「走」の検索結果
全体で5,653件見つかりました。
高校生の荒走空那《あらばしりくうな》は最近、三つ年下の義理の妹、砂月《さつき》の奇行に頭を悩ませていた。
まあ、それはそれとして……実は今週末、幼馴染で恋人の大霧雪乃《おおきりゆきの》との甘いデートが待っているのだ! それもなんと、夜景の綺麗なホテルでディナーなのである! しかもしかも、食事の後は休める部屋まで用意してるとか……そそそ、それってぇ!?
彼は、大いに期待に胸を膨らませるのだった。
しかし、デート当日の朝である。
玄関で砂月が、目を潤ませて空那に抱きつく。
「ねえ、行かないでぇ……」
「ちょ、ちょっと……砂月さん? 離していただけませんか?」
砂月の唇が、ゆっくりと近づく。
「おにいちゃん……行っちゃ、やだよぉ。なんでもするから、今日は家にいて……?」
「いやあのね。俺達、一応は義理とは言え兄妹だし……その、これ以上はいけ……むぐっ」
唇と唇が重なり、静寂の中、二人の息遣いだけが聞こえた。
と、その時、不意に玄関がガチャリと開く。
そこには険しい顔をした雪乃が立っていた。その背後では空が怪しく曇り、雷がゴロゴロと不穏な音を立てている。
空那の目が驚愕で見開かれる。しかし、弁解しようにも口は塞がれ、言葉にならない。んーんーと呻く空那。
雪乃は唇を重ねる砂月を指差し、声も高らかに吠えた。
「そこまでよ! 魔王シェライゴス! 一度ならず二度までも、よくもこの私の恋人を!」
砂月が、ぷはぁと唇を離し、哄笑してそれに答える。いつのまにやらその肩には漆黒のマントが翻《ひるがえ》り、頭にはグロテスクで巨大な角が乗っかっていた。
「ふはははははは! よくぞ我が城へ来たと言っておこう、勇者アルカっ!」
火花を上げる少女二人に囲まれて、空那は呆然とその顔を交互に見比べる。
なんと、彼の妹は前世で魔王、幼馴染は勇者をやっていたと言う!
そして空那自身はと言うと……知将!? しかも、女だっただとぉ! なんじゃ、そら!
そんな中で知り合った先輩は驚愕の人物で、さらには町全体を巻き込む大事件に発展して……?
集英社ライトノベル大賞に入選したので、過去作品を小説家になろう用に改変して投稿してみました。できるだけ毎日3000~4000字を目安に更新していきたいなーと思ってます。最終選考はこれからです。小説家になろうにも投稿してます、がんばるからよろしくね。
文字数 129,674
最終更新日 2018.07.08
登録日 2018.04.11
【大晦日の夜の招かれざる客。変幻自在の凶暴な妖から屋敷内の本を守れ。】
鍾乳洞の内部に造られた『書庫』を管理する旧家・佐倉川邸で開かれる年越しの宴に招かれた潟杜大学三年生の熊野史岐と冨田柊牙。彼らをもてなす為に、大晦日の朝から準備に奔走していた長女・佐倉川利玖は、気分転換の為に訪れた『書庫』の中で異様な存在を目撃する。一部の臓器だけが透けて見える、ヒト型をした寒天状のその存在は、利玖に気づいて声を発した。「おおみそかに、ほん──を──いただきに。まいり、ました」
※本作はホームページ及び「pixiv」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」「小説家になろう」「Tales」で掲載しています。
文字数 65,824
最終更新日 2023.12.04
登録日 2023.12.04
代々騎士の家系であり、下級貴族に連なる少年ナレオはある日唐突に思い出した。「あ、此処乙女兼RPGゲームの世界だ」
このゲームでは悪役令嬢リーゼロットが暴走し、その結果悲惨な末路を辿る。「救えなかった人を救うのが異世界転生の醍醐味っしょ!」そう思い、色々と動き始めるナレオ。
騎士の家系なのに魔法に現を抜かすとは何事か! と実家を勘当されたりしたが、むしろ自由に動けて好都合とほくそ笑む。
「俺っち、人が死ぬ物語はすきじゃないものでね?」
そう思い、いよいよ悪役令嬢を救うべくゲーム本編へと介入するナレオ。だが、
「どうしてこうなったぁああああああああああああああああ⁉」
予想外の連続に、ナレオの絶叫が木霊する。果たして、ナレオはどうなってしまうのか⁉
※短いお話になります
なろうにも同じ小説を投稿しております。
文字数 13,972
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.04.02
気がつくと俺は姉に勧められていたゲームの世界に転生していた
大家族の長女であるヒロインの一つ下の弟として
しかし、姉を見に王都に向かったら、攻略対象の王子のハルトと入れ替わってしまう
しかも婚約破棄イベント発生済み
ヒロインも婚約者も悪くなく、一人暴走してしまったハルト
しかも自分の体は昏睡状態
見捨てられるかと思ったが、ハルトの人格が違うことに気づいた、いわゆる悪役令嬢のロゼッタがサポートしてくれることに
そして、ハルトとして過ごすうちに、婚約破棄したのは、とある陰謀に巻き込まれたからだと知り…
文字数 14,055
最終更新日 2024.02.21
登録日 2024.01.10
走り書きなので誤字脱字あるかもです。明日テストなんです。助けてくださいw
お盆でもないのにこんな小説…とか思わないでぇ😅
文字数 1,255
最終更新日 2019.05.24
登録日 2019.05.24
世界の一つに、パレットという世界がありました。パレットにある国には、それぞれたった一つの色しかありません。黒の国にイーハトーブという町がありました。黒一色の町です。そこに、トトリとアリスという、子供がいました。二人は、病気になってしまったアリスのお母さんを助けるために、色を集める旅に出ます。空に、虹をかけるために――
『赤の国ロッソの町 エルドラド』
『橙の国アランシオネの町 アヴァロン』
『黄の国ジャッロの町 桃源郷』
『緑の国ヴェルデの町 エデン』
『青の国ブルの町 ニライカナイ』
『藍の国インダコの町 アトランティスと龍宮』
『紫の国ヴィオラの町 アガルタ』
トトリとアリスと猫のココ、二人と一匹は旅の先々で出会う仲間たちと一緒に困難に立ち向かい、イーハトーブに虹を駆けるために奔走します。七色の色は、無事に集まるのでしょうか――
文字数 62,004
最終更新日 2020.12.14
登録日 2020.11.27
【あらすじ】
フランス革命は成った。しかし革命政府は混迷し停滞し、そのため司法や行政を「効率的」かつ「合理的」に進めるために、「公安委員会」なる組織を設置。これを取り仕切るのが、マクシミリアン・ロベスピエールである。
革命を保つため、ロベスピエールは邁進するが、その清廉さは独善にも通じ、それは迷走そして暴走し、ギロチンの刃の下に、多くの人が親しい者に別れを告げた。
一方、国民公会議員のジャン・ランベール・タリアンは革命政府の指示の下、ボルドーへ派遣され、そこでテレーズ・カバリュスなる女性と出会い、恋に落ち、溺愛する。
そしてタリアンはテレーズの言われるがままに、反革命分子の処刑に手心を加えるようになる。
これを知ったロベスピエールはタリアンをパリに召還、テレーズも投獄される。
タリアンはテレーズの釈放に尽力するがかなわず、ついにテレーズから「さよなら(オールヴォワール)」という手紙を送られて……。
「さよなら(オールヴォワール)を覆す最高の方法を教えよう」
……そのような誘い文句で、タリアンを反動(クーデター)に誘う者がいた。熱月(テルミドール)の反動に。
その名を、ジョゼフ・フーシェといった。
【表紙画像】
ヴェルサイユ宮殿, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
文字数 10,954
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.05.31
薄暗い土間で目を覚ました。埃っぽい空気が鼻をつき、体中が痛む。記憶の断片が、まるで劣化したゲームデータのように、断続的に蘇る。山田健一、35歳、サラリーマン。そして、『やり込み好きのあなたへ』という謳い文句のサイト……
何が起きたのか理解するのに時間がかかった。あのサイト、あれは冗談じゃなかったのだ。現実逃避のつもりでクリックしたリンクの先は、異世界への片道切符だった。今、私はアレンという名前の農奴として、この世界の埃っぽい土間で息をしている。
周囲を見渡す。粗末な木造の小屋、土壁にはひび割れが走り、窓枠からは冷たい風が吹き込んでいる。身につけている服は粗雑な麻の着衣、腹は空腹で鳴り響く。まるで、十年前、二十年前のゲームショップの棚に並んでいた、パッケージすら古びたRPGの序盤のような状況だ。あの頃のワクワク感とは全く異なる、生々しい恐怖と絶望が私を襲う。
この世界は、剣と魔法の世界らしい。少なくとも、私の頭の中に残っている断片的な記憶はそう告げている。召喚士によって呼び寄せられた、と。しかし、召喚士が誰なのか、この世界のルールは何か、何も分からない。レベル、ステータス、スキル…...
文字数 1,663
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
レース中に友達を庇って事故を起し
死んでしまった青年 辰起紫苑(タツキ=シオン)
しかし目を覚ますと目の前にいた神様に友達を助けた功績を買われ異世界転生することに
乗り気でなかった辰起だったが
神様から一言
【これから行って貰う世界は独自のモータースポーツ文化が進み
大人は皆走り屋と言っても過言ではない】
との言葉に動かされ
更に愛車と共にはもちろんの事
整備に必要な大金を貰い
揚々と車バカ達の集う異世界へ!!
文字数 53,751
最終更新日 2020.11.02
登録日 2018.04.26
短編を書いていきます。
ほんの少し何かを思うきっかけになるような、そんなお話が書きたいと思っています。
興味を持って頂けたお話から、お読みください。
・前世より誓いを立て、前世と邂逅する少女の話
・足を洗った泥棒が振り返る、泥棒の師匠の話
・戦場で言葉を交わし、それぞれの道へ進む兵士の話
・名を広めることで自分の存在を証明しようとした男の話
・人の心がわからないことが罪になる国の話
・名前も知らない人から人へ、受け継がれるものの話
・とある男女の愛の話
・落ちこぼれ博士が没頭する研究の話
・世界を創造した神様の話
・狩りをして生きるのが嫌になってしまった狼の話
・独身の自由を捨て、結婚した男の話
・夢と現の境目が曖昧になる話
・残り時間がわからないまま、ペースを考えて走る話
・月夜に出会った人と、後悔について語るお話
・幸せな滅亡か不幸な存続かの選択になるかもしれない話
・迷惑をかけることは悪だと思った青年の話
・お金を稼ぐことが趣味だという男についての話
・ただ独り、歌うことを目的としたカエルの話
・嘘と社交辞令で人生を塗り固める女の話
・平穏な暮らしを望んだ、人喰らう鬼の話
・意識を電波で転送して保存出来る世界の話
・全ての人の幸せを望んだ、王様の話
・競争の無くなった世界で、優劣をつけたい男の話
・恋愛に興味が持てない女と、触れ合いを求める同僚の話
・自分探しの旅をするロボットのお話
等々…
お楽しみ頂けたなら、幸いです!
2024/3/31、完結!
またお話を思いついた時には、短編集第二段として投稿するかもしれませんが、本作はこれにて完結といたします。
お読みくださった皆様、本当にありがとうございます!
※ノベルアップ+様でも、同じお話を投稿しています。
文字数 225,722
最終更新日 2024.03.31
登録日 2021.07.15
いつもと変わらない日常。いつも通りにふざけ合って馬鹿なことをするそんな日常がある日変わってしまった。一ノ瀬陽葵は友人の言葉に、自分が親友の野崎怜奈に好意を抱いていることを知る。
小学校からの男みたいな扱いだった少女に抱いた行為にしどろもどろしたり、ちょっと暴走したりするお話し。
野崎怜奈もそんな主人公の行動にてんやわんやしたり悲しんだり、喜んだり。
主人公と、ずっと一緒にいた男扱いだった少女の恋愛録。
登録日 2021.08.18
野良ネコのミーヤは飼いイヌのくせに良く脱走するタロウとよく遊んでいた。そんなある日、夕焼けに黄昏ているタロウがなかなか帰ろうとしないので、尋ねてみると、「オレ・・・帰るとこないねん」と呟いた。
文字数 6,373
最終更新日 2022.02.15
登録日 2022.02.14
ある日、人けの無い池に落ちてしまった あなた。 目を覚ますと、そこは あなたが 住んでいた世界とは全く違う世界で……!? なんと、あなたは おばけや 妖怪達が たくさんいる世界へと迷い込んで しまいました。 元の世界に戻る方法も分からず、人間の あなたは おばけの学校へと 入学する事となって しまいました──。
文字数 1,045
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.17
エロス(キューピッド)の矢が当たった二人はラブエッチで奇跡を起こす恋愛ファンタジーSF。大人の女性なら理解できる性活の読み切り連作短編、グミの実と松茸をアレコレしたり。
3話・幼馴染の御曹司がお見合いだと! 阻止するため宇宙へ向かい愛を契る
幼稚園生のころは好きだった幼馴染の智也。麻理は仲良しの幼馴染として付き合うが、智也がお見合いをするらしい。
エロスの力を借りて会う。智也の好きな宇宙へでかけて、愛を確かめて行う秘め事。
二話・春菜がアルバイトする居酒屋へくる陽太。陽太が親子連れの場面をみつけてしまったが、エロスに助言されてデートしてみることに。勘違いとわかりイチャイチャラブラブ。
一話・甥と叔母、禁断の関係。後悔もしたが奇跡というか、で真実が分かりハッピーエンド。
正月に甥の丈二と再会した美咲は、エロスの協力もありファンタジーな世界で^ひとつ^になった。
文字数 34,069
最終更新日 2024.11.22
登録日 2024.10.02
かつて鮭が群れをなして遡上したサール川。だが、開発と治水の名のもと自然は削られ、命の流れは絶たれた。そんな川の再生という無謀な任務を受けたのは、現場叩き上げの土木技術者・アウトブ・ヘイジ。堰や養殖場の整備、ブナ林の再生、子供たちと稚魚の放流……人と自然をつなぐために、仲間たちと奔走する日々が始まる。やがて、何も戻らぬかに思われた川に、数年の時を経て命が還る。鮭とともに人もまた帰り、地域は再び息を吹き返す――。川と人の再生を描いた、希望と感動の物語。
文字数 19,036
最終更新日 2025.05.17
登録日 2025.05.11