「孤」の検索結果
全体で5,768件見つかりました。
孤児院で育った少女リチェルは、十二歳の時その歌声を見初められ隣国の貴族の楽団に引き取られる。けれども引き取ってくれた当主がすぐに病死した事で待遇が一変、日々屋敷と楽団の雑事をこなす下働きとして暮らしていた。
そんなある日、丘で隠れて歌っていたところを一人の青年に見つかってしまう。ヴァイオリン弾きである青年は、リチェルにまた歌を聴かせてほしいと告げて──。
「俺はただ、君の歌が聴きたくて降りてきたんだ」
これはある目的で旅を続ける貴族のヴァイオリン弾きと孤児の少女の、音楽で彩る優しい旅のお話。
(原案・絵:若野未森、著者:雪葉あをい)
★11/13まで毎日朝8時更新・以降週二回(土日朝8時)更新・年内完結
※このお話は19世紀末のヨーロッパをモデルにしたファンタジーです。地名や当時の政治・慣習等の背景を含め、多々フィクションが含まれます。
※時代背景などを反映した差別的な表現が含まれている場合があります。
文字数 549,892
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.06.22
夏の終焉を告げる太陽が血の色を帯びて沈み、20歳の青年は、孤独に包まれたベランダで煙草に火をつけた。彼の黒い煙は、故郷への誓いとともに、空に溶けていく。都会の喧騒、世界の虚しさ、そして神への反逆が彼の心を支配し、かつての自信は影を潜め、断ち切られた翼の痛みを感じながらも、彼は煙と共に過去を吐き出す。
彼の人生は、希望に満ち溢れていた。この一族の連鎖を断ち切り、新たなる世界を築くという強い決意。しかし、その夢は次第に色褪せ、彼は深淵の中で自由を謳歌した。友達、愛、欲望、それらすべてを求めたが、結局手に入れたのは深い虚無感だけだった。毎夜、酒と女とをともにし、タバコの煙を紫煙として宙に舞わせる。しかし、心の奥底では不安が渦巻き、真の生命感を見失っていた。
彼は悪魔から逃げるように、日々を酔いに任せて過ごす。彼の人生は、斜陽のようにゆっくりと沈んでいった。愛すべき人も、愛される才能も失い、友も去り、持っていた金も少しずつ消えていく。食欲も眠りも失われ、彼の心は日に日に崩れていった。残されたのは、浅い関係の友人とわずかな金のみ。不安と渇望が彼の魂を蝕んでいた。
神は首を吊って死んだ。彼は黒い車を走らせる。父親が善く聴いたビートルズの曲が夜を彩りながら、彼は過去を追いかける。しかし、彼の目に映る世界は灰色で、人々の姿はない。南麻布、田園調布を通った。そこには成功者の家々が並ぶが、彼にはただの虚飾に過ぎない。彼は車を停め、再び煙草に火をつける。汚れた街に、きれいな吸い殻を残す。
そして、彼は幼少時の記憶を辿る。幸せだったあの時期。しかし、今はガソリンも尽きかけ、幻聴が彼を苦しめる。ウイスキーの味も彼には苦い。太陽はもう昇らない。青年の目には、世界は真っ黒に映る。彼はもはや飛べない。首を吊った神は彼を見ている。彼は神を睨む。人間としての幸福を求めながら、悪魔のような運命を辿る。青年の口からは、祈りが漏れる。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」
文字数 821
最終更新日 2023.11.27
登録日 2023.11.27
「な、キス……してみる?」
「好き、好き、好きなのに、どうしたらいいの、俺のことが好きじゃなかったら」
「みんな、今持っている自分のすべてで勝負するしかないんだ。カッコつけたり、自分じゃない人に憧れても仕方がない」
東京の高校を不登校になり、熱海の叔父の元に越してきた澄人。
夜間高校に通い出した彼は『この街が孤独だと感じる人と、僕は恋がしたい』という机の落書きを見つけた。全日制の生徒の落書き。彼はその相手と机を使って文通を始める。
同じころ、彼は映画監督を志す夏海と出会う。
文通の相手が夏海だと気づき、彼に惹かれていく澄人だが、自分に自信がない彼は、実は文通で別人のふりをしていて――
ジャズの響きに乗せて贈る、初夏の海辺の街で繰り広げられるピュアな青春BL。
恋に翻弄されながら、恋に勇気づけられて、夢や家族や孤独や現実と向き合って成長していく男子高校生たちのお話です。
日暮澄人(ひぐらし すみと)
夜間高校に通う東京から来た真面目すぎるちょっと不良。2回目の高校2年生(17)
×
望月夏海(もちづき かい)
澄人の机を昼間に使っている、東京に憧れる人懐こい影のある陽キャ(16)
文字数 52,052
最終更新日 2025.10.29
登録日 2025.08.04
「俺が喰らうのは、お前の魂だ。――それまでは、誰にも渡さん」
帝都・華平安。きらびやかな繁栄の陰で、怪異が人々の心を喰らう時代。
名門・安倍家の血を引きながら、妖を滅ぼすことができない「落ちこぼれ」陰陽師・晴臣は、場末の長屋で伝説の妖狐・白夜と同居していた。
「妖も人間も、同じだよ。お腹が空けば悲鳴を上げるし、寂しければ泣くんだ」
そう微笑む晴臣の「甘さ」を、白夜は鼻で笑いながらも、その優しさが作る朝食には抗えずにいた。
そんなある日、帝都を揺るがす「人造神」の陰謀が動き出す。冷徹なエリート陰陽師・九条厳刻が立ち塞がる中、晴臣は己の命を削り、誰にも成し得なかった「救済」の術式へと挑む――。
孤独な青年陰陽師と、傲慢な銀狐。
「縁」で結ばれた二人が、帝都の夜に光を灯す、異能和風ファンタジー!
文字数 22,931
最終更新日 2026.01.14
登録日 2026.01.08
幼い頃に家族を殺されてから、孤児院で暮らしている10歳の少女「エミー」。大切なものを失ってしまった彼女に残されたのは「怒り」と「憎しみ」の感情だけだった。
ある時エミーは、孤児院の柵越しに見覚えのある1人の女性を見つける。それは、エミーの家族を殺した犯人、「ハヴァー」だった。エミーは復讐の為孤児院を抜け出し、ハヴァーを追いかけるが・・・。
追いかけた末に彼女が辿り着いた場所は、全くの別世界、「魔女の世界」だった・・・。魔女の世界に迷い込んだエミーは、そこである一人の魔女「ゾーエ」に出会う。
ゾーエは行く宛ての無いエミーの事を気がかりに思い、魔女の世界で世話をする事に。
そこでゾーエは、魔女の世界に関しての様々な事をエミーに教える。
次第にエミーもゾーエに対し心を開き始めるが・・・。
ある日、ゾーエはエミーが何故、魔女の世界に迷い込んだのかを知る事になる。
大切なものを失ってしまったエミーにもう一度生きる喜びを感じて欲しいと、ゾーエはエミーに「大切なものを探す旅」に出る事を提案する。
「感情を失った少女」と「呪われた魔女」が旅の中で紡ぐ「感情」のファンタジー百合物語。
文字数 417,460
最終更新日 2020.05.20
登録日 2020.02.07
Bランクダンジョンがある町に住む主人公のカナンは、茶色い髪の二十歳の男冒険者だ。地属性の魔法を使い、剣でモンスターと戦う。冒険者になって二年の月日が過ぎたが、階級はA〜Fまである階級の中で、下から二番目のEランクだ。
カナンにはAランク冒険者の姉がいて、姉から貰った剣と冒険者手帳の知識を他の冒険者達に自慢していた。当然、姉の七光りで口だけのカナンは、冒険者達に徐々に嫌われるようになった。そして、一年半をかけて完全孤立状態を完成させた。
それから約半年後のある日、別の町にいる姉から孤児の少女を引き取って欲しいと手紙が送られてきた。その時のカナンはダンジョンにも入らずに、自宅に引きこもっていた。当然、やって来た少女を家から追い出すと決めた。
けれども、やって来た少女に冒険者の才能を見つけると、カナンはダンジョンに行く事を決意した。少女に短剣を持たせると、地下一階から再スタートを始めた。
文字数 513,958
最終更新日 2022.04.04
登録日 2021.12.11
記憶のない少女・レイナは、山奥の小屋で“婆様”と静かに暮らしていた。
だがある日、婆様の死とともに頭痛が始まる。
「原因を知りたい。……けれど、治療費が高すぎる」
選んだのは、冒険者としての道。
黒髪と黒い瞳という“異質”を抱えながら、冒険者養成所の門を叩いた。
無事に卒業し、冒険者としての生活に慣れはじめたそんなある日、森の奥で――
誰にも気づかれないはずの、気配遮断中のS級冒険者と出会う。
銀の髪に金の瞳。誰もが目を奪う美貌を持ちながら、誰にも心を開かない孤高の青年。
「なぜ……お前には、俺が見えた?」
それは偶然の邂逅か、それとも封印された記憶が導いた運命か。
記憶を封じられた新米冒険者×誰にも見えないように気配遮断中のS級冒険者。
少しずつ心を通わせていく、“じれ甘”ファンタジー恋愛譚。
※ヒーローの登場は第10話付近からゆっくり始まります。
旧タイトル
記憶を封印されし頭痛持ち少女はS級冒険者に愛でられる
新タイトル
記憶を封じられた新米冒険者、森で誰にも見えないはずのS級冒険者を拾いました
文字数 51,970
最終更新日 2025.07.10
登録日 2025.05.23
絶海の孤島で暮らす竜人と呼ばれる者たち
人間のような文明を持ち穏やかに日々を暮らしていた
これはそんな国で王族として過ごす女の子の物語
文字数 88,730
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.06.14
友達いない、スポーツできない、オタクで容姿ダメダメ・・・でも登山が趣味という、よくいる高校生の法島高一郎(ほうしまこういちろう)は、ある日交通事故に合い異世界へ転生することになる。銀髪幼女の女神モルテによって精神性がスペックに反映された彼は、色々あって周囲から求められる形で冒険者となる。その依頼内容とは、魔の山の頂上に生える万病が治るというエルク草を入手するというものだった! 一緒に転生した女神モルテ、道中出会うキツネ族の少女らと共にイチャイチャしながら前人未到の頂上を目指す「転生登山もの」始まります!!
文字数 131,613
最終更新日 2022.08.19
登録日 2022.08.14
「最後の時間の旋律 - 交響曲の秘密」は、音楽が紡ぎ出す運命の物語を描いた小説です。
主人公は、天才的な才能を持ちながらも行方不明となった作曲家の孫娘で、彼女は祖父が遺した最後の交響曲を完成させることを運命づけられています。
しかし、その楽譜には奇妙な暗号が隠されており、その解読が彼女自身の生い立ちと深く関わる秘密を明らかにする鍵となります。
失われた時を追い求める旅の中で、主人公は音楽の真の力を理解し、祖父の足跡をたどりながら自己の過去と向き合っていきます。
この物語は、悲しみと喜び、失敗と成功、愛と孤独が交響曲のように絡み合い、読者を感動の渦へと誘います。
文字数 10,610
最終更新日 2023.11.11
登録日 2023.11.11
孤独な死者たちを鎮めるのが、私たちの仕事。
でも、なぜか――あの人の魂だけが見えない。
帝東病院・心霊科。そこで働く心霊医たちは、人々に憑依する死者の浄霊を担っていた。生前の怨念や未練から成仏できない魂を、あの世へと導くために。
しかし敏腕の女性心霊医・公蔵瑠魔には、ある霊だけがどうしても視えなかった。最愛の祖母の魂――。なぜ彼女だけが見えないのか。その謎を追う中で、瑠魔は次第に危険な事態に巻き込まれていく。
そして彼女の前に現れた心霊医の土井半助。二人は共に、死者たちの哀しみに向き合っていくが...。
恐怖と切なさが交錯する、新感覚ホラー小説。
死者の声を聴く者たちの、魂の救済譚。
文字数 6,024
最終更新日 2025.02.13
登録日 2025.02.13
人懐っこい笑顔が取り柄の久保結仁。けれど、彼の「いつも笑っている」その姿は、どこか薄くて、誰にも深く届かない。新しく転職した会社には、無表情な朱莉、ブラック企業を誇る将康、病とともに日々を送る柚良、自信を持てずに俯く愛真……どこか満ちきれない人たちばかりだった。
「この会社、変わってる」そう思いながらも、結仁は彼らの笑えない日常の中に踏み込んでいく。
写真を大切にしまい込む朱莉の過去。
「耐えることが強さ」だと信じる将康の孤独。
家族と向き合えない七緒子の葛藤。
リハビリに挑む恭輝の青春。
人をつなぐ称一の料理。
自分に自信が持てない愛真の涙。
そして柚良が抱く、命と夢のはざまで揺れる想い。
彼らと共に過ごす日々のなかで、結仁も気づいていく。「誰かのために笑っているふり」をやめて、「本当に笑える自分」を探す旅に出ていたことに。
“さよなら”の重さを知っている彼らが見せる、“こんにちは”の優しさ。
涙の奥に潜む、温かい再生の物語──
これは、すれ違いながらも心がつながっていく仲間たちの、静かで確かな絆の記録。
文字数 60,723
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.16
【完結】本作には、異世界もチートも登場しません。
和風の架空世界を舞台に、
心を試されるような選択の連続の中で──
それでも、誰かを想い、
歩み続ける二人の物語です。
孤独に生きてきた。
情熱、魂、
日常では感じた事もなかった二人。
偶然の出会いが、魂を揺さぶる事になるとは、思わなかった。
本当には
わかってはいないかもしれない。
ただ、感じたんだ。
……生きてるって
文字数 68,177
最終更新日 2025.09.07
登録日 2025.08.22
残業続きで心が疲れ果て、夜だけが慰めだった紗月。
ある雨の夜、彼女の前に現れたのは、夜しか姿を見せない青年、海斗。
差し出された傘と、儚げな微笑に触れた瞬間、紗月の世界は静かに揺れた。
けれど、彼は昼の光に溶けるように、少しずつこの世界から遠ざかっていく――。
「また、夜に会いましょう」
その声が残したのは、恐れではなく、光の存在。
夜の孤独と昼の温もりを知ったふたりの、切なくも優しい再生の物語。
文字数 11,446
最終更新日 2025.11.06
登録日 2025.11.01
幼い頃、とても美しい生き物に出会った。お父様のお気に入りで、でも決して懐くことはない孤高の生き物。お父様に内緒でいつも隠れて遠いところから見つめるだけだったけど、日に日に弱っていく姿を見て、逃がしてあげることにした。
籠の鳥は逃げて晴れて自由の身。
では、今籠の中には誰がいるのだろう?
2019年1月21日に完結いたしました!
文字数 12,323
最終更新日 2019.02.10
登録日 2019.01.17
孤児のエッタは、七つの時に聖女としての能力を授かった。同時に『聖女ヨナ』の記憶が蘇る。ヨナはいつも明るく、人の役に立とうと懸命に働いた。長年働いて働いて働いて働いた先に待っていたのは――――――――私は聖女にはならない。
不定期更新です。
文字数 17,735
最終更新日 2020.09.28
登録日 2020.07.20
ニコレッタは、両親を早くに亡くし親戚をたらい回しにされた孤高の平民少女。
魔力を持つと判明し、厳しい努力で魔法師養成所で学年トップの実績(オールA)を収めるが、魔法判定の日、予期せぬ結果にーー
教科書にも載らず、誰も見たことのない「未知の魔法」を授かったニコレッタ。
周囲は期待通りの属性魔法を手に入れ喜ぶ中、彼女は「魔法ガチャ失敗」と絶望し、半年後の卒業試験で最下位の結果に。
就職も叶わず、街を彷徨う日々へ。
しかし、広場で出会ったハゲ……ゴホンッ、薄毛に悩む獣人・ギルヴェルトに、彼女の魔法が反応した。
ギルヴェルトに魔法をかけたニコレッタは、自身の魔法について知ることになるーー
文字数 21,909
最終更新日 2026.04.01
登録日 2026.03.22
「血の繋がりなんて関係ないだろ!」
彼女を傷つける奴は誰であろうと許さない。例えそれが、彼女自身であったとしても──
それは、元孤児の少女と彼女の義理の兄であるヒルスの愛情物語。
ハニーストーンの家々が並ぶ、ある田舎町。ダンスの練習に励む少年ヒルスは、グリマルディ家の一人息子として平凡な暮らしをしていた。
そんなヒルスが十歳のとき、七歳年下のレイという女の子が家族としてやってきた。
だが、血の繋がりのない妹に戸惑うヒルスは、彼女のことをただの「同居人」としてしか見ておらず無干渉を貫いてきた。
レイとまともに会話すら交わさない日々を送る中、二人にとってあるきっかけが訪れる。
レイが八歳になった頃だった。ひょんなことからヒルスが通うダンススクールへ、彼女もレッスンを受けることになったのだ。これを機に、二人の関係は徐々に深いものになっていく。
ダンスに対するレイの真面目な姿勢を目の当たりにしたヒルスは、常に彼女を気にかけ「家族として」守りたいと思うようになった。
しかしグリマルディ家の一員になる前、レイには辛く惨い過去があり──心の奥に居座り続けるトラウマによって、彼女は苦しんでいた。
さまざまな事件、悲しい事故、彼女をさいなめようとする人々、そして大切な人たちとの別れ。
周囲の仲間たちに支えられながら苦難の壁を乗り越えていき、二人の絆は固くなる──
義兄妹の純愛、ダンス仲間との友情、家族の愛情をテーマにしたドラマティックヒューマンラブストーリー。
※当作品は現代英国を舞台としておりますが、一部架空の地名や店名、会場、施設等が登場します。ダンススクールやダンススタジオ、ストーリー上の事件・事故は全てフィクションです。
★special thanks★
表紙・ベアしゅう様
第3話挿絵・ベアしゅう様
第40話挿絵・黒木メイ様
第126話挿絵・テン様
第156話挿絵・陰東 愛香音様
最終話挿絵・ベアしゅう様
■本作品はエブリスタ様、ノベルアップ+様にて一部内容が変更されたものを公開しております。
文字数 424,710
最終更新日 2023.09.04
登録日 2023.06.30