「太陽神」の検索結果
全体で34件見つかりました。
ソレイユ王国最古参の貴族である公爵家の現当主メンシス・ラン・セレネは、彼が今とは違う人物だった時の人生の記憶を保持している。一番古い記憶はフェガリ王国出身の青年・ナハトであった時のものだ。当時の彼は“太陽の聖女”・カルムを妻に持ち、彼は“月の大神官”として、妻と共にクエント大陸の中央部に位置する神殿で、彼らの創造主である“太陽神”と“月の女神”の二柱に仕えていた。
もうすぐ子供も生まれるという最も幸せな時期。突如「カルム様が自殺した」との悲報が、一時的に祖国へ帰省していた彼の元に届く。
『ナハトは突如逃亡して祖国で愛人を作った。それ故神殿には戻らないと知り、聖女様は悲観して自殺したのだ』
聖女に仕えていた神官達がそう宣言したせいで彼は二柱の神殿に帰還する事が出来なくなり、無実を訴えようが届かず、彼はカルム達の遺体を引き取る事さえ叶わなかった。
——そんな記憶を持ったまま、彼は転生を繰り返す。
『最愛の妻・カルムの魂が再び地上に生まれ、彼女と再び結婚し、あの時代に逢えるはずだった我が子達を絶対に迎え入れる』
その願いを叶える為だけひたすら注力し、彼は力を、財力を、武力をも蓄え続けた。
だが切実な悲願はいくら待っても叶わない。それでも『いつかは——』と諦めずにいた頃、やっと「聖女の証を持つ子供が生まれた」との朗報が彼の元に届く。それは丁度、初代聖女・カルムの不可解な死から五百年目を迎えた日だった。
○現世以前からずっとひたすらたった一人の女性に恋焦がれている公爵様と、その女性の生まれ変わり令嬢のお話。
○TL寄りのちょっとえっちな小説の予定です。
○魔法・死に戻り要素あり・一部の人物は前世の記憶持ち・猫系もふもふ要素あり。
文字数 271,693
最終更新日 2024.05.31
登録日 2023.08.28
ある国で、双子が生まれた。
双子の妹は、太陽の神の加護を与えられ、その性格も明るく、優しさに溢れていると、人々から愛され、そして宝とされた。
多くの愛を受けて美しく愛らしく成長した彼女は、その能力と彼女の努力で太陽神の使いだと崇められる。
誰もが彼女を愛した。
だが、その姉は違った。
月の神の加護を与えられた彼女は、常に妹の影に隠れていた。
そして慈愛に満ちた妹に対して彼女は酷く根暗で捻くれていた──と人々は言った。
そして、彼女は嫉妬に狂い妹を害そうとしたとして婚約破棄と身分を剥奪の上、国外追放を言い渡される。
身に覚えのない罪の数々を着せられた彼女は全てを失い生きる希望さえも失っていた。
──ああ、これで楽になれる
死が近づく中、彼女はそう安堵したが、事は思わぬ方向へと進む。
*****
※ゆるふあ設定の為、あまり深く突っ込まないでいただきたいです。
※誤字脱字を何故か見つけられない病なので、ご容赦ください。努力はします。
※日本語の勘違いもよくあります。方言もよく分かっていない田舎っぺです。
文字数 108,421
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.03.01
紅の美しい髪とエメラルドの瞳を持つ、太陽神アギトの聖女シェイラ。
彼女は、太陽神を信仰するクルード王国の王太子殿下と結婚式を迎えて幸せの絶頂だった。
新婚旅行に出る前夜に初夜を迎えるのが王国のしきたり。
大勢の前で、新婦は処女であることを証明しなければならない。
まあ、そんな恥ずかしいことも愛する夫の為なら我慢できた。
しかし!!!!
その最愛の男性、リクト王太子殿下はかつてからの二股相手、アルム公爵令嬢エリカと‥‥‥
あろうことか、新婚初夜の数時間前に夫婦の寝室で、ことに及んでいた。
それを親戚の叔父でもある、大司教猊下から聞かされたシェイラは嫉妬の炎を燃やすが、静かに決意する。
この王国を貰おう。
これはそんな波乱を描いた、たくましい聖女様のお話。
小説家になろうでも掲載しております。
文字数 59,075
最終更新日 2021.08.17
登録日 2020.08.15
ルカソール王子と私は太陽神と月の女神の加護を受け婚約しており将来伴侶となる事が産まれた時から決められている。学園に通っている今、新しく『花の神子』となったユーリカ様が転入してきたのだがルカソール王子が私を溺愛するのを見て早口で「ハーレムルートとルカソールルートが閉じられてる⁉まーじーかー!」と言っている。ハーレムルート・・・シュジンコウ・・・フジョシ・・・何の事でしょう?おやユーリカ様、鼻息が荒いですが大丈夫ですか?☆3話で完結します。花の神子は女性ですが萌えを堪能しているだけです。
文字数 17,153
最終更新日 2023.10.12
登録日 2023.10.10
「愛してる」
そう伝えたのは嘘ではない。心からの言葉と思いだ。
ただそれを伝えてはいけない女性に伝えた事が過ちのきっかけであろう。
太陽神であるソレイユが愛したのは異母妹である月の女神ルナリア。
半分とは言え血の繋がりのある彼女を愛していると知られた事は、当然ながら周囲から良しとはされなかった。
そうして二人の父親である天空神は怒り、ソレイユの神力を剥奪し殺そうとしたのだが……思わぬところでその思惑は打ち壊された。
神様系×恋愛! シリアス風味が強く、重めの作品ですm(__)m
ご都合主義によるハッピーエンドのお話。
カクヨムさん、なろうさんでも投稿中です
文字数 139,731
最終更新日 2024.06.07
登録日 2023.12.01
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
王太子ジョージは、太陽神殿が聖別した魔封の聖女メグを虐めた罪で、婚約者の公爵令嬢オリビアを処刑しようとした。だが父王と重臣達の反対で追放刑に止めることになった。聖女メグに恋する王太子ジョージと若者世代は、オリビアを恐れる聖女メグを安心させるため、重臣達と遠見の鏡でオリビアを監視し、その罪を明らかにして処刑しようとする
文字数 21,609
最終更新日 2020.06.17
登録日 2020.05.28
雷神の子孫で侯爵令嬢のヴァレンティーナは水神の子孫で公爵の令息、ジョージと婚約していた。しかし、ジョージは土神の子孫で侯爵令嬢のエカテリーナに浮気していた。
ジョージの家での茶会で、婚約破棄を告げられる。
ヴァレンティーナはブティックで働く。ブティックには友人のアナスタシアがよく来てくれた。
アナスタシアはジムリード王国の第二王子で太陽神の子孫のコンスタンチンと婚約していた。アナスタシアはヴァレンティーナを王宮に連れて行き、コンスタンチンと3人でよく語り合っていた。
そこに、第一王子レオニードが現れた。レオニードは隣国の王女ジュリアンと婚約していたが、ジュリアン王女が事故死し、服喪していた。
しかし、レオニードはヴァレンティーナにジュリアンを面影を感じ、惹かれていく。
文字数 16,322
最終更新日 2022.08.19
登録日 2022.08.05
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
「アルトリア公爵家令嬢マチルダ。
貴女は太陽神殿と月神殿の両方を告発するというのですか?」
「はい、王妃殿下。
理由は違いますが、両神殿共に国の役には立っていません。
早急に改革が必要だと申し上げます」
「不遜であるぞ、マチルダ!
月神殿に拾われ、聖女として育ててもらった恩を忘れたか!?」
「黙りなさい!
今はマチルダ嬢の告発の時間です。
月神殿の言い分はこの後で聞いていただきます。
それと今のマチルダ嬢は、養女とはいえアルトリア公爵家の令嬢です。
月神殿の拾われ育てられたことは過去の話です。
その恩を言い立てて告発を封じる事は許しません」
玉座で全てを聞き、決定を下される国王陛下に成り代わり、クリスタ王妃殿下が私の告発を受けた裁判を進行させてくれています。
冷静で威厳ある進行ぶりです。
本来ならナレク王太子かティグラン第二王子の役割なのですが、あの二人には荷が重すぎるでしょう。
「では一つ一つ聞かせてもらいましょう。
太陽神殿を告発した理由は何ですか?」
「太陽神殿は、大切な聖女選びを金儲けの道具にしています。
全く能力のない者を聖女に選ぶ代償に、莫大な裏金を得ています」
「黙れ、黙れ、黙れ!
そのような嘘つきの孤児の言う事を信じてはなりませんぞ!
その者の言う事は本当ならば、ドゼル公爵家が裏金を使い、ミレーナ嬢を偽者の聖女にした事になります。
それが本当ならば、王国の秩序を揺るがす一大事ですぞ。
王妃殿下の公平な判断をお願い申し上げます!」
太陽神殿のクラウディオ大神官が、多くの貴族が集まっている裁きの間で、堂々とクリスタ王妃殿下を脅しています。
それは、玉座の間に座すデイヴット国王陛下さえも脅していることになります。
大陸の西方にあるこの国は、多くの神殿の支援がないと国を維持できないのです。
神殿の力が王家を凌ぐ部分が多いのです。
それだけでなく、二大公爵家も王家を凌ぐ力を持っています。
私が養女になったアルトリア公爵家と、ミレーナが聖女に選ばれたドゼル公爵家を無視して国家運営ができないのです。
だからこそ、有力神殿である太陽神殿の聖女と月神殿の聖女は、必ず領公爵家から選ばれるのです。
私が聖女に選ばれ、アルトリア公爵家の養女になったのも、アルトリア公爵家月神殿連合と、ドゼル公爵家太陽神殿同盟の権力闘争なのです。
本来なら私は、アルトリア公爵家月神殿連合の手先として、連合の有利になるように動かなければいけませんが、前世の記憶がある私には、そのような汚い真似は耐えられないのです。
文字数 6,757
最終更新日 2020.06.28
登録日 2020.06.22
年に一度の白夜祭。
太陽が沈まないことを皆さん喜びますが、私はその日一日太陽神のお相手をしなければなりません。
なぜって、太陽神が私のことを溺愛しているから太陽が沈まないのですから。
ただ、私も婚約してしまったので、太陽神様の気持ちには応えられないと告げました。
どんな男なのかと問い詰められるので、婚約者を紹介しようと家に戻ったら、真昼間から婚約者のダンテは妹と・・・
※※
R15指定です。
4話目で一度終わりますが、5話目を持って完結となります。
ざまぁ要素が好みでない方は4話で終えてください。
文字数 5,951
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.05.11
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
月神殿に仕え月光姫として大陸を加護していたユリは、ロナンデル王国の第二王子ジョセフの婚約者だった。だが王位を狙うジョセフは、兄の王太子マイケルを謀殺した。自分の娘で陽光姫ジェシカを王妃にして国の実権を握ろうとしていた太陽神殿の大神官ジャクソンと宰相ライリーは慌てた。ジェシカにジョセフを誑かさせて計画を続行しようとした。
文字数 9,133
最終更新日 2020.05.18
登録日 2020.05.10
相馬結慧は休日出勤の朝、突然地面に吸い込まれて異世界へと飛ばされた。その世界では月神が太陽神の宝珠を奪い、太陽が昇らなくなってしまっていた。
一緒に飛ばされた陽菜が太陽の聖女として世界を救う旅をするのについて行くが、何故だか出会う人全員に嫌われる。そんな中で辿り着いた月の国、成り行きから役所で働くことに……。
色々な事に巻き込まれ流されていく内に徐々に明らかになる、世界が抱える問題と自分自身の力、そして過去。
神話好きの疲れたOLが異世界で旅して恋して仕事して、自分を知って強くなって、居場所を見つけるまでの話。
恋愛はゆっくりめ、お相手は二章から。
残酷な表現、多少の暴力表現を含みます。
一話1000~3000文字程度。短めです。
他のサイト様にも投稿しております。
文字数 151,287
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.01.01
この世界は神と人の関係が近く、神の因子は受け継がれ、神のご加護として認識されていた。
孤児のアダムとアンは兄妹として育てられていたが、アンは洗礼式で七柱の神のご加護が判明する。アダムもまた太陽神のご加護を受けていた。2人は守り手の息子ドムトルと共に王立学園に入学することになる。そんな中、木から落ちたアダムは、自分が転生者であることを覚醒する。神からアンと共に世界を守れと言われるのだった
登録日 2021.11.16
十年に一度、大祭が開かれるカリスの太陽神殿。十年祭では聖獣の降りた神子から神託を受けるために大勢の巡礼が詰めかけていた。そこに連れて行かれた塔の魔法使い、万年銀三位のユレイオンと無冠のシャイレンドル。十年ぶりの帰省となったシャイレンドルは、縁起物である「黄金花」に呪われる。行方不明の大神官、いなくなった神子、降りない聖獣の霊。シャイレンドルの過去を知る幼なじみオスレイルとアマドとの再会で、シャイレンドルは何を思い出し、何を取り戻すのか。そして黄金花の呪いとは――。
アダの聖域の五年前の話となります。
登録日 2015.07.01
森の中の隠れ家で摘んだ薬草を売ったお金でひっそりと一人暮らすアルブは、髪も肌も白く、日に焼けると肌が赤く腫れ上がるため、昼間はすっぽりと外套を被っている。太陽神を崇めるラーシルではそれは異端だった。
そのため、街の人達から怪しまれ、時折迫害を受けている。
ある時、森の入口で怪我を負った人物を見つけ、看病する。
ラーシルの街は山頂に太陽神を祀り神子が住まう神殿があるソレンツェ山の中腹にあり、多くの巡礼者が訪れる。
それはラーシルを巡礼に来ていた他国の使者イルジャだった。
アルブは一度彼に助けられていた。
そのことがあり、アルブはイルジャのことを好ましく思っていて、彼を助けるのだった。
しかし、イルジャにも複雑な事情があるようで、目覚めると彼は記憶を失っていた。
これは太陽の皇子と呼ばれるイルジャと、太陽から嫌われたアルブの恋の物語
イラストは有償依頼しました。
「冬眠。」様
文字数 50,257
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.12
<あらすじ>
人類滅亡後の魔界と化した地球で魔族に囚われた月の姫を救うため少年が立ち向かうお話。
<登場人物>
アダム:主人公。火星出身の少年。人類滅亡後の魔族が支配する地球に訪れる救世主。
エヴァ:月の都出身の姫。魔王バベルの生贄に捧げられるが流す涙に聖なる力が宿るとされ、囚われの身となる。
黒きベールを纏いし者:性別不明。人類が滅びたはずの地球に存在している謎の人物。
ジブリール:地球にワームホールを作り天界から追放された堕天使。地球を支配するも神々の力により封印される。
モスク:ジブリールの化身である人間。独裁政治により核戦争をもたらした。
魔族:神々の力により封印されたジブリールが地球に産み残した強い魔力を持つ魔物。
サラマンダー:火を司る魔族。紅蓮山の守護者。
オンディーヌ:水を司る魔族。精霊の泉の守護者。
シルフ:風を司る魔族。死霊の谷の守護者。
ガーゴイル:大地を司る魔族。魔の洞窟の守護者。
バベル:天空を司る魔族。巨塔の守護者。
アルカイル:地球出身の政治家。預言者から人類滅亡の未来を告げられ、悪魔祓いの十字架を託される。
アンナ:アルカイルの妻。冷戦中にアルカイルからお守りとして十字架を手渡され火星へ流れる。
リリー:火星の田舎でアダムを4歳まで育てるも48歳で病死する。
L7-EC:アダムが作ったドロイド。孤児院で共に暮らした唯一の友。行方不明のアダムを捜索している。
ホルス:太陽神。自然に害をなす人類を破滅へ導き、ジブリールを封印した神の一人。
アテム:創造神。ジブリールを封印した神の一人。
サタン:悪魔の王。その姿は変幻自在。
文字数 10,819
最終更新日 2023.04.23
登録日 2019.08.11
孤児院のいじめられっ子、詩乃は勇者としての適性があった!?
神の寵愛を受け、平和を乱す魔王を討つだけの力。
勇者は世界を平和に導くことができるのか!?
文字数 20,235
最終更新日 2020.01.03
登録日 2019.11.23
第三回ファンタジーカップ最高112位!!
転生した俺は、女神に約束を果たしてもらうためにパシりを請け負う。それは楽勝なんだが、なにせ初めての異世界だ。ヒロインとの出会い、ギルドでの大冒険、異世界での救世役、色んな醍醐味を味わいたいじゃないか。その全てが叶えられなかった俺の異世界転生物語だ。
~登場者一例~
・清楚系ビンタ好き爆弾型乳房のヒロイン格
・太陽神に呪わた一族シャドーエンペラー
・とんでも魔法薬品オタクの女騎士
・国兵戦士三トリオ
剣士のケンシ、弓使いのユーミン、魔法使いのプイプイ
・女遊びが過ぎる英雄神(もともと転生者)
・アイドルグループ「YO-Say! paradise☆」の元メンバーおっさん妖精 ほか
~コンセプト~
①よくある展開を出来るだけ踏まない
②よくあるキャラを出さない
思い付きを惜しみなく盛り込んだ異世界転生物語。これは作者のアイデアの墓場である。いや、宝箱である。
タイトルは内容が未知なだけに付けられませんでした( ) 素敵な物語を目指しています。裏切らない程度に裏切りたいです。
【001-100 俺と神との因縁編】
001-025 第一幕 ヒロインを求めて春
026-050 第二幕 仲間を見つけた夏
051-075 第三幕 救世主になり損ねた秋
076-100 第四幕 救いたい者を救っただけの冬(完)
ノベプラからの転載です。101話~転生二週目始動中。また200話まで到達したらアルファポリスにも進出するかもです。よろしくお願いします。
文字数 111,486
最終更新日 2023.05.07
登録日 2023.04.27
太陽神アギスと豊穣の女神メネシアの間に生まれた若き神ゼネス。
彼はある冬の日、友である伝達の神より、夜の泉に咲くと言う睡蓮の話を聞いた。
好奇心に駆られたゼネスは、霊峰の谷にあるその泉へと赴いた。
雪原の中で唯一氷らない泉。満月の夜空の下、睡蓮は美しく開花した。
その美しさに感動したゼネスは母の土産に一輪取ろうと、中へと足を踏み入れる。しかし、茎に手が触れた瞬間、彼は何かに足を取られてしまう。水面へ何とか上がろうとするも泉の中へと引きずり込まれ、やがて意識は闇に呑まれて行った。
意識を取り戻したゼネスは、奇妙な水路に流されていた。探索をするうちに、生命の行きつく最後の地〈冥界〉へと落ちたのだと気づき、急ぐ。
ゼネスは冥界の王であるシャルシュリアの元へと急ぎ、なぜここへ来てしまったのか事情を説明し、地上へ戻る為の協力を願おうとした。しかし、父から貰った剣を無くしている事にゼネスは気づく。
冥界のどこかに落としてしまったのか。それともゼネスを冥界に落とした何者かの仕業か。
悪戯にしては悪質であり、何か問題が発生していると判断したシャルシュリアは、ゼネスに剣の捜索を兼ねた冥界の掃除係に任命をする。
冬となり何かが潜む地上に安易に帰れなくなったゼネスは、真面目に掃除と探索を取り組み、冥界に属する神や英雄と出会っていく。
次第に、真面目に取り組むゼネスに対し、シャルシュリアは気に掛け始める。ゼネスもまた彼を気に掛け始める。
しかしシャルシュリアは、冥界をより盤石にするために自ら生贄になる儀式を執り行おうとした。首を切り落とそうとする彼に対し、居合わせたゼネスは咄嗟に止めに入る。
箱庭で育てられた若き神と自分の世界を守るために贄になり続けた古き神。
他愛ない会話から始まる2人の静かな恋の物語。
文字数 132,089
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.01.21
代々太陽神神官の家系に生まれた神官シエルは愛の女神の祝福を受けたことが原因で職を失ってしまう。これ幸いと昔からの夢である吟遊詩人になろうとするが歌うと頭が痛くなる。どうやら女神の祝福の代償らしく、祝福を取り消してもらうため女神の神殿の総本山を目指す旅に出ることになった。途中で雇った冒険者のアルノはどうやらシエルの祝福について知っているらしく…。
冒険者×元神官
文字数 10,616
最終更新日 2021.11.03
登録日 2021.10.31