江戸小説一覧

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(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品)藩の忍びだった小平治と仲間たち、彼らは江戸の裏長屋に住まう身となっていた。藩が改易にあい、食い扶持を求めて江戸に出たのだ。 が、それまで忍びとして生きていた者がそうそう次の仕事など見つけられるはずもない。 そんな小平治は、大店の主とひょんなことから懇意になり、藩の忍び一同で雇われて仕事をこなす忍びの口入れ屋を稼業とすることになる――
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小説 4,040 位 / 185,020件 歴史・時代 29 位 / 2,216件
文字数 38,881 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.05.05
島田宿本陣の孫息子、河廣は某大名の落胤。不幸に死んだ母を憐れに思い、父への思いが侍に対する反発になっていた。そんな中、川留めとなりとある藩が急遽、本陣に泊まることに。しかし、丁稚の少年が太刀を盗んだと騒ぎになる。河廣は太刀を探し回るが――。
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小説 4,726 位 / 185,020件 歴史・時代 38 位 / 2,216件
文字数 71,685 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.04.27
超絶男社会の町火消し。 私がマトイを持つ!! 江戸の町は、このあたしが守るんだ! なんか文句ある? 十五歳の少女お七は、マトイ持ちに憧れて、その世界に飛び込んだ。 ※歴史・時代小説にエントリーして頑張る予定です!! ※憧れの人に会いたくて江戸の町に火をつけた歌舞伎の八百屋お七。その情熱が違うベクトルに向かったら? そんな発想から産まれた作品です♪ ※六月にガンガン更新予定です!!
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小説 3,311 位 / 185,020件 歴史・時代 18 位 / 2,216件
文字数 2,619 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.12
大江戸大河ブロマンス。胸熱友情✖️キラキラBL。 一章の舞台は江戸神田。旗本家に仕える松波秋司と武崎冬儀。真逆の二人は次第に心を通わせ、薄幸の主君誠之助を支えながら共に生きる未来を誓う。幸せな日々。しかしそこに忍び寄る、陰謀の影。 一方二章から花開くのは、寺小姓の美少年、珠希と若き植木職人、諒のBL恋物語。谷中、根津、浅草…江戸の様々な町を舞台に、思いを募らせる二人の日々は鮮やかに彩られて行く。 まったく異なる二つの物語は、幕末という激動の時代を舞台に繋がっていく。 その先にあるのは絶望か、それとも希望か。それでも僕は、俺は、私は、あなたは、前を向く。 ======= 初めまして、藤本サクヤと申します。 長い、しかし決して後悔はさせません…! 読後スカッと保証! なんて…(ドキドキ) 皆さまのスキマ時間にページをたぐっていただき、気に入ってくださったなら、とてもとても嬉しいです。 アルファポリス初投稿にあたり、他サイトで公開中のものに大幅に手を入れました。 これぞ完全版! 反応をいただけると大変励みになります。 どうぞ宜しくお願いいたします🙇 🔹Instagramアカウント  https://www.instagram.com/fujimoto_sakuya 作中のスポット紹介などを少しずつしています。
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小説 4,726 位 / 185,020件 歴史・時代 38 位 / 2,216件
文字数 36,540 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.18
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歴史・時代 連載中 長編 R15
 元禄十三年。江戸の街は元禄十一年に起こった勅額火事の影響から復興しつつあった。その江戸の中に勅額火事を運良く免れた一件の骨董屋があった。 名を骨董屋 鬼灯。骨董ならば何でもござれのこの店の主人は醜女の若い女主人であった。表の顔は骨董屋、そして裏の顔は何でも屋。 そう、庭木の剪定から暗殺まで何でもこなす。 例え其れが幕府や大名が関わろうとも・・・・・・。 骨董屋鬼灯は今日も醜女の店主と変わらぬ日々を送り出すのであったがある日突然襲われる鬼灯。相手の流派から、少し前に武具を都合した親子と関係があることが分かる。 それから何故か首を突っ込んでゆく鬼灯。 さてさて、どのような事件に首を突っ込んだのか・・・・・・。 (作中の姉川家は架空のものです)
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小説 4,726 位 / 185,020件 歴史・時代 38 位 / 2,216件
文字数 59,861 最終更新日 2024.05.19 登録日 2017.05.30
 八代将軍徳川吉宗の時代、服部文蔵という武士がいた。  服部という名ではあるが有名な服部半蔵の血筋とは一切関係が無く、本人も忍者ではない。だが、とある事件での活躍で有名になり、江戸中から忍者と話題になり、評判を聞きつけた町奉行から同心として採用される事になる。  忍者同心の誕生である。  だが、忍者ではない文蔵が忍者と呼ばれる事を、伊賀、甲賀忍者の末裔たちが面白く思わず、事あるごとに文蔵に喧嘩を仕掛けて来る事に。  それに、江戸を騒がす数々の事件が起き、どうやら文蔵の過去と関りが……
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小説 1,982 位 / 185,020件 歴史・時代 7 位 / 2,216件
文字数 76,770 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.01
 女渡世人、やさぐれ同心、錺簪師、お庭番に酌女・・・ 武士も町人も、不器用にしか生きられない男と女。男が呻吟し女が慟哭する・・・ 剣が舞い落花が散り・・・時代小説の愉しみ
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小説 5,097 位 / 185,020件 歴史・時代 44 位 / 2,216件
文字数 20,035 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.07
クソ真面目なため、不器用にしか生きられない若者がいた。しかしそのクソ真面目が意外な展開を見せて、志郞という武士にあたらしい世界を見せることになった。クソ真面目な新しい世界に、入れ替わったことで妻として会うことになる賢明な女性が登場する。
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小説 4,528 位 / 185,020件 歴史・時代 37 位 / 2,216件
文字数 23,846 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.19
 元禄十三年秋、広島藩浅野家家臣徒目付の藤村数馬は、実父沢村次郎右衛門の死によって心ならずも公儀隠密の役目を継ぐことになる。数馬には、三歳年下の愛しい妻美寿々がいた。美寿々は現在妊娠中で、出産予定日は、来年の三月半ば過ぎだった。同年、晩秋、数馬は藩の上役で大目付の三枝から、秋山文六左衛門と云う男を上意討ちにしろと命を受ける。秋山を討ち果たした数馬は、徒目付組頭に昇進。  翌元禄十四年、美寿々が長男長太郎を出産したその日、三月十四日、江戸城松の大廊下で赤穂藩主浅野内匠頭が、高家筆頭吉良上野介に刃傷に及ぶ。事件に対処するため、数馬は三枝と他の藩士たちと赤穂へ向かう。大石内蔵助を説得するためだ。数馬の繋ぎ役月舟尼こと於倫は、大石の身を護れと命じ、三枝からは大石を斬れと云う相反する命令を受ける。無二の親友青木幹之助も数馬同様公儀隠密で二人して大石を護り、三枝たちを斬る。全ては美寿々と幼い我が子を護るための行動だった。  翌元禄十五年、数馬は幹之助とともに川崎平間村の軽部屋敷に逗留する大石の許を訪れ、そこで同朋の井本善兵衛と妻美寿々の兄宇佐美慎之介に正体がばれ、激しい戦闘の末、幹之助と義兄慎之介は死亡する。その後数馬は、三次浅野家屋敷近くの南部坂で吉良方の刺客と戦闘の末、絶命する。  二十年後の享保七年、再婚した美寿々の許へ謎の僧侶が現れ、数馬の形見の品、千手院和泉守守正の業物と梅の飾りが付いた簪を渡す。美寿々は、何も真実を知らないまま、最愛の良人数馬の形見を見て泣き崩れる。全ては数馬の思惑通り進み、家族の命は救われたのである。
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小説 3,625 位 / 185,020件 歴史・時代 24 位 / 2,216件
文字数 82,032 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.18
 一八世紀末、日本では浅間山が大噴火をおこし天明の大飢饉が発生する。当時の権力者田沼意次は一〇代将軍家治の急死とともに失脚し、その後松平定信が老中首座に就任する。  遠く離れたフランスでは革命の意気が揚がる。ロシアは積極的に蝦夷地への進出を進めており、遠くない未来ヨーロッパの船が日本にやってくることが予想された。  時ここに至り、老中松平定信は消極的であるとはいえ、外国への備えを画策する。  大権現家康公の秘中の秘、後に『蘭癖高家』と呼ばれる旗本を登用することを――
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小説 13,098 位 / 185,020件 歴史・時代 88 位 / 2,216件
文字数 36,930 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.04.30
 南町奉行池田播磨守頼方《いけだはりまのかみよりまさ》が下す裁断についての、江戸市民たちの評判がすこぶる良い。大見得を切って正義を振りかざすような派手さは無いのだが、胸にジンと染みる温情をサラリと加える加減が玄人好みなのだと、うるさ型の江戸っ子たちはいう。  池田播磨守頼方は、遠山の金さんこと遠山景元の後任の町奉行だ。あの、国定忠治に死罪を申し渡した鬼の奉行として恐れられていた。しかし、池田が下す裁断は、人情味に溢れる名裁断として江戸市民たちの評判を呼んでいく。  幕府勘定役組頭の奥田源右衛門《おくだげんえもん》が殺された。深夜に、屋敷で首を刺されていたのだ。下手人はどうも、奥田が毎夜のように招いていた女のようだ。奥田は女好きとして有名で、その筋の女を買うことが少なくない。  その関係の殺しとも思われたが、調べが進むと、お役目に関わる事情が浮上して来た。  町奉行池田播磨守は、どうやって犯人を追い詰めるのか。そして、どのような裁断を下すのか。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 37,097 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.13
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歴史・時代 連載中 ショートショート
過去に起こった出来事を、新たな解釈で 短編小説にしてみました。
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小説 25,167 位 / 185,020件 歴史・時代 186 位 / 2,216件
文字数 1,104 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.16
(小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品で)水呑百姓の平太は、体の不自由な祖母を養いながら、未来に希望を持てずに生きていた。平太は、賭場で無宿(浪人)を鮮やかに斃す。その折、親分に渡世人飛脚に誘われる。渡世人飛脚とは、あちこちを歩き回る渡世人を利用した闇の運送業のことを云う――
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小説 13,098 位 / 185,020件 歴史・時代 88 位 / 2,216件
文字数 97,293 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.06
 富くじ 魚屋の松次   江戸に多くの神社はあっても、神はいるのであろうか。それが、いたのである。湯島天神の神が 魚屋の松次に幸運を運んできた。  
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小説 16,788 位 / 185,020件 歴史・時代 116 位 / 2,216件
文字数 9,837 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 辻斬り御家人 伊織  雨が降ると伊織の頭の中に、地を揺るがす太鼓に合わせ、甲高く鋭い笛が響き、鬼がやって来る。きりきりと猛烈な痛みが頭を襲い、失神しそうになる。そして、それが時として辻斬りへと自分を誘ってしまうのだ。  
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小説 16,788 位 / 185,020件 歴史・時代 116 位 / 2,216件
文字数 8,890 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
座頭の和一   世の中の強欲な輩は、好色でもあると相場は決まっているが、座頭和一のそれは並外れている。並みの人間が勝てるはずはなかったのだが。  
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 9,390 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 絵師   梅島彩庵 枕絵と好色、むつみ合いが梅嶋彩庵の世界の全体だった。   こんな絵師が江戸にもいたのである。金のために堕ちてゆく彩庵と悪党。芝七軒町鍵屋長屋、寺子屋師匠菊池三之亟との対決は思わぬ方向に流れてゆく。   
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小説 25,167 位 / 185,020件 歴史・時代 186 位 / 2,216件
文字数 8,053 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
板前 三次  十四歳でおやじの無念の死に顔を見た三次は、どんなことをしても腕のいい板前になろうと決意していた。二度と無念な姿を晒したくは無かった。   
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小説 16,788 位 / 185,020件 歴史・時代 116 位 / 2,216件
文字数 8,716 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
安中藩大内平三郎の生活が荒れ、狂気の沙汰が始まったのは、二年前に父、そして昨年母を亡くしてからだったろう。 唯一の親族、父の弟叔父とも折り合いがよくなかった。両親が健在な時には,平三郎の凶暴な性格もおさまっていたが、このところは酒と,北川向こうの岡場所で、放埓の毎日であった。そんな平三郎が何とか勘定方を務められたのは、たぐいまれな勘定の才覚があったからである。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 10,203 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
第五話      いかさま賭博 丁半博打さえ知らぬ、寺子屋師匠菊池三之亟が、博打場で大立ち回りをするとは。人の世は面白いものである。
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小説 25,167 位 / 185,020件 歴史・時代 186 位 / 2,216件
文字数 9,784 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 泥棒村 こんな風変わりな村が、一つぐらいあってもいいのかもしれない。  つけ火の捕縛に活躍した、三之丞と田島牛乃進の親交が深まり、その一年後の元禄三年同じ師走のことであった。   三之丞は鍵屋長屋東北角の厠を使い、露地右に折れて井戸に向かう。長屋の木戸の方角から、小男が,師走の寒い風を避けるように、北西の奥に向かっていくのを見ていた。  三月ほど前にも確か、あの男は大圓寺の裏門、北西角の家にきたような気がする。竹のぶらしで歯をすすぐと、ゆっくと木戸入口右側の自宅へと向かう。北の方角から、強い風が吹き長屋の路地に土埃が舞う。  
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 16,740 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 この師走、また南八丁堀で大火があろうとは知る由もない。  昼までは暖かな風が午後は急速に強い北風となり吹き抜ける。江戸中期。元禄元年の話である。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 16,503 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
江戸。 喜介は盲目の介錯人。元々は武士として、江戸城の番方を務めていた。同時に剣術道場の師範代を務めるほどの剣の実力の持ち主だった。 ある日、賊が自宅に押し入り、妻と娘が殺害される。喜介も両目を負傷し、盲目となる。 突如妻子を失い、視力を失くした喜介は、絶望の淵に沈むが、死ぬ気力も起きない廃人のような状態に陥った。 そんな喜介に、幕府は介錯人になることを命じる。喜介は迷った末にその話を受ける。喜介には、ある思惑があったのだ。
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小説 25,167 位 / 185,020件 歴史・時代 186 位 / 2,216件
文字数 16,296 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
     浅草一体を取り仕切る目明かし大親分、藤五郎。  町内の民草はもちろん、十手持ちの役人ですら道を開けて頭をさげようかという男だ。    そんな男の二つ名は、鈍牛。    これは、鈍く光る角をたたえた、眼光鋭き牛の物語である。
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小説 3,834 位 / 185,020件 歴史・時代 26 位 / 2,216件
文字数 15,046 最終更新日 2024.05.15 登録日 2022.05.23
「遊びすぎ、神田の大店両替商越後屋を勘当された、長男幸太郎が、何と実の妹八重をかどかわし、亡き者にせんと、香具師泉屋の六郎に依頼する。事は深川浪人原田から、無頼浪人橋本、上原が実行する。なんとか廃寺からに逃げた八重が記憶喪失のまま芝 七軒町鍵屋長屋の新発田藩浪人、加藤一ノ辰や、旗本三男坊寺子屋師匠菊池三之亟、長屋隣、大円寺宝蔵院流槍の名手にして和尚の大覚法円、芝の岡っ引き琴屋の徳蔵らの活躍で、乱闘の末、決着する。ー江戸 元禄 人模様  寺子屋師匠 菊池三之亟事件控え 第一シリーズ53話の第一話である」
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 11,798 最終更新日 2024.05.15 登録日 2024.05.15
旗本三千石次男三ツ石真砂が、父三左から、格下の五百石御家人北町奉行所同心浜野善兵衛の一人娘しのに、養子の話があると聞いた時、十九歳の真砂に直観が走った 善兵衛の八丁堀組屋敷に行き、瓜実顔色白で清楚なしのが茶を勧め、顔を上げ真砂を見やった時、 ー同心を継ぎ、添い遂げるのはこのしのだー と確信した。 人には時としてそのような感覚があるものだ。 それから約四十数年同心として天分の気質を磨き上げる浜野真砂である。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 14,697 最終更新日 2024.05.15 登録日 2024.05.15
「もう半分の月は、どうしておるのでありんしょう?」 半月の晩、花魁の雛菊は他の見世の花魁・朝霧に問い掛けられた。 そして二人だけの合言葉で、次第に秘密を深めていく。 ある事件をきっかけに、境目は徐々に溶け出して…。 花魁同士の密やかな百合話です。 5/19 文学フリマ東京38の新刊のサンプルです。 A6/28p/500円 【G-19 梨と蜜柑】 宜しければお立ち寄りくださいませ! 少し早いですが、こちらを今週の更新とさせていただきます。
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小説 25,167 位 / 185,020件 歴史・時代 186 位 / 2,216件
文字数 4,087 最終更新日 2024.05.14 登録日 2024.05.14
 八代将軍吉宗が将軍宣下すぐに発した命は、『御鷹献上』であった。 宗次郎は吉宗が和歌山から呼び寄せた鷹匠宮井杢右衛門の養子で、優れた餌差である。 餌差とは、鷹狩の鷹のために雀など小鳥を狩る殺生人のこと。 やたらと小鳥に好かれる宗次郎にとって、小鳥を狩ることは児戯にも等しい。 一方、江戸の隅々まで牛耳ろうと考える吉宗は、江戸城内の人事に左右されない使い勝手の良い隠密を欲していた。 宗次郎を一目見て気に入った将軍吉宗は、宗次郎を自らの隠密に任命する。   宗次郎に任された仕事は、お鷹役人の殺害事件の下手人捜査。そこからさらに事件は広がりを見せ…… 鳥請負による不正取引の裏に見つかった裏切り。その裏切りは「復讐」か、あるいは「謀反」なのか。 殺陣あり、事件あり涙ありの本格時代劇小説。 ☆エブリスタで連載していた作品を推敲して掲載しています。
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小説 10,745 位 / 185,020件 歴史・時代 79 位 / 2,216件
文字数 149,908 最終更新日 2024.05.13 登録日 2024.03.24
武内新十郎は長屋暮らしをしながらも仕官を夢見て城下の道場の助っ人をしていた。腕にはおぼえがあった。 また副業で竹細工を始めた。父親が仕官していた故郷では武士の修養の一つとして竹細工を藩主が推奨していたこともあり、新十郎も幼いころから仕込まれていたのだ。 そんな生活が安定してきたころ、伊坂左内という奇妙な剣筋を使う道場破りが現れた。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 32,710 最終更新日 2024.05.12 登録日 2024.05.12
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別作品、別名義で) 貧乏御家人の次男の助之進は、通っている剣術道場の娘の志乃と心を通わせ合う仲にあった。しかし、それを知らない志乃の父、道場の師範は縁談の話を持ってきてしまう。実は隠してきたが労咳を病んでいる志乃、思い詰め、助之進に伊勢参りを勝手に子どもだけで敢行する“抜け参り”に同道してくれと申し出る。迷った末に受諾する助之進。敢行当日、待ち合わせ場所に朋友である晴幸が姿を現し共に伊勢に向かうこととなる。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 30,846 最終更新日 2024.05.04 登録日 2024.05.04
 戯作者為永春水と関係した芸者が密かに産んだ子である梅次郎は、幼い頃から剣術の修行を積み、暴れん坊旗本・勝小吉(勝海舟の父)の弟子となった。梅次郎は小吉が幕府から密かに請け負っていた江戸市中見回りの見習いを勤めつつ、吉原の廓「志信屋」の花魁玉糸と辰巳芸者の音八からの支援を受けて江戸市中の治安を守るべく活動していた。  あるとき、夜鷹連続辻斬りが起こり、梅次郎は玉糸から家宝の正宗を受けとり見回りを強化するが……巡回中に連続辻斬りの下手人・影沢英之進と斬りあう。英之進はかつては為永春水の人情本の愛読者であり、戯作者を志したこともある剣客であった――。  ここに戯作者によって人生を狂わせられたふたりが、激突する――。  戯作者の子で町人剣客の梅次郎、吉原の花魁玉糸、辰巳芸者の音八、暴れん坊旗本勝小吉という異色の面々が活躍する、滑稽あり剣戟ありの痛快エンタメ時代小説です! 
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小説 25,167 位 / 185,020件 歴史・時代 186 位 / 2,216件
文字数 4,910 最終更新日 2024.05.03 登録日 2024.05.01
背中に彫物を背負った内田正容の生き様を描いた時代小説です。喝鳶で、かっとびと読んで下さい。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 8,977 最終更新日 2024.05.02 登録日 2024.05.01
天明八年の江戸。神田松永町の両替商「秋野屋」が盗賊に襲われた上に火をつけられて全焼した。一人娘のゆみは運良く生き残ったのだが、その時にはゆみの小さな身体には不思議な能力が備わって、いた。 一方、婿入り先から追い出され実家からも勘当されている旗本の末子、本庄龍之介は、やくざ者から追われている途中にゆみと出会う。二人は一騒動の末に仮の親子として共に過ごしながら、ゆみの家を襲った凶悪犯を追って江戸を走ることになる。 浪人男と家無し娘、二人の刃は神田、本所界隈の悪を裂き、それはやがて二人の家族へと繋がる戦いになるのだった。
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小説 185,020 位 / 185,020件 歴史・時代 2,216 位 / 2,216件
文字数 38,148 最終更新日 2024.04.28 登録日 2024.03.21
駿河国由比ヶ浜にかつての住人弥右衛門と息子の喜平次がやって来て、私の命の恩人だと吉岡次郎之介と妻の早苗を紹介し、ここで染め物屋をすることになったのでよろしくと言った。あばら屋となっていた弥右衛門の旧家は建て直され、翌年には女の子が生まれ夕と名付け、11年後には男子が誕生し、治三郎と命名した。だが夏の終わり、地震と津波が襲って来て大きな被害を被った。夕も津波に飲み込まれる寸前だったが、次郎之介の機敏な動きに助けられ危難を逃れ、父は尊敬の対象になった。そして翌年、大阪の陣が切って落とされ、かつては石田三成の家臣だった次郎之介は夕に後を託し、大阪に向かった。だが豊臣は滅亡し、次郎之介は戻って来なかった。 男の子二人が三歳になると、夕による教育が始まった。基底は徳川憎しと大義の確立である。だが治三郎にはその気が全くない。ホラを平気で振りまく。対して久米之介は真面目そのものである。だが祖父の命の恩人の孫だから忠義を尽くせと言う親の方針には疑念を持っていた。彼の悩みは治三郎に対する忠義は虚であり、優しく接してくれる夕に対する思いは実であることだった。治三郎の虚言癖は止まることを知らず、遂には時の最高権力者徳川家光に対する誹謗となり逮捕されたが、喜平次の工作で釈放された。夕は修行を命じ久米介という家来付きで仏門に入った。だが坊主見習いとなって得たものは悪所通いだけであった。 三年後、寺を辞したが、久米之介は自称楠木正成の血を引く者だという楠木大膳なる怪しげな老人と知り合い、家に連れ帰った。夕は胡乱なやつと危ぶんだが、幕府を倒すためには江戸に行かなければならない、その時がやって来たのだと思い江戸行きを許した。大善の持つ楠木正成の兵法書と幟を我が物にせんと狙う治三郎、二人まとめて有り金全てを奪おうと企む大膳、治三郎では夕様の言う大義は確立出来ない。ならば私が成り代わって実現させようと思う久米之介、それぞれの思惑を秘めて三人は江戸に旅立った。 二百六十余年もの幕政の基礎を築いた知恵伊豆こと松平信綱は累々たるキリシタン信者の屍を見ながら、次なる標的に的を絞っていた。キリシタンはこれで闇の中に潜むであろう。外様大名は牙を削ぎ落とすであろう。残るは武人派南海の龍こと徳川頼宣、たとえ御三家だろうとも安寧を脅かす者は許さない。 知恵伊豆は『楠木流軍学 張孔堂』の門を潜り、由比正雪の登場を待った。やがて三十代半ば総髪の人物が出てきた。静かな出だしである。だが次第に激してくる。 客も高揚し、「然り!」などと声を挙げている。「虚に生きるべきではない。虚に走るはたやすく、実に止まるは困難を要する。だが恐れてはならぬ。それが誠の武士道である。大義に生きよう」 知恵伊豆の射るような視線を浴びながら正雪は自らも陶酔していた。 戦いの幕はまだ切られたばかりである。
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文字数 122,961 最終更新日 2024.04.24 登録日 2024.04.14
時は幕末。日本を植民地にと企む欧米列強の戦艦が黒光りする大砲を陸地へ向け押し寄せていた。攘夷(異人排斥)では一致していたが、国内では体制を維持し外敵に備えるというそ佐幕派と天皇を中心とする体制を築く尊皇派が厳しい対立をしていた。 将軍家茂が上洛するためのせ先遣隊が募られ二百を超える浪士が参集したが後に新選組を結成する近藤勇や土方歳三もいた。上野国(福島)からやってきたのは中澤貞祇と男装の妹琴。史上初の女性剣士誕生である。 父の孫右衛門は法神流剣道の創始で、琴は竹刀を玩具にして育ってきた。 先遣隊は将軍の一行より一日早くし出発し、奥州街道から中山道へと移動した。道中、富士を見ながら土方は言った。 「富士は大きいが人は努力すれば富士より大きくなれる。」と。 琴はそんな土方に心を魅かれた。 京に着くと隊長の清川が皆を集めて偏列を始めいきなり切り出した。 「我々が目指すのは尊皇攘夷である。江戸に戻り徳川幕府を倒す。」 正体を表したのである。 芹沢鴨や近藤・土方などが席を蹴り退場した。 琴は土方と行動を共にしたかったが兄が動かないので自重した。入隊を誘った佐々木只三郎が言った。 「清川は江戸を火の海にするつもりだ。そうはさせん。我らが江戸を守る。京は近藤さん、土方さんに任せよう。」 夜、宿にやってきた土方が琴に言った。「必ず会える日が来る。」と。 江戸に戻った清川は資金を得るため夜中に商家に押し入り大枚をせしめたが只三郎・中澤兄妹に斬り倒され一派は壊滅した。 琴たち徳川派は江戸を守る新徴組を設立し、昼夜を問わず奮闘した。 天狗党事件など幕府から追われていた相楽総三は薩摩邸に匿われ、鹿児島から送られてくる西郷吉之助(隆盛)の指示に煽られ配下達に火付や暴行を指示していたがそれも露見し新徴組を預かる米沢藩は薩摩邸を急襲した。琴に斬られじ重傷を負った相楽は妻の命乞いで一命を取り留めた。 そうして、戊辰戦争の幕が切って落とされた。 戦いに敗れた新選組が引き上げてきて琴は土方と再開した。土方は夢を語った。 「北の大地で牛や馬を育て、琴を迎えに来る。」 江戸城は無血開城され、琴は故郷の利根村に戻ったが土方が参戦している箱館戦争は終わらない。 琴は再び旅立った。蝦夷には凶暴な獣達が牙を剥いている。
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文字数 48,753 最終更新日 2024.04.04 登録日 2024.04.04
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大衆娯楽 連載中 ショートショート
日本の伝統のうちの一つである狂言を現代風に訳してみたらどうなのか書いてみたショート小説になります。
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文字数 1,009 最終更新日 2024.04.03 登録日 2024.04.01
【第一章完結/章単位で読める短編連作です】叔父から漢方医学を学び、長崎で蘭方医学を身につけた柴崎椋之助は、江戸の七星堂で町医者の仕事を任せられる。その際、斗北藩家老の父が心配し、食事や身の回りの世話をする小者の伊八を寄越したのだが――?
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文字数 22,475 最終更新日 2024.04.01 登録日 2024.03.30
深淵なる江戸の闇には、怨霊や妖魔の類が巣食い、昼と対なす穢土があった。 その魔を斬り払う闇の稼業、魔斬。 坊主や神主の手に負えぬ退魔を金銭で請け負う江戸の元締は関東長吏頭・浅草弾左衛門。忌むべき身分を統べる弾左衛門が最後に頼るのが、武家で唯一の魔斬人・山田浅右衛門である。昼は罪人の首を斬り、夜は怨霊を斬る因果の男。 幕末。 深い闇の奥に、今日もあやかしを斬る男がいる。 2023年オール讀物中間発表止まりの作品。その先の連作を含めて、いよいよ御開帳。
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文字数 185,812 最終更新日 2024.03.30 登録日 2023.10.29

谷中の用心棒 萩尾大楽

レンタル有り
旧題:それは、欲望という名の海 ☆第6回歴史時代小説大賞 特別賞受賞☆ 玄界灘。 この黒い潮流は、多くの夢や欲望を呑み込んできた。 人の命でさえも――。 九州は筑前の斯摩藩を出奔し江戸谷中で用心棒を務める萩尾大楽は、家督を譲った弟・主計が藩の機密を盗み出して脱藩したと知らされる。大楽は脱藩の裏に政争の臭いを嗅ぎつけるのだが――。 賄賂、恐喝、強奪、監禁、暴力、拷問、裏切り、殺人――。 開国の足音が聞こえつつある田沼時代の玄界灘を舞台に、禁じられた利を巡って繰り広げられる死闘を描く、アーバンでクールな時代小説! 美しくも糞ったれた、江戸の犯罪世界をご堪能あれ!
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文字数 384,064 最終更新日 2024.03.28 登録日 2020.04.01
 生活に必要な鉄製品を作る鍛冶屋を野鍛冶という。  小春は野鍛冶として生計をたてている。  仕事帰り、小春は怪我をして角兵衛獅子の一座から捨てられた子供、末吉を見つけ、手元に置くことになった。  ある事情から刀を打つことを封印した小春だったが、末吉と共に暮らし、鍛冶仕事を教えているうちに、刀鍛冶への未練が残っていることに気がつく。  刀工華晢としてもう一度刀を鍛えたい。小春の心は揺れていた。
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文字数 33,926 最終更新日 2024.03.17 登録日 2022.06.09
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