ライト文芸 じんわり小説一覧
毎年、春になると思い出す、妻との日々。
少しずつ子育てに慣れていく私と、健やかに成長していく息子。
幸せになっていく過程で、ただひとつ『妻』というピースが欠けた。
桜を見るたびに想うのは、妻への感謝、そして愛情……。
文字数 6,477
最終更新日 2024.06.08
登録日 2024.06.05
「死ぬ前に映画観ない?」
映画フリークの高校二年生神崎慎は映画鑑賞という趣味と、受験という現実の擦り合わせに難儀していた。
ある日の映画館からの帰り道、神崎はクラスメイトの黒江ナナが橋から飛び降りようとする現場に居合わせてしまう。
咄嗟に彼女の手を掴み、彼はついでにそんなことを口走った。
一緒に映画を観るうちに二人はお互いのことを少しずつ理解していく。共通点、意外な内面、夢や目標、そして黒江が飛び降りようとした理由——。
大人でも子どもでもない。社会を知っているようで知らない。必死に自分のアイデンティティを探っている。そんなどこにでもいる二人の高校生の物語。
文字数 92,368
最終更新日 2024.06.08
登録日 2024.04.25
小学校四年生の時、親友の千冬が突然転校してしまう事を知ったなずな。
卒業式であげようと思っていた手作りのオルゴールを今すぐ渡したいと、雑貨屋「星と花」の店主である青に頼むが、まだ完成していないと断られる。そして、大人になった十年後に、またここで会おうと千冬と約束する。
十年後、両親の円満離婚に納得のいかないなずなは家を飛び出し、青と姉の住む雑貨屋「星と花」にバイトをしながら居候していた。
ある日、挙動不審な男が店にやってきて、なずなは大事なオルゴールを売ってしまう。気が付いた時にはすでに遅く落ち込んでいた。そんな中、突然幼馴染の春一が一緒に住むことになり、幸先の不安を感じて落ち込むけれど、春一にも「星と花」へ来た理由があって──
十年越しに繋がっていく友情と恋。それぞれ事情を抱えた四人の短い夏の物語。
文字数 13,164
最終更新日 2024.06.08
登録日 2024.06.02
終戦の年の師走、二十歳のヨネ子は二十六のトラと見合いをする。
翌年春、ヨネは名古屋から静岡の田舎芝山村へ嫁ぐ。食べ物が手に入り難い時代ながら、食べることが大好きな二人が夫婦となり、山で採って畑で育てて自分達の手で作って、一緒に美味しいご飯を作って食べて家族の絆を深め、幸せになるお話。この作品は小説家になろうに投稿しているものを手直ししています。*この小説はフィクションですので実際との差異があることがあります。
文字数 5,670
最終更新日 2024.06.08
登録日 2024.06.07
小さな港町に、運命を信じない青年がいました。彼の名前はハルト。ハルトはいつも「宿命なんてものはない、自分の力で道を切り開くんだ」と言っていました。
文字数 520
最終更新日 2024.06.07
登録日 2024.06.07
登場する地名、企業、商品、名称は作品と何の関係もありません。バスドライバーというお仕事に関してはエンタメとしてご理解頂きますよう、お願い致します。
文字数 6,845
最終更新日 2024.06.06
登録日 2024.06.01
昔々、ある村に、赤い靴を愛する少女がいました。彼女の名前はミナ。赤い靴は彼女にとって自由の象徴でした。しかし、彼女は病弱で、外に出て走り回ることができませんでした。
文字数 568
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.06.05
小さな町の片隅で、古びた本屋を営む老人がいた。彼の名はハルト。店は売り上げも少なく、訪れる客もまばらだったが、ハルトにとってその場所は世界の全てだった。
文字数 666
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.06.05
小さな町の郵便局に、一人の老郵便配達員がいた。彼の名は松本さん。毎日、手紙や小包を丁寧に配達する彼の姿は、町の人々にとって心温まる光景だった。
文字数 555
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.06.05
静かな夜、街の灯りがぼんやりと部屋を照らす。壁に掛けられた古い時計が、深夜の静寂を刻む。部屋の隅に座る男は、手に持ったペンを軽く揺らしながら、思い出にふけっていた。
文字数 426
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.06.05
かつて、遠い国に二人の兄弟がいました。一人は王として国を治め、もう一人は反逆者として森の中で暮らしていました。
文字数 328
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
昔々、ある静かな村に、老婆が一人で暮らしていました。彼女は村の人々から敬われており、その智慧で多くの争いを解決してきました。しかし、老婆には誰にも言えない秘密がありました。
文字数 479
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
東京の片隅で、一人の画家が住んでいました。彼の名は陽一。彼の情熱は、世界中の人々に感動を与える絵を描くことでした。しかし、その情熱は彼の人生に大きな代償を要求しました。
文字数 530
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
アルツハイマーと診断された私は過保護な娘の言いなりで、私はそれに対して非常に不満を感じていた。
自分のことは自分で出来ますから。
でも、だんだん自分の頭がおかしくなっていく自覚はあった。
認知症の不自由と不安が見えない恐怖として襲ってくる。
家族のドタバタの中で、認知症と診断された者に果たして明るい光は見えるのだろうか?
文字数 8,818
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.05.29
(お知らせ)
・第7回ライト文芸大賞エントリー中。
・最終編第十一話まで投稿済み。次回の更新は8月頃です。
・第4回、第5回ライト文芸大賞にて奨励賞をいただきました!!✌︎('ω'✌︎ )✌︎('ω'✌︎ )
(あらすじ)
〈心の落とし物〉はありませんか?
どこかに失くした物、ずっと探している人、過去の後悔、忘れていた夢。
あなたは忘れているつもりでも、心があなたの代わりに探し続けているかもしれません……。
喫茶店LAMP(ランプ)の店長、添野由良(そえのゆら)は、人の未練が具現化した幻〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉と、それを探す生き霊〈探し人(さがしびと)〉に気づきやすい体質。
ある夏の日、由良は店の前を何度も通る男性に目を止め、声をかける。男性は数年前に移転した古本屋を探していて……。
懐かしくも切ない、過去の未練に魅せられる。
(主人公と作中用語)
・添野由良(そえのゆら)
洋燈町にある喫茶店LAMP(ランプ)の店長。〈心の落とし物〉や〈探し人〉に気づきやすい体質。
・〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉
人の未練が具現化した幻。あるいは、未練そのもの。
・〈探し人(さがしびと)〉
〈心の落とし物〉を探す生き霊で、落とし主。当人に代わって、〈心の落とし物〉を探している。
・〈未練溜まり(みれんだまり)〉
忘れられた〈心の落とし物〉が行き着く場所。
・〈分け御霊(わけみたま)〉
生者の後悔や未練が物に宿り、具現化した者。込められた念が強ければ強いほど、人のように自由意志を持つ。いわゆる付喪神に近い。
文字数 491,758
最終更新日 2024.05.31
登録日 2020.07.31
文字数 34,950
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.04.06
――貴方にとって幸せとは何ですか?
『奇病』と呼ばれる、心の病が身体に害を与える奇怪な病気が世界中で現れ始めた現代の日本。
主人公の一人である海沢四葉もその奇病だと診断される。四葉の『奇病』は「幸せを感じると身体に異常が現われる」もの。幸せを望まず生きていこうと決めた四葉は、バイト先のカフェで二つ下の女子高校生・愛島幸と出会う。
もう一人の主人公である幸は、母親との関係に悩みながら、恋人をころころ変えることで二人の友人に呆れられていた。そんな二人は、偶然の出会いをきっかけに少しずつ、惹かれあっていく。
そして二人の中の『幸せ』の価値感徐々に変わっていくことになり――?
◇毎日0時更新
文字数 134,791
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.04.15
周りから仲が悪いと言われている長渡さん家の兄弟。しかし何が原因で、いつの時期からそうなったのか分からない弟、将(まさる)。ある日、友人と喧嘩をしてしまい落ち込んでいた放課後の帰り道。仲の悪い兄とばったり遭遇する。その時に将が気付いた、それぞれの兄弟の在り方――ただ、それだけの事だったのかもしれない。
文字数 2,570
最終更新日 2024.05.23
登録日 2024.05.23
中学一年生の夏休み。
田舎町にある祖父母の家に預けられた速水明日花は、おばあちゃんの紹介で仲良くなった女の子・間宮由香の案内で、立ち入り禁止の森へと入る。
そこで、明日花はひょっとこを被った幽霊の少年・四十万司と出会った。
成仏できない理由を「恋人ができなかったのは、心残りかもしれないな」と笑いながら話す司に、真面目に受け取った明日花は「じゃあ、わたしが恋人になる!」と意気揚々と名乗りを上げるが――。
文字数 32,548
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.04.30
文字数 3,578
最終更新日 2024.05.19
登録日 2024.05.19
妊娠糖尿病……!
3人目の妊娠に伴って、まさか自分がその診断を受けるとは夢にも思わなかった私の話です。
医療関係者とはいえ、参考資料が少ないわ、大丈夫と思っていたら検査入院になるわで大騒動なマタニティライフ……!
過ぎてしまえば何とやら……ですが、あんなことも有ったなぁと未来の自分が読み返した時に思えるように記録を残したくて書いてみました。
ものすごく自己満足なものでしか無いです。
良くも悪くも誰かの言葉で気持ちを左右されやすい、豆腐よりも脆いメンタルのため感想は貰わないことにしています。
ただ、同じような診断を受けた方の気持ちをちょっぴりでも軽くできると良いなぁという淡い気持ちも有ります。
でも、この話での対処法はあくまで私個人の我流となりますので、他の方に効果が有るかは保証できません。
すべての責任も負いかねますのでご了承ください。
文字数 4,486
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.04.30
物語はある病院の待合ロビーから始まる。言葉遊び的な話題でおしゃべりをしていた不知火と源に、後ろの席にいた子が話し掛けてきて……。
文字数 64,314
最終更新日 2024.05.18
登録日 2020.04.30
総合リユースショップ「ブッカーズ」の書籍売り場で働く「私」酒井美史は、恋人の大蔵歴が仕事にばかりのめり込んでいることに、おぼつかなさを感じずにはいられない。私は、おととしの夏、店頭に現れた怪しげな客、歴との馴れそめを語り始める。
元彼と別れたばかりだった私の目は、髭面でがっしりとした若い男性の、意外にも繊細で優美な指先に強く吸い寄せられる。しかし、彼が買い求めたのは、個性的過ぎるタイトルのマニアックな本ばかりだった。数ヶ月後に再会した時、歴は考古学を学ぶ大学院生であると名乗る。その知識を存分に発揮して、一人の少年が求めていた本を探し出し、春のスペシャルイベントへのアドバイスも惜しまなかった彼。「摩訶不思議なお客様」のはずだった歴の存在は、私の中で次第に大きく、確実に膨らんでいった。
文字数 18,705
最終更新日 2024.05.16
登録日 2024.04.28
男は大道芸人として自分の限界を感じていた。
思い悩む中、いつも芸を披露している広場で男はある女を見かける。
文字数 2,132
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.11
文字数 11,438
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.05.07
文字数 2,854
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30