ファンタジー 錬金術師小説一覧
とある国、とある地方のさらに奥地、人気のない場所に俺ことアルスは住んでいた。ちなみに錬金術師。
俺の目的は「理想の彼女を作る」こと!
そのために錬金術を独学で学びながら、日々試行錯誤を繰り返していた。
そんな時だ、滅多に人が来るはずがない俺の居住地に、一人の少女が逃げ込んできた!
……これじゃおちおち研究もできないな。さて、どうしたものか。
文字数 5,352
最終更新日 2019.11.12
登録日 2019.11.10
王立レクタル学院。
大陸の覇者と言えるレクサンダル王国が誇る学院。
ここは、未来の近衛騎士を育てるだけではなく、聖職者や魔導師、商人や錬金術師等王国の未来を担う若者達の学舎。
貴族、平民を問わず優秀な者に門戸を開く王立学校に例年、掘り出し物とも呼べる若者達が入学して来る。
騎士科、神聖科、魔導科、商業科、海洋科、そして錬金術科。
今年、この学院の優秀な生徒の中で、一際型破りとも言える逸材が入学した。
錬金術科生徒、ミルキィ 10歳。
その腕はもはや熟練者並。効能1.5倍の高級回復薬等製薬技術は有に及ばず、武具付与術や魔導具製作に於いても天才的。
素材収集も魔物相手に天下無敵!しかも従魔が半端無し‼︎
彼女は、その才を遺憾なく発揮してあらゆる依頼を熟していく。
「私におまかせ!」
そんな彼女には、言えない秘密がある…。
周りの人々を笑顔に変える、型破りな錬金術師の少女のお話。
カクヨムコンテスト用新作でした。
コチラでも掲載したいと思います。
文字数 91,986
最終更新日 2023.03.24
登録日 2023.01.01
地上を這う様に進む船、キャッスルシップ。領主の威厳と各地から魔石を運び、世界の魔力に携わる重要な運び屋。その重要な城船を整備する錬金術師ミカエル・シン。
せっかくもらった「魔力てんこ盛り」のチートも属性が無ければ錬金術師になるしかない。女性ばかりが属性のある城船は女尊男卑でトイレの数も給料も差が有りすぎる。
そんな世界でも、僕は小さな夢に向かって生きていく。
小説になろう様と同時投稿になります。
文字数 202,761
最終更新日 2020.02.16
登録日 2020.01.01
薬師であり、占星術を扱う錬金術師のアルフェンは以前から自分を良く思っていない人物に絡まれるが……
「アルケミスト ゴーレム」シリーズ第3弾
文字数 3,909
最終更新日 2022.10.07
登録日 2022.10.07
錬金術師のウィルムートと幼なじみで相棒のエステルには悩みがあった。
それは国一番の美貌の持ち主であり完璧主義者である騎士ヘンドリックス・ワルター卿に目をつけられているから。エステルに執着し、錬金術を外法と言うワルター卿に付き纏われる2人はとある計画を立て……
「アルケミスト ゴーレム」シリーズ もうひとつの物語
文字数 3,894
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.07.31
労咳を病んだ沖田総司の元に魔女を名乗る異人の女が現れる。
その目的は幕末の日本に入り込んだ、己の父である不世出の錬金術師にして魔術師と彼の創った人造人間を殺すためだった。
開国を奨めた雄藩連合政権に対し攘夷派勢力による動乱が起きていた。
また、雄藩連合政権も旧徳川勢力を含め、不安要因を抱え一枚岩とはいいがたい状況であった。
それぞれの勢力が、人造人間の情報を知る。
動き出す旧幕府御庭番組織。
更に、処刑になるはずの岡田以蔵も人造人間への刺客として送り込まれる。
影で暗躍する物は?
あり得たかもしれない幕末を舞台に繰り広げられるチャンバラ伝奇時代小説です。
文字数 14,572
最終更新日 2019.05.04
登録日 2019.04.28
初めてプレイするVRMMOに『World Skill Fantasy Online』を選んだ中学三年生の茜。
スキルレベルだけで成長をするというシステムのこのゲームで、彼女は錬金術師を選択した。
『錬成』一つでなんでも出来る!
そんな謳い文句のこの職業。しかし攻撃スキルはなく、ポーションの錬成も生産職のソレと比べると回復量は劣り……。
挙句にホムンクルスはパーティーの経験値配分枠を取ってしまい、邪険にされる始末。
不遇と呼ばれプレイヤー人口の少ない錬金術師を選んだ茜は『チョコ・ミント』としてゲームを楽しむ。
彼女は先入観に捕らわれず、斜め上に向かって錬金術師を楽しむことで──
やがて錬金術師プレイヤーの地位向上に貢献することとなる。
*小説家になろう・カクヨムでも公開中
文字数 100,252
最終更新日 2020.06.20
登録日 2020.06.03
事故で親を失ったアーキは親代わりのギルド長から酷い扱いを受けていた。
アーキは日没寸前にもかかわらず薬草を採ってこいと言われ森に入るが迷ってしまう。
夜の森で見かけたのは幸運が100倍になる輝く果実『幸運の実』であった。
果実を食べ幸運の上がりまくったアーキは錬金を成功しまくり一流の錬金術士に成長し、ギルド長に鉄槌を下す。
だが、使ってはいけない隠しレシピで錬金をしているのが国にバレ、衛兵に捕まってしまい……。
これは後に最強賢者と呼ばれる錬金術士がご都合展開などと呼ぶのは甘っちょろい、幸運の連続により成り上がる物語である。
文字数 108,375
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.10.25
錬金術師の名家の生まれにして、最も成功したであろう人。
しかし、彼は”金以外は生み出せない”と言う特異性を持っていた。
〔成功者〕なのか、〔失敗者〕なのか。
その周りで起こる出来事が、彼を変えて行く。
文字数 897,145
最終更新日 2018.03.26
登録日 2017.11.20
この世界に『魔法』というものが普及してから、幾日の日数が経っただろうか……。
時は24世紀。世界は魔法普及の影響により、各国で民主主義国家が破壊され、それに代わって王国や帝国、そして共産主義とがとって代わる時代となっていた。
そんな中で、唯一、古来から、民主主義を保つ日本共和国。
治安の良さならば、24世紀においては、世界一を保つ国である。
だが、その反面、警察は激務を強いられており、中でも日本共和国の首都に位置するビッグ・トーキョーの白籠市という街においては、大昔にアル・カポネという凶悪極まりないギャングを捕まえたアンタッチャブルに擬えて、『白籠市のアンタッチャブル』と名付けられたチームは市内並びに首都圏の凶悪犯罪を担当し、人々の信頼を集めていた。
これは、そんな『魔法師』の刑事たちによる事件簿である。
文字数 312,755
最終更新日 2024.02.11
登録日 2021.12.15
不景気で都会の本社から田舎に異動になった23歳会社員、樹本有理は他人に関心ない為に友人関係は希薄で遊ぶ場所も何も無い田舎でやる事ないので昔作った通販サイト登録だけに作ったメールアドレスを削除して新しいメールアドレスを作ろうとパソコンを開くと、『賢者様』という怪しいタイトルの迷惑メールを見つける。
魔法の使える別の世界では錬金術師は本職に劣る癖に、国から援助金を貰って国のお荷物と蔑まれ日々食べる物すら満足に食べることが出来ない国があった。そんな国に生まれた錬金術師のセフィールは、5人に1人程度の確率でスキル持ちが生まれるというスキルを持って生まれた。村で盛大に祝われたが、12歳になるまで発動しなかった為無能扱いを受け絶縁され家から追い出される。
33歳になった彼は突如スキル『賢者との交信』が発動する。
地球の女性が暇潰しに始めた厨二病だと思われる男にネットの知識を与えながら、異世界の錬金術師が与えられた知識によって世界の価値観を変えて行くお話です。
(今のところ思う気ままに始めたので間が開くことがあると思います。それと、本人ぼんやりしているので設定間違うことがあると思うのでたまに修正入ると思います。悪しからず。後、迷惑メールは返信しないのがベスト!)カクヨムなろうにも載せています。
文字数 91,407
最終更新日 2021.02.11
登録日 2021.01.15
文字数 26,405
最終更新日 2023.09.29
登録日 2023.08.23
ダンジョンと呼ばれる人類未開の地が世界中に出現して早数年。世界はダンジョンがある生活に慣れきっていた。
そんな世界で錬金術師として働く七條綺羅々(しちじょうきらら)は、悩んでいた。
「……良し。取り敢えず殴ってみよう!」
これはちょっと? ネジが一本二本外れた錬金術師の、退屈しない日々を綴…ろうとして諦めた短編である。くよー
文字数 2,047
最終更新日 2024.02.20
登録日 2024.02.20
錬金術馬鹿と名高いメイヴィス・イルドレシアには憧れの人物がいた。遠くから見ているだけで良い、そんなアイドルでも眺めるような心境だったメイヴィスだが、夏の恒例ボランティアイベントで彼の世話係に選ばれてしまう。彼を前にすると言葉が不自由になっちゃうメイヴィスと何かちょっとズレてる元騎士のギルド生活と成長物語。
とにかくあらゆる面で噛み合わない、勘違いが勘違いを呼ぶドタバタギルド恋愛ファンタジー。
重複投稿です。
文字数 268,018
最終更新日 2021.10.02
登録日 2021.08.26
錬金術を研究しながら、ある人物を探していたアリス・ロシュフォール。
突如として舞い込んだ手掛かりをもとに、アリスは白狐の姿をした魔獣ルースと共に旅立つ。
しかし砂漠の国でアリス達が出会ったのは、人ならざる少年トゥーラと、錬金術を軍事利用しようと企む大企業の社長ハイダルだった。
文字数 27,953
最終更新日 2021.09.13
登録日 2021.09.13
かつて、錬金により栄えた街があった。 偉大な賢者の街として知られ、世界の中心とも言われた街だった。その街の名前を知る者は少ない。なぜなら、この街は今ではこう呼ばれているからだ。 忘れられた都市、「遺跡の街」と。
その街にはまだ小さな店がいくつか残っている。偉大な錬金術師の名を残す店に見習いとしてやってきたサンドラ。そこは錬金術を扱う店ではなく便利屋だった。
『お引越し、ペット探し、浮気調査、なんでも承ります。(見習い錬金術師のサンドラが) ご依頼は、まずはお電話を! 愛想は悪いが顔はピカイチ、ジョルジュが承ります。 お電話では言えないような、後ろめたいことがおありの方は、当店へ直接お越しくださいませ。 当店は「遺跡の街」メインストリートのど真ん中。正確には、おかしな薬屋の二軒先「ウィルソン・バード」でお待ちしております! 』
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別で書いている「ロワとカラス城の魔女」の登場人物も出てくる予定です。
文字数 13,889
最終更新日 2019.08.07
登録日 2019.07.27
幼い頃、両親を事故で亡くしたチロ。1人になったチロを救ったのは、父方の錬金術師の祖母だった。
リヒロン森の奥で2人の暮らしが始まる。
しかし。チロが13歳の時に、祖母を病気で亡くしてしまう。1人になったチロは祖母が教えてくれた、錬金術ともらった不思議な力で、日々をのんびり暮らしてきた。
2年の月日が流れ。
15になったチロの元に、祖母から手紙をもらったと、現れたのは獣人で冒険者のシャル。
祖母からの手紙にチロを助けてやってと、書かれていたと話すシャル。実は昔ーーシャルが住む村を救っていた祖母。自分に何かあったら孫のチロを頼むと手紙を送り、やって来たのがシャル。
チロは知らないが。
一応、婚約者としてやってきたシャル。
この2人、チロとシャルの愉快な日常が今始まる。
文字数 8,502
最終更新日 2023.05.29
登録日 2023.05.09
ある日突然世界が揺れダンジョンが世界に溢れ出した。高校生になった海(わたる)は興味本位でその中に入ると『【職業】錬金術師を取得しました。』という声が聞こえた。気になったがダンジョン(であろうもの)の奥が気になったため奥に進んでみると、スライムがあらわれ........
8月頃にカクヨムで連載をはじめて、今全然更新していない作品です。
50話で強制終了します。
文字数 3,556
最終更新日 2021.02.08
登録日 2021.02.08
錬金術師の『ケイト』は少年『カイル』と共に山奥にある大きな屋敷で二人で生活している。錬金術が楽しくて仕方のないカイルに、生活費が足らなくなってきたと、自堕落な生活から資金の調達の為にケイトは魔導具の『ブレスレット』の製作を開始する。それをきっかけに、平穏だった日々が少しずつズレていくのである。
文字数 10,860
最終更新日 2023.05.16
登録日 2023.05.16
目が覚めたら……「知らない天井だ」ってこれ何度も読んだことあるよ!
全く死んだ記憶のない永中 巡は“チェレスティーナ”として第二の人生を生きていた。行き倒れてたけど。記憶もところどころないけど。
この世界は夢にまで見た剣と魔法の世界だけど、いや待って、私文系だから力はないし知識もないし技術開発も魔法開発も無理だよっ!
と思っていたらなんとこの世界には錬金術が。よーし、それならポーション作りまくってお店開いて、ゆるゆる楽しいスローライフを送ってやる! 異世界でも金欠なんて聞いてないけど、仲間と一緒に頑張るよ!
*ノベルアップさん、小説家になろうさんでも連載しています。
文字数 92,240
最終更新日 2019.08.28
登録日 2019.08.04
キッチンカーでクレープ屋を営んでいた川崎あおいは、ある日異世界に召喚された。
錬金術師として扱われたが、錬成対象が食べ物だけだったため、王宮を追い出されたあおい。
あおいは、町外れの一軒家で、クレープ屋を始めることにした。
文字数 64,938
最終更新日 2022.02.03
登録日 2021.06.28
ーーー理(りふじん)に、抗え!!ーーー
気がつけばそこは、ひと気の無い魔物ばかりが生息する"天樹"と呼ばれる巨大な樹木の一角。
そこで目覚めた赤ん坊は"天樹の管理者"を名乗る青年"ナル"に拾われ、彼に転生者であることを告げられる。
しかし、赤ん坊は前世の記憶と感情を無くしており、生きる希望を持てずにいた。するとナルは赤ん坊に"リベル"という名を与え、自由に生きることを促す。
今、名も無き赤ん坊の、リベル・ジャベロットとしての生を歩む旅が始まる!
文字数 100,659
最終更新日 2022.05.08
登録日 2021.08.14
素材が必要なうえ効果も微妙な錬金術は、素材なしで色々できる魔法の下位互換とされている世界。
だが、ラウルは魔法ではできない治療ができる錬金術に心ひかれる。
魔皇国に封じられていた禁断の神代の書物で修業したラウルは膨大な魔力と錬金術の相性の良さもあり、チートクラスの錬金術と魔法を身に着けていく。
自分が普通に作るポーションは伝説の錬金薬エリクサークラスだったり、自分の魔法がドラゴンすら一瞬で屠れることを知らないラウルは十五歳で他国の高名な錬金術師に弟子入りするため旅立つのだった。
これは自分の力に無自覚で規格外の力を持つラウルが、人々を助けていく物語。
LINEノベル、小説家になろうにも投稿しています。
改稿したお話を改めて投稿しました。
「その少年、最強すぎて魔法でも錬金術でも自重できない。」です。
文字数 38,017
最終更新日 2019.08.21
登録日 2019.08.12
※こちらの小説は【小説家になろう】様にて現在、第81部以降が連載されています。
誤字脱字など読む際に支障が無ければ少しずつ直していく予定です。
【純白の天使を真っ白な世界に描けたなら 俺はそれだけで良かったのにな____】
小説家兼イラストレーターを目指す、主人公の少年はある夜の日、視界に銀髪の少女が映る。
「私の命は残り2年________それでも私を描きたいの?」
「たとえ二年でもいい____俺が君の最後の最期まで描き続けるから________」
少女の寿命は残り2年
少年の右手が使える期間は後2年
互いの望みはあの夜の日に約束され、二人は一つの物語を歩いていく。
これが本当に正しかったのか。
生きる意味とは何だったのか。
二人の運命に何が待ち受けているのか。
夢を求めた少年と、希望を見つけた少女の旅が始まった。
文字数 14,255
最終更新日 2019.10.28
登録日 2019.07.11
【問題です。3時間に1回分裂するスライムを洞窟に閉じ込めて、18時間後に洞窟を訪れて、経験値とお金を荒稼ぎしようとした少年はどうなりますか?】
【あらすじ】
夏休み中の高校生1年生のクロム少年は、たまたまスライムが分裂する瞬間を目撃した事で、とてつもないアイデアを閃いてしまいました。
それは、1匹のスライムを閉ざされた狭い空間に監禁して、何回も分裂させてから、楽に倒すというものでした。
本来のスライムの倒し方は、広大な草原を探し回って、見つけてから倒すという非効率なものであり、クロム少年のやり方ならば移動時間と捜索時間はほぼゼロにする事ができます。
そして、現在。クロム少年が分かっている事は次の4つだけです。
①スライムは3時間ごとに1回分裂する。
②スライムは1匹倒すと4ゴールド落とす。
③大人の1日の平均賃金は8000ゴールド。
④クロムが草原のスライムを倒せる数は1日20匹程度。
クロム少年は1匹のスライムを捕まえると、友達と見つけた秘密の洞窟にスライムを投げ入れました。
そして、18時間後。洞窟に入ったクロム少年を待っていたのは予想外の展開でした。
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【リル・スタットレイ 〜小さな町の小さな家に住む生命の錬金術師〜】
【あらすじ】
小さな町の小さな家に住む生命の錬金術師リル・スタットレイ。
彼女はピンク色の長い髪と緑色の目を持つ15歳の少女です。
たった1人で小さな町に住む少女の夢は、元通りの町を作る事。
倒したモンスターの肉や骨を使って、少女は新しいモンスターを作っていきます。
そして、最後は人間さえも……。
たった1人の再生の冒険が始まります。
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【宝くじで『10億円』当てた日に、車にも当たりました。一度は地獄に落とされたけど、女神の力で幸運MAX『999』で異世界再スタート!】
【あらすじ】
ステータス、幸運MAX『999』。つまりはもの凄く運が良いという事です。
ロト7で『10億円』を当てた日に、車に当たった男は、異世界転移して再スタートする。
けれども、本当に幸運が高ければ、幸せになれるのでしょうか?
文字数 138,112
最終更新日 2020.06.18
登録日 2020.05.29
『僕』こと『ドゥセル・サイレントビナー』は、しがない錬金術師見習いだった。
聖王歴1927年10月末日、僕は死んだ。
単純な事故死だった。伝説の霊薬『エクリサ』の調合のさなか、爆発を起こしたのだ。
身の丈に合わぬ錬成のせいで、死んだ。それはまあ、実力不足の結果だから仕方ない。
だけど、誰も救えず、結果も出せずに死んだことだけが、心残りだった。
そんなふうに思ってしまったからだろうか。
『次』に目を覚ました時、僕の前には『死神』がいた。
「起きましたね。さあ、あなたのたましいの名を教えなさい」
命令を下したのは、『死神』――否、銀髪の美しい少女だった。
混乱しながらも僕が名前を口にすると、少女はにこりとすることもなくこう告げた。
「幸福の庭にようこそ。あなたは死の恐怖から自由になれました。
おめでとう、ドゥセル。あなたの主――死霊術師アンナ・ベルはあなたを歓迎しますよ」
死霊術師アンナ・ベルが手にした鏡の中には、のっぺりとした顔の木偶人形が映り込んでいた。
これが僕? まさか、僕は死んで、こんな姿で蘇らされたのか!?
あまりの事実に衝撃を受けながらも、『僕』は選択の余地もなく、アンナ・ベルの下僕として働き始めるのだが――。
これはあまりにも理不尽で、それでも美しかった少女の記憶の物語。
「――アンナ・ベル。君は僕を二度殺した」
「カクヨム」にて、連載及び先行掲載しています。
(https://kakuyomu.jp/works/16816927862670338963)
文字数 46,526
最終更新日 2023.02.11
登録日 2022.04.26