ミステリー 殺人事件 小説一覧
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1
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文字数 780
最終更新日 2026.06.08
登録日 2026.02.21
2
妻に裏切られ路地裏で殺された俺、目が覚めたら二年前の過去に戻っていて、死の傷跡と共に運命をやり直すことにした件。
レナトは富、地位、そして形だけの結婚、すべてを手に入れていた。しかし、無残な襲撃を受け、暗い路上で血を流していた時、彼は自分の人生が欺瞞に満ちていたことを知る。妻は愛人とのディナーを優先して電話を切り、仮面の暗殺者が彼から最後の息を奪った。だが、死は終わりではなかった。目を覚ますと、そこは二年前の過去、ワールドカップ開幕の日の自室。あの結末が妄想ではないという唯一の証拠は、胸に刻まれた五つの深い傷跡。未来の記憶と、肌に刻まれた裏切りの痛みを武器に、彼は生存と復讐を賭けた完璧な逆転劇を開始する。
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文字数 86,776
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.05.19
3
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文字数 109,529
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.03.03
4
定光寺殺人事件
朝比奈優作シリーズ第13弾
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文字数 52,424
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.01.02
5
その席に座る意図とは
人気推理作家・出原茂は、熱心な愛読者である資産家・神代幸三から、娘の婚約披露を兼ねた晩餐会へ招待される。
会場は山奥に建つ重厚な洋館。
幼なじみで犯罪行動心理学者の黒瀬透と共に館を訪れた出原は、主人の神代、その娘・恵美、婚約者の相沢、長年仕える執事・東条、そしてどこか不穏な雰囲気を纏う新人メイド・白石と出会う。
しかしその夜、激しい豪雨によって館は孤立。
そして館の主・神代幸三が、自室で何者かに殺害されているのが発見される。
土砂崩れにより警察の到着は翌朝以降。
閉ざされた洋館の中で、黒瀬は独自の現場検証を開始する…
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文字数 13,931
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.05.31
6
人狼探偵
潔癖症でやる気のない人狼の青年ラタンと行動力に溢れる人間の女性シャロンが、村で起きた有力者殺害事件の真相を追う。
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文字数 9,835
最終更新日 2026.05.30
登録日 2026.05.30
7
影の中の友人 ―一ノ瀬蓮の完璧な回答―
一ノ瀬蓮。中学生離れした知性と人徳を兼ね備えた少年。
親友の不可解な死に対し、彼はその類稀なる頭脳を駆使し、事件に「正解」を与えるための追及を開始する。
それは、遺された者たちをも包み込む、あまりに完璧な物語の構築。
明晰すぎる知性が最後の一線を引く時、その優しさは、残酷なまでの完成を迎える。
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文字数 11,948
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.24
8
異能力探偵ハチミツ
特殊で超常的な力、《異能力》を持つ探偵、八見綴。
彼はある事件をきっかけに、次々と異能力を用いた犯罪に巻き込まれていく。
敵は凶悪な犯人だけではない。《異能力犯罪》を専門に活動する警察組織、《特能》が立ちはだかる。
複雑な事件を前に真実を見つけ出せるのか?
特能を相手に抗えるのか?
綴は自身の持つ能力である《速記》を駆使して戦う。
特殊な力が存在する世界で巻き起こるエンタメミステリー!
※アルファポリスでも投稿しています。
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文字数 264,856
最終更新日 2026.05.09
登録日 2026.03.06
9
【完結】動機の綾
S町の新興住宅街にある山田家の二階で、十歳の息子が頭部を花瓶で殴られて殺された。大木刑事と篠刑事は、訊き込みを進めていくうちに被害者宅の隣に住む高校生洋一に出会う。洋一は刑事達に何かを訴えようとしたが、肝心なところで口を閉ざした。大木は、山田家の庭で犬が飼われていたと思われる痕跡を発見し、犬が失踪した理由に不信を抱く。
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文字数 13,682
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.02
10
逃げ続ける男 脚本版
ショートショート小説「逃げ続ける男」の脚本化。
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文字数 2,065
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.05.03
11
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文字数 23,950
最終更新日 2026.05.03
登録日 2025.11.08
12
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文字数 125,788
最終更新日 2026.04.30
登録日 2025.10.26
13
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文字数 92,431
最終更新日 2026.04.24
登録日 2026.02.28
14
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文字数 10,711
最終更新日 2026.04.10
登録日 2026.03.18
15
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文字数 38,096
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.04.03
16
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文字数 255,737
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.03.03
17
恒河沙の雫 ――偽りの救済
4月16日、エピローグを少し修正しました。
現代ミステリー 若い女性を狙った連続殺人事件が発生。遺体には激しい暴行の痕があった。
警察本部は、死亡した一人の男を容疑者と断定し、早々に捜査の幕引きを図ろうとする。しかし、違和感を拭いきれない所轄の刑事・剛田は、独自の裏付け捜査を開始する。
全く接点のないように見えた被害者たち。捜査の末に掘り起こしたのは、彼らを繋ぐ、点と点。過去に解散させられている宗教法人『恒河沙の雫』だった。それは、触れてはならない巨大な闇の存在……
鍵を握るのは、かつて教団から救い出された少女。彼女は五年前、義理の両親を失っていた。凄惨な事件を生き延びた天涯孤独の元少女は何を知っているのか?
連続殺人の真の目的は何か。なぜ本部は事件を急いで終わらせようとしたのか。
剛田は見えざる犯人に辿り着くことができるのか。
——騙されてはいけない。
あなたが辿り着く「真相」は、最も残酷な悪夢の入り口に過ぎない。
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文字数 157,938
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.02.27
18
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文字数 5,897
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.03.29
19
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文字数 116,891
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.02.02
20
未解決「自殺」問題~天才の死の真相~
かつて数学部には天才と呼ばれた学生がいた。しかし、彼は部室で謎の死を遂げたのだった。
数年後、学校で名探偵とあだ名される九条廉人がこの謎に挑むことに。
だが、事件を追っていると、当時の関係者が行方不明になってしまい……
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文字数 100,342
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.02.11
21
サイコとおおかみ -エリート刑事は殺人鬼?-
主人公・大上史狼は、警視庁の刑事・最上辰彦と取引をして同居生活を始める。その取引とは--史狼の特殊能力を使って最上に協力することだ。史狼は他者に触れることで、相手の感情がわかる能力を持っていた。ところが最上の感情だけがわからない。この男は感情のないサイコパスなのか--史狼は疑惑を抱きながらも、失踪した密売人の行方を探し、シリアルキラーの策略に立ち向かう。ところがある日、最上の壮絶な過去を知り--?!
最上の命を狙うのは誰か? 誰が味方で誰が敵なのか?
自分の能力を呪っていた史狼だが、その能力を駆使しながら、過去と今の事件を暴く。
サイコ疑惑のイケメン刑事 × 一匹狼青年のバディ・サスペンス物語。
アルファポリス「第9回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞を受賞しました。
本作は「小説家になろう」にも掲載しています。
感想数 3
文字数 169,744
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.02.26
22
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文字数 124,094
最終更新日 2026.03.21
登録日 2026.02.25
23
消えた指輪の部屋
都心の高級タワーマンション、32階。
内覧会のために開放されていたモデルルームで、惨劇は起きた。
被害者は不動産会社の営業部長・神崎怜子(38歳)。
午後2時半頃、鍵のかかったモデルルームの中で、胸にナイフを突き立てられて死んでいるのが発見された。
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文字数 1,759
最終更新日 2026.03.20
登録日 2026.03.20
24
死を視る探偵~押しかけ助手はヤンデレ美女~
「証拠一つ集められない無能なおっさんはクビだ!」
裏社会の事件を解決する特務探偵局で万年窓際族だった38歳の鳴海 斗吾(なるみ とうご)。
彼は年下のエリート探偵に罵倒され、あっさりとギルドを追放されてしまう。
だが、彼には秘密があった。
それは【死体に触れるだけで、被害者が死ぬ直前の数分間を視ることができる】という最強のチート異能。
犯人もトリックも一瞬で分かるが、それを証明する気力も物的証拠もないため、周囲からはただの「妄想癖のホラ吹き」扱いされていたのだ。
無職になった帰り道、トウゴは路地裏で猟奇殺人現場と、血濡れの美女(23歳)・氷室 切花(ひむろ きりか)に遭遇する。
「あー、これ君が殺したんじゃないね。真犯人はあっちだわ」
飄々と真実を言い当てたトウゴに、冷酷なサイコパス美女は異常な執着を見せ……「行くあてがないなら、私を助手にしなさい」と強引に押しかけてきた!
トウゴが異能で【答え】を出し、天才的な頭脳と倫理観ゼロの美女が【証拠(捏造含む)と完璧な論理】を後付けで構築する最狂バディが誕生。
かつてトウゴを追放したエリートたちが難事件でポンコツぶりを晒す中、二人は圧倒的な推理力(捏造)で事件を瞬殺し、元同僚たちを容赦なく論破していく。
「あなたたちは本当に無能ですね」(……はぁぁ、今日もトウゴさんの無精髭が素敵……♡)
――これは、冴えないおっさん探偵と、彼を溺愛する猟奇殺人鬼の助手が送る、痛快異能ミステリー!
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文字数 37,300
最終更新日 2026.03.10
登録日 2026.02.28
25
【完結】Syn.〈シノニム〉
シノニム【synonym】 別名の意。
トルコキキョウの名で知られる花の学名は現在"ユーストマ"と言う。だが長い間"リシアンサス"と言う学名で知られていた。
或る人物が"リシアンサス"と言う学名を付けるより遥か昔、別の或る人物が同じ花に"ユーストマ"と言う学名を付けていた。
植物の命名法において複数の学名が存在する場合、先に付けられた学名が正式な学名となる。
よってトルコキキョウの現在の学名は"ユーストマ"であり、"リシアンサス"は"ユーストマ"のシノニムとなる。
矢倉梗佑の周りで少しずつ歪になり始める日常。そして恋人であるテルをも巻き込み、ささいな日常の歪みがやがて大きな事件へと発展していく。
舞台は東京からメキシコへと移り、愛するテルのため、大勝負に出る梗佑。全編をトルコキキョウが彩り、シノニムの真意が明らかになる。
様々な人物の思惑が交差するサスペンス・ミステリー・ドラマ。
#ゲイ #ミステリー #メキシコ #トルコキキョウ #麻薬カルテル
※全34話。毎日17時更新。3月10日完結。
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文字数 121,402
最終更新日 2026.03.10
登録日 2026.02.10
26
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文字数 58,247
最終更新日 2026.03.01
登録日 2026.02.20
27
Confesess(自白屋娘)2 警視庁に現れた幽霊
Confesessの目の前で起きた、少年による女性警察官刺殺事件。
Confesessは少年を追うが、殺人容疑はその彼女に、
ついに、警察は彼女の隠れ家を突き止め、一発の銃弾が少女の胸を貫く
警視庁では奇妙な事件がおき、警官殺しの少年の死体が発見される。
やがて、警視庁に射殺した警部がたたられたという幽霊話が
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文字数 175,565
最終更新日 2026.02.28
登録日 2024.04.01
28
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文字数 202,185
最終更新日 2026.02.25
登録日 2026.02.25
29
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文字数 112,263
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.02.22
30
東三郎シリーズ 地獄田村連続殺人事件
推理小説家をしている主人公の東三郎は日夜追われる締め切りと世の中の賑やかさから逃れるべく、訪れた鬼田村で村に伝わる鬼殺しの伝説を模した連続殺人事件に巻き込まれた。
この事件の裏には開発をめぐる20年前の事故死から続く因縁があるのだった
。
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文字数 7,249
最終更新日 2026.02.18
登録日 2026.02.03
31
JUVENILE-闇に囚われた男
東京都町田警察署に勤務する刑事を夢みる新米婦警である水口楓(みなぐちかえで)はある時超能力者を名乗る男、鯉渕(こいぶち)と出会う。彼は「自分は一目見ただけで事件の犯人が誰かわかる」と豪語するが、本人の推理はいつも的外れ。足並みの揃わない二人が怪事件とその裏に潜む知能犯に挑む。
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文字数 7,885
最終更新日 2026.02.07
登録日 2026.02.07
32
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文字数 1,688
最終更新日 2026.02.03
登録日 2026.02.03
33
見通しの悪い町
みこと町で起こった、連続殺人事件。
解決したと思ったら、、
死亡推定時刻の少し前に犯人が捕まっていた!?
一体どうして、。
新人刑事、神崎律がいどむ!!
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文字数 1,091
最終更新日 2026.02.02
登録日 2026.02.01
34
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文字数 1,369
最終更新日 2026.02.02
登録日 2026.02.02
35
サイコペインター・不知火 灯
絵を描くことで、他人の未来の行動を見てしまう力を持つ女性――
不知火 灯(しらぬい・あかり)。
彼女の能力は予言ではない。
特定の人物を思い浮かべた瞬間、その未来の一場面が、意思とは無関係に紙の上へ描き出されてしまうだけだ。
その力をきっかけに、灯は若手刑事・東堂恒一と出会い、未解決事件の捜査に関わっていく。
彼女の描いた絵は、いくつもの事件を未然に防いだ。
だが同時に、未来を「見せ、共有し、信じさせる」ことが、現実そのものを歪めていく危険にも気づき始める。
やがて現れるのは、未来を整理し、展示し、固定しようとする者たち。
善意と合理性を掲げ、予測可能な社会を作ろうとする彼らは、灯を“象徴”として利用しようとする。
描けば、未来は固まる。
描かなければ、誰かが代わりに描く。
過去の火災事故と、自分自身が無自覚に関わっていた原点を知った灯は、究極の選択を迫られる。
未来を照らし続ける存在になるのか。
それとも、あえて照らさないことを選ぶのか。
これは、世界を救う物語ではない。
未来を当てる物語でもない。
未来を点けないという、ただ一つの介入を選んだ人間の物語である。
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文字数 42,043
最終更新日 2026.01.31
登録日 2026.01.29
36
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文字数 15,105
最終更新日 2026.01.29
登録日 2025.11.07
37
裂光 1979年東京下町母子殺傷事件
あらすじ
1979年夏、東京下町。
夜遅くまで残業した隼人は、妊娠九か月の妻・瞳のために出産準備品を抱えて帰宅する。昼に受けた瞳の親友からの電話に背中を押され、「待っている人がいる」という思いだけを支えに家路を急いでいた。
しかし、いつもならすぐ開くはずの玄関は静まり返り、鍵は掛かっていない。中に足を踏み入れた瞬間、隼人は鉄と体液の匂いが混じる異様な空気に包まれる。乱れた靴、転がるスリッパ、そしてどこにも感じられない瞳の気配。
夏の夜には不自然な冷気が、闇に沈んだ室内から滲み出していた。
隼人は、日常が音もなく崩れ落ちたことを悟り、取り返しのつかない異変の始まりに立たされる。
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文字数 10,443
最終更新日 2026.01.24
登録日 2026.01.22
38
正義の残像
雨が降り続ける灰色の街。元検察官・桜井ミノル、42歳。三年前、権力者の汚職を追及しようとして上層部の圧力に屈し、検察を去った男。正義を信じていた彼は、今や無職の社会不適合者として生きていた。
ある日、旧友の弁護士・高橋ケンジが訪ねてくる。「力を貸してほしい」——依頼人の田中ショウタは、国会議員・西村タダオの秘書として働いていたが、議員の汚職を告発しようとした矢先、殺人罪で逮捕された。西村の愛人が殺され、すべての証拠が田中を指している。完璧な冤罪事件。
桜井は直感する——これは西村の陰謀だ。三年前、自分が追っていたのもこの男だった。東邦建設から三億円の違法献金、不正入札、そして今度は殺人。権力を使って真実を握りつぶす男。
内部告発者・吉田タカシから決定的な証拠のUSBを入手した桜井。だが翌日、吉田は「自殺」として処理される。明らかな他殺。証拠を持って検察に向かうが、担当検事は「起訴できない」と冷たく拒絶。権力への忖度、組織の保身——正義は、どこにもなかった。
新聞社も大株主への配慮で報道を拒否。追い詰められた桜井は、最後の手段に出る——匿名ブログでの証拠全面公開。違法行為だと知りながら。瞬く間に拡散され、メディアは報道せざるを得なくなり、西村の汚職は白日の下に晒された。
だがその夜、西村本人が拳銃を持って桜井を襲撃。「君のおかげで、私の人生は終わった。だから、君の人生も終わらせる」——刑事・中村アキコの銃撃で西村は死亡。巨大な汚職ネットワークは崩壊し、田中は無罪となった。
しかし、正義には代償が伴う。証拠の違法取得、守秘義務違反——桜井自身が容疑者となった。起訴は政治的判断で見送られたが、心は晴れない。法を破って正義を実現した。これは正しかったのか。
一年後、田中は国会議員として当選。桜井は法律事務所で冤罪被害者を支援している。ある若者が訪ねてきた。「正義のために戦いたい」——桜井は答える。「正義を追い求めるな。ただ、目の前の人を助けろ」
完璧な正義など存在しない。だが、人は正義を求め続ける。法と正義の乖離、権力の暴力、そして個人の良心——答えのない問いを問い続けることこそが、人間の証なのだと。
雨の街に、いつか青空は訪れるのか。正義の残像を追いかけて、男は今日も戦う。
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文字数 12,837
最終更新日 2026.01.19
登録日 2026.01.19
39
沈黙の代償Ⅱ
雨の日、フリージャーナリスト・桐島ケイコのもとに衝撃的な知らせが届いた。内部告発者の橋本タケシが、自宅マンションから転落死——警察は自殺と断定したが、桐島は知っていた。橋本は翌日、大手ゼネコン「東都建設」と政治家の癒着を暴く記者会見を予定していた。これは、殺人だ。
橋本の部屋から見つかった国会議員・佐々木ヒデオの名刺。総工費五千億円の巨大再開発事業をめぐる不正入札、違法献金、そして住民への暴力的な立ち退き工作——権力の闇が、次第に明らかになっていく。
だが、真実を追う者には容赦ない報復が待っていた。東都建設から脅迫を受け、調査を進めていた先輩記者・田中ケンジは車に轢かれ重体に。桐島のアパートにも不審者が侵入し、「やめろ。さもなくばお前も橋本のようになる」という脅迫メッセージが残される。
それでも桐島は屈しなかった。田中が命懸けで隠していた内部文書——東都建設から佐々木への三億円の献金リスト、談合の証拠、そしてさらに衝撃的な事実。事件の真の黒幕は、政府ナンバー2の西村官房長官だったのだ。
大手メディアは権力を恐れて報道を拒否。桐島は単身、ネットで証拠を公開する。記事は瞬く間に拡散されるが、その直後、佐々木の手下に拉致される桐島。高級ホテルのスイートルームで、佐々木は母親の写真を見せながら脅迫してくる——「記事を削除しろ。さもなくば……」
だが村田刑事の救出と、事前に仕込んでいた録音機によって形勢は逆転。佐々木は逮捕されるが、「私の背後には、もっと大きな力がある」という不吉な言葉を残す。そして明らかになる西村官房長官の関与を記録したSDカード。公開すれば政府が倒れる——だが、田中が誘拐された。
真実か、命か。桐島の選択は——証拠のコピーを作り、オリジナルと引き換えに田中を救出、同時にコピーを公開するという危険な賭けだった。西村官房長官は辞任、東都建設は崩壊。だが桐島の戦いは終わらない。
新たな告発が届く。今度は厚生労働省と製薬会社の癒着——データ改ざんされた危険な新薬、大臣への一億円献金。告発者の鈴木アヤは誘拐されるが、桐島は屈しない。記事を公開し、再び権力の闇を暴く。
権力に立ち向かう者が払う、沈黙の代償。それでも声を上げ続ける者たちの、命を賭けた戦いの記録。
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文字数 11,075
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.18
40
青いバッジの重さ
警視庁捜査一課の刑事、浜田誠。刑事歴十五年のベテランである彼に、ある日特別な任務が下された。三ヶ月前から続く連続強盗殺人事件の特別捜査班リーダーに任命されたのだ。
被害者は三名。全て都内の富裕層。犯行手口は同一で、指紋も足跡も残さないプロの仕業。だが、この事件には奇妙な共通点があった——被害者全員が、警察の内部告発を検討していたのだ。
捜査班には、ベテランの木下刑事、科捜研の佐藤主任、若手の田所刑事、そして公安部から派遣された北川警部補が加わった。なぜ一般刑事の事件に公安が介入するのか。浜田の疑問は、すぐに答えを得ることになる。
「この捜査班に、十年前の証拠捏造事件に関与した刑事がいます」
北川が暴露したのは、衝撃の事実だった。十年前、警視庁で大規模な証拠捏造が行われ、無実の人間が刑務所送りにされていた。そして今回の被害者たちは、その真実を告発しようとしていた——つまり、これは口封じのための殺人。
疑惑の目は、尊敬するベテラン刑事・木下に向けられた。「確かに関わっていた。だが、正義のためだった」苦悩する木下。だが、状況証拠は彼を犯人として指し示す。自宅からは被害者の指紋が検出され、アリバイもない。木下は逮捕された。
しかし浜田は違和感を覚えていた。「完璧すぎる。まるで誰かが木下を犯人に仕立て上げたように見える」
深夜、浜田は証拠保管室で北川と遭遇する。北川が密かに持ち出そうとしていたUSBメモリ——それには十年前の真実が記録されていた。
「犯人は警察内部の人間です。木下はスケープゴートに過ぎません」
真実を暴こうとする二人の前に現れたのは、警視・栗原。そして彼は拳銃を向けた。
「お前たちは、知りすぎた」
栗原こそが、十年前の証拠捏造を指示した張本人。そして今回の連続殺人も、彼の命令によるものだった。隠蔽のために三人を殺害させた真犯人。
さらに衝撃の事実——実行犯は、浜田の部下である田所だった。「出世のためです。この組織で上に行くには、上層部に忠誠を示すしかない」冷たく言い放つ若手刑事。
「選択しろ、浜田。この事件を木下の単独犯行として処理するか、それとも死ぬか」
組織への忠誠か、真実への忠誠か。究極の選択を迫られる浜田。だが実は、全ては公安の罠だった。証拠保管室での会話は全て録音されており、武装警察官が突入。栗原と田所は逮捕される。
事件は解決したが、警視庁は崩壊寸前に追い込まれた。国民の信頼は失墜し、組織は大混乱。木下は釈放されたが、懲戒処分を受けて警察を去った。
新しく着任した桐山警視は、浜田に告げる。「自分の信念を貫け。だが組織も大切にしろ。その両方を背負うのが、警察官だ」
青いバッジ——警察官の証。その重さは、権力であり、責任であり、誇りでもある。
浜田は決意する。これからも真実を追い求め、正義を貫くと。
感想数 0
文字数 7,352
最終更新日 2026.01.05
登録日 2026.01.05