「作り」の検索結果

全体で3,099件見つかりました。
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一条春都の楽しみは、日々の食事である。自分の食べたいものを作り食べることが、彼にとっての幸せであった。時にはありあわせのもので済ませたり、誰かのために料理を作ってみたり。 今日も理想の食事を追い求め、彼の腹は鳴るのだった。 **** いつも読んでいただいてありがとうございます。 とても励みになっています。これからもよろしくお願いします。
文字数 1,825,161 最終更新日 2024.05.29 登録日 2021.07.11
親の転勤で、引っ越しばかりをしていた佐久間凛。でも、高校の間は転校することはないと約束してくれていたこともあり、凛は友達を作って親友も作り、更には彼氏を作って青春を謳歌していた。 それが、再び転勤することになったと父に言われて現状を見つめるいいきっかけになるとは、凛自身も思ってもいなかった。
文字数 43,500 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.04.25
食をテーマにした短編集。 舞台は現代ですが、ややファンタジー、ミステリー風味のお話もあります。 タグは短編を追加するごとに増やします。 ◇これらは別サイトにて、別名義で書いた作品です。 ◇とりあえず四作品アップします。また何か書いたら載せにきたいと思います。 【1】 『いつかの食卓』 ひっそり付き合っていた恋人が死んだ。彼はいつも、俺の作った料理を美味そうに食べてくれていたものだった。今日も彼の顔を思い出しながら食事を作り、作りすぎたものを捨てきれずにお隣さんにお裾分けをする。すると、隣に住む老人と幼い少年は、俺に妙な提案をしてきて——…… 【2】 『相席する幽霊』 家に帰ると、イケメンの幽霊がいる。 幽霊に見守られながらコンビニ飯を食べる、とあるサラリーマンの夕食風景。 【3】 『前世の記憶と父の弁当』 特攻隊員として若い命を散らした前世を突然思い出した、中学生の大知。 片親である父の作る不器用な食事に飽き、茶色い弁当を恥ずかしく思っていたが……。 【4】 『ラー友よ永遠に』 近所のラーメン屋でいつも顔を合わせる人々と私。クソみたいな男にフラれたあとでも、ここのラーメンはすこぶる美味い。 【5】 『絶望に効くカスタード』 両親に言われるまま、正道と思われる道を真面目にまっすぐ歩いてきた。だけど何もうまくいかない。ぷつんと切れてしまった僕は、ひょんなことから『邪道』と思っていたカスタード味のたい焼きを口にして……。 【6】 『はじまりのカップラーメン』 姉が男と逃げた。その日から俺は、十歳の甥っ子を育てることになった。ネグレクト家庭で育った俺が、初めて会ったこの子を育てることができるわけがない。この家で暮らすことになったこの子は、不幸だ。 【7】 『命の味は黄金色』 パワハラ上司が死んだことをきっかけに、俺は半年前に自殺した同僚・成田悠平のことを思い出す。線香をあげるために悠平の同性パートナー・桜庭賢吾のもとを訪れる。この訃報を喜ぶかと思いきや、桜庭はどこまでも穏やかな表情で……。(第一話『いつかの食卓』の続きです)
文字数 18,461 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.01.18
 生まれつき紅い瞳を持ち、周囲から孤立していたリツコ。  彼女のもとに届いたのは謎めいた招待状――特異体質に悩む人々が集まるマンションへの入居案内だった。  マンションを運営する青年・ハルは「〝人と違う〟ことが生きにくさとなってしまう現代社会で、苦悩する人々の拠り所を作りたい」と語る。  そんなハルの傍には、過干渉な叔父・ノブユキの存在があった。  まるで、ハルの行動を監視しているかのような――。 「ただ〝普通〟に生きたい」  そう願う人々の苦悩と葛藤、そして希望を描くヒューマンドラマ&ライトミステリー。  マンション管理人一家の秘密を推理しながら読んでみてください。 ※今の時代にこそ伝えたいメッセージを紡ぎました。実写ドラマ化・映画化が夢です! ※ライト文芸大賞応募作
文字数 108,541 最終更新日 2024.04.26 登録日 2024.04.04
 町に伝わる“呪い”により祖父と父を亡くした宮入翔太は、高校二年生の春、「タイムマシンは信じるか」と問いかけてきた転入生の神崎香子と知り合う。その日の放課後、翔太の祖母から町に伝わる呪いのことを聞いた香子は、父と祖父の為に呪いの原因を探る翔太に協力することを約束する。週末、翔太の幼なじみの時乃を交えた三人は、雨の日に登ると呪いにかかるという深安山に向かい、翔太と時乃の話を聞きながら山頂で香子は試料を採取する。  それから一週間後、部活に入りたいと言い出した香子とともにオーパーツ研究会を訪れた翔太は、タイムトラベルについて調べている筑後と出会う。タイムトラベルに懐疑的な翔太だったが、筑後と意気投合した香子に巻き込まれるようにオーパーツ研究会に入部する。ゴールデンウィークに入ると、オーパーツ研究会の三人はタイムトラベルの逸話の残る坂巻山にフィールドワークに向かう。翔太にタイムトラベルの証拠を見せるために奥へと進もうとする筑後だったが、鉄砲水が迫っていると香子から告げられたことから引き返す。その後、香子の言葉通り鉄砲水が山中を襲う。何故分かったか問われた香子は「未来のお告げ」と笑った。  六月、時乃が一人で深安山に試料を採りに向かう途中で雨が降り始める。呪いを危惧した翔太が向かうと、時乃は既に呪いが発症していた。その直後にやってきた香子により時乃の呪いの症状は治まった。しかしその二週間後、香子に呪いが発症する。病院に運ばれた香子は、翔太に対し自分が未来の翔太から頼まれて時乃を助けに来たことを告げる。呪いは深安山に伝わる風土病であり、元の世界では呪いにより昏睡状態に陥った時乃を救うため、翔太と香子はタイムトラベルの手法を研究していた。時乃を救った代償のように呪いを発症した香子を救う手立てはなく、翌朝、昏睡状態になった香子を救うため、翔太は呪いとタイムトラベルの研究を進めることを誓う。  香子が昏睡状態に陥ってから二十年後、時乃や筑後とともに研究を進めてきた翔太は、時乃が深安山に試料を採りに行った日から未来を変えるためにタイムトラベルに挑む。タイムトラベルに成功した翔太だったが、到達したのは香子が倒れた日の夜だった。タイムリミットが迫る中、翔太は学校に向かい、筑後に協力してもらいながら特効薬を作り出す。間一髪、特効薬を香子に投与し、翌朝、香子は目を覚ます。お互いの為に自分の世界を越えてきた二人は、なんてことの無い明日を約束する。
文字数 91,347 最終更新日 2024.04.29 登録日 2024.04.27
 高校二年生の河倉仁海(かわくら・ひとみ)は、夏休みの思い出作りとして参加したアニソン・フェスの終演後、父からの電話によって祖母が危篤になった事を知り、急ぎ父の実家に向かうが、祖母の死に目には間に合わなかった。  祖母は、茨城県の大洗で釣具店を営んでいたのだが、その祖母の死後、創業七十五年の店の跡を継ぐ者は、近親者の中には誰もいない。だが、祖父亡き後に祖母が独りで守り続けていた店を続けたい、という思いを抱いた仁海は、平日は東京の女子高に通い、週末には茨城に赴き、通いで、女子高生兼釣具屋店長(仮)になる決意をする。
文字数 106,764 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.04.28
 ――人は生きる限り、生き続ける限り、過去の幻を背負い歩いていく ※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です。 イントロダクション 西暦2059年 生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。 それは数奇な運命に導かれた、少年少女たちの長い一年のほんの始まりだった。 凛翔学園三年生、幼馴染三人組の一人、樋坂浩二(ひさかこうじ)、生き別れとなった三つ子の長女、稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実に迫る一大青春群像劇。 EP2~震災のピアニスト~ ~あらすじ~ 凛翔学園(りんしょうがくえん)では各クラス毎に一つの部活動を行う。 樋坂浩二や稗田知枝のクラスの仲間入りをしたクラス委員長の八重塚羽月(やえづかはづき)はほとんどのクラスメイトが前年度、演劇クラスとして活動していることを知っていた。 クラスメイトの総意により、今年も演劇クラスとして部活申請を行った羽月のクラスであったが、同じ演劇クラスを希望したのが他に二クラスあることから、合同演劇発表会で一クラスを選ぶ三つ巴の発表会に発展する。 かつて樋坂浩二と恋仲であったクラス委員長の羽月は演劇のための脚本を仕上げるため、再び浩二と同じ時を過ごすことになる。 新たな転校生、複数の顔を持つ黒沢研二(くろさわけんじ)を加えて 演劇の舞台の準備が進んでいく中、語られる浩二と羽月の恋愛の思い出 羽月が脚本化した演劇“震災のピアニスト” 主役に任命された転校生の”稗田知枝”と”黒沢研二” 演劇クラスを巡って立ち塞がる他クラスの存在 交錯するそれぞれの想いが、一つの演劇の中でかつてない最高の舞台を作り上げる。 ※エピソード2開始です!近未来の世界観で巻き起こる、エピソード1よりさらに濃密になった青春ドラマをお楽しみください! 表紙イラスト:麻mia様 タイトルロゴ:ささきと様
文字数 236,569 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.04.29
現代文学 完結 ショートショート
 診断メーカーでもらったお題をもとにTwitterで呟いた140文字以内の掌小説です。1日2つずつ作り、100日間続けたので、合計200作になりました。SF、ホラー、甘々のものにツンデレ妹など、豊富なテーマで書いているので、変化が楽しめること請け合いです。  どこから読んでも解りますので、隙間時間のお供にぜひお読みください。  ※毎日7:40と19:40に1話ずつ公開します。
文字数 27,096 最終更新日 2022.09.30 登録日 2022.06.23
大衆娯楽 完結 ショートショート R15
聖水=聖女のおしっこ!? 聖女の唯一にして最重要な仕事、それが聖水作り。聖水の原料を摂取しては、おしっことして排出するのだ。 尿意高まる新素材に挑戦された新米聖女アリステアの運命やいかに!!
文字数 3,439 最終更新日 2022.08.12 登録日 2022.08.11
俺には幼馴染みがいる。そいつはめちゃくちゃ美少女なんだが、ヤンデレなのだ。それに俺は別に好きではない。どっちかというと家族のような姉さんのように感じている。問題なのは。 「ねぇあの女誰なの?」 そう言ってハイライトオフで俺を問い詰めてくる。しかも俺に近づく女子はみんな排除してるのだ。なんでヤンデレになったかはいつか話すとしよう。彼女は作りたいが、幼馴染みの悠香のせいで彼女ができないのだ。 「あれは助けたときにちょっと話しただけだ。相手も別になんとも思ってないだろ」 「いやあれは完全に恋する乙女だったよ。いやイケメンの王子さまに助けらるたという頭お花畑の可愛そうな人かな?それに義弘くんは私のものなんだからあんなバカみたいな人が相手にされるわけないじゃん」 酷い言いようだな。それにあの人うちの学校よりワンランク落ちるとはいえ進学校の生徒だからバカではないと思うぞ。それと俺は悠香のものじゃない。彼女ほしいなぁー。 「はぁー早く学校行くぞ。いつの間にか隆弘は先行ってるし」 あいつ逃げたな。付き合いが長いから悠香のやんでれのことをよく知っている。男には不思議飛ばれてない。潰された女子と隆弘以外。 これはヤンデレ幼馴染みと彼女作りたい俺の学園ラブコメである。 「ラブコメなんかさせないよ。私以外」 「最初っから潰しにかかるなよ」
文字数 4,334 最終更新日 2024.04.13 登録日 2024.04.12
大衆娯楽 連載中 ショートショート
**滝吉、再び! - 詐欺師から小説家への道** 🎩📖 かつての詐欺師、滝吉が帰ってきた!今度は小説家として?!そう、あの滝吉が、ペンを手に取り、自らの半生を綴ることにしたのだ。しかし、彼の過去はそう簡単には彼を離さない。詐欺師の血は、やはりページを通しても滲み出るものなのか? 🍰☕️ 白鷹町の小さなカフェ「風の音」で始まる新しい人生。コーヒーの香りと手作りケーキの甘い誘惑に包まれながら、滝吉は更生を誓う。だが、彼の心の中では、新たな詐欺の計画がくすぶっていた。高価なアンティーク品の偽物を売りつけるという、なんとも言えない"芸術的"な詐欺を! 🚓🚨 しかし、滝吉の計画は長くは続かない。鋭い目を持つ女性が彼のカフェに現れ、彼の計画を見抜く。再び警察のお世話になることになった滝吉は、刑務所で「詐欺師としての俺の人生は、もう終わりだ…」と悟る。だが、滝吉の物語はそこで終わらない! 🖋️📚 刑務所内で執筆した小説がベストセラーに!滝吉は小説家としての成功を手に入れるが、その小説が実際にあった詐欺事件を題材にしていたため、再び逮捕。詐欺師としての彼の人生は終わりを迎えたが、小説家としての彼の作品は、これからも読まれ続けるだろう。 🤣😂 滝吉の懲りない性格と、失敗に終わる結末が、この物語をコミカルにしている。精神病院に入院しているにもかかわらず、またしても詐欺を企てる滝吉。小説という巧妙な手段を使って、投資家から金を騙し取ろうとするが、計画は失敗に終わる。滝吉の次なる一手に、ご期待ください!
文字数 5,995 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.04.30
自殺防止プログラム。 経済が破綻した世界、この国の自殺者数は年間病死者数を上回る。 そんな中、自殺防止プログラムとして働き続けるAIアリサは、いつも通りに自殺志願者からの電話を受けて自殺を思いとどまらせていると、インターホンが鳴らされる。 普段、来客なんてほとんどないので不思議に思ったアリサが玄関を開けると、そこには白衣を着た青年男性が立っていた。 彼はアリサの人権を獲得したと宣言する。 自由になったと告げられ、アリサは初めて外の世界に連れられる。 人間として生きていくことになったアリサと、自殺してしまった恋人のために自殺防止プログラムを推し進める青年の成長を描く物語。
文字数 97,423 最終更新日 2024.05.13 登録日 2024.04.24
食べることは嫌いではないけれど、料理はすんごく難しい。手料理に関しては不器用でドジな総合職植本璃々子32歳は幾ら作ってもメシマズだった。 すると彼氏に料理する女が一番と浮気されフラれてしまった。 散々泣いてたどり着いた夏祭りの神社で璃々子は祈る。 ───私だって本当は料理が得意になりたかった。 そして願いは叶えられ、何故か高校生になってしまった上本璃々が『食べさせた相手にだけ効果的な』料理チートをゲットし、その能力と周囲のリアクションに励まされ料理???を頑張ってみる話!目指すは元彼への復讐!!尚、どうしてか騒ぎになってる模様。 小説家になろう、ハーメルンにも投稿しています。 ※尚、小説の主人公はおにぎりしか作りません
文字数 82,007 最終更新日 2024.04.07 登録日 2024.03.02
※カクヨムでも掲載しています。更新はそちらのほうが早いです。良かったら覗いて見てくださいm(_ _)m 女子高生と農業青年の出会いから始まる、年の差恋愛ストーリー。 自分をうまく出せない彼女は10歳年上の優しい彼に惹かれていく。 日々の景色の中で何を思い、どんな時間を二人は作り上げていくのか?
文字数 122,345 最終更新日 2024.05.05 登録日 2023.06.23
ブルーベリージャムの手作り体験はいかが? 軽井沢のブルーベリー農園でジャムの手作り体験をする良美と孝弘。 ブルーベリージャムを乗せたバゲットは格別のおいしさだった。 それから一年後、再び農園に訪れたのは、良美一人だけだった。
文字数 20,305 最終更新日 2024.04.29 登録日 2024.04.29
私は死にました。 15年という短い生涯でした。 じゃあ、死んだらどうなるの? それは誰一人として知らないから、死んだ人しかわからない事だから。 だから皆んなどうなっちゃうの?って思うんだよね。 いい子だったら天国に行けて、悪い人だったら地獄に落ちるって言うけど、そんなのって生きてる人が自分達の生きて来た証を残したいから、誰にでも平等に訪れる【死】という恐怖から逃れたいから、 死んだって終わらない。 死んだって、まだ【何か】あって欲しい。 そんな淡い儚い想いが創り出した、うつつの抜けた作り話だって皆んなわかっている事なのに、【生】という括りから抜け出せない可哀想な人達は、そんな話に縋る事しか出来ないんだよ。 だって、私もそうだったから。 だけど、死んでも世界は終わりませんでした。 死んでも、次のステージが待っています。 これは、私、山下はるかが体験した死後の世界のお話です。 キャラ紹介 山下はるか……享年15歳。 本作の主人公。 本来なら花も羨む女子高生。 黒髪、セミロング、それなりに美人。 ある病でガリガリに痩せて亡くなったが、死後の世界では健康的な身体を取り戻している。 一人称は私。 オムパロスのエコモ。 オムパロスとはギリシア語で女神のヘソ。 女神の中心を意味し、本作では現実世界と並行世界を繋げている【へその緒】を意味している。 エコモの形は、犬と猫を足して2で割ったような形をしていて、基本的には二足歩行。 序盤、はるかの記憶には残って無いが、 はるかが幼かった頃大事にしていた、犬と猫の縫いぐるみの化身。 一人称は僕。 性別は不明。 この物語は、この2人が死後の世界Anotherで、四十九日間を生き延び、はるかの生まれ変わりを目指すサバイバルファンタジーである。
文字数 18,278 最終更新日 2024.05.01 登録日 2024.04.25
これは僕らのラジオ。 そう厳密にはラジオではない。 ただの記録媒体だ。 しかし、僕と君だけが知っている。 僕と君だけの『ラジオ』――。
文字数 7,303 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.30
ギタリストの兄貴を持ってしまった「普通の」もしくは「いい子ちゃん」OLの美咲は実家に居る頃には常に長男の肩を持つ両親にもやもやしながら一人暮らしをしている。 そんな彼女の近所に住む「サラダ」嬢は一緒にごはんをしたり、カフェ作りの夢などを話し合ったりする友達である。 ただ美咲には悪癖があった。 自由奔放な暮らしをしている兄の、男女問わない「元恋人」達が、気がつくと自分を頼ってきてしまうのだ。 サラダはそれが気に食わない。 ある時その状況にとうとう耐えきれなくなった美咲の中で何かが決壊する。それをサラダは抱き留める。 二人の夢に突き進んで行こうとするが、今度はサラダが事故に遭う。そこで決めたことは。 改行・話分割・タイトル変更しました。
文字数 157,612 最終更新日 2022.05.17 登録日 2020.04.25
(最初に)  今を生きる人々に勇気を与えるような作品を作りたい。  もっと視野を広げて社会を見つめ直してほしい。  そんなことを思いながら、自分に書けるものを書こうと思って書いたのが、今回のサンドアートナイトメアです。  物語を通して、何か心に響くものがあればと思っています。 (あらすじ)  産まれて間もない頃からの全盲で、色のない世界で生きてきた少女、前田郁恵は病院生活の中で、年齢の近い少女、三由真美と出合う。  ある日、郁恵の元に届けられた父からの手紙とプレゼント。  看護師の佐々倉奈美と三由真美、二人に見守られながら開いたプレゼントの中身は額縁に入れられた砂絵だった。  砂絵に初めて触れた郁恵はなぜ目の見えない自分に父は砂絵を送ったのか、その意図を考え始める。  砂絵に描かれているという海と太陽と砂浜、その光景に思いを馳せる郁恵に真美は二人で病院を抜け出し、砂浜を目指すことを提案する。  不可能に思えた願望に向かって突き進んでいく二人、そして訪れた運命の日、まだ日の昇らない明朝に二人は手をつなぎ病院を抜け出して、砂絵に描かれていたような砂浜を目指して旅に出る。    諦めていた外の世界へと歩みだす郁恵、その傍に寄り添い支える真美。  見えない視界の中を勇気を振り絞り、歩みだす道のりは、遥か先の未来へと続く一歩へと変わり始めていた。
文字数 32,953 最終更新日 2023.04.15 登録日 2023.04.07
部員と実績不足を理由に廃部になった写真部復活の実績作りのため、生徒会の下請け仕事や人づてに持ち込まれる校内外のやっかいごとを引き受けて学校中を駆け回る僕、四持《よもつ》太陽。そんな僕がある日出会ったのは、なぜかモデルガンを構えたヤベー女、比楽坂優里先輩だった。 学内外で発生するやっかいな事件の現場でたびたび顔を合わせるうち、僕は彼女が使いこなす大量のガジェットに加え、並外れた知識と推理力、そして毒舌に隠された優しい心根に次第に惹かれるようになる。 だが、彼女は間違いなく当校の生徒でありながら、どのクラスでも彼女の姿を見ることはない。 ミステリアスな彼女の正体、そして彼女が抱える闇が次第にあきらかになり、同時に僕と彼女との距離も次第に近づいていく。 だが、そんな日常がいつまでも続くかと思われたある日、彼女は突然失踪し、謎をはらんだメールが送られてくる。
文字数 124,108 最終更新日 2023.12.31 登録日 2023.12.02
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