎えたのは、破産寸前の辺境領を治める女領主だった。
領民を見捨てることもできず、かといって今のままでは領地を守れない。そんな彼女の事情を知った任三郎は、当面の居場所を得るため、領地の仕事を手伝い始める。
最初は、目の前の問題を片づけるだけのつもりだった。
ところが、行き詰まっていた商売が動き出すと、事態は思いもしない方向へ広がっていく。
腕はいいのに評価されなかった職人、勝負好きの商人、事情を抱えた人々。ひと癖もふた癖もある仲間たちと始めた小さな挑戦は、やがて周囲の商売を変えるほどの勢いを帯びていく。
しかも、頼もしい仲間たちとの関係は、仕事だけでは収まりそうにない。
その一方で、辺境領の変化を面白く思わない大貴族も動き始めていた。
ようやく異世界で見つけた自分の居場所を、任三郎は守り切れるのか。
文字数 35,301
最終更新日 2026.11.01
登録日 2026.10.20
ちょっと家庭問題で色々ありまして。
色々ありすぎた結果、「もうこれ、笑い話にできるんじゃね!?」と。
私を含め多種多様な精神異常者ばかり出てきますが、少しでも笑って欲しい。
もし似たような悩みを持っている方が居れば、「生きてりゃ意外となんとかなる」と伝えたい。
そんなエッセイです!
※この作品は、小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも掲載しています。
文字数 108,222
最終更新日 2022.01.02
登録日 2022.01.02
※1/1アメリアとシャーロックの長女ルイーズの恋物語「【R18】犬猿の仲の幼馴染は嘘の婚約者」が完結しましたので、ルイーズ誕生のエピソードを追加しています。
※R18版はムーンライトノベルス様にございます。本作品は、同名作品からR18箇所をR15表現に抑え、加筆修正したものになります。R15に※、ムーンライト様にはR18後日談2話あり。
元は令嬢だったが、現在はお針子として働くアメリア。彼女はある日突然、公爵家の三男シャーロックに求婚される。ナイトの称号を持つ元軍人の彼は、社交界で浮名を流す有名な人物だ。
破産寸前だった父は、彼の申し出を二つ返事で受け入れてしまい、アメリアはシャーロックと婚約することに。
だが、シャーロック本人からは、愛があって求婚したわけではないと言われてしまう。とは言え、なんだかんだで優しくて溺愛してくる彼に、だんだんと心惹かれていくアメリア。
初夜以外では手をつけられずに悩んでいたある時、自分とよく似た女性マーガレットとシャーロックが仲睦まじく映る写真を見つけてしまい――?
「私は彼女の代わりなの――? それとも――」
昔失くした恋人を忘れられない青年と、元気と健康が取り柄の元令嬢が、契約結婚を通して愛を育んでいく物語。
※全13話(1話を2〜4分割して投稿)
文字数 48,193
最終更新日 2023.08.20
登録日 2021.04.25
「エレミア。お前がアデルス家へ嫁がなければ、我がヴァルハイト伯爵家は破産する」
薄暗い執務室で、父である伯爵が震える手で差し出したのは、重々しい婚姻協定書だった。
そこに捺されていたのは、王都屈指の財力を誇る平民の大店『アデルス商会』の赤黒い蝋印だ。
名門ヴァルハイト伯爵家は、悪質な詐欺と事業の失敗が重なり、三万八千ルブラという巨額の債務を抱えて破滅の淵に立っていた。今月中に借金を返済できなければ、先祖代々の土地も家名も差し押さえられる。
そこに手を差し伸べたのが、平民でありながら金で王都の物流を牛耳るアデルス商会だった。
彼らが求めた条件はただ一つ。
——「長女エレミアを、アデルス商会の跡取りであるユーゴの正妻として差し出すこと」。
——「そして結婚後、伯爵家の血統をもって、平民であるアデルス家に貴族の爵位が授与されるよう全面的に協力すること」。
金はあるが身分がない平民のユーゴ・アデルスと、身分はあるが金がないヴァルハイト伯爵家。
対等な婚姻などではなく、完全な「身売り」だった。
「……お父様。私が嫁ぐことで家が救われるのでしたら、喜んで参ります」
しかしそれは地獄の入り口だった。
文字数 48,047
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.07.27