現代文学 切ない小説一覧
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件
文字数 17,287
最終更新日 2024.04.27
登録日 2023.05.10
三上悟はパパも辞め、今度はお兄ちゃんも辞めることになりました。
歳の離れた妹、京香はしっかり者で、寅さんのサクラみたいな妹です。
でも、兄の悟はそんな妹に迷惑をかけてばかり。幼い頃は妹想いのやさしいお兄ちゃんだった悟は、酒、女、ギャンブルに溺れる毎日。口癖はいつも「兄ちゃんが必ずお前をしあわせにしてやるから」でした。
そんな兄、悟のロクデナシ・ブルースのお話です。「今日、パパを辞めます」の姉妹作品です。
文字数 2,859
最終更新日 2024.04.20
登録日 2020.08.30
幼い頃人魚の少年に会った梨花。成長して高校生になってからも、その面影を探し続けていた。友人関係に思い悩む中、彼に似た人に出会う。投げやりに肌を重ね、自暴自棄になっていた時に、再び人魚の彼に再会する――。
文字数 16,083
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.26
仕事一筋でやってきた頑固親父、五十代の萬狩は離婚の裁判で悔しい思いをした。ある日、『老犬を最期まで見届けるのであれば』という奇妙な条件付きの家を見付け、移住を決める。
老犬の名前は、シェリー。
はじめ、彼は仲良くやるつもりはなかった。けれど、世話をし、日々を過ごしていく中でシェリーとの同居暮らしは萬狩を変え始める。関わってくる移住先の人達。これまでの彼には考えられない生活の中で、次第に『最期まで見届ける』という言葉が、萬狩の中で重みを増し始めて――
「いつまで、どのくらいまで、俺達には時間が許されているんだ?」
五十代の頑固な中年おやじ萬狩と、老犬シェリーの物語。
※「小説家になろう」「カクヨム」等にも掲載しています。
文字数 181,950
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.11.05
二十八歳の「俺」は、ある日、ふらりと立ち寄ったBARで一人の男に語り聞かせる。それは、四ヶ月前までこの世界に生きていた男の話――
絶縁していた父が肝臓癌末期で倒れ、再会を果たした二十代そこそこだった「俺」。それから約六年に及ぶ闘病生活を一部リアルに、そして死を見届けるまでの葛藤と覚悟と、迎えた最期までを――。
※「小説家になろう」「カクヨム」などにも掲載しています。
文字数 38,176
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.11.05
「お待ちしておりました。どうぞ、こちらに」
車掌の言葉に導かれるまま、三十歳も過ぎた俺はとある列車に乗り込んだ。列車内の乗車客は時代性も地域性もバラバラで、各車両の後ろには黒電話が置かれている。
列車から降車する方法は、呼び鈴の鳴る黒電話を取ること。そして、この呼び鈴は戻ってほしい、という他者の叫びであるという。
しかし、俺の心は黒電話から遠い所にあった。窓ガラスには、憂いを帯びた自分の瞳が
反射する。
そんな俺の向かい側に、十五歳の少女が座った。
「あの、あんまりじろじろ見ないでください」
不快そうに視線を向ける少女だったが、俺は視線を少女から逸らすことができない。
ぎこちなく言葉を交わす俺と少女を運び、列車は終着駅に向かって走り続ける。
そしてこの出会いが、真実の終着へと俺達を導くのであった。
この作品はノベルアップ+様、小説家になろう様にも同時投稿しています。
文字数 4,115
最終更新日 2022.11.05
登録日 2022.11.05
生きたくても生きられない人もいるって言われても……じゃあ死にたくても死ねない人がいることはどうなの?
文字数 543
最終更新日 2022.06.12
登録日 2022.06.12
ある夏の午後、主人公の川上光のもとに、骨壺を抱えたセーラー服の少女が尋ねてきた。混乱する光に向かって、少女はかつて恋人だった岡崎真由子の娘だと名乗った。少女は真由子が自殺したことと、遺骨を家に置いてほしいということを告げる。
そこから、光と少女のどこか歪な同棲生活が始まった。
※本作は女性同士の恋愛を主軸にした作品です。
文字数 55,171
最終更新日 2021.12.30
登録日 2021.09.21
少女――木本和葉は父親――木本昴に、連れられてきた幼馴染の少年――桜井夏樹と再会をする。だが、夏樹は闇組織に所属をする暗殺者となっていた。そのことを、聞いた和葉は思わず反発をしてしまう。
学校帰りに闇組織の男たちに拉致された和葉は、夏樹の従兄弟で潜入捜査官として、警察で働いている夏樹の従兄弟――矢野秋に助けられる。秋が闇組織のトップのボスと対峙している時に、夏樹は姿を消してしまう。
自分の気持ちを綴った手紙だけを残して――。秋、和葉、昴はそれに応えようと返事を書くのだった。
文字数 34,137
最終更新日 2021.11.05
登録日 2021.10.08
桐野にとって、己の美学を貫き通すことだけが人生の意味だった。
そのためには手段を選ばず、邪魔する者は排除してきた。 己の感情も。
この美学がある限り、桐野にとって怖いものはなかった。
そんな桐野に国から与えられた任務は、ある女と国の秘宝を盗み出すことだった。
毎週金曜更新予定
文字数 24,267
最終更新日 2021.10.08
登録日 2021.09.10
戦争の機運が高まる中、ある海辺の街で一組の若い夫婦がささやかな結婚式を挙げ、平穏に暮らしていた。……夫が徴兵されるまでは。
※戦争物ということで、R15を保険で付けています。
※夫視点はなろうの方で公開中です。処女作なので、拙いところがあります。
※登場人物の名前は伏字にしてありますので、感情移入できる名前を自身で入れてお読みください。
文字数 3,123
最終更新日 2021.09.12
登録日 2021.09.12
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