「とき」の検索結果
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【暗殺者×不死の隠者の織り成す中華風ファンタジー】
――天涯山主を殺せ!
不老不死に執心すると噂される凌国の王。王直属の闇組織・蜘蛛の一員である青嵐は、病床に伏した王に呼ばれ、そう命じられた。
天涯山とは天神、天仙が棲む雲上天と、人界である中原との境にある山のことだ。ここを守護する天涯山主は、強大な霊力を秘めた龍玉をも護るという。
寿命の尽きかけた凌王は、禁忌と知りながらも、ついにこの龍玉を求めるらしい。
勅命を受けて天涯山に侵入した青嵐は、天涯山主と思われる青年の喉首を掻き斬って殺害することに成功した。しかし、中庭の石畳に倒れ伏したはずの青年は何事もなかったかのようにゆらりと起き上がると、身を翻して、青嵐を攻撃してきた。
気を失わされ、目覚めたときは寝台の上。
呪ともなる〈真名〉を奪われてしまった青嵐に天涯山主が命じたのは、洗濯に繕い物、掃除に料理――……。
「って、アンタ、俺で遊んでるだろ?!」
「だって、ずっとひとりで退屈でしたし?」
王に忠誠を誓う暗殺者と、孤独をかこつ不死の隠者。
ふたりがかわしたある約束によって、いま、世界の歯車が動き出す――……!
文字数 43,361
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.28
後宮の贈答所で働く吉茹定は、立后を目前にした蘇采薇へ、桃色の化粧香粉箱を送る。箱に入っていたのは命を奪う毒ではなく、肌を腫らす薬粉だった。犯人は初めから明かされている。だが、なぜ彼女は友を傷つけ、わざと証拠を残したのか。
蔵書殿の修書官・張吉惟は、金色のポストに残された投函音、封緘紙、消された札の文字を追い、十五年前に張家を滅ぼした薬害事件へたどり着く。そこには、蘇采薇、吉茹定、張吉惟、劉柏宏が幼い日に同じ小部屋で過ごした記憶と、霍太妃の院が隠してきた古い罪が眠っていた。
顔を腫らされた妃、罪を認める書記官、傘を返せなかった修書官、証言を恐れ続けた内侍。四人の名が再び呼ばれるとき、後宮の金色のポストは、毒ではなく返事を運び始める。
文字数 44,492
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.06.30
①登場人物の紹介
勇太は、半分水没した海沿いの街で、蓮見台団地の食料、水、見張り、修理順を帳面に記録して暮らしている元市職員。黒いスーツを作業着代わりに着続け、七年前の避難誘導で妹を見つけられなかった痛みを抱えている。莉乃は、壊れた文具や看板から暮らしの道具を作る少女。曲がる金属板に目盛りを刻んだ「自由定規」で、畑の幅も、壊れた配管も、人の心の余白も測ろうとする。茉優、絢輝、昌生、真宝、ムネノリ、耀瑠たちも、屋上菜園と雨水槽を守りながら、笑いと工夫で毎日をつないでいる。
②あらすじ
七年前の豪雨で街が水に沈み、蓮見台団地の住民たちは屋上菜園、雨水浄化槽、手作りの修理道具で暮らしていた。ある秋の朝、沈んだ湾岸倉庫の方角から、自律水上備蓄船リヴァイアサンが流れ着く。船内には、冬を越すための薬、浄水膜、種、発電部品が残っているかもしれない。だが、北側の高架道路で暮らす北環商会も、その船を求めていた。
勇太は物資を守ろうと焦るが、莉乃は「まず一緒にごはんを食べよう」と止める。食べ物を独り占めしないこと。怖いときは手を伸ばすこと。帰る場所を決めてから遠くへ行くこと。二人が交わした約束は、団地、商会、通信塔で暮らす人々を少しずつ結び直していく。終末後の街で、奪い合うのではなく、鍋を大きくして朝を迎える物語。
文字数 48,216
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.06.28
剣と魔法のミステリー。
パーティを追放されてしまったジョアンは、パーティリーダー殺人の容疑を掛けられて逮捕されてしまう。
いったい誰がリーダーを殺したのか?
文字数 1,997
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
雨宿り横丁の売却期限は、土曜午後六時。亡き蒔絵職人・照乃が遺した木箱には、「三時間で新しい名前を見つけ、八人全員の署名をそろえれば、三年間の使用権予約が発効する」と記されていた。
集められたのは、時計修理と木工を請け負う凌大、土地管理会社の調査担当・陽、喫茶店跡にこだわる獅門、手紙の異変に気づく佐矢香、書類の遅れを抱えた敬泰、理科知識で謎を解く巴海、防災用品を抱える久哲、夜に帳簿とおみくじを整えてきた裕希菜。八人はそれぞれ、知られたくなかった失敗や隠しごとを抱えている。
おみくじ型の参加票、ナス紺の値札、椿油の残る手紙、氷屋の気温表、朱色の印鑑箱、楕円時計の裏側。照乃が残した手がかりは、くだらないと思われていた暇つぶしの遊びと、横丁で過ごした時間につながっていた。誰か一人の正解ではたどり着けない。八人が自分の過去を認めたとき、雨宿りからはじまった場所の本当の名前が見えてくる。
文字数 46,117
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.06.23
人類の繁栄の裏で、獣人たちが『奴隷』として虐げられる国――セレストリア王国。
平民出身でありながら、実力だけでトップエリートである白銀の「聖騎士」へと上り詰めた女傑・ヴェロニカは、ある日、寂れた林道で老商人ローレンの荷車に拾われる。
王都への道中、二人が遭遇したのは、魔獣に襲われ死にかけていた幼い獣人の少女だった。
過去の記憶をすべて失い、怯えることしかできない少女。
壁の内側に連れて行けば、そこは同族が奴隷として扱われる王都。
だが、その小さな命を救うため、ヴェロニカとローレン、そしてその友人ハンスは、少女を王都で匿うことを決意する。
――それは、国家への反逆。
不器用ながらも温かく迎える大人たちとの交流を経て、少女は少しずつ笑顔を取り戻していく。しかし、彼らが生きる世界はそれほど優しくはなかった。
少女の背後に見え隠れする不穏な追跡者と、王都の闇。
なぜ彼女は傷つき、記憶を失っていたのか。その過去が紐解かれるとき、平穏な日常は音を立てて崩れ去っていく。
どんなに激しく嫌悪しても変えられない世界のシステムと、あまりにも理不尽な運命。
大人たちは自らの無力さに引き裂かれ、もがきながらも、彼女の手を握り締め続ける。
正義だと信じたその優しさとは裏腹に、少しずつ、だが確実に狂っていく運命の歯車。
これは、世界の濁流に呑み込まれていく少女が自身を思い出す物語であり、引き返せない暗闇へと歩みを進める大人たちの記録である。
文字数 72,776
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.29
ある女性が、ほぼ同時期に二人の隣人男性と関係を持っていました。男の子を出産後、彼女は二人の男性を集め、そのうちの一人が子供の実の父親であることを明かします。
彼女は1年間の海外出張のため、ローンを完済した家に赤ちゃんを二人の男性に預けます。
帰国後、親子鑑定が行われる予定です。
その間、彼らは以下のことをしなければなりません。
一緒に暮らす。
赤ちゃんの世話の仕方を学ぶ。
自分自身の本当の姿を知る。
子供への愛情が深まっていくのと向き合う。
赤ちゃんの母親に対する気持ちを整理する。
問題は、時間が経つにつれて、二人の男性がまるで自分の子供のように子供を愛するようになることです。
そして、次の疑問が浮かび上がります。
鑑定結果が出たとき、一体どうなるのでしょうか?
文字数 4,225
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
同僚の昇進。友人の結婚、出産。
上司からの威圧や、甥や姪からの純粋な疑問。
この年齢なら、役職に就いている『べき』
もうすでに結婚して子育てしている『べき』
おひとり様は可哀想……寂しくみえる……。
様々な『あるべき姿』に疲れ果てた村上逢夢(あむ)は、異世界転生の物語を読み漁っていた。
物語の中でだけは、『何者か』でいられたから。
けれど、実際に転移した先では透明人間。
誰にも見つからず、見つけられず。
そんな消え入りそうな彼女に気づいたのは、アヴァターラと呼ばれる、その世界の神樹の受肉体だった。
彼は『個』を有してはならない存在。
にもかかわらず、自ら死を選ぶような真似をしていた。
『個』を失いそうな女性と、『個』を有してはならないアヴァターラ。
二人で旅をしていくうちに自分を取り戻し始める逢夢は、生きづらさに気付いてしまう。
そうして互いが答えを見つけるとき──世界は、崩壊の危機に陥る。
そのとき、本当に必要な『何者か』とは。
文字数 6,925
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.06.28
埼玉県北西部の町・橙ヶ丘町。地上商店街の端で時計修理店を営む四十七歳の拓磨は、閉館寸前の山頂水族館レオを残すため、赤い時計型の募金箱を修理していた。口は悪いが、壊れた機械と交わした約束だけは放っておけない男である。
地域紙記者の柚希は、噂を拾う足が早く、拓磨の一個下の幼なじみに近い存在。彼の疑いを晴らすため、喫茶店店主の璃心、元設計士の玲英、町営バス運転士の泰梧、絵描きの菜泉、ケーブルカー整備員のまなぶ、観光協会事務担当の菜央香を巻き込み、町に残された小さな違和感を集めていく。
寄付金締切日の夜、赤い時計型募金箱から山頂水族館の改修寄付金が消えた。防犯映像に映っていたのは、拓磨と同じ橙色の作業着を着た男。さらに二十年前、拓磨がケーブルカー保守費の不正をめぐって町を去った過去まで掘り返される。
拓磨は本当に地上にいたのか。それとも、山頂で泳げない魚レオの水槽ポンプを直していたのか。赤い時計に残った橙色の粉、半音だけ高い発車ベル、熱で浮かぶ古い階段道、旅人の写真、寄付金台帳の削除履歴。町の人々が一度は飲み込んだ言葉を持ち寄るとき、無実の罪と、二十年前から続く沈黙がほどけていく。
文字数 41,913
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.05.25
怪物は死んだ。しかし、その絶命の残響は新たな怪物を産む。
大久保長安、駿府にて病死。実子は全員切腹。
遺体は掘り起こされ、安倍川の河原で首を晒された。
慶長末期。公儀の総目付・柳生但馬守宗矩は、大大名をも凌ぐ権勢を誇った怪物の足跡を、天下の台帳から完璧に「漂白」したはずだった。
だが、主を失ったはずの職能たちは、むしろ主が死んだからこそ、なりふり構わずその仕組みを私物化し、勝手に動き始める。
神の声を騙り、闇の連絡網をその足で繋ぐ歩き巫女。
梁の軋みを聞く算術家と、泥の深さを読む山師。
荷重の均衡を脳裏に叩き込み、闇の流通を担う荷役屋。
故郷の嘘の文字に縋る異邦人と、人間の人格すら偽造する書類屋。
公儀の目の届かない地下の配管で、歪みは滑らかに繋がり始めていた。
「……まだ、閉じておらぬか」
網の目を追う宗矩が、柳生の最深部に眠る「もう一人の怪物」の気配に気づいたとき、世界の骨組みが微かに軋む音を立てた。
これは、本尊なき世界で蠢く、職能の怪物たちの自律分散型ノワール。
──世界のあちこちに、あの怪物の『残響』だけが、まだ響いている。
文字数 17,533
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.28
王家の秘密が明かされるとき、勇者の血潮が物語るものとは。
勇者は死んだ。魔王領から名誉の帰還を遂げた、その謁見の間で。
その血潮を継ぐ者が、勇者の冒険の真実を探す旅に出る。
文字数 42,019
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.04.29
シルと幼馴染のシュヴェの二人は、太燿(たいよう)が墜ちた世界をのんびり、ときには遠回りをしながら巡っていく。
文字数 14,790
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.26
『悪役。今回はお前も一緒に帰るぞ』
前作の激闘から4ヶ月。平穏を取り戻しつつあった須藤颯(すどう はやて)たちの前に、突如として校内放送が響き渡る。それは、あの命がけのデスゲーム『Rust Gamble』の第三幕の幕開けだった。
新たな舞台「白亜宮(はくあきゅう)」に集められた23名の参加者。その中には、かつてゲームを支配し、4ヶ月前に颯たちと再会を約束して処刑されたはずの元主催者――コードネーム【CROWN】の姿があった。
上層部の裏切り者として命を狙われるCROWN。彼の死亡は「参加者全員の即処刑」を意味するという最悪のルールが課せられる中、颯たちは「誰も見捨てない」という信念を胸に理不尽なゲームへ挑む。
ゲームが進むにつれ明かされる、CROWNの「神族」としての哀しい過去、そして仲間の一人・神楽亜門(かぐら あもん)が隠していた「人工神族」としての秘密。上層部が送り出す最終殲滅兵器《SERAPH》、そして全てを喰らう巨人《EDEN》を前に、暴走する神の力。
絶体絶命の危機の中、颯はCROWNを救うため、自らに禁忌の「魔族の血」を宿す決断を下す――。
神と魔、相反する二つの翼が重なるとき、計算不可能な奇跡が楽園を打ち砕く!
文字数 3,503
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.30
魔王が征服を目論む世界で一人の若者が勇者の神託を受ける。
仲間との旅の末に勇者パーティーは魔王との決戦に臨むが、魔王の圧倒的な力の前に勇者は逃げ出し、仲間達は殺されて、パーティーは敗北してしまう。
約一年後、とある村に逃げ延びていた勇者を一人の青年――ノーマが見つけ出し、再び魔王を討伐するように言うが、勇者はそれを拒否する。
臆病な勇者にノーマは怒りの声を上げるが、そのとき魔王の親衛隊の一人が村を襲ってくる。
怯える勇者に代わってノーマが戦うが、敵の強大な力に成す術がなくやられてしまい……殺されそうになっている彼を勇者が助け、敵を倒す。
魔王を倒せるのは勇者しかいないと思い知ったノーマは、勇者を魔王討伐の為に無理矢理連れ出すのだった。
※タイトルは『やりなおし』に〈アフターエンド〉のルビがつきます。
文字数 12,364
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.30