「しゃがみ」の検索結果

全体で18件見つかりました。
18
恋愛 連載中 長編 R15
――隣の席の気になる女の子が、おもらしするところを見てしまった。 気怠い午後の授業中、隣の席に座る早瀬さんの様子がおかしいことに気が付いた。 具合が悪いのかと思い保健室に連れて行く途中、彼女はしゃがみ込んでしまった。 慌てふためく僕の耳に飛び込んできたのはその場にそぐわない水音だった。 この作品は一部分を小説家になろう、pixiv、カクヨムにも掲載しています。
24h.ポイント 21pt
小説 24,842 位 / 185,596件 恋愛 11,321 位 / 56,373件
文字数 48,542 最終更新日 2024.02.29 登録日 2021.05.23
恋愛 完結 短編 R18
俺の名前は金棒持九郎《かなぼう もちくろう》。  事故に遭い、気付けば少年の姿になっていた。  しかも首輪を付けられて、同じように首輪を付けられた少年達と一緒に檻の中に閉じ込められているし。  どうなっているのか分からずに混乱していると、目の前に現れた金髪縦ロールのお嬢様メロディとその母親ローサにペットとして買われてしまった俺。  豪邸に連れられ身体を洗われた後、お嬢様に『ポチ』と名付けられた俺はその後、しつけられて…… 『お手』? 『おかわり』? いや、犬じゃないか! まあ、それくらいならできるけど。  えへへっ、褒められちゃった。 『ちんちん』? はい! ちんちん! どうですかお嬢様? 腕の折り曲げ方、しゃがみ具合…… 完璧でしょ? あ、あれ? がっかりした顔をしているけど、どうして? 「これが『ちんちん』ですわー!!」 ぎゃーーー!! お嬢様にズボンを下ろされたーー!!    そして、ポチのペットライフが今、幕を開ける! ※全6話になります。
24h.ポイント 7pt
小説 35,717 位 / 185,596件 恋愛 16,214 位 / 56,373件
文字数 28,934 最終更新日 2023.12.15 登録日 2023.12.10
気が付くと城門の横でしゃがみ込んでいた俺。これが噂の転生か?
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 ファンタジー 42,631 位 / 42,631件
文字数 5,469 最終更新日 2016.09.24 登録日 2016.09.04
おばあちゃんちの庭に傘をさして入って来た子どもたち。 子どもたちは庭の片隅にしゃがみ込み……。 梅雨時の幻想譚です。
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 児童書・童話 3,231 位 / 3,231件
文字数 976 最終更新日 2018.06.29 登録日 2018.06.29
妻32歳は、オヤジ女子です。 オヤジと言うか?男っぽい性格と言うべきかもしれません。 それでいて、子供と年寄には凄く優しいんです。 特に困るのは、裸を見られても気にしない性格と年寄に頼まれるとお触りOKな所でしょうか? オヤジが上半身裸で居るのと同じ感覚何でしょうね! 普段、ホットパンツ姿が多く中には何も履かず生足です。 だからパンティも見えるし、お尻の肉まで見えているんです。 しかも腰が浅いので、しゃがみ込むと半尻丸出しです。 何度か注意したんですが、”別に誰も見ていないって・・・”と相手にしてくれません。
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 大衆娯楽 5,575 位 / 5,575件
文字数 2,090 最終更新日 2020.10.12 登録日 2020.10.12
ごきげんよう。セリナ・レンフィールドにございます。 王宮の夜会でお花摘み(トイレ)に行った帰り道で、王女の浮気現場に遭遇してしまいました。 王女が婚約者に塩対応なのは有名な話。こんな目立つところで逢い引きしているのは、浮気の噂を広めて、婚約を破談に持ち込みたいのでしょう。 そんな不義理の片棒なんて、かつぎたくありません! 見なかったことにして、こっそり別のルートから広間に戻ることに。具体的に言うと、庭をつっきります。 足音がしないように靴を脱ぎ、絹の靴下も汚したくなくいので脱いで、「さあ、行きましょう!」というところで、人影に気付きました。 王女の婚約者のジェダオ公子です。 彼が足音もさせずにこちらに近付いてくるので、思わずしゃがみました。淑女として、身内でもない男性に素足を見せられないので! 「レディ、どこかおかげんでも?」 王女の姿が見えなかったはずがないのに、婚約者の不貞を糾弾するより、うずくまっている私に手を差し伸べてくる公子。 「足を挫いてしまって」と、とっさについた嘘を、彼は真に受け、私を抱き上げて控え室まで運び、手当ての手配をしてくれたのでした。 紳士ー! 本物の紳士がここに居ますー!! こんなに親切で優しい人が、悪く言われて婚約を破談にされるなんて、納得いかない!しがない伯爵の娘に何ができるかわかりませんが、ご恩返しに公子のお味方をいたします! 巨大なネコを被って淑女の振る舞いをしてはいるけれど、かなり鈍い上に、だいたい早とちりしている残念令嬢が、ご恩返ししようと空回りするお話。
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 恋愛 56,373 位 / 56,373件
文字数 97,340 最終更新日 2022.03.30 登録日 2022.01.28
ミステリー 完結 ショートショート
ー不思議な夢を見た。 それは見覚えのある部屋だ。 どうやら、少し前に泊まったことがあるホテルの客室のようだ。 夢の中で、私1人ぽつんと佇んでいる。 私は前へと歩を進め、部屋の端から端まである大きなカーテンを思いっきり、開けた。 すると、目の前にはそこに存在しないはずのオーシャンブルー。 いや、海ではない。水族館だ。 正確に言ったら、私が佇んでいる部屋を囲むような円柱型のガラス張りでできている水族館だ。 呆然とその光景を見ていた私は「なぜ?」とはてなマークを浮かばせる前に夢中になって見入っていた。 目の前にはカラフルな色を持つ魚達が優雅に泳いでいる。 周囲には海藻やイソギンチャクが魚達に負けじと独特なダンスで舞っていた。 目を凝らして眺めていると、どこからかとてつもなく大きいマンタがこちらへ向かってきた。 現実の世界でも水族館は大好きで、よく訪れていたが、こんなにも大きなマンタは初めて目にした。 夢の中で、私はそれが現実か夢か区別がつかず、興奮気味でマンタに見とれていた。 しかし次の瞬間、マンタがいきなりガラスの水槽に体当たりをしたのだ。 それも何度も何度も。 その間、私が佇んでいる部屋も少しばかり揺れていた。 ドスンドスンという鈍い音が部屋中、飛び交い、思わず耳を塞いだ。 輝かせていた瞳も思いがけない恐怖で瞼で閉じられた。 私はこれ以上、立っていられずその場にしゃがみ込んだ。 「もう、やめて!」と叫ぼうとした。 しかし、声が出ない。それでも諦めずに心の中で、もう一度叫んだ。 すると、閉じられていた瞼は再び開いて 瞳は開けられた。 あたりは白い光に包まれていた。 カーテン越しに陽光が差し込んでいる。 私はどうなったのだろう。 気絶している間にあの巨大なマンタがとうとう、ガラスの水槽を割って水が部屋へ流れ込んで、私は溺死したのか? そこまで、考え込んでいたら意識が着実に回復していき、あることに気付いた。 そこには、見覚えのあるインテリアやぬいぐるみ、絵画が飾られていた。 どうやら、私は夢を見ていたのだ。 それも、長くて不思議な夢をー。 今となっても、私が見たあの不思議な夢のディテールをよく覚えている。 何かの折に鮮明に思い出すことがある。 ただ、よく分からないのがあのマンタはなぜガラスの水槽に体当たりしたのか、それも何度も何度も。 あくまで私の推測だが、私に対しての何かのメッセージだったのかと思わずにいられない今日この頃だ。 みなさんはどう思いますか?
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 ミステリー 4,161 位 / 4,161件
文字数 1,006 最終更新日 2021.11.24 登録日 2021.11.24
恋愛 完結 ショートショート
クリスマスパーティに行こうとしているナタリー・ステビア侯爵令嬢は、今日も妹にお気に入りのドレスをとられた。おまけに宝石もだ。婚約者を待っていても来ないので、一人で(執事も一緒に)行ってみるとナタリーの婚約者は妹と一緒だった。こんなのには慣れている‥‥と思いながら薔薇の庭園でしゃがみ込んでいるとナタリーの専属執事が奇妙なことを言う。「あの女は妹じゃないでしょう?」 それって、どういうこと? クリスマスに奇妙な出だしから始まるラブストーリー。読んで頂けると‥‥うっ、嬉しいです🙇‍♀️😆
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 恋愛 56,373 位 / 56,373件
文字数 4,730 最終更新日 2020.10.31 登録日 2020.10.31
仕事に充実感が得られると、好ましい出逢いの機会も訪れる……。 毎朝、職場に向かうため、駅のホームに立つ牧野修也と高守那美は、並ぶ電車乗車口の場所は違うが、互いに視界に入るその存在に好感を覚えていた。 厳しい競争社会の中で日々を忙しく過ごすふたりは、夫々の職場で有能な社員として認められていた。 仕事を通して関わる多くのシーンで、人との交流が生まれ、その中で恋愛が生まれる機会も少なくはない。 誰にでも、結婚までに至る恋愛のチャンスは訪れるだろう……が、数多くはない。 初めてのチャンスから恋愛、そして結婚へとまっしぐらに突き進むカップルもあれば、互いの気持ちを気遣いながら、慎重に愛を育むカップルもいる。 相手に気掛かりなことがあっても気にしない、それが愛している証拠だ、などとは云いきれない。 気掛かりの向こう側に、看過してはならない真実があるかも知れないのだから……。 修也は偶然、帰宅する電車内で那美と同じ電車車両に乗った。途中、体調を崩してしゃがみ込む那美に手を差し伸べて助けた。それを機会にふたりは急接近し、恋愛のチャンスが生まれる。 恋愛関係に進もうとするふたりの胸の奥に、素直に踏み込めない想いがあった。 互いに伝えず、成り行きに任せることは簡単だったが、那美は、こころに秘めた思いを相手に伝えるべきかどうかと迷う……。 修也は、交際を申し込むのは、醜態を見せてしまった那美の、弱みに付け込むことになりはしないかと、次の行動を躊躇う……。 ふたりは互いの会社の仕事でも関わりが生じる。 苦慮し、躊躇するふたりに、会社の同僚や友人や先輩が耳を貸し、力を貸して見守る……。 修也の大学の大先輩で、ラウンジ.フラーゴラのオーナーシェフ川添伸一郎は、修也のよき相談相手でもあった。 川添シェフは、修也の恋愛を優しく手助けしていく。 恋におちても当然のようなふたりは、互いに素直に自らの思いに従い、思いを秘めたまま、時を待った。 修也の職場の周りには、幾組かのカップルが生まれ、それぞれが恋を実らせて結ばれていく。 嫌いではない同士の修也と那美は、失恋の辛苦を経験することなく別れ、新たな恋に向かって進むことになるが、ふたりの親交が途切れることはなかった……。  (固有名詞など全てフィクションです)……全24話……
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 現代文学 7,759 位 / 7,759件
文字数 106,780 最終更新日 2024.03.08 登録日 2024.03.08
SF 連載中 ショートショート
「確信」 タイムカプセルの前にしゃがみ込み、私は人を待っていた。 「力を持つもの」 ある日、俺の前に魔法使いを名乗る男が現れた。 「アメフラシ」 少年の目から落ちる透明なそれは、涙ではない。 「にひゃくごじゅうに」 助ける側、助けられる側。 1話読み切りの短編集。 SF風、ファンタジー風の話を中心に、気ままに書いていこうと思います。よろしくお願いします。
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 SF 5,133 位 / 5,133件
文字数 6,045 最終更新日 2016.09.13 登録日 2016.08.18
俺は後輩の女を連れ、肝試しに向かった。 それには理由があって――
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 ホラー 6,782 位 / 6,782件
文字数 1,846 最終更新日 2020.08.14 登録日 2020.08.14
恋愛 連載中 長編
とある高校。 桜舞い散る春の風に吹かれて、ふと、落としてしまった紙。 ひらりひらりと踊って、ある男子生徒の足元に落ちた。 同じ、入学生だろうか。 無言で取ってしまえばいいだろうとしゃがみこんだとき、視界に焼けた肌の角張った手が映る。己の貧弱な手とは比べ物にならないほど、凛々しくて、美しい造形だった。 紙を拾っていった彼の腕から肩、肩から顔へと視線を移すと ぱちり 目が、合う。 荒々しくも丁寧に後ろに撫で付けられた前髪。オールバックまでとはいかない、過度なオシャレというわけでもないが、彼にはよく似合っていた。鋭い目つきで、思わず怯んでしまう俺をよそに彼は______…… 「落としたろ?これ」 何事もないように笑顔という名の爆弾を落として、快活に笑った。 その日から、ずっと、ずっと。 俺はあの笑顔に焦がれていた。 廊下ですれ違う度、仲間と談笑しながら帰る様子を見る度、柔道部として励む後ろ姿を眺める度、学校行事でふと肩をぶつける度。 募り募っていた。 抱いてはいけないはずの感情が。 そうして迎える2年の春。 「…………あ?」 呆然とクラス表の前で立ちすくむ。 他に生徒のいない時間帯、いくらでも衝撃に身を任せることができた。 己の苗字である"白川 小海(しらかわ こうみ)"。 6つほど出席番号がズレているからこそ隣に来た、"田崎 仁人(たざき じんと)"の文字。 まさか、まさかそんな奇跡があるものか。 ガラリ。 扉が開く。 「た、…ざき、くん……」 「ん?ああ、おはよ、クラス表それ?」 俺の葛藤なんて知らないから、そうやって屈託もなく笑顔を振りまいてすぐ隣に並ぶ。覗き込むことで俺のすぐ横に、あれほど見た顔が近付いた。 「お、隣じゃね?白川……だよな?」 名札を見てそう言う田崎くんに、たしかまともな自己紹介もしていないままだったなと気がつく。 相槌を返すことすらもできない俺に、田崎くんが笑う。 ああ、笑う。 「1年、よろしくな」 これは、そんな彼との1年間の話
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 恋愛 56,373 位 / 56,373件
文字数 2,080 最終更新日 2022.02.19 登録日 2022.02.19
「おーい、兄ちゃん」 真夏の太陽の下、陽炎が揺らめく炎天下、校門の前で妹の真理亜(まりあ)が嬉しそうに手をブンブン振っている、恥かしいから止めて欲しい、何で彼奴はあんなに元気なんだ。 俺の名前は柳原譲司(じょーじ)、典型的な日本人顔の俺達に外人みたいな名前を付けて、うちの親は何をしたかったんだろうか。 公園を見回して真理亜を探す、居た、砂場でしゃがみ込んで一生懸命下を見つめている、たぶん蟻地獄の巣でも見付けたのだろうか、犬の糞じゃ無い事を祈ろう。 しかしなー、ここからパンツが丸見えだぞ。 「真理亜、パン」 そこまで言い掛けた時、突然砂場が盛り上がって中から巨大な何かが伸び上がって来た。 直径三メートルは有りそうな黄色い巨大なミミズだった。 うん、SF映画で見たことがある、サンドワームだ、有り得ない事とは解っているが、その判断は一先ず後回しだ。 そのサンドワームが明らかに真理亜を狙っている、マリアは下を向いて気が付いていない。 「真理亜、逃げろ!」
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 ファンタジー 42,631 位 / 42,631件
文字数 178,497 最終更新日 2018.05.27 登録日 2018.01.28
恋愛 連載中 長編
応援していた劇団が解散する その最後の公演を見に行く恋子 解散はしてほしくないと心に思いながらファイナル公演を見た帰り道、恋子は涙が溢れ出し道端にしゃがみこんでしまう。『なんだか、寂しいし悲しい』『これから、どうしよう』と悲しみにくれる恋子の前に車が突っ込み恋子は事故にあってしまう。車から男性が慌てて降りてきて恋子に駆け寄り声をかける。『大丈夫ですか?スミマセンすぐに、救急車を呼びます。オレまじでどうしよう』と男性は真っ青な顔で救急車を呼んだ。病院のベッドの上で恋子は目を覚ました。すると事故を起こした男性がいて恋子に『スミマセン、オレのせいで』と話かけた。幸い二週間程度の傷で済んだ。恋子はビックリした様子で『ここどこなの』『私、なんでベッドで寝てるの』と不安そうな顔で男性に聞いてきた。男性は恋子に自分の名前を名乗り自分のせいで事故にあわせ病院に運ばれた事を説明した。男性は恋子が応援していた劇団翔の元リーダー春だったのです。不思議な事に恋子は春を見ても分からない感じだが、初めて見ましたみたいな様子でした。いったいどうしたのだろうか?春は恋子に『家族の方に連絡し謝罪と今後の相談をしたい』と話をし家族に連絡するよう頼んだ。すると恋子は突然泣き出した『分からない、分からないよ』泣き出した姿を見てビックリした春は『どうしたの、なんで泣いてるの』と聞いてみると『自分の事が誰なのか分からない』と春に話した。検査の結果は事故によるショックで一時的に記憶喪失というものであった。身元を示す物もなくて春は事故に合わせてしまった責任もあり暫く恋子の面倒を見ることにした。二週間後、恋子は退院し春の家に住む事になった。春の家は劇団翔の時から一緒に住んでいた元劇団員の広大25歳、慎二26歳、雅也30歳も暮らしていた。因みに春は31歳。春は『暫くはオレ達と暮らす事になり不便だろうが君の記憶と家族が見つかるまでは世話をさせてほしいと』と恋子に話した。恋子は『自分が誰なのか分からないし二週間たっても家族も現れない、もしかしたら、一人ぼっちだったのかもしれない。だから、自分が誰なのか分かるまではここに住むから』と不安な声で春に話した。他のメンバーも事情を知り協力する事に
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 恋愛 56,373 位 / 56,373件
文字数 9,402 最終更新日 2019.07.20 登録日 2019.07.09
恋愛 連載中 長編
 これは、裏切りの神子と呼ばれた男と悪辣無慈悲と呼ばれた公爵令嬢の運命のお話。   『ーーねぇ、貴方はどうして処刑されるのかしら』  断頭台に拘束され、国民の晒し者になった俺に話しかけてきた1人の少女。両親であろう男女が慌てたように処刑台を駆け上がって来ようとするのを振り返るでもなく、少女は舞台にしゃがみこんで俺の顔を覗き込む。  ざわざわと国民達が騒ぐのも、国王や王子が慌てたように騎士を動かすのも。雑踏の視線など高貴な少女には一切目に入らぬのか、彼女はただ俺の目を見つめ、コテンと首を傾げた。 『不思議だわ。とっても不思議』 『ーーぁあ、?』 『だって、私には貴方が国を傾ける悪者には思えないんですもの』  そう言って、神秘的な真紅の瞳を純粋に輝かせた少女は、ボロボロで汚い俺をただ真っ直ぐに見つめて。 『私にもっと力があれば、貴方のような人を断頭台から立ち上がらせることが出来るのかしら』  【裏切り者】の1人が少女を抱き竦めるようにして俺から遠ざけ、俺を冷めた目で見下ろす。賢明にも、少女はその手から無理に逃げ出そうとはせずただ俺を見つめ続けた。 『ご本で読んだわ。神の寵愛を受けた【神子】様は、死と共に生まれ変わるのですって』 『……ーーーーーぁ、あ、神よ、神よ、どうか』 『私、アストリア・シンビジウムよ』  ……よりにもよって、【ソイツ】のかよ。 『貴方が再びこの地この場所に戻ってくるその時までに、私がこの国を正してみせるわ。  ーー忠実の神子、【ガーネット】様に誓って』  …………。  世界一、信用ならねぇよ。ばーか。  
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 恋愛 56,373 位 / 56,373件
文字数 27,545 最終更新日 2021.11.06 登録日 2021.11.03
真理は上から下へ? 空が見える屋上。その人は柵に掴まり、しゃがみ込んでいた。雑談の末、翼すら生えていないのに、空へ飛び立とうとする。翼がないからこそ飛び立つべきだから?
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 現代文学 7,759 位 / 7,759件
文字数 9,835 最終更新日 2024.04.12 登録日 2024.04.08
恋愛 連載中 長編 R18
―― 生き地獄というのは もしかするとこういうことを言うのかもしれない―― いつの時代も、その多くはきっと 口いっぱいに飯をかきこめることに幸せを感じ、 友人と他愛もない会話を楽しむことに 些細な喜びを感じているのだろうと思う。 けれど私はというと 普通の人が “ふつう” としている何気ない日常を味わったことがない。 私の生きる道は、その基準を圧倒的に下回っている。 陽に透けるような白い髪と白い肌をもち、 奥深い黄金の瞳もった少女――未生。 彼女の見目は言うまでもなく その様相が神や、仏、妖などに例えられるほど 不思議な引力を伴う神々しさを纏っていた。 しかし不運にも、 彼女を拾った人間の気質があまりにも悪く、 狡猾で、己の利益にばかり目を向けるような人だったので 彼女の神々しさは一瞬で幕を閉じることとなる。 ――彼女は死なない。 いや、死ねない――と言った方が正しいか。 ”何をされても壊れない頑丈な身体” はときに 人の好奇心を異常なまでに煽る。 それどころか、 死にたいと強く願う未生の命をことごとく生かし続け、 それとは逆に、 天はいつ死んでもおかしくない状況下に彼女を置く――。 ~・~ ◇◇◇ ~・~ 繰り返される絶望を味わうのにも飽きてきて、 自分の運命に失望していた矢先、 曇り空にふいの晴れ間が広がった。 未生の耳に届いたのは、先駆けて轟く雷鳴の響き。 激しい稲光とともに未生の頭上に落ちてきた雷は ――不思議なことに彼女を全身水浸しにして―― 視線の先に背の高井人影を連れてきた。 「落ちどころが悪い」 と言って天上に悪態を吐き、 黒曜石のような漆黒の髪を乱暴に掻き上げる人物。 彼は呆然としている未生の傍にしゃがみこむと 「お前、呪われているな?」 と囁いて、赤く腫れあがった未生の頰に優しく手を添えた。 「俺ならその “呪われた身体” を手放す方法を見つけてやれる」 そう不敵に笑んだ男は、 未生の首筋から顎へと手を滑らせた。 彼女は美しい面をした男――猩々に目を据える。 そのとき自分の中で 何かが大きく動いたのを感じた――。 続きは本編にてお楽しみください♡
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 恋愛 56,373 位 / 56,373件
文字数 29,182 最終更新日 2023.06.14 登録日 2023.02.16
SF 完結 ショートショート
この滑り台は公園の片隅でいつも誰かを待っている。 私は友達のハルと、今にも夕日の落ちそうな公園の滑り台の階段を一気にかけ上った。 てっぺんに立つと公園の隅まで見渡せる。親子が砂場にしゃがみこんで土を捏ねている。
24h.ポイント 0pt
小説 185,596 位 / 185,596件 SF 5,133 位 / 5,133件
文字数 476 最終更新日 2022.11.07 登録日 2022.11.07
18